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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 学びたくなる、第3話。本作のメインテーマに「学」があるってのはもちろんなんだけども、単純に知らないことがいっぱい出てくるから歴史を学びたくもなる。

 こういうパワーって実はすごく貴重なもので、それが起こる(興る?)だけの働きかけのあるアニメーションになっているということ。だって普通に考えて、「全然分からない固有名詞がどんどん出てくるアニメ」って、視聴モチベはどんどん削られるじゃない。オリジナル設定の適当な単語の出し方とか説明ってのはどんな媒体でも腕が試される部分で、失敗しちゃうと独りよがりの勝手な作品の烙印を押されてしまう。今作もそういう意味では、じゃんじゃか知らない言葉が出てくるのだから「知らねぇよこんちくしょう」と愛想を尽かされてもおかしくない。でもそうはならない。まぁ、これは私が勝手に自分の無知にコンプレックスを持ってるせいかもしれませんけども。諸々の事情により、私はいろんな学問分野の中で世界史は飛び抜けて無知なんですよ。ほんとに中学レベルの話でも分からない可能性があるくらい。そんなもんで、今作でいっぱい出てくる固有名詞についても「俺が無知だから知らんだけかもしれんし……」というのでグヌヌとなるのである。何かおっさんになってから世界史を学ぶ良い方法はないものかしら。

 などという話はさておき、今作は作中世界においても「学び」に焦点が当たる。「知」を司るのは学者の家で育てられたシタラその人。彼女にとって、此度の成り行きはまさに「知」を奪われた蛮行である。学びの場を、学ぶに進めてくれた恩ある人たちを全て奪われ、その象徴としての「本」が奪われた。何もかもを奪われた恨みは深く、軽薄なサマルカンドの少年・シラに共闘を持ちかけられたことで自らの目標を成し遂げる活路を見出す。ここでシタラがすんなりとモンゴル生活を受け入れていたらそれはそれで問題だし、かといって受け入れられなかったら野垂れ死ぬだけ。彼女は「生きるための共存を受け入れつつ、その根底に恨みの火を燃やし続ける」という大変な状況に置かれる必要があるのだが、そうした葛藤を、本当に端的に「画」で見せてくれるのが本作の凄まじさ。1枚こっきりの表情画に込められた彼女の決意。もう、その1枚だけで泣きそうになってしまった。

 学ぶために生きたこれまでの人生。その蓄積をしたたかに使いこなし、今度は「生きるための学び」へと転じる。目的のためなら手段は選んではいられない。かつての奴隷としての日々も全てが復讐の糧。かつて奴隷商人がセールストークで適当に言ってた「笑顔が売り」なんて話だって、全てがシタラを作り上げる要素となっているのだ(まぁ、実際にめっちゃ可愛いんですけどね)。目的を定め、生きることに軸足を置いた彼女は、なかなかにしぶとそうだ。

 月日あっという間に進む。まぁ、そもそも目的地に着くのに数ヶ月を要するってのがこの時代の大変なところだが、終わりの見えない旅路の果て、ついに辿り着いたのは雪の残る山間の村。ペルシアでは想像もできない寒さもまた、シタラの知らぬモンゴルの生活の一部か。怨敵は目の前。シタラの復讐は始まったばかり。……それにしても、よりによってこのポジションにいる王妃様のCVが久野ちゃんですか……すげぇ起用。そしてなんとも怪しげな噛み合い方はお見事としか言いようがない。久野ちゃんが自身のXで「初めて夫と子供がいる役を演じました」って言ってたの見て笑ってもた。分からんけど、多分作中のソルコクタニよりリアル久野ちゃんの方が年上やで……。

 
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○「メビウス・ダスト」 4

 今期は久しぶりにオリジナルアニメが奮闘しているシーズンだ。まぁ、そうは言っても「グロウアップショウ」と「さよならララ」の2本のことなのだが、「電氣目録」も事実上のスタジオオリジナルに加えれば、A-1 Pictures、キネマシトラス、京都アニメーションと3つのスタジオがしのぎを削る乱世の様相。そしてそこに我こそはと名乗り出てきた4つ目のスタジオがあった。そう、かつてはきらら系などの萌えデザインで猛威を振るった動画工房である。まぁ、こちらも厳密には完全オリジナルじゃないらしいが、そこはよしとしよう。

 ……なんか、1つだけびみょーにショボいな。第一印象あんま良くない。いや、別に作画がショボいわけでもないのだろうが……飛び抜けていいものでもなく、全体的にキャラデザのもっさり感から画に特段の強さは感じられない。そしてこれは完全なる偏見かもしれないが、未だアニメで「パルクール的な痛快アクションを見せ場としましょうよ」っていう狙いで成功してるの見たことない気がするんだよな……。「プリンスオブストライド」っていうがっつりパルクールをテーマにしたアニメは鳴かず飛ばずだったし、劇場アニメ「バブル」は動画クオリティを鳴りもの入りで売り込んでたのに確実にクソアニメ寄り。最近では「ラザロ」というどうしてこうなった例も追加されている。陣取り合戦とか街中のぴょんぴょんアクションとか、それだけでアニメを作ろうってのはダメなスタート地点なのだ。

 まぁ、今作は別にそこが主眼かどうかはまだ分からないのだが、設定に設定を重ねて小難しいことを説明された割には、やってることがガキどもの追いかけっこというのがどうにもピンとこない。多分ここから先は彼らに与えられた「ラムス」という特殊能力を巡って策謀が飛び交い、大人たちとの戦争になったり盛り上がっていくのかもしれないが、残念ながら1話目はほんとになんもない追いかけっこアニメ。「逃走中」の1話目と大差ない。流石にこの時点で良い評価を下すのはちょっと厳しそうだ。別に1話目からじゃんじゃん盛り上がるドパガキ仕様は強制されるものではないし、そうじゃなくて「丁寧に盛り上げていきたい」みたいな長期的な作品作りも大事なのだが、残念ながらオリジナルアニメの1話目としては「掴めてない」という評価にならざるを得ない。せめて、あのリミッター壊し博士がもっとダイナミックに不穏な空気を流してくれていればヒキもあったとは思うのだが……。

 いやいや、これこそがもしかしたら刺激に慣れてしまったよくない思考なのかもしれない。博士のプロジェクトがきな臭いってことは充分に伝わってくるのだし、主人公(?)が苦しんでいる違和感も鑑みれば、この1話目で子供らが盛り上がってる「リミッター無し」は悪魔の囁きであることは間違いないはず。ここからとんでもねぇ悲劇とかに推移してくれればこのモヤモヤも解消はされるんですが、「特殊能力持ちの子供が力を解放しすぎると制御できなくなってバケモノになるよ」くらいまでだと余裕で前例があるからそこまで引っ張るものではないと思っちゃうんだよな。かといってこのまま何事もなく最後まで追いかけっこだけで終わったそれはそれで困るし……。

 うん、やっぱオリジナルの1話目って難しいわ。なんとなく流れる「2流アニメっぽさ」みたいなものを拭い去って、次回以降で盛り上げてくれることを期待しよう。

 
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○「いびってこない義母と義姉」 5

 せーのっ\一迅社!/ 今期は2本あったわ。毎週違うCMを発信し続けるのって結構大変だと思うのだが、頑なにやり続けてるのは一迅社だけなんだよな。

 というわけで一迅社のよく分かんない配信サイトに原作があるらしい漫画作品。常々なろう作品に「タイトルで全部言っちゃってるじゃん」と文句をつけているわけだが、流石にここまで完璧な出オチ潰しというか、「それ言っちゃったらもう何もなくない?」感はなかなか無い。普通に考えて「義母と義姉はいびってくるもの」という前提条件がなければこのタイトルが成立しないわけで、「タイトルとは何か」を改めて考えさせてくれる異次元の仕様になっている。「いや、でも冷静に考えたら1話で終わってしまう転生事情とかをダラダラ書かれるよりは、恒常的な状態を説明してくれている今作の方が姿勢としては誠意があるよな」とかも考えたりもする。そう、これは「展開の説明」ではなくて「状況の提示」でしかない。いわば文法としては「メイドさんは食べるだけ」と同じだ。「阿波連さんははかれない」「淫らな青ちゃんは勉強ができない」など、「無い」ことを説明するというのは立派な特性。なんだ、じゃぁ成立してるんじゃないか。

 とか修辞学的な(??)言い訳をしてみるも、これって当然シンデレラの設定をひねっただけなので出オチ作品には変わりない。1話目で「いびられてしまう!」→「いびられなかったわ」をひたすらループして基本設定の提示は全部終わってしまったので、ここから先は何すればいいんだろう、というのはむしろ興味が出てきた部分。「いびってこない」が「状況の提示」でしかないので、ここから先は義母と義姉さえ心変わりしなければ何をしたってタイトル詐欺にならない。突然ここから異世界転移してもいいし、野球チームを作って試合に出てもいい。宇宙へ飛び出して多元宇宙からタイムループを始めたっておかしくはないのだ。まぁ、絶対そんなことはしないんだろうけど。結局根源的には「メイドさんは食べるだけ」と同じところに制作・視聴モチベがあり、我々は可愛い女の子が食べ物をもらったり甘やかされたりするのを見てればそれだけでほっこりするのである。徹底的な甘やかしストーリーでハートフルになればそれはそれでいいのではなかろうか。まぁ、いつどこで飽きるかは分からないけど。なんなら1話目でちょっと飽き始めてた気もするけど……。

 一応点数をキープしたのはいつも通りに中の人効果。義姉2人組の芹澤優の方は分かるが次女はなんと貫井柚佳である。今期もこのキュートボイスが味わえるのは助かる。主人公役は若手の新人さんっぽい。まだちょっとたどたどしいところもあるが、そのちょっと声になりにくいような部分も主人公の設定を考えれば味わいと言えるのかもしれない。今後のリアクション芸での成長に期待。そしていつものことながら……お亡くなりになった主人公のお母さんのCVがねぇ……ヲイ、今期早くも母親役で2回死んでんねんぞ。どうしてくれんねん。「逝去する母親枠」っていう業界の固定スロットの中は3〜4人くらいの候補で回してるんか?

 
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○「コードギアス 奪還のロゼ」 ー

 全然新作じゃないが、多分また1から見守る気がするので一応記録だけしておく。

 確認しておくと、こちらは配信済みの作品だが、配信サイトはディズニープラスのみと狭いものだった。そこで3話区切りの劇場公開という措置が取られ、私も2年前に喜んで4回も劇場に足を運んだものである。ちなみに総評としては「無茶苦茶なのは間違いないし、下手したら怒られ案件ではあるが、そもそもギアスってそういう作品だったよね。いいじゃん、わんぱくで楽しかったよ」くらいの感覚。当時ギアスで熱狂した世代であれば、この雑なバタバタバトルアニメはきっと楽しめるはずだ。あとはまぁ、「最高にかっこ可愛い上田麗奈の新たな代表役」という側面は絶対に外せない。しゃま信者においては絶対に押さえておくべきおっぱいである。それに加えてキャラクターデザイン・木村貴弘氏の遺作という意味もある。氏の生み出したムッチムチなおっぱいや尻の文化、その集大成としての皇サクヤ。中盤で描かれる緊縛シーンは必見だ。

 ということで見どころは多い作品。未見の人はぜひ追いかけてみよう。ちなみに先週時点で今作の放送に先立って「元祖シリーズの振り返り特番」が放送されていたのだが、改めてぎゅっと30分にまとめられた総集編を観て、「やっぱ意味わかんねぇな……」と感心したものである。これだけ元気なオリジナルアニメをサンライズが力一杯作ってくれていたゼロ年代、いい時代だったのだなぁ。

 
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 新旧プリキュア対決! 第2話! しかも当代のセンターキュアと3代前のセンターキュアの対決、アツい。……ってか今期の関根明良の稼働率、異常じゃない? あらゆるキャラでとんでもないカロリーを出してて……こないだまでの永瀬アンナとバトンタッチした感がある。

 などという中の人ネタから引き込まれたのも事実だが、ふつーに面白い2話目。今期はガチで放っておけないアニメが多くて、まだ全然新番チェックも終わってないのにスケジュールが立て込み過ぎてて困っている。最終的に週に感想をちゃんと書くアニメの本数は10本以内には抑えたいし、週間試聴本数の目標は40本までなのだが……どうなっちゃうんだろう。

 さておき今作。1話目で設定の一番美味しい部分は堂々と繰り広げられたのだから、2話目は起承転結の「承」に回って一旦落ち着いて深呼吸でもしてほしかったところだが、そんな手ぬるいことはせずにフルスロットルで物語が進む。まず、新たなる刺客として怪獣大好き少女・友里真夏(CV関根明良)が登場。最初は新汰の恋人みたいな雰囲気で出てきたもんで「おっ、恋の鞘当てか」と思ったが、なんとその属性は斜め上、ただ単に怪獣が大好きでハルゴンにハァハァしちゃう系女子だったという。まぁ、バランスを考えたら黒絵ちゃんにも当然女友達は欲しいわけで、怪獣にも理解があるし新汰を奪い合わない人物が理想なわけだが、その結果がこんなバケモンだとは思わないじゃん。自作のモスラ寝袋、普通に売り物になるレベル。

 どうやら根は悪くない……どころかだいぶ聖人寄りの性格のようで、鬱屈した黒絵の感情もぜんぶケロリと飲み込んでしまうし、余計なおせっかい気味ではあるが分け隔てなく黒絵に接近し、さらに気遣いまでしてくれるという「盟友」になりうるポジション。まぁ、黒絵側からしたら崇拝の対象になってしまったので逆に近づきにくくはあるが……いっそ怪獣のことも全部COしてしまえばいい相談役になってくれるかもしれない。

 そしてもう1人の主軸である南新汰。前回時点で「あまりにも少女漫画な出来すぎイケメンだし、男目線からだとさすがに受け付けにくい」と思っていたのだが、今作は並大抵の少女漫画ではない。何しろ女の子が怪獣であり、制御不能の大量破壊兵器になる危険性をはらんでいるという。そんな女の子でも理解して包み込んでくれるとしたら、それこそ生半可なイケメンでは太刀打ちできない。人類すべてを愛し、どんな艱難辛苦も乗り越えられる鉄のメンタルを持つ勇者でなければ、最終的に黒絵に並び立つことなどできないのだ。そう考えると、ちょっとやりすぎなくらいの新汰の聖人っぷりは正しいカップリングのために必須条件なのかもしれない。

 そうしてこれまでの人生で味わったことのないイケメンパワーを叩き込まれ、パンツを貫くごんぶとテイルを発露させちゃう黒絵さん。怪獣化の進行、その時々のメンタルとかでバリエーションがあると対処しづらくてすごく面倒くさそう。そして「流石に今回は怪獣化しないで治ってくれたか……」と間一髪だったはずなのに、結局新汰がゴリ押ししたもんで早くも2度目の変身。しかも相当怪しい学校の敷地内、いじめの現場となった体育館が爆心地である。これに真夏の「黒絵はハルゴンの巫女である」という風説までまかり通ってしまうと、もはや無関係を装うことすら難しそう。どうなる黒絵。いっそ学校を全壊させてしばらく休校にでもするか? でも純粋な破壊者になってしまったら視聴者側もフォローしづらいぞ!

 
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 アツいわねぇ……第2話。引き続き、どストレートな情熱が突っ走っております。

 ほんとは2話目時点は一旦スルーでもいいのに、今期のアニメはいちいち放っておけないエネルギーを放ってくる。今作も1話目のパワーはそのままに、2話目でもグイグイ引っ張ってくれる展開がたまらない。

 1話目以上に刺さった感があったのは、やっぱりスポットが手島先生の方に移ったせいだろう。若者たちの青くてアツい情熱もそりゃ面白いものだが、おっちゃんの歳になってしまうとそんなものを直に浴びせられると塵になって消滅してしまう可能性がある。そこで効いてくるのが「大人側」の物語。ざっくりいうと先生の過去エピソードは非常にシンプル、かつては漫画少女だったもんで一心不乱に描き続け、最終的にあの「ポコ太」を完成させたと、それだけの話である。かつて「マグマ」を持っていた先生は、がむしゃらに「自分の漫画」と向き合い続け、見事な結果を残した。ただ、それが「見事」だと思える人間の数は限られているらしく、どういった理由かは分からないが、結局先生は専業漫画家の夢は諦めて、こんな島で教師として働いている。「マグマ」が無いと、先生はいう。

 そんな独白を聞くのは、なんと島で貸本屋をやっているこれまた曲者の「大人」、名前を寺村七という。どうやら先生とは昔馴染みの関係らしく、彼女の内面までよく知っているし、ライターが絡むなんらかのエピソードもよく理解しているようだ。寺村がこんな島でひっそりと教師をやっているかつての友人を見て何を感じているかは表向きは語られていない。しかし何か思うところはあるようで、無垢な安海に対して「ポコ太」の漫画を紹介したり、漫画について色々と焚き付けていたのも、もしかしたら遠因的に手島に繋がると考えてのことなのかもしれない。少なくとも、「ポコ太」をお店の看板商品として陳列していたことからも彼女の手島評は察することができるだろう。自分が焚き付けた安海が今の手島に大きな影響を与えていることは多分理解している。その上でのらりくらりと彼女の吐露を聞きながら、「マグマがなくなっていないんじゃないか」なんてさりげないエールも送ってみたり。この「大人と大人の関係」の中に青い季節が滲む様子がたまらなくじれったく、それでいて尊くもある。

 安海が1冊のノートを漫画で埋め尽くすまでに、いろいろな大人の影響があったことになる。きっかけを与えた寺村、そして作品を通して漫画愛を伝えた手島。彼女の担当編集だった女性も、ポコ太を世に出す手伝いをしたとなれば、「漫画を愛した大人たち」のすべての行為が、安海に「マグマ」を届けたことになる。成果物は大したことない漫画だ。しかし、素人に「漫画を描け」といって、いきなりノートを一冊埋めることがどれだけ大変か。いや、まずもって何かを「完成させる」ことが途方も無いハードルなのだ。かつて自分を突き動かしていた「マグマ」の熱を確かに感じ、手島は涙を流す。それが自分への返礼なのか、新しい時代への予兆なのか、多分まだ手島自身も分かってはいないのだろう。

 そして次なる展開は漫画同好会の設立へ。てきとー過ぎるお友達赤福は私利私欲のために安海を煽っていたが、どうやらまだ一工夫必要らしい。次なるターゲットはこないだの美術部員さん。旅館の娘(母親のCVがッ!)、どうやら趣味のお絵描きにも窮屈な思いをしているっぽいが、「作ること」への情熱を見出した安海との出会いが、彼女の人生を変えてくれるのだろうか。

 追伸:竹書房は何度も爆破されてますが、小学館の爆破シーンは初めてみた気がします。

 
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○「盗掘王」 5

 英語タイトルは「Tomb Raider King」。まぁ、そりゃそうか。その伝でいくとトゥームレイダーって単に盗掘(者)なんだよな。

 さて、ここにもまたちょっとしたイレギュラーが。こちらの作品は韓国で製作された作品の翻訳である。フジテレビはここ数年ずっと海外作品を輸入して吹き替えを行う枠「B8station」が存在しており、私もこれまで「時光代理人」や「RINGING FATE」、「この恋で鼻血を止めて」などの作品を視聴させてもらっていた。ただ、この枠はフジテレビ、つまり関東圏のみの枠であり、関西人はBSフジでのみ視聴が可能だった。しかしそれが、なぜか今作から地上波の関西テレビにも降りてきて気軽に楽しめるようになった。今後もこの枠が地上波で続いていくかは分からないが、BSは録画設定が面倒なことがあるので素直に助かりますわ。

 というわけで韓国小説原作で韓国のスタジオが作った純正「韓国アニメ」。おかげで細かいスタジオの編成とかクリエイターについてはよく分からんのだが、STUDIO EEKという元請けは「時光代理人」には英都編から参加し、ちょっとずつシリーズアニメに入り込んできているスタジオらしい。映像の傾向としては相変わらず中韓のアニメのクセである「なんか微妙にAIっぽい処理」が最初に目につくが、映像としてはかなりこなれており、海外作画の中ではかなり見やすい「日本のアニメに近い」デザインが実現している。これは別に日本のアニメの方が優れていると言いたいわけではなく、純粋に「見慣れたスタイルのデザインが、きっちり動いている」という印象になるので評価しやすいという意味である。

 そうして冒頭のドラゴンとのアクションなどを抜けて、「ほうほうそれで?」と思いながら見ていると……突然のタイムリープ、15年前に戻って強くてニューゲーム。……あ、そうですか……やっぱなろう的な……へぇ……。ご丁寧に異能力でステータスウィンドウが出るようになってしまったし、タスクやらスキルやら、結局いつものやつになってしまう。「突如世界中で遺物を内包した遺跡が爆誕するよ」は同じ韓国作品である「俺レベ」の設定だし、まぁ、なんかいつも通りに見たことあるやつになってしまうかなぁ、というのでしょんぼり。中韓でもこの手の作品の絶対数が多いのか、はたまた輸入する日本のTV局側が好んでこれを持ってくるのか……もっと「フェーレンザイ」みたいなアニメをもってきてよ。

 ただまぁ、チートやり直し物語には違いないが、15年分の知識とスキルを活用して一旗あげようとする主人公のプランニングが変なとこで地に足ついてたり、筋運びとしては丁寧な印象を受けるのであらすじで見るよりも印象は悪くないかも。せっかくなのできちんと海外アニメを見る機会を大事にしていきましょう。

 
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○「サンダー3」 5

 なんじゃいこりゃぁ。まだまだ知らねぇもんが出てくるもんだな……序盤の印象は「なんかいかにもフジテレビ系列で作りたそうなアニメだな……」だったのに、最後まで見たら「なんか、いかにもフジテレビ系列が作りたそうなアニメだったな……」になった。変わったのに変わってない。謎。

 さっぱり知らなかったが、原作は「月マガ」連載の漫画作品とのこと。そもそも漫画でこれどうやって表現してたんだろ。画作りはめっちゃ大変そうだな。とにかくそれが今回大仰なギミックが仕込まれたアニメ作品となったわけだ。間違いなく度肝は抜かれたのだが……ただ、そこから次の面白さに直結するかは未知数なのよな。最初は映像表現の妙を評して1点あげようかとも思ったのだが、よくよく考えてみると前半部分はなんとも間延びした退屈な展開だったため、プラマイで一旦据え置き。「思春期の中学生少年」のテンプレ感の描き方がなんか雑だったのが妙に引っかかる。まぁ、現代の少年たちはスマホがあるおかげでかえって色々と大変なのだろう。

 とはいえ、日常パートはそれこそ後半とのギャップを生み出すために必要だったところなので、あんまり深い意味はなくああしたやりとりを描いていた可能性はある。それが、どうしてもあの画では冗長に感じてしまったのは致し方ない。この空気感の緩急も見せ場の1つといえるが、それ1本で引っ張れる要素ではないからな。

 というわけで今後の見どころはもちろん主人公たち「漫画世界チーム」と「外」(?)の作画での描き分けと融合ということになってくる。制作のUNENDというスタジオは元々ポリピク傘下で「シドニアの騎士」や「亜人」のCGアニメデザインをサポートしていたスタジオらしい。そして監督の瀬下寛之という人の直近の監督作品は「カミエラビ」だという。これは盛ってる話でもなくガチなので信じて欲しいのだが、なんも知らん状態で序盤パートとか見てて、私は「カミエラビみたいな雰囲気のアニメやな……」と思ったのである。いや、もう少し正直にいうとタイトルがさっぱり思い出せなくて「なんか……あれに似てんな……えっと、ほら、あれ、なんだっけ? なんか佐倉さんが世界リセットしたりしなかったりするやつ。えっと……」だったけど。とにかくなんかアレと繋がるような「過剰に刺激的なセカイ系」の匂いはする。これが楽しい方向に振り切れてくれるとありがたいのだけど、現状で「でもこっから妹奪還の話の流れが面白くなるかなぁ」という部分はちょい不安なのでもう少しこの世界の「壊し方」みたいなものを見守りたいと思う。

 ちなみに主人公の男の子のCVは鈴代紗弓だったという。ごめん、全然気づいてなかった。ショタやってるのあんまり見ないから全然イメージなかったわ。

 
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 ものごとの懇切丁寧な壊し方に定評がある世界、第4話。この世界の女子中学生、世間ズレしすぎてて超怖い。

 まず、新番チェックではまとめきれなかった所感を述べておくと、今作についてはもちろん楽しいのだが、いうてマイムジの時ほど一番ヤなところに刺さってくるほどの感覚ではない。その理由は割と簡単で、そもそもマイムジは2クールで2バンド、ある程度複層的な人間模様を描くための土台を人員としても、時間的な枠としても確保していたが、今作は完全にゆめみたという1つのバンドで閉じる物語になるため、そこまでの厚みは必要としていない(一応他に2バンドが絡んでいるといえるが、結局それって全てビオラに帰する話である)。

 そして、今作は本当に徹底した悪意の権化としてのビオラという存在を生み出したために、物語の構造がとても一元的である。よく言えば分かりやすいが、悪く言えば流石にお話がお話になりすぎていて、ちょっと露悪的な部分がクドくなる。現実離れした物語を10人で上手く分け合ったマイムジと異なり、今作のウェイトはビオラ4:あられ3:律3くらいの割合で背負っているため、横に広がる物語は展開されていない。そのあたりで、ちょいと刺激物としての質は荒いと言わざるを得ない。

 でもまぁ、そうして凄まじすぎた2年前の記憶と比べようとしてしまうのも申し訳ないこと。今作は今作で独立しているので、「ならでは」の良さもきちんと探していくべきだろう。そして、良さを探す時にも結局は「ビオラ」というたった1つのブラックホールに全てが飲み込まれていくことになる。今回あっさりと、中学時代のビオラの悪行が全公開された。想定内だが想像を絶するファムファタルっぷりであり、周りの人間もこんなイカレ野郎のヤバさは流石に気づくだろう、と思うのだが、これが通じてしまう辺りがこの世界線の怖いところ。現時点でビオラのヤバさに気づいているのは律・あられの2名だけ(元メンバーも気づいてはいるだろうが)。ここから先の物語で、このビオラという存在をどのように扱っていくのかが焦点になるのは間違いない。ここまで徹底した「悪」として描いてしまったため、ビオラを調伏しないことにはキラキラハッピーなバンド活動には繋がらないと思うのだが、果たしてバンドリという媒体はそんな勧善懲悪を許すのかどうか。引き続き予断を許さない状態だ。

 ビオラの精神性については「全てが自分の思い通りにならないと気が済まない超越者」というのが一番分かりやすい。バンドリ世界の過去の事例と比較すると、興味深いのは豊川祥子との対比であろう。彼女もかつて(アニムジ1話目しか保たなかったが……)Mujicaを完全に自分の思い通りになるようにコントロールし、理想像へとプロデュースすることに腐心していた。反逆児・祐天寺に仮面を剥がされることでそれは終わってしまい、彼女の転落劇が始まるわけだが、祥子には動機(168億)と覚悟(CRYCHICとの決別)があった。だからこそ彼女の贖罪と復活がドラマになった。しかし、ビオラの場合はららららがーるずを完全に私物化してメンバーを犠牲にしたのが単なる私利私欲によるもの。いわばあられも律も完全なる被害者である。ここから「ビオラをどう突き落とすか」以外の興味を引っ張るルートとして掘り下げるべきは、「ビオラは本当は何が目的だったのか」だ。現状、彼女は自分の欲しいグループを構築するためだけに動いているように見えるが、解散も恐れずに最初のメンバーを切り、続いてボーカルの才が際立っていたあられを切った。彼女が欲しかったのは「ららららがーるず」という看板ではなかったということになる。であれば、バンドリ的に一番シンプルな答えは、「彼女はただ、峰月律が欲しかっただけ」という答えになる。……ここが、多分爆心地。

 ビオラは豊川祥子と対比で観察できるが、仲町あられは誰と比較すべきか。おバカパワーでいえば戸山香澄・弦巻こころラインだが、この2人は多分ビオラショックで心を壊したりはしないので、炎上で思い悩む精神性は意外と丸山彩が近いのかもしれない。隣に無条件応援装置としての宮永ののかが付随しているのも共通している(パスパレにはブシドーがいる)。まぁ、あられのトラウマ脱却も大きなテーマの1つにはなるだろうし、その時には絶対にビオラという巨悪との対峙、そして律との関係再構築が必要になってくるので、あまり過去のボーカルとの対比も意味はないのかもしれない。結局全てはビオラに端を発している。

 そう考えると律のキャラも難しい。幼馴染だったあられに脳を焼かれ、彼女への無条件の嫉妬と羨望を持つポジションはバンドリ世界最大のエネルギー源である「持たざる者」であるが、彼女はこの負の感情をビオラという蛇につつかれ、一瞬の迷いからあられの手を離してしまったというあまりに大きな過去の傷がある。「ギタリストとの関係の構築」というタスクはアニメバンドリではSeason2のプロットなのだが、あの時のおたえと違って、律は現時点でゆめみたとはなんの関係もない部外者。彼女が「5人目」になるためには、相当な力で彼女の側からあられに働きかけなければいけないはず。少なくとも今の彼女にそれは不可能なようにみえる。

 以上のことから、今後のこのアニメの目標は以下の3つ。①ビオラという巨悪の打倒。②あられの過去のトラウマの脱却。③律の奮起とゆめみたとの関係構築。全て根っこの部分につながりがあるわけだが……結局ビオラだなぁ。どこまでいってもなぁ……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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