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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ヤッター! 人を人とも思わないけど親切で慈悲に満ちたタイプの上田麗奈だ!!! 第5話!! もうイカれ方が二重三重にグルグルしてて、見てるだけで楽しくなっちゃいますね。

 翼の血族こと竜の軍団が一気に登場(回想だけど)。よくある「イカれたメンバーを紹介するぜ!」のシーンで、賢雄さんがいるせいもあって前クールの「ワンルーム勇者」の大臣集合シーンとやたら被るのだが、こちらのイカレポンチどももご多分に漏れずコテコテのキャスティングが魅力。これだけのクドいチームをまとめ上げるアルテマティア様のカリスマの凄まじさが窺えるというものだ。ただ、こうして「大量の幹部が一堂に会する」シーンの悲しいあるあるとして、「まぁ、死んじゃったんだけどね……」もセットで出てくるのは避けられない。すでに第3位階はお亡くなりになっているし、最序盤でクリムゾンが殺してたデブもここに含まれていたらしい。さらにさらに物語では描かれずに、気づいたらラグナたちが滅殺してた連中もいるらしく、「12位」まで登場してたけど下手したら半分くらいに減ってるのかもしれない。なんや、竜の連中も大したことないやんけ。

 ……と思っていたのだが、回想シーンではそんな竜たちにまつわる衝撃の事実が明かされる。なんとまぁ、やたらネタバレの早い「一番怖いのは人間だった」パターンじゃないですか。いや、「怪物だと思ってたら人間の成れの果てだった」パターンかな。やっぱ進撃っぽさはあるのだが、厳密には「大半の竜は王から血を賜って人間から竜へと生まれ変わった」とのことなので、一応現時点でアルテマティア様だけは特別な存在なのかな? 「王」と「神」という立場があって、今回彼女がよく分からない対話をしていた「神」という存在がアルテマティアを生み出したとも考えられるが……なんか、イマジナリーフレンドみたいな扱いだったんだよなぁ。「神も全部アルテマティアの脳内にしかいない存在で、結局全部彼女がやらかしてた」とかいう展開にならんかしら。

 まぁ、とにかく「人→竜」というルートがあることが明かされ、どうやら「大人ラグナ」はそのルートを辿らされていたとのこと。ただ、タイムリープ(?)して戻ってきたおっさんラグナは別に竜っぽくはなかったし、がっつり竜への復讐心も抱えたままだったと思うので、どういう時系列でラグナがどんな変化を辿ったのかはいまだよくわかっていない。現時点でわかっているのは、未来でも現在でも、ラグナは竜たちにとって特別な存在らしいということくらいだ。もしかしたら街中で偶然アルテマティアに出会っちゃうのもなんらかの引き合わせなのかもしれませんね。こんなにひょいとラスボスに会っちゃっていいのかしら。毎度のことながら一切先の読めない作品である。

 そうしてラグナがドタバタしてる傍ら、着実に作戦を進行しているクリムゾンの方は、王都に潜らせておいた手下たちと合流。スライム・ゴーレム・キメラ。いろんな魔物を連れてたのね。「なんでよりによって従者がスライム1匹だけなんだろう……」と不思議に思っていたので、今回強そうなのが出てきてちょっと納得。いや、強そうなのは単に「声が」だけども。味方チームはますますプリキュア濃度が上がって充実してきたな。まぁ、だからといって竜のチームに勝てそうにも見えないのだが……風獄竜は体をバラバラにされて死んでてたのに、諏訪部竜は頭だけでも平気で生きてるんだよなぁ。風獄竜も直接の死因はラグナの銀気だったってことかね。

 

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 ヤッター! 人を人とも思わないタイプの上田麗奈だ!!! 第4話!! もう、性癖どストライクのたまらん展開ですね。早く人類滅びないかなー!

 はい、というわけで10001記事目も平常運転で行きますが、絶望作品はきっちり絶望展開を描いてくれる方が圧倒的に好み。「こっからどう勝ったらええねん」みたいな展開を描いちゃう作品といえばやっぱり「進撃の巨人」がパッと浮かぶので、そこからの大逆転がかなり無理ゲーになってしまって作品の最終的な完成度には不安が残るのだが、とりあえず考えうる限りの絶望を叩き込んでおくっていう展開は好き。多分これもドMであるが故の性分だと思います。類例としては「コードギアス」あたりも絶望度合いは割と高いところに主人公のチート能力(&無敵の魔女)という展開は似てるかもしれませんね。

 今回は特に、前半で「風獄竜をハメゲーで陵辱するクリムゾン」を描いておいて「あれ、竜族ってクソ雑魚やん」って思わせておきながらの後半の地獄だったので、その辺のギャップの描き方も周到ですね。まぁ、クリムゾンの口からわざわざ「風獄竜は雑魚なんかじゃない」って言わせてますけどね。あれはどう見ても雑魚の死に方やろがい。

 とりあえず、ラグナたちは最強の武器を持っているのできちんと対策を打ってはめプに持ち込めば竜を倒す手段があることは間違いない。ただ、それを知った上でも「いやいやどうしようもないやろ」っていうド級の強さを持つ敵のラスボス(の一歩前)を見せつけることで今後の展開を予測不能なものにしている。ラグナはラグナで頑張れるのかもしれないが、その間にも人類がさっさと間引かれて絶滅する危険性もめちゃめちゃ高いという危うすぎる状況。前半で狩人グループの人たちと笑顔で別れたのがそのまんま皮肉な伏線にもなっているし、王様がいちいち丁寧なフラグを立ててくれるので、わかってんのにそれを丁寧に回収していく竜のお嬢さんの親切さに痛み入る。ラスボスが時間操作系の時点で反則なんだけど、ここでラグナ自身もタイムリープ(?)経験者っていう対比が活きてくるのかしら。ジョジョ3部じゃん。

 それにしてもいいですね、「天翼竜」の二つ名を冠する、事実上の「竜王」に次ぐNo.2ポジションと思われる畜生ボス。「天から舞い降りることをお許しください」とかいう前代未聞の上から目線低姿勢で「なにいってだこいつ」という興味をひいておき、あとは怒涛のうえしゃまボイスでただひたすらに理不尽を浴びせてくれる理不尽の塊。慈母のごとき清さの象徴たるうえしゃまボイスも気持ちが良いですが、こうして「人智を超えた存在」になっちゃった時の声は一際沁みます。まぁ、うえしゃまもだいぶ人間を惨殺したり、世界を滅ぼしたりするのには慣れてますのでね。ちゃんと対峙してる王様も「声がいいなッ!」って評価してくれてんの草。

 今回のボロクソ展開、最近どっかで見た容赦なさだな、って思ったけど、これって「OVERLORD」でモモンガ様がやってることを逆視点から見てるようなもんだね。蹂躙劇というものは、どちら視点から見ても味わい深い。個人的な嗜好でいえばこの調子で竜の方々が思い通りに人類を滅ぼしていく様をただ眺めていたい気持ちですが、クリムゾンがそれを許してくれないだろう。ころしあえー。あ、でもその過程でレオがどうなっちゃうかも気になる……上田麗奈VS水瀬いのり、世界を制するのはどっちだ?!(A:村瀬歩)

 

 

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 どうやらこの世界の知性を持つ竜は全員イカれているらしい、第3話。クリムゾンも竜なんだよね? ほんで今回登場したトロワとやらもあのキャラだし……まぁ、下っ端の先兵に子安がいた時点で察するべきだったのかもしれない。

 正直、前回レオの退場が告げられた時点で割と絶望していた。1話目時点で「レオ可愛い」が3割、「レオ心配」が2割、「レオ虐したい」が1割くらいのアニメだと思ってたので、退場してしまったら間接的レオ虐しかできず、作品が成り立つか心配だったからだ。しかし、幸いにもレオの痕跡はラグナに残り続けているし、意外なことにクリムゾンの方もレオの存在価値をまだ引っ張ってくれている様子。となると、やっぱりクライマックスでレオの帰還か、もしくはまじで今回2人して懸念してた通り、レオ人質展開とか、闇堕ち展開もありそうだな。それまで頑張って追いかけてみるか。

 そして、レオは出てこずとも他のキャラが濃さで負けずに引っ張ってくれているのでメインシナリオも普通に見られるものになっている。今回は特に村瀬アワー、もといクリムゾンアワーだったので彼(彼女?)の独擅場だったが、どうやらこのキャラはすでに完成形っぽいので、今後のバトルでもなんでも、「クリムゾンの畜生発言」だけでも割と楽しめそうな気がする。村瀬ボイスで悪逆の限りを尽くす胡散臭い道化顔、いろんな宿業を煮詰めた味しかしない。

 そうしてクリムゾンがラグナをいじめながら目的を達しようと暗躍し、それに対抗してくる竜サイドの陣営もごんぶとで大変。最初の相手がいきなり第3位ってのは驚きだが、まぁ、鬼滅の上弦だって順番通りに出てくるわけじゃなかったしね。おそらく竜は個体によってその特性も大きく異なるし、ランクづけされてるとはいえ、多分どれもこれも一筋縄ではいかない相手になるんだろう。そう言う意味では、トロワさんは単細胞っぽいし攻撃手段もシンプルなので御し易い相手といえるのかもしれない。

 まぁ、だからってあんまり勝てるビジョンも見えないのだが……ラグナが強いのはいいとして、問題はそれを使うクリムゾン側がどんな能力を持ってるかだよな。現代の火力を所持してる意味はよく分からんかったが、そもそも時空間を超越する何かをもっているのかしら。

 

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 おいおいそりゃねーぜ、第2話。まさかのレオとのお別れ。前回のお話からどう考えても「ラグナとレオの凸凹いちゃいちゃ珍道中アニメ」になると思ってたのに……世の中に、水瀬ヒロインを2話目で切って捨てるアニメがあるってマ? ……水瀬に変わりまして、ヒロイン・村瀬。村瀬。

 というわけで想定してなかった展開にぶつかっちゃったので思わず悲鳴が出てしまいました。うーむ、確かにラグナの心情を考えたら、自分の大願を果たすためにはこれ以上レオを連れていくことが出来なくなっちゃったのはわかるし、レオの命を危険に晒さないための最大限の優しさだというのも理解できるが……それでもやっぱりついさっきまで「自分の人生の全てはレオのため。死ぬまでレオと一緒にいるのが目的」って言ってた人間がそういう行動に出ちゃうのはショックだ……いや、ダメだっつってるんじゃなくて、私は本当に「変わってしまうこと」への拒絶反応が強い人間なので、「これが正しいのだろうし、キャラ心情的にも別に違和感はないのだからお話としても整合性が取れている」ことは理解しつつも、「でもやーなの!」と言いたいだけである。いつかどこかで、更なるチートを乗り越えて最強の座に返り咲いたレオとの出会いがあると信じたい……っていうか、原作はまだ展開中なのだから、どっかでレオとの再会はきっとあるよね? ね?

 こんだけ苦しい思いをしてはいるのだが、この辛さと悲しさが変なツボに刺さってしまっているのもまた事実。あれなんですよ、今回の展開って、私の血潮に流れるNTRスピリットに訴えかけるものがあって……レオ目線からすると、とんでもねぇNTR展開になってるじゃないですか。ラグナが強くなりすぎちゃって今までの関係性がぶっ壊れたってんで、ここからレオの人生もぶっ壊れちゃう鬱展開の……薄い本が……読みたいような読みたくないような……「彼女はまだ12歳の少女なんだ」。……法的にアウトだナー。

 前半パートのレオ周りの展開で感情をぐちゃぐちゃにしておいて、後半は村瀬ヒロインの性別超越プレイでまた別な部分をぐちゃぐちゃにしてくるゲテモノアニメ。あれだな、ラグナの周りにはプリキュアしかいないな!(ちょっと出てきたスライムもプリキュアだった)

 

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 レオがマックスに「いや、同い年だろ」っていうのなんか好き、第11話。なぜかっていうと、中の人がだいたい同い年だから。ヒロシモノと中村悠一の繋がり、普段はあんまり感じないけどマブだよな。ちなみに松岡くんとあみっけも気づけばだいたい同い年。まぁ、芸歴は全く違うが。

 などという中の人の話題から入ったのもしょうがない。何しろ今週はただひたすらに三人で殴り合っていただけなのだから。マックスは嫌々ながら、フレッドはブチギレながら、そしてレオもキレてはいるが、どこか楽しそうに喧嘩している。これこそが腐れ縁、散々若い頃に馬鹿やった悪友同士の関係ってことなのだろう。お互いがツーカーでやりそうなこと全部分かっちゃってるもんだから、かえって泥沼化しちゃう関係ってのもあるもんでね。みんな不格好な大人になっちゃったから、守らなきゃいけないものがある。フレッドもレオもその背に国を背負っている。そしてマックスは……平穏なニート生活かな。

 前回も面白かったフレッドのリング魔術が今回は大増量。先週の5倍くらいはぶっ飛ばしてる。そんだけ大量に操れるってことは、先週時点ではまだ出力抑えてたってことなんでしょうかね。レオと二人きりの状態でマジになっちゃうと、ほんとに誰も止めてくれる人がいないからしょうがないね。そして今週になって本気出しちゃったのは、やっぱりマックスにムカついたからだろう。フレッドはレオみたいなタイプも嫌いだろうが、なんだかんだで一番ムカつくのがマックスみたいなタイプだろうし。まぁ、大概の社会人はマックスに対してはムカつくと思うが。

 そうして馬鹿な男が3人。2人だろうが3人だろうが取り返しがつかないことに変わりはないが、そういう場にいい具合にクッションを差し込んでくれるのは、いつの時代も素敵な女性ってわけさ。まぁ、まさか出産が理由で参戦できてないとは思わなかったが……しかも以前のバドミントン幼女が娘かよ。ストロングな家庭だなぁ……。まぁ、あのユリアのことだから肝っ玉の太いいい母親をやってるんでしょうね。事前にフレッドたちのキレ展開も予測していたようで、一番手っ取り早い方法としてマックスにドーピングを付与。多分徹底的な暴力で薙ぎ払おうというのが狙いだったと思われるが、現役を続けていた他の2人と違い、マックスだけがやたら錆びついてたのがちょいと誤算。おかげで喧嘩がだいぶ長引き、危うく焦土しか残らないところだった。魔王様のナイスアシスト、今回はちゃんとフレッドの最大魔力に対抗できてたな……先週の一撃はなんだったんだろうね。

 全てが片付き、残ったのはぶっ倒れた馬鹿と、立っている馬鹿。最後に立っていた馬鹿は、馬鹿なりの頭を下げてなんとかことを丸く収めようと精一杯やった。あとは世間がこれを受け入れてくれるかどうかだ。いや、大半の世間の人は「なんのこと?」くらいのレベルだと思うけどね。

 あとゼニア、お前はもうちょい緊張感持て。

 

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 魂の喧嘩と、やけっぱちの仲裁、第10話。世界最強レベルが入り乱れての大乱闘、世界を滅ぼしかねない勢いだったが……この世界で勇者パーティに対抗できる武力ってあるんでしょうかね。

 何か思うところもあったのだろうか、いよいよキレたフレッドが衆目の集まる中でレオとのタイマン。腹芸の得意なフレッドが本当に無策でレオと対峙しているとは思えないし、わざわざメディアのカメラを通しているあたり、彼の策略がある気もするのだが……現状では本当に単なる男と男の喧嘩。互いの実力は認めつつも、嫌なところも全部吐き出しちゃってるもんだからどうみても命懸け。互いを殺さんばかりの全力バトルで鎬を削る。バトルシーンは今作らしいギミックも随所に散りばめられており、フレッドの戦闘スタイルが個性的なのがみていて楽しい。僧侶なのでロザリオ状の武器を握っているのはこれまで違和感もなかったのだが、それに加えて複数のリングを展開してのファンネルバトルは、生粋の戦士であるレオとのガチタイマンでも揺るがないフレッドの強さを表している。僧侶とは思えない魔法攻撃力を誇っているし、多分対魔王戦の時って、回復役も担当はしていたが、強引に4人でガンガン攻めるタイプのアグレッシブパーティだったんじゃないかと思う。いや、どこぞのザラキしか撃たない僧侶とかではなく。

 そうそう、パーティは4人だったのだ。これまで一向に姿を見せなかった幻の4人目、ユリアについての詳細がちょっとだけ判明した。未だ回想シーンだけの登場だったが、今回はアバンとCパートをユリアの回想で挟む構成になっており、どうもここからラストに向けて、ユリアの存在が大きく鍵を握るような描写になっている。流石にこのまま登場せずに終わるってことはないだろうし、馬鹿な男連中だけじゃどうしようもないいざこざを、唯一の女性パーティがなんとか捌いてくれることに期待したいところ。まぁ、みた感じではウィザードとは思えねぇような武闘派だったみたいだが……もしかしてこのパーティ脳筋だらけか?

 そんな脳筋パーティに敗北した過去をもつ魔王様……今回はようやく魔王らしいところを見せて勇者たちを苦しめることになる……とは誰も思ってないよなぁ。あの形態を解除してないってことは当然まだフルパワーは戻ってきていないということ。フレッドに一蹴されるのも予想通りの展開としかいいようがない。それでも健気に横槍を入れてなんとかマックスに立ち直る機会を与えようとするその姿勢は素晴らしいが……もう、単なるマックスのファンだよな。誰よりも甲斐甲斐しく勇者パーティのことを思い遣ってくれる優しい魔王。もう、ここから先に勇者と魔王の対立はあり得ないだろうよ。今回回想シーンで割と骨のあるモンスターが登場しており、「あ、ちゃんと魔王軍ってマックスたちとガチで命の削りあいしてたんだな……」って久しぶりに思い出した気もする。こっから先で魔王が完全に力を取り戻して女の子フォームを捨てたらそれはそれでショックだろうな……。

 

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 フグ刺し勿体無い……第8話。水炊き(?)とフグ刺しのコースってびみょーに取り合わせ悪そうな気がするんだけど、お高い料亭のコースってこんなもんなのかしら?

 引き続き、世界情勢が悪い方悪い方に進んでいくお話。今回の顛末でマックスが持っている手札はだいたいフレッドの知るところとなってしまったが、元凶になったのがゼニアのやらかしなので致し方ないというか……誰の命も失われずこの程度で済んだことをよしとすべきか。その根底には、結局悪人でもなんでもないゼニアのお人よしな部分と、それを受け入れて丸く収めちゃった秘書官さん(リム)の物分かりの良さがある。あのフレッドの下で働く人間は、このくらいの器のデカさがないとやってられなかったのかもしれませんね。

 とはいえ、もちろん単なる事故で済ませるわけにもいかないのがフレッド側の事情。なんとかお茶を濁そうと画策した魔王の頑張りも虚しく、そこは直接対決が必要になってしまった。あのまま押し入れの中の人が頑張ってフレッドを呪い殺すとかしてくれてれば話は変わってたかもしれないが……いや、でもフレッドがここで死んだら本当の悪人サイドの悪巧みを止められる政府要人がいなくなってしまうからな。フレッド・レオ・マックスがそれぞれの立場でなんとか世界平和を目指せるように戦ってもらうしかなさそうである。そうして人間界隈がゴタゴタしてれば魔王様にも付け入る隙が生まれてくる……はずなのだが、どうにもこの魔王、人が良すぎるというか、かつて人間とバチバチに対立していたとはとても思えない良識があるというか……普段の格好だとただの変態だけど、きちんと正装するとかえってエロボディが引き立つようになってしまうな……。

 そうして元勇者パーティが仲良く喧嘩している裏では、この国の本当の中枢機関が動き出している。マジで意味がわからんくらいのカロリーをずらりと取り揃えた大臣軍団。このアニメのキャラデザなので1人1人はそこまでアクが強くない見た目なのに、声がいちいち重たくて「こいつらなんで喧嘩もせずに集まってるんだ?」と恐ろしくなってしまう。大臣ばかりでそれを統治する主導者みたいな存在は今のところ見えないので、この国は完全に合議制、民主主義によって進んでいる国なのかな? だとしたら、その中の第三大臣が暴れ始めたらちょっと国も危ないかもしれないね。他の大臣がどれくらい仲間内に目を光らせているやら……。これで最終的に勇者パーティが大臣軍団と真正面からぶつかるような展開になればアツい、というか長期連載待った無しなのだが、さてどうなるものか。

 あと、ゼニアが必死に担いできたサーバーみたいなのが気になる。あれって今後キーアイテムになるんでしょうかね。

 

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 魔王と勇者にほとんど出番無し、第7話。まぁ、サブタイの方がメインだからしょうがない。……こっちもこっちで理想的日笠……。

 Aパート、へっぽこ秘書官ゼニアによる隠密行。そもそも魔力無し・フィジカルのみで生き抜いてきたゼニアに密偵調査を依頼する魔王の方が割り振りを完全に間違ってるってなものだが、ある程度信頼して任せてたってことは、ゼニアのやつ、今回こんなんだったけど過去にはきちんと任務をこなせていたということなのだろうか。こんなポンコツで今まで実績上げてたというのなら驚きだが……何が驚きって、向いてないはずの本人が己の適性を全く理解していないこと。

 ゼニア周りのあれこれは全部ギャグで処理されていく。見つかろうが捕縛されようが、スパイミッションは常に遂行中。相手から情報を得るよりもこちらの情報をダダ漏れにした量の方が圧倒的に多い気がするのだが、本人は健気に頑張っているつもりなので余計な茶々を入れてはいけない。最終的にフレッドやその秘書もある程度はゼニアを警戒する必要があると思ってくれたわけで、彼女の頑張り(?)も決して無駄だったわけではないのだろう。あのフレッドの秘書さん、ぶっちゃけ最初は男だと思ってたからゼニアのトイレのシーンで何が起こったのかと思ったわ……。

 そうして魔族側が頑張ってギャグってる間も、人間サイドのシリアスは進展していく。今回初登場の怪しげな人物、第3大臣のグリムス。最初におちゃらけた態度で登場してフレッドから呆れられることで「しょーもない人物」だと思わせておき、そこから具体的に政策の話になった時に少しずつ「あれ、意外とできるやつだし、信頼してもいいのでは……」と思えるように話が進んでいく。フレッドは元々グリムスのことをどのように見ていたのかはよく分からんかったのだが、最終的に手を握ることになったのだから、少なくとも今回の提案については、グリムスが決して悪い案を出していないとは思っているのだろう。フレッド自身が元々詐欺師の出身ということで勇者パーティの中では一番すいも甘いも噛み分けられるタイプの人間。グリムスのおちゃらけた仮面の下に潜んだ確かな才覚をどこかで嗅ぎつけているのかもしれない。

 しかし、その才覚が本当に王国の平和のために使われているかまでは感じ取ることができない。「アホなやつ?」→「あれ、意外とできるやつで、良いやつ?」→「あれ、こいつもしかして……」という綺麗な3段展開。常に画面中に時計を表示し、少しずつラストの展開に向かって引っ張る構成がこの作品にあるまじき緊張感も演出している。

 最終的に勇者パーティは仲直りしてこの国のために協力してくれるのが一番の理想形だが、そうなるためにはどうしたって共通の敵が必要。そしてそれは魔王ではありえない。となると王国内部に不穏分子が必要になるわけで……ねぇ。

 

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 双眼鏡ならぬ三眼鏡はやっぱり陛下のオリジナルなんだろうか、第6話。あ、ちなみに更新頻度の低減と視聴順が前後してるのは数年振りの帰省をしているからですね。実家の視聴環境が色々と変わっており、おかげで観られないアニメも結構ある(戻った後のレコーダーの積ん録が怖い)。

 というわけで前回からちょっと間が空いてしまったが魔王とマックスの草津旅行の続き。相変わらずしっぽりと新婚旅行を満喫しており、諸々のレクリエーションを終えた後はご丁寧に温泉タイム。まぁ、オチはしっかりと効いていたが……もうマックスの方が意識しまくってんじゃん、というのが嫌でも伝わってくる珍道中であった。

 しかし、当然ながらそんな平和ボケな旅行もさっさと幕引きとなってしまい、2人して目的通りに(何が目的だっけ?)戦場の最前線の視察に出向く結果となった。どうやら共和国側に何やら想定外の魔導兵器の配備があるとかで、フレッドたち王国側が攻めあぐねているのも何者かの支援で独立側が予想外に粘っているせいらしい。もちろんレオの規格外の戦力というのも大きな要因ではあろうが、流石にその1枚だけで戦線を維持しているわけではないようだ。人間の国を相争わせて国力を削ぐ魔族の企み……なんて可能性も一応考えたが、魔王様があの様子だからそんなこともないだろうし……この戦争のバックグラウンドについては、今作放送中にちゃんと明かしてもらえるんでしょうかね。

 今回一番の見どころとなったのはもちろんレオとマックスの白熱の攻防。ギャグもゆっくり丁寧に回している今作だが、シリアス部分できちんとシリアスを見せることも忘れてはいない。フレッドの時は「相手が何考えてるかよくわからない」という緊張感があったが、相手がレオなら余計なことを考えずに純粋に武力衝突。しかも手数で勝負するタイプじゃないので一撃一撃の重たさがある即死上等の殴り合い。魔王の魔力に対してはレオも一切の手加減がないため、投槍攻撃とか、マジで殺しに来てる一撃だったんだよな。マックスの身体が鈍ってるとはいえ、かろうじて対抗できるくらいの余力が残っていたのは幸いだった。

 そして最後は当然お約束の正体カミングアウトからのアホなオチ。レオはマックスのことを現時点でどう考えてるんでしょうね。まぁ、流石にあの立場にいる人間なのでそう易々と会いにくるとも思えないけども……マックスが現状を把握した上で、今後もだんまりを決め込むか、自分から動き出すことになるか。そのあたりでぼちぼち大きな節目を迎えそう。

 しっかし今回は押入れの人(?)よく喋ってたな……あんだけがっつり自我がある人なのね。

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