最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「弱虫ペダル」 6 「世界でいちばん速くなりたい!」が始まりました。いいんじゃないでしょうか。実はチャンピオン作品のアニメ化って、数は少ないけどことごとく良い物が出てきてるんですよ。今作は「聖闘士星矢」と同じスタッフで、「冥王神話」も割といいアニメになってた。期待していいと思う。 原作既読。あんまり熱心な読者じゃないが、多分周りのチャンピオンガチ勢がキモ過ぎるだけで、割と普通の読者だ。いや、コミックとか買ってないから、「弱ペダ」も序盤の展開とか一切覚えてないんだけどさ。でも、流石にキャラは濃いので基本的に忘れる心配は無い作品。至極真っ当なスポ根ものであり、今後はひたすら暑苦しい展開を延々続けるだけなのだが、それでもきちんと緩急の付けられる作品だし、アニメ映えするであろう題材なので、製作さえ責任あるスタッフに任せられれば、少なくとも原作ファンにがっかりされるようなアニメにはならないはず。1話目はそれくらいの期待を持っていいと思える出来だった。自転車の描き込みなんかは大人しくCG処理されている部分が多いが、きちんと「漕ぐ」「踏む」というアクションが分かるように描かれているし、何よりあの癖の強い原作の絵が、ほぼ違和感の無い状態でアニメの画面に乗っかっているが驚異的。今後はもっと人間離れした体型や、どう見ても異常者と思えるメンタルの奴もちょいちょい出てくるが、そういったイレギュラーでも多分この画面なら乗せられるはず。あまりアニメになったことで無理な方向性を狙うのではなく、「出来るだけ原作の暑苦しさを」という方向性で作劇を進めていって欲しいものである。 1話目だとまだまだ具体的な自転車描写は少ないので想像するしかないが、オープニングにまとめられた映像を見るだけでも大体どんな感じかは伝わってくる。「自転車にのって抜いたり抜かれたりするだけ」って動きがある割には画的に地味なものになりそうな気もするのだが、そこをどのようにアニメ的な盛り上がりにするかがポイントだろうかね。それにしても巻島センパイのダンシングがキモ過ぎるぐらいにぐねぐねしとるな……あれを試合で早く見たいです。髪の毛の色が緑なのは公式設定だが、実際にカラーで見るとすげぇファンキーなあんちゃんにも見えるな。あとは御堂筋君か……(アニメで出てくるか知らんが)。彼はキャストが決まってないのかな。あのキチガイじみた雰囲気が出せるのは誰だろう。個人的にはうえだゆうじのイメージなんだけど、関西弁優先なら福山潤あたりもいいかも。鳴子が福島潤だからすげぇややこしいけどな! というわけでキャストの話になっているわけだが、坂道役の山下大輝という子は今年から一気に出てきた新人さんのようである。そして、男性新人のお約束として、無闇に安定している。ここまできちんと仕事が出来るなら主役も安心。最近はこの手の高音域の男性キャストが多いので競争は激しそうだけども、これをステップアップに頑張って欲しいところ。他はねぇ、ほぼ女性キャラのいない世界だからねぇ。チャンピオン誌上でキャストが発表された時にあらゆるキャラの脳内再生余裕っぷりに驚いたものだが、実際に聞いたらやっぱりハマっていた。弱泉君が鳥ちゃんなのもそうだし、3年生3人がそのまんまだった。いや、でもやっぱり巻島・森久保の融和性は異常やな。音石明の時もそうだったけど、何で森久保はここまで一本の声でがっつりはまるのだろう。謎である。 PR ○「東京レイヴンズ」 5 感想を書く上で差別化が難しい作品。ある時期の流れのせいでこういう作品を見ると「おっ、ガンガンコミックか? それともブレイドか?」と思うのだが、どうやらラノベであるらしい。でも今みたら多分こういう直感の原因になっていると思われる「少年陰陽師」もラノベだった。なんやもう、いい加減な記憶しかない。 前半パートははっきり言って退屈な進行。主人公の男に悪友1人、それに仲の良い女友達1人の3人状態でお話が進み、主人公は女の子とそれなりの相思相愛という、実に良いバランスの青春なのだが、バランスがとれているだけに崩す要素も少なく、「もげればいいのに」と思うしかない内容。画も並レベルだしいくらか古くさくもあり、何をとっかかりに見ればいいのかよく分からない。陰陽師云々という話も既に手垢の付いた題材であり、花澤キャラが出てきても、あんまり冒頭の3人の関係を引っかき回す役には立ってくれそうもない。一体どんな作品なんだろうと首をかしげてしまう。夏祭りのシーンでもこれが続き、単に2人していちゃいちゃしているところを眺めることになる。女の子が可愛いのが不幸中の幸いだが、それでもやっぱりもげろ感は高まる一方だし、途中で考えることといったらヘアバンドのにーちゃんが嫉妬に狂って女を奪って逃げたりしねーかなー、という妄想くらい。なんやねんこの平和な世界。 そして、ラスト5分でようやく転機。金髪ドリルのあやねるが登場し、ようやく陰陽師設定が主人公のところへやってくる。スタンド発動後のバトル(というか一方的な蹂躙劇)は何が起こっているのかさっぱり分からないが、ガシャンガシャンと細かいギミックが稼働するスタンドの形状は、およそ「陰陽師バトル」とはほど遠い。術者を体内に取り込んでの技発動シークエンスなんかは分からないなりに面白く描かれており、制作を確認してみるとエイトビットの手によるものであるらしい。あー、なるほど。このあたりの怪しげなバトルの展開が見どころとして補強されれば、ここからのシナリオにも多少メリハリは出るかもしれない。 基本的に、登場人物が少なくて世界の広がりなんかはまったく感じられないお話なので、勝負はメインキャラクターの個性の強さということになるだろう。男キャラはまったくピンと来ない段階だが、幼なじみっぽい子は素直に可愛らしいと思えるし、金髪ドリルのキャラはなかなかくどくて良い。まぁ、2キャラとも中の人に助けられてる面はあるかもしれないけども。やっぱりひーちゃんボイスが無双しているなぁ。そしてあやねるである。「祭りの屋台で『マスター、カード使える?』」って、完全に「佐倉さんひくわー」じゃないですか。もしくは「おっとなー! フゥー!」。あやねるにビッチ役をやらせるときの空虚な感じがたまらんですね。ちんこもげ、ちんこ。 ○「アウトブレイクカンパニー」 5 月曜日の一番深い時間帯に放送されているしんがり作品。導入を見て「また主人公がオタクか……」となり、その後の展開をみて「またオタクが異世界か……」と思ったが、その後の展開がちょっと違った。なるほど、これなら面白いかも。 作者は「ポリフォニカ」の人ということだが、それだけじゃよく分からない。「ポリフォニカ」のアニメはそりゃぁ酷いものだったが、あれは完全にアニメ制作側が原因であり、原作が面白いかどうかなんて分かるわけがなかったのだ。その作者の新たな作品はfeel.製作で及川啓監督。うーむ、どう転んでもおかしくないが。少なくとも1話目は上述の通りに「お?」と意外な展開に引き込まれ、オチのどうしようもない展開まで含めて、「これは流石に2話目以降も見ないと何が起こるかわからねぇな」という気持ちにはなった。見たところシリアス要素薄めで、おそらくオタネタを色んなところにばらまいて、典型的なファンタジー世界とのミスマッチで笑いを取りに行くスタイルに作品になるんだろう。テンプレ世界にオタク文化のテンプレをぶつけるというのは割とありそうでなかった発想かもしれない。DTは完全に無視されるだけだったから異文化交流出来てなかったし。ただ、この手の設定の「オタク」ってのは現実感に乏しい奴が多くて、これの主人公も、オタク趣味には割と深くはまっている設定のはずなのに、言動が嘘くさい。だからさ、単体で見知らぬ土地に放り出された状態で、初対面の人間相手に「萌えー」とかいうやつおらんやろ。そりゃオタクじゃなくて単なるキチガイだよ。見たところ割と対人スキルもあるみたいだし、あんまり共感しながらみることは出来ないだろう。いっそ「ゼロ魔」の才人みたいに吹っ切れて恰好いい方に行ってくれれば話もはやいのだが、多分そういう展開にはならないだろうしなぁ。 ま、どうしたって「オタク文化」をテーマにしたラノベってのは、多かれ少なかれ反感を持ってしまうもの。一番の理由は、多分ラノベの中で「読者に多いと想定されるオタク層を呼び込む」ための設定が、更にダメなオタク文化を(架空とはいえ)産みだしていくという負のスパイラルが気に入らないから。身内ネタだけで笑ってる状態になったら、どんなジャンル、どんな業界だって潮時よね。まぁ、この作品にそんな文句を言ってもしょうがない。1話時点では画も綺麗だったし、すげぇ今風のキャラクターデザインも決して見づらいことはない。なんで「今風」だって思うのかなぁ、って自己分析しながら見てたんだけど、多分髪の毛の色の付け方だな。今の作品って、髪だけじゃないけど色んなとこの色配置にグラデを使いやすくなってるからね。お姫様は、なんかネッサに似ていると思いました。 そんなわけで中の人だが、主人公は今期2本目の主役となる花江君。出てきた直後から「今後推される男性声優の1人なんやろなぁ」と思っていたが、まぁ順調に仕事を重ねてますね。そしてメインヒロインは誰なのかまだよく分からんが、ハーフエルフメイドに三森、巨乳の上官に内田真礼、そしてお姫様は渕上舞。渕上舞もこれで今期メイン2つ目、しかも放送時間が連続だ。いい流れなんじゃないでしょうか。この3人を並べて、一番年上の役がまれいに回ってくるあたり、やっぱり適材適所ってあるんだろうな。 ○「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」 5 なるほど、これが今流行の艦むすってやつか。……ある意味すげぇ時流にのったアニメだよな。まぁ、あたしゃ多分もう艦これやるチャンスもなさそうなので、そっち方面の知識はさっぱりだけども。アニメの製作なんて数年前に決まってるのが普通なわけで、たまたま今の時期にこれが放送されるっていうのもなんだか運命的である。 さておき、そんな艦隊アニメなわけだが、一目で分かる特徴としては、メカニックとキャラクターのシームレスな接続がある。艦隊戦などがCGで描かれるのは今やお約束だが、キャラクターの方はなかなかそうはいかないため、動画を並べると手描き部分と3Dモデル部分はやはり差が顕著に出る。今作は、どういう技術なのかは定かでないのだが、キャラクターのモーション部分も大きく3Dの技術に寄っているように見えるのだ。調べてみると、製作のサンジゲンはやはり3DCGメインのスタジオであり、単独元請けはこれが事実上初作品となる(「うーさー」はやってるみたいだが)。過去には「ブラックロックシューター」なんかにも携わっていると言われると、なるほど、そういう方向性の技術なのかと納得が行く。正直、見始めた段階ではどうもカクッとしたキャラクターデザインに抵抗があったのだが、中盤以降には慣れてしまい、むしろ艦隊戦闘画面との差分が減ることに感心した。荒削りな部分はあるのだろうが、こういう方向で技術革新が進んでいるのが分かるとなかなか面白い。ちなみに監督を任されたのは、休み無しで仕事を続ける岸誠二&上江洲誠のタッグである。原作ものは本当に強い人だから期待してみたいと思うけども。 で、中身の方だが、マジで艦むすが世界を賭けて戦うお話になっており、アニメのお約束として、各国政府は本当に役立たず。海が突然謎の存在に占拠され、更に通信網まで妨害された状態ってことは、つまりヨルムンガンド計画が実行された後の世界みたいなものだが、こちらは世界平和を一切望まない存在であるため、各国はすっかり衰退しきっているらしい。この状況で貿易不可能になったら、食糧自給率の問題で日本なんて真っ先に滅びる気がするのだが……割と元気だったわね。主人公は親父の血統なのか何なのか、とにかく敵方の艦むすに忠誠を誓われて政府組織から離脱。潜水艦単体での世界平和を目指すという内容。割と独特の設定なので今後の展開に興味は湧くのだが、これ、原作未完なのね。どういう落とし方をするかだよなぁ。とりあえず、「戦艦もの」という大きなくくりでは「ヤマト」の放送が終わったばかりですし、是非とも負けない気概でドンパチを描いてほしいものです。 中の人は、メインとなる潜水艦・イオナが渕上舞。戦車にのったと思ったら今度は潜水艦になるとか、なかなかミリタリーに縁の深い人である。他の戦艦も全部女の子になるみたいだし、今後の展開は楽しみだ。 ○「WHITE ALBUM2」 5 なんだかすごくホッとする作品である。評価する上ではとてつもなく不純な理由な気はするのだが、これだけ大量の新アニメが押し寄せる中で、特に大きな刺激物が入っておらず、まるで飲み会後の鮭茶漬けのごとくゆっくりと入ってくる。こういうのがありがたいと感じるようになったってことは、ホントにアニメ視聴体制を考えなきゃいかんのかもしれん。 「WHITE ALBUM」というタイトルは、たしか1期もアニメ化しているはずだが、過去の記録を漁っても最終評価が見つからなかったので、少なくとも最後まで観てはいないはず。元々ギャルゲ原作アニメってのは苦手な分野なので、多分途中でモチベーションが保たずにフェードアウトしたものだと思われる。タイトルから「ひょっとしてそんな作品の2期目なの?」と身構えたが、幸い、これはこれで独立した作品のようで、1話目の導入からちゃんと何が起こっているか分かるようになっていた。こうした、真正面からギャルゲをやるアニメって、こんだけアニメが溢れかえっているのに凄く久しぶりな気がする。「フォトカノ」なんてのはあったが、あれはハーレム的なヒロイン展開からオムニバスで拾っていく形になっていたので、今作のように1人のヒロインに挑む完璧なストレート進行とはちょっと違う。(実際のゲームはどうか分からないが)ヒロイン選択というイベントが起こらず、とにかく「狙った彼女との関係を築いていく」という分かりやすくも究極的にスリムアップした目的は、ある意味悪の大魔王を倒すよりもハードルが高く、何よりもかっちりとしたシナリオ進行を必要とするものである。 そして、この手のアニメは苦手だとばかり思っていたが、この1話は不思議と退屈せずに見ることが出来た。少なくとも昨今のラノベアニメ1話よりも新鮮だったのは間違いないが、ほぼ欠点が見あたらないイケメン主人公が女の子と知り合うまでのシーンを訥々と描いただけのお話。どこも面白くはないはずなのだ。それでも、ゆっくりと主人公の心情を追い、それに従った風景、それに従ったイベントが起こるというだけで、なんだかとても安心するのである。秀才イケメン主人公なんていけ好かないかと思ったが、最近は「駄目な奴」「キモオタコミュ障」の周りに何故か女の子が集まってくる展開も多く、こうして「別に女の子が惚れても不思議じゃない」奴が最初から女の子といちゃいちゃしている分には、何の問題も無く眺めていることが出来る。もちろん、主人公が学園祭の采配などで、人間的にも真っ当な人物であるということがほのめかされている前提の上で、だ。「ま、こいつならそれなりに女の子との接点はあるだろうな」と思えるだけで、あとは好きにしてもらっていい。 メインヒロインも画に描いたような「学園のマドンナ」っちゅうやつで、容姿端麗、性格も良さそう、おまけに歌まで上手い。誂えたような2人の設定に、更に冒頭アバンで学園祭のクライマックスまで事前に見せつけられて、もう好きにして下さいよ、って話。全部が全部見えてしまっているはずなのに、1話目クライマックスのギター・ピアノ・ボーカルのセッションに入る展開なんかは、夕焼け空の綺麗さも相まって「えぇ青春やなぁ」とか思ってしまった。なんでだろ、一昔前までならこんな展開は一目でポイだった気がするのだが……歳取ったのかなぁ。いや、多分導入が良かったからだろう。今作は意外にも製作がサテライトとある。サテライトメインの恋愛モノって初めて見たかも。監督は「トータルイクリプス」の人とあるが、まぁ、多分アクアプラスとの関わりが深いのだろう。さて、ここからどのようなドラマが出てくるのか。割と楽しみにしてるかもしれない。 中の人については、ギャルゲエロゲって割と独自路線のキャストを使ってくることも少なく無いのだが、今作は主人公が水島だいちゅう。このお約束感。そしてメインヒロインは米澤円である。じわじわ仕事が増えてきてますな。時を隔てて憂ちゃんがついに軽音部のボーカルになるかと思うと感慨深いものがあります。あと、お友達のキャストに中上育実もいた。この子も着実に仕事を伸ばしてきてるなぁ。秋山殿たそ〜。 ○「機巧少女は傷つかない」 5 分かりやすいラノベ。そして、今期ダチャーン作品ということになる。どうしてもね、ダチャーン作品の場合はラジオから聞き始めてしまうせいで、作品のイメージ云々がどうでもよくなっちゃう傾向にはあるよね。今作はおかーさんと一緒だしね。もうね。 いや、作品自体も取り立てて悪い部分は無い。設定は非常に分かりやすく、あんまり専門用語で悩んだりする必要もなさそうだし、捻らない立身出世バトルならばシナリオラインもまとめやすかろう。キャラは「俺修羅」と同じということであんまりバトル向きな気がしないが、その辺まで含めて全て萌えラノベである。監督はよしもときんじということで、なんと今期は2本同時並行である。監督業務も被るシーズンはホントに被るんだな。 実際の画の方は、アニメで動いているのを見ると、想定していたよりも随分ロリ度が高いというか、「こんなものにバトルさせるなよ」と思うようなデザインになっているし、表情なんかは割とのっぺりしていてあんまり好みではないのだが、そこは夜々のキャラクターで何とかカバーしている。お手本のような原田キャラで、年中無休で発情している脳内ピンク設定は既にお家芸である。おかげで阿漕なキャラ描写も「まぁ、このキャラなら仕方ないかな」と諦められるようになっており、あとは主人公の造形次第で何とでもなりそう。主人公の人となりはまだ見えてこないが、典型的な「暗い過去背負ってます」キャラに下野ボイスがどう乗っかるかが見もの。夜々との関係性については多分頭から尻までずっとこんな感じだろうけども、モノが人形であることを考えればあんまりラブコメ展開に力入れて欲しいとも思わないし、放っておいてくれた方が夜々の痴女属性も引き立つので、しばらくは泳がせておいてほしい。 うん、結局「夜々可愛い」だけ見てればいいだけの作品っていう気がしてきた。いや、サブヒロインのシャルロットも負けてないんだけどね。個人的にデビュー直後から高本めぐみを応援してきた関係上、こちらも強く推していきたいところであるが、まぁ、多分単なるタカビーツンデレキャラである。脇に控えし譲治さん、いや、シグムントとの関係性に注目して見ていこうね。めぐたんには是非ともメジャー路線でもっと活躍してほしいものです。 まぁ、そんなことはどうでもいいからラジオ聞こうぜ! やっぱりダチャーンは下野鳩胸唐揚げお母さんと一緒にいるときが一番輝いているわ。負けるなめぐたん。 ○「メガネブ!」 3 なにがなんやら。どうしてこうなった、っていうか、何がしたくてこれが出てきた? 相変わらず腐向けだったら理解の範疇は超えるわけだが、これって……腐向けなの? わたしゃ野郎に興味は無い。この時点で色々なアニメがシャットアウトされるわけだが、別に全部が全部理解出来ないわけじゃない。「うたプリ」を面白いとは思わんが狙ってる方向性は分かるし、「八犬伝」も力尽きたが「画面が綺麗やなぁ」ということは分かったし、シナリオの持って行き方は至極真っ当なものだった。しかし、このアニメはどうなんだろう。アニメオリジナルなので寄る辺が無いために推察するしかないが、少なくとも学園青春ものではなさそう。かといって全力で腐に傾倒したホモォ要素もそこまで明示されているわけでもないし、強いてカテゴリ分けするなら「不条理ギャグ」にでもなるのだろうか。しかし、少なくとも第1話の中では笑える箇所は特になかったんだよね。シリーズ構成は赤尾でこだが、基本的にこの人のことはあんまり信用してないために、期待感はとてもとても薄い。 そして、かなり独特な画面の作り方についても、「この作品でこれはいいのだろうか」と懐疑的な要素が多くなる。どうやら監督は新進気鋭の若手のようなのだが、まずもってコンテがもっさりしている。1話の脚本をアニメとして盛り上げるならば主人公の勢いで見せなきゃいけないはずなのに、至る所で間延びしてしまっており、不条理さ故のおかしさが出てこない。画面構成は非常に独特で、色合いなども目新しいものなのだが、その色彩設定、ガジェットの浮かせ方が、何を見せたくて用意したものなのかが見えない。一応、似たような方向性はいわゆる新房組のシャフト演出や、中村健治のデザインにも見られるが、本来のシャフト演出は画面効果以上に、シンボライズしたガジェットに過度な情報を盛り込み、1枚絵に負荷をかけることが目的である。一度その「情報の変換構成」を経た後で、たとえば龍輪さんのようにデザイン優先にしてギャグにまで持っていくか、大沼さんのように画面の簡略化を進め、余白を生むことで機能美をみせるか。そうした見せ方のいろはがあってこその演出図式である。残念ながら、今作はそうした「効果」を持たせるまでに基盤が作れているとは思えない。つまり、「単に意味が分からないだけの画面」になってしまっている気がするのだ。 まぁ、どうしたって「新しいもの」が出てくればそこに反発を感じるのは致し方ないことであり、話数を重ねればこの監督が何を目してこのようにうるさい画面を作っているのかが見えてくるかもしれないが、最も懸念すべきは、狙っているはずの女性客層がそういう方向性を求めているのか、ということである。「つり球」なんかが分かりやすい先例となると思うが、やっぱりビジュアル優位の業界では、いくらか厳しいんじゃないかと思う。そもそも「眼鏡萌え」って、「眼鏡をかけている異性萌え」であって、眼鏡のリムやアーチに萌えているわけではないと思うのだが……。 まぁ、あまりに高度過ぎて私のような凡百には理解出来ない次元なだけかもしれません。見たことが無いものなので、ひょっとしたらここから何か度肝を抜かれるものが飛び出すかもしれないしね。期待……しないで待ってる。 ○「ぎんぎつね」 5 神様はじまりました。「神社の神使の狐の話」ってことで最初にイメージしてたら、まさに「神様はじめました」のDVDのCMが流れてちょっと笑った。まぁ、あっちの狐ほど性格は悪くないですけど。 原作未読。毎月ウルジャンは読んでるはずなのにこの作品は完全スルー。なんでか覚えてないけど、多分割と適当に読んでた時期に連載が始まったからだと思う。あと、週刊に慣れた身だと、月刊誌の連載作品って一本が長いから読むの疲れる(どんだけ体力無いんだって話だが)。というわけで、「ジョジョ」とか読みながらちらちら脇目で見かけた程度の作品なのだが、1話目は大体予想通りの中身。設定は分かりやすく、お話も分かりやすく、映像も分かりやすい。ここから爆アゲなんてことは絶対にないだろうが、このままの空気で扱えるのなら安心して見られる作品にはなりそうだ。監督の三沢伸という名前は大ベテランらしいのだが残念ながら記憶にはない。1話目を見る分には、至極真っ当なお仕事ぶり。普通といえば普通ではあるが、きちんと1話の中での起承転結が見えやすく、キャラ紹介をしながらクライマックスが作れているのは割と好印象。まぁ、多分原作がかっちりしているおかげなのだとは思うが、多分このくらいの間尺ですっきり見せてくれるのがベストの作品なんじゃないかな。 「普通が一番」だけだとあまり書くこともないので、せっかくだからこの作品ならではの見せ場を探すとするなら、やはりアニメで動かして見たいのは実在しないはずのものである銀太郎ということになるだろうか。ツンデレ気味だけど案外優しいお狐様は、手のひらがごつくてモフモフしててなかなか可愛らしい。しゃべる時に口の端っこだけもしょもしょ動くのは最初違和感があったのだが、考えてみれば、犬ってああやって口の端っこだけ動かしてることが多いんだね。そうしてみると「ただの狐じゃない!」という主人公の子の台詞そのまんまで納得出来る。そして、1話時点での今作最大の見どころは、主人公の子が可愛いことではないだろうか。1話から金元寿子が号泣するアニメは良作。声の魔力もさることながら、普通の女子高生が普通に頑張るお話で、一応実家の商売を頑張って手伝っている一種の繁盛記と見ることも出来る。このくらいの手狭さの作品は好きですよ。「猫神やおよろず」とかね。 というわけで中の人だが、1話目はもうひーちゃん無双。やっぱりこの声は凶器だなぁ。もちろん相方を務めるミキシンも強い。ミキシンボイスだと素直にツンデレなはずの銀太郎が何か企んでるように聞こえてしまうのが難点だが。あと、個人的に外せないのはお父さん役の関俊彦。今期は女子高生の父親役と、セーラー服役の2つかぁ……すげえな。 ○「夜桜四重奏〜ハナノウタ〜」 5 不思議な出自の作品である。「夜桜四重奏」といえば過去にも1度アニメ化されていたわけだが、今回はそれと全然関係無い「再製作」とのこと。スタッフも違えば中身も違っていて、原作を知らない身としては「原作はどうなってるんだろう?」と訝しむこと必至。 旧作は松尾衡によるプレスコ作品であったが、今作の監督はなんとりょーちも。本当に何から何まで違っていて、なかなか比較するのも難しいような状態である。旧作は割とシャープなデザインだったのに今作はキャラデザも全部りょーちも作なのでかなり丸っこいものになっているし、キャストこそ一緒ではあるが、プレスコによる矢継ぎ早の掛け合いが見せ場だった前作と比べると、今作はどうも「日常的な掛け合い」を重視してゆるっとした会話のテンポが印象的。前作は5年前ってことで正直あんまり覚えていないのだが、少なくともこんな感じでなかったのは間違いないはずだ。 りょーちもが全てをまかなっている効果は、キャラクターデザイン以外の面でも現れている。1話はコンテも担当しているということで、なんと言っていいのか言葉が出てこないのだが、なんだか、あんまり「アニメっぽくない」構成になっている気がする。カメラワークもそうだし、会話の切り方、緩急の付け方とでもいうのだろうか。カメラをフィックスにする演出が随所に見られたのだが、敢えてキャラの中心を外してパーツで写し取ってみたり、前面でメインのキャラがしゃべっているはずなのに後方のキャラの動きを目立たせてみたり。そうした、細かく違和感が出る演出でもって、「なんか町内会も色んな人がいるんやろな」という雑多さ、賑やかさを出そうとしているのだろう。いいか悪いかはまだ判断が付かないが、なかなか面白い見せ方になっている気がする。アクションシーンに関しては流石に一段上のレベルにあり、ヒメが槍(物干し竿?)を使って金魚に最後の一撃を入れるカットの太い枠線なんかはグッと迫力が増して気持ちいい。こういうオリジナリティのある見せ方が毎週楽しめるのであれば、それだけでも価値のある作品といえるのではなかろうか。 まぁ、画の目新しさばっかり先行したせいか、あんまり中身については頭に入ってこなかったんだけども。旧作はかやのん幼女キャラはいなかったはずなので(そもそもかやのんデビューしてないので)、今回のシナリオって完全に新規だよね? 1話目はレギュラーメンバーの自己紹介パートということになるのだが、細切れの状態で各人が好き勝手やっていたので、割と散逸的な印象。まぁ、これも群像劇としての見せ方だと思えば正しい方向性なのだろうが、やっぱりちょっと分かりにくく、何もしらない視聴者は入りにくそうな気がする。キャラが多すぎるからなぁ。ま、おいおい慣れていくことでしょう。 中の人が5年前とまったく同じキャスティング、というのは非常に喜ばしいことである。この時期はちょうど「ストパン」「To LOVEる」も放送された年で、まさに福圓先生の当たり年。ここから一気にスターダムに駆け上がってきた記念すべき作品と言える。また、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの梶裕貴もデビューからまもなく、少しずつメインを張れるようになってきた時期。ぶっちゃけ旧作の梶君は今ひとつ印象が良くなかった気がしていたが、もうそんな心配をする必要も無かろう。藤田咲や戸松といった面々もいまやすっかり一枚看板だし、当時から既にベテランの貫禄だった沢城先生だってきちんと今回も登場している。「5年前のアニメをそのままのキャストで」って、とても贅沢なことだし、色々と面白いものが見られるのかもしれない。よし、同時期にやっていたアニメを作り直してみよう。……「ヒャッコ」とか「ケメコデラックス」とかだ。 |
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Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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