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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
とうとう出たね……第10話。まぁ、そこにおるわな。そうなるわな。 前回で鬼畜幼女みもりちゃんが退場してしまったせいでもしかしたら視聴モチベが下がるかと思われた今作だったが、全く問題なく、ストーリーは核心へと突き進む。まぁ、そりゃそうだよな、長い長い歴史の中で考えりゃみもりノッカーなんて末端も末端だしな。この世界に潜むノッカーの謎、その中心に鎮座していたのはミズハ、いや、ここはやはり「ハヤセ」というべきなのだろうか。今作最大のブラックホールにして壮大な愛のサーガの最終幕を繰り広げるのは、たどり着いた血の終端、ミズハさんをおいて他にない。 とはいえ、守護団ノッカーの復活劇の真相はなかなかに酷い。「いや、確かに殺されたんですけどね。なんか頑張って帰ってきちゃいました」って、あんだけ必死に根絶を目指したフシからすると間違いなく「どないやねん」案件ですよ。そりゃぁ血眼になってもっかい絶滅させようと奮闘するのもしょうがない。しかし、ノッカー側にも言い分はあるとのことで。「あの時はごめんなさい、僕らが間違ってました。フシの信念に背かないよう、ちゃんと共存共栄の道を目指しましょう」と彼らは歩み寄る。ただ、フシが普通の人間を完全に理解できないように、ノッカーはノッカーで多少の倫理観のズレは仕方ない。おかげで世を儚んだみもりちゃんや、「自殺願望があった」らしいフウナという同級生も犠牲になってもらうしかなかった。それこそが理想の世界だと、ノッカーは「フシたちから学んだ」と主張している。何が恐ろしいって、その発端となったのがマーチだと言っているところだ。フシに最初の「生き方」を教えた「ママ」。そのマーチの純粋な生き様が、今のノッカーの理念を育んだと言われたら、フシだってそれを無碍にすることが出来なくなってしまう。 「お互いうまくやっていきましょうや」というノッカー側の主張は、現時点で完全にはねつけることができないものである。もちろん感情面での反論はあるだろうし、フシは前提条件として「共存はあり得ない」からスタートしているのだから和平は期待できないだろうが、だからと言ってノッカー側が間違っているという論拠もまた見つからない。「人の身体を勝手に使うな」という主張に対しては、フシは「お前が言うな」と言われておしまいで、よりにもよってこないだのトナリとの悶着でフシは自分がそのあたりの観念を甘くみていたことを痛感させられている。今現在ノッカーがイズミやみもりの身体を使ってやっていたことが、果たしてフシの生き方とどう違うというのか。 それでもフシがノッカーを拒絶してしまうのは、もはや刷り込まれた絶対的拒否感からに他ならない。「ハヤセの血」はやはり恐ろしい。いつの時代も、最後の最後にフシを追い詰めるのはこれなのだ。さらに手練手管に長けた現代の守護団ノッカーは、ミズハという少女の想いをそのままの武器にしてフシに迫る。あの時のハヤセと同じように、そこにあるのはただ純然たる愛であり、フシはそれを切り捨てることができない。必死に自分の正しさを探すも、ボン以外には救いを求めることすら叶わない。ミズハの存在がすでに無視できない大きさにまで膨らんでしまっているため、せっかく歩み寄ってくれたトナリにすら、共有できるものがなくなってしまったのだ。全てを取り込み、合一化を果たしたはずのフシがどんどん孤独になり、ただ「1つ」の存在だったはずのノッカーはいつぞやのように版図を拡大している。此度の戦争、ついにフシは過去に類を見ない「包囲網」の中にいるのだ。 今回はとにかく作画が素晴らしく、1枚画で魅せるミズハの表情が最高に退廃的。あまりにも美少女な化け物にビシバシ追い詰められていくこのシチュエーション、ほんとにほんとに最高です。やっぱNHKアニメは素晴らしい(それでいいのか)。 PR 疲れたーーーーー。 自分で企画しといてなんだが、やっぱりこの1年間の積み重ねは結構大変でした。こうなることは分かった上で始めたんですけど。だいたい1回の記事作成にかかる時間は1時間半〜2時間くらいなので、だいたい1年でトータル150〜200時間くらいは費やしてる計算。まぁ、その分の蓄積は出来たと思いたい。普段から漫然と個別記事を書くだけでは伝わらない、何かしらの声優愛が伝わったと願うばかりである。 せっかくなのでこの機会に取り上げた100人を年代別にまとめてみたのが以下の年表である。あまり事前に考えていたわけではないが、ある程度満遍なく触れられたんじゃないかとは思っている。 ↓ 大人になんてなるもんじゃない、第10話。大人になったら苦しいことばっかりだってさ。まぁ、あながち嘘でもないが……楽しく生きてる大人もいっぱいいるから安心していいよ。 運命の「未成人式」が幕を開けたが、今回のお話でその案内役となったのはまさかの柳生田。彼が15歳だった時の苦い思い出からスタートして、この節目となるイベントの悲喜交々を伝えてくれる。基本的には「子供を甘やかそう」というイベントなのだから子供にとってはいいことづくめのはずなのだが、そう簡単には終わらないのがこの世界の難しさ。子供と大人の移り変わりを示す「薄明」の中、さまざまな局面が動いていく。そしてどんな結末でも選ぶのは子供の仕事。大人はただ、それを黙って見ているしかないのだ。 まず大きく動いたのは我らがニコちゃん。いつも通りのテンションだがお祭り仕様の浴衣姿とアップにまとめたツインテがなんとも可愛らしい。そして立ち居振る舞いもいちいち可愛らしい。この世界ではモブの子は男も女も同様に「モブ顔」で処理されるのでニコちゃんがそれらに比べて特別可愛いのかどうかはよく分からないが、この様子だときっとさぞかし可愛い子に違いない。 以前から三田に対しては積極的な姿勢を見せていたニコちゃん。未成人式での言い伝えを信じてかどうかは分からないが、この節目となるイベントで三田と何か記念になるようなものを残したかったらしく、以前から身構えていたであろう、ファーストキス計画を強引に実行。あまりにテンパった彼女の態度を見るに、相当な勇気をもって行った行動であることは明らか。女の子にこれだけの頑張りをさせたのだから、もちろん三田は男としてそれを返す必要があるのだが……残念ながら三田にとって「子供とのキス」はそれどころじゃない問題を孕んでいた。何しろ子供と恋愛関係になったら死ぬと宣言されていたのだ、ニコのキスはまさに「死の接吻」になりかねないものだった。 それでも、三田は生きていた。これが途中経過なのか、それともサンタの言い伝えが単なるでまかせだったのかは分からない。しかし、死ななかったからにはその行為の是非をもっと確かめねばなるまい。人生に初めて訪れたその感覚を、掘り下げなければなるまい。狂ったように「2度目」に至る三田。ニコちゃんもまんざらではなかったが流石に度がすぎた。なかなかうまくいかないこのチグハグっぷりも、実に子供らしいカップルではある。 しかし、微笑ましい姿も今はここまで、三田のために動いていた柳生田がフミちゃんに接触し、開始の合図は告げられた。銃声に駆けつけてみれば、フミちゃんは10組の生徒を引き連れて総力戦の構え。これまでのサンタだったら絶対絶命の状況だったが……理事長との特訓で手に入れた「黒サンタ」は、今までよりも汎用性が高く(大人も守れて)、子供相手の対応力も上がっていた。子供達にいい夢を届けるのもサンタの仕事。次々に10組を無力化していく黒サンタを前に、フミちゃんは捨て身のサウザンド・ウォーズの構えに入るのである。まぁ、それ自体はサンタにとっても分の悪い話ではないのだが……お祭りの最中で野次馬が増えるのは多分あんまり良くない。がっつり「三田!」って読んじゃった甘矢の発言は大丈夫だったんでしょうかね。サンタはフミちゃんを無力化させるという方策を選べなかったようだが、2人の中で何かしらの折り合いをつけることが可能なのだろうか。 そして最後の局面、冬村さんとの関係性に結論を出したい小野さんも、薄明の中で必死の訴えを行いたい……のだが、残念ながらすでに「大人」になってしまった小野さんにはそれも叶わない。今回、小野さんはいっぱい喋っているように見えて実はほとんど言葉を発していない。あくまで彼女のメッセージは全てモノローグの範疇。実際に口からは出ていないのだ。言いたいことを飲み込んで、相手の気持ちを優先して。これこそが大人の姿勢。今回のお話でモノローグを垂れ流していたのはもっぱら小野さんと柳生田だけであり、わがままを通さず飲み込んで耐える大人の辛さが嫌でも伝わってくる。その結果、奔放な子供である冬村は、また小野の下から去ってしまう。小野さんの立場はあまりに不憫であるが、それこそが大人の苦しみであると、学園長も訳知り顔で小野を諭すのである。 どうだろう、大人は辛い、大人は苦しい。大人になんてなるもんじゃない。そんな結論だけで、この世界は終わっていいんでしょうかね。
最終回を迎えることとなる当企画。約1年間に渡る一人上手のフィナーレを飾る大トリは、事前の宣言通りにこの人である。帰ってくるのだ、さぁやの膝下に。 さぁやは本人の希望もあり(?)折に触れては「さぁや」呼びするようには心がけているが、あまりに敬意が強いせいがやや小っ恥ずかしく、ブログ内での言及は「大原さやか」とフルネームで書く場合の方が多かったりする。でもまぁ、今日くらいは大っぴらにさぁやと呼んでも良いでしょう。かつて小山力也とのトーク中に「さぁやって呼んで♡」とかいうくだりをしばらくやった後に力ちゃんが「で、大原さんは……」って言った後の「ん?(圧)」っていう流れが本当に好き。圧力の強い声優っていいですよね(100回目に出す結論)
キャストロールの「フナムシ」がなんか可哀想、第10話。一応記録しておくと、フナムシ役は桑原由気と古木のぞみでした。 炸裂する「ひとでなし」のエゴ。ようやく明かされた汐莉の過去話。これがなんとも「人外的価値観」に満ちたお話でして……今作はゴリゴリの百合をやろうとしているだろうに、人外のものたちの価値観の設定とか、頑なに守ろうとしてる部分がやたらソリッドなのが怖いよな……。この国はその辺に不老不死レベルの化け物がちょいちょい存在しているらしい。 1つずつ確認していくと、前回までの予測とズレてる部分があるとすれば「比名子一家の事故」と「汐莉の血」に因果関係はなかったということ。てっきり「事故に遭って死にそうになってる比名子を見つけて、汐莉が苦肉の策で自分の血を飲ませた」だと思ってたのだが、実際は「事前に血を飲んでたもんで、比名子だけが家族の中で死ななかった」らしい。ってことで特に命の危機でもなんでもない状況で比名子が人魚の血を飲むセッティングが必要だったわけだが……正解は「なんか、惚れちゃったから」である。ほんと、この人外はやることなすこと一方的すぎる。そりゃミコちゃんだっておかんむりですわよ。 動物由来でそれなりに出自が明らかになっているミコちゃんと違い、汐莉の発生については本人も分かっていない。こないだ海に行った時に「なんか分からんけど恐ろしいもの」はいっぱい渦巻いていたので、海から怪異が生まれる過程ってのはあまり生物学的なものとは結びつかずにポンと不意に出てくるものなのかもしれない。海に関わるなんらかの人間の情念が結実したのか、はたまた地形的な偶然か、とにかく汐莉はいつの間にか海の上にいた。他の有象無象のあやかしと違い、その段階から明確な自我と理性を伴っており、どこぞの岩礁で生活をし始めたということは、なんらかの「生きるモチベ」がその時点で存在していたのだろうか。まぁ、口減しの子供は遠慮なく喰っていたとのことなので、人間の美味さは知っていたのかもしれないが。 そうしてちょっとずつ人間界を「外」から観察して知識を増やしていった汐莉だったが、ダイレクトに接触するわけにもいかないので価値観も倫理観も、そして生死観も擦り合わせるのは難しい。偶然一緒に生活した人の子に気まぐれで肉を与えてみたら、それがもう恨み骨髄でして。まーねぇ、なんの断りもなくいきなりの不老不死は、そりゃ重すぎるもんな。私だってノーサンキューだわ。そして、うっかり肉を与えちゃった女の子は思いの外アグレッシブな性格だったようで。「私が死ねない分お前が死ね」とばかりに汐莉のストーキングを開始、戦後には余った手投げ弾を大量に抱え込み、煉獄級戦艦でも沈めたろうとばかりに万歳アタック。さしもの汐莉さんも無事では済まず、しばし活動停止のペナルティをくらってしまった。 そして流れ着いたのが運命の入江。幼い比名子は当然今のように影を落としまくる陰鬱な空気などまとっておらず、実に素直で快活な幼女であったらしい。食うも食わないもあんまり興味がなかった汐莉さんだが、ポッキーやポテチのハイカロリーを得てみるみる回復。自らの手で比名子をどうにかできるだけの下地はできてしまった。その結果が「このロリ可愛い」である。いわば単なるロリコンであるが、まぁ、彼女なりの「内側に入れてもらえた」という実感は言葉で説明できる類のものでもなかろう。不気味なご面相の自分にも怖気付かずに分け隔てなく接してくれた比名子に、初めての何かを感じた気がした汐莉さん。爆弾少女の教訓を活かせばよかったのに、性懲りも無くまた血を与えてしまった。今度は恨まれないように記憶消去のオプションまで施して。考えようによっては以前よりもやってることの悪どさは増している。でもしょうがない。初めて人間に興味を持ったことの表明が、こんな形でしかできなかったのだろう。人外ができる「歩み寄り」の一歩目は、相当歪んだものになってしまった。 そうしてたどり着いた現在、不幸な事故のせいで比名子は見る影もない姿になり、ミコちゃんの庇護の下でギリギリ生存している状態。たった1度の人間とのコミュニケーションの願いすらまともに果たせていないことが分かり凹んだ汐莉さんは、改めて願いを成就するために、愛媛の地に降り立ったということである。 以上のお話、まー、ひとでなしなりに頑張ってるけどそれでもひどいよね、という内容なのだが、こんな小っ恥ずかしい失敗談をミコちゃんに包み隠さず語ってみせたあたり、なんやかんやで汐莉さんも反省とか後悔とかはあるのだろう。信頼できる人外仲間に託す形にもなるが、なんとか比名子に希望を失わせないように望みを繋ぐ。そして当然、懸命なミコちゃんのジャッジは「いいからちゃんと話し合え」である。最初から、そうしてれば色々と解決したかもしれないんだから。 さて、汐莉はちゃんと同じ目線に並んで比名子と対話することができるのだろうか、そして、そんな汐莉を比名子は受け入れてくれるんだろうか。汐莉のゴールは「比名子が生きてくれる」でフィックスである。当然ミコちゃんもそれは同じ。だとすれば、あとは比名子がこの世界に絶望しなくなれば三方丸くおさまるわけだが……もうちょい導入がまともだったら、いくらか簡単に生きる理由を与えられたかもしれないけどなー。
約1年間の長きに渡った当企画も、本日をもって最終日を迎える。なんの因果か、本日は2人の誕生日が重なる2人デーになってしまっているが、記念すべきナンバーナインティナインを飾るのはこちらの島袋美由利である。 今回の企画の中ではどちらかというとブログでの言及の量が少ない方の人材であり、これまでも「なんとなく」で「好きですけどね」くらいのことを匂わせていた役者。最終日に、こういう人にちゃんとスポットが当てられるこの企画の大切さを改めて噛み締めていこう。ちなみにこの人もあまり中の人本人に馴染みがないため、無骨な「島袋」という苗字呼びになってしまうのはご容赦願いたい。うちなんちゅの苗字はいちいちゴツい。
流石に今回は触れとくか……第10話。ほんとに色々とツッコミどころがあって、どこをどう切り出したものやら。いっそ全部抱えたままで最後まで視聴した最終感想でまとめた方がいいのかしら? 個人的に今回記事を書くことにした一番のツボは、人類滅亡AIである「テラ」のCVが石田彰だったってことですね。だってさ、考えてみてよ。あのテラって、ベースになってるのはトワサの分身体であるアルファなわけじゃん。それが世界中のAIをぐんぐん吸収して最強最悪の存在になったわけだけど、その過程で別に声変わりする必要ないじゃん。でも、AIは考えたんだろうね。「せっかく最強の存在になったんだし、かやのんボイスから声も変えないと説得力ないかぁ……ほな、自分のデータの中で一番最強最悪っぽい声のデータを検索して……おっ、これでええやん」ってデータベースから石田彰ボイスを選んだわけですよ。つまり、地球規模で「人類滅ぼすなら石田彰」って判断したってことなんですよ。まぁ、宇蟲王の声もそうだったんだから多分学習したデータの中にキングオージャーが混じってたんでしょうね……。 っていうのが面白すぎたからその話をしたかっただけなんですが、せっかくなので今回の内容についても軽く触れておこう。誰がどうみてもターニングポイントであり、前回明かされた衝撃の事実の裏側とこの作品の全体構造を赤裸々に語る「解決編」。まー、SF的な部分についてはあんまり目新しさは感じないけど、「そういう話が描きたかったんやろな」くらいの感想ですかね。ぶっちゃけわたしゃSFフォロワーじゃないのでこういう展開がどの程度斬新なのか、はたまた陳腐なのかも測れないのだけど、個人的な経験としてはこういう人類進化的な話とか、生命哲学的な話って、日本国内に限っても「火の鳥」がだいたいやっちゃってる気がして、そこまで新鮮な驚きにはならないのよね。 一応今作独自の要素として拾えそうなのは、「アンドロイドたちの物語を追いかける主人公も実はアンドロイド」の部分で、多分もっと安易にストーリーをデザインしたら本当に「コールドスリープされたアキラ本人が数百年後の世界でトワサの足跡を追う」で終わってたと思うんですよね。流石にそれだけじゃ捻りが無いってんで、ユウグレという案内役を導入し、彼女との関係性を豊かなものにするために「実はアンドロイド同士」というフックを仕込んだ。ここはまぁ、狙いは分かる。これまでの道中のスチャラカ冒険譚はバックグラウンドの地球大戦争の話に比べるとなんとみみっちいことか、と呆れもするが、一応道中に「血のつながった兄弟での結婚」みたいな話を仕込んでおいて、ここにきて突如浮上した「アンドロイドどうしの恋愛」が是か非かという問題提示の動線を作っている。多分、そういうところに気を配ったシナリオラインだったんだろう。 ただ、その辺の意図は汲み取りつつも、やっぱりここまでの「のんびり東北新幹線の旅」が面白いお話になったかと言われたら疑問は残るわけで。ふつーは宇宙大戦争の方をアニメで描写しろよ、と思うよね。なんでそこがダイジェストやねん、と。トワサが着実に追い込まれて人格をぶっ壊していく様子なんて、克明に描いたらゾクゾクするものになったかもしれないのに。まぁ、あんだけの状況に置かれて、なんで結局最後まで生き延びられたのかはよく分からんけど。研究者一味の中にいた櫻井がどうしたって悪者にしかみえないんだけど、あいつが全ての責任をなすりつけるスケープゴートにするためにトワサを生かし続けてたっていう展開とかない?(中の人に影響されすぎやろ) まー、そんなわけで半分納得はしつつも、やっぱり全体的な構造にはクエスチョンマークが残っている状態。残り数話でこのもやもやは雲散霧消するんでしょうか。……とりあえず大人アモルちゃんの登場で2割くらいは晴れましたね(晴れるんかい)。「おかしい……あれから何年経ったかは分からないが、身長に比してバストサイズの成長が足りない……」っていう伏線。
御前である。御前の呼び方はいつの間にやら御前。これ、実はちょっと特殊な事例でして、私が声優を呼称する際の呼び方って無骨な苗字呼びとかじゃない場合はだいたいラジオで聴いて「周りの同業者たちが呼んでる」呼び方で固定するんですよ。悠木碧の「おいちゃん」、早見沙織の「みさお」なんかが特徴的なところだが、他にも矢作パイセンとか、あっちゃんぺっちゃんとかもラジオのそのままの呼び方。 ただ、伊藤静の場合は業界で仲間内から「御前」とは呼ばれないんですよ。それこそ無二の盟友であるナバも「静さん」だし、だいたいは「静(さん)」で固定されてるはず。そこまで特徴的な名前でもないはずだが案外業界に同名の人がいないので、これで通じちゃってるんですよね。それなのに、割と早い段階で「御前」呼びが(私の中で)定着してしまっていた。これもひとえに、ご本人のキャラの高貴さがありきってことなんでしょうねぇ……いや、高貴ですよ。ほんとですよ。ほら、古来より日本の女性の位の高さって黒髪の美しさに表れるっていうし……(それ以外の要素は見ないふりをして)
拾ったペットに「おたから」と名づけるマインド、だいたいジェイスと同じ、第9話。ちなみにMagic的な文脈でいうとさらに「タカラ」という別なキャラが存在するのでちょっとややこしい。 今回はわんこ回。このわんこ、オープニングにはずっと登場していたわけだが、私は正直オープニング歌詞の「ポメラニアン」のためだけに存在するイマジナリーわんこだと思っていたのだが、アニメ9話目にしてようやく本編で登場してその実存性を証明した。こいつが実存であったということは、最終的にねこのてちゃんが双見宅で他のみんなと一緒に作業するようになる未来も実現するのだろうか。 漫画家の宿命である体重増加と不健康。腰をいわさなきゃいっぱしの漫画家じゃない、みたいな風潮の中、ご多分に漏れず双見もあまり健康状態がよろしくないということで、引きこもり生活から脱却してアウトドアへ。日光の下でのびのびと運動すれば、はーさんだって心なしか清々しい様子である。面倒見のいいはーさんがサポートしてくれて本当に助かる。そして散歩開始初日でいきなり「お宝」を引き当ててしまう双見の運命力。初対面でズキュンと来て飼いたいと思っちゃう行動力、そしてそれら全てを飲み込み赦しを与えるはーさんのおかん力。手のかかる子供達でほんとごめんなさい。ただね、飼うことを許可して喜ぶ双見を見てる時のはーさんの赤面した顔がね、今回よりによって堤クレバックに使用されてましてね……ほんと、はーさんが恋する乙女みたいな顔してる時の儚さといったらないねこりゃ。 というわけで新たな家族が増え、多分予防接種やら何やらもまだの状態で、珍しくお客さんが押し寄せる双見宅。佐藤さんと塔子さんは分かるが、佐藤の同僚の浅倉まで来てたのはどういうことだったんだろう。「犬が来たよ」でみんな喜びいさんで飛び出してきちゃったのだろうか(まぁ、その気持ちも分かるが)。おかげで「スピンオフ漫画を描く人を探してた編集」と「連載打ち切られてやさぐれてる漫画家」が電撃邂逅。……まぁ、ここで初めて認識されてるってことは、滝沢センセのアシ軍団の中でも梨田はかなり印象が薄かったってことなんだろうけども。他誌で切られてしまったと聞いて、これを好機とばかりに声をかけてもらえて無事に梨田の命脈が繋がることになった。よかったな飲んだくれ。でも、なぜかは分からんけどそれきっかけで別に双見宅から出ていく気配がないあたりが梨田。 そんなダメ人間はさておいて、有能な編集のサポートもあってエンジンがかかる双見。やっぱ双見の「才能あふれる漫画家っぷり」が見られるシーンは格好いいわよね。「バクマン」にしろ何にしろ、やっぱり才能を持つクリエイターがその才気を迸らせてるシーンって格好いいや。双見は純粋に漫画を描くのが好きだってのも分かってるし、彼女が伸び伸びと仕事している様子はとても眩しく映るのである。その結果2ページ超過しちゃうなんて安いもんでね。漫画家なんて、締め切りに追われてる身でできるだけ作業量を減らしたいと常々思っているだろうに、制御できずに突っ走っちゃうあたりがどうにも双見。まぁ、はーさんもそんな様子を憧れの目で見てくれてますし、ファンの要望には応えなきゃね。 梨田へのファンレターもあっていい具合に周囲に幸せが広がっていく中で、双見に舞い込んだ新しい仕事はインタビューの受け答え。ここでようやく本人が悩んでる通りの対人不全っぷりがちょっと垣間見えたが、それでもインタビュー企画をおじゃんにするようなもんじゃないし、双見の暴れっぷりなんて可愛いもんである。しれっと佐藤さんの小狡いところが見えたりもしたが、この関係性だと全て「双見の才能を信じているから」みたいな殺し文句1つで終わっちゃうのがまた憎らしい。まぁ、双見も多少強引に引っ張ってもらわないと結果を残せない性格だろうし、ベストの判断をしてもらったとは思いますよ。願わくは、将来的にはーさんにもそんな親身になって考えてくれる編集がついてデビューできますように。……まぁ、本人が双見のアシから抜けたくないと思ってる感はあるんですけどね。 なんか、梨田の問題が解決しちゃったらこの世界にはもはや面倒ごとは無くなったっぽいですね。まだ話数が残ってる気がするのだが、ここからどういう雰囲気でやっていくのだろう。我々は「笑顔のたえない」アニメであれば文句はないですけどね。
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HN:
Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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