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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」 6

 変身シーンwww。酷かった。よくあんな演出思いつくな。

 約1年空いての2期目である。1期目で物語としてはおよそ片もついているし、分割2クールにしては割と長いこと空いてしまったので割と忘れかけていた作品ではあるのだが、やっぱり帰ってきたら色々と期待してしまう作品である(ちなみに1期評価は6→5)。

 今回、オープニングを見ていて驚いたのは、監督だった大沼心氏が「総監督」というポジションに回っていたことである。未だにこの業界のクレジットの意味ってのはよくわからんので「監督」と「総監督」でどのように違うのかはピンと来ないが、どうしても「現場で直接作品にタッチする量が減る」みたいなイメージがあるので、「えー、大沼さんじゃなくなるのかよー。誰だよー、SILVER LINKだから川面さんとかきてくれんのかなー」と思っていたら、監督にクレジットされたのはまさかの神保昌登氏。えぇぇぇ、確かに神保さん、1期にも割と関わってたけども。まさかの初監督がこんなところで。いやー、大沼さんの手を離れたら残念ではあるけど、神保さんだったらいいや。これはこれで1期と全然違うものが出てきちゃうのではなかろうか。

 そして案の定、ごらんの有様である。フリーダムやな。ホントにこの人の演出方針はヒヤヒヤするようなところを攻めてくるよな。ものすごく簡単に印象をまとめると、大沼さんの演出ってのは「軽さ・テンポの演出」。台詞の繋ぎもそうだし、細かい画をちょこちょこ動かして常に画面に刺激を与え、小さな動きからでも画面に大きなモーションのきっかけを与え、そこから情景を揺さぶっていく。シャフト時代にはその「動き」の回りの「止め」の印象もあったが、やはり肝要なのはリズムである。今作の1期も、くねくねと動く不気味な魔法のステッキのモーションから始まり、幼女たちの愛らしい動きがちょこちょことコミカルさを演出していた。

 他方、神保さんの演出は、「切れ切れの演出」。はっきりと静と動を切り替え、動かすときには徹底的に振り回すのに、ふっと突然ゼンマイが切れたように動かなくなる。そして、この切り替えに予想がつかない。おかげで整合性がとれないとなんだかぶつ切りになってしまったような違和感が残るのだが、この違和感を意図的に生み出す方向性が、独特の味になっている。彼の中で、どうも「動かす」という基準が一般的なアニメ演出とずれている部分があるようなのだ。そして、これがハマったときにたまらないおかしさに繋がるのである。とりあえず「バリツの秘密」や「地獄少女三鼎」の15話「兎と亀」なんかの理解が追いつかないような置いてけぼりの演出を見るとイメージが固めやすいんじゃなかろうか。

 で、この1話目である。正直、やっぱり所々もっさり感というか、ぶっつり感はある。イリヤたちが車に拉致られた後の4人のやりとりとか、なんかワンテンポずれたようなやりとりは背中が痒くなる。そうかと思うと、間を置きまくったシーンとは対照的にあの変身シーンである。多分大沼さんが演出したら、どれだけ小さくても画面端に凜たちのチビキャラをおいて動かしているだろう。それをせずに、真正面から変身シーンのみを「動き」として描き、凜たちの惨状は延々画面外、何故か台詞はオフ気味にならないという。すげぇな、あれ。その他、動くシーンの緩急には中毒性の高さがあり、グルグル回ってアイスを強奪する幼女、高台の上でたべさせっこをして固まっちゃう幼女など1つ1つのシーンが各々のスピードで勝手に動いていく。ちなみに、前作の不満点として「(メイン以外の)幼女があまり活躍してなかった」というのがあったのだが、今回は違うかもしれない。いいね、全幼女が活き活きしているよ。私が観たかったのはこれだったんだ。今回一番の注目シーンは、美遊がイリヤからジェラートを食べさせてもらった後、スプーンをきゅぽんって吸い取ったところ。美遊さん、どんだけ食いついてるんですか。幼女キマシ成分の高さは高町さんのところを超える可能性すらあるで。木之本さんのところは……まだ無理かなぁ。

 というわけで、今回は幼女軍団の中の人たちに是非注目したい。メイン2人はもちろんだが、1話目ではアホ幼女の元気さが際だっていた。やっぱりえみりんのアホ幼女は良いなぁ。「大室家」のアニメ化とかしねーかな。

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○「まじもじるるも」 4

 間をおかずに始まった「弱虫ペダル」の第2シーズン。……だったら良かったんだけど。

 原作未読。というか、つい最近まで存在自体知らなかった。正直、ペダルの作者はメジャーデビューがペダルだと思ってたくらいである。まー、シリウスで連載って言われても、触れたことすらないのでしょうがない。上手い具合にペダルが休んでいるタイミングでの放送開始なので、世界は謎の渡辺航チェインを構成することに。

 中身については、何となく漏れ聞いていた通りの内容だが、てっきりもうちょっと殺伐としたギャグなのかと思ってたのだが、メインヒロインのるるもは別にどこぞの撲殺天使みたいな人殺しを目標としてるキャラクターではなく、やってることは割とヌルい。確実にどっかで見たことがある中身であり、最近だと「ToLOVEる」が一番近いんだろうか。ジャンプで連載してたらコミック2巻くらいで終わりそうなイメージである。1話目の印象だけではまだ何とも言えないのかもしれないが、良くも悪くも一切引っかかるところがなく、放っておいたらスルッとそのまま消え去ってしまいそうな印象である。何をもってアニメ化にこぎ着けた作品なのかがよく分からない……。

 いや、別に悪いところがあるわけじゃない。「ペダル」からそのまま繋いだおかげか、特徴のあるキャラクターデザインもすんなり受け入れられるし、まだ印象がないだけで、メインヒロインるるもも決して悪いキャラではないだろう。エンディングで必死に自転車の練習してる様子なんかを見てると、これから見ていけばだんだん素直クールがデレてきて可愛くなってくるんだろうな、という期待も持てる。でも、1話目でそれはまだ無い。おかげで、出てくる感想としては、「うん、何回も見たことある」というくらいしかないのである。まー、無尽蔵に溢れ出てくるラノベアニメだって似たようなもんだけどね。こっからどういう風に持って行けるかなんだが……前に「漫画原作は期待が持てる」ってことを書いたけど、こうしてみると、漫画原作だと「多分、大化けはしないんだろうな」という、先の予測が立ってしまうのは悩ましい部分かもしれない。猫キャラが可愛くなることを祈ろう。福圓先生の関西弁、貴重。

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○「ヤマノススメセカンドシーズン」 5

 微妙に長くなったので1期目はあんま書いてなかったけど一応記事立て。確認したら「となりの関くん」は評点つきで記事あげてるけど「まんアシ」は点数無しだな。15分枠の扱いが微妙。

 ただ、今作はきっちり取り扱うに足る作品だと思うよ。いや、まんアシも結構面白かったんだけどさ。今作は2期目であり、時間枠拡大であり、更に2クールって話まであり、そうなれば時間的には普通に1クールもの1本に並ぶ尺である。そして、1話目を見た感じだとこのくらいの時間がとても丁度良い。日常ものはダラダラやられると飽きが来てしまう恐れがあるが、今作は13分でぴしっとまとめてくれているので、あまり緩急を意識せずとも、ダラダラやっているだけで過ごせてしまうとてもいいあんばい。積極的に刺激を求める作品ではないので、30分枠でやるよりこっちの方が都合がいい。5分枠じゃ流石に物足りなかったので、まさにベストの時間配分である。視聴後も30分作品一本見たのとあんまり変わらない充足感が得られたし。意外と15分枠ってのはもっと活用法がある時間枠なのかもしれない。「奇鋼天女ロウラン」とかが見直される可能性が微レ存?(そこはせめて「プリンセスチュチュ」か「BPS」をあげるべきだと思った)

 5分じゃ何とももどかしかった本作だが15分だといちゃいちゃが存分に味わえるので萌え作品としては割と完成度が高い。一言でまとめるなら「ゆかもこは正義」である。全部あわせると「ゆかもこひよゆい」である。完璧やな。それ以上語る必要は無し。

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○「リプライハマトラ」 4

 1期は何一ついいところがなくて絶望的だった今作。少し間をおいての2期目である。絶望的だったとはいえ、きちんと最後まで観たのは間違いないので、特に期待は抱かずに2期1話目も視聴しますよ。

 最大の焦点は「ナイスがどうなったのか?」だったはずだ。あの史上稀に見るレベルの投げっぱなしエンドを迎えた1期ラスト、どれだけ呆然としたと言っても、やはりナイスがどうなったかってのは気になるわけで。お通夜ムードから始まった2期目、流石に初心なねんねではないので誰も死んだとは思っちゃいないが、「まー、ナイスが帰ってくるときにそれなりに感動があるのだろう。やっぱり旧作主人公が戻ってくるシーンってのはどんな作品でも心打たれるものよ」と思っていたら、一切そんなことはなかった。っつうか、去ってすらいなかった。うそーん、個人的にはMk.2になったハマトラのはじめちゃんの活躍がみられるならば多少なりともモチベーションが上がるだろうと思っていただけに、この味も素っ気も無いナイスの帰還ははっきり言っていい迷惑である。もう少し眠ってて欲しかったのに……なんのけれん味もなく帰って来やがった。どないせいっちゅうねん。

 やっぱりこの作品のまずいところは、どこまで言ってもギャグが寒いところだ。色々詰め込んでみるものの奇跡的に面白くない展開ばかりが続き、今回のナイス帰還のくだりにしたって、もう少しドラマティックに見せられるはずのところを、中途半端におちゃらけたせいでシリアスとしてもギャグとしても中途半端になっている。扱ってるテーマは無駄に重く、キャラ設定もろくに掘りさげてないのにシリアスになるところは無闇にシリアスになる作品なのだから、もう余計なギャグを混ぜ込んでしらけさせなければいいのに、と思ってしまう。

 ただ、そんな期待が全く持てない1期目からの復帰戦ではあるが、全体的な雰囲気は割といじってあって、意外に不快感は少なかった。変な効果を入れ込んだアイキャッチを多用してぶつ切りにしまくる構成はどうかと思うが、このとっ散らかった雰囲気はわざと出しているのかもしれない。チームハマトラの面々がそれぞれにツーマンセルを組んでいるので、視点が散り散りになるのは致し方ないことなのだ。その上で、個々にネタをばらまいて多元中継的に紡いでいく方向性は、上手く行けばややこしいプロットでも短時間で描写出来る可能性はある。少なくとも1話目ではそれが機能的に働いていたとは言いにくかったが……。まー、1話目の事件としては、普通? こういうのがずっと続いても興味は湧かないけどなぁ。

 ということで、今後の焦点は、「メインのダークなシナリオをどうやってまとめあげるか」という部分と、「あくまでコミカルにこだわる悪癖を、どうやってさばいていくか」の2点になると思う。1期のホモ回みたいに振り切った奴は、きちんと意志を持って全力でやれば馬鹿アニメとして笑えるようになると思うのだが、とにかく低クオリティ過ぎて、面白いかどうか以前の問題だったからな……今期はどのくらいの品質になるんでしょうか。少なくとも、1話目を見た限りではあんまり期待しない方がいい気がするよ。

 1話目が何となく許せたのは、多分ゲストヒロイン勢の配役が世代的にツボったせいだろう。新谷+清水=めぇめぇもぉ。新谷+山本麻里安=激店。ナツカシス。

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○「セーラームーンCrystal」 4

 ニコ動でアニメ見るのってすげぇ嫌いなんだけど、流石にこいつぁ見ないわけにいかないので試しに視聴。うーむ。

 幼い頃に何となく見たことがある気もするセーラームーン。ただ、正直あんまり記憶は無い。そりゃそうだよね、ぼく男の子だしね。幼少期はアニメなんて特に興味のない健全な男の子だったしね。いかに伝説的な作品とはいえ、別に思い入れはないわな。もちろん、うさぎのCVが三石琴乃だった、という程度の認識はばっちりあるので、そのあたりの話題性はもちろん気になる部分もあった。色々無理してるなんて話もあるが、まー、これくらいなら別に構わないと思うんだけどね。旧作に思い入れのある人が文句言ってるのか? そうとも思えんけどなぁ。

 ただ、全体的なデザインに違和感があるのは事実。キャラデザが原作寄りに変えられたことが悪いのではない。1つ1つのパーツがはっきりしたせいか、全体的に動きが乏しいことが問題なのである。これって動画環境の問題なのだろうか、口パクするべきところでしてなかったり、視線の動きが無かったり、細かいところで動きがぶつぶつ切れる気がする。全体的に動画枚数が足りてないというか……これ、低予算なのかしら? 東映は色んなところで作画リソースに影響が出ることが多いのでねぇ。変身バンクなんかはCGで処理されているのだが、これも最新鋭っていうイメージじゃない、プリキュアなんかはバッチリアニメ画としてCG方向への進化を見せているのに、こちらのCGはあまり「綺麗さ」「可愛らしさ」のボーナスがないのである。やっぱり低予算だとしか……。

 ま、映像がどうこう言う作品だったらネット配信だけってことは無いもんな。とりあえずセーラー戦士が出そろうまでは中の人目当てでゆっくり見せてもらいますよ。とりあえずヴィーナスが出てくるまでがんばらないと。亜美ちゃん→レイちゃん→まこちゃん→みなちゃんってどんどん中の人的にテンションが上がっていきそう。エロそうなみなちゃん(有能)、アホそうなまこちゃん(有能)。

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○「ハナヤマタ」 5

 「ノゲノラ」から間を置かずに始まったいしづかあつこ作品。こうしてみるとマッドハウス所属ということがよく分かる配置になっており、随分印象の強かった「さくら荘」(J.C.製作)だけがイレギュラーだったってことが分かる。

 今期きらら系の、非常に分かりやすいガールミーツガール。転校生が異文化を持ち込み新しい世界への扉を開くことで、これまで必要以上に「平凡」を意識していたヒロインの意識に改革がもたらされるというお話。それだけだとすごくありきたりな話になってしまうので、きらら系作品には分かりやすく、「取り扱うジャンルを異端にする」という方法でオリジナリティを出している。その題材というのがなんと「よさこい」。うーむ、漫画ってのはまだまだ見たことのないテーマがあるものだ。ひとまず「よさこい」と言われても、聞いたことはあるけど何のことやらよく分からない。そこで当然ネットにお伺いを立てることになるわけだが、「高知県の民謡、またはイベント」という、何となく知ってる知識がヒットするに決まっている。しかし、その割にはこのアニメの舞台は鎌倉だということも書いてある。一体どういうことかと更に調べると、今度は「よさこい」じゃなくて「YOSAKOI」というwikiのページもヒットする。簡単にまとめると、高知県のよさこいをベースにして、とにかく似たような振り付けで踊る踊りの形式を総称して「よさこい」であると捉え、地方に拘らず、様々な場所でダンス・イベントとして展開しているのが「YOSAKOI」ということらしい。案外色んなところでイベントが催されている旨も書かれている。ふーむ、そんな日本人もよく知らないようなイベントに、留学生が乱入してくるところから始まる物語。なかなか取っつきにくいのは事実だが、知らないことだらけなので興味は湧く。

 取っつきにくさについては、もう1つの要因がある。「なんかキャラデザが独特」ということだ。特に目の形だろうか、非常に目立つ造詣で、1話目を見ている段階ではなーんか引っかかる。慣れの問題だとは思うし、他作品との差別化を図る上ではむしろよい傾向なんだろうと思うのだが、あの綺麗なひし形をした目は馴染むまでにちょいと時間はかかりそう。幸か不幸か、毎度お馴染みいしづか演出のおかげで世界観は実に現実感に乏しい不可思議な印象である。紫や緑といった中間色をベースにしてグラデーションを多用したいしづかカラーリングは相変わらずであり、「ノゲノラ」だったら「異界だから」というので理解出来た部分が、このアニメでは「非日常」への入り口として機能している。夜中の神社での出会いのシーンは非常に印象的で、ここから「女子中学生日常もの」になるのかどうかすら怪しい幻想性を持っている。普通に考えたらここから先にそこまで劇的なイベントが待ち構えているとも思えないのだが、他の「日常系」との差別化を図り、ヒロインの変革と成長を意識させる物語としてはなかなか面白い導入になっていた。違和感だろうがなんだろうが、1話目で「気にさせる」っていうのは大事なことやね。

 全体的に見るとまだよく分からない部分は多いし、シナリオラインについてもそこまで目を引くものがあるわけではないのだが、今後「よさこい」という馴染みの薄いテーマをどのように掘りさげていくのか、独特のビジュアルをどのように活かして見せていくのかという部分については期待して見ていきたい。あとオープニングは割と好きよ。もう畑亜貴の過労死については心配しないことにする。

 中の人については、割と攻めのキャスティングになっている。主人公・なる役は、「モブ子の中の人にして謎の画伯」、上田麗奈。ぶっちゃけキャストロールを見るまでは誰なのか分からなかったのだが、初ヒロインとしてはなかなか美味しいポジションにつけてるのではなかろうか。ここから必要以上にうじうじしないで真っ直ぐ成長していければ、キャラとしてもそれなりに好感度は上がりそうだし。そして驚きは、ハナ役の田中美海。あの「うんめーにゃー」の実波ちゃんがいよいよ他作品でメインを務めることに。確かにWUGの中でも一際個性は発揮していたが、ここでいよいよ次の一歩を踏み出すことになったわけだ。まだちょっと聞きにくいところもあるのだが、声質の独自性で売り込んでいきたいところ。ちなみに同じくWUGから夏夜ちゃんの中の人、奥野香耶も単独で抜擢。やったぜ最年長。まさかあの7人の中からこの2人が一歩抜き出ることになるとは思わなかったけども。次々に新しい子が出てくるのは刺激的で良いのですよ。

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○「モモキュンソード」 4

 すげぇ。このご時世に、今更、何の臆面もなく桃太郎の萌えバージョンを放送しようとする胆力は凄まじい。まぁ、誰得なのかはよく分からないが……。

 タイトルといくらかの事前情報から予想されるものから1ミリもずれない分かりやすいものが出てきた。「桃太郎を女の子にして、萌え昔話をやるよ」と言われたら、まぁこういうもんが出てくると思う。捻りの要素は無い。巨乳キャラにしてその部分をことさらに「桃」として強調するのもお約束だ。何が注目すべき点かなぁ……お供との合体? このままストーリーが進むと3体と順次合体していって、最終的に全部と一気に合体する完成形があるんだろうなぁ、なんてことも大体予想が出来るのである。天女との絡みはどうなるか分からんが、単なる賑やかしだろうしなぁ。……で、この後は何を目的に見ればいいんだい?

 まぁ、萌えものなのでそれなりに映像はまとまっている。監督と製作スタジオは「ロウきゅーぶ」のところ。可もなく不可もなく。一応エロ要素も押してるはずだけど、桃子単体では大してバリエーション無いし、あんまりそそられないので映像的な魅力はあんまりない。何かもう一押しあればいいのだけども。いや、なくてもいいや。一昔、二昔前のアニメを懐かしむ気持ちで、生暖かく見守っていきましょう。頑張れ竹達。

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○「アカメが斬る!」 5

 月曜日の一番遅い時間帯にやってるアニメがこれなのだが、これ観てから寝たらさぞかし夢見が悪いだろうなぁ。

 珍しく原作既読。正確にはやや既読。4〜5巻くらいまではコミック買ってたんだけど、スペース圧迫解消による一括処分の際に知り合いにプレゼントしてしまったので、それ以降は追いかけなくなってしまった。その後にアニメ化が決まって手放したことをちょっと後悔した作品である。割と好きだったのよね。基本的には熱血主人公を中心としたバトル漫画なんだけど、アニメ1話でもはっきり分かるように「善悪」の配置の仕方が割と独特で、「義賊」的なポジションを置きながらも、ちゃんと「殺すこと」についての問題意識を持って正義を描こうとしているところが新鮮。悪の描写も割と遠慮なくてあけすけなんだけども、単に露悪的になるだけではなく、それと対比的に主人公組の正義感を掘りさげているので少年漫画のシナリオとしてもすっきりしている。読んだのがだいぶ昔なのであんまり覚えてないのだが、バトル展開もそれなりに能力バトルとして面白かった記憶も。これを機会に買い直しても……って、スペースが足りないから手放したんだっつうのに。

 アニメ1話は、初見の人間からしたら割とショッキングな展開だろう。田舎ものの主人公がコロッとダマされるところまではお約束の展開で、更にそこからもう1度「もっとひどい悪」に騙され、徹底的に貶められるという衝撃の1話目である。ここまで落とされたからこそ、立身出世を志した青年が暗殺稼業に身をやつす選択にも説得力が出て、この後のチーム結成までの流れも見やすくなる。1話目の「悲劇」については、インパクトだけを重視するならばもっとエグく、グロく展開させることも出来たはずなのだが、あくまでもそうした「正義の道への第一歩」としての鬱展開であるので、なるべく後腐れのないように、適度にギャグテイストも絡めながらライトに描かれている。この辺りも、今後このアニメをどういう風に見せていくのかというサジェスチョンになっているのだろう。

 監督は久しぶりの小林智樹。ということは当然製作はWHITE FOXであり、スタッフの中には岩畑さんなどの見慣れた名前も当然クレジットされている。小林監督は、最も信頼出来る統括者の1人であり、WHITE FOX作品に失敗はない。今作も余計な心配をせずに、それなりに面白い原作をしっかりとアニメとして構築してくれるのではなかろうか。決して目を見張るような驚きのアニメにはならないかもしれないが、原作ファンからしたら一番嬉しいタイプのアニメ化になる気がするよ。

 中の人は、主人公タツミ役についに主役にたどり着いたぞ、斎藤壮馬。彼は以前「ボイスアカデミア」に出演してた時にやたらキレッキレだったので、密かに期待していた若手男性声優の1人である。ここから新たな歴史が始まる。そして相手役のアカメには、引っ張りだこ過ぎて不安になる雨宮天。まだあまり色の無い役者なので、色んなところにぶっ込めるのは便利である。これからおいおい自分なりのテイストを固めていくことになるのだろうな。ただ、個人的にはちょっと事務所の起用が性急すぎやしないかと不安ではあるのだが。ソロデビューも先輩4人に比べてやたら早い気がするんだよ。スフィアって一番最初にデビューしたの戸松だっけ? 今作OP、決して下手なわけじゃないのだが、どうも上4人に比べるとインパクトに欠けるというか、そこまで特筆すべき段階には至っていない気がする。まぁ、何事も慣れと経験だし、早めにデビューして悪いことはないか。その他ナイトレイドの面々はお腹いっぱいになる贅沢な布陣で文句なし。個人的にはブラートのアニキがイメージそのまんまのこにやんで嬉しい。ホモネタが捗るな。エスデス将軍もあけこらしいのでそのあたりも早く聞きたいね。奇跡的にキャスト陣に既婚者がいないので最近結婚芸人になってきたあけこも一安心!(なお、離婚者はいる模様)

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○「アオハライド」 4

 まだまだ続く少女漫画的世界。いや、冷静に考えると今期別に少女漫画っぽいアニメってないんだけども。

 変化球が多かった中で、こちらはストレートな少女漫画である。連載誌は「マーガレット」らしいので、そりゃガチに違いない。ただ、そうなると実はあまり得手ではない。「すきなよ」とかもあんまりピンと来なかったからなぁ。そりゃま、女の子目線でのラブメインは追いかけにくいのは間違いないのだが。ただ、本作はメインの設定がなんかひっかからない。男の方の心情がまだ何一つ語られてないせいもあるだろうが、メインとなる2人があまりいい奴に見えないのである。メインヒロインの双葉ちゃんは、「普通にしてると女子力が高くて回りの女子から陰湿な排除行動を取られるので、わざとがさつなフリをしている」という設定。もうこの時点でなんかイラッと来る。じっとしてたら可愛くなっちゃうから、って。ええやん、可愛くしとけや。その上で同性と友人関係が築けないなら、それは友人の選択か人格のどっちかに問題があるってことだ。それをまるで回りのせいであるかのように決めつけて自分の行く道を曲げているのがなんだか気にくわない。こういうフィクションで語られる「女の友情」って本当に陰湿で怖いよなぁ。だからって男に逃げるのもどうかと思うけど。

 他方、野郎の方も何を考えているのか分からない。3年の別れの中で性格が変わってしまっているのはしょうがないとしても、それだったら昔の女(?)にうだうだちょっかいを出さずに離れて生活しておけば良かったものを。なんでわざわざ神社で撒き餌までまいて誘い出す必要があったのか。アレが未練の描写であるならば、その後の素っ気ない態度やふてぶてしい物言いにはすごく違和感がある。結局何がしたいねん。「昔に比べて声も低くなった」って言われてるのに梶君やないか。大して低くないわ。

 その他、一瞬で万引きを疑われる治安の悪い購買、出会い頭に友達の犯行を疑う全くもってお付き合いしたくない友人()、そんな状況で、さっさとさっきのおばちゃん呼び出して説明してもらうっていう行動に出られないヒロイン。なんだか、何もかもがズレているし、どこか汚れている。「汚いもの」が描きたくてこういう脚本になるなら別に良いのだが、少なくとも1話の筋立てを見る限り、「男の頼りがいのあるところを見せたい」という目的のみでああした気分の悪いシーンが描かれていたようにしかみえない。あんましそういうので無駄にテンション下がるのはなー。そういえば「すきなよ」も男の子age目的のためにいきなりストーカーが出てきてヒロインがピンチになったりしていた。もう少し真っ当な方法で男の魅力をアピールする方法はないんかい。

 というわけで、全体的に「少女漫画セオリー」に賛同しにくいのでモチベーションは低め。映像面は悪くないけど、描くべきものの汚らしさが浮き立ってしまうのでギャップが気になるんだなぁ。ここから先、ヒロインの夢が少しずつ充足していって綺麗な世界になれば満たされた印象になるのかもしれないが。しばらくはギスギスしそうだよなぁ。

 中の人的には、真礼ヒロインという部分が要注目。同じく梶君とセットだった「ノラガミ」はヒロインの可愛らしさの割にお話が地味だったので、今作は中心にいることを強くアピールして看板キャラまで持っていきたいところだ。あと、友達甲斐のない友達役が麻里奈とうりょ子という何か妙なコンビだったのだが、男前の多いクラスなのだろうか。

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