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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
裏側のそのまた裏側、第18話。どんどん構成が複雑になっていくのだけど、どこまで丁寧に追いかければいいものか……。 ダブルジョニー編2回目。次回も続くのか、また2話で切れてしまうのかは気になるところだが、今回のお話は綺麗に黙殺編の2話目の裏側である。そんで黙殺編自体がロリ編の裏側でもあり……もう、みんなしてアンジャッシュコントがうますぎる。 とりあえずリトルジョニーの生い立ちについては一通りオープンになったかな。父親が何かしらの陰謀により殺されてしまったシャオチャン。偶然出会った謎の獣ダーチャンが彼に反応するかのように覚醒・巨大化し、憎き仇であるXヒーロー・ボルテックスをフルボッコ。ボルテックスさんはこの当時Xだったということはかなりの信頼値を弾き出していたはずであり、ヒーローとしては相当な実力者。実際、彼の駆使する渦巻き能力は規模も大きく、なるほど強そうには見えた。しかしそんなヒーローを文字通りにねじ伏せてしまったダーチャン。どうやら物語の全ての鍵を握る「宇宙船」とやらの忘れ物のようで、これまで明確な「敵役」や「モンスター」が出てこなかった今作において、初めて現れた「明らかに地球外のやべぇやつ」である。そんな生物兵器がなんでシャオチャンと通じ合ってしまったのかはまだ分からないが……親父さんが宇宙船調査の関係者だったことは何か影響があったんでしょうかね。 ヒーローをぶっ飛ばすとこの世界では何が起こるかというと、その評判から今度は信頼値が流れ込んでくることになり、自然とシャオチャンもヒーローを目指すことに。その目的は「憎きボルテックスをこき下ろす」ことだったはずだが、なんと空も飛べそうなスーパーヒーローは飛行機事故であっけなく即死。この飛行機、どう考えてもシアンと両親が乗ってたやつなのだが……流石に飛行機1機分となるとヒーロー1人のパワーではどうしようもなかったか。アメコミヒーローだったらこれくらいでもなんとかできそうなものなのだが……まぁ、すでに敗戦していたボルテックスは信頼値もガタ落ちだったかもしれんしな。とにかく、この飛行機事故でシアンの物語は始まったが、ボルテックスの人生は幕を閉じた。 これにより明確な目標を失ってしまったシャオチャンはしばらく自堕落な生活を送っていたが、持ち前のベイビィフェイスとダーチャンの愛らしさから、企業のマスコットとしての活動は多かった模様。本人も納得してるわけではなかろうが、それで稼げるならやむなしといったところか。なんとかしなきゃいけないと思っていたところに、例の黙殺さんとの合同護衛任務が回ってきた。あとは2週前の通りだが……黙殺さんからしたらたまったもんじゃなかったウザ絡みは、シャオチャンも必死にがんばった結果らしい。この世界はコミュニケーションが下手なやつが多すぎるやろ。 で、ここで気になるのは、ずっとマスコット業務ばかりだったシャオチャンがなんで重要な護衛任務を振られたかという部分である。もしかしたら、采配を振るっている側はダーチャンという「宇宙由来の何か」に目をつけ、それを恐怖因子多めの宇宙船周りに晒すのが目的だったのかもしれない。実際、何やら集団幻覚みたいな症状に見舞われたヒーローたちは昏睡、黙殺さんがなんとか外敵の排除には成功したが何かしらの液体を浴びてしまった状態。そしてシャオチャンは完全に幻影に心奪われており、ダーチャンともども悲劇の記憶をフラッシュバックさせている。「信頼値よりも恐怖因子の方が運用が安定する」とはお偉いさんの言葉。それを有効利用できるならこんなに簡単な話もないのだが……。 PR コンテ担当が小滝礼!?!?! 第17話。……どうなんだろ、正確にはクレジットが「小瀧礼」となっていて漢字表記が違ったのだけど……これって同一人物だよなぁ。知らん人のために補足しておくと、小滝礼という人物は私が「地獄少女」シリーズのコンテワークで惚れ込んだ素晴らしいクリエイターなのだが、特に監督をやるでもなし、それ以降はほとんど名前も見なかったので業界からフェードアウトしてしまったのかと思っていたのである。ちゃんと活動されてるならこんなに喜ばしいこともない。まぁ、今回のお話で何がすごいとか言うことは特にないんですが。 閑話休題、Aパートでは前回の予告時点でめちゃ気になってた謎の飲んだくれOLが登場。17話となるこのタイミングでしれっとヘンテコな新キャラをぶっ込んでくるあたりがこの作品らしいところだが、世間とは狭いもので、みっともないOLはなんと桜子のアパートの隣人であり、なおかつ大学のOGだったもんで花月さんの知り合いでもあったという。大学の先輩後輩関係って、どこでどう繋がってるか予想もつきませんが、どういう関係者だったんでしょうね。 飲んだくれOLが飲んだくれていたのは、おそらくCVが伊藤静であることが最大の原因だろう。いや、嘘ですけど。飲んだくれだからCVが御前になっただけで因果関係が逆ですね。今週は何の偶然か、御前がビールかっくらってるところが2作品で同時に拝めたのでちょっと嬉しかったです。とにかくそんな北品川さんは別に(酒癖以外は)悪い人ではなさそうだが、ちょっと社会人生活にくたびれちゃった残念OL。そして、偶然ムームーたちがそんな隣人に接触したのも天の配剤。普段の桜子だったらこんな面倒の種はそっと蓋をしてみないふりをしても良かったのだろうが、今週の桜子さん、なんと前回のポケGO騒動が尾を引いており、極度の金欠状態だったという。前回時点できちんと「桜子の家計は大丈夫なのかしら」って心配してたところを、がっつり回収してくれている。そりゃあんだけなりふり構わずデバイス拡張してたらな……。 とにかく、目の前の金策に奔走する情けない大学生のところにやっかいの種が転がり込んできたわけだが、ピンチは最大のチャンスでもある。このOLの私生活をダイナミックに暴き、修正するために、桜子としては相当思い切った売り込み作戦でダイレクトに「儲け」を取りに行った。すっかり家電販売員のお仕事が板についてきた桜子。多分数ヶ月前だったら絶対に無理だった荒技でもって、見事北品川の生活を改善。そして同時に多額のマージンもゲット。冷蔵庫1つとっても、人生の可能性は色々と詰まっているものである。 そしてBパート、同じ「冷蔵庫」という題材にもかかわらず、前半が「飲んだくれOLの日常」だったのに対し、後半は「敵性宇宙人からの侵略阻止計画」というとんでもない温度差である。以前もちらっと顔を見せていた急進派の大ボスであるカーニバル将軍は、ムームーから見てもだいぶ旧態依然とした変な風習にこだわっている人であり、その主張はムームーたちにも、そして地球人たちにも今一つピンとこないもの。いや、ふつーに食事を経口摂取するよ、っていうだけなんだからどちらかといてば地球人に近いのはこいつらなのだが……同胞の大半が光合成だけで生きていけると言ってるところに生肉むしゃむしゃタイガーが出てきたらそりゃ引くわ。「そういう家系」みたいなざっくりとした説明しかされてなかったのだが、虎型、ライオン型のムームー星人(仮)たちはみんなそんな感じなんでしょうかね。だとしたら、もう人間に対するヴァンパイアみたいなもんだし、宇宙戦争でさっさと滅んでおけばよかったのに。こいつがトップに君臨する組織がまるまる残って地球までやってきたのが最大の面倒ごとだよ。 そして、そんなカーニバル将軍との絡みでぽつぽつと垂れ流されているのが、「つぎはぎムームー」の過去話。「死者の皮を切ってつないで生き延びた」というとんでもない「つぎはぎ」の由来をが説明され、確かに回想シーンではムームーが真っ白な猫として登場している描写もある。マジでブラックジャック状態だとしたら「つぎはぎ」の異名も相当に忌まわしいものに聞こえてくるのだが……少なくとも今のムームーを見るかぎり、そんなサイコ野郎には見えないけど、どうなんでしょうね。この辺はアニメ最終回までにちゃんと掘り下げてくれるところなのかなぁ。 あ、あと今回は花月さんが先輩相手とはいえ心情を赤裸々に吐露しちゃってる、なんてのも注目ポイントなんですが……こっちは最終回までに決着はつかんやろな。 このアニメも猫が可愛いのかよ……第5話。OKなすの、お前がナンバーワンだ。 などと本筋とはさっぱり関係ない話からスタートしてみたが、さて、今作はどこを中心に話が収束していくのか。いや、そりゃ今回のタイトルが「ナイチンゲール」なんだから赤城郁実なのだろうけど、そんな彼女と咲太の関係性を描写するために、今回はだいぶ外堀からいろんな記憶を埋めていってくれている。これが存外ありがたいことでして……。 申し訳ない話なんだけど、私は原作をあたったりしてないライト追っかけ野郎なもんで、正直だいぶ前の話はあんま覚えてないわけですよ。今回のお話を観て「あ、この上里ってのが国見の彼女なんだっけ」とかいうこともさっぱりだったし、実は牧之原さん関係の顛末と因果関係とか、映画であれだけ感動したってのにディティールは割とあやふや。彼女に対して麻衣さんがどんな感情を抱いているのかとか、その辺りまで言及しなきゃいけなくなるとちょっと心許なかったりする。そういうところをきちんと埋め合わせしてくれるような進行になってるのが助かる。 そして、どこまでが親切設計でどこからが本当に必要な骨子の部分なのかは定かじゃないのだが、改めて今回のお話を見ていると今作の特異性というか、ヘンテコなところが見えてくる。「赤城郁実が今回の中心人物である」というのは明らかなくせして、今回のエピソードで赤城に触れてるシーンってそこまで多いわけじゃないんですよ。家に豊浜が来たりして、卯月が相変わらずきゃんきゃんしてるおかげで、「その他ヒロインズ」に割かれてる時間が結構多い。こうしてハーレムでもないはずなのに圧倒的ハーレム模様を展開できるのが咲太さんのナチュラルな強みなんですよね。自宅に帰ってアイドルと現役女優だらけの女の子4人(かわいい猫含む)に出迎えられる一介の大学生マジでなんなの。過去に色々と観てきたラブコメやら青春ラノベで一番羨ましいスタンスなのは間違いなく梓川咲太その人だわ。そして、「まぁ、咲太ならしょうがないか……」っていう諦観も混じっちゃうのがなんとも悔しいところで。 今回の回想で咲太の中学時代の苦闘っぷりが久しぶりに語られ、「確かに梓川家のあの後のゴタゴタ考えると、色々と辛かったんだろうなー、俺たちバニーガール後の咲太しか見てなかったからあんまり意識してなかったなー」ということが確認できたわけだが、あんな学生生活を送ってきた男が、なんで現在はこんなに女の子のあしらい方が手慣れているんだろう。天性の女たらしかこんちくしょう。同時に男もたらしこんでるからなんも文句言えねぇや! 双葉さんだけでいいから僕にください。 とか言うてると、また咲太が新しい女の子を気にかけにいく。今回のターゲットである赤城は本人のやたらめったらな滅私の精神も色々と考えどころだし、彼女の利他の精神がどのように変化していくかが今後の勝負どころになるとは思うのだが、それと同時に、どうやら赤城との接し方が咲太にとって「中学時代の自分との対話」みたいになっているところもあるようだ。あんまり過去に戻りすぎると麻衣さんたちが関われなくなるのであくまでも「今の咲太が俯瞰でかつてのクラスメイトとの関係性を見る」程度にとどまるとは思うのだが、久しぶりに目の前には明らかにそれとわかる思春期症候群が発動している。当然、咲太の中では妹の苦境がフラッシュバックしているだろう。この状況で、咲太はどこまで赤城のことを思えるだろう。本人が、あまり自分を大切にしていないように見えてしまう、この1人の「旧友」に対して。 半月以上空きました、お久しぶりの声優名鑑でございます。まぁ、12月頭がゴールなので7月を終えた時点でちょうど2/3というのは狙ったようにバランスが取れてていいんじゃないでしょうか。ただ、こっから8月、9月は割と更新頻度が上がります。 そんな8月という熱気ムンムンの季節に先陣を切るのがこちら、“女豹”生天目仁美嬢でございます。……今の若い人に「女豹」とか言っても全然ピンとこないだろうなぁ。あ、当然呼び方は「ナバ」です。ちなみに私は「好きになったタイミングでよく使われている呼び方」が定着することが多いのですが、ナバの場合は女房役の伊藤静が呼ぶ「仁美さん」っていう言い方がすごく好きだったんだけど、流石にそこは立ち入れないな、という謎の遠慮が働いて一番一般的なナバで落ち着いてます。思えば随分付き合いも長くなったもんだ。
藤さんの周りには変な声が集まる呪いでもかかってんのか、第5話。あ、すみません、それが言いたかっただけです。 今期も各種取り揃えられたアニマルセラピーアニメ群の中でも最もピュアで安心して楽しめるのがこちらのタヌキ 兼 犬 兼 アライグマ作品。毎週毎週タヌキの確実な愛らしさには楽しませてもらっています。ただ、毎回セラピーとなるようなゆったりとした空気にゆるめのギャグという構成なのでそこまで言及する要素もなかったのだが……。 今週はだいぶブーストしていました。それが、なぜか藤さんの周りに集まってくるどっかズレた連中の存在。親父さんを筆頭に、ここまでレギュラーでもちょっと変なやつはいたが、今回は狙ったように個性的な連中が揃った。それが「変な声」軍団だ。 Aパートでリモート会議を行った漫画家先生はまだ変な声じゃない。CVは宮本侑芽だし、ちょっと行き過ぎた愛情から不審者じみた反応になってしまっているが、まぁ、可愛い範疇のキャラクターだろう。しかし、同じくAパートで2人が散歩に出た公園で出会ってしまった女子高生はなんとCV根本京里。頑なにアライグマ主張をするヘンテコJKは、初登場にもかかわらず強烈なインパクトを残す妙な存在感を発揮。さらにしばらく間が空いて再び公園にシーンが戻ってきた時に登場したのが猫に憧れ、猫耳を愛した女子高生。こちらは当代の変な声声優の代表と言っても過言ではないCV遠野ひかる。根本京里ととのぴーが一堂に会した作品、割とカオス。思う存分、そのヘンテコな発声を堪能したいところである。もはやとのぴーはこっち路線の仕事ばっかり任されるようになってしまった感があるな。 これだけで満足してしまっていたのに、キャストロールにはさらなる異変。「マラカスの子」という謎のクレジットに登場したのは寺澤百花。「……そんなキャラ出てきてないぞ?」と思って見守っていたらエンディング後にはCパートが存在し、そちらで意味不明なモブとして登場したのが性別すらよく分からぬ謎のガキ、「マラカスの子」であった。そしてその発声がまた……。この子も小鞠ボイスで変なウケ方しちゃった感があるが、地声は別に普通の子なんですよ。でも面白いからしょうがない。若手は貪欲に仕事とっていこ。 そんなモブの方も気になってしょうがないですが、本作での象徴となる声はやっぱりみさお。訥々と漏れ出てくる藤さんの声が一番のセラピーという話である。タヌキと2人だけのお家の様子は本当にただ静かに流れる時間が愛おしい。いや、フリップ芸であることを考えるとあんまり静かではないのかもしれないけど……タヌキも換毛期があるんですね。抜け毛が大量に出るペット、厄介なのは間違いないんですが、その抜け毛すらなんか愛着が湧いてとっといたりしちゃうので要注意だ。タヌキ2号機が作れるくらい毛玉が溜まっちゃうぞ。普段からあんなにもふもふならしょうがないわ。 ヒロインが嘔吐するアニメは名作(諸説アリババ)、第3話。嘔吐するだけで名作になるとするなら、前後同時嘔吐など実現するなら傑作間違いなしなのでは。 サブタイトルからして最悪な世界。相変わらずのウタのパワーによって「ハイパーネガティブコント」は今回も元気元気。その上で新キャラが余計なまでにクドかったり、3話目にしてなおエンジンはノンストップである。ありがたい話だが、こんだけクドいとどんどん作品への興味が湧いて、アカペラの方も聞きたくなってくるのが心配(時間が溶ける)。挙句途中に入ったCMではメインのバンド以外にももう1つバンドがあることが明かされ、そちらはより濃密な中の人たちによる熟練の技が披露されているとか。気になるわぁ。奈央坊のボーカル、ほんとにあらゆるところで便利に使われすぎだろ。 閑話休題、そんな世界でもアカペラ部は仲良く空回り。今回中心となったのはオムスビことムスブさんで、ウタがリードに選ばれたことについて、相当ガチでキレ散らかしている様子。まぁ、部長の横暴は目に余るものがあるし、どっちかというとムスブの方が正しいんじゃないかという気もするのでなんか不憫。まー、まだ始まったばっかの1年生の春なんだから慌てなくてもいいじゃん、というのはあるんだけども。彼女はどうやら「アカペラ」にこだわっているというよりは、何かしら音楽で身をたてるようなプランが必要らしく……彼女の家庭環境についての鬱話とか、今後展開されていくことになるんでしょうか。 でもまぁ、それで完全に話を聞かなくなるわけじゃないのが今作のブレーキが効いてるところで、部長のゴリ押しに余計なまでに抗って部活を崩壊させるのはよくない、という判断はできている。この辺はどこぞのボウリング部の分からず屋とは違う部分。ただ、そうしてムスブが一旦は折れてしまったもんだからウタとしては針のむしろのアップグレード版みたいなもんで……吐いて許してもらえるなら、なんぼでも吐きたいところだろうよ。 1年生どうしの軋轢をどうにかするのは上級生の仕事だとは思うのだが、部長はこの通りのワンマンっぷりで、何を主張しようにも柳に風。どっちかというとコイツの方が山の神みたいな扱い。「光が死んだ夏」で光に成り代わってる何かよりもやばいかもしれない。しかもレイレイが「なんでそんな決定にしたの?」とやんわり尋ねると、「その方が私のイメージしたアカペラに近かったから」というなんとも自分本位な答え。まー、裏できちんとムスブのことも考えた上での行動なら問題ないのだが、どこまで信じていいか分からないのでヒヤヒヤもんである。 そして常にヒット&アウェーを繰り返すかのような臆病な触れ方しかしないレイレイ先輩。こいつ、どうにも頼りないヘタレ臭が強いんだよな……。わざわざ部長に真意を尋ねていたってことは、「何も言われずとも最愛の人の考えが全部わかってる関係」とかでもなさそうだし。途中、こいつが落ちぶれる展開とかがあった時に、ちゃんと同情できるかどうかが心配である。 意外や意外、こんなバラバラのアカペラ部の中で、最も常識人ポジションについて俯瞰視点で物申せる存在がウルル。歯に衣着せぬ物言いは若干KYなところはあるが、それでも他の連中よりもよっぽど社交的だし常識的。現状、ウタのメンタルを一番ささせてくれてるのがウルルっていう時点でお察しだ。加えて、部活についてもお遊び参加とは言っているが練習をサボったりはしておらず、割と真面目にボイパの練習もしてくれているらしい。こんな真面目な子でも動画配信とかに手を出しちゃう時代なんだね……面白いと思ったことには手を抜かないタチなんだろうなぁ。 そんな4人がわちゃわちゃしてるせいで身の振り方が分からなくなっちゃったウタ。「そんなんどこで売ってるんや」みたいな六曜がやたら強調された手帳風カレンダーに運命を任せた結果、盛大に授業をぶっちした果ての運命的な出会い。声が森進一みたいなクラスメイトとの衝突事故である。お互いにそこそこネガティブなもんだから会話が下へ下へしか向かわない負のスパイラル。しかも相手のことを気にしすぎるウタにしては珍しく相手のネガティブを受け止めきれないという渾身のミスから色々と心残りのある邂逅となってしまった。果たして、「嘘みたいに声が低い女子高生」の使いどころとは!? (こんな天の配剤あるもんかよ) ちなみに、だいぶ苦しそうにハスキーボイスで呻いてる新キャラのCVは相川遥花という子。「地声はどんなもんやろ」と思って来歴を確認したら「江戸前エルフ」のコマちゃん役だったことが判明。まー、そこまで低くはないわな(当たり前だ)。どっちかというと低音の印象は松岡美里の方が強そうだが……今後、この声のままでどんな絡みになっていくんでしょう。中の人の負担にならないことを願うばかりだ。
カブラさんがちゃんとビールクズになってくれてよかった、第5話。やっぱこの声で下戸とか納得いかなかったし……まぁ、今回は飲んだビールより吹いたビールの方が多かったけども。 カブラさんと、ハルさんと、そしてナズナの過去のお話。さらっとめちゃめちゃ重要な設定が出てきた気がするんだけど、むしろこれまでナズナちゃんがそのあたりのことを一切気にせずに暮らしてきたのかよ、という方が驚きかもしれない。吸血鬼にとって多少の歳月などどうでもいいのだろうが、「いつの間にかあの部屋で暮らしていた」「それ以前のことは覚えていない」というあまりに漠然とした状況に、ナズナちゃんはさしたる疑問も挟まず、ただひたすらにゲームをプレイしたり、添い寝屋をやったりして30年も40年も過ごしてきたというのだろうか。……凄まじい怠惰である。その間にゲームをやるにしても相当にハードの変遷とかもあっただろうに……添い寝屋って稼げるんだろうか。まぁ、超常の力を持つ吸血鬼だし、稼ごうと思ったら正規の方法以外でいくらでも金を手にする方法なんてありそうだが……ナズナちゃんはあんまりそういう不法行為に手を染めてないと信じたいところだ。 前回匂わされていた七草ハルという人物とナズナの関係性、それは一番ストレートな「親子」関係だった。吸血鬼が子を成す例が過去にどれくらいあったのかは分からないが、ハルさん本人が「ナズナがどう育つか分からない」と言っていたので、少なくともハルさんにはノウハウはなく、彼女も最低限の吸血鬼コミュニティくらいは接触があったと思われるので、多分地域の吸血鬼たちもあまりその辺の知識はなかったものと思われる。そもそも吸血鬼化してしまった人間は仮に惚れた相手がいたとしても眷属にしてしまえばいいわけで、あんまり「人間との間に子を成す」なんて必要がなかったのだろう。そうなると、どちらかというとそんなイレギュラーに走った七草ハルという人間の内面の方に興味が湧いてくる。 「なぜ人間の男性と結婚することになったのか」も気になるし、その結果としてカブラさんたちの前から姿を消したことも、理由は全く分かっていない。カブラさんからしたら「捨てられた」とすら思えてしまうこの状況、仮に何かマズいことが起こってそれまでの生活を投げ捨てて逃げ出したのだとしても、生まれた娘くらいは連れてけよ、とは思うのだが……それすらも危うい状況だったのだろうか。まぁ、でかいくせに物心ついてない逆コナンみたいな娘を連れてっても足手纏いには違いないだろうが……そのせいでカブラさんに自分そっくりな娘の世話を任せたというなら、なんとも罪作りな話である。 現時点でハルが死んでしまったのか、生きているのか、それすらもよく分かっていない。そんな状況で放り出されたカブラさんは傷心の極みで、さらにその後の数年間は罰ゲームのようにナズナの養育に時を費やしたという。彼女のマンションの部屋の賃貸契約とかがどうなっているのかも気になるところだけども……今回の描写からしておそらく全部ハルさんが用立てていったものなのだろう。全て憧れた人が揃えた鳥籠の中で、娘だとされる存在の世話をするカブラさん。その心中は本当に複雑で、なんともねじくれた関係性であった。 ……とはいうものの、現在のカブラさんはそれなりに吹っ切れてるみたいですけどね。今回ナズナに全部ぶちまけたことで肩の荷が降りたのだろう。彼女への接し方もなんか妙な方向に変化。まぁ、ガチレズ気質を隠す必要がなくなったならそれはそれでいいことですよね(?)。そんなカブラさんを「キモッ」とは言わないであげてよ。今まで頑張ってきたんだから、それくらいはご褒美でいいでしょう。 あとはナズナちゃんの出自を知って、コウとナズナがこれからどういう道を歩んでいくのか……「恋したことがない」という事実を暴露されてしまったナズナちゃん、もはや中学生男子との関係性においてもほとんどアドバンテージがなくなってる気がするんですが、大丈夫でしょうかね。それこそカブラさんにでもアドバイスしてもらうか。もしくは、生みの親を探して直接ハルさんから顛末を聞くという方法もあるが……ナズナちゃんはめんどくさくてそんなことしない気はするな。 そして再び動き出す餡子。カブラさんのとこは当てが外れたみたいだが、まだこの界隈で誰かを付け狙っているのか……。 前回「鉱物学を専攻すれば胸がでかくなる」と推理したが、多分間違いだった、第4話。より正しく考察するなら、多分「瑠璃の周りにいれば胸がでかくなる」だわ……なお、この効果は瑠璃本人には適用されないため、「あなたがコントロールするこれでないのクリーチャーのバストサイズは大きくなる」という常在型能力だと思われる。 などというアホな話はさておき、相変わらず含蓄に富んだ実に良いお話。ほんとに、毎週見るたびに「健全な少年少女に見せて、学問と知のあり方について考えるきっかけになってほしいなぁ」としみじみ思う。今回のテーマは「知ることと活かすこと」とでもまとめられようか。前回、凪と伊万里という一見すると対照的に見える研究者が出揃った。かたや瑠璃を連れ回して様々なフィールドに足を伸ばす凪、かたや研究室に引きこもって書誌にあたってばかりの伊万里。まぁ、そもそも2人の研究テーマが違うのだろうから何が正しいなんてことは分かるわけもないのだが、この2つのありようを見て、単純な瑠璃は「どっちの方がいいんだ?」と悩んだりもしたかもしれない。 しかし、正解は「どっちも正しい」。結局人類の歴史の中で発展してきた科学とは、トライアル&エラーの繰り返し、実践と思考をただひたすら繰り返し、いわば最大の「効率化」でもってたった1つの真実を見つけ続けてきたのだ。そのためには足も頭も常に動かし続ける必要があり、残念ながら簡単に選べる近道など存在しない。少しでも効率を上げるためには、それが本当に可能かどうかを「考え」「知る」必要があるということ。そんな地道で途方も無い科学の実態を、瑠璃はその身を持って学ぶことになる。 瑠璃の当座の目標は「大粒のサファイアを見つける」である。まずもって、この「大きな目標が1つある」という状態がとても良い。ゴールが決まっているなら、それに向かうロードマップを描くことができるし、何をするにしても大願さえ捨てなければモチベーションは保てるからだ。普通に考えて素人が日本国内の山や川をあさって大粒のサファイアを発見する確率などほぼゼロだろうが、瑠璃には凪という素晴らしい「指導者」が存在している。彼女がこれまでの人生で培ってきた「科学の力」が、少しずつ瑠璃に伝えられていく。そのための実践、そのための膨大な時間である。 凪の偉いところは、おそらく瑠璃をいっぱしの研究者、少なくともいっぱしの「採掘者」に育てようとしているのだろう。常に「自分で考える」という機会を与え、手取り足取りで教えたりはしないということ。「考える教育」なんて言うだけなら簡単だが、教える側からしたらこんなにも不安で難しい過程もない。学ぶ側が飽きたり、諦めたりしたらそこでおしまい。瑠璃の向学心(物欲ともいう)を信じているからこそ、凪はゆっくりと着実に、研究のいろはを伝えられているのだろう。そして、瑠璃はそんな凪の思いをおそらく十全には理解していないのだろうが、根っからの真っ直ぐさでもって最大限に言葉を受けとめ、吸収している。 「なぜ学ぶのか」について、今回は「効率化」というタームで端的に表現していた。そう、座学にしろ実地研究にしろ、知識が増えれば「より学べる」のである。終わりのない学究の道において、学びは次の学びの土台。そして次の学びへの加速装置。もちろん「次」へ進むためには単なる知識の蓄積だけでは足りず、そこに「考え」「反映させる」ことが必要になってくる。今回、瑠璃は「磁石で磁性鉱物を取り除く」というアイディアを提出した。すでに様々な分野で当たり前のように使われる技術だし、おそらく凪だってそんな方法は知っていたはずだけどあえて教えていなかったその小さな一歩。しかし、「自分で考えて、現状を好転させた」というはっきりした手応えは、何物にも勝るモチベーションになる。これを繰り返せばどんどん仕事が楽になるかもしれない。そう思えば、瑠璃は考えることをやめないだろう。元々「大量の砂を一気に持ってくる」など、思いつきと行動が直結した性格である。今後はもっと自分の思いつきに自信を持ち、その上で知識の大切さも知った。瑠璃は、いい研究者の素質があるよね。 ただまぁ、女子高生が放課後にダッシュで大学の研究室に転がり込んでる現状は大学側からしたらいいのかどうかは微妙なところなんだけど……まぁ、バイトとかじゃねぇしな。賃金無しであれだけの作業をこなすのは大変そうなんだけど、これで研究協力費とかを捻出しようとすると一気に手続き上の面倒が増えるんだよなぁ……まぁ、あくまでもJKの趣味の一環ということで。同級生たちも、なんだか気にかけているぞ。 俺たちはいったい何を見せられているんだ……第4話。いや、パンストを見せられてるんだけどさ。前作でもここまでイカれた回ってあったっけ? ……いや、普通にあったかもしれん。こういう振り切れ方っていうと、例えば「おそ松さん」とかでもやりそうな内容なんだけど、今期のおそ松は全く振るってないからなぁ。あともう1つ「ポプテピピック」っていう可能性があるんだけど、「ポプテピピックみたい」は素直に悪口になりそうな気がする。 Aパート「ダテンシティ・プレジデント」。なんと、ここからの2本はなぜか知らんがYostar Picturesがスタジオ名義でコンテ演出を担当しているという。なんのつながりやねん、と思ったが、調べたらTRIGGERとYostar Picturesって親子会社みたいな関係だったのね。まぁ、中身は特段変わるわけではなく、今回の3本の中では一番普通といえば普通。ブリーフの脳内を仔細に描写し尽くす冒頭の謎映像が一番面白かった気もする。オチはマジで意味が分からないが、細かいことは気にしたら負け。 Bパート「ペット・セメタリーヒルズ」。こういう作品に稀によくある「突然のハートフルドラマ」編。まぁ、この話をハートフルと言っていいのかどうかは微妙なところだが……猫のバイブの造形は今期さまざまな方向から攻めてくる猫アニメ群の中でも割と印象は良い。ちなみにバイブのCVはなんと前島亜美である。どんな起用だ。猫についてはみんなメロメロになってしまうのは致し方なく、スキャンティお姉様やニーソックスさんだって例外はない。みんなで1匹の猫を可愛がりまくる天使と悪魔の同居生活、もう完全にルームメイトっていうかダチじゃん。 Cパート、今回の問題作「昨日に向かって撃て!」。なんとこちらのエピソードは1人シナリオ・コンテ・演出・作画回という事実上の個人制作映像である。五十嵐海という作者はTRIGGERの生え抜きっぽいクセ強クリエイターらしい。直近だと「きせこい」の1話目で流れたバニー戦隊みたいなののキャラデザ担当だったとか。相変わらず変な才能が育つ土壌である。 作画テイストをいじることによって訳のわからん画面にするというネタ回しは時々見かけるが、今回は映像部分だけでなくシナリオ面でも訳がわからんせいで本当にとっかかりがなく、ただ茫然としている視聴者の前を謎映像が流れていくというカオス回に。個人的には序盤でドットビームを垂れ流し続けた「牧場の息子」がCV青山穣で延々妙な節回しが続いてたのが気になって気になってしょうがなかった。他にもアナザーキャラたちが土師さんとか勝生さんとか……まぁ、アメコミ的な遊びって言われたらこういう処理もそこまで意外なものではない……のかなぁ。もう今作に関しては基準がよくわからなくなってるわ。個人的な楽しすぎポイントはワニーソックスさんですかね。1人だけ不憫(?)なポジションで、CVが変わらなかったのは明乃さんだけである。まぁ、通訳必須になっちゃったけど。 毎回こんなことやってて、今作品はシリーズアニメとして成立するんだろうか……。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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