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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「暗殺で勝負しろよ」はそれはそれであかんやろ、第4話。もはや状況がピーキーすぎてイアナのツッコミマインドも追いついてないのよ。

 まぁ、やってることは先週とほぼ同じわけだけど……暴走を止める方法が一切無いらしく、何をやっても独自解釈で悪い方悪い方に進んでくれるヨミはどれだけイアナが改善を訴えても聞いちゃくれない。これも「運命力」的な物語の力の影響ではあるのだろうか。ただ、今作においては一番肝心な「コノハの魔力覚醒イベント」だけはあっさり書き換えられてるし、その影響でイアナに対するソル・ギノの態度もちょっと変化してるわけで、アプローチを続けていけばヨミもどこかで本来の世界線とずれたキャラクターに持っていくことはできるとは思うのだが。現状では「キャラクターの強度が高い」と考えるべきなのかしら。ただ、作者である佐藤さん曰く「本筋とは関係ないディティール」とのことなので、ヨミのキャラクターってそこまで念入りに作り込まれてない気もするんだよな。むしろ漠然とした人間性だけが置かれてしまっているせいで、「嫉妬に狂った復讐鬼」みたいな設定だけが頑なになってしまい、新しい属性を付与するのが大変なのかもしれません。

 などと一応筋立ての方にも気になっている要素はあるのだが、正直いうと今作で一番気になって見てしまうのは作画部分である。1話から緩やかな下り坂を描くようにして低迷する作画クオリティ。この4話も動画の枚数は大胆に減っているし、単体の原画レベルでも怪しげなところがちらほら。そこまで強くシナリオに興味を惹かれる作品でもないので、ここまで作画クオリティが省エネだったら切ってしまう候補に入ってもおかしくないくらいなのだが……それを気にさせないというか、逆に武器にしてしまうのが桜井作品のなんとも珍妙な構造なのである。いや、単に俺が桜井弘明テイストが好きすぎるだけかもしれないのだけど。

 動画枚数が削られてチープなカクカク動画に成り果てているのに、「そもそもそういう演出やで〜」という無茶な言い訳がまかり通ってしまうへにょへにょ世界。ハナからチープというか「雑多」な画面を売りにしているため、どこまでキャラ絵がヘタれても、どれだけ動きが雑になっても、それがネタなのかどうかが分からないレベルで渾然一体となっている。「これはこれで味」という暴論が通じちゃいそうな状態になっている。この仕上がりは奇跡的な帳尻合わせのようにも見えるし、全部が全部監督の手のひらの上のような気もしてくる。まぁ、元々90年代のさして予算もないアニメを雑多に動かすのを得意としてた人だからなぁ。

 イアナの捨て鉢なキャラクター性もこの演出方向に噛み合ってるのがズルくて、とりあえず画面で何が起こってようともBGMがわりに青山吉能によるテンパりモノローグを入れてしまえば、それだけで画面が保っちゃう。よくある「もぅラジオドラマでもよくね?」状態に似てはいるのだが、ちゃんとそうした捨て鉢な状況に合ったくちゃっとした画が流れていれば、それは合わせ技として成立しちゃう。ほんと、いろんな要素をうまいこと使った……というか「誤魔化した」憎らしい作品である。まぁ、これもアニメ作りの1つの指針ではあるわな。予算によるクオリティだけが土俵じゃねぇってことさ。

 

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 10月のトリを務めるのはこの人、ゆーみんである。ゆーみんは割と初期から自然にゆーみんになってたが、ラジオで共演者とわちゃわちゃしてるのを聞く機会が多かったからだろうな。私としては珍しく、この年代の声優の中ではかなりラジオでの接点が多い人だった気がする。ちなみにきんモザ界隈だと「ゆみりん」呼びになるが(主に西明日香)、そっちよりも私は断然ゆーみん派。ありきたりなあだ名だけど、意外と業界では被ってないよね(別なところにあまりに大看板なユーミンが1人おるからな)。

 


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 なんだかしっぽり、第4話。社会人どうしの関係性を描いた作品なので(ラブかどうかはまだ分からないが)、なんか実写ドラマとかでも出てきそうな雰囲気やね。

 Aパート、「単行本発売前鬱」とやらに苦しむ双見。いや、どっちかというととばっちりで苦しむはーさん。いつもいつも精神状態が安定しない双見ではあるが、普段は仕事に追われてテンパることが多いのに対し、今回は仕事をやるモチベが上がらず苦しんでいるという。佐藤さんの説明する「漫画家独特な症状」もなんとなく理解はできるもので、要するに「自分の力ではどうしようもない事象に対し、ただウダウダといらんことを考えてしまう」という状態。自分でできることが残ってれば自責のやりようはあるのだが、もう全部自分の手を離れてしまった後にはたとえダメなところに気づいたとしても後悔であって取り返しは効かない。そんな状態に漠然とした無力感を抱いてしまうというのは、まぁ、なんとなく伝わってはくる。でもまぁ、普段から毎月確実に「作品を自分の手から出して」いる作家先生なわけでなぁ。普段とは心持ちが変わってくるものなんでしょうかね。それだけ初単行本の発売ってのは大きな意味を持つものなのかしら。

 はーさんから相談を受けた佐藤さんは手慣れた様子で双見に的確な刺激を与えて再起動を促す。その一環として、実際に発売される単行本に触れさせて様々な想いをそこに重ねていくことに。今回初登場の営業部の池波さんとの顔合わせもそんな刺激を与える方策の1つで、実際に発売されている現場に駆り出されることで双見もだいぶ実感を得た様子(1日で200冊のイラスト付きサイン本を書くという作業量は大丈夫だったんだろうか)。そして書店でたまたまかちあったファンの子たちは、いきなり「自称作者」にぶつかって写真まで撮られて、はたして信用してくれたんだろうか。あの子達、単なるモブかと思ったらちゃんと名前ついててキャストもちゃんとしてたの謎。

 Bパート、そうして発売された単行本の話もつまみにしながら、クリスマスパーティー兼忘年会兼祝勝会みたいなことをする女性5名。この作品、ほんとに女性ばかりで今のところ主要キャラで男性は「前編集」しか出てきてない。女5人のかしまし飲み会だが、そんな中でも双見は面倒臭い感情を抱えてしまう。重版の報せはそりゃもうめでたいはずだが、その「めでたさ」の認識のギャップに自分の小ささを思い知るのである。

 ただ、そんな双見を目にして佐藤さんの方にもちょっとした自責の念。どうやら伝え損ねたのは単なるポカだったらしく、佐藤は佐藤でテンションが上がっていたせいだという。そりゃ「自分が初めて立ち上げから携わった作品」だったら思い入れが違うのは頷けますものね。そんな「私だって嬉しかった」の一言がなかなか伝えられないクーデレ女子の佐藤さん。小洒落たバーで告白でもするのかと思ったらそんなお話が出てくるあたり、普段のピシッとしたイメージとのギャップでこれまた可愛らしい。いっぺん期待を落とされてから思い切りあげられた形になり、双見にとっては思わぬご褒美である。

 また第1話で描かれた2人の関係性に戻ってきましたね。この2人の「作家と編集」の関係性、別にラブとかライクとか、そんな要素は全然入れなくても問題なく通じる「ビジネスでの関係性」のはずなんだけど、やっぱりそこに何かしらの風味を感じ取れるところが今作の売りですよね。このくらいの距離感・温度感が実に気持ちがいいので、ずっとこのままでいいです。

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 ……なんか、校門での勧誘シーンに様子のおかしな生徒いなかった? 第3話。……まぁ、気のせいか目の錯覚ということにしとくか……あれで今後登場しないモブだったらどうしよう……。

 やっぱ観てて気持ちのいい作品。というか単に「可愛い」だけでゴリ押ししてくるだけなのだが、考えてみりゃ私はへちょ絵のちまっこいキャラクターが大好きな人間だったのだ。そりゃこのアニメの石川さんが刺さらないはずもない。なんかもう、「いつ変身してくれるだろう」というだけで楽しみで見ることができちゃうくらいだ(吸血鬼の変身ってそういうことじゃない気はするんだが)。もしかしたら、ちょっと変則的ではあるが今期「ヒーラー枠」として最後まで楽しめるかもしれない。

 Aパート、「吸血鬼ちゃんと球技祭」。初っ端、羽が生えて自在に宙を舞いダンクを決める月菜ちゃんからスタート。この世界は異種族の存在が大っぴらに認められているということだが、果たしてその能力を使ってのスポーツはフェアな行為なのだろうか。偶然にも今期はもう1本「異種族もの」があるが、「キミと越えて恋になる」では明確に「獣人のスポーツ参加は(競技レベルでは)認められていない」とのことだった。まぁ、別にこっちの世界でも月菜がバスケやバレーに本腰入れて頑張る予定はないだろうから問題ないとは思うが、あっちの作品の「異種差別」の酷さを見ると、こっちの作品の周りのみんなの温かさが沁みるわけだよ。まぁ、可愛さが段違いだからしょうがないんだけどな。

 燃費が悪くてすぐにへちょ絵状態になってしまう月菜。さらに今回はあまりにバスケでエネルギーを使いすぎ、大鳥で補給しようにも「上手く歯が通らない」という八方塞がりの状態に。この生物、よくこの歳まで生存できたもんだな。しかし、そんなピンチにも「補給庫」として優秀な大鳥は決して諦めず、すでに開いた傷口から血を飲ませるというファインプレイを見せたのだった……。……それはいいんだ。なんかこう、かさぶたを張ろうとするときの血小板が味を阻害する、みたいな概念はないんだ(そりゃないだろ)。味変になるのはむしろ治療で使った消毒液だったようだが、まぁ、別に吸血鬼が消毒液を苦手にしてるっていう文献はないからセーフですね。消毒は苦い、でも血は美味しい。難しい味覚である。

 こうしてみると、前回時点でちょっと不思議だった「クラス全員に実情を知られちゃったらネタ回しが滞るのでは?」という不安は全くの的外れだったらしく、クラス全員から明確にマスコット扱いされることでますます月菜のキャラが立っていくという構造になっていた。これ、やろうと思えばクラスの誰でも血を提供できる状況なのだが……それでもなお特権的な立場を維持できる大鳥は実は案外器がでかいのかもしれない。

 Bパート、「吸血鬼ちゃんと部活探訪」。食糧難(?)からこれまでハラペコ直帰だった月菜が、携帯食を手に入れたおかげで今更部活を探せるようになった、というお話。時期外れの部活見学ではこの学校が色々とおかしいということがわかったが、個人的に一番気になったのは「このクラスの仲良し軍団、やたら文化部におるな」っていう点だったりする。まぁ、もしかしたら学校全体で文化部の比率が高いのかもしれない。死語研究会があるくらいだし。そして「アニメの部活だと割と定番のくせに現実では絶対見たことない部活」第1位のオカ研も当然存在している。まぁ、この世界観だとオカルトっつっても月菜みたいな「異質な実存在」なわけだけども。深淵から何か呼び出してたみたいですが、この世界における危険度マックスの異界存在ってどんなものなんでしょうね。

 親友の佐久間さんは実はバレー部主将だったというのも驚きポイントの1つだが、その馬鹿力を見ればなんとなく納得。「M・A・Oネキボイスで怪力のNo.1親友」って更に「阿波連さん」の大城さんとリンクが増えるのなんなの。個人的にはバレーボールを持ってランニングを先導してたパタパタ月菜ちゃんが可愛くてよかったです。ただ、その佐久間さんとの対話中に、一瞬月菜の脳裏には何かしら「暗い思い出」が蘇っていた。そうか、こんだけ平和なギャグアニメでも一応シリアスの萌芽はあるのか……あんまり「種族特性」でしんどい話にはしないでくださいね。まぁ、何がきても大鳥は微動だにしないだろうけど。

 というわけで、最終的には大鳥1人で成立していた美術部に加入して2人っきりの世界でフィニッシュ。今作のタイトル、「私を(日常的に)食べてる、ひとでなし」でもいいんだな。

 
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 さぁ、予定通りにSphereからは最後の刺客、豊崎の登場である。ご本人はちょっと前に大変そうな告知が出てしまったのでお悔やみ申し上げるところだが、1人だけテンションを変えるのも変な話なのでいつも通りにやらせてもらいますね。ちなみに豊崎のことは最近はもう「豊崎」と呼ぶようにしているが、ブログで表記しない場合はほぼ「あいなま」と呼んでいる。文字表記にしちゃうと分かりにくいし漢字だと「アキ」と呼んでる場合と区別できず、ややこしいので苗字呼び。「あっきょ」で呼びたい気持ちもあるのだが、これがあんまり市民権を得ていないらしいのでな。まぁ、今回は「豊崎」で。

 


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 行ってきましたぜ。今作はだいぶ早く観にいくことができたんですが、11月にもそれなりに気になる劇場タイトルが出てくる関係上、早めに観られるやつは見ておきたかった。それにしても、ここ1ヶ月で劇場アニメ6本視聴してるのは史上ありえなかったハイペース。えいやっと思い切れば案外どうにかなるもんですな。

 というわけでこの作品。ゾンサガ自体、アニメ2期ですら4年前(!?)とだいぶ間が空いてしまった作品なのでやや不安もあったが……大丈夫だった! ふつーに面白い! これはねぇ、サイズ感といいプロットといい、割と理想の「劇場アニメ化」にはなってると思いますよ。特別何かヤベェものが出てくるとかじゃないですが、ゾンサガファンなら文句なく楽しめる出来。期待半分不安半分で観に行ってちゃんといいものが返ってくると一安心ですね。一応一言で感想をまとめるなら、「伝説の山田たえ」です。

 

<というわけで折り返し。一応ネタバレ注意>

 

 


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 そっちかーーーー、第4話。なるほどな展開だが、冷静に考えると「……だからどした?」と思わないでもない。

 そろそろマンネリになってくるんじゃないかと気が緩んだ4話。実際、どんどん凄惨になっているが一応スカーレットがやってることは毎回同じと言えなくもないわけで、なろう的退屈感は出はじめる頃だ。というか、どんな物語でも序盤の盛り上がりが終わった4話、5話あたりは中だるみが付き物である。今作もそんな展開に……。

 なった気がしたんだけど、そこも拳でぶち抜いていこうぜ。さぁ、運命の歯車が回り出した。いや、最初から回っていた。当初の目的は王国に根を回す奴隷制度の撲滅。政府要職の人間が大きく関与しているというのでジュリアスが抜本的な解決に乗り出すのはもちろんのことだが、その脇で偉そうな顔してるスカーレットの目的は「むかつく悪徳貴族をとにかく殴りたい」というそれだけ。未だに慣れないが、ほんとにこの女は人間に拳を叩き込むことに快楽を覚える単なる異常者なのだ。サブタイトルにもあるように「拳の想い人」と書いて「サンドバッグ」と読むし、今や人の「身体」とすら呼ばずに「肉」としかいわなくなってしまった。おもしれー女には違いないが、こんなもんと関わり合ってたら将来的に王国は転覆するリスクも高い気がするぞ。たまたまスカーレットの望みが現時点では王政にマッチしてるからいいものの、もしどこかで袂を分かった場合、単騎で軍隊並みの兵力になるこの女を城内に住まわせておくのはとんでもなく危険である。ジュリアスさんはそれでも抑え込めるという自信があるからこそ、火中の栗を拾ったり眺めたりいじったりするのである。

 それにしても……この国の人たちは悪役の方がよっぽど気が利いて空気を読んでくれる。毎回「悪役がいっぱい出てくるシーン」ではそれぞれに悪行自慢をして自己紹介してくれるし、あまりにもそうした腐敗権力が蔓延しているせいだろうか、第2バカ王子の時もそうだったが、コンプライアンスを気にするそぶりは全くない。よくもまぁ、こんなガバガバの秘匿意識でこれまで奴隷売買制度が逃げ続けられたものである。

 でも大丈夫、見つかったら見つかったで、悪役さんたちがいちいちスカーレットに対してノリツッコミしてくれたり、全面的に撲殺劇に協力してくれるぞ。何しろBGMを奏でるために専用のオーケストラまで手配してるってんだからね。……オーケストラの皆さんも仮面してましたが……この人たちって裏社会の人たちなんでしょうかね。金で雇われたその辺の楽団だとしたら、どうやって口封じしてるんだろう……。

 さらに、一応の親玉と目されたゴドウィンさんはラスボス(仮)の矜持を持って屋上にそれなりの最終兵器も用意しており、あわよくば亡命も兼ねて自分たちだけ逃げ出そうという算段。しかしそこに待ち構えていたのはスカーレットに負けず劣らずの脳筋バカ、隣国の王子様アルフレイム(CV細谷)だった。「なんぼ殴られても大丈夫なように、とにかく硬い」というスカーレットに配慮した能力を持つアルフレイム。どつき漫才を繰り広げながらも初めてスカーレットと渡り合える人材かと期待が寄せられたが、多分スカーレットは「刃牙」とかの格闘漫画も読み込んでいるのだろう。外殻が硬いやつは内部を揺らす。これはもはや格闘漫画の鉄則である。「首相撲からの膝連打」というキン肉マン以外では見たことがない光景を繰り広げ、脳を揺さぶり判定KO。ギャグ漫画でしか見たことがない「遠く放り投げて星にしちゃう」という攻撃をガチで繰り広げてこの場はおしまい。48の殺人技の1つ、「宇宙旅行」じゃないかよ。もしかしてスカーレットたちが住んでる場所ってキン肉星だったりしない?

 思わぬ乱入者もさっさと撃破し、残るは親玉ゴドウィンのみ。命が惜しいゴドウィンは余計なことまでペラペラしゃべり……そして明かされる意外な事実。1話で出てきた「悪役令嬢」(?)のテレネッツァさん、なんと彼女こそが、「転生悪女」だったという……まぁ、「だからどやねん」なのだが……どうやら彼女こそが本当の意味での「純粋に悪い加隈亜衣キャラ」なのは間違いなさそうだ。エンディングのあの優遇っぷりとか、オープニングの謎演出とかもこれでなんとなく説明はつきそうやね。

 さぁ、クマちゃんVS瀬戸ちゃん、こいつぁ大一番やね。

 
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 無限に続くチュートリアル、第3話。なんかもう、キャラたちが大真面目に生き残り勝負をしてる設定なのに淡々と続くチュートリアルはそれだけでだいぶ面白くなってきた。

 「全然議論らしい議論も無いし、このままだと人狼ファンからしたら流石に面白くないのでは?」と思ってたのが先週まで。今週も別に何か特別面白いということはないのだが、盤面の状況とかは「いつもみてる人狼のそれ」に酷似してるわけで、むしろろくすっぽ推理も議論もなく進む「なんちゃって人狼風展開」は、むしろ慣れている人狼好きの方が楽しめている気がしてきた。人狼と接点を持たずに真面目に「生き残り議論」を見たい人の方が、「こいつら何してんねん」ってんで退屈する気がする。実際人狼初心者って、「何にも確定する要素がないのに話し合いとかする意味あるの?」みたいな印象を抱くことが多く、初日議論の面白みなんてのはだいぶ噛み締めて人狼に慣れてからでないと面白さは感じにくいもの。そういう意味では、私は割と今作を楽しめている方なのかもしれない。

 というわけでAパートは通算3卓目。引き続きチュートリアルだが、前回までの5人1狼盤面からちょっとサイズアップして7人2狼、余縄は変わらず1というスタート。追加された乗員はどう見ても敵性宇宙人くさい風貌のしげみち(CV関智一)と、システム音声と全く同じ声でしゃべる出自のわからぬ女性ステラ(CV早見沙織)。まぁ、この際どんな人間が追加されるかはあまり問題ではなかろう。

 7人2狼盤面で霊媒が使えない状況。初手は3卓連続でもはや定番となったラキオ釣り。こうやって不必要に印象下げて初日釣られがちな人っているよね。残念ながら霊媒がいないために初日釣りの後にもグレーのまま。……ところで、この世界におけるグノーシアってのは「2人いたら内通できる」存在なのだよね。この後Bパートの4卓目ではどう見ても連携して動いてたし。まぁ、内通とまでいかずとも、おそらく「お互いに正体は感知できる」くらいのつながりなのかな(グノーシアはグノーシアを襲撃しない、というユーリの発言もあるし)。ただ、これは人狼ゲーム的には当たり前なのだが「グノーシア世界」でよく分からんのは……「2狼生存で夜を迎えたら、襲撃も2人できるんじゃね?」という素朴な疑問が……。いや、そんなこと言い出したらシステムがぶっ壊れるのは分かるんだけどさ、この世界観的にはふつーにやれる気がするのだが……その場合、初日襲撃で2人襲って4人盤面で即PPである。クソゲー。

 2日目、ユーリは前のループで掴んだ「なんとなく嘘ついてることが分かる」という便利能力(これが占い能力とは別にあるんかい)を活かし、少なくともジナは人狼であることを見抜く(この際にもう1狼には気づけなかったのも何か理由があるのかしら)。しかし、すでに5人2狼盤面では素人だらけの卓で数の不利を覆すのは難しく、狼はしげみちに票を集めて結局PP。そうか、ここで票を合わせたってことは、やっぱ人狼は内通してるっぽいな(たまたま集まった可能性もあるが)。

 というわけで5人卓・5人卓・7人卓と3連敗のユーリさん。村人側でこの戦績は微妙なところで、次なる4卓目はいよいよ占い師が導入され、しかもいきなり占いを引いてしまうユーリ。初日に「いつも通りだとラキオがつられちゃうのかわいそうだけど……」とか思ってたらラキオからまさかの占いCOが入り、初めての役だってのに初日対抗。こういう時は弁の立つ奴が有利……かと思ったら、やっぱり初日釣りされるくそザコラキオ。4戦連続初手釣りとか、人狼嫌いになってもしょうがないレベル。

 見事対抗を釣ったユーリは初の能力行使で占い先を迷ったが、前日の票精査からきちんと身内切りできなかった狼を捕捉し、見事全人外釣りで初勝利をもぎ取る。まぁ、しげみちが占い噛まずとかいう舐めプをしたのが最大の理由だが……まぁ、仮にユーリ噛んだとしても、他の面々も票を洗うくらいはやりそうだし、ユーリ噛みで真確したら結局しげみちは盤面的にきついからな。信用勝負路線に持っていくしかなかったのはしょうがないか。アニメ的にはわかりやすくなるように「ジナだけしげみちに投票してたから」という理由をつけていたが、そんなとこ噛みに行ったら一層黒くなるだけだと思うがね。

 まぁ、何はともあれ初めて緑色のランプが灯っての勝利。これにてアニメもおしまい……な訳はなくて、「勝利した村人陣営の皆様、おめでとうございます。それでは次の卓に参ります」という容赦ない日程である。さて、いったいどうやったらこの人狼三昧から抜け出せるやら……。

 
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 小野×冬てえてえ、第4話。すげぇな、こんな無茶苦茶な世界観でまだまだ分かんないことも多いのに、1つ1つの関係性の重みが何故かズシンとくるんだ。

 平田広明演じるおっさんは必ず喫煙者じゃなきゃいけない法則。いきなり三田を狙撃した「赤衣の特捜隊」柳生田。ちょいと古めかしいリボルバー銃ではあるが、狙撃したら普通人は死ぬ。だが残念ながらサンタは普通の人ではなかったようで、何発撃たれても痛がる程度でケロッとしたもの。かつてサンタ討伐で活躍したと噂のエースだったが、そんなタフすぎるターゲットに打つ手無し。散々に暴れ回ったサンタを一時的に抑えつけることには成功したが、その際に漏らした「サンタがこの世界にいちゃいけない理由」は三田にとってはむしろ朗報。色々と分からないこともヤなことも多い変身だったが、少なくとも「子供に夢を届ける」という伝説自体は間違いではなかったらしく、そのためになら小っ恥ずかしい外見だって気にせず生きて目標に邁進できるかもしれない。

 開き直った三田と押される柳生田。すったもんだの2人の乱闘は最終的に体育館の小野の葬儀を文字通り「ぶち壊して」エンド。天井から煙突も通らず落っこちたあわてんぼうに生徒たちは騒然。「神のおっさん」と呼びトラウマとはちょっと違う妙な憧れを植え付けてしまったようである。三田もさ、あの状況でのん気に小野の遺影を引っ張り出して手ぇ合わせてたのもどうかと思うけど、冬村のことを考えたらそうせざるを得なかったってことなんですかね。

 Aパートまるまる全裸のジジイが暴れ回るというクレイジーアニメだが、この情景は作中世界の純粋培養な子供たちにとっても充分なイレギュラー。彼らはなんと、あまりにも保護されすぎて「大人」という存在との接触すら少なかったという。当然「大人の生態」についてもよく知らなかったらしく、神々しき姿のおっさんが余計な刺激になるのも仕方ない。そして、そんな刺激を一番受けたのが冬村さんだったという……。

 やはり今作の中心は冬村さんだ。彼女はかつて、盟友の小野さんが図書館で見つけてきた美術的価値のある資料から「大人の身体」の情報を得ていた。そんなものを見せつけられた女性中学生2人はベッドの中で発情し……たかどうかは分からないが、おそらくほぼ性知識など皆無な状態でもインモラルな雰囲気は感じ取ったのだろう。迫る小野、はぐらかす冬村。この2人の関係性がほんとにキャーでワーですわ。別にこのアニメは百合アニメを標榜しているわけではないが、こうして自然に生まれくる同性間の感情こそがまさにてえてえのである。冬村さんが執拗に小野の身柄を追う情念も、これなら理解できるというものだ。

 そしてややこしいのは、そんな冬村さんが純正の百合に目覚めてしまったのかというとそんなこともなく、アニメの構造的にはまさに「百合に挟まるおっさん」として登場したサンタがややこしさを加速する。冬村さんは小野が大切だ。でも、そんな小野を見つけるために自ら関わってしまったサンタというややこしい存在も気になっている。これまで大人たちによって接触を禁じられてきた純然たる「大人」のサンタ。生まれつき高身長でガタイがよかった冬村からすれば、自分よりでかい男に抱きしめられる経験なんてのもほとんど無かったのだろう。でかいサンタに憧れて、彼に色々と求めてしまうのもしょうがないのだ。これを恋と呼ぶのかどうかは、まだ結論が出ないところだけど。

 そんな冬村→サンタという矢印について、煮え切らないものを抱えている人物が2人。1人はおっさんじゃなくて子供の方の三田。三田はすっかり仲良くなってしまった冬村に対して少しずつ特別な感情を持ち始めたようで、2人きりの教室という定番ドキドキシーンにちょっと心ときめいたりもしている。しかし冬村はおっさんのサンタの方に熱視線を送っている。そのことが分かってしまうと、三田としては抱きしめてやるにしても複雑な心境。大人が子供と関わっていいのか、そして関わった場合、まだ「子供」の自分はどういう扱いになるのか。実に青少年らしい葛藤である。

 そして意外なことに、そんな複雑な三田の心情について、当の冬村も理解しちゃって「困ったモンだ」と自省しているのがすごい。「おっさんの方に惹かれちゃってごめんね、子供三田も困るよね」ってんで一旦自分の感情にケリをつけたらちゃんと子供三田にも話を聞いてあげるという。この冬村さんの超然とした振る舞いもなんとも珍妙なものである。まぁ、やっぱりそれだけ度量のでけぇ人物ってことなんだろうなぁ。ほんとに可愛い顔するんだよ、冬村さんは。

 さて、そんな状況に次は新キャラ投入か? 今まで画面に出ずっぱりの女性キャラは冬村だけだったので、流石にこの辺で女の子を投入してくれると助かる。CV松岡美里らしいぞ。最近はほんとに引っ張りだこやな。あれ? 柳生田ってほっといて大丈夫なん? 三田の正体知ってるはずなんだけど……。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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