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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「RPG不動産」 5

 最初に地球人口の4割は同じことを思ったはずなので言わせて欲しいんだけど……不動産屋でリゼちゃん働いてたよね?! リゼちゃん、ラビットハウスをサボってそんなとこでパイなんか焼いてたら、チノちゃんに火炎瓶放り投げられるぞ(ネットミームの集大成)。

 さておききらら系作品。きららにおける日常モノも随分間口が広くなっており、いつの頃からかこの手の「ファンタジー世界日常」もふつーにアニメ制作されるようになっている。一時期「きららアニメは消え去ってしまった……」と不安になった時期もあったが、今回は「スローループ」からの継続でしかも「まちカドまぞく」と同クールということで、きらら文化の不朽不滅っぷりを体現しているかのようである。制作は安定の動画工房。監督の名前に覚えはなかったが、確認したら「仙狐さん」を担当した人とのこと(今期は立て続けに仙狐さんの名前が出てくるな)。全体的に派手さは無いし、きららはきららで同じことを繰り返すベタフォーマットには違いないのだが、これはこれで悪くないってんでぬるま湯に浸かっていけばいいんじゃなかろうか。その上で可能であれば、「スローループ」のように「ドラマの筋立ても思ったよりしっかりしてるじゃん」みたいな付加要素があれば嬉しいけども。

 ドラゴンも家を買うのだから(買ってなかったけど)ファンタジー世界に不動産屋があるのは至極当たり前のこと。ただ、1話目での「不動産屋」の扱いは割と適当で、あんまりそっちの「お仕事もの」としてのテイストは強く打ち出しはしないだろう。それこそ「ドラゴン、家を買う」も同じだったが、種族ごとの差異とか、ファンタジー世界ならではの住宅事情みたいなものをゲストキャラを介して見せていくスタイルになるんじゃなかろうか。きらら系ってのはメインの女の子グループがきゃっきゃうふふするのがセールスポイントなので、あんまり突飛な「おうち事情」みたいなところにこだわらず、ダラダラと仕事場でだべっている従業員を描くだけでもいいんだけどね。ちなみに先輩2人は割とガチめの関係性のようだが、この手の「先輩は先輩どうしでよろしくやる」パターンも「ひだまりスケッチ」以来のお家芸。「NEW GAME!」ではこれが突き抜けたりもしたが、さて、今回はどうなることやら。

 ちなみに主人公の子はきらら的デザインのベーシックなラインで可愛い方向に打ち出したロリキャラっぽいのだが、何故か巨乳設定らしく普段着でも胸の谷間が描かれてるのがなんか違和感。そこはぺったんこでもいいのに。あとお店の上司(?)の胸はおばけの域。ファンタジー世界って、ナチュラルに露出狂みたいな人たちが闊歩してるよね。

 

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○「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」 5

 レイプされてたお嬢さんが今後のパーティになるのかと思ったけどエンディングにいねぇな。エルフっ娘のほうがパーティメンバーか。

 タイトルからすぐに分かる安心のなろう。なろうデザインはブレることなく、設定と展開を見て「はいダメー」と言ってしまえば話は終わりだが、同じなろうでも「これはまぁ、別に悪くない」みたいな印象になるのはなんとも不思議なもんで。

 骸骨デザインの最強騎士という設定で当然思い出されるのは「OVERLORD」であるが、今作はモモンガ様みたいな悲痛な「転生」っぷりが全く無く、本人もよく分からないうちにゲームの中におり、現世に未練などカケラもないし転生への疑問も一切ないという突き抜けた能天気デザイン。つい最近まで「ゲームしつつ病死したもんだから転生して無双」とかいう可哀想なんだかそうでもないんだかよく分からんお嬢さんもいたが、こいつの場合、本当に理由は不明。気にするそぶりもない。もう、ここまで来ちゃったら「それでいいや」って話でね。なろう文化の爛熟は作品世界内にもそのまま適用されるのだろう、最近の若い子はきっと転生してもそんなに慌てることもないんだ。それにしても、やっぱり「転生前の自分」を一切顧みないっていうデザインは凄まじいとは思うが……「転生の意味ないじゃん」はお約束の文句だが、チートをチートと認識し、俯瞰から好き放題言えるうえにこいつみたいに「ま、ゲームだしこまけぇこと気にしなくていいわ」という突き抜けっぷりを出すのは「ゲーム転生」っていう口実が一番手っ取り早いからな。

 この主人公の「お前気にしなさすぎじゃね?」さえ飲み込んでしまえば、あとは単なる無双展開なので引っかかる部分もないし、取り立てて惹きつける部分もない。気になるのは「その容姿で飯食ったり酒飲んだりするのめっちゃむずくね?」くらい(どうでもいい)。あとはどれだけ主人公へのヘイトを溜めずに筋を進められるかの勝負だ。

 そうした「特に見るべきはない」くらいのシナリオを支えるのはスタジオKAIによるアニメーション。なんとこちらの作品、監督が小野勝巳であった。オープニングがぶっ飛んだ曲で「なんやこれ」と思ってたら1話目だというのにエフェクトもりもりになってて、「むちゃくちゃやるなぁ」って呆れたところに流れてきたクレジットで「監督:小野勝巳」だったもんだから「あぁ〜〜〜」ってなった。エンディングも割と面白かったし、なんかこぅ、メインの筋立てよりもそれを飾り立てる演出面で勝負できるんじゃないかという期待はあるのよ。出来れば楽しい作品になって、なろうのイメージ低下を食い止めていただければ嬉しいです。

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○「社畜さんはは幼女幽霊に癒されたい。」 4

 アスミスの方言キャラは元気が出るね! ……って思ったのに、公式のキャラ紹介にあの同僚いねーじゃん。もしかして単なるモブ? どんな配置だ。

 世の中、社畜と呼ばれる人種がデスマーチを経験するといくつかの分岐があり、①正体不明の幼女幽霊に出会う。 ②正体不明ののじゃロリ妖狐に出会う。 ③野良ドラゴンと意気投合してメイドにする。 ④そのまま死んで異世界に転生する。などがあるらしい。つまりは「いいことあるかもしれないからそのまま大人しく社畜やってろ」という圧倒的な隷属を強いるプロパガンダであるから、この手の作品は規制されるべきだという言論も根強い。まぁ、俺は社畜生活したことないから知らんけど。何なら企業に勤めたことすらないからオフィスビルの中で何が行われているのかすら知らんけど。

 Twitter漫画などで一定の人気がある「癒されもの」のテンプレなので良くも悪くもない印象だとは思うのだが、まずもってメインウェポンである「幼女幽霊」は流石に年齢が低すぎて私のゾーンからは外れる。ロリを超えてペドだもんなぁ。小動物として見ることはギリギリ可能かもしれないが、「萌えキャラ」からは外れてしまう。そして、この手の作品で詳細を気にしてもしょうがないのだろうが、仙狐さんとは違ってそのバックグラウンドが気になってしまうとなかなか「萌え」とか「癒し」に繋がりにくいのが難点。だってさ、「幼女」の「幽霊」がいるってことは、幼くして亡くなってしまった可哀想な幼女がいたってことだよね? もうその時点で悲しくない? そしてその幽霊がなぜかオフィスビルの一角に潜んでいる。理由が分からなくて怖い。幽霊なのに寝食を必要としており、主たる食事は不定期に「お供え」されるコンビニおにぎり。せいぜい5〜6歳くらいに見えるお子さんが、誰の救いも得られずにこんな生活を強いられているのだとしたら、もうそれは立派な「呪い」であり悲劇ではなかろうか?

 というのが1話目で気になったのでいまいちでした。まぁ、ユル系のギャグとして進めていくのだったら、そのあたりの裏事情はおいおい明かされて「大した悲劇じゃないんですよ」というフォローは入るかもしれないが、何にせよ、「人が死んでんねんで」という事実に変わりがない限り、単なるギャグでは処理できない気がするんだよなぁ。オープニング映像からすると今後は同じようなペドキャラが追加されて賑やかになっていくようだが、他のキャラが「妖怪」なんだったら、もう「幽霊」じゃなくて最初から妖怪にしてくれればよかったのに。それこそ妖狐とかさ。

 結論としては中の人パワーがあまりにもガチすぎるのでそっち方向に吹っ切れてしまうのが正しい取り扱いだと思われる。

 

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○「盾の勇者の成り上がり Season2」 ー

 こうして見ると、勇者御一行ってやたらトロピカってんな。

 確認したら1期の放送が20191月なので、ずいぶん空いたと思ったが3年ちょい。その割にはずいぶんご無沙汰だった気がするのは、「異世界かるてっと」とかを挟んでたせいもあるんだろうか。これで「いうても1期と変わらず……」としれっと言えれば話ははやいのだろうが、そうもいかない理由が2つある。

 1つは、3年空けたせいなのかどうか、スタッフも変わったし制作スタジオも変わっていること。今回の監督は神保さんなんだが……なんか、神保さんってこうして「久しぶりに2期やります」みたいな半端なところで作品パスされるイメージがあるよな。「プリズマイリヤ」もそうだったし、「CHAOS;CHILD」の方だけ任されたりするし。ま、それ以外のスタッフは続投している人も少なからずいるみたいだが……なんか、1期に比べて微妙に作画クオリティが不安な気がするのだが……気のせいかな。あんまり覚えてないけど、1期はもうちょいパリッとしてたような……しばらく見なかったから記憶が美化されてるだけかしら。

 そして2つ目の問題はそれも踏まえて大きな問題なのだが、そもそも私が比較できるほど前作を覚えてないということである。「じゃぁもう新作として観たらいいじゃん」くらいの気持ちで挑もうと思っていたのだが、どうやら作品スタッフはこの作品の看板としての力に自信があるらしく、3年空けたくせして1期の復習とか導入サービスは一切なく、何事もなかったかのように新しいシナリオを進め始めた。まぁ、その際に出てくる細々としたワードや状況なんかで「あぁ、そういえばこんな作品だったな……」っていうのは思い出し始めたのだが、いかんせん前作でも後半になるほどモチベが下がってったもんで、最終的にどうなっていたかの記憶がおぼろ。緑髪のやつを見て「こんなやついたっけ?」くらいのもんである。ここから改めてスタートするのは面倒臭いなぁ……。

 まぁ、残念ながらこればかりは私の責任なので、なんとか視聴を続けながら思い出していくことを期待しよう。今作独自の「盾バトル」は絵面としてそれなりに面白いしね。

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○「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」 3

 ここんところ「なろうか、なろうじゃないか」っていうネタだけで色々といじってた作品が多かったので「別になろうだからってそんなに毛嫌いしなくてもいいんじゃない?」みたいなことも考えなきゃいけないとは思っているのだが、こういうのを見せられると……やっぱなろうはなぁ……。

 どっかで見た設定しか出てこず、過去のアニメのコピペにしか見えないなら別にいいとしよう。いや、ちっともよくないけど、「そんなそんな毎回新しい作品なんか作れねぇよ」というのは事実なので、多少マンネリ気味の設定があるのはしょうがない。突き詰めればそれは「王道」になるのだし。問題は、そうして設定を切り貼りして適当に繋いだだけなので、本当に何が起こってるか飲み込めなくなっちゃうという部分である。作り手は、この世界についてどれくらい想像力を働かせているのだろう。この主人公について、どんな姿を描こうとしているのだろう。

 この「元魔王の少年」っていう設定、どこに基盤を見出せばいいんだろう? 「元魔王だから、人間の常識がわからない」というのをネタにするの? いや、でもこの歳になるまでは普通の両親の下で普通に育てられたんでしょ? それなのに人間の常識を理解できてないのはただのバカだよね? そんなバカが前世では最強の魔王だったの? 普通にいいやつぶってたけど、なんでこいつは「魔王」と言われてたの? 悪人だったんじゃないの? もしかして単なる「実力者」だったんじゃないの? こいつの思考が全く追えないし、地に足がつかないので何を頼りに筋を追ったらいいのかが分からない。あえて説明を廃して不安な状態で視聴者を惹きつけようとしているのだろうか? 不安を与えるという意味では完璧に成功しているが、それは視聴を継続しようというモチベーションにはならないよ?

 映像部分についても正直魅力はない。キャラデはそこまで崩れないみたいだが、ちょっと画面のキャラが増えるともう力及ばなくなるし、戦闘描写とかはギャグにしたいのかなんなのか、とてもユルくて見どころになりそうもない。作ってる人たち、面白いと思って作ってない気がするよな。まぁ、お仕事ならしょうがないけど……。

 それでもいい点を探すとするなら……エンディングで流れたへごロックは格好良かった。

 

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○「古見さんは、コミュ症です。(第2期)」 ー

 大久保瑠美・日高里菜のガチバトルとかいう永遠に眺めていたいコンテンツ。実はプリキュア追加戦士対決だったりする。山井さんは今日も元気だなぁ。

 そして古見さんは今日も美少女だなぁ。やっぱり独特の造形が光りますね。なんでこんなに古見さんだけ浮き立って見えるんだろう、って思ったけど、もしかしたら他のキャラを意図的にデフォルメ強めにしてるから次元が違って見えるのかね。考えてみりゃ、只野くんもキャラの中ではデフォルメ強いっていうか、目のあたりのクリクリ具合は強調されてるデザインだし。まぁ、とりあえず1期とほぼ同じ布陣でほぼ同じように展開しているので安心して見られる2期目になっていると思いますよ。

 ちょっと心配だったのは片井君が参戦すると、こいつもこいつで濃いというか、なんかクドいキャラで説明に時間がかかるためにちょっと軸がぶれるんじゃねぇかという不安があったのだが、まぁ、別に片井君エピソードでまるまる1話分とかやられなければ大きな問題にはならないか。むしろこれで只野君方向のエピソードも広がっていくため、適切な追加キャラなのかもしれん。

 個人的には、冒頭の友人帳のくだり、まけるちゃんが思いの外早く記入できてたのが良かったと思いました。まけるちゃん、絡んでるようで実はあんまり絡まない子なので古見さんにどれくらい認識されてるのか不安だったので。モブ男子とかよりも先だったら多分大丈夫でしょう。

 そういやエンディングの演出がすげぇ尖ってて面白かったんだけど、なんか「惡の華」を思い出すような図案でしたね。

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○「トモダチゲーム」 5

 マナブのキャストが誰になるかってのが一番気になってたところなのだが、なるほどそう来たかぁ……。

 という一文目からスタートしたことから分かる通り、私にしては珍しく原作既読。まだ完結してない作品だが、一応最新刊までは読んでるはず(例によって漫画喫茶で)。まぁ、ほら、デスゲーム漫画好きだから。あとマガジン連載のゲーム漫画といえば「アクマゲーム」があって、あれはとても完成度が高くて面白い作品だったのよ。それを期待して読んだところはある。残念ながらだいぶ毛色が違う作品で、おそらくどういじったところで私は「アクマゲーム」の方が好きだとは思うのだが、一応今作も先が気になる展開はてんこ盛りになっているため、一応は新刊が出たら追いかけるようにはしているのだ(ただし漫画喫茶で)。

 ということで、通読は1回だけの作品ではあるのだが、なんとなく覚えてる印象の序盤戦のアニメは可もなく不可もなくといったところか。この手のゲームアニメのお約束として「説明がとにかく多いので、限られた時間で描写するのが難しいし、かといって全部しゃべらすわけにもいかないし」という問題をかなりカツカツのバランスでクリアできてるような、そうでもないような。第1ゲームのコックリさんはかなり単純なゲームではあるのだが、ここでのシステムや事件を簡単に端折って描いてしまうと今後の展開に大きな影響を及ぼすだけに色々難しい。かといってダラダラ説明を続けても飽きられるだけだってんで、一応最低限の説明を黒板に書きつつ、必要なときだけハイライト表示するという処理になっている。……うーむ、初見の人がこれで理解できるかどうか……いや、でも他にやりようがあるかと言われると難しいし……やっぱりギリギリなんですよね。スタッフも頑張ってるとは思うのだけど。

 コックリさんが確実に2話で終わるということで割とスピード展開にはなりそうだが、仮に1クールで区切るとして、どこまでやるんだろう。第3ゲームまではギリギリ行けるかしら。今作の最大の特徴は、この手のゲーム漫画にありがちな「どんどん金額とか敵キャラがインフレしていって、最初の設定がどっかに消し飛ぶ」という問題をある程度クリアしている部分。なんと、この後どれだけどんでん返しが起こっても、(少なくとも私が知っている最新刊までは)ずっと「この5人の中に裏切り者がいる?!」というネタを引っ張り続けているのである。これは素直にすごいと思う部分で、もう数え切れないくらい「裏切りだ!」「実はそうじゃなかった!」みたいな展開を繰り返しているのに、いまだに初期5人の「トモダチ」の関係性が確定していないという。ここまで看板に偽り無しの展開ができてるのは偉いよ。

 アニメがどこかでやるかは分からんが、是非ともそうした「今作ならではの無茶なセールスポイント」が伝わるくらいまではやってほしいもんだね。

 追伸・神様、今期も頭のおかしな上田麗奈をありがとうございます。

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○「勇者、辞めます」 4

 「まおゆう」ってもう10年近く前の作品なのかぁ……アニメはアニメで色々悩みの多い作品だったが、久しぶりに思い出してなんだか懐かしくなったわ。なんでこういう世界の魔王って女の子なんでしょうね。

 なろうと思わせて実はなろうじゃないパターンの作品。こちらはカクヨム原作とのことだが、同じ「小説投稿サイト」でも風土が違ったりするのだろうか。私はどちらも全く接点が無いのでよく分かりませんが。とりあえず、こちらの作品は「なろうかな?!」と思って見ててもあんまり差は無いのでそのままなろうだと思ってみてました。一応、異世界でも転生でもない、単なる「ファンタジー」なのだが……だからこそ「まおゆう」を思い出したのよね。直近だと「天才王子」も同じようなフェイントなろうのカテゴリに入るなろうじゃない作品だったな。

 なんとも評点の難しいところで、とりあえずアニメとしては割といい滑り出し。映像はかっちりしてるし、キャラデザもパリッとしててあんまり崩れの心配はなさそう。制作のEMTスクエアードってのは「アサシンズプライド」とか「くまクマ熊ベアー」のところらしいのだが、そう言われてもあんまりピンとは来ないっすね。直近の作品は「チート薬師」。……ケモ尻尾少女が得意なスタジオかな? 総監督名義で最近何かと変な仕事が多い信田ユウがクレジットされており、監督名義の人とのタッグは「くまクマ熊ベアー」と同じらしい。そう言われると微妙に不安だけども、まぁ、映像部分は大丈夫なんじゃなかろうか。

 ただ、そうして描かれている物語は結局のところチート勇者のお話で、「主人公の性格がなんかイラっとくる」というだけでネガティブな印象を抱いてしまう。世界設定が肝となる逆転ネタを採用したシナリオラインだが、「勇者が魔王軍に寝返るぞ!」という一番のポイントの動機がどうにも追いにくく、人間社会がなんであんな形になっていたのかもピンと来ない。そこにちゃんとネタがあるならいいのだが、今のところ理不尽に理不尽を重ねた展開になってしまっており、ギャグであるかのように魔王軍に接している勇者のテンションと噛み合っていない。魔王軍の「人材募集」の件とかは、勇者の反応を見る限り何か理由がありそうではあるが、勇者がそこにわざわざ来る必要は全く無いはずなんだよな。最強なんだったら、魔王は上司じゃなくて部下に置くべきだし。な〜んか細かいところが腑に落ちない、そんな印象の1話であった。

 とりあえず「ファンタジー世界にはとりあえず稲田さんおいとけばいい」のノルマはさっさとクリア。1話目で死ななかっただけで「天才王子」の時よりも扱いは良い。

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○「パリピ孔明」 5

 まさか令和の世にmihimaru GTの楽曲が復活するとは思わなんだ。なつかしす。ちなみになんで私が縁のなさそうなmihimaru GTなんて知ってるかというと、アニメ「ガラスの艦隊」でOPを担当していたため。確認したら今から16年前だってさ。ってことは俺とツダケンとの出会いが16年前。植田佳奈による雀荘植田のスタートもこの時……歴史だ。

 さておき色々と話題の豊富な1本であるが、私としては兎にも角にも「あのP.A.Worksが漫画原作付きのアニメを!?」というのが一番の事件。一応過去には「Another」という例があるので初では無いのだが、がっつり漫画原作での制作担当は非常にレア(厳密に漫画原作なら初)。監督もどうやらスタジオ生え抜きという人材でもないし、全体的に見てP.A.らしさというと……作監が関口可奈味っていう部分くらいだろうか。実際に作品を観ていてもあまりP.A.らしさみたいなものは出ておらず、P.A.Works大好きおじさんとしてはちょっと寂しいのである。まぁ、最近はオリジナルも苦戦続きだったし、人気原作があるならそれにあやかって再起を図りたいってのはよく分かるのだが。「っぽさ」が無いからといって、別にクオリティが低いわけではないし。むしろ平均よりも上を維持できてんだからそこはP.A.らしさと言えるのかもしれない。

 意外なことに原作は割と既読。以前ヤンマガで1話目だけ掲載された際にたまたま立ち読みし、そこから誘導されてコミックも電書で無料のタイミングがあったので2巻まで読んだ。「転生ものなんてどうせ大したもんじゃなかろ」と思っていたが、割と愉快で少なくとも2巻までの展開は嫌いじゃない作品だったように記憶している。ただ、そこから気になって続きを買おうとまでは思わなかったのだけど。さて、アニメになったらどうなるものか。

 アニメになったことによる最大の武器は「クラブ漫画」というトンチキなジャンルを画と音楽の両面から補強できる部分だろう。。特に演奏シーンに関してはかなり気合いを入れて作っているようで、曲もしっかりとそれ専用に書き下ろし、「パリピ」感を出すために演出も凝っている。英子の天賦の才をアニメで見せるためにはやはり「良い音・良い歌」であることが必須なので、そこに力を入れているのは真っ当な判断だろう。歌キャスを分けてるあたりに本気っぷりが伺える。アニメにはなかなかならないジャンルなのは間違い無いので、ここからきっちりこのクオリティを維持できるなら、独自の魅力を打ち出すことができるんじゃなかろうか。

 余談だが、私の中の孔明像は間違いなく「三國無双」なので、同じ青二プロ声優でもおっきーの声ではない。「あれ? でもおっきーって無双に出てなかったっけ?」と思って確認したらまさかの遠呂智だった。そうかー。ちなみにナレーション担当の増谷さんは関羽である。

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