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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 何でもありなハッピーアドベンチャーゲーム、第10話。今回は人狼要素ゼロで完全にアドベンチャーしてました。「自分はループしてて、今回のこの設定はこの人を攻略するターンかぁ」って自認してる主人公、ちょっとヤだな。

 目が覚めると、身体が女性になっていた!! 黒の組織もびっくりのループマジック。今回はグノーシア変化じゃなくてまさかのTS。最後まで観ても「……うん、だからなんで性転換したん?」という部分はよく分かってないが、ユーリ自身は納得してたみたいだからよしとしよう。あと個人的には「なるほど、そんでCVがちかぺだったわけね……」という部分も納得いったのは収穫か。ユーリちゃんは何とも可愛らしい女の子でございますね。まぁ、この世界には「ハン」と呼ばれる無性も多数存在しているらしいので、ラキオさんのいう通りにこの世界で男だの女だのという区別はあまり問題ではないのだろう。

 とりあえずほとんど意味はないので今回の人狼盤面だけ記録。

 

・第11卓(10話)13人2狼 ユーリ:素村

人狼:沙明、SQ 

占:セツ 霊媒:ジョナス 共有:ラキオ/しげみち 勝敗?

 

 13人2狼で共有まで出てくるという、およそ狼に勝たせる気がなさそうなレギュ。一応護衛ができない村なのでCOには注意が必要だが、だとしても狼側が盤面を掻き回すのはかなり難しい。実際にプレイしたら占いのCOタイミングがかなり重要になる村だろう。ちなみに最後に表示された結果だとエンジニアがセツ、ドクターがジョナスだった。普通に議論してたらセツは真取れそうだし、沙明が試合前に投了してるのはもしかしたら正しい判断だったのかもしれない(SQちゃんが不憫だが)。こうして見ると、沙明の狼率やたら高いな。

 さて、そんなゲームは置いといて、今回1つ目のトピックはやはりユーリの性別について。ユーリは何故こんなことが起こったのかを考えるため、ヒントを求めた先が共有確定でグノーシアの疑いがないラキオのところだった。今まで言及されてなかったが、何と彼もセツと同じ「ハン」だったという。まぁ、納得ではあるな。あんまそういうとこにこだわらなそうなタイプだし、何かしらの効率化のために性別を捨てたと言われたら納得はできる。そして、敵対してない時のラキオさんは割と話が分かるいい奴でもある。ループの話もさっさと飲み込み、ユーリに対してベストのアドバイスを提供。どこまで見えてるんでしょうね、この人は。

 「女になったのはこの世界線でその方が情報収集に都合が良かったからではないか」というラキオのアイディアを元に、ユーリが向かったのはジョナスのところだった。「女の方が都合がいい」→「じゃぁ男に目を向けようか」だったのか、それとも単に以前のククルシカ騒動が頭に残っていたからなのか。レムナンの様子も気になっていたが、全てをまとめて処理するために一番情報量が多そうなジョナスを選択したのは分かるといえば分かる。しかし、このループで未登場のククルシカの名前を出してしまったことで警戒を上げてしまい、残念ながら狙ったような結果は得られず。どうやら女性バージョンの利点はここでは活かせなかったようだ。

 というわけで次なる男は沙明である。こちらも前回のループでちょっとだけ人となりが垣間見えたので気になってた位置。こちらは見事に女性設定が功を奏し、ハニトラ(どっちかというと被害者じゃね?)まがいの接触から交流を深める。沙明さん、やっぱこうして見ると普段の立ち振る舞いからめっちゃ損してるタイプ。グノーシアになった時にも自分の生存よりも他者の安定を優先しちゃう先行狼タイプなのでポジション的に損しちゃうのはしょうがないけどな。一応可愛いユーリちゃんと寝床をともにすることはできたので、コールドスリープ前に一旦それだけ満足してもらうことにしよう。

 そしてそんな沙明のお話と全然関係ないところで「コメットがうっかりコールドスリープに入っちゃった」という訳の分からん理由で彼女が抱えていた粘菌が暴走。レムナンがまた悲惨な死に方である。これ、流石にゲーム的な要素とは無関係なトラブルだよね? ゲーム中に「粘菌暴走モード」で卓が不成立になるなんてことはないよね?(ね?) これでおわちゃったのでせっかく役職引いた人とか、グノーシア引いて頑張ろうと思ってたSQちゃんはちょっと不憫。

 ククルシカ騒動と違って今回の粘菌騒動はジョナスの機転で解決。ジョナスについてはククルシカが人形だったというとんでもない秘密が暴露されたので気になる要素はまだまだ多いが、今回は一旦「ジョナス/沙明との仲がよくなりました」で終わりにしておこう。……せっかくの女体化サービスターン、これで終わりかぁ。

 

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 健康によくない!!!!!!!

 どうも僕です! さぁ、待ちに待った6thライブ。世の共犯者の皆様は如何お過ごしでしたでしょうか。わたくしとしましては、1月開催の大阪公演に参加できない上に配信もないことを知ってしょんぼりしていたのですが、仕方がない、その分こちらの配信を骨の髄まで堪能させてもらうことにしましょう。つい先ごろニューシングルもリリースし、そちらのお披露目も期待が高まる今回のライブ。5thの時点で「新しいMujica」の姿を嫌というほど見せつけられ、今回は「その先にどんな進化を見せるのか」が最大の焦点。正直、5thであれだけのものをやりおおせてしまって、もはやその先など見えるものかと思っていたのだが……常に予想の先を行く。それこそがバンドリプロジェクト、それこそがAve Mujica。マジで「頭がおかしい」としか表現できない最強で最狂なライブが実現しました!

 今回は記述方法をMujica式(ライブ鑑賞しながらひたすらTweetしていくスタイル)か、視聴後改めて感想を綴るちゃんとしたスタイルにするかはちょっと悩んだんですが、試聴しながらテンションがブチギレてしまったせいで、後からなんか書いても無意味だな、という感じになったので、基本はいつも通りの垂れ流し式を記載します。何が起こったのか気になる方は、アーカイブは1週間程度試聴できるはずなのでチケットを買いましょう(ダイレクトマーケティング)。かくいう私もすぐにリピートしたいと思います。特に八芒星!

 

<というわけで、以下はリアタイ試聴時の私にパスします。セトリネタバレなど注意>

 


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 血脈の物語、第11話。思いの外グロい話になっており、結局、この世界は守護団ノッカーの想定通りに動いてるんだな、っていう。

 これまでの展開は全てフシ目線から語られたものだったため、勝手の分からぬ世界で全てが偶発的に起こっていることのような印象があった。しかしながら、蓋を開けてみればどれもこれもがノッカーの想定内。やはりこの数百年を寝て過ごしたか、人間と共存共栄の形を選んで経過観察しながら過ごしたかで解像度が全然違うのだ。守護団の力はフシ同様に世界の根幹にまでつながっており、回想の中でちょろっと漏れ聞こえたノッカーの台詞に「まもなくフシが復活する」みたいな話が出ていた。フシの動向も全てはノッカーのプランニングの上でしかなかったのだ。

 そうして繋がれてきたノッカーの世界。その犠牲は全て守護団に、つまりはハヤセの血脈に集約されている。何百年もの間熱心に守護団を維持してきたその体制もあっぱれなものだったが、よりによって今このタイミングで生まれたイズミという1人の女性が、たまたま守護団の教義に対して否定的なスタンスの末裔だった。彼女は意味の分からぬ宗教的価値観に反発し、そして「こいつ、『よふかしのうた』にいた奴やんけ……」みたいなデブ杉田が嫌になって出奔。繋がれてきたハヤセの血が教団から途切れたかと思われた。

 しかし、そんなイズミさんの一大決心を嘲笑うかのように取り込んじゃうのが現代でも守護団の力の大きさを物語っている部分。流石にミキシン夫(イツキという名前らしい)のポカが酷すぎる気がするが、彼女が必死に自分の力で作り上げたと思っていた「新しい人生」も結局は守護団の手の内。逃げても逃げても絡め取られる運命に、イズミさんのメンタルは限界を迎える。そして、血族の自殺願望にはノッカーがそっと忍び寄る。

 医者からは「ストレスによる健忘」と診断されていたが、イズミさんは振り返って「あれもノッカーの仕業」と分析している。ノッカーは苦しみながら生きる人間たちのストレスを肩代わりしてやることがあるというのは、みもりの件で語られていたこと。ノッカーが良かれと思って嫌な記憶を消していたのか、最後の盤面が見えていてわざとやっていたのかは分からない。しかし、とにかく自分の行為が「積み重ね」られないことにイズミは恐れを抱き、追い詰められていく。完璧を求めた娘はいつの間にか守護団に絡め取られ、外側からもノッカーによる包囲網が迫る。最後の抵抗が苦し紛れのミズハの囲い込みだったが、これが全くの逆効果となり、哀れイズミは愛娘の手によって命を奪われてしまったのだ。

 あまりにも悲劇的で哀れな母娘の物語。私は本当に「母親」というテーマに弱いので、こんな悲惨なイズミさんの運命を目の当たりにしては、流石に同情せざるを得ない。ただ、彼女自身が嘯くように、やってることだけ見たら「毒親」であったのも事実。そこに苦しんだミズハの気持ちも分からないではない(これまではそっち方面の様子ばかりがクローズアップされていたのだし)。ミズハは追い詰められていた。だから「代わりの」母親に寄り添おうという倒錯的な現在の状況も致し方ない。そう思ったからこそ、イズミさんは失意のうちに自分が退場することを選んだのである。

 「不幸なすれ違い」、そう思えば両成敗でもあり、どちらが悪いというわけでもない。そう考えればこの度の決着も納得できる形ではあるはずだが……ただ、その裏にノッカーという全能すぎる存在があると、このストーリーもどこまで信じていいのか分からないのが怖い。ミズハにノッカーが宿ったのはいつの時点だったのか。それによってイズミの人生がどの程度コントロールされていたのかが変わってくる。母娘の双方から自然に「ノッカー主体の」家庭になるように少しずつ誘導されていたのだとしたら、イズミさんは完全な被害者。その可能性がある限り、やはり彼女の物語は自業自得ではなく、単なる悲劇なのである。その辺りが確定しないこのお話は、やはりグロいのである。

 しかし、結論は出された。今回のタイトル「かれらのいえ」はもちろん新たな共存の形を示したミズハたちの「家族」を表したものであるが、この「家族」こそが、ノッカーたちにとっては一番の安住の地。その身体を借りて世界に広がるためのベースとなっている。「よその家のことに口を出さない」なんてのはご近所付き合いのマナーではあるが、果たして、このあまりにも歪な「家族」に、フシは介入できるのだろうか。

 
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「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」 ―→7

 さぁ、今期も最終回シーズンに入って参りますが、その口火を切るのがよりにもよってこの作品。「今期の」とかいう問題じゃなくて、年数にして9年、話数にして170話。長き、輝かしき歴史に大きな幕。そのことを、まずは言祝ごうじゃないか。

 まぁ、おかげで今回は単発でファイナルシーズンのみの評価なんてものは出来ないんですけどね。昨年度あたりから顕在化した「長い歴史を全部ひっくるめた総体への評価」という軸のズレた数字を出すしかないのは申し訳ないが、ここまでの作品ではそれ以外の処理はできないだろう。綺麗に完結を見たジャンプ漫画で、ここ最近はここまで丁寧に、綺麗に、完璧に物語を閉じられたアニメというのもほとんどないんじゃなかろうか。ここまでの歴史を連綿と繋いできたアニメスタッフの皆皆様にはとにかく感謝。こうして1つのスタジオで、少なからず人員は動いているはずだが、監督をはじめとしたメインスタッフの多くを維持した状態で作り続けられたのはもはや奇跡と言ってもいいのかもしれない。もちろん制作側が最初から「死ぬ気で付き合う」つもりで作り始めたからこその成果であるが、それだけのものを賭けるだけの価値があった作品なのも間違いないはずだ。「ヒーロー」という大きなテーマを掲げ、逃げずに描ききった責任感、そして最後までダレることなく「少年漫画」であり続けた筆致。これだけのボリュームのジャンプ漫画をコントロールしきった制作体制、これは作家性なのか、それともジャンプというブランドの総合力なのか。その内実は知りようもないが、アニメ業界を取り巻く種々の問題が常にジャンプアニメを中心に回っており、綺麗にゴールできない障壁もあちこちに確認できる昨今、偉業であることに疑いはない。多分、世の漫画原作者たちは、みんなこういうアニメ化を望んでいるんだろうなぁ。

 総まとめなもんだからどうしても大きくてぼんやりした話しかできないのだが、ファイナルシーズンに限った話にしても、壮絶な仕上がりに不満の出ようもない。何しろ1クールまるまる「クライマックス」なのだ(ラスト数話は「エピローグ」だが)。なんなら前のシーズンあたりから全部のお話が最終決戦でクライマックスだった。普通に考えたらそんな長大すぎるシーン展開はどこかでダレてしまうだろうし、長すぎる山場はもはや「山」じゃないはずなのだが、不思議と今作はずっと「山」だった。戦いの局面が複数あったのでそれを1個ずつ切り出していったっていうだけの話なんだけど、ここまでの蓄積があったおかげが、その1つ1つにきちんと納得いく決着があったし、決してとっ散らかった印象にならず、ほんとのほんとに「ゴールに向かってるんだ」というもの寂しい実感を伴っていた。何となくだけど、オールフォーワンと死柄木という2つの側面を持つ「ラスボス」がいたおかげで常に緊張感が維持できた構造は大きかった気がするかな。

 改めて、これで終わっちゃうのかと思えば寂しくはあるが、現金なもので、来期はすぐに「ヴィジランテ」2期があるらしいですからね。そっちはそっちでしっかり切り替えて応援していきましょう。

 
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 ぶん殴られたキャラの吹っ飛び方が(作者の)親父さん譲り、第11話。渋川先生ならもっと綺麗に回してる。

 痛みを伴い、一応は生田目戦の決着となるだろうか。結局、子供に対して明確な対策は見つけられなかった三田。元々持久戦の構えだったが、一旦冬村の乱入があって水入りの状態になり、そこで思いついたのは「大人じゃなかったら子供のフミを叩いても合法」という積極的なんだか消極的なんだか分からない解決策であった。大人になることが強みであるはずのサンタという存在が、ここにきて「子供」という天敵の対策のために一時的に変身を解除した状態で戦うというのは理にかなっているような、そーでもないような。しかも変身解除後は殴られて血が出てしまうと強制変身ということで(なんか、変身の条件がどんどんユルくなってないか?)、サンタ側はいちいち「変身解除」という余計な一手間がかかることに。聡明な甘矢の見立てによれば、この変身と変身解除の過程で相当な負担がかかっているとのことで、結局サンタは子供相手に余計すぎるハンデを背負わなきゃいけないって部分にあまり差はなかった。ただ、子供姿でなければフミちゃんには一切の言葉が通じなさそうだったので、「目線をそろえて」対決することが重要だったのは本当のことだろう。

 結果そうした作戦が功を奏したとは言い難いが、弾切れによりフミちゃんの持久力負け(これだけだったらサンタ姿のままで撃たれ続けても結果は同じだったんだよな)。大人しく制圧されろ、とサンタは抱きしめに行くが、それこそがフミちゃんにとって一番のナイーブポイントだった。結局、「大人殺し」の問題児は大人に対して一番大きなコンプレックスを抱えた可哀想な子だったのである。「抱きしめる」ことをやめ、サンタに「抱き抱えられ」て救出されるフミちゃん。今後の彼女の人生、もう少し前に向かって歩けるようになるといいのだが。

 今回も見どころとしてはサイエンスSARUらしいふざけた動画の数々があるが、サンタのキモ変身シーンはコミカルさとヤなリアルさが混ざり合った絶妙なギャグになっている。よくよく見ればサンタと三田の間には「大人の三田」みたいな状態も一応存在しているようで、表情だけでなくあらゆる箇所の筋肉・骨格が絶妙に姿を変化させながら不規則に動き回るシーンが的確にキモい。最終的に複雑骨折みたいな状態で死んでいたが、どこをどう成長させたらそうなるんだよ、というツッコミ待ちなのか、そうではないのか。まぁ、結局は「何をするにしても、変わっていくことは痛みを伴うことなのだ」って話で。

 そしてそんな痛みを一身に受けているのは小野さんであった。冬村もようやく思い出していたが、1人放っておかれた小野はどうやら皮肉にもこの未成人式の日こそが「最後の日」だったようで。いや、でも成長痛で人は死なないだろ。小野が勝手に勘違いしているのか、マジでこの世界の「成長」はそれほどにリスクを伴うものなのか……流石にここで死なれると(主に冬村の)夢見が悪すぎるし、何とか小野さんはナイスバディのお姉さんになって生き残る道を模索してほしい。でないと、なんか大渋の思い通りになったみたいでムカつくしな。

 

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 聞こえず、届かず、第11話。他作品がクライマックスで重たくなりつつある今日この頃、今作におきましては、割とずっと重たいまま。

 ちなみに私ごとですが、なんか我が家の機材トラブルがあって今回冒頭5分くらい録画できてなかったのでその辺がまだ観られてないんですが、話の流れからしてそこまで大きな問題もなかろうというので一旦記事立てしてます。番組自体は来週のリピート放送で補完する予定。入っててよかった、ワンランク上のアニメチャンネルAT-X(宣伝)。

 さておき、そんなわけでずっと沈みっぱなしで、いかにも今作らしいじっとりジメジメずっしりな展開。比名子にとって、汐莉の欺瞞は思った以上に影響が大きかったらしく、その沈み具合は番組始まって以来最低ラインを割り込んでいる。思えば不思議なもので、元々「死にたい」方向に向かっていた比名子は汐莉からの「美味しくなあれ」という応援にねじくれたモチベをもらっていただけで、それがたち消えたからとてプラスからゼロになるだけのような気もする。しかし存外このカンフル剤は効いているつもりだったようで、気づけば劇薬がプラセボだった、というので一気にマイナスを突き抜ける。その重さはよりによってミコちゃんに降りかかり、「あのミコちゃんが全力で励まして、思い切って気持ちを打ち明けたのに届かない」という形で表されている。この世にもはやミコちゃん以上に比名子を想っている存在などいないわけで、彼女の想いが届かなかったとなると事態は絶望的だ。

 比名子の厄介なところは、その傾向に「死にたい」しかないという部分。普通に考えると、世の自殺志願者というのはほとんどの場合は「死にたい」の前に「生きたくない」がくるはずだ。何か辛いこと、悲しいことがあって、それが理由で「こんな場所は嫌だ」という逃避が起こり、その結果として死という逃げ道を選択する。比名子も「悲しいことがあった」のは共通しているが、彼女はそのせいでこの世界に苦しみを感じているわけではない。あくまでも「家族3人に置いて行かれた」「一緒に逝きたかった」という願望が表れているだけで、いわば向こう側に「引っ張られて」いる形。「生きたくない」であれば苦痛の種を取り払ってやれば姿勢は前を向くが、現在の比名子は強烈に向こう側へのベクトルが働いている。汐莉の振る舞いは結果的にその背中を蹴り付けることになり、比名子の死への妄念は止められない状態になってしまった。

 厳密に言えば、別に比名子の家族は「水難」で死んだわけではないので海に漂う有象無象の中には含まれていない気もするのだが、汐莉の言う通り、海には歴史を重ねたどうしようもない「死」が積み重なっている。これまで何とかその呼び声に抗い続けていた比名子も、このタイミングでは抵抗の術を失った。比名子の周りにずっと出続けていた「沈み込む」エフェクトも今回は最も濃くなった。もはや、海の底への道行きを妨げるものは何もない。

 最後の一歩で、汐莉が間に合うまでは。

 さて、どんな言葉なら、比名子を「こちら側」に戻せるやら……。

 

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 前世持ちを前科持ちっぽく言うな、第10話。まぁ、罪の重さという意味では似たり寄ったりなのかもしれないが……。

 この時期になるとさ、どのアニメもぼちぼち最終回に向けてアクセルを踏み出すので全体的に重い雰囲気になりがち。1作品だけならその緊張感も楽しいものだが、週に何十本ものアニメを摂取しているとこの「クライマックスハイカロリー症候群」とでも呼ぶべき現象でげっぷが出がち。今作もゆるゆるギャグが売りの作品だが、今回のイアナのピンチはこれまでに比して一際重たいものらしく、だいぶシリアスタッチで時間を引っ張る展開になっている。

 前回のブラッディローズ騒ぎの一連の処理のおかげで、イアナの中でも自分の黒歴史がどのようにこの世界に影響を与えているかはなんとなく定式化できた様子。どこから何が襲ってくるかは見当もつかないが、やはり巻き起こる事件は自分が過去に創作したものが絶対的な基準となっており、長い黒歴史の中の「どこかで描いた」物語が「時間を飛び越えて」襲いかかってくる仕様。そしてそれらはコノハの聖女覚醒を前提としているため、現在ののほほんコノハを引き連れた状態だとだいぶハードモードになっているというのは以前も確認した通り。一応、夫人の家でイアナがピンチになっていたところを救ったのはコノハの「神託」だったっぽい触れ方もあるので聖女要素がゼロではないのかもしれないが、少なくとも佐藤コノハが描いた聖女伝説に比べればまだまだちっぽけな存在。それを埋め合わせるために奔走するのが、この世界における「前世持ち悪役令嬢」のお仕事ということになる。

 金はあるかもしれないが力も信用もないイアナ。そんな彼女が持つ最大の武器はやはり「前世」である。まぁ、原因もそこにあるのでなんとも言い難いが、事実上の「2週目」となる彼女は(思い出せさえすれば)全ての危難を予測して事前に行動することができる。「転生悪女」の時点で充分なろうっぽい設定のはずだが、さらにそこに前クールあたりに放送してた「2週目」別作品みたいな要素も加わり、いよいよがっつりとなろうファンタジーのセンター街道を進み始めている状態。ただ、コノハは「長い黒歴史、何を書いたかもはやあんまり覚えてない」という都合の悪い(適当なタイミングで思い出すので作者的には都合のいい)設定があるため、2週目のうまみを活かすために入念な準備ができたりはしない。そのせいで毎回ギリギリのところで不穏なまでにドタバタしてしまい、ソルには変な目を向けられるわけだ。

 しかし、そんなソルやギノの態度が軟化しているのが原典との最大の差であり、今回に至っては、もはやソルを相手にフラグを立てきった状態。このままいけば新たなカップリングの幕が開くレベルだったのだが……久しぶりに登場のヨミが足を引っ張る。まぁ、こいつはこいつでうまいこと使えれば頼りになる存在なのだが、やっぱり悪女設定を引きずってしまったことが何一つプラスに働いておらず、ヨミがくっついてくる状態だと余計なストレス源にしかなってないのよな。ただ、それが「ソルがヤキモチ焼いちゃう要素」にまでなるとは思わなかったが……。こうして見るとソルのちょろさもなかなかのものだな。

 なろう的なピンチ展開、そして王道のラブ展開。まさに少女漫画的になろう文脈を拡張したらどうなるか、というサンプルが破綻なく進行している。とりあえず一旦今期のゴールまでは見届けたいですね。

 

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 なんかもう……芳しい、第10話。いや、香ばしい? ……とにかく味ついてて美味しいです。噛めば噛むほど滋味が溢れます。

 Aパート、はーさん始まりの時点で名作の予感。思わぬ病気で休まなきゃいけなくなったはーさんと、それを取り巻く心優しき人々のお話。「自分がいなくても仕事は回るかもしれない」という不安(?)からちょっとブルーになっちゃうはーさん。彼女のそんな心境の根底には「自分は双見たちとは違うステージの人間だ」というコンプレックスがある。彼女の中では、双見はもちろん、同じ仕事している梨田、その手伝いをしながら具体的な「ものづくり」を指揮する佐藤、そして1人実力だけで戦い続ける塔子さんなどは「唯一無二でこの世に求められる存在」だと思っており、漫画家としてデビューに届かなかった自分は「替えの効くパーツでしかない」という卑屈な意識があるのだ。

 別に普段からそこまで卑屈に落ち込むわけじゃないし、だからって生きる意味がなくなるわけでもない。「自分はずっと双見のアシをやっててもいいかな」くらいに考えてもいる。だけど、ふとこういう機会に「自分がいない日常」を目の当たりにしてしまうと、そんな自身の矮小さが身につまされるようで、救いのない劣等感に苛まれてしまうのだ。この感情は決して双見だけに向けられるものではないが、やはり最も身近な太陽である双見に対する感情が前面に押し出される。それは視聴者が渇望しているような熱情でもなく、慕情でもなければもちろん劣情でもないが、どうにもヤな実存を持った救われない感情である。

 こと私はこのはーさんの気持ちってのが痛いほど分かる瞬間があって……「自分は別にいなくてもいいんだよなぁ」なんて、普段ならどうってことないマインドなのだが、ふとメンタルに負の傾斜がついてしまった時とか、夜中に寝る前にちょっと精神の噛み合わせが悪かった時なんかにこの感情に襲われると思わず叫び出しそうになる。自分の周りに数多の才能が煌めいていることを認識してしまうと、なおさらのことである。

 このどうしようもないはーさんマインド、痛いほど分かるのでほんとに痛いのだけど、今作の腹立たしいところは、これを「女性同士の同性間感情」とまぜこぜにして提供してくるところ。はーさんから双見への憧れ、この感情が一筋縄ではいかず、ヤな形でぽろぽろとこぼれ出してくるのを見て、いちいち盛り上がったり、凹んだりしてしまう。今回はここに「はーさん姉」というもう1人の「良き理解者」も登場し、彼女は「唯一無二なんて所詮は幻想」というなんとも救いのない真理からはーさんを掬い上げてくれる。そしてこのお姉さんは双見の旧友ということで、2人で密会して「ほんとにはーさんたら可愛いわねぇ」と親愛を共有したりする。ずっこいよねこいつら。いいんだはーさん、あなたは周りの人たちに恵まれているし、自分が思っているほど小さな人間じゃない。そりゃ僕らはずっと双見とわちゃわちゃしてるはーさんを見ていたいけど、あなたがいつか自分の足で歩き出す姿も見たいのである。こうしてはーさんが「裏ヒロイン」として活躍する姿は本当に眩しいのだが……

 Bパート、「はーさんばかりに好き勝手はさせぬ」とぶっとい釘を刺しにくる正妻ポジション、それが佐藤さんである。今回は将棋の対局イベントにかこつけて、なんとしっぽり温泉旅行。10話目での温泉回はテレビシリーズとしてはいささか遅いサービス回だが、今作はそんなサービスにあまり意味はないし、正直温泉シーンはみんなして同じような格好で雑に湯に浸かっているだけなのであまり萌えもエロも無い絵面であった。挙句佐藤さんのお風呂シーンは1回もないっていう。……せめて髪下ろしたカットくらいくれよ……今回佐藤さんの一番の萌えシーンはスナップショットに映り込んだぎこちないピースサインだよな。

 しかし、佐藤のさりげない気遣いは当然のように双見に刺さる刺さる。そしてそれを見守るはーさんも「しょうがないにゃぁ」ってんで正妻のポジションを脅かすつもりもない。はーさんはこの立ち位置でいいと思ってるのだもの。双見の憧れの女流棋士・天野の登場に「さらなるライバル出現か!?」と一瞬腰が浮いたが、まぁ、そういう存在ではないっぽいので座り直そう。あくまで双見が対等に関係性を構築できるのは佐藤さんかはーさんの2択である(梨田? それは流石に……)。今後とも、こちらの関係性だけで笑顔を絶やさず、健やかにお仕事をしていただきたい。

(流石に最近は梨田が不憫には思えてきました)

 
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 なんでここに麻美子が!? 第9話。次回予告の音声が能登麻美子だったんですが、作中で別に登場してなかったよね? 次回以降に出てくるキーパーソンなのかしら。

 というヒントも踏まえつつ、シーズンとしてはそろそろ最終回に向けていろんなアニメが締めにかかってくる時期。それはゆるゆるほわほわな今作とて例外ではないと思うのだが、普通に考えたらこの作品のクライマックスは月菜の過去・生い立ちを少しずつクローズアップさせ、今回理事長が思い出していたような「過去と現在の対比」で成長を示す流れになりそうではある。まぁ、そんなメリハリのついた最終回が求められる作風とも思わないのだけども。

 そんなことは一切気にした様子もなく、Aパートの石川さんたちはユルユルである。夏休みが始まり、部活で大鳥と2人っきりのドキドキ部活ライフかと思われたが、エアコンの故障で溶けちゃうミニ月菜ちゃん。可愛い。でもどうなんでしょうね、「流れる水」とか「日光」とか苦手なものが多いイメージの吸血鬼だが、寒暖差に関しては人間と同じような耐久性なんでしょうか。少なくとも月菜に関しては「ダメな高校生」レベルの耐性ではあったな。せっかくの夏休みだってぇのに、なかなか綺麗な思い出を作るのは難しいものだ。

 となれば、やはりイベントごとに頼らなければなるまい。次なる目標は学園祭とのことだが、ここでもまた意外な展開が。なんと、「大鳥が周りの人間から頼られまくる」のである。なるほどそうか、この学校は廃部になりかけたくらいに美術部員が少なく、現在その看板を支えているのは事実上大鳥1人である(月菜の画力がお察しなので)。となると、趣味で絵を描いてる人とかがいっぱい出てこないと、いろんなクラスのイラストレーションの仕事が大鳥に回ってくるは自然な流れ。割とそっち方面の才能として学校全体で評価はされてたんだな。

 おせっかい焼きの大鳥は、周りから仕事を頼まれたら「断る」という選択肢が存在しない。あれもこれもと引き受けて忙しそうに走り回ると、結果的に月菜がほったらかしになり、ママに無視された娘さんは不機嫌そうだ。「私もお手伝いする」と躍起になるが、どこへ行ってもちやほやされてしまうためにあまり人の役に立ててる実感が無いのが悔しい石川さん。外野から見たら「石川さんが来てくれるだけで癒しになるなぁ、嬉しいなぁ」と思ってる連中がいっぱいいるのだからそうした場所への慰問業務だけでも充分役割は果たしているのだが、当の本人がそんなことじゃ納得できないご様子でして。なんとか大鳥と同じように周りから「頼りにされたい」と考えている。

 この辺のすれ違いから作品史上初の「大鳥と月菜のガチ夫婦喧嘩」とかに発展する可能性も考えたのだが、まぁ、大鳥がそんなことするわけもない。多少の話し合いと月菜からのぶちまけがあったおかげで、大鳥だって月菜の不満は理解。あとは彼女の意思を尊重するだけである。「頼る側から頼られる側へ」という大きな志の変化は、それだけ月菜が人と接するようになった証でもある。そりゃ理事長だって目をほそめるでしょうよ。月菜はいうても吸血鬼だし、荷物運びとか見てたら使い方次第では普通の人間よりもよっぽど役立つはずなんだよな。

 どうやら「2人のコミュニケーション不足でいざこざギスギス」みたいな心配もこのカップルには無さそうである。となるとやっぱり「月菜の過去話から云々」が本命路線か。今作であまり鬱々とした話は望まないが、さて……。

 
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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