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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「炎炎ノ消防隊 参ノ章(第2クール)」 ー→8 西川つながりならそこは「resonance」(かSTRENGTH.)じゃね? いや、爆走夢歌もエンディングって意味じゃ最高なんだけどさ。 この望外の点数に名前をつけるなら「思い出補正」である。だって、ほんと好きだったんだもん「SOUL EATER」……。途中から薄々分かっちゃいたけど、ガッツリと時間を使ってそこまでの接続をやってくれたおかげで本当に色々嬉しくなっちゃった。いや、でも補正除いても7点は固い作品になったとは思うよ。例によってアニメシリーズ全ての総括だしね。 個人的には、立ち位置としては「ヒロアカ」にも比肩すると思っている。こちらは全6クールと規模は小さいが、ジャンプを背負ったヒーロー漫画、そしてマガジンで渋く活躍した「世界」漫画。アニメ化を務めたのは片やボンズで片やdavid proだ。単純なクオリティでも負けていない。そして今作の特筆すべきはその「セカイ系」としての全体像の強烈さ。2期目あたりで「なんか変やでこの世界」というのは明かされており、3期に入ったら「あー、そういう……」みたいな感じで前作「SOUL EATER」との接続は察することができたわけだが、ともすると独りよがりになってしまいそうな作者の世界設計を、ものの見事に「世界を飲み込む」演出を駆使することによってアニメの画として実現させたのである。「世界を作る」というのはアニメ制作としては当たり前の話なのだが、「作品世界をいっぺんぶっ壊して再構築する」というとびっきりの無茶は、アニメの枠を飛び越えたとんでも演出でしかなしえないもの。常識をぶっ飛ばし、実写やら何やらを貪欲に詰め込んだアヴァンギャルドなアイディアが、今作を唯一無二に昇華したのである。 そうして積み重ねられてきた「世界崩壊」の物語。ラストシーンとなる今期は今まで蒔いてきた種をひたすら回収するフェイズなわけで、そりゃ1話1話のインパクトもドぎつくなるのは当然のこと。たくさんのキャラが「自分」と相対する中で、この世界の「なんじゃそら」だったあれこれが次々に回収され、まさかのラッキースケベられまでもがその世界に飲み込まれていく。誰もが世界の構造の中でもがく中、悠々と世界を飛び出して泰然としていたのがアーサーただ1人というのも見事な構図。山のようなキャラが好き勝手に暴れるとんでもない作品になったのに、1つ1つのパーツが収まるべきところへ収まっていき、最後のただ1つのゴールへと収束する。やっぱりこの人のストーリーメイクはすごいよ。 個人的にはラストを飾る神羅(万象マン)と対峙したのがハウメアだったという構図も大好きで、世界はいまだに釘宮ボイスの少女にぶち壊される運命にあるということ。最終回クライマックスで顔を見せてくれたハウメアのあまりの美少女っぷりに卒倒しそうになった。また、ストーリー序盤で「この漫画やべぇかも」とドキドキさせてくれた因果の活躍っぷりも嬉しさ爆発。そっかー、彼女こそが魔女の祖……つまりメデューサ様は因果から発生したってことなのかしら? もう、事実上の最強キャラじゃん。 終わってみれば本当に馬鹿馬鹿しい「世界創造譚」。最高の阿呆をありがとう。炎炎ノ炎に帰せ、ラートム。4242564。 PR ○「また殺されてしまったのですね、探偵様」 4 人類は横柄な口を聞く若山詩音メイドを引き連れたいという願望がある。その1点を叶えてくれるアニメ。 前クール「アルネの事件簿」に引き続きのミステリアニメ。最近は1クールに1本ずつくらいはミステリアニメがある気がするが、まぁ、世に溢れるミステリ的作品の数に比べれば、アニメ化にまで到達する作品は本当に限られてはいるのだろう(そう考えるとなろう作品の母数ってほんとにどんだけあるんだ)。 そしてそんなミステリアニメの少なさに言及した時、結局はいつも通りの「ミステリ、アニメと相性悪い説」に帰ってこなければいけないのである。今作はその辺が非常に分かりやすい1話目になっており、「死んでも生き返る探偵」という強烈な(意味があるかどうかはまだ分からない)設定があるにも関わらず、そこに至るまでの道中が全部地味。豪華客船を舞台にしたのも1話目に相応しい大仰な幕開けなのに、その豪華要素が何も活きてこず、結局は探偵が地道に足を使って調査をするしかない。挙句死体の発見シーンは放送コードの都合でやたらと画面が薄暗く、何がどうなってるかよく見えないときたもんだ。そりゃ画面見てても退屈になるのはしょうがないでしょうよ。 まぁ、ぶっちゃけ「問題編」だけで何かを判断しようというのが野暮ではある。ミステリとしての評価ならば提示される謎と魅力的な解決をワンセットで考えなければいけないわけで、事件が起こっただけの今回がつまらないのは当たり前。次回、「後編」と銘打ってるということは解決まで行ってくれるはずなので、そこで何か面白い要素が拾えたら改めて触れることにしよう。 ただ、残念ながら1話目はそうした要素をさっぴいても印象はあまりよくない。ま、端的に作画があまりよくない。ライデンフィルムなのでびっくりするほどグダグダってほどでもないのだが、今作の場合はオープニングのやる気のなさとかを見ても「あんまりコストをかけてもらえなかった方の作品っぽいな……」というのがそこかしこに滲んでおり、1話目ですでに怪しげな描写がちらほら。後半に探偵がすれ違った船のクルーっぽい不審者の首の角度とかどうなってたんや。 ま、最初からお察し気分で観てりゃ切る時にも心が痛まないのでね。これはこれでいいや。 ○「スノウボールアース」 6 今期から読売の金曜夜アニメ枠、通称「フラアニ」が2作品に拡大。これまでも1時間スペシャルとかで枠の拡大は結構やってたのでフレキシブルな時間帯なのだろうが、最近はまた各地上波キー局も深夜アニメ枠が増えてる気がするな。時間帯だけ被らせないでくれよな。 というわけで「転スラ」の後ろの枠での作品。番宣を見ててオリジナル作品なのかと思っていたが、原作は「スピリッツ」連載の漫画作品とのこと。さっぱり名前を聞いたことがなかったし、現時点でWikiの項目すら立っておらず、やはりマイナー誌(と言っていいんだろうか?)の漫画はこうしてアニメ化するだけでも結構な奇跡なのかもしれない。 1話目段階での評価は素直にポジティブ寄り。制作は最近仕事量がめっちゃ多いスタジオKAI。今作はキャラデザにもかなり色濃くCG制作のデザインが採用されているが、もはやその辺りの違和感は限りなく減っているし、モーションも含めていい具合に動きを見せてくれている。大量発生した怪獣のデザインが均質なのだけがちょっと気になったが、まぁ、あれだけ大量の怪獣がぷかぷかしてるのはおそらくこの1話目だけだろうし、今後はアクションパートでももっと地に足がついたものが見られるんじゃなかろうか。監督は「ゾンサガ」でお馴染みの境宗久。悲壮なエピソードのくせしてギャグを織り交ぜてポンポンと展開していく構成も小気味よく、どんな展開になるか予測できない無茶苦茶な1話目を気持ちよく見守ることができた。怪獣ものとしても終末ものとしてもちょっとでも油断すると陳腐なところに落ちてしまいかねない設定だけに、今後はどれだけ際立ちを見せてくれるか、興味を惹かれる。さっさと司令官のおねーさんが殉職したのは残念だが(捨てキャラだったんやなぁ)、女の子のデザインも割と好みのラインに寄りそうだし、しばらくは楽しく見られそうである。 ○「転生したらスライムだった件(第4期)」 ー 「あれ? まだ4期か、そんなもんだったっけ?」って思って確認したら1〜3期が全部2クールでしかも第2期が分割だったからより話数が多く感じていたみたい。トータルでみたら今回スタートしたのが「73話目」らしいです。そりゃなげぇや。 今期は「よう実」に続いてこれがスタートし、「界隈では大看板扱いされてるけど私がそこまでフォローしてないコンテンツ」が重なっている。今作に関しては「よう実」のようなネガティブな印象は無いのだが、さりとて積極的に追うモチベを持つほどではないという半端な印象なので追うでもなし、切るでもなしという難しい状態になっている(劇場版も観に行かんかったし)。アニメとしてはかなり気合を入れて作ってくれてる方なので、観ていて不快感があんまりないのだよな。 前クールはひたすら会議を繰り返して「会議アニメ」などと揶揄される事態になったが、もはや世界がその規模になってしまったので致し方ない。例えるなら、最初はたまごっちレベルで始まった成長劇がいつの間にかシムシティになり、気づいたらシヴィライゼーションになっちゃったと、そういう広がり。初期の「スライム育成ゲー」と同じ視点で見続けていたら齟齬は生じてしまう。ただ、「領地経営ゲー」みたいな作品はなろう界隈でボコボコ誕生しているわけだが、今作の場合はちゃんとたまごっちとシムシティを経由してからここに辿り着いているおかげで、詳細部分での解像度は高く、それなりに地に足ついた物語に見えるというのは下積みを重ねてきた作品独自の強みである。まぁ、その辺を覚えてない視聴者からするとあんまり武器にはならないのだが……それはこっちの責任だからしゃーなし。 流石に制作側だって会議には飽きているだろう。この辺りでまたおっきな刺激があることに期待しよう。
ラッミスちゃんが引き続き可愛い。例えるなら小林みくるちゃんくらい可愛い。正確に何歳くらいなのか分かってないけど、ラッミスをベロベロに酔わせるのはだいぶ犯罪臭がしてとても良い。 という話題からスタートするってことは他のもんで特に触れる部分が無いということなのだが……まぁ、3期目だからとて特に変わることはなく。1期はその斬新さに目を惹かれて楽しんで観ていたが、2期目は流石にネタが尻すぼみになり、なろう的な粗が気になる部分も出てきてしまった。元々縛りプレイの中で個性を発揮するのがハッコンの面白みだったところを、移動も会話も割と自由にできるようになってしまったせいで魅力が薄れてしまうというのは何とも皮肉なものだが、思いつきで話を書き始めた作者が自分で蒔いた種ではあるから、何とか責任を持ってお話を作ってほしいものである。 アニメーションとしてのクオリティは決して低いものではないし、盛り上げるために何か残っている「自販機ネタ」があればまだまだ巻き返しのチャンスはあるはず。どうせなら楽しく見届けられるなろう作品があることを祈っている。 ○「最強の王様、二度目の人生は何をする? Season2」 ー 視聴しなくていいのかな、と思って確認したら1クール目は一応最後まで視聴していたらしい……なんでだ俺(1年前のことすら忘れてる時点でお察しだろ)。 というわけで、一応0話切りの要件を満たしていなかったために試聴したが、当然キャラクターの設定などを含めて何も覚えてないため、1話目はだいぶ虚無。いや、そりゃ当たり前なんだけどさ。一応冒頭に設定を振り返ってはくれたのだが、これって確か「何の意味もないやんけ……」って思った空っぽ設定だった。つまり1期時点で虚無だったわけで、きっと俺は悪くない。 まぁ、もう宣言しとくけどこれはギブアップします。一応監督が元永さんだからってのが市長を維持してた理由だったのかもしれないが……。もう、ゴールしなくてもいいよね……。 ○「霧尾ファンクラブ」 4 「推し活」という言葉が市民権を得たからかどうかは分かりませんが、立て続けに「病的な推し活」を扱うアニメが登場。みんな、犯罪にならないようにだけ気をつけるんだぞ。 一応ジャンルとしては「学園ラブコメ」になりそうではあるが、どうも様子が違う作品。延々2人きりのキャラクターで繰り広げられるトークは「フードコートで、また明日。」っぽさもあるし、推し活の強さだけみればどこかのうたげさんのようにも見える。「フードコート」ほど画面もテーマも固着化されておらず、「1人の男子に好意を寄せている女子2人」という設定も意外と新鮮だとは思うのだが……。 なんか今一歩刺さらない。いや、「フードコート」も1話目では刺さってなかったしもう少し観てれば馴染んでくる可能性もあるのだが、どうにもネタ回しがまだるっこしいというか、間の取り方がもっさりしている。もっと端的にいうと「視聴中に眠くなってしまった」作品。うーん、別に画面が雑ってほどでもないのだが(ただ、決して作画は良い寄りではない)、変化の乏しい画面はヒキが弱く、トークの展開にしてもその穴を埋めるほどではない。1話目での最大の誘致要因は黒髪の方のキモオタトークみたいな部分だと思うのだが、すでにうたげさんで免疫がついてしまっている我々からすると、「重度の崇拝者」は単体で見せられてもそこまでびっくりするようなもんではない。 あと、これは私のセンサーがダメなだけなのかもしれないが、ネタ回しが「シュールを狙って外してる」みたいな雰囲気がある。一番謎だったのはラストで霧尾が出てきた時の彼の発した言葉で、あれって今後何かに関わってくる伏線だったりするんだろうか。そうじゃないと流石に霧尾がヤベェ奴すぎて、百年の恋だって冷めなきゃおかしいだろ、と思ってしまった。 というか、我々はそもそも「霧尾はそんなに惚れられるべき人間なのか」を知らないため、その「ファン」が荒ぶったところでその心情を追いきれない。福原多聞であれば「アイドルとして日本中で大人気!」だったし、分かりやすいイケメン仕草があったわけだが、今作における霧尾は本当にただの「概念」でしかなく、そこに向けて特大のベクトルを向ける人間の気持ちは理解できない。Aパートで「霧尾と思わせといて霧尾じゃない」というネタ回しだったので「これ、もしかして作中で霧尾は一度も登場しないアルジャーノンなのでは?」と思ったのに全くそんなことなかったし。半端に存在し、半端に不明瞭な霧尾の立ち位置は、今後どのように設定していくのだろうか。 まぁ、一応そこかしこで「栗毛の子の方は実は霧尾が好きなわけじゃなく、隣の友達が好きなだけなんだよ」という匂わせがあるためにここから百合へと展開する期待はあるのだが、果たしてその感情を中心において作られた物語であるかどうかもまだ分からない。もう少しテンポを上げてもらった方が助かるのだが、こればっかりは演出方針次第。馴染んで印象が好転することを祈りたいところ。 「違国日記」 7→8 総括するにあたって言語化が難しく、なかなか筆が取れなかった作品。しばらくクールダウンしてみたが、やはり今作の核心に迫るのは難しい。 アニメーションとしては相当に平坦な作品である。事件らしい事件も起こらないし、凄まじい動画を振り回す活劇シーンなんてもってのほか。淡々と進む小難しい人生論は、アニメとして退屈に感じる人もいるだろう。しかし、腰を据えて正面から相対した時、いちいちその言葉の1つ1つが刺さってしまい、どうにも目が離せなくなってしまった。アニメを観るというよりも、小説を読んで引き込まれていく感覚に近い。 何故今作がこんなにも刺さってしまったのかを考えるに、普段から私があんまり自分の人生について真面目に考えようとしていないせいなのかもしれないというヤな結論に行き当たった。昨年のM-1のドンデコルテじゃないが、現実を見るのが怖いんです。霧に包まれていたいんです。もはやその生き方が固まってしまい、日常を彩る刺激なんてものはアニメからもらえるあれこれだけ。そんな変わり映えのしない人生でも、私は今が幸せなので構わないと思っている。 世間一般に、私はクズである。こんな生き方が肯定されるはずがないと思っているし、世の創作物はキラキラ輝く人生へと鞭撻して青春の素晴らしさを訴えている。そりゃまぁ、そっち方面の作品だって私は素晴らしいと思いはするが、あまりに自身とのギャップが大きすぎて完全に「創作物」、フィクションとしか思えなくなってしまうのである。 対して今作である。最終的には朝ちゃんのキラキラ輝く青春にたどり着くことができたが、その間に彼女の周りにあった刺激は、決して青春キラキラ応援団ばかりではなかった。槙生は自堕落な生活を隠そうともしないし、大人として教え導くことは常に意識していたが、コミュニケーション不全もあってあけすけな物言いは決して「賢い大人」のそれではなかった。槙生の言動に共通する思想は「てめぇで考えろよ」であり、「考えること」をひたすらに求めるものだった。その裏には、槙生自身が、そして周りの大人たちが精一杯考えて生きて、それでもまだ悩み続ける現実があるのだ。 そうして「悩むこと」そのものがテーマの片輪であり、もう1つの要素には「家族」があった。これまた私は弱いテーマであり、こと「母親」との関係性はいちいち身につまされるものが多くて苦しくもなった。特に悔やんでも悔やみきれない実里の生涯を思うと本当に辛くて、彼女が生きた証がそこかしこになんてことない形で残されていると感じるだけで、救われたり、余計に悲しくなったりしたのだ。大人たちは子供に何が残せるか分からないが、1人の人間として、何が残せるかは考えるべきなのだろう。「繋がること」「繋がれないこと」「切れてしまうこと」、そんな諸々を表してまとめて「違国」という言葉を使った今作の姿勢は、本当に私にとってはかけがえのないものとなった。 そうして紡がれた脚本を、アニメスタッフもきちんと咀嚼して再構築してくれている。本作に象徴的だった「時空間の混在」演出は尺を詰めて表現するのにも便利な技法だったが、端的に人の交わりや断絶を描く面白いツールだったと思う。どうしたって現実レベルが下がるので使いすぎると訳がわからなくなるリスクも孕んでいたはずだが、その辺りの統制がお見事で、静かな中にも確かな技術に裏打ちされたプランニングがあった。今作で初監督を務めた大城美幸氏という方は長年大森貴弘氏に師事していたとのことで、確かなイズムの継承を感じるものである。 最後に蛇足ながら、今作は沢城みゆき・大原さやかの見事な共演によって作り上げられた舞台だ。ここまで言葉の説得力があったからこそ成立したのは間違いない。そしてそんな怪物に挑んで見事成果を成した新人の森風子。是非とも次のステップへの足掛かりにしてほしいところ。「繋ぐ」物語は、きっと声優人生にも言えることだから。 ○「氷の城壁」 6 0/7で防衛持ってそうなアニメがスタート。ちなみにどうでもいい知識だが、そこそこの時代まで生き残っていた青の「氷河の壁」は、完全同型で色だけ違う緑の「氷の壁」というクリーチャーが存在していた。これマメな。 などというさっぱり関係ない話題から入ってみたのは、事前にコメント欄でちょっとだけ情報をもらって概要を知っていたからである(関係あるか?)。「正反対な君と僕」と同じ作者さんの漫画が立て続けにアニメ化。「正反対」は7月に帰ってくる予定なので、実質3クール連続で同一作者の作品が放送されるというのはなかなか珍しい事例かもしれない。 事前に情報を聞いていたせいでどうしても「正反対」との比較にはなってしまうのだが、まぁ、絵柄の類似があるから知らなくてもすぐに気づいてはいただろう。そして作風に関しても、当然ながら通底するものは間違いなくあり、純粋に合う合わないだけで言えば「合う」方の作品だと思われる。細かい会話の台詞回しとか、ちょっとしたところで「楽しいな」って思わせてくれるのはありがたいですね。 その上での差分としては、まず物語としては「正反対」と違って明確なネガ要素が存在している。主人公の小雪さんは中学時代にいじめられた過去があり、それが理由で現在は「城壁」を作ってしまっているという設定。どこかとぼけたところもあり、そこまで頑なな「壁」ではないものの、ラストの描写を見る限りではタイトル通りにこれがキーになってくるのは間違いないだろう。加えて、悪い人間が1人もいなかった(平とか東まわりの男連中は置いとくとして)「正反対」と異なり、こちらは小雪の中学時代の同級生はもちろん、町ゆくナンパ男など、明らかに「悪いやつ」として描かれるキャラも存在している。まぁ、善悪がスパッと分かれてた方が物語は見やすくなるわけで、そうした道具立てを使わずにあれだけの心情劇を作り上げた「正反対」がすごかったという話ではある。 今作は時系列で言えば作者の処女作にあたるもので、よりシンプルな見せ方になるのでその辺りの肌触りはだいぶ違ってきそう。絵柄の方の特徴であるスヌーピーみたいなデフォルメも共通要素ではあるが、「正反対」の鈴木さんはあのフォルムを自由自在に駆使して見た目のバリエーションで楽しさを提供してくれていたが、こちらの作品の場合は明確に「ここはとぼけた雰囲気を出したい」という時に切り替わるデフォルメ。これもまた分かりやすい描写方針。総じて、より分かりやすくまっすぐなドラマ展開がここから構築されていくんじゃなかろうか。 アニメーションとしてはラパントラックと張り合うのはなかなか骨だぞ、と思っていたのだが、幸いにも今作を担当するスタジオKAIも自力では負けていないスタジオ。1話目の状態もよく、すんなりとこのキャラデザに入り込むことができた。監督のまんきゅう氏はどうしてもショートアニメの印象が強いが、ここ最近はちょっとずつ通常枠のアニメでも監督をやるようになっており、取り立てて問題はなさそう。是非とも、2作品続けての成功を祈っております。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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