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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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THE MARGINAL SERVICE」 5→3

 率直に言うなら、「何から何まで滑り倒した作品」という感想。常々書いてることだけど、「一周回って面白い」とか「一周回って格好いい」とかは、往々にして一周まわらない。

 いや、制作側の意図がそこにあったという確証もないのだが、まさか真正面からこの題材の扱い方でウケると踏んでやってたとは思えないんだよね。あえてあまりに昭和臭いノリを匂わせたり、典型的アメコミ風のやり取りを見せてサムさを演出してみたり、時代遅れのサブカルばりばりのオカルトなものを題材にしてレトロさにつなげたり。まさかこれらの要素が「こういうのが好きな人が多いから!」と思って描いていたとは思えない。まっすぐ正面からのスマートさを見せようとしても予算が足りないし、ちょっと捻ってズラしたら「分かってる風」が出せていいんじゃね? という打算が見て取れるような気がするのだ。そうしてくっつけていったあらゆる要素が本当に素材そのままの状態で垂れ流され、どんくさい昭和ノリのギャグを、バタくさいアメコミ風のノリで、古くさいオカルトの話に終始した全く興味が持てないアニメが完成している。強いてセールスポイントを上げるならコッテコテのキャスト陣の揃い方が尋常じゃないことくらいだが、「とにかく杉田中村宮野のわちゃわちゃさせてればお前ら満足するんだろ」とか思ってるんなら大きな間違いである。いや、満足することも結構あるけどさ。

 そうしてターゲット層がよくわからぬうすら寒い展開がずーっと続いたので、突っ込むタイミングすら見つからず、数十年前に見たような展開がただ流れておしまい。一応凸凹なバディものという意味では「タイバニ」あたりのテンションを狙っていたように見えるが、当時の最先端技術からあえて「ヘンテコギャグ」方向にずらしたタイバニとは似ても似つかないものになってしまった。今期はたまたまタイバニ2の放送とも重なっていて(タイバニ2が面白いかどうかは置いといて)皮肉な対比がクッキリ出てしまった気がする。こういう「誰が何を思ってゴーサインを出したかよくわからないオリジナルアニメ」って、どういう悲劇の果てに世に出てくるんでしょうね。

 全体を通して「超最悪」って言うほどでもないぬるーい温度感だったもんで「ジビエート」みたいにクソアニメとして歴史に名を残すこともできそうにない、なんかもう、ほんと関係者が可哀想。

 

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