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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 はい完璧。はい最高。There is no 異論、いいね。

 というわけで、年に1度の悲しい別れの季節。今年も無事にスーパー戦隊が幕を閉じた。そして、この物語がわずか1年だったということが驚きなくらいに充実した年になった。最近の戦隊、ちょっとトバし過ぎじゃないですかね。ここ数年全くハズレ作品がなくて、失礼ながら「そろそろ休んでもいいから来年あたりに1回ちょっとハズレ作品はさんでもええんやで」とか思ってる自分がいる。すまんなブンブンジャー。ちなみに戦隊シリーズにははっきりした点数づけはしないことにしてるんですが、今作はざっくり評価で「A」は確定。「S」にしたくもあるしどうしようかな、と悩むくらいのレベル。まぁAかな。そういえば去年のどこぞの戦隊は「文句なしにS」と評したんですが、今になって考えるとアイツはもう「Z」とか「Ω」とか別次元にぶん投げた方が正しい気がしてきた。

 そんな1年前の先輩が全ての常識をぶっ壊してトンズラした大破壊作品だった揺り戻しだろうか、登場時には色々とキワモノ扱いされていた今作も、その名の通りに王道を爆進する真っ正直な作品となった。もちろんさまざまな部分に新規性に富む挑戦が盛り込まれていたことは前提として、それらを全て駆使して「戦隊ヒーローで描くべき英雄譚」が丁寧に積み重ねられていったのである。ラスト3話での綺麗な伏線回収、特に劇場版との絡みでざくざく過去キャラが出てくるカタルシスはおしっこちびっちゃう楽しい展開で、ほんとは先週時点で感想書いちゃおうかと思ったくらいである。デボニカの再登場はある程度予想されていた部分だが(劇場版感想でそう書いている)、その前にデズナラクが帰ってきたところで「その展開よゥ!」と盛り上がっちゃったし、イロキ様の堂々たる帰還とかもたまらんものがあった。この展開に持っていかれちゃぁ、もう何も言えませんよ。

 ざっくり今作の良かった点を見ていくと、まず戦隊シリーズの個人的な最重要評価点として「個々のメンバーのキャラがしっかり立っていること」が挙げられる。以前もどこかで書いたのだが、どうしたって5人以上の「主人公チーム」がひしめく以上、影の薄いキャラってのは出てくるもんで、乱暴にまとめるとグリーンとかイエローあたりの影が薄くなりがちな傾向にある。1話完結を前提とするためにゲストキャラなんかも右から左に流れて消耗品扱いされる場合もあり、「積み重ね」というよりも単に「連なったお話」になってしまうとどうしても刺激は落ちる。しかし、今作は47年の歴史の中で、最も極端な形で「全員主人公」を実現してしまった部分がエポックメイキング。何しろ「全員王様の戦隊」である。登場時には「そんなん成立するわけないやろ、どうせ途中から王様要素が薄くなってみんなでつるむだけになるで」とたかを括っていたのだが、なんとまぁ、見事に最後まで「みんな王様」だった。しかも作品の唱えたいメッセージとして「王も民もみんな主役」というスローガンがあり、王どころか従者チーム、モブに見えた民の1人1人にまでがっつりキャラが立っている始末。イロキやデズナラクの復活も嬉しかったが、多分ボシマール(本物)の復活が一番嬉しかった人も多いんじゃなかろうか(マジで泣くよあんなもん)。

 そうして「ばちばちの個性を遠慮なくぶつけ続ける」という無茶な構成が「6王国同盟」という形の上で成り立つ奇妙な戦隊を作り出し、1話1話全てに濃いお話が提供してもらえたというのが一番の評価点。加えて、同じようなポイントだが「敵組織のわちゃわちゃ」もちゃんと見られたのは嬉しかった。これまた毎度触れてるポイントだが、やっぱり敵さんサイドのキャラを立てるのにも「わちゃわちゃ」が手っ取り早いんですよ。本作は2部構成になっている関係上、真の敵キャラであるダグデド様と五道化の登場が中盤以降になってしまったが、それでも充分インパクトを残せるだけのキャラとシナリオになっていた。ダグデド様(石田彰)が身も蓋も無い強さとキャラで最大限に掻き回してくれたことが大きいが、文句なしで敵キャラMVPであるカメジムを筆頭に、やたら濃いキャラと被害のデカさで盛り上げてくれたグローディなど、ほんとにどのキャラも「与えられた時間内に全部の要素を出しきる」という生き様(死に様)(死ねない様)が見事。

 そうして「敵」「味方」全部が楽しかったということで、ワタシ的今作総合MVPは悲しき為政者、ラクレス様に差し上げたい。彼のせいでほんとの主人公であるギラが若干食われ気味だったのは残念と見る節もあろうが、私としては今作の重要なテーマである「指導者とはどうあるべきか」という問題をず〜〜〜〜〜っと抱え込み、明確な答えを与えてくれた歩くお手本がラクレス・ハスティー。序盤から「まぁ、何かあるやろこの人」と思わせておいてそれを回収するまでに二転三転。もう、見たい展開を全部見せてくれている。スズメとの純愛要素はそれだけでも1本のドラマが作れてしまいそうだ。そういう意味では最終的に一番好きになった王国はトウフかな。イロキ・カグラギ・スズメ。血族全員が恐ろしいまでにディボウスキの信条を貫き通しているアツすぎる一族である。

 ちなみにスズメさんも大好きですが、ベストヒロイン賞は個人的嗜好によりモルフォーニャさんのものです。これはまぁ、しょうがない。最初から最後まで1ミリもぶれずにずっと可愛いままだった。リタさん、あんたほんとに友人に恵まれてるよ。

 他にもヤンマの話とかジェラミーの話とか最終的にちゃっかりゴッカンの国民になってた稲田さんの話とか、語らなきゃいけない話はいっぱいあるはずなんだけどキリがないのでここで一旦切ります。まとめると、「ほんとに1年間最高の刺激をありがとう」です。毎年クソ高いハードルを更新し続けてるのに、あの手この手できっちりクリアしてくる戦隊シリーズ、ほんと恵まれてるな。

 

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 学園始まって以来の才女は流石に嘘だろ、第8話。まぁ、フレンドリーで接しやすいタイプの才女もいますからね……。

 Aパート、ここにきてまさかの過去話。これまであまり深掘りされてこなかったライオスの妹さん・ファリンの人となりが垣間見えるエピソードであり、マルシル自身の性質もちょっと更新されるようなお話。まぁ、「学園始まって以来の才女」だったかどうかはあくまで自己申告なので本当かどうかは定かじゃないが、普段の魔法の行使などを見るに、決してへっぽこでなさそうではある。一般的な冒険者と比較して優秀かどうかについては、この世界にレベルの概念とかはあんまり明確になさそうだし、潜ってる階層もそこまで明確な基準ではなさそうなのでなんともいえないかな。ぶっちゃけ、組んでるパーティー次第みたいなところもあるだろうし。まぁ、センシがいなかったらファイター・スカウト・ソーサラーの3人チームで潜ろうとしていたことを考えると、割と無茶苦茶なことするタイプのキャラではあると思う。

 そんな才女だったマルシルさんが、一見するとはみ出しものであるファリンと出会って仲良くなるという、強引に解釈すれば百合の発端と解釈できなくもないエピソードであるが、現時点ではそのファリンがドラゴンのうんこになっている状態なので温かみとか懐かしさを覚えられてもちょっと困る。多分このアニメはファリンが救出できれば幕引きになるのだろうが……ちゃんと再会できるんでしょうかね。

 ファリンのキャラもちょっと意外な方向への掘り下げが行われており(まぁ、今までほとんど描写がなかったので意外もクソもないのだが)、どこかぼんやりした子ではあるが、加えて「ナチュラルにダンジョンに潜ったり野原を駆け回ったりする野生味ある子」という要素も追加。あまり学園で真面目に机に向かって座学に勤しむタイプの子ではなかったようだ。その分、フィールドワークを通じて得た実学経験が豊富で、マルシルが「ダンジョン学」を学ぶ上でも色々と刺激を受けたのは事実だろう。ファリンが自然素材について詳しく興味を持っていることと、ライオスが「ダンジョン食マニア」であることに関係があるかどうかはまだ分からない。この兄にしてこの妹ありなのか、この妹にしてこの兄ありなのか。……どっちにしろ変な兄妹なのは間違いなさそうである。

 Bパートへの接続ついでにこの世界の仕組みについて更新された部分について確認しておくと、どうやら(当たり前だが)ソードワールド的な魔術区分とはちょいと違う常識によって構成された世界のようだ。というのも、まず「精霊」というものの扱いを「魔術学校」らしき施設で学んでいたというのが1つ。おそらく、この世界における「魔法」は精霊の存在と切ってもきれないものであるらしく、マルシルが魔術について学ぶ際に、精霊の「飼育」が欠かせない教養として登場しているのはおそらく「魔術師=精霊を使役するもの」という認識ということだろう。つまりこの世界にはソーサラーとシャーマンの区別が無いということ。また、マルシルが「精霊の扱いが上手い」という部分について普通に同級生たちから感心されていたことを考えると、この世界では「エルフが精霊の扱いに長けている」というような常識もなさそう。エルフであるマルシルも、人間同様に学ばないと精霊と接触できないってことだからね。多分ハイエンシェントとサイレントスピリットの区別もないのかな。

 また、プリーストという存在も実は「魔法使い」との差分が曖昧だってのは以前からちょくちょく出ていた話で、あれだけ精霊の扱いに長けていたファリンが最終的にプリースト(っぽい役職)についているということはホーリープレイも明確な区別がなさそう。回復魔法も含めた全ての魔法は、「精霊をなんらかの形で使役し、行使する術」の総称なのかもしれない。

 ただ、ここでの「精霊」という概念もまた難しいのが、今回マルシルを危機に陥れた存在が「ウィンディーネ」と呼ばれていたという事実。一般に「水の精霊」であるウィンディーネだが、この世界においては「水に余計なことすると怒って物理攻撃を仕掛けてくる厄介なモンスター」になっている。精霊は精霊なのかもしれないが(少なくともなんらかの実体を伴って描かれてはいない)、マルシルたちが学園で飼育していた「精霊」と同列に並べるのはちょっと違和感がある。あの凶暴そうなウィンディーネを「使役する」魔法というのもちょっとイメージできないので、この世界における精霊というのは、確固たる存在感がある独立のものと、魔法にかかわるなんらかの生態系で分ける必要があるのかもしれない。飼育瓶で育ててたのって、どう考えても現実世界における「微生物」の置き換えだったし。

 まー、結局はこの世界の風景についても手探りで見ていくしかないというお話で。いいんじゃないかな、焼き肉は美味いっていう共通認識さえあれば。……深夜にあんなん見せられたら確実に飯テロだったぜ(昼に見ても飯テロでした)。美味そうな焼肉描写と、陰影が印象的な対ウィンディーネ戦の戦闘描写、これが同時に展開されるからこそのTRIGGERアニメよねぇ。

 

 

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 割と本気で「胸糞最悪のバッドエンドにならねぇかなこのアニメ」って思ってる自分がいる、第7話。皆さんはこの世界がどのようなものか、ちゃんと見えていますか? 私には見えていません。

 前回あたりに「出オチっぽい作品だから、刺激に慣れてだんだん飽きてきたなぁ」みたいな書き方をしちゃった気がするんだが、今回Aパートは久しぶりにブレイバーンの無茶が本当に無茶で割と面白かった。Bパートのプラモ素組みしてるところなんかも意味分からん度合いがかなり高かったな。だから、毎回書いてることなんだけど、どこまで悪ふざけでどこからが伏線なのかがもう分からないからほんとに疑心暗鬼になっちゃうんだよ(そのために冒頭の感想になる)。今回はついにデスドライヴスとの対話が本格化したんだけど、敵サイドにどんどんキャラが出てくると「血みどろで死人が山ほど出てる戦争の物語なのにこれでええんか?」という疑問が……。

 前回登場したスペルビアさんは強引に言語コードをチューニングされた上で、ルルとの関係性が色々と匂わされていたのだが、最終的には「なんか戦う意味がなくなっちゃったから鹵獲」という意味不明な状態に。……こいつら、戦う意味が分からん状態で戦争してたんか? 

 そして更なる戦力として登場した稲田ボイスのクピリダスさん。こちらは造形の影響もあるかもしれないが、キャラの性質もなんとなくどっかのアレクシスさんに似てるような気もする。色味が似てて顔のデザインもなんとなく共通点があるんだよな。その上でどうしようもない快楽主義なところもあるし。かてて加えて「爆発至上主義」というよく分かんない属性まで持っていて、1話で殺される敵キャラとしては要素が多すぎてもう大変。単なるギャグとして処理してもいいのだが、末期の一言である「ブレイバーンに任せておけば大丈夫」みたいなセリフが気になって気になって。なんかもう、全ての要素が「ブレイバーンが地球人と遊ぶための狂言」にしか見えないんだよな……。

 デスドライヴスとの共通点というか、「お互い全部分かった上でやってる」感もなんか気持ち悪くて、思い返せばルルに「ルル」っていう名前をつけたのがブレイバーンで、その時点で「デスドライヴスは内包した人間的存在をルル↑と呼称している」(以降、デスドライヴスの用いるエネルギー源の方を「ルル↑」と表記する)ことを知ってるんだよな。まぁ、自らイサミを中に入れてうかれてるんだから「人間的存在を取り込むことでエネルギー源としている」ことは承知してるんだろうけど、「人間のエネルギーを吸い尽くして運用する」というその様子を全く悪びれる様子もなく「それはルル↑だ」と言ってる時点で、ブレイバーンも彼らと同様に人間の命をどうとも思ってない感が出てるんだよね。ブレイバーンにとってイサミだけは特別なんだろうけど、その「特別さ」にことさらにこだわり抜いてるところがなんか怖い。

 そして、そんな中で相変わらず「生理的に」受け付けられなかった不幸ポジのルイスがルルと2人でコンビ芸を獲得。というか、ルルが普通に地球産の新兵器に適合。「脳波とか読み取っていい感じに動く」「適合者にしか使えない」というざっくりした訳のわからない兵器を生み出す地球人も怖いといえば怖い。この世界、何がほんとなの?

 
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 ヒグアレさーーーーーーーーーーーん!!! 第8話。まさかこの早さでリタイアが出るとは思ってなかったわ……マジでどういう構造の作品かが分かってないもんで、どこで何が起きるか全く読めないこのライブ感。

 多分今回で既出キャラの全てが絡んだことになるのかな。黄都VSリチアという戦争の中に、「勇者候補」が全て絡んで望むと望まざると殺し合いを始めている状態。そんな中で今週口火を切ったのはまさかの最弱キャラ・ユノさん。ヒグアレによって連れてこられたリチアの「来賓室」にて、出会ってしまったのは憎き故郷の仇(?)であるダカイ。彼の淡々としたもてなしに相変わらずのヒスを起こしたユノさんは、今回も「強者を殺してやる」と息巻くだけ息巻いてハイおしまい。ほんと、このピーピー喚いてなんもできない絶望感漂ううえしゃまボイス好き。でもちゃんとダカイの実力を察して「殺したい……けど抜いたら確実にこっちが殺されるッ」ってんで行動に出ないあたりは弱者なりの「強み」なのかも。下手に仕掛けて無感情に惨殺されちゃ、それこそ浮かばれない。この物語のラストがどこに転がるかは全く予想もつかないが、最後の最後はユノさんが最強の誰かをぶっ殺して高笑いするところで終わってほしい。

 襲撃を受けた黄都の一都市、メイジ市。控えていた黄都軍はハルゲントさんだったりしていまいち頼りなく、おそらくタレン率いるリチア軍も奇襲を仕掛けて落とすのにちょうどいいと思ったからこその条約違反であろう。実際、レグネジィ指揮下のワイバーン軍団の強さは人間の手に負えるものではなく、化け物とは思えない堅実なヒットアンドアウェー作戦を採用されたら、文字通り人間の手が届かないのである。ワイバーン戦に「慣れて」いるハルゲントさんは状況分析と被害を拡大しないための対応策くらいは打ち出せるが、そんなものは焼け石に水。あとはもう、都市陥落を待つばかりかと思われたが……ここで登場、星馳せアルス。彼の圧倒的な保有武器でもってバッサバッサとワイバーン軍団が撃墜されていく。以前からよく分からない状態だったレグネジィ「血族」の連中は、すでに理性の半分が失われてるみたいな状態なので、多分「同族」のアルスも撃墜することに容赦ないのだろう。ただ、彼がワイバーンをぶっ殺しながらレグネジィの名前を呟いていたということは、当然この2人は顔見知りに違いなく……お互いのことをどう思って、どのようにぶつかるんだろう。現時点で、アルスが黄都側の支援に回ってる動機も正確には分かってないんだよな。まぁ、どう考えても非人道的な奇襲だったし、人命救助という大義名分は充分にあるのだけど。

 (なお、ニヒロさんはよく分からんけど通りすがりに無差別狙撃してどっかいった模様)

 混乱の続くメイジ市の中には、ダカイによってややこしい事態に巻き込まれたキア・エレアコンビもいた。世界詞の情報の一端を握ってしまったラナを処分すべく、こんな状況でも我欲のための謀略を遂行したいエレア。そして無敵戦法で問答無用に活路を開くキア。即死チートがほんとに即死チートで笑ってしまう。しかし、そんなキアをうまいこと丸め込んで都合のいいように使うのも難しいもので……下手にラナのことを「友人」だと言ってしまったせいで、いざ接触できても亡き者にする方法が分からない。キアの機嫌を損ねてしまったら元も子もないわけで、なんとか納得いく状況下でラナの口を封じなければいけない。

 そんなエレアの悩みの中ではある意味渡りに船だったのがヒグアレさんの登場。うまいことマンドレイクを丸め込み、捕虜になったラナだけでも口封じができれば良かったのだが……理不尽と理不尽がぶつかったら、そりゃ戦争になってしまうわけでな……ヒグアレの初見殺しすら全て押さえ込む世界詞。その超絶性能は使ってる本人さえよく分かっていないようで、目の前で突然枯れ果てたヒグアレを見てキアも混乱してしまう。即死チートがコントロールしきれていないとまだこういう状況もあり得るか……とエレアさんもなんとなく納得してそのままキアに振り回される形に。もう、この先エレアさんが望み通りの未来を描く方法は無い気もする。

 そして、哀れなヒグアレの亡骸の脇には実はチートがもう1人。攻めの即死チートがキアの世界詞であるならば、守りのカウンター即死チートだったのがクゼを庇護するナスティーク。ヒグアレさんが無差別毒殺なんて企んじゃったもんから自動で即死チートが発動してしまったとのこと。なんで世界に即死チートが2人もいるんだよ。いや、多分2人どころじゃないんだろうけど。

 さぁ、だいぶカオスが極まってまいりました。この「メイジ抗争編」みたいな展開は、どこで落とし前をつけるんでしょうか。そして、化け物友達が亡くなっちゃったシャルクさんはどんな顔をするんでしょうか。

 
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 それぞれの出陣式、第7話。なんか……すごく久しぶりに「まっとうな転生勇者」の反応を見た気がする……いや、「まとうな転生勇者」がどんなんかは知らんけども。

 魔王軍が迫る中、人間サイドにも緊張が走る。事前の偵察(?)のおかげで大軍が押し寄せていることは事前に察知済みであり、王国軍もそれに備えた堂々たる全面戦争を企てている。これで普通のなろうであれば勇者がチートでもって攻め寄せる大軍をバッサバッサと斬りふせる展開が待っているところだが、残念ながら今作における勇者にも主人公にも、そんな便利かつ興醒めな能力は与えられていない。あくまでもふつーの高校生が、ちょっとトレーニングを積んだ程度で生き死にがかかった戦場に駆り出されるのである。そりゃまぁ、そういう反応になる。

 前回時点ですでに表情が固かったカズキについて、うっかり「闇堕ちフラグでも立ててるんじゃあるまいな?」と心配してしまったが、闇堕ちではなくて単なる怯えだった(まぁ、姫様のCVのせいで余計なノイズが混ざってしまったのであろう)。あまりに当然の反応なので、かえってその意味を取りそこねてしまった。以前出かけた魔物討伐のトレーニングクエストですら緊張したんだから本番って言われてガチガチになるのは当たり前のこと。カズキの場合は先輩みたいなのーてんきな性格でもないので、本人曰く「逃げ出して」しまうのだってしょうがない。普通の高校生は、命懸けの戦場にはいかないものだ。

 そうして不安を抱えたカズキが自然と足を運んだのがウサトのところ。カズキから見たら、自分以上にヘンテコな境遇におかれたのにめげずに頑張っているウサトが一際眩しく見えていたのだろう。思わず不安を漏らす相手として現地の人間はふさわしくなかろうし、自分と全く同じ立場なのに弱音を吐くどころか楽しんでるそぶりの先輩のところにいくのもなんか違う。となると、同郷で同じ不安を抱えているであろうウサトのところに来る以外になかったのだ。ウサトもウサトで、自分なんかよりよっぽどしっかりしていると思っていた「イケメン」なカズキが腹を割って弱音を言いにきてくれたのだから悪い気はしない。ただでさえよく分からない未来視で不安がつのっていたところ。傷を舐め合うというわけでもなかろうが、同じような気持ちの親友がいてくれれば心強い。勇者は1人で成り立たないだろうが、治癒術師だって1人で何が出来るわけでもない。改めて、「チーム」としてのつながりが確認できたんじゃなかろうか。

 そうしてカズキに踏ん切りがつき、最後はウサト自身の出陣式。本番前のローズの最後のアドバイスは「トリアージをしっかりしなさい」ということになるが、それ以外にも、訓練には無かった実際の戦場ならではのトラブルや難しさも多いことだろう。教科書があるわけじゃなし、そのあたりの最適解を見つけるのはひたすら実践を重ねるしかない。戦争なんて起こらない方がいいに決まっているが、その戦争を治めるための方策は、戦争中じゃなきゃ見つからないというのは皮肉なものだ。

 ローズは未だ過去の後悔を抱えている。ウサトは未来への不安を抱えている。この2つのどちらにもケリをつける方法があるものか。まずは目の前の命からだねぇ。

 
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 ミステルさんのお茶会空間、なんか既視感があると思ったらあれだ、メンタルモデルの会議スペースだ、第19話。最後に金剛さんが1人だけ残って「私だけになっちゃった……」って寂しくお茶飲むところ。機械の身体のキャラはいつでも寂しそう。

 予定通りに物事は進行している。今回はカナタがシエルのボディを使ってノワールを復活させることを是とするかどうかという部分にまるまる1話割いているわけだが、普通に考えたら感情面での折り合いをつける以外にやることがないので、この部分をすっきり見せるのは案外難しい。実際、今回だってカナタは最終的にノワール救出を選択したわけだが、その選択にゴーサインを出した要因は明確ではない。

 利害だけを考えれば「シエルが消えてしまい、空っぽになったゼロ型素体を放っておくなんて勿体無いだけだし、放っておいたらノワールもミステルもぶっ壊れちゃう」と言われてるのだから「移植する」一択なのだが、それが簡単に決められないのもカナタたちの心情面を考えれば理解できる。そこに何か、「しょうがない」でも「こっちの方が前向きだ」でもいいので、納得できる「一押し」があると説得力も増したのだけど。カナタが最後にとった行動が「ノワールの写真を見返す」だったので、そこにノワールの思い出を見て決心したとも取れなくはないが、どっちかというと「シエルとの楽しい日々の追想」がメインになってしまったので、そこからシエルとの完全なる決別を選んだのは流れとしてあんまり綺麗ではなかった気がする。シエルが前回「私の後のことは好きにして」とか「有効利用してくれ」みたいなニュアンスを遠回しに伝えてくれていれば、多少はカナタの後押しになったんだろうけども。

 ただ、そうしてなんとかシエルという存在に決着をつけ、改めてこの世界における「メイガスとは何か」を考えさせるという意味では至極真っ当な展開。個人的にグッときたというか、オォと思った部分は、ヴァイスハイトさんが振り返っているシエルとの「初対面」トーク集の部分で、実はこれ、前回シエル目線から逆パターンを見せているのよね。ヴァイスハイトが「初めまして僕が君のマスターだよ」って自己紹介してるシーンが何個も流れてシエルが「私は何度も初期化されてたんだ」って気づくところだけど、当然、このシーンでヴァイスハイトは毎回似たような言葉でハジメマシテの挨拶をしているが、そのニュアンスは全て微妙に異なっていた。まぁ、違う時間の違う状況なのだから、人間が発する言葉がちょっとずつ違うのは当たり前。他方、今回はヴァイスハイトさんの回想で「初期化されたシエルが挨拶する」シーンが重なったわけだが、この時のシエル、表情やポーズは微妙に差があるが、発している言葉は全て一言一句同じなのである(多分同じ音源)。これが「初期化されたメイガス」をはっきり際立たせる要素になっており、シエルにとってはゼロからのスタートだったが、ヴァイスハイトにとっては「N周目のシエル」には違いない。未だ彼がメイガスをどのように見ているのかは定かでないが、今回の演出方向から、ヴァイスハイトもメイガスとの関係性を簡単には割り切れない奴である可能性は出てきたか。

 他の連中は当然みんな自分なりの「メイガス観」を保持しているが、それを丁寧に確認してくれたのがトキオ。彼はあえてマハトに「お前にとってのメイガスとは」という質問を投げかけており、トキオ・マハト、そしてカナタとエリーに至るまで、「こっち側の人間」はメイガスのことを尊重していることが分かる。多分マハトさんが転げるのも時間の問題なので、その場合には「アンチメイガス派」と言えるのがヴァイスハイトさんだけという状態になってしまうわけで……なんか逆に可哀想になってきたな。

 しかし、エリーは本当にエエ子やな……カナタは自分の周りの女の子環境が恵まれすぎていることをもうちょい理解した方がいい。

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 また依頼人がプリキュア! 第16話! もう、流石になんらかの陰謀が渦巻いているとしか思えない。プリキュアと繋がる犬アニメ、もう「わんだふる」とかそういうタイトルに変えた方がいいかもしれない。せっかくなのでこの機会にこのアニメの依頼人とプリキュアの関係性をリストにしてまとめておこう。

2話:プリキュアじゃない

3話;佐村の話だから依頼人無し

4話:キュアビート(豊口めぐみ)

5話:キュアメロディ(小清水亜美)

6〜7話:丹羽の過去話

8話:キュアルージュ(竹内順子)

9話:佐村の話だから依頼人無し

10話:プリキュアじゃない

11〜12話:元カノ編、キュアレモネード(伊瀬茉莉也)

13話:プリキュアじゃない

14話:キュアブロッサム(水樹奈々)

15話:おじさんだからプリキュアじゃない

16話:キュアピース(金元寿子)

 ……あれ、思ったよりプリキュアではないか? 一応依頼人の比率でいうと10人の依頼人が登場し、そのうち6人がプリキュアである(厳密に言うと水樹奈々は依頼人じゃなかったが)。……統計学的に有意性が認められるラインは超えなかったか……。

 「毎回毎回中の人ネタでいい加減にしろ」と思われるかもしれないが、今回はエンディングの「おたくの愛犬」コーナーが中の人スペシャルだったし、公認みたいなもんでしょう。もしかしたら各プロダクションに「愛犬の写真を公開してくれるキャスト募集」とかかけてる可能性がなきにしもあらず。早く麦穂あんなの愛犬がみたいですね。飼ってるかしらんけど。

 というわけで今回の依頼人は元気溌剌ひーちゃんだったわけだが、ついに番組初(?)の、「特に深刻すぎる問題を抱えているわけじゃなくて、ほんとに丁寧に丹羽が対処するしかない」という案件。これまでのパターンはだいたい丹羽が山岡士郎のごとく「こんなことじゃ全然ダメですね」ってんで状況をひっくり返してショック療法を行うような展開だったわけだが、今回は丹羽も地道に「多分こういう対処をするしかないんスよね……」というアドバイスを送るのみ。実際、飼い主のマインドにも飼い犬の生活にも命に関わるような問題があるわけではなく(まぁ、死にかけたが)、単に生活習慣を改善し、ちょっとしたところから住環境も工夫することで犬の性格も改善するんですよ、という至極真っ当なトレーニングである。まぁ、考えてみりゃ世の中のペットトレーニングなんて8割がたこういう地道なアドバイスと反復練習で改善するものだろうし、ある意味で最も「らしい」お話だったとは言えるのかもしれない。「生来の運動量が多い犬はとにかくお外に連れてってたっぷり散歩して」というのが絶対のルールであり、そこを守れない人間は犬を飼っちゃダメってことよね。……将来的に犬を飼うなら「散歩が少なくて済む、なんなら室内でずっと飼えるくらいの犬種」でいいかなぁ。……ボクの憧れはコーギーなんですが、こいつは元々牧羊犬だから割と散歩必要量が多いみたいだな……(ありもしない未来への杞憂)。

 
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 園田萌舞子! 園田萌舞子じゃないか! 第18話。正確に言うと萌舞子と萌舞恵と萌舞美と萌舞代と萌舞乃と……じゃないか! ……なぜ人類は軽々しく上田麗奈を増殖させようとするのか……。

 というわけで、アルテマティア要素がさらに爆裂してしまったせいでその他の展開は全部吹っ飛んでしまったのですが、サブタイ通り、ひとまず「兵団転送決戦」は決着を迎えた。前回の引きでラグナ大ピンチな状況だったが、ギリギリで転送が間に合い、彼はカムイの手から逃れることができたようだ。しかしその代償は大きく、一足先に首を刈り取られた銀器姫はどうやら亡き者にされてしまったようである。前回の描写だと死んでるのか、死んでないのかよく分からないとも思えたのだが……ラグナと対話してたのは残留思念みたいなものだったのか……ただ、彼女が「剣を作る」という大目標を立てておいて、何一つ成し遂げずに死ぬタマだとも思えないんだけどな……。

 とにかく、指導者を欠いた兵団は転移に成功したと言ってもほぼ烏合の衆。何も為せぬ邪魔者の集団へと堕してしまう。元々姫のカリスマでまとめられていた集団なのだから、そのトップが失われてしまっては、瓦解するのも致し方ないところか。必死に動いているのはメガネことアイクただ1人であり、どれだけ頑張ったところで数百人規模の難民は彼の手に余るものとなってしまっている。そんな状況でようやく目が覚めたラグナに何ができるかというと……まぁ、人を殺すくらいですかね……。目の前に現れたのは憎きあのアルテマティアのコピー品。いや、どういう存在なのかは全く分かってないのだが、本人たちが「竜ではない」って言ってるんだから竜ではないんだろう。……だとしたらなんやねん。時の魔法は操れてるわけで……やっぱ竜なんじゃないの? 竜じゃないのにラグナがアルテマティアと同等の嫌悪感を抱く理由ってあるのかしら。

 まーよく分からんけど、とにかく銀器姫が嫌がっていた亡命先ってのが「太陽神教」という胡散臭い宗教団体で、そのトップを務めるのがアルテマティアコピー品軍団。この集団を信用しろって方が無理な話で、これまでずっと姫も嫌悪感を示していたし、確かあのクリムゾンでさえつるむのを嫌がっていたのでは。まだまだこの世界には裏がありそうだなぁ……。

 性格の悪い教団からの搦め手をなんとか捌いたラグナが向かう先は、ひと足先に(すげぇみっともなく)転移を済ませていたクリムゾンのところ。イヤはイヤだろうが、少なくとも利害が一致して自分を動かしてくれるのはやはりクリムゾンである。この状況から、またどんな悪巧みが作り上げられるのか……。

 
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 ファイ……ティン……今、私の右腕は死んでいますし、声も枯れてるし、なんなら耳も潰されてるんですが、心はこんなにも満たされています。2日の激動を終え、心身ともに最高に「ととの」っています……。いや、もうほんとは終わった後にさっさと風呂入って寝たいまであったんですけど、それが許されないのが僕の業なのでもうちょっとだけ起きてます。今思うと、ライブ後に即温泉にダイブできたコニファーっていい物件だったのかもしれんな……。お疲れ様でした。

 

予想通り、day1からの入れ替わりはそこまで多くなかったので今晩の記事は短めで済みそうです。

 


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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