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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「アオハライド」 4

 まだまだ続く少女漫画的世界。いや、冷静に考えると今期別に少女漫画っぽいアニメってないんだけども。

 変化球が多かった中で、こちらはストレートな少女漫画である。連載誌は「マーガレット」らしいので、そりゃガチに違いない。ただ、そうなると実はあまり得手ではない。「すきなよ」とかもあんまりピンと来なかったからなぁ。そりゃま、女の子目線でのラブメインは追いかけにくいのは間違いないのだが。ただ、本作はメインの設定がなんかひっかからない。男の方の心情がまだ何一つ語られてないせいもあるだろうが、メインとなる2人があまりいい奴に見えないのである。メインヒロインの双葉ちゃんは、「普通にしてると女子力が高くて回りの女子から陰湿な排除行動を取られるので、わざとがさつなフリをしている」という設定。もうこの時点でなんかイラッと来る。じっとしてたら可愛くなっちゃうから、って。ええやん、可愛くしとけや。その上で同性と友人関係が築けないなら、それは友人の選択か人格のどっちかに問題があるってことだ。それをまるで回りのせいであるかのように決めつけて自分の行く道を曲げているのがなんだか気にくわない。こういうフィクションで語られる「女の友情」って本当に陰湿で怖いよなぁ。だからって男に逃げるのもどうかと思うけど。

 他方、野郎の方も何を考えているのか分からない。3年の別れの中で性格が変わってしまっているのはしょうがないとしても、それだったら昔の女(?)にうだうだちょっかいを出さずに離れて生活しておけば良かったものを。なんでわざわざ神社で撒き餌までまいて誘い出す必要があったのか。アレが未練の描写であるならば、その後の素っ気ない態度やふてぶてしい物言いにはすごく違和感がある。結局何がしたいねん。「昔に比べて声も低くなった」って言われてるのに梶君やないか。大して低くないわ。

 その他、一瞬で万引きを疑われる治安の悪い購買、出会い頭に友達の犯行を疑う全くもってお付き合いしたくない友人()、そんな状況で、さっさとさっきのおばちゃん呼び出して説明してもらうっていう行動に出られないヒロイン。なんだか、何もかもがズレているし、どこか汚れている。「汚いもの」が描きたくてこういう脚本になるなら別に良いのだが、少なくとも1話の筋立てを見る限り、「男の頼りがいのあるところを見せたい」という目的のみでああした気分の悪いシーンが描かれていたようにしかみえない。あんましそういうので無駄にテンション下がるのはなー。そういえば「すきなよ」も男の子age目的のためにいきなりストーカーが出てきてヒロインがピンチになったりしていた。もう少し真っ当な方法で男の魅力をアピールする方法はないんかい。

 というわけで、全体的に「少女漫画セオリー」に賛同しにくいのでモチベーションは低め。映像面は悪くないけど、描くべきものの汚らしさが浮き立ってしまうのでギャップが気になるんだなぁ。ここから先、ヒロインの夢が少しずつ充足していって綺麗な世界になれば満たされた印象になるのかもしれないが。しばらくはギスギスしそうだよなぁ。

 中の人的には、真礼ヒロインという部分が要注目。同じく梶君とセットだった「ノラガミ」はヒロインの可愛らしさの割にお話が地味だったので、今作は中心にいることを強くアピールして看板キャラまで持っていきたいところだ。あと、友達甲斐のない友達役が麻里奈とうりょ子という何か妙なコンビだったのだが、男前の多いクラスなのだろうか。

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