|
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
一応新章突入で、この世界を二分している宗教の内情に切り込んでいくお話。とはいっても作品の構造自体は特に変わることもなく、適当に次の悪役を用意してボンボコボンボコする対象を導入しているだけである。一応こないだのテレネッツァの動向もあるので、ディアナ教とパルミア教の関係性ってのは今後も「悪女」対立に関わってはくるのだろうが……今のところは相手サイドは単なるバカしか出てきてないので、これまでの腐敗貴族狩りとそんなに変わる部分はない。ちなみにアホみたいな番兵がメイスを振り回していたのは、古来より「僧侶は刃物が付いた武器をもってはいけない」という伝統的RPGの制約がかかっているから……かどうかは定かじゃない。殺生を禁じられているから刃物がダメなのに棘付きでチェーンぶんぶんのモーニングスター仕様はどう見ても惨殺兵器でしかないけどな。拳で対抗できる奴が異常なだけで。 というわけで、奇しくも「嘆きの亡霊」と同じタイミングでスカーレットは「温泉旅行」に出発。一応兄への言い訳は「こないだの戦いで消耗した魔力がなかなか戻らないため」だが、出先でガンガン魔力を消費しているのでもはや大義名分も何もない。ずっと髪の毛に黒い部分が残りっぱなしなので無理できない体調なのかと思ってたけど、今回もフル回転で暴力に邁進してたし、もうビハインドは無くなってるんだろうな。ただ、前回のゴドウィンに続き、今回の宣教師も「物理攻撃無効化」の護符を所持していたのは厄介なところで、どうやらパルミア信者の中で一定の地位にあるものはあの魔具を身につける権利があるようだ。物理オンリーのスカーレットからしたらだいぶメタられてしまっている形だが……まぁ、ダメージで倒すんじゃなくて場外に吹き飛ばすだけならかまわんか。こないだのドラゴン王子は吹っ飛ばされて木に突き刺さっても生きてられたけど、今回のやつは月まで吹っ飛ばされて大丈夫だったんでしょうかね。多分残すべき格言は「豚に拳」だと思う。 すったもんだの末にたどり着いた街で久しぶりの再会を果たした聖女ディアナとスカーレット(あとついでにジュリアス)。なんと聖女様とやらは代替わり制で威厳も何もあったもんじゃない単なる田舎娘であり、よりによって強火のスカーレット信者という厄介な属性持ちの幼女であった(しかも魔力失効中)。まー、女性目線でスカーレットに憧れるのはなんとなく理解できるし、スカーレット側もまんざらでもなさそうだからこの2人の関係に文句を言うつもりはないんですが、あんまり濃密な百合とかには発展しなさそうだよなぁ。スカーレットは言うてもノンケだろうしなぁ(男より肉にしか興味がないだけで)。まぁ、いつの世も小生意気で可愛い幼女姫は正義を動かす理由になりますので、次回以降も大義名分を振りかざしてBlood-Carnivalを堪能する鮮血姫を見守るしかないでしょう。威名が轟きすぎて名前を知られた途端に雑魚が霧散するの、なろう主人公の中では潔いくらいの堂々たる姿勢である。 PR 私はネコになりたい、第5話。トランスジェンダーとか、トランスエイジとかは聞いたことがあるが、トランス生物種ってのは流石に初めて聞いた。でもまぁ、ネコになりたい気持ちはよくわかる。 人狼の試合結果の前に新キャラを確認しておこう。今作はどうやらキャラゲーとしても割と作り込まれているらしく(まぁ、キャラクターコミュニケーションが第一のゲーム性なら当たり前だが)、今回登場した新キャラ2人にもやたら凝った設定が施されていて単なる人狼ゲームの1プレイヤーにしておくのは勿体無いくらいである。 1人目はCV中村悠一の、首に猫を飼う男、シピ。オープニング映像とかで猫がいることはわかっていたので単なる猫好きなのかと思っていたが、まさかの一心同体。よりによってそこにそういう移植は流石にグロすぎやろがい、とも思うが、本人たちがさほど不自由してないならいいのかしら。ジムで運動してたけどさ、着替えとかどうしてんだろうね。一応「猫になりたいから、少しずつ身体をネコに慣らしている」という意味不明な理屈で今の状態になっているらしいので、もし生き残って宇宙船から出られたら、ちょっとずつネコ化していく人生が待っているのだろう。グノーシアになると主に恫喝役が猫ちゃんに回ってちょっと可愛い。 2人目はCV佐倉さんなので巨乳の(?)、ほぼ全裸少女、コメット。普段から露出度が高いがさらに今回はゴリゴリのサービス要員として登場1発目から大活躍。身体の刺青がイカツいな、とか思ってたら「共生粘菌」とかいう、どう聞いても「厚生年金」にしか聞こえないフレーズで説明されてさらにびっくり。生い立ちが無駄にハードだが、その割には真っ直ぐ育った元気エロっ子で何よりである。これまでやたら理屈っぽい連中が多かった中で、純粋に狂言回しポジションに入ってくれるのでSQの代打としてはそれなりに重要。主におっぱいが。 というわけで新キャラ2人を加えた卓。人数も増えてきたので、今後は1話で1卓が限界かな?
・第7卓(5話)8人2狼 ユーリ:素村 ジナ釣→ラキオ噛→夕里子釣→シピ投了 初日 ステラと夕里子が占CO 2日目セツが霊媒CO 占結果 ステラ→シピ● 夕里子→セツ○ 人狼:夕里子、シピ 占:ステラ 霊媒:セツ 勝敗○
結局、作品としてのチュートリアルは終わったけど人狼ゲームとしてはエンドレスでチュートリアルなんだよな。今回は過去最大の8人卓で開催だが騎士がいないレギュなので村人側はやや不利。初日占い2COから信用勝負という盤面。私は見る専なのであんまり戦略的なところは詳しくないんですが、このレギュでは初日って占いCOは強いのか弱いのか。狼としては対抗出さずに初日確定噛みでグレー枚数変わんないし、CO弱い気がするんだけどな。 今回は狼側が先んじてCOして真をあぶったが、村人(というかラキオ)の選択はローラーじゃなくて信用勝負。これも議論が分かれそうなところで、普通に考えたら確定で最終日に行けるローラーの方が強いとは思うのだが。霊媒の潜伏が成功してたし、運良く初日狼釣れれば盤面有利に傾けられるしね。でもまぁ、信用勝負ルートもラインの攻防が見えて面白いといえば面白い。今回ユーリが主張した占いの信用差は本当に「人狼1周目」の考え方でしかないし、あの盤面で狼は余裕で黒出しするとは思うのだが、まぁ、そこはまだ初心者卓なので、あのロジックで周りが納得すればそれはそれで。個人的には夕里子も黒出ししてゴリゴリのライン戦が観てみたかった気もするけどね。 個人的に気になったのは夕里子釣りの後でシピがサレンダーしたことである。この船、サレンダーあるんだ……。ってことはよ、「コールドスリープが1日1人」ってのは船の設備上の理由とかじゃなかったってことで、やろうと思えばクルーは1日に何人釣ってもいいってことなんだよな。今回みたいなローラー盤面だったら、絶対に1日に2人釣れれば強いんだが……まぁ、そこを突っ込むのは野暮ってもんなんだろうな。人狼ゲームにそれっぽい理由つけるの、トテモムズカシイ。 追伸:ラキオさん、ほんと2日目の朝日が拝めない。 ためらわないことさ、第6話。若さについての疑問はフシからは出てこないので省略。 さぁ、ようやく構図がはっきりしてきました。第3期の現世編に入って以降、同窓会みたいなバタバタがずっと続いているのはそれなりに面白かったし、いい具合にメンタル壊れてて間違いなくハヤセの血脈が残ってる感覚があるミズハさんを愛でるだけでもそれなりに楽しくはあったが、やはりどこかふわふわしてて捉えどころがない印象の話が続いていた。そしてようやくここではっきりと「ノッカー」の存在が確認できたことで、この時代においても終わらぬフシの戦いの構図が見えてきたので一安心というわけだ(不安は増すばかりのはずだが)。 死なない存在であるフシと、永劫の戦いを続けていたノッカー。2期の時点でフシが世界規模で蔓延することで相手を根絶させたと思っていたわけだが、すでにあの時代にノッカーたちの「選択」は始まっていたという。常に「生きる」ことを求められるフシと、世界規模での「生」に縋り付く身勝手なノッカー。その戦いはまさに「生存戦略」であり、ノッカーが選んだのは「極小化」の道だった。フシの「単体として小さすぎると認識しづらい」という特性を突き、取るに足らないレベルにまで規模を小さくして当時の根絶を乗り切ったノッカー。もちろんそこからの復興を狙ってしまえば再びフシとあいまみえることになり、不毛な潰し合いが続く。そこでノッカーたちは人間との共存を選択し、表立った行動を起こさずに埋伏してその根を伸ばし続けた。目覚めたフシすらその存在を感知できず、「新しい世界」は成立したはずだった。 しかし、ノッカーは胎動している。なぜミズハの母・イズミが「作られた」のか、そして今回登場した少女・みもりが「とってかわられた」のかは定かでない。ミズハが偶然フシのすぐ近くにいたから異常に気づくことができたが、それがなければこの「ノッカーイズミ」はずっとそのままで生活を続けたと考えられ、これこそがノッカーたちの新しい「生存」だったということなのだろうか。しかし運命の悪戯か、フシはノッカーの存在に気づき、ノッカーはフシに「気づかれたこと」に気づいた。次回予告を見る限り、ここから対立構造は深まっていきそうだ。 しかし、そんなノッカーの有り様をすでに認めて事実上の敗北宣言をしたものもいる。「くろいの」さんである。彼はフシに能力のあらかたを渡してしまったためにもはや隠居状態。フシは次なる「観測者」になるのだろうか。ちなみに、そのまんまだとCV津田健次郎なくろいのが人間態を手に入れるとCVが花守ゆみりになるのはあまりにも説得力があって笑ってしまった。フシチームにはゆみり率いる(率いない)人外が揃い、ノッカー側はとりあえず乗っ取られた少女みもり役にCV大久保瑠美が担ぎ上げられた。そして間には何をしでかすか分からない地雷少女のミズハ(CV楠木ともり)が仁王立ち。引っ掻き回すのはKYキングのユーキ(CV潘めぐみ)である。……煮詰まってるわ……スーパー声優対戦が、幕を開けようとしている。 ダンダダンには田中真弓ババア、こっちは野沢雅子ババア、第6話。サイエンスSARUがお届けする、悟空とクリリンのめくるめくババアストリーム。 今週はガチンコバトル回。今シーズンはなかなか「これ!」という新アニメの話題作が絞れない浮ついたシーズンになってしまっているが、そんな中で一番真っ当にアニメとしてのクオリティを維持し続けているのは今作だろう。バトルシーンの切った張ったが素直に盛り上がるものになっているし、それでいてサイエンスSARUらしいふざけた要素というか、ちょっとヘンテコなテイストも忘れず盛り込まれておりきちんと独自の映像になっている。異常な世界観がその下支えをしており、ランドリールームでの死闘は大量の洗濯機が並ぶ背景がどこか現実感を感じさせないものになっており、ナチュラルにシャフトアニメみたいな妙な「非現実感」も維持している。原作のアクの強さを、うまいことスタジオの武器に融和させて画面に反映させている好例と言えるんじゃかなかろうか。 「ちょっぴり大人」になって戻ってきた小野。彼女の成長っぷりに冬村もたじたじだったが、そんな小野の悲壮な変化にも容赦しないのが大渋学園長。相変わらずその信条は現実世界の常識ではついていけないような突飛なものだが、どうやらこの世界の冬村たちにとってもだいぶ過酷なものではあるらしい。「大切な若さを棒に振った」と小野をなじり、流す涙は「最も汚い排泄物」と唾棄する。歳をとって得られた経験や変化は、彼にとっては全てひとまとめにして全否定の対象でしかない。まぁ、確かに年取って涙もろくなる理由は俺もよくわかんないのだけど……そんなに人生経験積んでなくても涙もろくはなるので、多分トラウマとかじゃなくて単なる精神の衰えだと思うぞ! などという主張は冬村たちから出るはずもなく、一方的に追い詰められた女の子を助けに行けるのはやっぱり男の子。無策で飛び出した三田だったが、学園長が文字通りに「目ん玉飛び出る」くらい驚いたのでギリギリ正体バレを回避。「サンタに変身できなかったのは年老いた自分を信じられなかったから」という三田なりの問題は割とあっさり自己解決し、めでたくメンタルの融和に成功した三田が今度はパワーアップパーカーサンタに変身することになった。サンタの力さえ戻ってくれば、特捜隊相手に無双した実績もあるんだからワンサイドゲームに……と思いきや、あらゆるものをなげうってまでして若さにしがみつく学園長の執念はサンタのパワーをも上回り、手術で積み上げた経験、そして人造人間としての純粋なパワーでマウントをとりにくる。「身体はジジイでも心は思春期の少年」というサンタの弱点を突かれるかのように、そのガンギマった覚悟で圧倒する無惨様。いやさ学園長。どういう流れで手術し続けたら「手だけが自分のもの」なんて変な状況になるんでしょうね。 ちなみに学園長に対抗するため、サンタの援軍に回った子供達が「安心して寝ること」でサンタにパワーを付与しようとした発想が相変わらず突飛で面白い。先週「この世界に睡眠はない」という意味不明な設定でびっくりさせられたわけだが、全ての設定はきちんと「サンタクロース」というメインテーマに返ってくるものなんだね。寝ない子のところにはサンタはこない。子供が寝なきゃサンタは働けない。「子供が寝ない世界」で生まれてしまったサンタは、そんな子供たちの「成長」の概念を塗り替えることで、ちょっとずつその力を取り戻し、子供たちを理想の姿に育て上げていくのだ。 しかし、そうまでして力を増したサンタでも、まだ学園長には届かない。残念ながら三田は相手を殺したいと思って戦っているわけではないのだ。覚悟の量が違いすぎることもあってか、現時点ではまだサンタの負け。存在意義をぶち壊されそうになったサンタだったが、ギリギリのところで更なる年寄り、理事長が介入することで九死に一生を得る。やっぱこの世界じゃ年取った方が強くなるのかしら……まぁ、その声なら強くてもしょうがないか、という気はするが。 ヘンテコババアの話を聞いて、もう一歩上に行けるかサンタ。そして、こんだけギリギリの接触で未だサンタの正体に気づいてない学園長、ちょっと察しが悪いんじゃないか。そこはもうボケてるのかもしれませんね。 魚心あれば狐心、第6話。人外2体がひとまずは和解。打算の極みではあるが、結局は妖怪どもは自分勝手なのである。 もちろんそんな中でもミコちゃんの献身は理屈抜きのもの。前回の引きで「どうなっちゃうんだ〜!?(まぁ、喰えないだろうが)」という展開だったが今回あっさりと自傷行為からの逆転劇。食欲を抑えるための自ら蓄えてきたレベルを犠牲にするという選択で諸々の問題に一気に解決を見た。「そんなん出来たならさっさとやれば……」とも思ったが、一応は説明している通りに「比名子周りの諸々が気になって、自分の戦闘力を落とすわけにもいかなかった」という理由があるなら納得はできるか。汐莉という外敵が現れて比名子周りに追加のディフェンスが敷かれたことで、奇しくもミコちゃんが武装解除してリラックスできるようになるという皮肉な結果であった。 ミコちゃんは自分が一歩引いても比名子に危害が加わらないようにする防衛装置として汐莉を「利用」し、汐莉側は比名子のQOLを改善して味と品質を向上させるための触媒としてミコちゃんを利用する。ある意味でWin-Winだが、なんとも歪な同盟関係である。まぁ、ミコちゃんとしては文字通りに「苦肉」の策でしかないからね……なんだか全部が汐莉の都合のいい方に向かっているようでなんとも癪ではあるが。 和解ついでにミコちゃんからは比名子の過去話という貴重な情報もゲット。曰く、かつての比名子はふつーの子供だったが、あの事故くらいのタイミングをきっかけにしてとっても美味しくなってしまったという。「子供が途中で血肉の質を変える」なんてのは珍しいことらしく、これはまだ汐莉にとってもクエスチョンマークか。当時のミコちゃんのことを考えると、庇護対象だと思ってたものがいきなり強烈な捕食対象に見えてしまったってんだから大変だっただろうが、その状況を10年近くも必死に耐え抜いてきたのだ。やはりお友達ナンバーワンはミコちゃんにこそふさわしいということだろう。事情を聞くだけ聞いて後から「美味しいとこ」取りの汐莉はほんとにずるい。 まぁ、その分今後の監督責任は汐莉に回されたので、しっかりと管理・生育を行なってもらいましょう。名実ともに「保護者」となったミコちゃんからも背中を押され、毎回海沿いで展開されている今作でさらに念入りな「海回」。残念ながらこんだけ女子高生だけのお話のくせして(メインキャラの)水着ゼロという信じられない塩展開だが、そういう作品じゃないのでしょうがない。海なんていったら、水着やエロじゃなくてあかん存在が引き寄せられるだけでした。汐莉さん、こうなること分かってて誘ってた感あるよな……。 そりゃ悪手だろ、第5話。……「高圧的な態度で迫れば押せる」まで理解しておきながら、なんでそこに悪女演技かませる必要があったんだ。そこは一気に「いいから黙って言うこと聞け」だけねじ込んどけばよかったんちゃうんかい。 という疑問を残しながらも、ひとまずはヨミ騒動が一段落。どうやら毎回なんやかんや理由をつけて「死亡フラグ」がやってくるというのが今作のメインボディのようである。以前から気にしている「運命修正力」についてだが、結局どれくらい働いているかはよくわかっていない。一応の仕組みとしては、「最初にコノハが魔力覚醒するイベントをすっ飛ばしてしまったのに他のイベントの難度設定に変更が効かないため、現時点でのコノハに対しては無茶なイベントが目白押しになっている」→「その度にコノハに命の危機が訪れる」→「本来だったらコノハ由来の冒険譚になるところを、コノハが受け身になっちゃったせいでイアナが積極的に関わらないとイベントクリアができない」→「おかげでイアナは絶対に事件に巻き込まれることになり、結果的にソルから疑われる」という流れだと理解しておこう。 この構造は必ずしも「イアナの死亡フラグ」が確定しているわけではないので、ソルの態度を少しずつ軟化させる方向にちょっとずつ事実を捻じ曲げていけば、そのうちサイクルが解消されるかもしれない。実際に今回のお話ではそうして周りの連中との関係性が変わってきていることが示唆されているので、だいぶ遠大な目標ではあるがゴールがないわけではないのだ(原作未完ならまだゴールしてないのだろうが)。まぁ、だからこそ今回の「悪女設定」はほんと余計なことしたと思うんですけどね。 イベントがどれくらい継続して発生し、どれくらいの難度のミッションが降りかかるかはすべて「原作黒歴史」次第。そこを覚えていないとイアナとしても対処のしようがないのだが、覚えてないもんはしょうがない。そしてこの「覚えてない」に加えて「設定を超えてキャラが動く」という現象も発生しているためにすでに世界はイアナの手を離れた独自世界として躍動し始めている。今回はそれが分かりやすいように3人の男連中がそれぞれに変なことをして変な感情を植え付けられている。まぁ、「媒体が少女漫画だから」と言ってしまえばそれまでなのだが、実にアホみたいなラブ模様が展開されてるのは笑っていいのか苦虫噛み潰した方がいいのかはよく分からない。最終的な相手役は(いるとすれば、だが)ソルになるだろうからそこだけ注目すりゃいいのかと思っていたが、元々の設定で「相手役」になってるのがギノフォードなのでギノもまた無視できない存在感を発揮しているというのはまだ落ち着かない部分、まぁ、イアナ目線ではコノハの幸せが絶対条件なので、ここからギノとの関係性が深まるっていう選択肢もなさそうだが。ソルだけに焦点を絞っちゃうと、ヨミの立ち位置も難しくなるよなぁ。ほんで今作が逆ハーレムだとしたら、3人じゃぁ終わらない可能性もまだまだあって、次回は多分また新キャラ追加になるんだよなぁ。イアナさんからしたら、望まぬ逆ハーレムで心労が重なるばかりの状況、全然望んだ歴史になってないのが不憫ではあるが……全部ひっくるめて「黒」歴史ってことよなぁ。 ようやくピンチらしいピンチ、第18話。これで少しは流れが変わるかしら。 先週感想を書かなかったことからも分かる通り、残念ながら2期に入ってからシナリオ上の面白さがずっと低迷している本作。1期の頃はもうちょい刺激があったと思うのだが、2期に入ってからはダラダラした追走劇と、アーノルドに会うの会わないので同じような展開が2週3週と続いていて流石にダレてしまっていた。 加えて、今回の話数でかなり顕在化したが、どうにも作画部分の魅力に欠ける。なんかね、1枚絵としてはそこまで悪くなくてちゃんとキャラデザが維持できてるように見えても、ちょっとでも動くとなーんか妙な空気になったり、そもそも動きがなかったり、カット割りにももっさり感が付き纏って、省エネにさらにプラスアルファの懸念材料があるような状態。元々外注作画で支えている作品ではあったのだが、2週前あたりから1つのスタジオとどこだか分からない海外スタッフの名前が作監としてクレジットとして並ぶようになり、映像部分のクオリティがかなり落ち込んでしまっている。さらにコンテも今回は監督含む3人の分業ということで、おそらく2期に入ってからは制作環境がかなり逼迫しているのだと思われる。もうちょい落ち着いてゆっくりやってほしかったのだが……。 というわけでどうしてもネガティブな感想ばかり出てしまうお話になっているが、冒頭で書いた通り、一応ぐだぐだ展開も一段落し、ここいらで少しは動きがありそう。そしてシリーズとして初めて、ほんとのほんとにクライが単独で孤立してしまう状態になり、スマート姉妹も一応は無力化され、ちゃんとピンチらしいピンチにはなっている(まぁ、相手がポッと出の盗賊団ではあんまり説得力もないのだが)。次回からの展開で多少は刺激が増えることを期待しよう。 ……せっかく名実ともに「温泉回」だったのに、なんで微妙な作画が回されるんだよ……。 すげぇキャスティングだな……第5話。ここまでのキャラクターをまとめておくと、主人公は若手の夏吉ゆうこなわけですよ、アシさんにみっく、担当編集に天さんくらいまでは分かるとして、サポーターのカッター、師匠筋の漫画家に麻美子も年上ポジションに順当にハマるキャスティング。はーさん姉のみさおもまぁいいだろう。でもさ、「かつてのアシ仲間でライバルポジション(自称)の先輩」が……画伯ってさぁ。すげぇな。 ほんでその仕事っぷりがかなり面白いもんだからたまらない。今回は遠慮なく中の人の話から書かせてもらうが、正直小林ゆうのこういう仕事ってほんと久しぶりじゃない? なんなら聞いたことないまである。いや、新キャラの梨田はテンションが乱高下するめんどくせぇ性格だからローの時は徹底してローなので、低音ハスキーな画伯ボイスがしっくりくるのは分かる。でも、梨田のベースの音域はそこじゃなくて、むしろ双見とかに合わせられるような「ほぼ同年代のフツーの声」なわけですよ。どうしたって「声優小林ゆう」は低音キャラかイロモノばかりが求められる傾向にあり、こんな可愛い女の子(「可愛い」の部分は諸説あり)やってるのはほんとに貴重なサンプルな気がする。正直、今回アバンの初登場シーンでも画伯の声だって気づかなかったくらいだし。ちゃんと可愛くてちゃんとめんど臭い。小林ゆうワールドもまだまだ終わりがない。 というわけで新キャラ。一応は「ライバル」と言っているがあんまりライバル要素がなさそうで、現時点では「同業者」キャラというにとどめておくか。意外なことに、すでに5話目となる今作は双見以外に純粋に漫画家と呼べるキャラはほんのちょっと顔を出しただけの師匠以外存在していなかった。まぁ漫画家なんてもんはスタンドアローンの孤独な仕事でもあるので「周りの同業仲間」がいなくてもそこまでおかしくはないのかもしれないが、それでも、やっぱりこれまで1人も出てこなかったのは双見の人間性の問題なのだろう。そしてよりによって満を持して登場した貴重な「昔馴染み」が更に人間性に問題を抱えているやつだったという。 梨田も色々と要素が詰め込まれた濃いィキャラで、「酒癖悪くてネガティブだけど悪いやつじゃない」とのこと。基本的にはヘタレのくせして双見相手には先輩風を吹かせたかったのだろうか、ちょっとマウント気味にくってかかっていたアシ時代の思い出も今は昔。同じ土俵に立った双見に対しては、圧倒的なシンパシーとひとつまみの対抗心を抱いているというのが現状らしい。張り合える土俵があるうちはよかったのだろうが、連載を打ち切られて「無職」になってしまった今、梨田側から双見に強く出られる要素もなくなってしまい、もはや一緒にぐだぐだする貴重なリア友として接した方が実入りが大きいという判断なのかもしれない。まぁ、実際に「悪い奴ではない」のだろうけども……。 そんな梨田を通じて描かれる、漫画家という職業のどうしようもない危うさ、厳しさ。常に1作1作が戦いであり、競争を生き残らねば明日も分からぬリスキーな身の上。そんな哀愁と将来への不安を漏らし、酒に逃げるメンタルの脆弱さは漫画家という職業に共通した脆さみたいなものがあるんだろうか。これ、双見が今の連載を打ち切られたらどうなるかちょっと見てみたいわ。 そうして「漫画家にしか分からない苦労や不安」があるからこそ、双見も梨田のことを邪険にせずに色々と付き合ってあげているのだろうが、それを良く思わないのははーさん。表面上は「仕事が滞るし、振り回されてたら双見が心配」という話ではあるのだが、必要以上に双見にベタベタしにくる節操のない梨田を見て、どうにも監督者責任以外の何かしらの感情も抱えているように見えるのがはーさんの放っておけないところである。厄介者へのツッコミも冴え渡ったが、そんなはーさんですら今週分では梨田の撃退に失敗してしまった。来週以降は「三角関係」になったりするのだろうか……。どことどこに線を引いたらいいのかよく分からない作品になってきたぞ。
トマトジュースを飲み干す時ですら口が出てこない主人公、第4話。大鳥の簡単フェイスはこだわりというよりもそういう信念に見えてきた。こんなに描きやすそうな主人公も珍しい。 Aパート、「吸血鬼ちゃんと調理実習」。調べてみたところ、パウンドケーキとカステラの違いはバターなどの油脂が入るか否かだそうです。確かにカステラはしっとりあっさりで和菓子に近い存在だものね。何故大鳥が頑なに「カステラ」としか呼ばなかったのかは謎だけど、単に洋菓子に疎い人間だったんだろうか(あんだけ菓子を食い漁るやつがそばにいるというのに)。そういえば調理実習って選択科目なんだろうか。月菜たちが作業している場所にふつーに男子もいたので男女別ってことはないはずだが、何故か調理実習と同じタイミングで並行して美術の写生の授業も行われている。つまりこの学校は「家庭科/美術」が少なくとも選択制になっているということ……そういうもんだっけ? いや、そもそも俺、高校時代に家庭科やった記憶ないぞ。その辺のカリキュラムって学校によって違うんでしょうかね。 まぁ、そんなこたぁどうでもいいのだが、なんで気になったのかというと「月菜の菓子へのこだわり」がそこにも表れているようだったから。Bパートでのやりとりによって、「吸血鬼は食物の摂取で味覚を楽しむことはできるし、一定数の満足は得られるが、決して食欲は満たされない」という謎の性質が明確になった(これまでもなんとなくは説明されていたが)。この性質はとても不思議なもので、毎日のように菓子を食い漁る月菜ちゃんの摂取したはずのカロリーはどこに行ってるんだろうか。「楽しむことはできる」とは言っていたが、そこから接種されるカロリーは本当にゼロなのだろうか。もしそうだとすると、大鳥と出会う前の月菜はガチで飲まず食わずの状態で学校生活を送っていたことになり、「ハラペコ帰宅」どころじゃない壮絶な学園生活だったことになるわけで……なんか色々とお察ししてしまうが、そんな状況下であえて「家庭科」を選択して調理実習に挑むあたり、「実利はないけど食べることは好き」という月菜の倒錯した欲求がなんとも不憫にも見えるのである。 そしてもう1つ、今回のお話で確信した設定がもう1つ。それは、「もう通常形態とちびっこ形態のメタモルフォーゼに特に意味はないんだろうな」ということである。いや、「ここまでのお話でそれくらい察しろよ」と思われるかもしれないが、なにしろ1話目に大上段に設定されたのが「へちょくなった月菜が可愛い」だったわけで、この世界における月菜のメタモルフォーゼは大きな意味を持つ「実際の現象」であると考えなきゃおかしかったのだ。そして実際、イメージ映像などではなく月菜は変身(変形?)している。それは例えば、今回家庭科室で佐久間さんが月菜を抱え上げるシーンなどで明らかで、脇に手を回した時点では通常フォルムだが、そこからひょいと抱え上げた瞬間にちまっこくなり、簡単に持ち上げられるようになっている(まぁ、仮にイメージ映像だとしても佐久間さんのパワーなら持ち上げられそうだが)。つまり、実際に月菜は「小さく」なっている。 では、この能力というか性質についてはどのように説明されるかというと……「説明しない」がファイナルアンサーなのだろう。そこはもう、ギャグというかネタというか「当たり前のこと」として作中では認識されるのだ。そしてスイッチする理由は「なんか可愛いと思った時に勝手に小さくなる」である。身も蓋も無い言い方をすれば「作者の都合でシーンによってフォルムが変わる」だけなのだ。そんな当たり前のことに、今回のお話でようやく確信が持てたので、それを最大の収穫としたい。 Bパート「吸血鬼ちゃんとおでかけ」。バドミントンがやりたい月菜。この子、普段はちょっと外面を気にしたりしてんのに、待ち合わせ場所は公衆の面前であるにもかかわらずちびっこフォルムでべそべそ泣いてたり、もはやなんでもありである。これもまた「作者の都合、読者のニーズで一番可愛い時に可愛くなる」だけだ。なんの問題もない。そして、「フードコートにいったこともないし、なんならショッピングモールに行くことすら初めてだったかもしれない」というずいぶんな箱入り設定も明らかに。大鳥と出会うまでは本当に友達が少なかったということなのだろうが、何故彼女のこれまでの人生において、周りの人間どもはこんな可愛い生物を蔑ろにしていたのだろう。その辺の設定もおいおい明かされたりするのか、それとも、そこも「単なるギャグ」で終わるのか。 なんでこんなゆるふわギャグアニメで真剣に考察しているか、そのモチベが自分でもよく分からなくなっているが、最終的な結論が全部「可愛ければいいじゃん」で終わってるあたりが容赦ない。そして、こんだけの展開だったら普通はどっちか片方でも「これってもしかしてデートなんじゃぁ!?」みたいなことを考えて赤面したりするものだが、月菜も大鳥も、そんなことは1ミリも考えずに単にうどん食って満足するあたり、もしかしたら阿波連カップル以上の大物なのかもしれない。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/16)
(11/16)
(11/16)
(11/15)
(11/14)
(11/13)
(11/12)
(11/11)
(11/11)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|

