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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「魔王の娘は優しすぎる!!」 4 今作における最大の気づきは「ジャヒーって一般名詞だったんだ!」ですね。……いや、一般名詞ってのもおかしな話だが、ゾロアスターに厳然と存在する魔人の名前だったんですね。存じ上げずに失礼しましたジャヒー様。ということで、この国における二大ジャヒー声優はそらそらとへごです(優しすぎる!)。 もう、久野ちゃんに全のっかりで全てを託しちゃったアニメ。久野ちゃん無しでは成り立たず、久野ちゃんだけで1クール支えられるかと言われたら流石に流石に。なんか「激しいはずの魔王との戦争の裏でこんなおとぼけエピソードが」っていう構造はどこぞの拷問が捗る姫様のとこの漫画とだいぶ被るのだが、この手の「勇者×魔王ギャグ」みたいな媒体はだいぶありきたりになっちゃったし、あんまり類型化してもしょうがないのかしら。とにかく「あんまり新鮮味はないなー」からスタートして、その後もただひたすら久野ちゃんの無垢さだけで勝負する内容なので、正直ものの5分で飽きてしまった(かくれんぼの歌パートあたりがだいぶきつかった)。 正直、言うほど悪い要素もないとは思うんですよ。かつてはクソアニメの保証書みたいな存在だったEMTスクアードも最近はそこまで地獄のようなラインナップにはなってないし(日本のアニメになろうが多すぎるのが悪いだけだし)、監督が太田雅彦なのだからギャグベースにアニメのテンポ感は手慣れたもの。真ん中にジャヒー(へご)のツッコミを置いてまわしていくほのぼの不条理ギャグはコンセプトとしては成立していると思う。でも、やっぱ退屈。何でもかんでも幼女の無垢さで許されるかというと、そうもいかないのだよ。こっからどんだけギャグのバリエーションが増やせるかの勝負だが……。 あとね、もう1つ気がかりなのは、設定の都合上、本来ならダークな世界観も設定されているはずの媒体でのギャグなのでなんか綱渡りの感覚があるのよ。たとえばさ、今回村の婆さんたちと仲良くなったわけじゃないですか。この婆さんたちは相手が魔王の側近だとか、愛娘だとかいうことを知らずに接してるわけでしょ? なんかの拍子に「こいつ、あの大量虐殺をやらかした魔王の娘だぞ」ってバレたら、一気にヘイトが向いて殺されかねないわけですよ。そういう側面は一切見ないのだよね。……いや、そういうネタだから気にしてもしょうがないんだけど。なーんか引っかかっちゃうのよな。 ……最近は太田雅彦もクソアニメ請負人みたいなニュアンスが出てき始めたの勘弁して欲しい。あとオープニング歌唱のキャリさんも……頑張って……。 PR ○「貴族転生 〜恵まれた生まれから最強の力を得る〜」 3 もう、意外性もなんも無いじゃん。恵まれてんのかよ。単なるマウントプレイやんけ。 全然覚えてなかったのだが、どうやら今作の作者というのは名誉なろう作家であるらしい。Wikiを見に行って初めて認識したのだが、なんとアニメ化された作品が今作で3本目!! もう、どんだけ私がこき下ろしたところで大勝利で大人気の大作家である。当然のように過去のアニメ化作品について何一つ覚えちゃいないが履歴を確認してもやしダンジョンの話だけなんとなく思い出した(2作目は途中で視聴を切ってるからもう知らん)。今回も見事に期待を裏切らないぐだぐだなスタートっぷり。新番チェック時点での評点が絶対に4以上にならない作家って、ほんとすげぇと思うよ。 今作の場合、まず映像はギリ。最初は「あれ、案外悪くないか?」と思いながら観ていたのだが、途中からちょっとずつシオシオになっていき、魔剣レヴィアタンとの契約シーンとか、その後の悪徳領主の首ちょんぱシーンとか、もっと迫力のある描写にしてやれよ、っていう大事なシーンがスカスカ。最近は諸々の技術の発達のおかげか背景だけやたら描き込みが多い作品が増えたので雰囲気で誤魔化されがちだが、人間が多く出てくるシーンなんかでは限界が見えやすい。いや、頑張ってる方なのかもしれんが、積極的な評価は難しい。 ただ、今作に関しては映像部分の良し悪しはおまけみたいなもんで、やはり筋立てそのものがどうにも受け入れられない。最初に突っ込んだ部分だが、ハナから恵まれてるやつなのかよ、っていうのが意味わからんよね。転生ものについてあまり理解を示すつもりもないが、最低限「転生前と後」の差があるからこその設定なのに、今作は転生前についてまだ何も明かされていない。どうやらいわゆる現代人の転生ではないらしい(転生直後にステータスオープンされてもなんの違和感もなかったのだから、転生前もステータスオープンできる人物だったはずだ)。なんで転生させたん? そして「恵まれた生まれ」である貴族の表現がTwitterで政治談義してる引きこもりみたいでなんとも虚しい。炊き出しに出向いて「中抜きだー!」って喚いて武力行使。ほんとにそういうヒーロー像を夢見た人間しか納得できない描写だろうよ。まぁ、やってることは日本古来の水戸黄門フォーマットだと言われればそれまでかもしれないけどさ。それを6歳児にやらせる意味が分からんのよね。なんで転生する必要があったん?(2回目) まぁ、多分なろうの最初の契約書とかに「主人公は転生させるものとする」とか書かれてるんでしょうね。もう、しょうがないのよ、これは。 ○「死亡遊戯で飯を食う。」 6 まるで1本の劇場作品を観たかのよう。今期2本目の1時間スペシャル作品だったが、これは確かに1時間必要なお話。 最近は忘れがちな設定だが、私は基本的にデスゲームが好き。多分その興りは「バトルロワイヤル」なのだろうが、その前の「カイジ」とかにも影響は受けているかもしれない。何かしらのゲームに命をかけて謀略をめぐらせながらギリギリの生存競争を演じるキャラクターたちを見るのは大好きだ。ただ、最近そんな設定が下火だったのは、どうしても形ばかりで適当なデスゲームばかりが増えてしまったため。最近はそうでもないかもしれないが、一時漫画業界にデスゲームバブルみたいな時期があり、猫もしゃくしもデスゲーム。ほんとにえーかげんな生き残り競争があまりに多くなりすぎて、「しばらくはいいよォ」と食傷気味だったわけだ。 今作は22年からスタートしたラノベが原作だそうで、そうしたデスゲームバブルを経験した後の時代の作品らしい。当然私は原作には触れたことがないし、この後どういう展開になるのかなんてさっぱり分からないが、少なくとも単発のアニメとしては各所に評価できるポイントが散りばめられた良い1話目だったんじゃなかろうか。 まず開始一発目の画面からして印象的な画面構成。今回は「やたらゴシックなお城からの脱出」というテーマなので背景美術とキャラの融合がカギとなるが、キャラ絵がだいぶ極まったデザインになっており、1つ1つのシーンが本当に一幅の絵のようである。監督の名前、どっかで見たことがあると思ったら、なんとあの「義妹生活」の監督じゃないですか。そりゃ納得です。今作は流石に「義妹生活」ほど1人のキャラクターの心情の機微を追う展開にはなりそうもないが、しっかりと画に意味を持たせた演出技巧が光るのは明確に良いポイントだ。制作はDEENなのだが、動画の枚数を減らしてでもガツンと止め絵のインパクトで勝負しにいく路線であればちゃんと実力を発揮できるようだ。なんか、そういう観念系のアドベンチャーゲームの画面を見ているみたい。 「デスゲームとしてのクオリティはどうか」と問われると、そこはまだ保留かな。正直、カイジみたいなほんとに心理戦の極限まで戦えるようなゲーム設計ってのは簡単にできるもんじゃない。込み入ったキャラ間の関係性をみっちりと描く「バトロワ」の緊張感もずっと持続するものではない。どこかで「えーかげんな」設定ってのは出てきてしまうもので、今回でいえば最初にコクトーが殺された時のトラップは「どっから何が飛んできてん? 避けようないやんけ」ってんでちょっとがっかりはしたのだが、デスゲームってのは狡知と理不尽のバランス感が大事ですので。今回ユーキ(幽鬼)が生き残れたのだって結果だけ見れば単なるラッキーなのだから理屈も何もないのだが、途中の分割ノコギリルームの演出とか、「エグさ」優先で描かれた場面を見れば今作はどっちかというと「狡知」よりも「理不尽」に寄せた作劇。いっそのことゴリゴリに無慈悲な方向に舵を取ってくれた方が噛み合いは良さそうだ。ラストのユーキの判断も含めて、今後とも胸糞悪いドラマに期待したい。 ○「綺麗にしてもらえますか。」 6 このアニメを観て、最初に抱く感想はみんな一緒ですよね。そう、「鈴代紗弓フィーバーがとどまるところしらねぇな」。キャラのレンジも順調に広がってるよね。 ちょっと悩んだが、周りにある他作品との雰囲気の差別化が図れていることに期待も込めてちょい加点。個人的にはこの雰囲気の果てにたどり着いたエンディングが清浦夏実だったのがとても評価が高い。ジャンルに名前をつけるのが難しいが「お仕事日常もの」とでもいうべきカテゴリだろうか。ただゆったりとした空気の中で街の日常が通り過ぎていく様子を描いており、古き良き日本の人情物語を予感させる。まぁ、主人公がおっぱいばっつんなおねーちゃんなのは逆に勿体無い感はあるのだが、その辺は「原作がはっとりみつるならしょうがないか」くらいの印象。振り返ればはっとりみつるって「ウミショー」「さんかれあ」に続いてこれで3作目のアニメ化なのか。地味だけど結構なヒットメーカーだよな。 原作についてはさっぱり知らなかったが、掲載誌は「ヤングガンガン」。すでに連載は終了してコミックが全11巻で完結しているとのことで、アニメ1クールでどうこうなるものではないだろうが、何かしらの着地点を見出すことはできそうなので先行きの不安は少ない。その上ではっとりみつるのストーリーテリングはそれなりに信用してもいる。まぁ、「さんかれあ」の場合はどっちかというと畠山守という稀代の映像作家に巡り会えた衝撃の方がデカかった気はするが。とにかく、大崩れはしないんじゃないかというイメージはある。 あとはもう、「クリーニング店」というテーマ選びがどの程度刺激につながるかですよね。正直、1話目時点ではそこはちょい不安要素ではあるんですよ。だって我々素人はクリーニング店の特殊技術についてなんて何も知らんからね。そして、それをいかにアニメで表現しようとも、結局は「ほら、汚れが落ちました」だけじゃ画面へのインパクトは足りない。そう考えるとこの業種自体が持つ「絵的な」旨みというのはかなり薄いとは思う。ただ、ドラマ作りという点で見れば、我々が「そういやクリーニング店の日常なんて何も知らんし、どういう人たちが何を持って訪れるかもあんまり気にしたことなかったよな」ってのは「日常風景の盲点」みたいなところがあり、ここからうまいこと膨らませてちょっとした刺激を含んだヒューマンドラマに繋げられそうな期待はある。 今期はこういう「今まで触れてこなかった文化」への接触を促すアニメが多く出てきてるのは興味深い。アニメ業界、責任を持って「埋もれた原作探し」をしてくれてるんでしょうかね。 ○「地獄先生ぬ〜べ〜(第2クール)」 ー 1クール休んで、すぐに再開された第2期目。これくらいの休憩なら前の話も忘れないので分割2クールでもセーフだが……まぁ、この作品の場合は「前に何してたか」はあんまり関係ないのよね。古い作品のくせして、昨今放送しているリバイバル作品の中ではいうほど古典でもないというのが現代アニメ業界の歪みを体現しているかのようである。 1期目がどうにもピンとこなかったシリーズなので、再開したところであまり心躍るものではない。スタジオKAIによる映像が、変なところでシャープな線になるのがあんまり作品の雰囲気とマッチしていない部分もあるし、根本的にどこかデザインが歪んでいるように見えることも多々ある。再開したこの「1話目(14話目)」については、よりによって「大人になったif郷子たち」というモチーフだったもんで、いつも以上にどういう線を拾えば正しいデザインなのかが分からずにふわふわした印象になってしまっている。いや、でも多分この線で描くなら小学生郷子よりもくたびれOL郷子の方がしっくり来る気はするけど。 エピソードとしてのボリュームは今回くらいのお話だとちょうどいい。興味深いもので、原作連載時には毎回同じページ数で展開されたであろうエピソードの数々も、アニメにして30分の放送枠にあてはめると間延びしてしまったり、詰め込み過ぎだったりと密度が異なるもの。今回のお話は「パラレルワールドに飛ばされる」という突飛な設定にもかかわらず、肝心の妖怪退治はあっさりしたものだからうまいことバランスは取れている。また、別世界に飛んだ郷子からこれまでのぬ〜べ〜の活躍を回想してもらうことでやんわりと1期の復習になっているというのも構成上は悪くないチョイス。こういう細やかな心遣いが行き届けば、全体的なシリーズのクオリティもちょっとは押し上げられるのかも。 メインシナリオはこの2クール目で全部やっちゃうんでしょうか。どうまとめ上げるかは気になるところですな。 ○「29歳独身中堅冒険者の日常」 5 全くもってそそられないタイトルになろう味を感じるが、実際は「別冊マガジン」連載の漫画作品だそうで。むしろなろうだったらこんだけそっけないタイトルにはならないのかしら。 今作における「29歳」はいったい何の指標なのだろうか。これで「おっさん」の基準がアラサーだと言われたショックすぎるのだが、作中ではそこまで「おっさん」扱いされてないし、純粋に主人公・ハジメの身の上を表すだけの言葉だと信じたい。そしてそんなおっさんに片足突っ込んだ状態の地味な冒険者がその日暮らしでゼニこ稼ぐ様子なんて見てても全く面白くないってんで、なろう的お約束「1話目で女の子を拾う」を展開。さらにその女の子は夜になると急成長しておっぱいがでかくなるサキュバスだったなんて露骨すぎる要素も加わっており、普通に考えたら「ハイハイいつものだね、グッドラック」でおしまいである。ただ、今作においてはそれだけあけすけな設定を開陳しつつも、一応は次週以降に繋がりそうな要素で徳俵いっぱい、ギリギリ踏ん張っている気はする。その要素をちょっとずつ見ていこう。 まずは映像部分、制作はHORNETSという聞いたことのないスタジオで、もともとSynergySPからの分派とのこと。1話目時点でキャラ絵などが若干怪しい部分もあり、決して恵まれたスタートにはなっていないのだが、限られた作画リソースに自覚的なのだろうか、要所で思い切ってキャラのどアップを描き込むことで印象的な表情芝居を実現しており、デフォルメとのテンポの良い入れ替わりも含めて、決して不快な画面にはなっていない。まぁ、ここからスタミナ切れを起こしてしまう残念パターンも大いにあり得るのだが、少なくとも出だしで減点する必要はなさそう。 そしてお話の部分。「タイトルがどう見ても地味」ということは、当然その中身も地味。今のところ主人公にはチートも何も与えられておらず、持っているのは辛かった過去の記憶と、そんな生い立ちからくる生来のおせっかい体質のみ。そこに余計な設定などは加えられておらず、「こういう世界にはこういう奴もおるやろな」くらいで納得できる造形である。ロリっこ・リルイに関しても(サキュバス設定は余計だが)何も考えてないアホの子としてのキャラ、そしてハジメ同様に食えるか食えないかで彷徨っているギリギリの状況を子供目線で見た時の生存戦術など、それなりに納得いく部分は多い。唯一「こんなアホがこの村に来るまでどうやって生き延びてたんだよ」という部分は気に掛かるが、もしかしたらその辺の秘密も今後明かされるのかもしれないしね。あと、純正ロリの鈴代ボイスも珍しくて良い。 トータルすると、「面白くなるかと言われたら多分ならないけど、不快感がない間は見てもいいんじゃない?」くらいの着地点。今期は何本くらい視聴することになるか次第だろうな。 ○「アルネの事件簿」 5 このアニメで一番良かったところはどこかと問われたら、そりゃ当然「ぬっ殺された悪役の声」って答えますよね。1話目で無惨に殺されるのに最適な声です。 ということで誘致要因が1個減ってしまったことは残念至極だが……まぁ、様子見はできそうな1話目。制作はSILVER LINKだが、映像部分はそこまで悪くない。特にオープニング映像についてはなかなかセンスもよく、これから始まるシリーズに期待が持てる映像に仕上がっていた。元々この手の「モンスター大集合」ものは決して嫌いじゃないし、うまいことミステリ要素とホラー要素を混ぜ込んで独自の世界観を確立してもらえると嬉しい。 ただ、当然そこに「ミステリ要素」という言葉が出てくると懸念点もあるわけで……毎度お馴染み「アニメとミステリ、相性が悪い説」である。ただ、今作に関してはもはやミステリをメインで描こうという意識はなさそうなのよね。「父親を殺した犯人探し」という非常に重たいテーマだったにも関わらず、事件の推理や捜査過程は本当にいい加減なもので、結局は「現実の向こう側」が見えるかどうかだけの勝負になっちゃうからね。あんだけ「俺は探偵としてやっていくんだ!」って息巻いてたルイス君がさ、数ヶ月間根を詰めて捜査してたにも関わらず、最終的に得られた手がかりが「大柄な男が殺されてるんだから犯人も相応にフィジカル強いはず」だけだったのはどう考えてもポンコツなんよ。数ヶ月何してたんだよ。ほんでハンカチを見てそこでようやく何かに思い至るというきっかけもどうにもパンチが弱く、アルネたち御一行はルイスに「現実じゃ捉えきれない世界があるかもよ」とヒントを与えたわけでもない。つまりアルネは純粋に自分の発想を飛躍させて犯人に辿り着いただけで、シナジーはないのである(あと論理的な限定の納得感も無い)。 とはいえ、その辺については「まぁ雰囲気で見てくださいよ。今作の骨子はモンスターフェスティバルの方なんで」と言われたらそれはそれで納得できる。伝統的な「吸血鬼・フランケン・狼男」の組み合わせにプラスアルファなパーティ構成、ここから珍道中が始まるといいね。 ○「拷問バイトくんの日常」 4 相変わらずタイトルから中身が読めてなくて、「拷問みたいなバイトをやらされてる社畜のバイトバージョンみたいなやつ」のアニメかと思ったら全然違った。まぁ、この語形だと確かにそうはならんか。 というわけで拷問するバイトの日常を描いた作品なので看板に偽りはない。そして、そんなまっさらな看板を堂々とかかげられたところで、何をどう評したものかもよく分からず、1話目時点での感想は「よく分からない」で終わりである。うん、なんだこれ。 基本的にはマイナススタートなんですよ。一番あかんのは、「日常」要素が強すぎて「これ、なんでバイトの内容が拷問の必要があるん?」っていうところ。具体的な拷問シーンなんかは(描かれてはいるが)極力カメラを向けずにただひたすら「拷問してま〜す」という雰囲気だけで回しており、克明に描かれるのはそんなバイトに務める男連中の日常的な会話のみ。つまり、コンビニバイト君だろうが警備員バイト君だろうが葬儀屋バイト君だろうが中身が大して変わらないのである。 もちろん、そうして「日常」要素を強めに出すこと自体が「拷問」という血生臭い行為とのギャップを生み出し、そこに笑いの要素を見出そうという狙いは分かる。確かに淡々と拷問をこなしていくバイトたちの様子はどこかシュールではあるし、「なんて狂った世界なんだ」と思わんでもない。ただ、それにしたって出オチすぎるんですよね。こっから先で「拷問」の方にスポットを寄せていかないと、「バイトくんの日常」要素だけで1クールを走りきるのは流石に無理がある。でも、実際にはそのアニメが制作されているわけで、何かしらの「内容」が今後展開されるはずで、それがどんなものになるのか、1話目で全く読めないのだ。だから「分からない」になるのだが……うーむ、劇的な面白アニメになる気はあんまりしないけどなぁ。 一応、2つの側面からフォローしておくと、映像部分についてはあっさりながらも丁寧な仕上がり。監督が追崎さん、制作がディオメディアという布陣に関しても大崩れはなさそうなので、シナリオさえ膨らむならアニメとして面白くなる可能性はある。そしてもう1つ、「そういやちょっと前に面白くならんと思ってたらちょっと面白くなった野球場お仕事ものがあったよな……」という記憶。そう、「ボールパークでつかまえて!」も今作同様に1話目では「何をどう楽しんだらええねん」みたいなスタートだったが、終わってみれば存外ドラマが膨らんで楽しい作品になった。今作も、そうして何かしらの要素が付加されて盛り上がる可能性はあるだろう。まぁ、初っ端から野郎4人が雁首揃えてるだけなのであんまり華やかにならない気もするのだが……。 できればもっと精緻な拷問作品に……って、観たいかそれ? ○「真鎧伝サムライトルーパー」 5 化石掘り起こしプロジェクトの中でも「そんなまさか!?」な作品がこちら。ほんとに今のアニメ業界ってどういう力が働いているのだろう。 まず最初に「私とサムライトルーパー」について触れておくと、なんかちょっと、知ってる。世代は外れてしまっているのだが、私には姉がおり、その姉がおっかけていたのだ(姉はそういう人だ)。おかげでなんとなく画面は見たことがあるし、私の中で「サムライハート」と言ったらこのアニメのオープニングテーマであり、昨今、似たタイトルで全然違う曲が流れてくるのを聞いてもやっとしていたものだ(やっと言えたね!)。でもまぁ、別にアニメを追っかけてた履歴もないし、どんな作品なのかはよく知らない。幼い頃の微かな記憶に「主人公の赤が、なんか白い鎧で呪われて苦しんでるのが怖い」っていうヤなトラウマがちょっと残っている程度。 でもまぁ、放送が88年ってんだから当たり前ではあるよな……。ちなみに近いところでいえば「らんま」のアニメ第1作が89年らしいので同じくらいの時代感で同じくらい話題になってもおかしくないはずだが、流石に知名度が違いすぎるので今作を売り出していくのはなかなか難しそう。当時追いかけてたコアなファン層に再び見てもらうというのはだいぶ絶望的な気がするし、かといって新規の客層を拡大しようにも、我々としても「30年以上前の作品の焼き直し」という情報だけは知ってるわけで、「知らんアニメの続編とか見なくてよくね?」という判断が第一だろう。今作が結果を出すには、なんとしても現代のアニメ視聴者に見てもらい、「新作」として傷跡を残す必要がある。一応現代は海外ニーズという魔法の言葉があるので、ガッチガチに固めた「Yoroi」「Samurai」文化がどっかに刺さる可能性は僅かに存在するが……1話目を見る限り、そういう方向性に振り切ろうっていう弾けたタイトルでもない気がするんだよね。 まぁ、幸いにして「さっぱり興味湧かないわー」という切り捨てごめんな1話にはなっておらず、「サムライトルーパーだと思ったか? ただの雑魚モブだよ!」という一捻りが加えられ、一応2話目以降への興味を持続する工夫はなされている。制作は引き続きサンライズということである程度作画の品質保証もされているし、監督が藤田さんなので何かしらのフックは残してくれそうな可能性もある。まぁ、私の中で藤田さんってギャグメイカーなので、シリアスベースの作品にハマるかどうかは分からんけど。 追伸:昔カラオケにいって、うろ覚えで「サムライハート」を歌ってみたら幼少期のおぼろげな記憶だったはずなのに意外と歌えてちょっとびっくりした。子供の頃の記憶ってすごいよね。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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