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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 生まれてしまった……承認欲求モンスターが! 第5話! でもね、どこぞの後藤さんみたいに街を破壊して回るのはまずいですけど、承認欲求ってのも至極真っ当な自己発現ですからね。今回のお話は前々回のキウイちゃんエピソードにならんで、なんか好きなお話になりました。

 必死に作り上げたJELEEの動画は何と呪いの動画だった。念の為に確認したらマジで前回のエンディングの時点で「呪いの言葉」が入っていて(当然まったく気づいてなかった)、作り手側のこだわりが感じられるのは素敵な部分。まぁ、作中のまひるたちからすればせっかくのプロジェクトに余計な傷がついてしまったようにも感じるかもしれないが、配信者としての側面もあるなら、どんな形でも話題になるならそれは勝ち。怪我の功名をうまいこと追い風に、JELLEの評判は一気に広まることに。

 そうして訪れる1つ目のつまずきはまひるから始まった。元プロの花音、(一応)現プロともいえるキウイ、そしてしっかり学校でもお勉強してスキルを磨いている専門家の卵でもあるめい。そんな3人と並ぶとどうしても自分だけが霞んで見えてしまうというのはしょうがないところ。今の世の中、ありとあらゆる創作物はなかなかたった1人の手では生み出せない。さまざまな人間が関わり生まれ出た完成品の品評に、関わった1人の評価が色々とくっついてくるのは当然のことである。そして、そんな中で「不揃い」であることを指摘されるのもまた当然なのである。

 再生数や登録者数が伸びて浮かれまわる4人の気持ちはとてもとてもよく分かる。かくいう私もどっちかというとコミュ障のくせに承認欲求モンスターという後藤ひとりタイプの人間で、他人から悪く言われるとありえないくらい落ち込んで引きずるくせに、他人に認めてもらいたくてエゴサなんかバシバシやってしまうタイプだ(このブログについては流石に諦めているが)。Twitterでバズるだけでも気持ちよくなるもんだし、褒め言葉なんて目にしようものならそりゃぁ1日中上機嫌である。そんなもん、人として生まれたからには誰だってあることだろう。そして、そういうものに敏感な人間というのは、えてして悪評の方ばかりを気にしてしまうのも事実で。おそらく、今回のJELEEの動画について、コメントを全部見れば、きっとヨルのイラストを評価する声だってたくさんあったに違いない。というか、普通にYouTubeのコメント欄の性質を考えればベタ褒めの嵐だろう。その一部に、もしかしたら歌の方が好きすぎて絵を落とすような書き方をしてしまったファンもいるかもしれない。そしてそんなネガティブな部分ばかりを拾ってしまうまひるの性格も、なんだかとてもよく分かるのだ。

 気にしなくていいと言われても気にしちゃう。そしてタイミングの悪いことに、そこに明らかに「自分より上手い」と思っているイラストレーターからのファンアートまで寄せられ、どうしたって自分の技術と比較して後ろ向きになってしまう。これもまぁしょうがない。「上を向いたらキリがない」とはいうものの、一時的にでも「配信でバズって、自分だっていっぱしの絵師の仲間入りしたんだろ?」と思ってしまったわけで、「いやいや、プロの人と比べられてもそりゃあっしなんて……」と根っこの部分で思っていたとしても、心のどこかに「でも、負けてしまってるんだ」という嫌な引け目は感じてしまう。これは自己評価が正しいとか間違ってるとかじゃなくて、「比較するものがあれば比較してしまう」という当然の摂理なのだ。

 そうしてネガティブな感情が重なってちょいダウンしてしまったまひるだが、正直、今回の彼女の心の動きはとてもとても健全だと思うし、あまりネガティブな話だとも思わなかった。冒頭でも書いたが、自己発現の真っ当な方向性の先に「妬み」ってもんはあるのだ。「負けて悔しい」からそう感じるわけで、「負けて当然ですので」からは負の感情も生まれないが、その代わりに進歩も生まれない。悔しさをバネに飛び跳ねて、人は強くなっていく。まひるの「落ちた」感情はきっと花音に出会う前にはきっと生まれえなかったもの。「自分は何の取り柄もない」と落ち込んでいた一般人の光月まひるには起こりえないものだ。花音によって絵描き「海月ヨル」が復活したおかげでこの感情が呼び起こされた。そして、落ち込んだまひるを刺激してくれるのはやっぱり花音なのだ。とても真っ当な青い情動の巡り合わせ。青春ストーリーとして、とても正しい姿を見せてもらった気がします。

 そして、そんなまっすぐなヨルがあまりにも眩しくて……なんか花音さんが予想外の方向にアクセルオン。事前に水族館にデートに行っていたのが完全に伏線になってますね。「女の子どうしのカップルこそ水族館に行け!」とどこかの偉い人が言ったとか言わなかったとか。水族館を経たカップルは、その蜜月も末長く続くことでしょう。……まぁ、過去の大先輩たちに比べると、この2人はお互いに全く自分の感情を整理できてないっぽいが。次回、花音さんの方からどういう動きに出るかに要注目。……その時にキウイちゃんがお父さんみたいなポジションで「まひるはお前にやらん」と言い出したらちょっと面白い(修羅場やん)。

 
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