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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」 5

 おっ、神バハかな? って始まった直後は思ったけど、そこからすぐに「うん、ひょっとしたらブレイドアンドソウルかも……」って思いました。明日はどっちだ。

 正直、冒頭に流れたCGパートを売りだそうとしているように見えるのだが、その実あんまり魅力的に見えないのが引っかかる。それをいじり回す映像処理のスキルの方には興味を引かれるのだが、別にCG作成自体は昨今の日進月歩のCGアニメの世界では並だと思う。そして、正直普通のパートのキャラクターデザインとか、キャラの動かし方にはあまりこだわりが感じられないので、全体的に映像面に関しては低調。要所要所で変な画面構成が光るのだが、あくまで部分的なものに過ぎないので、作品全体をカバーするまでには至っていない。ちなみに1話目のコンテは渡部高志だった。そして、今作は監督の来歴が面白い。松根マサトという聞いたことの無い名前だったのだが、過去の業績を確認すると、何故かズラリとオープニングやエンディングといった短い映像ばかりが並んでいる。具体的には「機巧少女は傷つかないED映像監督」「でぃーふらぐ!OP絵コンテ」「リプライハマトラOPディレクター」「暗殺教室OP映像監督」など。むー、全部インパクト絶大だった評判の作品ばかりではないか。どうやらそういう方面で才能を開花させたクリエイターの初監督作品ということである。ただ、上に並べたものを見れば確かに「あんまり長尺の映像を回すことには慣れていないかも……」という余計な不安も感じられる。さて、今後はCGとの併用でどんな作品を見せてくれることになるのか。

 映像面でそこまでパッとしなかったとは書いたが、それではお話の面はどうか。まぁ、こちらは普通か。ゲーム原作、というか奇しくも「神バハ」「ブレイドアンドソウル」などと同じようにリアルタイムで進行中のスマホゲームにも関わるということになるが、これらの2作から想像できることは、「どうとでもなるけど、アニメシリーズとして一本の軸を持って回すのは結構大変」ということである。幸い、1話目の筋立ては非常に分かりやすく、今後展開されるであろう「立志伝」の幕開けとしては入っていきやすい。「この状況からエンディングを迎えるまでに一体何クール必要なんだよ」という気はするが、ま、多分適当にいいところで締める予定なんでしょうね。ソシャゲものの「シナリオがぼんやりしている」という弱点を、「シナリオが好きなように出来る」という風にポジティブに捉えて、一つ「暁のヨナ」とかにも負けないような立派な立志伝を描いてほしいものである。

 主人公の少年は、なんかパンツを見たら世界が滅亡しそうでちょっと冷や冷やしますね。その他、いかにもスマホゲーらしくキャストには金がかかっており、安定猫耳少女として登場した沢城、1話目で瞬殺されてしまった大川さんと、その上司はいかにもドSな感じに期待が持てる大原さやか。その他、最初モブとして登場したので「何でこんな役で?」って思ったらどうやら単なる兼ね役だったらしい関智一。あとこっそりぱるにゃす。公式サイト見たら同作品にカッターも出るらしいで! ついでだからゆーきちも呼んでこいや! ぱるにゃす作品にはずれ無しの法則を、このまま維持出来るか?(主演じゃないと駄目、っていう話もある)

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○「アクエリオンロゴス」 5

 同時上映のアクエリオンLOVEが面白かったッスね。獣が2人して「臭い」「お前が臭い」って言い合ってるところが特に。久しぶりに色んな馬鹿を見ました。

 そして、そんな馬鹿の共演に引き続いて始まったのがこの新作アクエリオンなんですが……んーー、普通? なんか、あんまりアクエリオンっぽくない。いや、そりゃのってるマシンはアクエリオンだし、馬鹿な事をやってるっていう部分は変わってないんだけど、なんか、割とあっさりしてる。映像の迫力に乏しく、馬鹿をやっていてもそこまで見映えがしないというか……まぁ、キャラデザがこれまでと違うことも大きく影響していると思われるので、慣れてくればこのデザインでの良さも見えてくるのかもしれないけども。

 アクエリオンっていうと、やっぱり「神話」なんだよね。1期と2期でも全然舞台設定は違っていたけど、そこには現代社会の諸々が介入する余地の無い、素敵(キチガイ)ファンタジーが広がっていた。だからこその無茶であり、だからこその合体なんだ。でも、今作の舞台はまさに現代日本。多分そのあたりからして若干抵抗があるんだろうなぁ。映像に関しても、特にクオリティが低いということもないはずなのだが、あんまり力業で押そうっていう意図が感じられず、1話目は世界を説明するために淡々と流している感じ。ここから先で盛り上がってくれればかまわないけど、このまま熱量で進まれるとちょいと肩透かしだ。責任をなすりつけるのは良くないが、今回は監督が佐藤英一なんだよなぁ……実績残してない人なんだよなぁ……「ノブナガ・ザ・フール」の人なんだよなぁ……。完全に後付けだけど、「EVOL」の山本裕介はその後も「ヤマノススメ」とか「ワルキューレロマンツェ」とか、きちんとその尖ったセンスを活かした仕事ができていることからも、おそらく河森監督の無茶苦茶に付き合うだけのタフネスがあったんだろうと思ってるのだが、さて、今作はどうなるかね……。

 まぁ、色々とありつつも、多分個人的に一番引っかかってるのは「つうかそれ『妖奇士』でやったやつじゃん」という部分である。漢字バトルアニメはもう先に名作が存在してるんだよ。わざわざアクエリオンで日本に来ないで、「妖奇士」の完全版つくってくれよ。いや、製作会社も何もかも関係無いけどさぁ。「漢字が化けるアニメーション」の部分も、割と似てるんだよねぇ。あ、でもここから常用漢字全部を1話で1文字ずつ解決するっていう展開なら斬新だからそれは認めるわ(現在の常用漢字は2136文字らしいので、大体164クール作品になります)。冗談抜きにしても、「漢字1文字1文字にドラマや能力をつけていく」っていうのは「CCさくら」のクロウカードみたいで面白いとは思うけどね。今後も、今回の「無限拳」のような無理矢理漢字遊びがガンガン入ってくれば、オリジナリティも出てくるので面白くなるかもしれません。きっと登場人物全員の名前に色々とネタが仕込んであるんだろうなぁ(MIXの時みたいに)。

 中の人については、1話目ではあんまり言うことないけど、うりょっちが総司令ポジションだったのはちょっと嬉しかった。あと何かチンピラっぽい奴の声が変。

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○「GANGSTA.」 6

 今期新番一発目。毎度一発目は角川枠とかだったんでスタートダッシュを切れないことが多かった気がするが、今期はなにやら楽しげにスタートしました。

 原作は漫画作品ですかね、一切見たことは無いのだが、初見で特にハードルもなく、すんなり入ってくる非常に分かりやすい設定。「ギャングもの」「マフィアもの」、もっと総じて「チンピラもの」でヨーロッパ圏(イメージの架空の町?)が舞台っていうと、今作と近いイメージなのは「GUNSLINGER GIRL」だろうか。また、「二人組の仕事人のお仕事日記」という意味では「NOIR」あたりも近いかもしれない。日本人がちょっと憧れる、欧米人のサバサバした感じ、ちょいとしたダンディズムやニヒリズムなんかを交えてばんばん荒事を描く爽快感(背徳感)は「BLACK LAGOON」にも通じるものがある。こうして類例を並べて見ると、ワシも単純だから割とこういう空気は好きですね。

 とはいえ、実は初見ではそこまで手放しで褒めることもないかな、という感じでもあった。今作の監督はなんと村瀬修功。最近は全然名前を見かけなかったのですっかり忘れていた存在だが、個人的には「Witch Hunter ROBIN」が好きな作品だったので、その監督という印象が強い。彼の描くちょいと淡泊な作劇は、簡単な言葉で言ってしまえばクール&スタイリッシュである。今作もそうしたスタイリッシュな演出方向は非常にマッチしているので、今後も楽しみにしたいとは思うわけだが、実際に1話目でそこまで引きこまれるようなものがあるというわけでもない。恐ろしく乱暴にまとめてしまえば筋立てだけなら「トリアージX」と似たようなもんだし、ここから毎週チンピラがドンパチやって「悪・即・斬!」っつって暴れてるだけなら大して面白い作品にもなるまい。期待感はあるが、余計な期待は裏切られた時にダメージがでかい。「うーん、5点と6点の間で悩むけど……安全策ならアベレージでいいか……」と思いながら見ていた。黒人エロ美女がCV能登麻美子であると判明した時点でちょっと心揺れるが、「いや、麻美子は大体年かさの女性をやると幸が薄くなるんや。どんだけエロいシチュエーションでも騙されてはいけない」と何とか自分を戒める。

 ニックがしゃべるまでは。

 もう、あのシーンで持っていかれたわ。単なるツダケン好き……なのかもしれない。いや、でもあの声は普通出ないって。あれは並大抵の役者じゃ作れないって。ディレクションもあっただろうけど、きちんと聾の人の発声の傾向を勉強して、精緻化してから出した声だぞ、あれ。それまでの時間で溜まりに溜まったニックの狂気や殺伐とした何とも言えない「気迫」みたいなものが、ツダケンの一言でぶわっとあふれ出すあの瞬間。そこで一気にやられた。ニックさん格好良すぎる。いや、もちろん相方のダンディ……違う、ウォリックさんも格好良いのだけども、まぁ、いうてしまえば「諏訪部だから知ってる」。まだ「ええやん」という程度でごまかせるキャラなんだ。でもニックはダメだ。彼はここでしか観られないキャラだ。来週以降しゃべるのかどうかも定かじゃないけど、彼の下卑たニヤニヤ笑いを観るためにも、しばらくはしっかり追いかけて行きたいと思いますよ。

 やっぱり「おっさんが格好良いアニメ」って素敵よね。

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○「聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-」 5

 最後の新番チェックと言ったな、スマン、ありゃ嘘だった。いや、忘れてたんだよ、こんなネット配信の番組が作られてるってことにさ。あと、正直いって視聴できると思ってなかったんだ。普通に公式行ったら割と良い画質で1話目見られたんだけど、これって1話目だけ無料とかそういうパターン? 普通に見られるの? いやまぁ、見るけどさ。基本的にネットでのアニメ視聴って嫌いなんだけど、この画質なら大丈夫。

 さて、すっかり忘れていたのは不覚であったが、「配信始まってるで」って言われて慌てて見に行ったところ、「お、おう……」てな感じになった。なんだこれ。すげぇところ突いてきたもんだな……。個人的には、「Ω」で随分熱狂させてもらったので、(異論もあるかもしれないが)Ωがアニメ版星矢の純正続編だという認識になっている。それ以外の「正史」を紡ぐかどうかはぶっちゃけ原作者サイドの気分次第だとは思うが、ああいう形でまとまった結果を出せたのだから、しばらくは「アニメ版聖闘士星矢」っていうカテゴリはそっとしておくものなんだろうと、勝手に思っていた。しかしそうじゃない。なんと誰が予想したか、ここで登場するのがまさかのアスガルド編とは!! どう考えてもアニメ時空です。キャストもアニメです。徹底的にあの頃のフラッシュバックです。これを1クール分の13話で放送するってんだから、一体何が目的なのか、ちょいと製作意図がつかめないのですよ……「Ω」みたいに2年間もやれとは言わないが、せっかく黄金聖闘士という千両役者を使ってアニメをこさえるのだったら、もうちょっと腰を据えて、おおっぴらに見られる状態のものを作っても良かったような気がするのだが……うーむ、謎だ。

 いや、別にクオリティが低いとかいうわけじゃない。ま、特別高くもないのだが、そんなこと言い始めたら「Ωはどうだったんだよ」って話になるし、この時代に、また田中秀幸ボイスのアイオリアがライトニングボルトを撃ち始めたという、それだけで事件である。このまま(ほぼ)オリジナルキャストの元祖黄金聖闘士たちがこれから1話1人くらいのペースで活躍を始めるわけで、「手のこんだおっさんたちのPV」だと思えば役割もはっきりしている。「LGEND OF SANCTUARY」のデスマスクで困ったり落ち込んだりした人は、改めて元祖の力を見せてもらう良い機会であるし、Ωで単なるチンピラとかメンヘラ女なんかの見たこともないようなヤツに黄金の肩書きを取られてしまって苛立っていた人は、久しぶりに懐かしの我が家に帰ってきたような気分が味わえるはずだ(ご丁寧に、ラスボスの中の人がフドウと一緒だ)。そういう目的であるならば、あまり長くないシリーズもので「黄金聖闘士が頑張るよ!」という企画は、それなりに見守っていく価値のあるものだろうよ。……それにしても何故アスガルド。個人的にものすごく惜しいのは、「Ω」の時にあれだけ旧アニメ版の話で盛り上がっていたのに、実はアスガルド編ってほとんど覚えてないんだよな……一体どんなヤツが登場してどういう無茶な展開になっていたのか。今回のシリーズにそういった「過去のアスガルド」が絡んでくると、十全に楽しむことが出来ないのはちょいと悔しいのである。見直してる時間はないしなぁ……ま、そのあたりは割り切ってゆっくり追いかけていくことにしましょ。

 それにしたって……今の時代にオリジナルキャストを集めるか……正直、田中秀幸氏、若いアイオリアの声出すのすげぇ苦しそうだったぞ。いくら何でも年代あきすぎてるやろ。でも、勝手に変えたら文句は出るだろうし、難しいところである。まー、懐かしさ補正で細かいところはどうとでもなりそうだよな。

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○「俺物語!」 5

 把握している限りでは今期これが最後の新番組。今期はこれで33本。まぁ、本数としては若干落ち着いたかな。もう少し減らしてもらっても構わないのだが……いや、多分それよりも曜日の格差を何とかしてほしい。今期視聴アニメは全部で44本あるのだが、そのうち半数以上が金・土・日の週末に集中しているのである。そりゃまぁ、ウィークデイに重なるよりはよっぽどいいのだが、アニメ消化してるだけで土日が風のように過ぎ去っていくのがなぁ……。

 閑話休題、毎度お馴染み関西イジメの読売系タイムラグ作品。原作は未読だが、どこぞのゴリラ大好き声優のおかげで何となく中身は知っている。なるほどね、のじょさんに惚れてもらうためにはこういう男になればいいのか……ムリダナ。大体予想していたくらいの中身だし、別段意外な展開もない「ふつーの」少女漫画だろうか。確かに猛男のキャラは少女漫画世界ではあり得ないような造形だし、その部分が本作最大のポイントであろうが、少女漫画の枠から外れてしまえば、「何らかの理由で本来モテないはずの男のラブストーリー」ってのは基本パターンの1つなわけで、そこまで特殊な物にはなっていない。ヒロインとの出会いのきっかけとなった痴漢との事件がすげぇテンプレな上に痴漢がまるでお膳立てしてくれているかのように分かりやすいクズ反応をしたりする部分はご都合主義的でいただけないし、ヒロインの設定についても、「こんな女おらんがな」を体現する「男の夢」を実現した設定。「アオハライド」でかやのんがやってたタイプの役だね。こういうヒロインは正直あんまり萌えないのでプラス要素は薄い。

 ただ、そうした部分は別に大きなマイナスというわけではない。そもそも少女漫画なのだからヒロインが男ウケするかどうかは全然関係無いし、1話目である程度ベタで分かりやすい展開にするのもある意味しょうがない(「山田君と7人の魔女」だって大概だった)。猛男のキャラについても、実は「そこまで変でもない」とは思うが、逆にその「ぶっ飛んでおかしいわけじゃない」ところがセールスポイントとして機能しうる部分だ。確かに猛男はでかいし、老けてるし、少女漫画の中は異質ではあるが、現実世界に絶対いないというほどのものじゃない。多分、イケメンモテ男の砂川君の方が現実味の薄さで言ったら希少なくらいである。こうして「猛男は変だけども、理解できる範疇」に推し留まっているおかげで、作品が適当な方向へと流れていかずに、地に足をつけてみられるものになっているんじゃかなろうか。勝手な推測だが、これで本当に画に描いたようなゴリラだったらば、ゴリラ好き女子もそこまで支持しないはず。あくまで「ゴリラ系男子」の枠を保っているからこそ、男としての魅力をカウントすることができるのである(まぁ、どこぞのゴリラ好きはゴリラを異性として見ているらしいが……)。

 そんなわけで、やっぱり猛男のキャラ次第で今後の展開は決まってくる。割と人気はある作品のようなので、今後の盛り上がりに期待しながら見守っていこう。なお、ファーストインプレッションではえぐぅの声が無理しすぎてるように聞こえて、「これどう聞いてもふざけてる江口拓也じゃねぇか」と違和感があったのだが、ものの10分ですぐに慣れた。あの音域でもちゃんと発声と芝居をコントロールしながら役作りできるんやな、すげぇぞ江口。キャスティング決めた人は一体どんな選び方で彼に任せることにしたんだろ。あと、登場後3秒で振られたモブっぽい子に中原麻衣という謎キャスティングがあったのだが、あの子って再登場するんかな。

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○「ニセコイ:」 5

 あまりにしれっと入ってきてそのまま流してしまったので、うっかり新番と認識せずにスルーしそうになった作品。そうだ、これ新番組だった。1期が1年前なので、それなりに間は空いているはずなのだが、全然そんな気がしないのは何故なのだろう。

 アニメについては「うん、いつも通り」といえばそれで全てのように見えるし、1話目については「まぁ、千棘かわいいわな。多分小野寺だって可愛いし、誠士郎だってマリーだって可愛いんじゃないかな。ま、僕はるりちゃんを応援するけどね」というところまで全部1期目と一緒である。そりゃしょうがないよな。原作だってあそこまで頑なに代わり映えしないんだから。ずっとそのままにしてあることにも価値ってのは存在しているのだから、「引き延ばし」とか「ワンパターン」とか言うてやるべきでない。ちびまる子ちゃんと同じだと思えばいいんだよ。

 しかし、そんな簡単な感想のアニメではあるのだが、ちょいと気になることもある。現時点で本当に漠然とした直感でしかないので言葉にしにくいのだが、それは「シャフトも、そろそろ変革期に来ているのかもしれない」という印象である。シャフトイズムというものは、新房昭之という1人のクリエイターと出会い、彼の持つセンスの先鋭化によって一大ブランドとなったものである。個人的には「月詠」で芽生えた萌芽を「ぱにぽにだっしゅ」で育み、「ひだまりスケッチ×365」で頂点を極め、完成形として「化物語」をみせた、というのが年表なのだが、それ以降のシャフトというのは、劇場版「まどマギ」という特大の爆発物を組み上げた功績を除くと、実は案外大人しいスタジオになっている。最近の製作作品を見ても、「物語シリーズ」は西尾維新との相性の良さから出色の出来を誇ることも多いが、「幸腹グラフィティ」は非常に穏当な出来であったし、「メカクシティアクターズ」では幾分迷走している感すらあった。おそらく、シャフトは「新房イズム」を受け継ぎながらも、この先、たった1人のクリエイターに依拠するのではない新たな方向性を定めるべく、模索している状態になっているのではないか。

 今回の「ニセコイ」は、1期の龍輪さんからチーフを宮本幸裕氏にスイッチしている。1話目を見る限り、龍輪さんの持つ「新房的」演出方向は更に抑えられ、「普通のラブコメ」要素がかなり色濃く出るデザイン性が意識されているように思える。もちろん、「ただのラブコメ」に脱却するというわけではなく、宮本氏もシャフトのたたき上げであるから、「シャフト的な良さとは何か」を考えながら、1つ1つのエッセンスを取捨選択しつつ、新しく「次の時代のシャフトの画面」を模索しているように見えるのである。いや、やっぱりまだよく分からないのだが、今回の「ニセコイ」は、人気原作のアニメ化という丁度良い「調整の場」でもあるので、何か今までとは違った手触りのシリーズが出てくるのではないかという期待がある。ホントに根拠のない憶測だけどね。「なんやいつも通りやんけ」ってなったらそれはそれ。

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○「山田君と7人の魔女」 5

 最近の高校生は、ひとけの少ない放課後の部室に行くと決まってはやみんキャラに出会える気がするので羨ましいですね。

 既にドラマ化などもしている、マガジン原作のそこそこ人気漫画。「そこそこ」というのは私は実際どんなもんか知らないから予防線を張っているだけだが、マガジンだと(というか講談社だと)ドラマ+アニメっていう展開も割と多いので、人気のバロメーターとして機能してるかどうかは定かじゃない。原作はちょっとだけ既読。連載開始時は何となく読んでた気もするのだが、基本的に立ち読みなので、あんまり興味のない部分についてはそのうち追いかけなくなってしまうのである。正直、どのへんで読むのをやめたのかもあんまり覚えてないし、今回1話目を見ても、「こんな展開はやいんだっけ?」と思い出せない始末。大体初見と同じ扱いでもいい気がする。

 1話目だけを見ると、そりゃまぁ恐ろしくベタである。正直、「今時こんなもんを堂々とやれる神経が逆にすごい」レベルである。ただ、もちろんそれだけで終わってしまう作品というわけではなく、「古式ゆかしい伝統美」としての設定をスタート地点に設定したと思わせておいて、その根幹は「キスから授受される魔女の特殊能力」の方であるという捻りが加えられている。もし1話目だけで「こんなベタベタありえへん!」と逃げ出す人がいたら流石に早計過ぎるということである。まー、知った風な口を聞いているが、このあとどういう風にお話が発展していくのかはあんまり知らないんだけどさ。

 1話目の率直な感想は「可もなく不可もなく」。何となく知ってるからかもしれないが、そこまで心躍る部分があるわけではなく、「まぁ、このくらいならば順当に原作を消化してくれるんじゃないかな」という感じ。製作は「アルスラーン戦記」と同じライデンフィルム、監督の名前は聞いたことなかったけど、どうやらサンライズが出自の人であるらしい。なんか、情報があんまりないな。ただ、一つだけ分かっていることは、そりゃもう「珍しいはやみんのテンション芸が楽しめる」というその1点である。普段の言動とかではそれなりに聞かれる「ばたばたしてる早見沙織」であるが、なかなかアニメの中の演技で聞くチャンスがない。今作は「入れ替わりコメディ」ということで、いきなり普段ではあり得ない早見テイストを楽しむことが出来たのだ。もう、それだけでも十二分に価値があるってもんだ。ただ、今後「はやみんが色んなキャラと入れ替わって色んなバリエーションが楽しめる」ってわけじゃないのが残念ではあるのだが……。

 あとはヒロイン勢が集まってきて賑々しくなってからかな。しかし、やっぱりマガジンアニメって良くも悪くも地味だよなぁ……。

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○「グリザイアの迷宮」 5

 1クール空けての2期目、っていう認識でいいのだろうか。この作品もよくわかんねぇからなぁ。

 1期目はその訳の分からない作品世界で物議を醸した、ある意味では最も話題となったエロゲアニメ。当然地上波放送に落ち着くためにエロ要素は極力排除されているが、やっぱり「エロゲからエロを抜き取ったもの」っていびつよね。これでイチャイチャするだけのゲームだったらばある意味問題無いのだが、本作のようにエキセントリックな世界観を売り物にしている作品の場合、アクの強さをエロで薄める、というかエロありきでシナリオのバランスを取っている部分があるだろうから、他の要素(例えばバイオレンスであったり、グロであったり、ギャグであったり)だけを抜き出してしまうと、どうしてもどぎつさが目立ってしまうことになる。(まぁ、原作プレイしたことがないので勝手な推測だが)本作はそうした「どぎつさ」が変な方向に先鋭化され、それが良くも悪くも目立ったアニメ化になったのではなかろうか。

 そんな奇妙な形の1期目は、成功した部分もあり、首を捻る部分もあり。結局「単なるハーレムもの」として心穏やかに見守った方が諦めがつくので見ている方は楽だ。みちる編が受け入れやすかったのは「余計な要素」を介入させる必要性が薄かったからだし、由美子編がどうやねん、と思ったのはトンデモ要素の介入度合いが強く、更に尺が短いという憂き目にあったためだ。それでは、トンデモ要素しかなく、尺もそれなりに取れた天音編はどうだったのか。正直、残念なことになかなか一本の作品として落とし込めるところまで処理出来ていないのだが、そうした消化不良の部分が残っているのは、こうして延長戦である「迷宮」、そしてこれに続く「楽園」があるためなのだとポジティブに捉えておこう。結局は雄二のパーソナリティに帰結する問題になるのはギャルゲーなのだから当たり前。その上で、彼の人生が上手いこと「トンデモだけども面白い」という落としどころに着地できるならば、それに準じる形で各々のヒロインの心情も拾い上げやすくなるんじゃなかろうか。今回の1話目(0話目?)を見る限りでは相変わらず「ホントわけわかんねぇ世界だな」という感想しか出てこなかったが、1期のときと違ってそこまでイカれた飛躍はなかったし(そうか?)、話も駆け足ではなかったので理解は追いつく。冒頭のシーンで「別にもっと近づいてもええんちゃう?」とか、「狙撃が確認出来た後に強襲部隊が動くまでに時間がかかり過ぎててスナイプした意味ないやんけ」とか、考えたら負け。何となく雰囲気でつとまる便利な仕事人業務であるのだよ。

 まー、あんまりディティールにこだわってもしょうがない作品だとは思うので……。あとは映像面さえきっちりしてくれれば、話題性のある原作なのだからアニメとしても何とかなるんじゃなかろうか。今期天衝監督はなんと「きんモザ」とこれの掛け持ちなんだよな。製作期間被ってるかどうかは定かじゃないけど。こんだけ両極に振れる作品を手がけてる時って、どんな精神状態で作業するんだろうな。

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○「えとたま」 6

 あ、あかん、これ好きな奴や。俺ちょろい案件や。

 ちょっと前から我らが村川梨衣大先生を中心にニコ生をスタートさせているので名前は聞いていたのだが、何せニコ生ってなげぇからいちいちチェック出来てなくて、どんな作品でどんなプロジェクトなのかはさっぱり知らない状態での視聴。オープニングを見ていると、クレジットの中にやまけんの名前と、今は亡き池田東陽、通称池Pの名前が発見される。つまりはタブリエ関係、分かりやすく言うと音泉絡みの作品。そのことは開始数分で現れた音泉キングの存在からも確認出来る。当然、この面子だとアニメ監督を務めるのはおいちゃんこと追崎史敏監督である。うむ、良い布陣である。どういうプロジェクトからこのような作品が立ち上がったのかは定かじゃないが、かつて大体同じような関係者が集まって「おんたま!」という短いアニメーションが作られたことがある。作品のノリはいわゆるサトジュンファミリーのそれを受け継いでおり、タイトルも似ているので大体同じ感じでよいのじゃなかろうか。

 そんな不可思議な作品であるが、私に刺さる要素がまんべんなくちりばめられている。まず何と言っても渡辺明夫デザインのキャラクター。これがコロコロしゃきしゃき動くというだけでもたまらない。私のアニメ遍歴に礎の1つには「ぽぽたん」が記録されており(正確には「ぽぽぽらじ」が記録されているのだが)、渡辺明夫デザインというだけでも遺伝子レベルで反応してしまう。そして、非常に分かりやすい萌えキャラ設定で「十二支」というコンセプトを特に捻らずに萌えギャグに仕立て上げる分かりやすさ。「小動物」+「女の子」というだけで分かりやすい萌え成分が増し増しである。ただ、振り返ってみても、「十二支」という非常にありがちなモチーフも、あまりアニメにそのまま使われたことってないんだよね。今から遡ること20年前に「爆裂エトレンジャー」っていうアニメがあったんだけど、今の若い子はしらんだろうし。

 そして、そんなモチーフをどういう風に調理するかというと、とにかく賑やかなギャグ作品、もうはっきり言ってしまえば「りえしょんに全部任せた作品」である。そう、もうこの作品は村川先生に全てが託された。声優・村川梨衣は、そのエキセントリックな本人の性格に似合わず、実際に仕事をすると割とまともな役を回されることが多かったのだが、今作ではついに、「中の人のテンションに割と近い」にゃーたんという素晴らしい役をゲットすることが出来た。もちろん、にゃーたんの方がまだまだ中の人よりかは大人しいわけだが、それでも「感じる、危険なテンション、パッション、ハイテンションを?!」というくらいのキャラには仕上がっており、とにかく騒がしい。これでうるせぇだけの展開だったら単なる「実写でりえしょん見てればよくね?」作品になるところだったが、幸いにして、今作はアニメーション部分もかなりしっかりしている。渡辺明夫デザインは割と動かすのが面倒なはずだが、全てのパートで充分にキャラを維持したままに愉快なモーションがつけられており、1つ1つのシーンが動きからも笑いが取れるようになっている。個人的には、にゃーたんが「穴に戻れ」と言われてゆっくり穴に落ち着くところのモーションなんかが無駄に凝っててすごく好き。

 かてて加えて、今作はオープニングクレジット冒頭に「白組」の名前がクレジットされており、バトルシーンのCGワークは全てこの白組が請け負っている。「白組」といえば、あの「もやしもん」の菌の映像作成で一躍有名になったアニメCGの雄である。今作におけるバトルシーンも、キャラクターの可愛らしさ、細かい表情の機微などを残しつつ、しっかりと重みののったアクションシーンを構築して度肝を抜いてくれる。1話目だから、ってのもあるかもしれないが、バトルパートだけを見れば「劇場版クラス」といっても差し支えないほどの素晴らしいクオリティだ。こんな適当ギャグに使うのは勿体ないくらいである(失礼)。

 「芝居良し」「キャラ良し」「映像良し」(「りえしょん良し」)でたくさんの良しが揃い踏みした、今期のダークホース的立ち位置の作品。まー、こういうギャグとか可愛らしさってのはホントに刺さる層は限定されるのだろうけども……僕には刺さる。唯一の懸念材料は「脚本:赤尾でこ」の部分だけなのだが……そこは何とか! おいちゃんたち首脳陣の統率力で解決してくれ! 大丈夫、少なくとも1話目は文句無く面白かったから。個人的には、ラスボスポジションであるネズミの干支神、チュウたんが出てきてくれるのが今から楽しみである。そりゃこの制作陣で「ラスボスのおねえさま」を用意するんだったら、CVはそうなりますよ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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