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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 あててんのよさんが完全にあててんのよをアイデンティティにしててワロタ、第3話。魔王様に向かってあててんよはおかしくないか?

 どうやらこのまま「王都編」として続いていく様子ですね。正直、冒頭でカズマさんだけ孤立してしまった時にはどうなるものかと心配した(あとどっからいつもの服持ってきたんだとも思った)。Aパートはずっと姫様との「下衆なんだけどどこかハートウォーミングな触れ合い展開」という、このすばには稀によくあるけど穏当すぎる流れになってどうしようかと不安になったタイミングで、ちゃんと3人が合流してくれる手筈の良さ。きちんと役割をわかってくれていますね。

 それまでの王城でのカズマさんの豪遊生活は、「まぁカズマさんだからな」と納得できる部分もありつつ、やはり憎らしいと思う部分もある。こいつ、現世で引きこもりだった割にはコミュ力高いんだよな。ナチュラルにお子様に(ちゃんと飛ばせる)たけとんぼ作ってあげてたり、意外と器用なところもあるし、子供マインドだから子供と相性がいいっていうあるある設定、最低限のコミュ力は必要なんだよ。しかし、「カズマにとってはこっちの世界に来てからの生活のほうが絶対に充実してるしいい思いしてるよな」と思ってたんだけど、アイリスに語って聞かせてた面白話が「文化祭」ということで、あんまりこっちの世界での思い出話にストックがなかった様子。現世では文化祭とか楽しむタイプの学生さんだったんでしょうかね?

 その後も謎の巨大ベッドでの家臣との絡み芸を披露したり、なんか全体的な雰囲気がキラヤマトさんっぽかったり、変なテンションで相変わらずの自堕落を見せつけるカズマにストップをかけられるのはお仲間3人しかいない。一番頼りになるのはやっぱりダクネスで、今期に入ってからはアクアもめぐみんも割とモブ。まぁ、めぐみんは劇場版でいい所全部持ってったからしょうがないし、アクアはアクアだからしょうがないのだろう。そういえば今回改めて気づいたんですが、ユルめのテイストがナイスなエンディング映像、アクアだけおたまじゃくしに乳を揺らされてるのに気づいて「やっぱあるんだよな」とは思った。ダクネスは普段プレートアーマーだからな。

 ドMのダクネスから叱責される恥ずかしプレイを経て、謎の分身芸を披露しても王城に居座ることが叶わなくなったカズマ。送別会という名目が王族側に採用されたのかどうかもよく分からん妙な晩餐会でも、主役の座はダクネスのものに。こうして貴族の中にいるダクネスを見ると、やっぱりどう考えてもオーバースペックでカズマの横にいていい人間ではないのだが……ここまでしてもギリギリで「ダクネスはダクネスだから」という免罪符が効いてるのすごい。巷でナンバーワンの評判クルセイダーを籠絡し、一国の姫君まで引き込んだカズマさんはやっぱりすごいのだが、ダクネスさんはこんな男にいろんな弱みを握られてしまったことを後悔していないんだろうか。「逆境に好んで飛び込むもんだからクズ人間カズマにとって都合のいい動きしかしない」っていうダクネスのキャラ設定、やっぱ革新的な発明だよ。

 あれやこれやと愚策を弄した結果、アクセルには帰らずに済んだがまた面倒ごとに巻き込まれそうな謎展開へ。ようやく今期の目標がちょっとは見えたかな。魔王軍との戦いはないんでしょうかね。そもそもこの世界における魔王軍ってなんなんでしょうかね。今のところ「人材豊富な芸人事務所」くらいの認識なのだが。

 
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 地蔵役でちょっとだけ出てきたヤングなんだったんだ、第4話。ヤング小野坂は危ういネタ回しを愛好するなど、水島監督とウマが合う人物。「アザゼルさん」のご縁ですね。

 記事を立てておいてなんだが、現時点ではあんまり面白いと感じられていない作品。理由は色々と考えられるが、とりあえず画面の変化の乏しさというか、シチュエーションの変化が少ないことによる「飽き」の要素が一番強いかな。いや、先週のきのことか場面転換はしているといえばしているのだが、それとて結局は4人の女子高生のだべりという部分については大差ないシーンであり、前話以外のお話は基本的に電車の中がメイン。ロードムービーのスタイルなので回る先々でいろんな体験ができればそれでいいのだが、4人のトーク回しも正直あんま刺激はないし、一番期待していた「世界の常識がぶっ飛んだいろんな駅」が、今のところどれもこれも似たようなテイストになっているのが期待外れ。特に今週は一気に数駅を通過したわけだが、どれも「大量の○○が一気に襲いかかってくる」という展開で、オブジェクトが変わったとて体験としての差は生まれない。まぁ、30駅あるうちの3つ4つなのでバリエーションを無理やり捻り出す必要もないということなのだろうが……できれば「駅を訪れるおかしみ」みたいなものは物語序盤でもうちょい見せてほしいところ。先週の東吾野についても、なんか同じような話をダラダラ続けてる感じでパニックホラーとしてそこまでヒキがなかったのだよな。

 ただ、そうして現時点では退屈な印象が否めないお話ではあるのだが、一応「まだ下準備の段階だから長い目で見ていろ」という期待がないわけでもない。まぁ、純粋に横手美智子&水島努に根拠なき期待を寄せているだけの可能性もあるのだが、例えば先週1話で切れてもおかしくないきのこの話が今週も引っ張られたように、各駅で展開された理不尽の数々のうち、どこが今後の伏線になっているか分からない。毎週冒頭に挿入される葉香との思い出話がどんな要素を積み重ねるためのものかは気になるし、少なくともスワン仙人の地図に何もないはずがないので(だよね?)、そうしたガジェットから最終的に描かれる完成図が読めないというのは一応プラス要素。まぁ、このままマジで何もないままに「ロードムービーで不条理な雰囲気を楽しむだけのアニメでしたけど、何か?」と言われる可能性もゼロではないのだが……そこは流石になんかやってくれ。監督には「BLOOD-C」で見せた暴虐を思い出して欲しい。

 
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 2シーズン続けて「キウイちゃん」が活躍する国、第3話。まぁ、厳密には前任は「キウィ」表記だけども。「いちごちゃん」や「りんごちゃん」はそれなりに普通の名前だと認識されるわけで、キウイちゃんだって案外キラキラネームではないのかもしれません。でも漢字で書いたらどうなるんだろう。「希初」とか? もしかして「杞憂」か?

 というわけでめでたく「4人目」の登場。いや、登場自体は1話目からずっとしてるけど、気になるくらいで引っ張っておいて今回ようやくスポットがあたる位置に入った。もう、最初から正直に書いときますが、とてもとても好きですねぇ。ええ。2シーズン連続でキウイちゃん可愛いですねぇ。こちらのキウイちゃんの良いところは、単純に「おもしれー女」なので可愛いという満足感があることに加え、そのあまりの痛々しさに心のいろんなところがチクチクしてしまうところ。単なる萌えでは終わらない、厄介さが実に刺激的です。

 延々続けててもう意味はないとは思いつつ「よりもい」と比較してみると、順番が前後したが「3人目」で加入しためいちゃんはどちらかというと結月ポジション。黒髪で世間知らずのお嬢様という共通点があるが、まぁそれくらいか。そして「4人目」のキウイが日向ポジションということになるが、強引に「不登校」というだけで結びつけようとしたがその他の要素に違う部分が多すぎるのであんまり比較した意味はなかったかもしれない。今回のエピソードにおける立ち位置だけでいうなら、どっちかというと日向よりもめぐっちゃんの方が近かったんだよな。幼馴染で、主人公が無条件に信頼とちょっとの尊敬を寄せている友人。しかしその裏には影があり、主人公への歪んだ形の依存がある。めぐっちゃんは急激なキマリの成長によってそれを自覚させられ、南と北に分かれてダイナミックなブレイクスルーを展開する最高のキャラになったが、こちらのキウイちゃんは「歪んだ依存」が別な形で現れ、現実世界だけでは張れない虚勢を維持するためにネット世界に飛び込んだ人物として描かれている。

 キウイちゃんの「あたしが変わったんじゃない、お前らが勝手に変わっていくんだ」という慟哭は私のような人間からすればあまりに刺さりすぎて過呼吸になる程のもの。そう、世間は嫌でも変わっていく。ある程度社会に順応していれば、それはエスカレーターのように自由に行われるものだが、そこからはみ出してしまった人間はもはや足を止めたも同然。世界が、同世代の人間がどんどん変わり、先へ進んでいくのに、自分だけはずっと同じぬかるみに浸かっている。そんな焦りと絶望は、あまりに身勝手だがどうしようもないのだ。

 しかしまぁ、残念ながら(?)私のような単なる引きこもりと違って、キウイちゃんにはまだまひるという「虚勢を張る対象」が残っていた。確かに実社会からは少し外れた部分はあるが、彼女は幼馴染に格好いい自分を見せるため、ネットの中ではそれなりに人気の配信者となり、Vの姿を持って立派に荒波の中を泳いでいる。そう、彼女は別にドロップアウトしたのではない、単に重きをおく次元をシフトさせただけなのだ。今のご時世、配信者として一定以上の知名度を得て活動を続けていくなんて普通の学生生活よりもよっぽど大変なはず。まひるから依頼されたMV作成も難なくこなしていたことから、彼女がネット配信やPCの扱いについて全て独学で1から学んだことは明らか。今回は分かりやすい話の都合上、彼女は天岩戸に隠れたアマテラスに喩えられていたが、別に彼女は閉じこもって停滞していたのではない。堅牢に見えた岩戸にも実は裏口があり、こっそり別な次元に出てそちらで精一杯生きていたのである。唯一「友人に嘘をついていた」という負い目はあっただろうが、それ以外に別に恥じることなど何もないのだ。

 というわけで、無事に頼もしい仲間が増えたっぽい。バンドアニメだったらパート分けはボーカル・ギター・ベース・キーボード・ドラムなどになるが、今のご時世で音楽活動をやろうとしたら「歌い手/絵師/作曲家/配信技師」の4人体制なのである。まー、理にかなってるわなぁ。もう、女子高生が集まっていっぱしの活動が出来ることが何の不思議もない時代だもんなぁ。そういう意味では現代ってのは可能性に満ち溢れた新しい世界と言えなくもない。若者たちは、自由な未来に向かって羽ばたいてほしいものである。

 蛇足と承知でこれは書き続けるが、マジでキウイちゃん役が富田美憂でよかった。クセの強いいいお仕事するよなぁ。あと、エンディングで公開された「MV」の出来もいかにもそれっぽくて面白かった。ちゃんと作った人は「よくあるMV」っぽさを研究してるよね。通常のアニメっぽく作っちゃうと上手くなりすぎるところを、ちゃんと静止画と文字エフェクトだけで仕上げる「その辺の歌動画」っぽい画面にしてくれているので「ちゃんとキウイちゃんが作ったんだ!」っていうニュアンスになってる。こういうのが若い子に受ける……かどうかは知らんけど。ちゃんとおじさんも現代文化に認識をアップデートしないとなぁ。

 
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 銀のクラゲは容赦ない、第3話。毎回エンドカードが雰囲気をひっくり返してへにゃへにゃさせてくれるんですが、これももしかしたら京アニなりの容赦なのかもしれませんね。だって、視聴後の感情をまるまんま抱えて日曜日の夜を過ごすとか、ちょっとした拷問じゃないですか。まぁ、僕は日曜に観てないですけど。

 ストマックをグラスプしてデストロイだ。歴史は繰り返し、吹部にはまたも問題百出で崩壊の危機。「集団退部」という嫌でも過去の記憶がフラッシュバックしそうなワードが飛び出すが、当事者だった学年の卒業後というのがポイント。久美子たちも話には聞いてるし、その影響は夏紀や優子を通していやというほど痛感させられたが、それでもまだ「噂に聞いた」だけのポジション。当事者としてその危機に投げ込まれ、ダイレクトにその原因まで担っちゃうとなると、そりゃ普通の人間なら胃痛マッハで死んでしまう。実際、黄前部長もなんかの拍子で死ぬくらいの気苦労は抱えているだろう。

 しかし、それを乗り越えてしまえるのが黄前久美子という、我々が畏れ敬う主人公である。その名も轟く黄前相談所の面目躍如。綱渡りのようなバランス感で、1つ目の問題をなんとか渡り切ることができた。今回の問題が難しいのは、誰が正しいなどという正解の無いぶつかり合いであるということ。これがもし3年前の部活ボイコット事件であれば、「部活としての正しさ」という伝家の宝刀でもって対抗勢力を切り伏せることもできたはず。吉川優子は1年生だったのでそれが出来なかったと嘆いていたが、仮に3年の立場で「キツい部活がヤだからやめる」なんて連中が出てきたら「結構です、とっととやめろ」で終わっている。しかし、此度の問題はそうではない。キツい部活を強いる麗奈側(というか体制側)に大義名分はあるが、それを受けて悩む1年生の訴えだって耳を貸す意義のあるものだ。初心者に「お前、年度はじめに全国で金取る言うたやんけ。今更ガタガタぬかすな」は流石に脅迫である。

 それが分かっているからこそ、久美子は悩み抜くしかなかった。これがもし田中あすかだったらどんなに楽だっただろう。他人に欠片も興味がなければ部活の崩壊などどこ吹く風。部員が欠けても「そうなったあと」のことを考えればいい。しかし久美子はそうではない。あくまでも全体の幸福を。綺麗事だという秀一の指摘も事実には違いないが、黄前久美子は性格の悪い、身勝手でわがままな女なのである。もし解決できる可能性がわずかでもあるならば、自分の思い描いた吹部を作りたいのだ。だからこそ、自分の最大の武器である「器のデカさ」を大上段に振り翳して解決を模索した。

 考えてみりゃ黄前相談所がここまで大きくなり、久美子が大人物であるとの認識を得たのももみくちゃの2年間の成果である。入部したての頃は周りに流されてヘラヘラするだけだった風見鶏。それが数々のモンスターとの対決を強いられ、中川夏紀を喰らい、田中あすかを喰らい、鈴木美玲を喰らい、久石奏を喰らい、そして高坂麗奈を喰らった。黄前久美子という人間は、喰った相手の強さの分だけレベルアップするチート主人公みたいなもん。脳裏にフラッシュバックする赤メガネ、それはまるで、彼女がまるっと飲み込んだ桁違いの化け物たちの能力の発露のようである。

 今回の沙里との対話だって、よくよく考えれば(本人も言ってるように)何も解決はしていない。引き続き麗奈は厳しいだろうし、引き続き1年にとって部活は地獄だ。それでもたった1人、キーパーソンである沙里という存在を見定めてそこにただ「聞く」というアクションを見せることにより、久美子は何よりも大きい信頼という武器を手に入れた。「これこそが部長の仕事」とはよくもまぁ宣ったもので、誰一人として譲歩することなく、ただ感情の流れにそっと手を差し伸べて少しだけ向きを変えてやるだけで、吹部全体の絵図を望み通りに塗り替えるのである。嗚呼、黄前久美子。貴様はどこまで大きくなるのだ。隣の麗奈も、いつしかお前を見上げておるわ。

 それにつけても黒江真由。……この学校の音楽室には化け物を呼び込む呪いでもかかってるんですかね。今週最大のファインプレーは、実は久美子の言動などではなく、真由の爆弾をすんでのところで回避して現場維持に成功した久石奏だと思ってます。まぁ、ポジションとしては巨悪を前にしながら身の丈も知らずに噛み付く小兵にしか見えないが。

 そして、今回のコンテは初めて名前がクレジットされた以西芽衣さんという人。曰く言い難いが、これまでの京アニ勢の誰とも違う不思議な画面感覚を持った人という印象。まだまだ人材は出てきそうで嬉しいです。

 
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 ヨシッ! めんどくさいな! 第2話! そらそうですよね、ラブをテーマにしたドラマですんで、とんとん拍子で進んだら面白くないですからね。そして面倒臭い女が少しずつそのヴェールを剥がれていく様子が見たいのです。

 まぁ、まだまだ面白くなるかどうかは定かじゃない段階だと思うんですが、種の蒔き方は悪くないと思います。1話目でドラマが幕を開け、綺麗に「起承転結」の「承」につないだ2話目、改めてヒロイン周りの配置を確認しておこう。

 と言っても今回確認すべきはたったの3人。まずはメインヒロイン(の片方)、天然にして残虐なまでのKawaii粗製濫造機、木野ひまり。前回時点で友達に「ひま」と呼ばれており「フルネームでキノヒマになって誰かにすごく似てる」とか思わないでもなかったが、いかにも主人公らしい天真爛漫で放っておけないタイプの女の子。ここまでまっすぐで迷いがないタイプのキャラは、百合作品だとむしろ相手役に回されることが多い気がするが、今作は2者の関係性が平等に描かれている気がします。

 そしてそんなひまりに振り回される視野狭窄な惚れ体質の朝凪依(わかりにくいので今後は“ヨリ表記)。「黙っていればクールビューティー」という典型的な瀬戸ちゃん百合向けキャラだが、2話目にしてすでにひまりには色々とバレてる感もあるし、チョロさで言えば最強クラス。普通、あの出会いだったら「ひまりが憧れの先輩と距離を詰めていく物語」だと思っちゃうのだが、その実この作品はヨリの方が惚れちゃった子犬にアプローチしていく様子がメインとなっている。おそらく初恋なのだと思われるが、そこからほぼノーモーションで告白にまで至る判断の早さには鱗滝さんも大満足である。意外と猪突猛進タイプっぽいので、今後は攻守逆転でしばらくヨリの手管を見ていくことになる……んでしょうかね。

 とまぁ、これだけだったら「な〜にをイチャイチャしてやがる。死ぬまでそうしててください」という単なる幸せ作品で終わるところだが、きちんとドタバタの萌芽は芽生えている。その筆頭が3人目、これまで裏であれこれ気を利かせていたみかこし、水口亜季の存在である。ひまりのお友達・水口未希ちゃんの姉で、間接的にひまりの存在をよく知っていた亜季は、先週から引き続いて初々しいヨリの反応を見ていじるポジションにいたが、なんとまぁ、その裏にあるのは単なる友情を超えた感情だったことがあっさり判明。どうなんでしょう、ここからいきなり友達のラインを超えてアプローチに出るなんてことはなさそうだけど……そのポジションから対抗出られるとめんどくさい。

 そして、そんな亜希が与り知らぬところですでにヨリは告白を達成してしまっており、あとはひまりの返事待ち。そしてひまりは当然のように「私のスキと先輩のスキは違うもの」という(おそらく正しい)認識を持っている。ここからひまりが同じステージに引き上げられるまでに、どのようなハードルがあるのだろうか。2話目ですでにこの段階かぁ……あと何回転くらいするんでしょうね。

 個人的には、2人は今の関係性を保ってもらう方が「ヨリ先輩」という呼び方が聞き続けられるので好きですけどね。ほら、どこかの誰かの「ノゾ先輩」に似てるから。(?)

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 普通に気になるアニメ、第3話。こちらもいい具合ですね。同じくNHKで放送していた「十二国記」に通じる雰囲気があるようにも感じる、この容赦ない世界観と緊張感。

 いろんなところでちゃんと世界を作ろうとしているのがわかる作品で、最大のヘンテコポイントである「カラスに変身する人間」(人間に変身する鳥?)という設定が、想像以上に根深い概念であることが明かされたのが今回のお話。まずもってこの世界は多分全員が鳥。1話目の導入だとその辺がはっきりしてなかったんだけど、鳥っぽくなかった4つの宮の姫君らについても、自分たちが「ほとんど烏に変化したことなどない」という認識であり、それはつまり化けようと思えばメタモルフォーゼが可能ということになる。どう考えても烏形態の方が便利なタイミングってのは多いはずなのだが、それでも変身しないということはやはり貴族連中にとっては変化がどこか下卑たものであるとか、下賤な存在との繋がりを意味する行為に映っているということなのだろうか。まぁ、「変身したら服はどうなっちゃうんだよ」とかいう現実的な問題もあるのだが……少なくとも主人公・雪哉の変身を見る限りでは解除後にすっぽんぽんということはなさそう。

 そして、「身分の高い人があんまり烏に変身しない」のと真逆の概念として、「ウマ」という身分(?)があり、そちらは今度は「人間の形態をとってはならない」という制約がある最下層民の扱い。烏は烏だがこの世界の人間はみな「八咫烏」で、3本目の足がついている。その足に拘束具をつけてふんじばることで人型に化けることができなくなり、移動用の家畜同然の扱いになるとか。これがなんともエグい設定。まー、古代・中世の身分差なんてガチでそれくらいの扱いだった可能性はあるけども。

 こうして「鳥であること」があまり良いことだと思われてない風潮があるくせに、民のてっぺんに立つ人間が「金烏」と呼ばれ、「本物の金烏」とかいうスペシャルの権威が強いという。実際、「真の金烏」ながらもうつけと呼ばれていた若宮がどんな人物かが描かれたわけだが……これまた一筋縄ではいかないやつらしい。今後は雪哉とこの若宮の間のあれやこれやでどんどんお話が転がっていく感じになるのかしら。

 ヘンテコ世界には違いないが、なるほどアニメ化されたのもなんとなくわかる気がする作品。ちなみに今回のコンテが川面真也氏だったのでちょっとびっくり。なんか、監督のコネで強い人脈集められそう。

 
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 やっぱアタイ、バンドアニメは好きだわ、第3話。「音」ってのはアニメの最大の武器の1つだからねぇ。

 「画」については新番チェック時点でそれなりに触れたと思うので今更になるが、やっぱり今作のCGデザインは特殊で考えさせられる部分が多い。例えば今期は「ハイスピードエトワール」が同様にいかにもな「フルCG」なのだが、質感は全然違うし、個人的には好感度も全然違う。あちらにまったく躍動感を感じないのに、こっちのCGは(全てとは言わないまでも)きっちり血が通った人間の挙動に見える。もちろんアニメ的に思い切り戯画化した演出も多いのだが、やはりそこまでやってこそのアニメ演出であり、つまらねーだけのリアルなんて、それこそ小指でも立てて黙ってもらいたい。動いているのを見ていて楽しい、それが今作の良い点の1つ。

 そして「音」が良いのも音楽をテーマにしたアニメなのだから当たり前なのだが……そうなるとやはり勿体無いのは素人キャストの重責。まー、2Dと3Dを行き来する前提の「バンドありきアニメ」でキャスト部分が足を引っ張るというのは我らがバンドリプロジェクトでもお馴染みの現象であり、アニメファン、声優ファンとしては痛し痒し、いや、痛し痛しで、最初から突き抜ける方法があればいいのに、とは思ってしまう。

 ぶっちゃけ、最初の2話では素人キャストに対する不平不満はほとんどなかった。そりゃま、主人公・仁菜役の子なんかは慣れてないのが丸出しではあるのだが、いうほど下手ではなく、むしろちょっとした辿々しさが田舎娘の仁菜の不自由さみたいなものを伝えてくれて面白いと思える要素にすらなっていた。桃香役の子は多分メンバーの中ではトップクラスにこなれており、新人声優と言われても文句のない仕事ぶりだった。しかし、やはりそんなうまい話が続くはずもなく、3人目となったすばる役の子は今のところ一番ダメ。ダメレベルがアニメの視聴を阻害してしまうレベルなのでちょっと惜しい。「アクターズスクールに通ってる役者の卵」役の子が一番の棒ってのも皮肉な話である。でもまぁ、これも今後このプロジェクトが成長するための必要経費だから今は我慢だね。ほら、どこぞのバンドだってドラムが一番棒だったし……(なんなら今も別に上手くなってないし)。いつしかこれも味わいになると思いましょう。

 棒キャストで惜しいと思ってしまうのは、キャラ立ちが充分であることの裏返しとも言える。クソ陰キャ面倒女の仁菜、強かな飲んだくれ桃香に続いて、ええとこのお嬢ドラマー・すばるも分かりやすいキャラ造形ながらもしっかりと面倒さを抱えており、一癖も二癖もあるこのバンドのドラムとしてふさわしいと感じられるキャラ。黒髪ロングで一見すると一番お淑やかな子がドラムで荒ぶるというギャップもなかなか良い。そう、私は基本的にバンドものではドラム贔屓になりやすいのでどうしても注目してしまうのである。文句を言うのも愛情と期待の表れだと思ってくれ、頑張れすばる。

 そうして愉快なドラムがギター・ボーカルと出会ってついに動き出した新川崎(仮)。今回のエピソードでは仁菜の奏でた最初の一声のシーンはめちゃめちゃ好きですよ。バンドの楽しさなんて、そりゃ楽器と声のアンサンブルなわけで。そして歌うことの楽しさはまさに今回すばるが言ってくれた通り。音楽があり、それに自分の声が「合った」という感覚、これがとても気持ちがいい。その殻をぶち壊した大きな一歩を、実に印象的に見せてくれていた。もう抜けられぬ「ロック」の世界。仁菜の物語が、ようやく始まったのである。

 その後のステージングもナイスだったし、バンドアニメとしての楽しさが前面に押し出されているのは嬉しいところ。それこそどこぞのドラムでお馴染みになったフットペダルを抜くアングルのカメラとか、躍動感あふれるパフォーマンスをもっといろんな技巧で見せてほしいもんである。カラオケで歌ってみたい気持ちもあるが、難しそうだし、これ以上カバーするバンド増やすのはきついんだよな……。バンドリじゃなかなか出てこない鬱屈したテーマ性はすごく好きなんだけど(結束バンドもいますけどね)。

 
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 グッドモーニングニチアサ、第12話。すまんが大量に累積している録画ストックを無視して最優先視聴じゃ。ワシはな、猫屋敷さんちの全てが見たいのじゃよ。

 というわけで、今作は勝手にここ数年のプリキュアの中では一番かじりついて観ております。だって可愛いじゃん! 犬かわいい猫かわいいじゃん! もうそれだけなんですけど、敵組織が見えづらかったり、パワーファイトを極力控えたり、構造的にも色々と興味深い挑戦はしてるんですよね。まぁ、今回はそんな諸々について語るのが目的ではなく、純粋に「ニャミーさんキター!!」って言いたかっただけなんですけどね。

 いやぁ、この丁寧さはほんとによいですよ。ここ最近続いている傾向なんだけど、メンバー集合まで結構時間がかかってますよね。以前だったら例えば「スマプリ」は1人1話で5人揃ったのが5話。人数が多い作品はサクサク仲間が集まるイメージが強かった。しかし、例えばいわゆる「光堕ち」が正規メンバーに当てられるという措置があった「ハグプリ」ではマシェリとアムールの加入が20話目、コロナの影響で放送遅延があった「デパプリ」では3人目のヤムヤムが揃うまで3ヶ月近くを要したし、直近の「ひろプリ」はバタフライの加入が18話とこれまた遅い。以前の感覚(そしてスーパー戦隊の感覚)ではいわゆる追加戦士が加入してもおかしくない話数であり、参考までに私の好きな「GOプリ」をあげるとキュアスカーレットの加入は22話である。まぁ、過去には33話で加入したムーンライトという例もあるのでどこまでがレギュラーでどこからが追加戦士なのかの線引きも難しいのだが……プリキュアってのはこうして見ると案外全員揃うまでに時間がかかる場合も多い。

 今回もそうした「じっくり形成」パターンを辿っており、ここまで12話をずっと「コンビキュア」で展開しており、ようやく「3人目」に手がかかるというかなりゆっくりめのスピード。でもまぁ、コンビキュアは「2人」を意識する展開が多いのでこれまたセオリーから外れるものではなく、確認したら「スイプリ」ではビートの正式加入が21話、「まほプリ」もフェリーチェ爆誕が22話だ。そう考えると、今回は2人の間に割ってはいる連中の登場は早い方と言えるのかもしれない。

 うん、今調べながら改めてプリキュアの基礎を学びなおせた気がしますね。こんなことしながら「いやまぁ、さっさとまゆちゃん変身させろよ」と思ってる私がいるんですが、それと同時に「まゆちゃんはずっとパンピーのまま、あたふたしていてほしい……」と思う私もいます。日曜朝から綺麗なうえしゃまスクリームが聞ける国は我が国日本だけなんですよ。こんな大切な文化、ずっと守っていきたいですよね。ひたすら声だけを理由に応援してるプリキュアはサンシャイン以来14年ぶりです。

 基本的に猫屋敷さんちの様子は「まゆちゃんかわいい」が最大の動機で見ているわけですが、もちろんユキもかわいいというのは大前提である。くるみが完全おバカ犬キャラに振り切っているので、ユキは対比的に「ツンツン気まぐれ猫キャラ」になっており、いちいち呆れ果てたような顔をして見せるのが「猫だよね〜」って感じで最高にクール&ビューティー。思いっきりデフォルメされたデザインなのに、ちゃんと端々に「猫っぽい」動作が見てとれるのも高評価ポイント。まゆの面倒を見るためにわざわざ変身して夜回りしてたって考えると、最高の過保護はやっぱユキなのですよね。

 今後、ユキがまゆをわざわざ戦場に招き入れるとも思えないので共闘に至るまでにもう一山あると思うんですが、そこでどんだけいいデレを披露してくれるかも今から楽しみですね。あと、いつか劇場版でのニャミーVSマカロンの試合も早く見たいです。やるやろ、やれよ。

 
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 最大の武器をデチューンしてしまう主人公、第2話。爆乳菫子さんはオンリーワンだし、ロリ菫子さんもそれだけで価値があるのだが……女学生菫子さんは、なんか量産型の匂いがする。早く本来の自分を取り戻してほしい。でも若造り熟女という概念自体は嫌いじゃない。28歳の女性を熟女とかいう世界は滅べばいい。

 正直いうと、1話目で期待した部分はちょっと挫かれた印象がある2話目。今期作品中ではかなり期待してたのはデザインが好みだっていう要素が一番大きくて、前クールでいうと「治癒魔法」みたいにこのデザインのままカチッカチッとハマるところにハマってくれれば楽しめる作品になりそうだと思っている。もちろん現時点でもまだ期待してはいるのだが、2話目はなんかみょーにテンポが悪かったり、進行がガタついたところが見られたのでちょい首を傾げる結果となった。脚本の尺の問題でテンポが悪くなってしまったのだろうか。

 まず、映像部分に関しては引き続き嫌いじゃない。そりゃま、菫子さんのおっぱいが常識サイズに収まったのが残念と言えば残念だが、私はいうてそこまで巨乳好きでもないし(重要)、代わりのロリっこ(中学生)が表舞台に出てきて、その御学友の方々も併せて一気に「女学園もの」という賑やかなコンポーネントが出揃った。画面を見てるだけならこれはこれで文句なしである。ただ、そこに至るまでの筋書きが色々とすっ飛ばしてる感じがあり、下手したら「あれ? 2話目飛ばしてみちゃったっけ?」と思うくらいに展開に違和感がある。前回菫子さんは呪書の影響で死にかけていたところを化野に助けられたわけだが、ロリ化から復帰したとて立場は「作家ワナビー&書店員バイト」であることに変わりはない。なぜいきなり化野の突拍子も無いプランに乗るような行動に出たのだろうか。まずもって「女子校に一般人が潜入」の時点で色々と無茶だし、菫子さんは別に怪異ハンターでもなんでもない、つい昨日までは怪異のカの字にも触れてなかった一般人。いくらコナンくん能力を手に入れたからって、単なる「バイトの知り合い」だった化野に提示された無茶な潜入計画にのる理由があったのか。そのあたりのバックグラウンドに全然納得がいかないので、その後の潜入ミッションもなんかのやらせっぽく見えてしまって変な気分だった。

 そんな菫子さんを迎え入れた学園側の反応もいちいち違和感があり、乙ちゃんが引き回していた「先輩」に何の躊躇いもなく食いついてくる同級生のテンションもよく分からんし、急に割って入った挙句に屋上に引き摺り出した先生の行動も分からん。普通、いじめを懸念した先生がいたなら、まずはクラスと名前、所属をはっきりさせてから問題にあたろうとするはずで、正体不明のインチキ生徒と自然に対話する展開はおかしいと思うのだが。一応あのほっちゃん先生は「何らかの怪異」のようなので、全部が全部常識が通じないと言われればそれまでなのだろうが……なんかアニメ化に際してディティールが削られて変なことになってるんじゃないかと、ちょっと不安である。まー、序盤で同じことを思っていた「ダークギャザリング」は「結果的にそこまではしょられてもいなかった」という結果だったんだけど……不条理ものの怪異漫画ってその辺の匙加減が難しいんでしょうかね。

 とにかくまだちょっと様子見という2話目だが、展開のテンポこそイマイチだが単体での画のクオリティが低いわけではないので画面を見る楽しみはある。女の子が増えてエロい部分はしっかりエロいですし。もしかしたら僕の目が腐ってるだけなのかもしれないんですが、ラストで先生が舐めてたヨダレの形……あれさぁ……(以上)。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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