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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 おひさしファイティン! Roseliaライブとしては3ヶ月ぶり。そして今回は初のフリーライブということで、なんと入場は無料、さらに配信も無料の大盤振る舞い。以前Mujicaがやった時には「これで無料!?」というとんでもない内容だったこともあり、今回も期待がかかるぞ。

 ……とは言ったものの、実は私、日程をうっかりミスっておりまして。本日19時からの配信なんですが、21時以降はどうしても空けなきゃいけなくなってしまった。さらに今回は無料配信である代わりにアーカイブ無しということで、リアタイ視聴しないともう2度と見られないという制限付き。視聴後に別な用事で時間を置いてしまうと感想も書けなくなってしまうため、今回はRoseliaとしては(多分)初だが、Mujicaライブ感想形式で処理することにした。一応確認しておくと「リアタイ視聴しながらツイート感覚で雑多に書き殴っていったものを並べるだけ」というものである。これで一応、2時間以内のライブであれば全体像を把握することはできるはずだ。……ライブはたくさん観たいけど、自分勝手な都合でなんとか2時間以内には終わってほしいというアンビバレント。ほんとにミスってしまった。まぁ、フリーライブだからそこまで長くはならないと踏んでいるのだが……これでキャラくずとかあったら流石にビビるぞ。

 という以上の文章は、当然ライブ開始前に先んじて書いているのである。さて、どうなりますことやら。

 

<以下、リアタイ視聴時の由なし事をそこはかとなく書きつくっていくぞ>

 

 


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 伊万里さんが極端に転びやすいのって、もしかして足下に対しての視界が極端に悪いせいじゃなかろうか……第10話。あと上半身と下半身のバランスが悪いってのも考えられるよね。……あれ、でもそれだと同じ理由で凪さんも危なっかしいことになるのか。…………単に運動神経やった。

 というわけで(?)今回は伊万里さんが主役。主役と言っても積極的に前に出てくるわけではなく、たまたま凪さんに予定が入っちゃったもんで急場でリーダーを任されることになったというだけなのが残念ではあるが、いうても大学N年生だし、研究室でもそれなりのポジションなんだからJK2人の引率くらいなんとかできるだろう。ただまぁ、こういうアクティビティでは絶対の安全確認が不可欠だし、親御さんからの許可もちゃんと取らなきゃいけない気がする。万が一があってからじゃ遅いし、おそらく伊万里さんの肩にかかっていた重圧は想像以上のものだったのだろう(肩こりがひどそう)。

 今回の目的はマンガン鉱。これまたあんまり聞き慣れない、見慣れない鉱物であるが、例によってAmazonでざっくり調べてみるとピンク色のがずらりとならんでおり、作中で紹介された「バラ輝石」かそれ以下のものが数百円単位で扱われている。ここからワンステップ上がって「菱(りょう)マンガン鉱」になると光り方などでも結構値段は上下するが、質の良いものはいかにも「宝石ッ」って感じの見た目になるのでありがたみが出てくる。値段も1000円台からデケェものだと10万以上のものもあるらしく、今回3人で見つけた「鉱脈」は下世話な見方をすればなかなかの掘り出し物だったといえる(掘ってないけど)。こうしてみると、瑠璃たちはなんだかんだで毎回確実に成果物を収得してるんだよな。おうちでどんなふうに保管してるんでしょうね。

 今回わざわざ伊万里さんが主人公になって描かれた要素としては、1つに「しっかりした知識と実践を蓄えてから登りましょうね」という当たり前の教訓が1つと、「ダメなときはダメ、絶対無理しちゃいけない」という教えも1つ。今回はわかりやすく「トンネルが絶対に進行不可能」という状態だったので伊万里さんの判断がなくとも諦めざるを得なかっただろうが、もしこれがちょっとの崖登りとかでクリアできそうな期待があった時に「それでも危険だからダメだ」ときちんと判断できるかどうかはリーダーの資質を問われるところだろう。凪さんならその辺もズバッと言ってくれそうだが、今回は残念ながら瑠璃が勝手に崖を登ろうとしてヒヤッとするシーンもあったので、伊万里さんはまだまだ要精進といったところ。

 ただ、そうして当初の予定こそ叶わなかったが、そこで単に諦めるのではなくて次善の策を提案できるってのはちゃんと「考えるお仕事」の人である。そしてその提案のための前提知識が伊万里さんの好む「書物の内容」に起因しているというのが、今回のサブタイトルにもなっている「ワンセンテンス」の意味である。まー、凪さんも同じ判断が出来なかったかと言われたら多分出来ちゃったんだろうけど、もしかしたら凪さんだったら「別ルートを通って目的地まで行こう」という方向でクリアしていた可能性もあり、今回の「敷石鉱脈」を発見できたのは伊万里さんの「身の丈にあった提案」があったおかげとも言える。その後にきちんと謎が解けた(よね?)のも同じ本からの知識だったし、地質学とはまた別方面の興味関心から導かれる真実というのも間違いなく存在しているというお話でしたとさ。

 今回の一件で硝子ちゃんはさらに伊万里への羨望を強くしたことだろうし、きっちり成果が出たので瑠璃からの評価も下げずにすんだ。教える側の伊万里ちゃんもまだまだお勉強中であるという事実は今一度噛み締めておこう。

 ちなみにどうでもいい話だが、今回は過去シーンの描写があったおかげで今作では非常に珍しい「複数の男性キャストがいっぱいしゃべる話」であった。こんなことが珍しくなるアニメってのもすごいけどな。

 
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 お隣の天使様もいつの間にかダメ人間だった件、第10話。この作品は常に友情と恋愛の違いを考え続けるお話らしいですが、我々視聴者は常に「百合とレズの違いとは……」と考えさせられますね。

 なんかもう、ひどい話でしたね。「お前ら、百合作品って言われたこういうのが見たいんだろ?」というあまりに安易な絡みをネイキッドに見せつけられ、何故この作品に18禁マークがついていないものかと血の涙を流しながら大臼歯がすり潰されんばかりに歯噛みするような。ほんと、こういう安易すぎて視聴者を舐め腐ってるような展開は……

 いいもんですね。ぼくぁ常々なろう作品とかにさ、「ベタすぎて捻りがなくてテンプレには飽き飽きだよ!」とか言ってるけど、露骨すぎるエロで売っていく百合アニメについては心の奥底(というには表層すぎる位置)に住まう「こういうのでいいんだよおじさん」が大活躍してしまいますね。私だって随分歳を重ねたのでちゃんと知ってるんですよ。「女の子どうしが風呂場でお互いに胸を揉み合うなんて基本ありえねー」とかね。先人たちは安易な夢を見せないようにそういうところで侃侃諤諤の議論を繰り返しているわけです。だからこれがフィクションだってことは知ってるんですよ。どこの高校の門をくぐったところで、エロくて阿漕で可愛すぎる瀬名紫陽花さんは非実在性百合なんです。

 でもいいじゃないか、いいじゃないか、夢があれば。いいじゃないか、いいじゃないか、明日があれば。嗚呼! れな子さん、あんた自分も結構立派なものをお持ちなのに相手のおっぱいに性的な欲求を持ちすぎだな! 合格! 何を差し置いてもさっさとエロ方向にゴーサインを出す判断が早い百合アニメ、これはこれで良いものだ。あまりにあけっぴろげすぎる真唯を相手にするとやや興も冷めるし、紗月さんは純然たる恥じらいがあって罪悪感を伴った。しかし、完全なる誘い受けの姿勢をとった紫陽花さんであるならば? ……れな子、お前はもう友達がどうこう考えるのは諦めた方がいいかもしれん。開き直って同級生を全部喰うくらいの性豪を目指したらいいんじゃないかな。ムリムリ。

 さて、エロすぎる内容にどうしても目が眩んでしまうが、紫陽花さんの内面を探る物語は、多分ここまでの真唯・紗月のお話に比べてだいぶライトである。前回時点で「なんで紫陽花さんはいきなり家庭環境に対しての不満を爆発させたんだろう? 何かでっかい事情があるのかしら?」と疑問に思っていたのだが、今週に至っても特に何も出てこないところを見ると、ガチで「溜まってたものが溢れ出した」だけのようである。まぁ、両親が共働きで下の子たちの面倒を見なきゃいけない長女が大変そうだな、ってのはわかりますが……発散のさせ方がだいぶ独特だよな……そりゃコミュ障のれな子じゃなくても色々心配しちゃうのはしょうがない。れな子もれな子で思いつきの行動だったもんだから特にその後のケアも考えておらず、結局2人して一番本音で話し合うきっかけになったのが「旅費をおごるか否か」というびみょーに生臭い話だったのがなんとも。まぁ、そこからちゃんと「お互いの友達観」を擦り合わせられたので意味はあったけどさ。家でも学校でも尽くすタイプの紫陽花さんは、さすがにどこかで全部人任せにして乗っかりたい時もある、というのが今回の結論でしたとさ。

 これで終わってりゃ、日常にすんなり戻れたのだろうが……紗月からの意味深な画像で軽いジャブが叩き込まれ、全てを最悪の方向に引っ張り込むのは女王・王塚真唯の仕業である。流石にラストだけは紫陽花さんに同情するが……あの造りの旅館で入り口周りで話してた真唯の声が聞こえないってことあるもんかね。……雨降って地固まるといいわね……。

 
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 マギー君かわいいいいいいぃぃ! 第10話! ピギャーなチキンパンダちゃんの一挙手一投足が全部可愛い。ほんで鳴き声が極まったあいなまボイスというのも素晴らしい。いやー、こんだけ殺伐とした展開なのに癒ししか感じなかったわ。

 ここでほんとに個人的でどうでもいいお知らせなんですが、こないだ漫画喫茶に籠った時に、原作にちょっとあたらせてもらいました。「アニメ視聴中は原作読まない」を信条としているのですが、今作はちょっと好きすぎて我慢できず、「アニメで放送済みの部分」のみ(コミック3巻まで)一気読みして、原作とアニメを比較させてもらいました。先週放送分の内容がやたらギチギチで原作がどうなってんだろう、というのがすごく気になってた、というのもあります。

 結論としては「原作もアニメもちゃんとおもろいな」という穏当な感想。デザインとしてはやっぱりアニメの綺麗な画が好きではあるけど、この原作者さんの絵ってさ、どこか荒くてパサパサしてる感じ(伝わりにくいな)はあるんだけどあんまり汚いとか、読みにくいって印象はないんだよね。アニメでもその辺の「パサつき」というか雑多な雰囲気は再現しようとしている部分も多くて、象徴的な部分としてはモグラが頭を掻きむしった時に出てくる「わしわし」の擬音とか、そういうところであえて画面を騒々しくしてるところがわかったのが収穫。また、アニメのアバンで出てくる印象的な1枚絵が原作だと毎回の表紙の部分だったこともわかり、アニメがうまいこと原作の要素を入れ込んでくれてるな、というのもプラス印象。放送が終わったら、原作の収集も視野にいれていいかもな。

 閑話休題。そんなわけでまだ先を知らない部分をアニメでは追いかけているわけですが、割とダイレクトに霊的な騒動に繋げてきましたな。島の地主・鮫島家の被害者である森くんが異常をきたしたのは、ほんとにシンプルな「陰湿ないじめ」の結果。「因習村」なら宜なるかな。ただ、村ぐるみというよりも主犯のユイの影響力が強すぎて、「なるほどこの家族をぶっ飛ばせばあらかた問題は解決しそうだな」という分かりやすいセッティングになっている。まぁ、あの小娘がそう簡単に改心するとも思えないので、基本的には立ち直れないくらいにボコボコにしなきゃいけないはずだけど。……人魚様を討滅したことが村人目線で分かるなら話は変わってくるだろうが、現時点ではそんな方法もなさそうだし、何か「人間目線で」納得できる解決方法ってあるんだろうか。

 一応、可能性の1つとして希望が残されたのは「ババアは巨悪、孫娘も大したタマだが、その間に挟まってる親父さんはどこかに付け入る隙があるかも」という部分だろうか。傀儡でこそあるがそれなりに「頭はキレるかも」というモグラの見立て。なんとかババアの呪縛から逃れられれば、娘を律し、村の状況を立て直せる可能性はゼロではない……かも。いや、でもこの手の小物は基本的に自分の意思で何かを決めることはできないと思うのだが……。

 もう1つポジティブな可能性が見えるのは、島の住民の中でもそれなりに存在感がある「桐原家」の人間は皆聡明であること。娘さんを島の外に出す決断をした親父さんはかなり世界が見えている人だろうし、未だモグラのことを思い出せていない爺さんも、記憶が戻れば霊的な何かへの言及ができる「島の古老」ポジションたり得る存在。結局、外の人間であるモグラや教授がどれだけ正しいことを言っても決定打にはならない環境。ヤエちゃんの頑張りに期待したい。マギー君が頭なでなでしてくれてるぞ。

 

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 もう勘弁してくれよ、第22話。なんで今期はこんな曇らせ話ばっかり続くんだよ! もう、今期のテーマが終始そういうことなんですかね……。

 ここ2話くらいは当たり障りのない話が挟まってちょっと安心してたんだけど(おかげで感想書く要素もなかったんだけど)、今回は再び「ぷにるとコタローの関係とは」に戻ってきちゃって、双方からクリティカルな言説が飛び出して軋轢が臨界点に。これまでは「まぁ、どこまで行ってもぷにるはホビーでしかないから気にしてないよ」で終わっていたのだが、いよいよぷにる側にも大きなストレスがかかるようになってしまった。ちっちゃな揉め事が重なるというのはこれまで通りの展開なのだが、そこに変化をもたらす(ヤな)差分が2つ追加。1つ目は、ぷにるが売り言葉に買い言葉で「友達がいないコタローに気ぃ遣ってボクが友達やってあげてるんです」という発言。……どうなんだろ。コタローがそこまで気にしなければいいのだけど、少なくとも真に受けたらただじゃ済まない話だ。実際、コタローはこれまで以上に怒っていたし、ぷにるも出してしまった言葉を引っ込めることはできない。お互いに「結局あいつはなんなんだ」を真剣に考える必要が出てきてしまった。

 そしてもう1つの要因は相変わらずのジュレである。「結局大したスペックじゃないジュレに対し、コタローは本気で愛着を抱かない」ってんでこないだの問題は解決したはずだったのだが、それでもなおおさまらぬジュレの執着はいよいよコタローの本心をとらえ始めている。ぷにるには出来ない本気で「コタローのことを考えての行動」は、さすがに心動かすに充分なものだっただろう。より親身になってくれて、より便利で、そしてより「かわいい」存在が出てきた時に、コタローはどのような決断を下すのか。なんともまぁ、面倒くさい話である。

 ということで、今期ずっとぐるぐる回っている問題をちゃんと考えろよ、という話の展開なのだが……今回はそれに加えてなんか重要そうな新キャラがバタバタと一気に登場してそっちに目を奪われてしまった。インパクト抜群だったのはコタローの回想シーン、幼稚園時代に彼にトラウマを植え付けたジェンダー論の権化のような恐ろしい園児、名前をどおるちゃんという。まぁ、やってることはこれまでの回想でコタローがやられていたことをまとめただけなんだけども……ほら、CVがやたらインパクトあったもんでさ……汚ねぇ声の汚ねぇ園児だったなぁ……。

 さらに、ぷにるが家出した先が雲母先輩の家だったもんで、雲母家の家族が一気に登場。先輩から何となくイメージできるが、そりゃもうクセ強な御一家である。「コタロー以上に童顔で年齢不詳の父」のインパクトがまずでかく、CV下野紘の説得力がやばい。そして「いかにして母性の塊である雲母先輩が生まれたのか」という説得力を出すために現れたのが、更なる上位母性を持つ絶対存在である母親。当然CVはママのイデアたる井上喜久子おねーちゃんその人である。さらに、意外なことに「しっかり者の妹さん」もいるのだが、こちらは中の人繋がり(?)なのか娘さん役を娘さんが担当しているというネタ。要素が渋滞しすぎてて忙しい御一家である。個人的には、「この夫婦の夜の事情が気になってしょうがない……」っていうのが一番の感想なので、どなたか薄い本で頑張ってください。

 まぁ、結局は雲母一家の役割は「ぷにるにこれまで知らなかった現実を叩きつける」なので、そこまでパーソナリティの掘り下げはないと思うけども……よりによって象徴的に取り上げられたタームが「偽物」っていう。……ぷにる、ここから始めて真面目に反省するのかなぁ。でも、ぷにるが反省しちゃうと作品崩壊する気がするんだよなぁ。

 
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 もうナイスさんは……第23話。23話目にしてようやくグルリと1話目につながったな。これにて一旦全ての連環が成ったと見ていいんだろうか。

 さぁ、満を持して登場したのはわんこヒーローのトラ。これまで公式ページの一覧を見てず〜〜〜〜っと影も形もなかったから気になってたんだよな。しかもロリ・黙殺編あたりから「物語は佳境に入ってます」みたいな空気を出してどんどんみんながつながっていくもんだから、「こんだけ世界が閉じてるのに1度たりとも登場しないなんて、もしかしてこの犬実在しないのでは?」とすら思い始めていた。もちろんそんなこたぁなくて、無事に最後の一席を埋めるヒーローが出揃った(まぁ、時を同じくしてナイスは退場しそうだが)。

 改めて、最後の1人(1匹)の名前は犬だけどトラ。謎の地球外存在だったビッグジョニーなどと異なり、まごうことなく単なる犬である。まぁ、CVが山寺宏一の犬をただの犬と言えればの話だが(「名犬」ですかね)。素性は「サーカスのピエロ出身」ということで、やたらと芸達者で人語を解することができる時点でやっぱりイカレてはいるが、今期は別作品に「人語を解し文字を操る狸」もいるので、もしかしたら世界中探せばそういう動物ってのは一定数いるのかもしれない(わけない)。とにかく、「ちょっとお利口だけどしょせんは犬」というのがトラの初期ステータス。しかし、そこに純真無垢な子供の憧れが混ざり込むことでイレギュラーを引き起こしちゃうのがこの世界のおかしくも厄介なところ。

 夢みがちな少女シンヤーはサーカスのトラを見て「地上最強の生物だ!」と確信。わざわざ保健所から引き取り、徹底的に「お前は最強」という英才教育を施しながら生活をともにする。地上げ屋に狙われるスラムみたいな街の少女なのだが、そのくせ秘密基地には立派なパソコンがあり、それで動画編集やら配信やらができちゃうあたり、中国の現代のお国柄が見えるようでちょっと面白い。まぁ、流石に「浮浪児」までいくとPCは使えないだろうから、シンヤーはもう少しましな環境ではあるのだが。とにかく、シンヤーの信頼は一切揺らぐことなく、トラと一緒なら地上げ屋を撃退できると疑ってもいない。

 そして面倒なことに、今回対立する地上げ屋ってのが、がっつりナイスとつながっていたということ。正確には、ナイスは社長に命じられて地上げを成功させようとしている「雇われ」だが、こないだのスマイルの件などもあってだいぶ進退極まった状態。今回の地上げの斡旋にミスったら後はないってんで、割となりふり構わずに汚れ仕事に手を出していたようだ。しかもナイスの雇い元って、スマイルたちに恐怖粒子をぶち込んだりして散々使い倒してるところで、今回はなんと地上げのために「恐怖粒子で作ったデコイ」みたいな大量生産兵士を駆使してトラを攻め立てる。こうなってしまうと、誰がどう見てもナイスは悪の手先である。

 他勢に無勢だし、元々裏企業vs単なる犬っころでは勝負になってなるはずもないのだが、そこにちょろっと介入しちゃうお騒がせキャラは、毎度お馴染みXさん。彼の使う魔法じみた能力によって恐怖粒子兵は無効化され、二次元にとらわれたりなんだり。理屈はさっぱり分からないがそんな「魔法」を目の当たりにして少しは奇跡を信じてみる気になったトラ。シンヤーのピンチに持てる力を振り絞り、お互いの「信頼」を確かめあうことで、動物としてはあり得ないはずの信頼値「1」を獲得。これにより、厳然たるヒーローの資格を得た。

 まぁ、その後のお話は出来過ぎの感もあるのだが……とりあえず地上げ屋連中は撃退に成功(ナイスは恐怖粒子を直で浴びるという最悪の展開)。そこからあれよあれよと噂も広まり、自動的に信頼値が爆上げされて一気にベスト10ヒーローまで上り詰めちゃうトラさん。流石に11位以下のヒーローが雑魚すぎるだろ、とは思うのだが……え、もしかしてこの世界って案外ヒーローの数少ない? ……まぁ、ナイスがダメなことだけは間違いないけど。とにかく、これにて全てのヒーローは出揃った。ここからいったい、どんな物語が紡がれていくのだろう。

 今回はわんこが主人公ということもあってか、これまでにないテイストで画面が構築されていて新鮮な映像。なんとなく日本風に言えば「ちょっと古めかしいアニメ」っぽいし、アメリカンテイストでいえばよりカートゥーンっぽさが強い表現だが、これは「トラ編」だけの映像ということで、もしかしたら「動物から見た世界」の現れなのかもしれない。今回映像が切り替わったのは最後のナイスさんのところだけで、2つのフィルターを通過して、またもあの1話目の映像に戻ってきた。この3〜4種類くらいある映像表現の差分、ちゃんと意味を理解しながらこれまでの話数を振り返りたいなぁ。

 

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 「レトロ」ってワードで傷つくおっさんだっているんですよ……第22話。まぁ、自分が憧れた世界はもう、レトロだよな……。

 というわけでAパートは「レトロとは」というなかなか難しい切り口からスタートし、実際には天空橋による家電メーカー各社の成り立ち物語へ。最初に桜子が目をつけたのはなんと初代iMac。あの特徴的なフォルムとパソコンという機械の常識をひっくり返したコンセプト。すごいよね。これこそがAppleの本気……かどうかは知らんけど、私も当時はすごく憧れたものです。残念ながらまだ自分でPC買えるような歳ではなかったので知り合いのおっちゃんの家にあるのを羨ましく眺めてましたね。その後、なんやかんやあって自分自身で初めて購入したPCがiBookだったはず。知り合いに洗脳されて育った結果、私はパソコンといえばMacの人生なのさ。……そのくせスマホはiPhoneじゃないんだけどな……。

 などというおっさんの懐古は天空橋だけに任せるとして、確かにちょくちょく耳にする「レトロフューチャー」なる言葉。ファッションやらなんやらでも「平成」がフィーチャーされたりすることもあるらしく、この状況が日本の苦境を表しているものなのか、単に定期的に起こる揺り戻しの1部なのかはのちの歴史学者が分析することだろうが、古きを温ねて新しきを知るのは決して悪いことではない。実際、今回天空橋が語ってくれた「国民ソケット」の話なんかは私にとっては「へぇ」なトリビアだった。ファックスの仕組みとか、当時の記録媒体が「カセット」だったこととか、言われてみれば確かに納得。今の若い人にはもはやモデムのガガピーもピンとこないだろうから説得力ないかもしれないけども。我が家がまだアナログ回線だった頃のあの音階、今でもソラで真似できそうなくらいにずっと聴いてたなぁ(電話料金がかかるからネットに繋ぐ時にいちいち起動するのよ)。今期はアニメをみるだけで家電の歴史とか鉱石とかに詳しくなれて良いですよね。

 作中ではそんな「レトロ」をめぐって何故か桜子VS天空橋の戦いになったが、実質的に指揮をとっているのはキレぎみの鮫洲さんだったし、最終的に決着をつけに行ったのは明確にキレてる華月さんだった。華月さん、こないだの一件があってから開き直って天空橋との距離は詰めても気にしなくなってきたな。思い切り尻に敷いた状態でコントロールしてくれると助かります。……でも古い大学の研究室とか、確かにそういう目線だとお宝眠ってそうだなぁ……。

 Bパート、突如ネズミのブッコロ方法をレクチャーする桜子からスタート。ありえないくらい物騒なことを言ってたけど、田舎だとそれも日常茶飯事なのだろうか。ただ、個人的に気になったのは「桜子、なんで地域のお年寄りからこんなに相談を受けるんだろう」っていう部分ですね。前からそういう傾向はあったんだけど、普通に考えると田舎から上京してきた大学生なんて、大学周りの地元民と触れ合う機会はあんまりない気が……サークル活動を続けていくうちに勝手に草の根運動でコネクションができたのかな。以前のゲーム騒動とかの時点で、すでに桜子は割とお年寄りからの愛されキャラになってた気も。

 今回は駄菓子屋のおばあちゃんからの相談で、調べていくうちに「問題はネズミではないかもね」という話に。モスキート音を駆使した猫よけ装置、なるほど確かにお子さんたちにダメージを与える可能性は高そうだ。意外な理由で子供さんたちが遠のいていたことを見破った名探偵桜子のおかげで問題は即解決。実に頼りになる。ついでに「現代のハーメルン」まで施すアフターケアまで含めて、ほんとに天空橋のおかげで桜子も抜け目なくなったもんである。今時のガキども、確かにWifiあったら集まりそうだもんなぁ……。今回は子供たちを追い出したり呼び戻したりする様子をハーメルンに例えていたわけだが、元々ハーメルンの街も「ネズミの被害に悩まされる」ところからスタートしているお話なので、そこまで意識してのたとえ話だとしたら、桜子もいよいよ念が入っていることよ。

 そんなこんなで着実に桜子が成長している中、お隣のムームーも成長しているはず……だが、さて、目標だった地球文化習得は進んでいるのか。お目付け役のシベリアちゃんもだいぶ気にしていたみたいだが、そんなお仕事を全部ひっくり返す突然の通告。どうもムームー星人(仮称)たちは予定の立て方が行き当たりばったりでいかんよな……。こっからクライマックスですかね? 次回予告だと全然緊迫感なかったが?

 
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 くまちゃんである。実際はブログ内で言及する時は「加隈亜衣」とフルネームで触れることのほうが多いのだが、これは表記上ひらがなの「くまちゃん」だと誰のことか分かりにくいため。内心では割と前から「くまちゃん」呼び固定。奇しくも今期は全然関係ないアニメに「クマちゃん」というキャラクターが登場しているので若干ややこしいが、今回ばかりはくまちゃん表記でいかせてもらおう。

 あなたが加隈亜衣に求めるものはなんでしょう。多分、全人類でそれは共通していると思いますね。

 


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 パワープレイがすぎる、第10話。よってたかって大学生カップルがJKをフルボッコにする図、なかなかえぐい。ちなみにこの3人の座組み、現状で盾の勇者御一行と(中の人的に)全く同じなのがちょっと面白い。

 というわけで「マイスチューデント」編は一気に決着へ。そりゃま、いうても姫路ごとき小娘が咲太をどうこう出来るとも思っていなかったが、とっととジョーカーを切って殺しにくるとは思わなんだ。前回までが「俺の彼女は桜島麻衣なんだが?」という圧倒的マウントから余裕の攻撃を繰り出していた咲太だったが、今回まさかの「私がその桜島麻衣なんだが?」ではるけき高みからのマウント展開に移るとは。ズルいといえばズルいのだが、いかんせん桜島麻衣という女は(咲太のためなら)平気でこういうことをする女でもある。そもそもスタート地点からバニースーツで街をうろついてた奴だし、いざという時に何しでかすか分からないポテンシャルこそが、咲太の心を惹きつけて離さない麻衣さんの最大の魅力であろう。

 咲太は「クリスマスのご予定、叶えられないかもしれません」という負い目があったせいでおそらく全ての事情を麻衣に話してしまっていた。具体的には「霧島透子の謎を解かないと危ないかもしれません」→「その霧島透子からクリスマスのお誘いを受けたので行くしかないです」→「その霧島への対抗策として、姫路の能力が有効な可能性が出てきました」→「だからクリスマスには姫路を連れて行くしかなく、これって“夢見る”の予言通りになっちゃいますね」までの一連の流れ。ここまで全部説明されたら、なるほどクリスマスにデートを差し置いて教え子とデートする理由も成立してしまう。だからこそ麻衣さんはOKを出してはいる。

 しかし、桜島麻衣はそこで終わらない。咲太が「これはもう、温泉デートは諦めるしかない」としょんぼりしている時に、麻衣さんは「上述のフローチャート、別に私が隣にいても問題なく成立するな?」という斜め上の判断を下し、デートの冒頭からがっつり同道するという荒技を披露。そりゃぁ姫路さんだって面食らう。そして咲太すら与り知らぬところでグイグイ牽引する麻衣さん。その目的はただ1つ、生意気な小娘に現実を叩き込むことである。終始穏やかに、ただ思っていることを素直に口にしているだけの人気女優は、おそらくそれが一番「効く」ことを知っている。圧倒的な惚気を自分が叩き込むことが、一番小娘の心を折れることを知っている。だから後になって「ちょっと言い過ぎちゃった」と表現しているわけだ。「レベル上げに行こうと思ったらラスボスがいた」状態の姫路さんに勝ち目などないのである。

 さらにさらに、姫路さんが「自分の能力は千里眼です」という重要情報のCOをしてしまったせいで(このCOはクリスマスデートの動機作りのために必須だった)、咲太が「量子もつれか……」という超次元の解釈を経て姫路の目論見を飛び越えて千里眼が双方向通信になってしまうというトラブル。思春期症候群「慣れ」している咲太は当たり前のようにこれをフル活用し、現状の姫路の内面を確認、さらに離れた場所での麻衣さんとの一騎打ちをリアタイ配信で視聴。そして「姫路が能力を失った」瞬間までも認識した。おそらく姫路の症候群は「他人によく見られたい」「あの人の心を知りたい」という自己顕示欲から発生したココロコネクトだったのだろう。ファムファタール気取りで自分ならこの能力をうまく使いこなせると信じていたからこそここまで好き勝手に動いてきたわけだが、「能力などあっても何の意味もない」化け物を前にし、さらに相手が「共有しようぜェ」と迫ってきたことが恐怖につながった。今更桜島麻衣の内面を見たところでそこには攻略情報など何もなく、いかに自分が矮小で相手になっていないかが羅列されているだけだろう。そんな「真実」を見せつけられたらたまったものではない。初めて「他人の内面を見たくない」と強く思ったタイミングで、症候群は「完治」してしまったのだろう。ご愁傷様である。麻衣さんも流石にそこまでは狙ってやってないだろうが、結果的には「力でねじ伏せる」ワンサイドゲームとなってしまったわけだ。

 これにて姫路は陥落。咲太に余計なことをするのは諦めたし、能力を失ったので霧島透子攻略のメンバーからは外れることになった。まぁ、元々相手になる器でもなかったのだろう。しかし、そんな霧島透子にも少しずつにじり寄って行く咲太。岩見沢某というその女の「素性」を見た咲太。とりあえずストレートをぶっ込んでみたところ、鉄面皮に多少のヒビくらいは入ったっぽい。周りに残った症候群がらみっぽい現象は、これで霧島の「認識阻害」と「夢見る」の2つ。麻衣さんとの運命はどう変わっていくんだろうか。まぁ、温泉デートは実現しちゃったから少しは自重してもいいとは思うが……マネージャーもさ、所属タレントの彼氏とのデートにヘロヘロついてきて風呂まで入ってくる関係ってすげぇよな。

 追伸:今回も一瞬だけ(電話口で)出番があった双葉さん。「1分だけ貸して」とお願いしてジャスト1分で通話を切るあたりがあまりにも双葉さんすぎてサイコー(ちなみに計測したら放送時間的には30秒ジャストだった)。


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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