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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「暴れん坊力士!!松太郎」 5

 聖闘士星矢Ωを終わらせてしまった憎いあんちくしょう。誰得やねん、という謎の作品チョイスや、謎のマツケン主演といった采配には「東映、大丈夫か?」という不安が先立つものの、どうせ日曜朝なんだし、多分深夜アニメ層は寝ている時間だろう。案外朝4時くらいから活動してるじいさんばあさんが、早起きさせた孫と一緒に観るアニメとしては間違っていないチョイスなのかもしれない。

 誰得やねん、とはいいながらも、当然観てしまっているし、観たら案外笑えてしまうのも不思議なところ。まず、冒頭オープニングでのいきなりのマツケンオンステージがなかなか卑怯。もう、それやりたかっただけやん。単に健さんに流し目デュエットソングさせたかっただけやん。壮絶な出落ちに、健様ファンの奥様も大満足(?)。そこからもまぁ、松太郎っていうか松平だな。上手いとか下手とかいう以前に、健さんだな。いや、下手ではないと思うけど。当然声優とは全然違う発声なので、別方向の魅力を認識する必要があるだろうよ。

 東映作品なので、イラストレーションはいつもの通り。本当に懐かしいような昭和テイストが徹底しているため、ある意味「Ω」に近い製作理念ではある気もする。いや、次元は当然違うわけだが、うらぶれていながらどこか懐かしい昭和の空気を感じさせるというのは案外気を遣うお仕事であろうし、これは一定のニーズがあるものだ。でなけりゃサザエさんもちびまる子ちゃんもあんなに続かないし、じゃりン子チエだってあんなに再放送されないだろう。最近じゃ「浦安鉄筋家族」もアニメ化決定ですってよ。もう、アニメ業界がどこに行きたいのかよく分からないよね。1話目から松太郎が本当にどうしようも無い奴なので全く魅力が感じられないのがすごいが、まぁ、1話目でムショから出てきた主人公(スタンド使い)がいたんだから、代わりに1話でムショにぶっ込まれる主人公がいてもいいよね! こんなん子供に見せるのは問題あるな!

 その他、キャストは当然のベテラン揃いなので安心して観ていられるし、たっぷり原作があるお話なので、ここから何かとんでもない大ポカをやらかすということもないだろう。もちろん、今更わざわざこのアニメを観たいか、と言われたら別問題ではあるのだが、新しい日曜朝の定番として、マツケンサンバに興じて見るのも悪くないのかもしれない。……いやぁ、観るかなぁ……。

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○「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ」 6

 さぁ始まりました第3部。JOJOの中でも一番読み返してるパートなのは間違いないので今更アニメ化されてもどうやねん、という気持ちも無いではないのだが、やっぱり期待感は高まるばかり。この漫画を一気に伝説級まで押し上げた立役者となるエピソードですからね。さてさて、何が出てくるやら。

 製作スタッフは基本的に同じなので、アニメ化の方向性には何ら心配はない。1話を観てもそれは一目瞭然で、津田監督によるコンテのプロローグは、もう、本当に演出がぎとぎとに濃くて、原作まんまと言ってもいいレベル。本当にどうでもいい台詞のディティールまできっちり再現されており、スタッフのこだわりが徹底しているのがよく分かるのだ。そしてアニメになったことで、原作では目立たなかった頭のおかしい要素もスポットが当たってよりはっきりと見えてくる。個人的に笑ったのは、「棺桶拾った船員、無駄にムキムキ過ぎる」っていうのと、「警察署長とは思えない髪型」。荒木ワールドは改めてファンキーすぎるわ。

 そして、個人的にすげぇ嬉しかったのは石塚ジョセフのあり得ないテンション。ジョセフうるせぇwww確かにこんな感じでしゃべってるんだけども、いきなり図体のでかいジジイが来日してこのテンションだったら、普通の孫だったらついていけねぇよ。よかったな、お利口さんの承太郎で。ちなみに、承太郎がジョセフのことを「おじいちゃん」って呼ぶのはこの短い期間だけなので、今のうちにかみしめておきましょう。割とあっという間に「ジジイ」になります。また、今回のエピソードは、史上唯一スタープラチナが遠隔操作型っぽく起動したシーンでもあります。近距離パワー型のくせにテレビとかラジオとかどっから持ってきたんでしょうね。このときのバージョンのスタープラチナの方が強かったんじゃなかろうか。

 とにかく暑苦しく、原作に忠実に。これを守ってもらえれば好評だった1部2部と同じように、かなり盛り上がるアニメになるんじゃないでしょうかね。となると、問題はどこまで忠実に作る余裕があるか、ということ。1部2部に比べるとどうしても長くなってしまうこの第3部。しかし、ファンからすれば無駄なスタンドなんて1体もいないわけで、シナリオをはしょられても困るので、出来れば長い時間をかけてじっくり作って欲しい。幸い1話目の進行は(あの濃さでも)そこそこゆっくりだったので、全体の尺もそれなりにキープ出来ていると見ていいのだろうか。まぁ、最悪ホイルオブフォーチュンくらいなら削ってもいいけども……(アラビアファッツは削ったらあかん、キチガイみたいに笑う承太郎が観られるのはあそこだけだから)。

 そしてキャスト。石塚ジョセフはかっ飛んでて好きなのに加えて、実は案外杉田ジョセフとも繋がってる感じが好き。別に声が似てるわけじゃない気がするんだけど、なんか不思議と連携感がある。また、最初に発表されたときにはどうなんだろう、と思ってた小野D承太郎も、こうして見ると実は割とハマリ役。個人的には梁田版承太郎の印象が強すぎるので軽いイメージだったんだけど、冷静に考えてみりゃ、承太郎ってまだ高校生なんだよな。梁田さんだとちょっとドスが効きすぎてるんやな。頑張ってお仕事全うしてくれ小野D。その他アブドゥル、花京院と良い味が出てるし、当然のことながらDIO様もナイス。子安ディオは1部ももちろん良かったけど、やっぱりちょっとお茶目になっちゃった3部DIOのために用意された声だよなぁ。さて、残りの面々はどんな声になるのかなぁ。1つ目の山場はラバーソウルかな。あと、ミドラーにヘップバーンを起用できるかどうか(やべぇ)。

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○「魔法科高校の劣等生」 5

 今日も元気にラノベ枠。ただ、キャスト的にはどこかの高坂家のお兄ちゃんの印象の方が強い。あの次元で妹を選択したことを後悔した京介は、今度こそあやせを選択する新しい時間軸の創造に成功した。おかげで桐乃は影も形も無いけど、何故か黒猫と麻奈美だけは連れてきた。そんな世界。

 さておき、噂は何かと耳にしていた作品。当然、主に悪い方の噂であるが、まぁ、そもそもラノベにさしたる期待はしてないし、世に言うラノベ主人公なんて大なり小なりこんな感じのキャラ造形になってる気がするんだけどね。最近まで活躍してた第4真祖の古城君だってチート能力者だったのは事実だし。今作の場合は、中村ボイスであまりにもドヤ顔なのが笑える理由であって、シナリオラインに直接関わってヤらしくなっているわけではない(少なくとも、現状ではね)。イメージとしては結局克服出来なかった「境界線上のホライゾン」のイメージが一番近いかなぁ。そういやあれも小野学作品だったっけ。境ホラレベルだと予想しておけば大きく期待もせずに済むし、当たれば儲け物程度の認識で何となく観て行ければ大丈夫。むしろ押しの強いオリジナリティがあるなら、かえってそれを楽しめる可能性はあるよね。キャストが頑張ってくれればそれだけでも不満は無いのだし。中の人的には、上述の通りの修羅場キャストに加え、最近一押しの内山夕実が加わり、かなりがっつりと好みのライン。それにしても、この手の学園の中枢部には必ず麻里奈が潜んでる気がする。

 あと、オープニングテーマのLiSAが今回はかなりかっ飛んでいるのが楽しい。曲提供が田淵智也なのね。かつて知人が漏らしていた「LiSAがオープニング歌うアニメがどんどん劣化している……」という嫌なジンクスを、ここで止めることが出来るだろうか。まぁ、流石にアレよりは良くなるんじゃないかな……(切実)

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○「キャプテン・アース」 5

 銀河何少年が出てくるだろうと思ったら、じんたんが出てきた。いや、マジで似てないか。服装とか、あと声とか。

 いわゆる一つのスタドラスタッフの新作。スタドラはどえりゃぁ楽しいアニメだったのでこのアニメにもごくごく素直に期待がかかるわけだが、まぁ、スタドラが出てくるわけではないわな。綺羅星が見たいならスタドラを見直せばいいだけだし。こちらの作品ではサカナちゃんが歌ってくれるわけでもないし、綺羅星も銀河美少年も、情けない親父も出てこない。一言でまとめると「わけ分からん系1話目」だ。いや、スタドラも1話目からわけ分からんかったけども。

 いわゆるロボットものなので当然1話目は「ロボにのるまで」が語られるわけだが、その過程は作中の主人公同様に、僕らもさっぱり分からない。ギリギリ理解出来るのは、どうやらこの世界は宇宙の外に敵対勢力がいるみたいだぞ、ということと、主人公の父親はそれと戦うために活動していた宇宙飛行士であり、過去に殉職してしまっているということ。そして小山ボイスのおっちゃんがその仲間で、宇宙人対策チームとして活動しているらしいこと。その他の情報は全て謎。主人公の性格設定すらよく分からない。今回のクライマックスは最後に用意されたロボ発進シークエンスなわけだが、一体この宇宙で何が起こっているのか、想像もつかない。宇宙メカ、なんか色んなとこで合体しすぎである。全部のパーツを高速移動中に付け加えていき、最終的にはザメクばりのずんぐりむっくりになるのはちょっと笑った。いや、最初から全部つけて出撃しろよ。なんで流れ作業なんだよ。いや、恰好良かったけども。

 ボンズが誇る精鋭部隊の仕事ということで、当然画面は綺麗。ロボ発進のシーンはどれもこれも手が込んでいて、ありがちな発射シーンにならないように色々と趣向が凝らされており、じっくり見てると色々面白い。1つ1つの特殊効果も、きっと設定的な意味があるのだろうし、今後はそうした1つ1つの「宇宙的ギミック」の意味が分かっていくにつれて面白さが増していくんじゃないかという期待が持てる。いや、ひょっとしたら全部訳が分からないままで突き抜けて、最終的に「何がロケットだ馬鹿馬鹿しい」とか言われる可能性も無いではないが、今作は多分それなりにシリアスな空気のままで展開するだろうし、おそらく割と真っ当な「宇宙戦争もの」として進行するんじゃなかろうか。でないと死んだ親父さんも報われないからね。まぁ、あの親父さんの殉職シーンが一番謎な気もするんだけども。親父さんが突貫するときに乗ってたのってどう見てもロケットの先端部分なんだけど、あそこって有人操作にする意味あんまりないんじゃねぇの? それとも、あそこから改めて変形して戦ったのかな。親父さんの時代には宇宙に行くのに「種子島からロケット」というやたら現代的な方法を使ってたくせに、何故か宇宙空間に巨大空母があるのも謎である。どんな技術設定なんだろうな。

 まぁ、分からないことは分からないでしょうがない。ここから「わけ分からんけどすげぇ!」というスタドラ路線になるのか、「なるほど、そういうことだったのか」と納得させる展開になるのか。まー、榎戸さんのことだし、全部が全部「なるほど!」にはならないと思うんだけどね。盛り上がってくれるなら何でもいいや。

 中の人的には、じんたんがめんまを起こしに行くところから始まったのがちょっと笑ったのだが、それ以上に宇宙空間で鈴村夫妻がいちゃついてるのが楽しかった。外野から「良い関係なんじゃないの?」とか言われてて「いや、そりゃそうですやん」って思いながら観てた。あの夫婦ってこの業界では珍しく、割とのろけてるのを隠さない夫婦なんだよな。五十嵐卓哉監督作品には坂本真綾は不可欠なわけだが、今作でも良い仕事してくれそうで楽しみです。

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○「健全ロボダイミダラー」 6

 しょうもなwwwwほんとしょうもなwww。どう考えても点数あげる作品じゃないけど、オープニングご祝儀やで。放送後は絶対点数下げる自信がある。

 開始2秒で乳首。事前情報など一切無い状態で視聴をはじめたので「ん?」ってなったんだけど、その後オープニングロールで「シリーズ構成・吉岡たかを」の文字を見て全てを察する。当然、「キャラクターデザイン・ごとうじゅんじ」「監督・柳沢テツヤ」と続く。OK,全て把握した。つまりは「ハイスクールD×D」の3期が始まったってことだね。通りで日笠が馴染むわけだ。

 しかし「ハイスクールD×D」のエロ恥ずかしさよりも、こちらの方が断然好みだ。「エロ馬鹿」という言葉は普段よく使うが、この作品はどっちかというと「エロしょうもない」という方が正しいのではなかろうか。色々と諦めたような間抜けなネタ回しは、今時小学生でもようやらんようなものばかりだが、逆になんだか懐かしい。もう、ハレンチ学園とかまいっちんぐマチコ先生とか、そのあたりのレベルまでいっちゃうんじゃなかろうか(まぁ、どっちもまともに見たこと無いけど)。そして、エロと両立させている(?)売りは当然タイトルから分かる通りに「ロボ」なわけだが、どう見ても先行者なロボのしょっぼいデザインはなるほど笑える。格好良さとは無縁の、子供の工作みたいなデザインが必死で動き、必死で戦う様子はいっそ清々しさすら感じられる。恰好いいメカ戦闘、流れるようなCGワークなどとは無縁の、「たんにでかいものが動いているだけ」という戦闘シーンは、荒っぽいからこそ独自の味になっているような、そうでもないような。少なくとも、決して悪いものではない。あとはもう、この昭和テイストのノリに飽きるまで付き合ってあげればいいと思う。このスタッフに求められているものは、多分本人たちが一番知っているのだから。

 中の人については、「安定の日笠、黒髪巨乳」というところを中心にするが、本作で一番最初に台詞を発したのが子安だったところも笑いどころかもしれない。そして、何故かこの手のエロ馬鹿作品には未成年が起用される条例違反じみたキャスティングが狙い目らしく、今回は顔すら出さなかったオペレーター役、そしてエンディング歌唱に木戸衣吹、大橋彩香、田所あずさという未成年トリオが採用されているのである(田所はギリギリ成人してるか)。酷い起用だが、若手注目株をまとめて3人も引っ張ってきているあたり、スタッフも分かってる感があるよな。そして、何よりも今作のテンションを上げたのが謎のオープニングであろう。今から練習して、さっさとカラオケで「みだら!みだら!」のコールを巻き起こしたい。歌っているのは遠藤正明だが、何故か訳の分からんおっさん連中を引き連れた「遠藤組」というユニットになっており、メンバーがbamboo、やまけん、そして鷲崎健。なんやねん、この誰得っぽくみせといて、実は無駄に歌が上手い連中を集めたおっさん軍団は。

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○「金田一少年の事件簿R」 4

 一体何年ぶりかと思ったら、元のシリーズの放送終了は2000年とのこと。もう、14年前なのかよ……いや、その後もちょこちょこOVAとか、ドラマとか、色んなメディアで展開し続けていたのであんまり懐かしい感じもしないのだけども。

 旧版についても、実はほとんど見ていない。「晩ご飯中はアニメとか見たらアカン」みたいな家庭だったから見られなかったってのもあるし、そもそも、当時原作ファンだったけどわざわざそれをアニメで見る必要性を感じていなかったからだ。あと、ドラマ版で懲りてたっていうのもある。おかげでアニメ版金田一については「懐かしいなぁ!」みたいな感情は一切無いし、今ではもう「ファン」とは言えない状態なので、あんまり食指が動くわけじゃない。

 1話目からよりによってこの事件っていうのもなかなかのチョイスだが、勝負のポイントの1つは続く番組であるコナンとのある程度の差別化な気がするので、いっそ無茶苦茶な事件を持ってきた方がいいのかも。あの当時はまさか後発のコナンにコンテンツとして追い抜かれるとは思ってなかったのだが、今じゃコナンはすっかり読売の看板、ルパンと共演出来る人材になってしまったからなぁ。隔世の感があるよ。

 アニメとして見たらすごい普通。キャラデザに関しては、原作絵も時代を経てかなり変わっており、最近の絵柄に寄せた造形にはなっているが、基本的な色彩設定や構造は当時のアニメとほとんど差はない。つまり、特に新しく見始める誘致要因はない。原作知らない人なら見てもいいかもしれないけど、既読の人間が今更これを見るのか、というのはやや疑問。最近の金田一はシナリオもしょうもないから、ダラダラ見てても得られるものが少ないんだよな……観るかな……まぁ、暇なら。

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○「selector infected WIXOSS」 5

 アニメイズム二本目(枠的には3本目?)。最近はなるべく新番組の情報を集めず、ただ無心に右からきたアニメを左に受け流しつつ見るようにしているが、これまた全く予測がつかないオリジナルっぽいのが来たな。

 舞台は、「女子高生たちが学校でも平気でTCGに興じている」という夢のような世界。わぁい、おじさんとMagicやろうよ。いいよ、何回マリガンしてもいいよ。うん? 違う? Magicじゃないの? あぁ、最近の腐女子はヴァンガードとかやるみたいだし……そういう……。しかし、残念ながらこの世界のカードゲームはまだ発売すらされていない謎のゲーム。商品名は「ウィクロス」と発音するようだが、そのつづりだとどう考えても「ウィクソス」じゃないかな。細かいこと気にするなって? いや、いいけどね。買わないからね。そんな舞台で、実際に生きているカードを拾っちゃった冴えない女の子がカードバトルを通じて友情を育み、カードの中の子とも友情を深めあう物語。……うっ、頭が……ステゴロ最強? 三行半? 何のことだ? 今よ!

 そんなファンタジッタッドーな世界であるが、どうやらゲームの影にはそんなファンタジったイメージではなく、割とドライな利権も絡んでいるよう。「ゲームで勝てば願いが叶う」というマルチ商法のような怪しげな文言で世界中の女の子を戦いに巻き込む魔のゲームだ。3敗すると終了らしいので、6人でドラフトしても大体半分が脱落だ。なんでプレイヤーが女の子ばかりなのかは謎だ。アイカツですらおっさんが出来るんだから、この手のゲームってのはどれだけ女性向けに作っても男の方がやりこむことになると思うのだが、何故かこの世界の男はゲームをプレイしない。多分、あの生きて動くカードを男は見ることが出来ないんだろう。選ばれた女の子だけがプレイ出来る夢のゲームだ。ただ、この手のアニメにはありがちな話で、細かいルールなどはさっぱり分からない。初心者である主人公に対して、なされたアドバイスはたった1つ「名前を呼んで!」だけだった。なんやねんそりゃ。なのはとフェイトちゃんじゃないんだから、そんだけでゲームに勝てたら苦労しねぇよ。……勝てそうでした。あやねるボイスの子、いきなり初心者相手にシャーク行為過ぎるだろ、と思ってたら、あわや負けるところだった。どんだけ弱いんだ。初心者狩りだけを生業に今まで生き抜いてきたタイプか。まぁ、どう考えても主人公が手に入れちゃったタマのカードがチート(バグ?)くさいのだが……ここからもう少し突っ込んだルールとかが説明されない限り、単に「強いカードだから強かったんや!」という酷いバトルが続きそうである。まぁ、見た限りタマは世界征服くらいなら軽く出来そうな声してるし、機嫌を損ねた幼女はきっと恐ろしいのだろう。どうせファンタだって試合のルールさっぱり分からなかったしな……そんなもんでしょ。細かくシナジーとかデッキテクを解説されても盛り上がらないからな。

 文句は言ってみるものの、実際の試合以外のシーンなんかはアニメとしては平均点か、やや上くらい。特にオープニング映像は非常によく出来てて、ここから先のガチバトルでちゃんと見せ場があるかも、という期待は持てる。監督は佐藤卓哉なので良くも悪くもあんまり印象は無いのだが、脚本が岡田麿里っていうところがなかなか興味深いところ。1話のクオリティが維持出来れば、最低限の面白さは期待しても良いかもしれない。女の子のビジュアルは割と可愛いしね。

 あとはまぁ、中の人エンジョイでいいのではなかろうか。メインヒロインに加隈亜衣ちゃん、そしてその手駒のタマはご存じ久野美咲。この幼女は危険だ。そこにあやねるボイスの適当な友達が加わり、その手綱を川澄綾子が引いている。次回予告ではかやのんボイスも漏れ聞こえて来たぞ。これは割と好みの配置だ。あと、映像が良かったオープニングだが、曲も割と好き。分島花音は元々個性がどぎついアーティストなんだが、いよいよもって遠慮なく前に出てくるようになってきた。なかなか楽しみだ。

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○「悪魔のリドル」 4

 まだ冬番組も終わりきっていないというのに……新番組は容赦無くやってくるのだよ……今期こそは視聴本数減らす、絶対減らす(N年連続N回目)。

 そんなこんなで、今期は地上波のアニメイズムがトップを飾ることになった。そこで始まった新番組だが……うん、ヨクワカンナイ。最近の日本は暗殺がブームなのかい? ジャンプでもチャンピオンでも暗殺してるじゃないか。物騒だね。しかも、このアニメの場合はどのあたりが暗殺なのかよく分からないしね。一切闇に紛れる気なんて無さそうな派手な女の子しかいないしね。女の子ばっか集めるんだったら暗殺じゃなくてハニートラップの方が早くないかな、エロそうな娘も多かったしさ。

 ざっくり言うと「よく分からない系」の1話目だが、いわゆるラノベ作品の「世界設定が文字で見ないと分かりにくい」とか、「とりあえず1話目はばんばん迫力ある戦闘シーンだけ見せて引っ張っておくから、世界説明は2話目以降な」みたいな分かりにくさじゃない。なんか、言ってることがいちいちピンと来ない。「暗殺者を集めて養成するクラスがある」←ギリギリ分かる。「ターゲットはクラスにいる」←? 「でも最初は誰がターゲットかは暗殺者側には明かされない」←?? 「でも、なんかクラスに集まってる連中はみんな目星つけてる」←??? 「なのに、なんか一番クールぶってる主人公が早速情にほだされてる感がある」←????。

 どういうことなんだろう。昨今人狼がやたら流行ってたから、人狼みたいなことをクラスメイトでやらせるってことかな。でも、それだとルームメイトがターゲットって即バレしたらまずいよね。「どうせ全然違うってオチだろ」と思ったら、なんか上層部の動向からしてあの子(CVひーちゃん)が殺しの対象で正解っぽい感じになってんだよね。何そのゲーム。何の目的でわざわざ物騒な女の子が集められてるの? 意味が分からない。余興的なことなら、さっさと殺し合いさせりゃいいのに、何故かちゃんと「暗殺者基礎訓練」みたいなのもやってるし。謎が謎を呼ぶなぁ。まぁ、まだ1話目だからってのもあるんだろうが……いまいちどこから入っていいのか分からんかったぞ。

 製作はディオメディア。スタジオ独立直後の不安定さからは解放されたディオであるが、どうも「監督・草川啓造」とセットになると途端に雲行きが怪しくなる。草川さんは元々嫌いな監督じゃなかった(何しろあの「なのは」を作った人)はずなのだが、最近はあまりフォロー出来ない戦績。ディオメディア製作だと「カンピオーネが異世界から来るそうですよ?」と言われる。その後も草川さんは「幻影ヲ」云々とかだしなぁ。うーむ、今作は列挙したような馬鹿バトル要素も控えめだし、もう少し腰を据えて作ってくれる可能性もあるのだが、1話目のぽかん度合いは不安を助長している。そもそも「原作・高河ゆん」ってどうなんだ。この人って絵を描くのが専門じゃないのか。更に原作コミック2巻まで発売ってどういうことだ。アニメにするような話数ストックないやろ。何が起こんねん。不安しかないよ。

 というわけで、あんまりアニメの中身に突っ込まずに中の人トークに逃げよう。主人公は、最近ちょこっとだけ名前を見るようになった諏訪彩花。まぁ、ダウナー系の主人公なので上手い下手はあんまり分からない。そもそも誰だかよく分からない。回りを取り囲む面子はサポートのひーちゃん、それにナンジョルノを除くとストライクゾーンからちょっと外れるくらいの面子であり、みさわさんとバウムが一緒にいるのが何となく香ばしくて良い。バウムは今回二重人格キャラですか。昼バージョンの方は何か笑えるくらいはまってたけど、夜バージョンではじけた時にどうなるかが興味深い。

 まぁ、個人的には一番の声優関係の話題はオープニングをまれいが歌ってるってことなんだけどね。元々器用な子だし、色んなところでキャラソンとか歌ってるから特に新鮮な感じはしないんだが、相変わらず安定しすぎてて怖い。

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○「ハピネスチャージプリキュア!」 5

 時代は進み、プリキュアはまた始まる。今作はプリキュア11作目。なんかカウントがおかしい気もするが、これが「10周年記念作品」であるそうな。確かに初代プリキュアがスタートしたのが2004年からなので別に問題無いわけだが、なんか変な感じがするよね。ボウケンジャーとかゴーカイジャーとか戦隊は「〜作目記念」っていうカウントになってるからなぁ。ま、戦隊はいきなり1作目で2年やってるからな。

 とにかく、年に1度の更新である新プリキュア。今回はキャスト的には私は至極冷静な状態でスタート。中島愛、潘めぐみという、謎のダブルメグミ体制で主人公の名前までめぐみという、非常にめぐまれすぎたプリキュア。流石に主人公と中の人の名前が一緒ってのは初めてのことだが、別にWUGとは一切関係はない。中島愛もここでプリキュアをゲット出来るなんて出世したなぁ、と一瞬思ったが、考えてみればプリキュアのメインって出世の象徴ではないよな。そもそも過去の主人公やった人もそれをきっかけに大ブレイクとかしてるわけじゃないし。ここ最近は僕らにお馴染みの名前がメインでクレジットされることが多かったので、多少キャリアの少ない人間が抜擢されたのは「フレッシュ」以来ってことになるかな。歌手活動には一旦蹴りをつけたわけだが、ここでもう一花咲かせられるかどうか。

 そんなメグミ印のプリキュアは、テイストとしては「ハートキャッチ」がかなり近い。ディレクションが長峯さんだからなのだろうけど、青い子がアホなところまでそのまんまだし、ギャグをやるときのテンポも非常に近い。「ハトプリ」は確実に一定以上の評価は得ている作品なので、似たテイストのこれがどこまで伸びることになるのか。いや、1年続く長期シリーズの1話目だけで何が分かるかって言われたら、特に分からないのだけど。個人的には、演出的には安心して見られるかと思っていたのだが、なんだか前後の繋がりがちぐはぐなところがあって、意図的に何かを隠そうとしているのか、それともうまいこと演出が伝わってないのか、ちょっと気になる部分があった。たとえば主人公が家に帰って母親と会話するところで、母親が「今日もクリームシチューにしようかと思って」となんだか引き笑いみたいな表情を見せていたのだが、その理由がよく分からない。そして、小さい女の子の帽子を取ってあげるところでも、まず「靴は脱いでから入れよ」と思う。靴をぬらすことで「利他主義」「自己犠牲」を強調する意味があるんだろうけど、なんだか不自然なんだよね。そういうところのシナリオラインで横着したら駄目だと思うんだけど。まぁ、重箱の隅かなぁ。後は新しいキャラクターデザインに慣れるまで待ちましょうね。青の子の眉毛、太すぎないか?

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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