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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「カナン様はあくまでチョロい」 5→5

 真面目に視聴してなかったもんで先々週あたりまでは点数下げる前提だったんですが、先週お伝えした通り、ミエルエピソードでの異常性癖の描きっぷりにやたらこだわりを感じてしまったので加点(非減点)。視聴者だってあくまでチョロい。

 冷静に振り返ってみると、こういう「女性側が上位のフリして実際は振り回され系ラブコメ」ってごっつテンプレな感があったけど、ここ最近のアニメ作品だと意外とレアケ? いわゆる○○さん系だと基本的に女性上位は動かないし、男子側が反撃するタイミングが少ないからこそギャップを楽しめるってのが「高木さん」「長瀞さん」型。「阿波連さん」は特殊ケースすぎるし、カナン様のチョロさは意外とエポックメイキングな部分もあった……ような気は全くしないのだが、エロに忠実に、やりたいことをやりたいだけやってそれなりにニーズを満たしていたのだから文句を言う部分は無い。

 強いて比較対象として引っ張り出せそうな作品があるとしたら、異常性癖をよりダイレクトに描き切った「まほあこ」かもしれない。奇しくもキーキャラクターとしてどちらも古賀葵・和泉風花が参加しているあたり、もしかしてこの2人のボイスってのは何かしらの禁忌に踏み込んでしまう人類に早すぎる兵器なのかもしれない。そしてそこに猛々しくも参戦表明をする遠野ひかるボイスという……あかん、書けば書くほど加点したくなってきた。えっと、スタジオKAIの作画も安定しててよかったですね。

 みんな、自分の性癖は大切にしていこうぜ。

 
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「女神「異世界転生何になりたいですか」俺「勇者の肋骨で」」 6→6

 とっぴんぱらりのぷう。これにてはいオシマイ。

 どうでもいい話から白状すると、最近うちのチューナーの調子が悪くてですね。実は先週の放送の録画をミスってしまったんですよ(だから感想も書いてなかった)。一応配信で視聴して穴は埋めたんですが、録画データを焼いて保存しておく意義が薄まってしまって歯噛みしている状態。

 そんなトラブルがありつつの最終話であるが、まぁ、ここまでのお話からおよそ想定されるエンディングを迎え、エキセントリックを売りにしていた作品にしちゃ大人しい幕引きやったな、とは思う。いや、これを「大人しい」と感じてしまうのもここまでの無茶のなせる技ではあるのだが……いうて最終話のデザインとテンションは「パンティ&ストッキング」のラストと似たようなもんだったよ。何となく速水奨を出して何となく世界を救済しときゃ何とかなる。

 もちろん、そうして穏当に(?)幕引きしたからって、ここまで培ってきた様々な乱痴気がなくなるわけではない。とんでもない発想のなろう小説に端を発し、そのアホな世界をアニメでどのように表現してやろうかと考えた末に生み出された現代アートな世界像。好みの分かれるところではあろうが、私は好きな部分が多かったし、こうしたチャレンジは評価されるべきだと考えている。1クールという刹那的なカンフル剤として、充分に役目は全うできたんじゃないだろうか。

 これがほんとに何も考えずに「毎回違うことをォ!」っていうのにばかり傾倒していくとどこかで作品自体が空中分解してしまう気がするのだが、今作はバカやってるように見えて、ギリギリで「1本の世界として壊れないライン」を狙っていたようにも思うんだよな。12話あったけど「12回全部別々」ではないし。個々の映像表現でもちゃんと「この技法を使うとこんな楽しい画面が見せられるんですよ」っていう意欲とプライドを持ってクリエイターたちが頑張ってくれてたと思う。そういう自由な創造の場として、完璧とまでは言わずとも、何かしらのテストケースとして爪痕は残せたんじゃなかろうか。残しててくれ。

 最終回が女神様の笑顔に収束するっていうエンディングも綺麗といえば綺麗。守れたよ、その笑顔。

 
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「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 Season2」 ー→5

 せーのっ\一迅社!/ もとりあえず見納め。いや、来季からもフツーに別の作品で出てくるかもしれんけど。

 振り返ると、実は今期結構視聴していた「令嬢もの」。まぁ「逃した魚」は悪役令嬢ではないので別カウントだろうが、「観察日記」に続いて2期目となったこの作品もゴールイン。視聴を続けるモチベーションはそこまで高くはなかったが……いうて大してなろう的なヘイトもなく、基本的には「ふつーの中世ファンタジー王宮ロマンス」として見ていた。2期目で何するんだろうと思ってたら全編がほぼセドリックからサーシスの話に終始しており、骨子がブレることなく1本の「大河ロマン」みたいなものを味わうことはできた。

 なろう作品として無視できないポイントである「悪役令嬢のジレンマ」について、今作は割とスタンダードな制作意識(問題意識?)を持っており、(アニメ放送順では)元祖と言える「はめふら」に近い認識。「どれだけ頑張っても自分がゲームの悪役令嬢であるという事実は世界ルールとして規定されているために破滅に向かっている」という意識が絶えずまとわりつく状況である。はめふらと違うのは、今作ではそれを茶化したりすることなく、プライドの意思決定にそのまま影響を与え、この世界の真実を匂わせるキーパーツになっている点。まぁ、結局ジレンマは解消しておらず「結局破滅するの? しないの?」というのはふわふわしたままなのだが、その問題自体が最終的に解決すべき大目標であるなら、解決せずに存在だけを醸し出している状態は別におかしくはない。むしろ要所でプライドにアクセルやブレーキを踏ませる最大要因となり、単なるチート譚に堕ちてしまわないよう手綱を握っているような感覚もあり、設定の使い方としては正しい方向性だったと思う。まぁ、最終的にこの話の続きを見届けたいかと言われたら微妙なところだが……3期があるならまた見てしまうのだろうな。

 ちなみに最後まで「はたしてセドリックがグリリバボイスなのは正しかったのだろうか」というのは悩み続けている。まだこの年齢のキャラを任されるんだもんなぁ……。

 
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「ただいま、おじゃまされます!」 5→5

 新番チェックを見たら「番組開始時にWikiすら存在しない作品」とのことだったが、今確認したらちゃんとWikiができていた。そしてそこで「既刊3巻」という新情報を得る。よくもまぁ、アニメ化したもんだな。

 ついでに新番チェックから3ヶ月前の情報を引っ張ってくると、最後に「ふつーに三角関係でギスギスし始める安易なラブコメになったら承知しねぇからな」と締められているのだが、実際にはふつーに三角関係でギスギスし始める安易なラブコメになってしまった。そこはまぁ、残念といえば残念なのだが、今作の個性は壁の穴から始まる現実味の薄い珍妙なシチュエーションから展開されるドラマの突飛さ、ギャップであり、むしろこんな設定なのにちゃんとメイン3人の心情の掘り下げはできていたな、というのでプラス印象にすらなり得るものだった。

 色々と難しい部分はあるのよ。シンプルに画は低燃費。これは多分、原作画からしてそこまでカロリーの高くない作品なんじゃないかという気もするのだが、元々いまざきいつきに監督を任せている時点で、基盤となる作画の良さで勝負するようなデザインにする気はさらさらなく、どちらかというと勢いやギャグのテンションを見せることで乗り切るプランだったのだろう。ショボ画であることのネガティブな印象はほとんどなく、画面を見ていても「あぁ、作画が安いな」と思うだけで「だからダメだな」にはならなかった。こういうのもほんとに適材適所って話で、ちゃんと締めるべき画で締められるディレクションができていることが確認できれば問題なし。

 もう1つの問題は、そうして画は置いといて掘り下げたドラマ部分について、厳密には飲み込みきれていない部分が残っていること。まぁ、未完の作品なので完全に消化する必要はないのだが、個人的に「気になる」というかむしろ「興味がある」のは「クリエイター相手に抱く敬意・尊びの精神って、恋愛感情と同居するものなのだろうか?」という疑問。凛子は結局最後までウサダやサツキへの感情に「恋愛」という名前をつけないまま終わった。三角関係のお話だと考えるとこれは単なる結論の先延ばしなのだが、「どっちとくっつくんだ!?」という疑問って「いつしか敬意は愛情に置き換わる」という前提の下で成り立っている。個人的な感覚としてはそこって割と別次元のもので、凛子はそのまま単なる「ファンと作家」の関係を保ち続ける可能性は充分にあるのだ。まぁ、男2人からの感情は明らかに「恋愛」なので、そちらからの圧力で関係性は動かさざるを得ないのだろうが……。

 そんなことを考えながら見てたってことは、やはりお話の方は割と楽しめたということだ。未だコミックシーモアを追いかける気はあんまり起こらないが、この先、3人の物語がどういう結末を迎えるか、答えが出たら聞いてみたいところである(別にアニメ2期がほしいってわけじゃないが)。

 
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「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」 4→4

 「タイトルの意味が秒でなくなるアニメ」が嫌いなんですが、今作の場合はギリギリ「2番目」という文言が本人の自己認識に関わっていたのでセーフ。……という自分が最後まで視聴していたことへの言い訳。

 我ながら「何で最後まで観てたんだろうなぁ」と首を傾げているのだが、自分の根っこの部分に尋ねてみたところ、もしかしたら「今期は『お隣の天使様』に耐えられずにギブアップしてしまったんだよな……同時期に似たような石見舞菜香ヒロインを2人も切ってしまうのは申し訳ないような……」というよく分からない罪悪感が伴っていたのかもしれない。……いや、そんなわけないって思うじゃん。全然関係ない作品なんだから意味ないじゃん。でもさ、前提として「石見ボイスはふつーに好き」っていう気持ちがあるもんだから、2作品を切ることができなかった、そんな気がするんです。まぁ、切ってしまった作品は出来不出来が分からないから、どっちを切るのが正しかったのかは分からないですが。

 今作については上述の通り、「クラスで2番目」という文言に意味がなさそうなのがヘイトポイントだったのだが、一応、途中で2番ヒロインと1番ヒロインの関係性が掘り下げられて人格形成への影響が語られていたので、タイトル詐欺とはならなかった。ただ、一番の問題は「1番目とも3番目以降とも仲良くなってるやんけ」という部分で、結局のところクソみたいはハーレムを形成してるのがファッキン要素である。こんだけ女の子をはべらせておいてよく分からん理由で「オタクくんだからクラスではいじめられてるんだけどねwww」とか言い出すし、「そのいじめられてる様子(フツーに考えて本人の態度が悪い)を見て1番ヒロインと2番ヒロインが率先して助けてくれるよ」とか、イラつく要素はコンプしている。

 その部分にだけ集中してたら絶対にイライラが飽和して切ってたと思うのだが、道中でフォーカスがなぜか家族問題に移り、「父と子」「母と子」あたりが語られるようになり、何とかイライラが低減したのでゴールまで漕ぎ着けた。最初から1番目だの2番目だの言わずに「男女交際という問題は世代とか関係ないんだから、高校生の男女が親世代の恋愛観を考えるよ」っていうコンセプトに絞り込んでたらもう少し興味を引くストーリーラインにできたかもしれないのに……いや、でもそこをメインにした作品も別に読みたくはないか……。

 次の石見ヒロインは労せず接することができるといいな。

 
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 このサブタイで投げるものがまさか枕とは思わんやろがい、第12話。まぁ、もしかしたら他の何かも投げかけているのかもしれませんが。

 前半と後半ではっきりと分かれたお話。先にBパートから処理してしまうと、こちらはナオとアキのカップル旅行の続き。とはいえ2人きりでしっぽりというわけではなく、主に副会長・望月との「レプリカの誕生」についての意見交換が行われている。望月にとってリョウたちのことは当然ショックだったし、その傷がそんなに早く癒えるわけもないのだが、それでも気丈に、同じレプリカであるナオたちの話に耳を傾けてくれている。おそらくこの数日で必死に考えたであろう「リョウは(涼未は)どうしたら幸せにしてやれたのか」という話から、同じレプリカとして生み出されたナオたちの人生にも思いを馳せている。

 その上で「自分は絶対にレプリカを生み出さない」と宣っており、理由を問えば「今ここに抱えている自分の気持ちを他人のものになどできないから」というどうにも観念的な答え。おそらく望月の中ではレプリカの誕生理由はそれなりに結論が出ており、何かしらの救援信号のようなものがレプリカとして形を成したと考えているのかもしれない。まぁ、リョウが生まれたのははるか昔だったわけで、その当時の涼未が何を思っていたかは分かるわけもないのだが……おそらく彼の中で「そうでも考えないとレプリカの存在意義を認められない」くらいの気持ちだったのだろう。もちろんそれでレプリカという存在を否定するわけではなく、そうして生まれたレプリカがどうしたら「本体」の願いとは別に幸せになれるかも考えてくれている。彼は絶対に悪い人間じゃないのだが、残念ながらこの世界ではやはりレプリカを生み出した者にしか同じ気持ちは分からないかもしれない。ただ、そうして色々と思い悩む望月を見て、改めてナオも決意を固めているようだ。

 というわけで、転じてAパートに戻ろう。こちらはレプリカ「じゃない方」のお話で、ついにまるっと内心をぶちまけた素直。彼女曰く、結局レプリカの誕生理由は正しい意味での「アイデンティティ・クライシス」だったという。自分が嫌になり、自分に出来ない成果を求めた結果、「理想に限りなく近い自分」が生まれ、レプリカはどんどん「もう1人の自分」を完成させたのだと。何が衝撃って「素直さんが周りの世界に嫌気がさしてしまうくらいに全方位に影響を与えまくるほどの超絶美女だった」というのが一番のびっくり要素ではあったが……まぁ、可愛いのは間違いないのか。そしたら性格すらもオリジナルを超えたナオさんが大天使になるのもやむなしである。とにかく、そうして世界との接し方を間違えてしまった素直が生み出した「回避装置」こそがナオだったわけだ。

 「望んだものを生み出せる」というのは一見すれば素晴らしい能力に思えるが、残念ながら素直さんはそう思うことはできなかった。何しろ目の前には「理想の自分」がいる。であれば、それをただ眺めるだけの「自分」はなんなのかと。これこそが正しい意味でのアイデンティティの喪失。自我に嫌気がさして生み出したレプリカが、今度は正面から自我を壊しにくるという。結構な悪夢である。しかもそのレプリカが「あわよくば自己を乗っ取ろうとする邪悪な存在」とかだったら遠慮なく消せるものを、あっちはあっちで「本体」を神のように崇めてくるという。あまりに都合が良すぎるその存在を消すこともできず、素直はゆっくりと自我を蝕まれていった。今回登校を再開して日常を取り戻そうとしたのは、そうした苦闘の表れだったということなのだろう。

 しかし、こんな悩みは誰に打ち明けたところで狂人の妄言でしかない。再び世界を拒絶してしまうのか……と思ったら、なんと思い切り踏み込んできたぞ、クラスメイトの佐藤梢。これまで「なんか存在感のあるサブ」ポジションだった彼女だが、じっくりゆっくり素直の話を聞いた上で、さらに「私だってレプリカくらいいたわよ」というとんでもない発言。この世界は複製が多すぎる。ただ、佐藤のレプリカはすでに「いない」とのことで、それが自己とどう折り合いをつけた結果なのかはまだ分かっていない。しかし佐藤の方では素直の悩みを全部了解したらしく、何かしらの策をもって素直を掬い上げるという。……どうなんだろ。レプリカを失ってしまった人間が、今の状況を正しい手筋で解決できるのだろうか……。

 いよいよ煮詰まっているのは間違いない事実。レプリカに未来はあるのか。もしくは「じゃない方」に未来はあるのか。生きる意味って、ムズカシイ。

 

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「ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話」 6→7

 終わりも良しで全て良し。プロムの結果発表の時にアキナが持ってたカードの裏地、どう見てもMTGなんよな。まぁ、作者の過去作を考えると宜なるかな。

 こちらも最終話感想と込み込みで失礼するが、正直、ギリギリまで「まぁ、そんな特別なポイントがあるわけでもないから、好きではあるが6点で留めておくかどうか……」と悩んでいたのだが、ラストの月島とタサキでニクい落とし方をしてくれたのでグッと来て点数は上げてしまった。こういう細かいところで飽きさせない工夫が良いのよね。

 最初から雰囲気も良かったしネタ回しも好みの作品。今期は(今期も)純正ラブコメアニメは数が多く、なろう発も含めて高校生どうしの恋愛話がアニメに溢れていたのだが、そんな中でも一番目が離せなかったのがこちらの作品だった。導入にも設定にもそこまで斬新なものがあったわけではないのだが、1つ1つの要素の処理が丁寧で、いちいちちっちゃい恋心の「タネ」みたいなものにキュンキュンさせられてしまった。

 ベタな設定とはいうものの、最初は反目し合っていたくせして急速接近して1クールアニメの9話目で付き合いだし、残り3話でちゃんとカップルとしての関係性を描いてくれるってのは意外と新鮮ではあるし、実はポエム×統悟以上の萌え度数を誇る隠れた立役者・アキナ×出淵にも魅力が詰まっていたので常に強火で焚かれている状態。そこに実は作中で一番変な恋愛をしている生徒会長カップルや、さらには2人の父親を絡めた家族愛の物語まで、「変なキャラで変な見せ方をしながらお話としては超王道」という展開を堂々とやってくれたおかげで、こちらとしても余計な気を使わずに素直に飲み込むことができた。

 キャラデザ・作画部分についても失点が1つもないというだけでそれなりに満足度は高く、いかにもゼロジーらしいビビッドな塗りとやや固めのデザインが統悟とポエムのキャラの性格の差を描くのに良い具合にハマっていたし、ちゃんと1枚画で締めてくれるところは締めてくれるもんで、ピンポイントのポエムの表情とか、なんともたまらん可愛らしさ(中盤以降に出渕にも割と萌え要素が多い)。ポエムたちの関係性は一旦これで完成形だが、アキナの未来を見届けるために原作も当たってみたいな、という気持ちになっている。そういう意味では、アニメシリーズとしての構成も統制が取れていた。もちろん原作が続いてるんだったら「2期もあったらいいけどね」とは思うが、これだけの満足感が得られたのだから、そこに無理な希望を抱くよりも「これはこれで良かったね」で満足しておく方が良さそうだ。

 いや、2期あってもいいんだけどね。その場合は妹さんsの関係性とか、もっと深掘りしていただきたいわね。

 
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「日本三國」 6→7

 最終話は凄まじい勢いでゴールに駆け込んだあわてんぼアニメ。スケジュール的にしんどいので最終話感想とまとめてここに。

 流石に詰め込みすぎだし、うまくいきすぎだしうまくいかなすぎだった最終話。いくらなんでも滅亡の様子がダイジェストで描かれてしまった聖夷は報われなすぎるだろ、とは思ったが、この作品世界においてはその工程はあまり重要ではなかったということ。あまりに不憫な桜虎の死について、もっとじっくりゆっくり情感を込めて描いてくれよ、という気持ちもあるが、これはこれで「三角青輝の歴史」のページ編集としては正しい中締めだったのかもしれない。加来が逝き、龍門も封じられ、いよいよもって帝まで引きずり下ろしちゃって……ここから三角が平を越えられる方法ってあるんでしょうかね。

 などと気になるところで終わってしまったアニメだが、風の噂によると原作は割と連載の道中でグダってしまっているなんて話も聞こえてくるため、この先のアニメはあまり期待しない方がいいのかもしれない。当然分割2期の報は無かったし、この先の物語がアニメで描かれるのは5年後か、10年後か。もし可能なら忘れないうちに来てほしいとは思うが……どうせなら物語が完結してから来てほしい気もするね。

 とりあえず「ここまでの物語」で一旦評価しても良いと判断したのでまとめておくと、アニメとしてのクオリティは今期でもトップクラス。流石のスタジオカフカ、クドすぎるキャラデザをそのままのクドさで見づらくないギリギリのラインで画面にのせられているし、大仰な「こけおどし」みたいなもので見せつける軍記物の味を醸す作画演出の方向性もマッチしている。冷静に考えれば馬鹿馬鹿しい部分も多い筋立てなので、この画とこの勢いでやってくれなかったらどっかで醒めてしまった可能性もある気がする。少なくとも1クールの間は熱も圧も絶やさず、アホみたいな熱量で走り切ってくれたのはありがたい限り。

 筋立てだってテンプレ的な要素に依拠する部分はもちろんあるが、全てにおいて思考放棄しちゃう有象無象の異世界ファンタジーみたいなことはしてないし、きちんと「アナザー日本」を舞台にした軍記物をやりたいという当初の目標は達成できている。独特のブラックユーモアみたいな部分もあまり押し付けがましくなくいいスパイスになっていたし、なんなら原作漫画にちょっと触れてみようかと思わせるだけの力は持っていた。あわよくば、この期待感を維持できる形で、満足いく結末を迎えてほしいものだ。

 
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「メイドさんは食べるだけ」 4→5

 なんともヘンテコな理由で最終的には加点された作品。「一畳間〜」であんまり得られなかった気がした「きららアニメに求めている何か」の含有量はもしかしたらこっちの方が多かったのかもしれない。

 正直に白状すると、視聴していた動機が「読売名物のクソ枠MANPAにおいて、後に続く『日本三國』を録画してるもんで、抱き合わせされていた今作が勝手に視界に飛び込んできた」というもの。第1話時点で特に良い印象もなく、その後もダラダラと垂れ流していただけなので取り立てて褒めるでもないのだが……。ここはあえて、新番チェックで減点要素として取り上げた点を改めて振り返ってみよう。①「メイドが主人公なのにメイドである意味がない」。これは何一つ解消されていない。ただ、一応周りの人がスズメちゃんと関係を築くきっかけとしてエプロンドレスは印象的なツールになっており、「イギリス帰り」という設定も日本文化への無知を補強するステータスなので、意味があるといえばあったか。結局は「メイドが好きだし、お腹いっぱい食べて幸せそうにしているメイドさんが見たい」というのが最大のモチベだったわけで、そこに文句を言うのは設計思想そのものの否定、野暮というものだろう。

 ②「ネタ回しが適当な豆知識レベルで視聴したいというヒキに繋がらない」。これはまぁ、きらら的な日常の演出として別にマイナスではない。もちろんヒキにならないというのは本当なので、上述したような外的要因で強制的に視聴「させられて」いなければ切った可能性はあった。でもまぁ、最後まで視聴してれば1つ2つくらいは「そういえばそれって不思議だな」みたいな小さな日本文化へのクエスチョンが得られたりはしたので、ここについても全くの無意味というわけではなかった。新番チェックでは「飯を食ってるのが可愛いメイドだろうが野原ひろしだろうが大差はない」と書いたのだが、ここまでの流れを見ると、やはりイギリス生まれの無垢メイドの方が飯を食べさせるインセンティブは高いのだ。

 ③EMTスクアードの作画に期待が持てない。これに関しては割と明確に「否」だったのでそこは素直に反省点。いや、別に作画がとびきり良いなんてことはなかったのだが、全体的に「身の丈にあった」描写ができていた。キャラ絵がユル目の作品なので、これで食い物の描写だけやたらとリアルに気合を入れて描かれても浮いていただろうし、身近な食べ物が多かったおかげで「なんとなく雰囲気さえ伝わればあとはみなさんご存知の通りの美味しさですよ」ということが分かる程度で問題ない。そして、どの食い物もそれなりに「美味しそう」ではあった。ちゃんと作品全体での絵と画の統制が取れており、「美味しい」「可愛い」の総合点はあげてもよかろうという最終判断である。

 まぁ、別にもっかい観たいかと言われたら即答でNOではあるが、別なアニメのおまけとして見ていた時間が無駄に終わらなかったというだけでも充分な収穫だった。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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