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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「青の祓魔師 島根啓明結社篇」 ―

 私ごとで恐縮ですが、1話目の録画をミスった作品。ミスってしまった作品に限ってCSのリピートとかが無くて録画が叶わなくなるのなんなんでしょうね。しょうがないのでアマプラで1話目だけ視聴。まぁ、そこまで重要視してない作品だからエエか。

 重要視してないというか、しようがないというか……何でこのタイミングでの続編スタートなんでしょうね。確認したところ1期目が2011年、2期は2017年だそうで、マジで6〜7年置きで放送を続けてる謎の作品である。当然そんだけ間が空いたら元のスタッフなど集められるわけもなく、今回はスタジオも変わって全くの別作品に。ちなみに過去2作はA-1 Pictures(しかも1期は日5枠)のに対し、今回はスタジオヴォルンという、あんまりメジャーじゃないところの制作。幸い特段悪い印象もなかったが、私の脳の片隅に残るわずかな記憶では、確か日5枠だった1期は割と気合いが入ってる方の作品だった気がする。……「成れの果て」とならないように祈ってますが。

 まぁ、心配しているそぶりを見せつつ、ぶっちゃけ何一つ覚えてないから「知らん作品を途中から始められてる」みたい印象しかないんですけどね。何しろ2期の時点で既に「1期覚えてねぇよ」でしたからね。それでも偉いもんで、キャラの配置を見てると「あぁ、いたいたこんな奴ら」くらいの思い出し方はできますね。特にレアなのは梶くんの関西弁。っていうか全体的にキャストのベテラン臭がすげぇ。13年前は若手だった面々も、そりゃなぁ。クラスメイトのサブに中井・遊佐・梶ってすごすぎる密度だよな。あとメインヒロインがキタエリ。そんでイチオシキャラはサトリナにしちゃ珍しいはすっぱ巨乳のシュラ先生。おぉ、だいぶ思い出してきたな。

 とまぁ、その程度の付き合い方なのでシナリオがどう転がるかも分からんし、この先追いかけ続けるかは微妙なところ。「なんかもっとどろどろした印象の作品だった気もするが……」って首捻ってて思い出したんだけど、多分俺の中で「終わりのセラフ」とごっちゃになってた。ほら、なんかこう、剣で悪いやつを切る話だから(包含)。

 
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○「百千さん家のあやかし王子」 4

 考えてみりゃ、今年は「あやかしトライアングル」「AYAKA」ときて、これで3本目のあやかしアニメですね。いや、「AYAKA」は厳密には「あやかい」アニメでしたけど……いや、ほんと意味分かんなかったね。

 あやかしはあやかしでも、こちらは「王子」がついていることからも分かる通りに(?)少女漫画原作。連載誌は「ASUKA」とのことで、いきなり全裸の王子様と触れ合っちゃう飛び込み系女子のセクハラ模様が拝めるのは少女漫画ならではの展開である。まぁ、ベタな展開と言ってしまえばそれでおしまいで、正直言ってあんまり惹かれる部分はなかった。しいて印象が良かった点を挙げるならヒロインが割とまっすぐ気質で元気よくご飯をいっぱい食べてくれる子なのが可愛かったくらいだが……キャラデザ、というか全体的な作画クオリティがちょい怪しげなので、顔を見て可愛いと思えるポイントがあまり多くないのが残念なところ。

 そして1話目時点で作画に疑問が出るということは要警戒なわけで。何故か知らんけど相手の男が羽織ってる着物の柄だけやたらと作り込まれたテクスチャが貼られていて、そこだけ画面から浮いてしまっているのが変な感じ。「ここだけずいぶん気合い入ってんな」とポジティブな印象に繋がればいいんだけど、ほんとに文字通り「とってつけたような」色彩がそこだけデンと置かれているので、どうにもバランスが悪い。あと、テクスチャを貼り付けて「そのエリアだけ着物で固定して柄が動かないやりかた」(上手い表現が出てこないんだけどこれで伝わる?)って誰が始めたんでしょうね。私の中では元々シャフトが作ってたコラージュ映像の文化から生まれたものだという気がするんだが、最近はシャフトみたいに尖った映像演出をするスタジオ以外でも平気でそういう処理が出てくるようになり、「そういう映像が見せたいわけじゃないのにサボってる」ようにしか見えないのは単純にマイナス要素になっちゃうんだよな。

 まー、取り立てて見出したいポイントがなかったのでそんなところに噛みついてみただけなんですけど。多分ここから逆ハーレムが加速するだけだろうし、あんまり引きはなさそうだなぁ。あ、ちっちゃいあやかし連中のキャストがわちゃわちゃしてるのはちょっと面白かった。

 
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○「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」 5

 虎役のCV、過去の流れからして虎島貴明だったらおもろいなー、と思ってキャスト表を見たら、「武虎」って書かれてた。その手もあったか……。

 というわけで虎が目立つアニメだったが、サイズがでかいネコ科ってその分体毛もゴワゴワしててあんまり触り心地は良くないって話を聞いたことがあるんですけど、実際はどうなんでしょうね。虎とかライオンもモフろうと思えばモフれるんですかね。とかいう興味を刺激してくれる設定のアニメ。そして、実は今期は初となる、至極真っ当な意味でのなろう的異世界転生ものである。異世界に転生する方法、トラック以外だと過労死と通り魔しか選択肢がないので、どうしても異世界に転生したい人は交通量の多い都市部でのブラック企業就職がおすすめ。まぁ、その場合はゾンビに襲われるリスクもあるけど。

 「真っ当な」異世界転生ということは「退屈な」異世界転生とも同義であり、しいて面白かった点をあげるなら「転生の時の神様のCVが三木眞一郎なのはちょっとヤだなー」と思ったことくらいだろうか。あの神はあんま信用できない気がする。まぁ、無職転生のくじら神には負けるかもだけど。そうして「動物に好かれる」というある種のチート能力を持たされての幼児転生。そこからまだ3歳までしか成長していないというのにすでに物語が始まってしまった。転生者の中にはゼロ歳からでも平気で動き出す奴もいるので3歳くらいなら驚くことじゃないのかもしれないが、今作の主人公の場合はフィジカルにボーナス補正が入っているようには見えず、純粋に3歳時点でのボディで無双を開始している。キャラデザが「3歳にしてもちまっこすぎるだろ」というかなりマスコットに寄せたものになっているので、もふもふなでなでならぬコロコロぷにぷに具合がだいぶ強く、ケモノフェチやもふもふファンに色目を使いながらも、同時にロリコンにも何かを訴えかけそうな作劇。私の場合はここまで幼い子はまったくもってノーセンキューなのだが、加隈亜衣ボイスのロリっこはただ可愛いのでそれだけでも一定の存在価値はありそうだ。

 でもなぁ、結局はテイマー能力をチートで与えられただけだし、あとはどっかで見た展開にしかならない気がするが……アニメの画でもってうまいこと「もふもふ」の魅力が伝えられるようであれば一応はオリジナルの売り出し方ができるか。ということは、ライバルは「カワイスギクライシス」ということでよろしいですね? ……あっちも別に動物描写が可愛い作品ではなかったが……でも、「モフりたい」という欲求だけだとすぐにネタ切れになりそうな気もするが、そんなにいろんな動物が出てくるだろうか……ヘックリポンみたいなのがいっぱい出てきたらヤだな……。

 
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○「望まぬ不死の冒険者」 6

 史上3人目となるしゃれこうべ系主人公の作品。いやしかし、今作の主人公は生半可ではない。先人であるモモンガ様や骸骨騎士・アークさんは所詮ゲームのアバター。あんなもんはエセ骸骨ですよ。こちとら本物のアンデッドですから、真の骸骨魂を見せてやろうじゃないですか。まぁ、1話目ラストでもう受肉しちゃいましたけど……もっと頑張れ骸骨!

 というわけでアンデッドが主人公となるなろう作品。すでに先人がいるってことで髑髏フェイスの主人公もそこまで新鮮というわけでもないのだが、1話目の感触は割と良い。1つ目は映像の妙なこだわりの部分で、多分CG技術も使ってる感じのスケルトンのモーション作画が不思議とリアルである。いや、リアルなスケルトン見たことないから分かんないけどさ、ちゃんと「骨が動いてる」感じがあって面白かった。考えてみりゃモモンガ様もアークさんもせっかく骨ボディでゲームに飛び込んだってのにすぐにローブだの鎧だので隠しちゃってその動きが画面に出ることはほとんどなかった(モモンガ様はお色気たっぷりの入浴シーンとかありましたけどね)。挙句アークに至ってはふつーに肉とか食うし。髑髏の自覚が足りてない。その点、今作の主人公は動くことすらままならず、すっかすかの骨ボディをフル稼働させて動くコツ(骨だけに!)を掴むのに四苦八苦。そこからなんやかんやで一気に進化しちゃったのは最終的にはなろう的御都合主義の果てではあるのだが、そうして「絶望的な状況からスタートして段階を踏んで強くなる」という様子が見えるだけでも、なろう作品の中では飛び抜けて印象がいいのである。

 減点要素であるステータスウィンドウ、鑑定スキルも出てこなかったし、能力について何かタグをつける行為は冒険者ランクくらいか。自身の能力が半端に3つあるっていうんでちょっとチートの匂わせはしてしまったが、あとはいかにモンスターのボディと持って生まれた才能を掛け合わせるところに無理のない理屈をつけられるか。ちゃんとゼロから世界を生み出してる感はあるので、ここからある程度は納得できる冒険譚を描いてくれるんじゃなかろうか。まぁ、相変わらず世界には女の子しかいないみたいなパーティー模様だったが……。単なるハーレム作品に成り下がらないことを願うばかりだ。

 

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○「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました2nd」 ―

 サブジェクトが見にくいタイトルが続きます。そしてこちらは2期目とのことですが、当然(?)何一つ覚えちゃいません。「タイトルの感じからして、途中で切った作品なんじゃない?」と思って確認したらちゃんと最後まで観てましたね。自分の書いた感想を見て他人事のように「へぇ、そんな作品なんだぁ」って虚無の状態からスタートです。

 マジで1話目を観てもほとんど記憶が喚起されず、「なんかこんなアニメあった……か?」という不安なスタート。一応1期は2年前とのことで、久しぶりに再開するにあたって軽く世界設定の説明なんかを振り返ってくれていたので、いっそ新番組だと思って見守るしかないかもしれない。まぁ、その場合は「スタート時点から主人公の周りにハーレムができてる異常世界」になってしまうわけだが。一応、妹ちゃんの設定(とCV)を観て「あぁ、なんかこんな奴らおったな……」くらいはかろうじて思い出せたので、今後妹ちゃん周りの展開が中心になってくれれば多少は視聴も楽になるかもしれない。いや、観続けるかどうか知らんけど。

 でも、実のところあんまり大きな失点もないんだよな。ハーレム設定に辟易するのは致し方ないとして、戦闘シーンの描写とか、その他の進行にも大きな瑕疵はなく、案外普通のファンタジー作品として見られる状態。追放系なろうは追放のくだりが無ければもしかしたら大してヘイトが湧かないのかもしれない。あと、なんか花守ボイスの勇者っぽいのが出てきたので「あぁ、そういや花守ショタ主人公もちょいちょいいたっけ」と思ったけどこいつは2期からのキャラっぽい。もうわけわかめ。

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○「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」 4

 私が編集者だった場合のタイトル改訂案①「六回死んだ女」。有名作品を想起させることで売上倍増! タイトル改訂案②「猫の1/142857回しか生きてない女」。猫すげぇ!

 というわけでタイトルさえ読んでしまえばもう来週から観なくてもいい系のなろう作品。ほんとにそれ以上でも以下でもない……。ただ、これは揶揄でもなんでもなくて純粋な疑問として湧き上がったのだが、何故「この形」の作品に辿り着くことになったのだろう。いわゆる悪役令嬢ものに分類こそされるだろう今作、婚約破棄からの黄金パターンにタイムリープをまじえ、「何度やってもバッドエンド」という死に戻りタイプのテンプレに乗っているはずなのだが……不思議なところは、「過去6回の人生」も内容が明かされており、そのどれもがある程度充実しているということ。後半になるにつれて端折られていったので詳細は不明だが、例えば1回目の人生は「行商人に転職して楽しく暮らしたけど5年後に戦争で死亡」。それ以降も学者だったり医者だったり、それなりに波瀾万丈の人生を送り、そのどれもがそこそこ充実していたというのだ。

 ……だったらその人生を小説にすれば良くない? なんでそこ端折って「7回目」なの? いや、理由はわかるよ? そうして「6回分の人生で蓄えた人生経験によってチート御免の無双生活に入ったのだ」ということを説明してるってことは。でもさ、普通に考えて「面倒くさくなって自由な花嫁生活を満喫してる奴」よりも「独力でコネを作って行商人として冒険してる元貴族」とか「新たな魔法体系を探し求める探究者の元貴族」の方がドラマ性に富むんじゃない? そこを単なる下敷きとして処理し、最終的に一番ヌルくてイラッとしそうな人生を切り取られても……ねぇ。結局、死に戻り体質という(特に理由もない)現象をざまぁでチートな人生を成立させるための後ろ盾としてしか使っていないわけで、なーんか主従が逆転してねぇか、と思っちゃうわけですよ。……やっぱ揶揄になってるかな?

 というわけで、描く方向性は分かるが「違う、そうじゃない」という気持ちが先んじてどうにもお話に集中できませんでした。死に戻りの理由って最終的に明かされるんでしょうか。そして「5年縛り」の理由も。そこが偶然だったとしたらもうマジで意味が分からんぞ。こうして世界ルールで混乱が生じると、「なるほどいっそ乙女ゲーの世界に設定して因果律を神の目線から確定させたほうが楽なのか……」という嫌な納得感があるな。

 ちなみに製作スタジオは「骸骨騎士様」と同じところということで、ちょいクセがありつつもクオリティはそこそこ高そう。どこかで大きな納得感があれば印象が変わる可能性もあるが……。

 
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○「ゆびさきと恋々」 6

 「恋々」の読み方は「れんれん」。辞書を引いたら「思いきれずに執着すること」「恋い慕って思いきれないさま」とありました。あんまポジティブな意味じゃないな。ちなみに学が無いもんで最初「こいこい」と読んでしまったんですが、もしそれなら連濁が起こるので「こいごい」が正解だな、と意味のわからない気づきを得ました。

 などということはさておきの少女漫画アニメ。連載は「デザート」ということだが、誌名を言われてもピンとこないくらいには私と縁のないメディアで、なんか過去にアニメ化された作品でもないかと思って確認したら「となりの怪物くん」がこちらの雑誌だったそうな。単純にそれだけで印象は良くなるよね(別に関係ないのにね)。まぁ、何も知らんとしても、普段触れないジャンルにこうして強制的な接触機会を与えてくれるのがアニメ化なわけで、一期一会の精神を大事にしていきたいものです(無限に広がる録画リストに白目を剥きながら)。

 さて、基本的にあんまり恋愛ものに興味がない私は少女漫画原作というだけでやや評価が下げ目になるし、だいたいそっち系のデザインで普段馴染んでいるジャンルとキャラデザからして全然違うので受け付けないことも多いのだが、今作のデザインは割と飲み込みやすいのでまず助かる。男の顔のクドさはやっぱり尻込みしてしまうがそこまでキツいものではないし、女の子のデザインは可愛いのでそれを見て和むこともできる。また、どうしても少女漫画に登場する男連中というのは我々弱者男性には縁遠く宇宙人みたいな存在であり、都市伝説にしかいないと思った「初対面のくせに女性の頭ポンポン男」とか、実際に登場したら恐怖で口もきけなくなるかもしれないが、こういう世界ならある程度はしょうがないとグッと堪えることにする。

 そうして男のキャラにさえ目をつぶれば、第一印象はなかなか悪くないスタートになった。テーマとして扱っているのはなんと「聾」。聾を扱ったアニメといえばなんと言っても「聲の形」があり、あちらは京アニ&山田尚子という怪物チームによって作られてしまったため、そのテーマを丸々飲み込んだ上で全てを画面上に発露させるとんでもねぇ作品に成り果てた。普通に考えたらやはり「音が聞こえない」ことをアニメーション(を含む音を用いる媒体)で表現するというのは各方面に神経を配らねばならない大変な作業で、通り一遍の演出ではせっかくの設定に意味が生まれなかったり、過度に意識させてしまえばそれが差別的な文脈に繋がってしまう、少なくともそう解釈されてしまうリスクもある。正直、「聲の形」という亜空間の表現作品が完成してしまっただけに、その後追いの形で同じテーマを描くのはさらにハードルが上がったような気がした。

 しかし、今作も決して「聲の形」に見劣りするものではない。もちろん描こうとしている方向性が全然違うので「ヒロインの耳が聞こえない」というただ1点だけで比較する意味もないのかもしれないが、こちらの作品は殊更に「聞こえないこと」を特殊な情景に落とし込まず、ある程度日常に溶け込ませることでヒロインの「特徴の1つ」として表現することに成功している。もちろんいろんなところで不便はあるだろうし、無視して流すわけにもいかないのだが、まず主人公がそこまで自分の立ち位置に「特別感」を持たせておらず、あくまで「他の人と異なるコミュニケーション手段をとる人」という認識。興味深いのは相手役の男が「トリリンガルで外国人とめっちゃ親しくコミュニケーションをとる奴」と設定されており、ここでは「外国語で話している壁」と「聾の壁」がほぼ同軸の存在として扱われている。奇しくも、かつて我が国では「聾」という概念の語義について論じる際、「聾者とは日本語と異なる言語を話す、言語的少数者である」という見解があったという(出典・Wikipedia)。つまり、相手の男にとってはスペイン語の学習も手話の習得も同じ話。バックパックを背負って海外に行くのと同様に、スルッと主人公の「世界」に飛び込んできてしまう。この関係性はなかなかに興味深い。

 そのほかにも主人公の聞いている「音のない世界」の表現がそこかしこに挟み込まれつつ、他者との対話はオーラルベースでないにも関わらずそこまでテンポが崩れず、LINEのようなテキストベースコミュニケーションとの併用がうまいこと構成に組み込まれている。この辺りの演出指針はかなりテクニカルなことをやっているはずなのだが、見事にストレスなく、印象付けることに成功している。監督の村野佑太氏という名前は記憶になかったのだが、確認したら「かくしごと」の監督をしていた人らしい。これ、期待していいんじゃないでしょうかね。

 相変わらずの余談だが、メインの男役の宮崎遊というキャストの名前、どこかで聞いたことがあると思ったら種さんと結婚した相手だった。今期は夫婦で主演作品ができたということになる。ちなみにこれまたWiki見に行ったら当人も「過去はバックパッカーで世界を渡り歩いたことがある」とのこと。そういう経験からのキャスティングってのもあるんだな。多分、種さんも過去に勇者と一緒に魔王を退治したり魔法学院で勉強したりしてたに違いない。

 
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○「マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」 ―

 最近のジャンプアニメの中ではダントツで興味を見てなかった作品。鬼滅フィーバー以降のジャンプアニメといえば、呪術のような全力系作品、そしてDr. STONEのような堅実長命作品の2つの接し方があるがどちらもありがたいアニメ化には違いない。しかし、今作の場合はそのどちらの手つきも感じられないのがどうにも。

 全力リソース注ぎ込み系にならないのは致し方ない。バトル要素がありつつも基本はギャグなので、そんなにハイパー作画を見せつける旨みはないからだ。そして、確認したら今作はすでに原作が完結しており、コミックにして全18巻。そんなにご大層に育てていくような尺の作品でもない。となると、本当にポッと出てパッと散っていく、刹那的な作品になるのもやむを得ない。そう考えると適材適所でこのくらいの頑張り作品になっているのも適切な流れなのかもしれない。

 2期目が始まっても特に印象が変わることはなく、「作画はこんなもんだよなー」という印象。筋についても、やっぱりギャグとしてあんまりハマらないので横目で見る感じになりがち。「魔法世界を筋肉で解決する」っていう最初のネタがそもそもあんまりバリエーションないのよなぁ。そう考えると、逆によく18巻も続いたとは思うが。

 
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○「最強タンクの迷宮攻略〜体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される〜」 3

 異世界さん、異世界さん、異世界さん、一つ飛ばして、異世界さん。みたいなことを言おうとしてたけど、厳密には異世界じゃなくて単なるファンタジーだった。……でもまぁ、なろうファンタジーなので一緒のくくりでいいですよね。一言でまとめると「これ絶対ムリなやつ」ですね。

 なろうアレルギー持ちの私ですが、かなりダイレクトにアレルゲンが混ざり込んでるタイプの作品。タイトルを見た時点で色々とお察しだが、「盾持ってるやつが追放されるアニメはもう今世紀中は1本だけでええやろ」と思いながらグッと堪えての視聴。得られるものは特になく、ただただ虚無が通り過ぎていくだけの残念な時間である。

 製作スタジオはよくわかんないところだけど一応「アリスギア・アイギス」を作ったところと同じらしいので最低限の作画パワー。1話目時点ですでに魅力に乏しいのは作画力の問題か演出力の問題かは分からないが、大元を辿ればそもそもシナリオの問題じゃねぇかとは思う。追放系テンプレをいちいち見せられるのは苦痛だし、何がキツいって今回の場合、別に追放した勇者(?)側におっきな責任はないんだよ。そりゃまぁいきなり追放は性格の悪いことだとは思うが、その前の冒険で明らかにタンク側に過失があるように見えたわけで、それが解雇の理由として不当なら周りの仲間連中が異を唱えていたはず。つまり、ざまぁ系じゃなくてコミュニケーションを図らず、自己分析を怠った自業自得系である。この設定で後からざまぁされたら、それは単なる理解力不足であり、主人公の好感度をあげる理由にならない。

 あとはまぁ、ゲーム世界でも転生異世界でもないのにふつーにステータスが数値化される世界だったり、その割には鑑定スキル(減点1な)は超レアスキルで世界に1人しか使い手がおらず、その1人が偶然主人公のところに転がり込んできたり。とにかくお話を考えるのが面倒くさいという思いが伝わってくるような進行。原作がそんなんだからアニメのシリーズ構成も苦労しているんだろう。たとえば今回は新米冒険者がヒロイン(?)の前で「ホムンクルスってキモいよねー」みたいな話をするシーンがあるのだが、その話になる流れがマジで意味不明で、会話のキャッチボールが全くなりたっていないという。今のところ、今期ナンバーワンのキツい作品である。多分巻き返しは無いので、全体の本数に関わらず切る候補からは逃れられないだろうし、別にそれでいいだろう。こういう本を書く作者って、マジで「この世界の他の人間がどういう生活をしているか」みたいなところに興味はないんかな。あと、ここ最近のわずかな期間で盾をモチーフにしたキャラで「ドルーシ」が2人、「ルード」が1人。もうちょい、なぁ。

 
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