最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ぼっち・ざ・ろっく!」 7 偶然にも新番チェックが「ロック」続きになったが、こんなにも方向性の違うロック。そもそもROCKとLOCKですがな。 正直、タイトルと概要だけを見聞きして「多分disる感じになるんだろうな」と思ってたんですよ。disるっていうかネガティブな先入観を持ってみてやろ、みたいな感じでしょうか。というのもほら、やっぱり「芳文社発、きららに掲載されるガールズバンド漫画」ってさ、ものすげぇ先人がいるわけじゃない。金剛石でできた金字塔があるわけじゃない。どこをどういじったところであのパワーに勝てるわけなんかないんだし、もう、何をやろうともガールズバンドアニメは後追いにしかならんのよ。実際、その後に出てきたバンドリっていうアニメも(1期は)ほんとに見どころ無かったし…………。そうかぁ、俺1期の時はバンドリ興味なかったんだなぁ……。 変な回想はいいとして、とにかく「ガールズバンドものであんまり過度な期待はしないでおこう」とだけ思ってたんですよ。しかもタイトルが「ぼっち」。陰キャがバンドを始めるとかいう妄想の時点で現実感がカケラもないし、きららアニメを愛する陰キャ連中に色目を使った無茶な設定としか思えない。「陰キャがバンドやろうなんて思うわけねぇだろ」からが文句のスタートですよね。実際、このアニメも始まった直後はその文句を受け付けたかもしれないのだが……。 すぐに亜光速で彼方に飛んでいきましたね。いやいやいやいや、こいつ「陰キャ」ってカテゴリでええんか? 主人公のぼっちことひとりのキャラが突き抜けすぎていて、細かいことは本当にどうでも良くなった。なるほどこれは陰キャというよりも……「変人」だな。そう言われたら喜んじゃうよ。とにかくぼっちのキャラが際立っており、「こんなやつおらへんやろ」という文句を本当に虚しいものにしてくれる。例えば「ひとりぼっちの○○生活」の方のぼっちだったら「もう、これって性格じゃなくて病気の域だし、痛々しくてみてらんないよ」という拒絶反応すら出たのだが、こっちのぼっちはきれーにギャグとして突き抜ける異常者。ギャグ漫画の主人公たるもの、ここまでやってこそということか。とにかく一挙手一投足が気になってしまい、気づけば1話目にしてぼっちワールドに取り込まれていた。いやはや恐ろしい。 こうして1話目から強烈なインパクトを残せたのは諸々の素材が完全に噛み合った結果だろう。制作は泣く子も黙るCloverWorks。今期はこんなところに刃を仕込んでやがりましたね。「明日ちゃん」みたいに見たこともないような超絶作画が飛び出すというわけではなく、むしろキャラデザだけならユルいくらいなのだが、ギャグをやる上でのメリハリが効いていて可愛らしさとおかしさがいい具合に同居している。監督の斎藤圭一郎という名前は記憶になかったのだが、「Sonny Boy」の8話を1人でコンテ演出作監全部こなしてたイカれた人で、当時の感想にも「やべぇ」と言ってる記録があった(当然忘れてたが)。もしかしたらとんでもないパンドラの箱を開けてしまった人選なのかもしれない。 そして何と言っても中の人。ぼっちを担当するのはWUGの頑張ってるサイドの1人、青山吉能。彼女が作り上げたぼっちこそが今作の核弾頭になったことは間違いない。だって、ガールズバンドもののぼっちヒロインとか、オタクに媚びた萌え系キャラだと思うじゃん。平沢唯か戸山香澄かは分からないけど、脳内お花畑なハッピー主人公だと思うじゃん。なのにこいつ、もう、声からして汚い(褒めてます)。こんな汚ねぇぼっち……たまんねえな。このヒロインをサポートするのは鈴代紗弓・長谷川育美といった若手の切込隊長軍団で、さらに「後宮の烏」で主演を飾った水野朔もここに飛び込んできた。さぁ、若いパワーがぼっちで弾ける。きららアニメよ、新たな金字塔をぶち上げろ。
PR ○「ブルーロック」 6 いきなりどうでもいい情報からお送りするんですが、かつて「ブルーピリオド」を初めて見たときに「タイトルで何故かサッカー漫画かなんかだと思ってたわー」って書いてたんですが、勘違いは勘違いなんだけど、多分コレと混同してたんだと思います。書店で表紙だけ見てなんとなく覚えてたとか、そういうことだと思うよ。ほんといらん情報だな。 というわけで中身は全然知らない漫画だったわけですが、そのおかげで素直にびっくりする1話になっていました。「またサッカーかぁ。前クールの『アオアシ』が良作だっただけに、それを超えるクオリティを出してくるのムズいよなぁ。サッカーなんて描き方のバリエーションねぇしなぁ」とか思ってたら、まさかの見たことないサッカーだった。いや、でもサッカー×デスゲームって、もうギャグじゃん。いきなり出てくる「CUBE」みたいな施設とか、おもしろすぎやろ。正直、この後どう足掻いても1話目以上に面白い展開にはならない気もするんだけど、笑っちゃったからとりあえず私の負けを認めよう。その発想はなかった。 そんなとんでもスタートをきめた新時代サッカー漫画だが、制作は今期「ヤマノススメ」と同時進行のエイトビット。流石にこの2作だと制作体制被ってなさそうだからあんまり関係ないかな。監督の名前は見たことなかったけど、脚本構成に岸本さんの名前があったのでなんとなく「ハイキュー」に迫るくらいのおもしろさになってほしいなぁ、という願いはある。少なくとも1話目の動画はしっかりとメリハリをつけて見せるところを見せようという意識が際立っていたし、とんでもねぇ脚本の勢いだけで誤魔化さず、1つ1つの所作などできちんと「アニメーション」ができている。広いフィールドでの試合描写が続くとやはり負担は大きそうだが……それはどの作品でも同じなのでしょうがない。そうした「とにかく広いシーン」が今作の設定ならもしかしたら少なくて済むかもしれないし、アニメ化に際しても案外エポックメイキングな作品になるのかも。 ○「魔入りました!入間くん(第3シリーズ)」 ― すっかりEテレの看板作品になりました、第3期。え? 別にそうでもない? いいじゃん、俺がそう思ってる分には。 いや、でもここまで4クール放送してさらに新作ってんだから、充分にベテラン選手の風格じゃない? 加えてその都度のクオリティも保証されていたし、今期も土曜日の癒しの時間としてお世話になるんじゃなかろうか。土曜夕方のアニメコンボ、この「ヒロアカ→入間」の流れが一番安心してみてられる(「クラシカロイド」や「境界のRINNE」でもいいけど)。スタッフにも大きな変更はなさそうだし、こうして息の長い作品にしようっていう制作体制は本当にありがたいですね。 2期はシリアステイストも刺激的だったウォルターパーク編が盛り上がりを見せたが、3期はそうして着実に強くなったアブノーマルクラスが更なる特訓展開から入った。元々はみ出し者連中だったのだから教師陣から言われた特訓プログラムとかまともに受けるとも思えないのだが、ウォルターパークでの評判がクラスのモチベーションを変な方向に上げているようで、割と自然に特訓展開に入れたのはうまいかもしれん。ただでさえクラスメイトにキワモノキャラが大量に揃ってるってのに、そこに講師陣がまた大挙して押し寄せるカオス展開。特に説明もせずにこの流れに持っていけるのも自信の表れよなぁ。実際、ギャグのノリがユルいのでこの展開でも許されてるしな。 それにしても意味がわからんのはエンディングテーマである。「これでもいいか……」って思えるから別にいいんだけど、どういう発注でこんな曲が出てくんだよ。 ○「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(第2期)」 ― この第六部の中でも最も象徴的で重要なセリフ、「豚の逆はシャケだぜ!」がいきなり炸裂したので、もう、今期は思い残すことはないですね(それでいいのか)。 というわけで、すでにネトフリでは配信済みだが地上波放送開始。僕は当然こちらで追いかけることになっています。意外だったのはクールがわりでスイッチするかと思っていたテーマソングに一切変更がなかったこと。これまでは少なくともオープニングはこまめに変わっていた印象があったので、なんで今回は継続なのかがちょっと不思議。映像もほとんど変更がなく、オープニング映像は既に出ちゃったキャラばかりで今後追加される敵キャラの顔とかが一切映ってないのよ。曲自体は嫌いじゃないから別にいいんだけど……なんか映像制作渋ってるみたいでなんか勿体無いな。 1期からちょっとずつは言うてるけども、別に今作は飛び抜けて作画がいいってわけじゃなく、「実は制作側も結構カツカツでやってんじゃね?」という疑惑はあるんだよな。ネトフリ独占アニメは金回りがいい、なんて都市伝説を聞いたこともあるけど少なくとも今作とかいくつかの作品を見る限り、別にそれでクオリティが一気に上がるなんてことはない。ジョジョは例えば五部でも話数によって壊滅的な作画になったりしており、それが六部になったから改善するかと言われるとちょっと分からない。少なくともこの1話目は「なんか普通……より、下手したらやや低調な作画か…」くらいなのでちょっと不安は残る。 まぁ、常に無茶苦茶な画面を作らなきゃいけないアニメなのは間違いないので、ちょっとくらい崩れても描くこと自体に意義があるとは思うんですけどね。スポーツマックス戦、そもそも敵が透明だから描くの面倒くさそう……。荒木先生は単にホラーがやりたくてこの話を描いてただろうし、そういう映画とかの描き方をモチーフにしたらいいのかもしれません。 引き続き温かい目で見守っていく所存ですが、タイミング的に「DIO様と大魔王バーンの声が同じなんだなぁ」とかいうのはちょっと感じ入ってしまう。あと「妹が田村睦心、姉が渡辺明乃の姉妹、声がわんぱくすぎる」とか。せっかくジョジョに出演できたのにバトルに関係ない役だったあけのん、「せっかくコードギアスっていうロボットアニメに出たのに、途中から全然ロボに乗れないヴィレッタさん役だった」みたいなフラストレーション溜まりそう。 ○「聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-」 5 何故今になって? という、最近のアニメにありがちな疑問が飛び交う新作アニメ。確認したところ、ゲームの発売は1999年とのこと。リマスター版が発売されてたらしいのだが、そのプロモートみたいなアニメなんだろうか? 「原作発掘」作業は少年漫画やらでは出尽くした感もあるので、今後はこうしてゲームとかにも裾野が広がっていくのかもしれない。 さて、こちらの作品なのだが、こんなことを書いて信じてもらえるか分からんのだが……「確かプレイした気がするんだけど1ミリも覚えてませんッ!!!」。…………いやいやいや、受け身で見るアニメと違って、ゲームって自分から積極的にプレイしにいくんですよ。しかもRPGなんてそれなりに長時間プレイするんだし、流石に覚えてないってことは…………ねぇ。これがあるんですよ。本当なんですよ。もう少し正確にいうと「タイトルにも、絵柄にも、一部のキャラにも何となく見覚えがあるから多分やったと思うんだけど、その思い出が脳に一切無い」という状態。もうそろそろ俺は痴呆症が悪化して死ぬかもしれん。 何でこんな悲しい事態になっているのか、一応必死に理由を考えてみたが、大きく2つの原因があるように思う。1つは、プレイしたのは事実だと思うのだが、それが発売後とか、リアルタイムでホットな時期じゃなかったこと。ゲームってさ、友達と「どこまで進んだー」とか「あれ解けねー」みたいな話をして盛り上がりながら進めるじゃないですか。小中学生とかなら絶対そういう記憶が残る。ただ、私はプレイしたとしても確か発売から結構経ってから、大学時代、茫漠とした精神状態で一人プレイしてたと思うんですよ。しかもその時期にプレイしてたタイトルと言えば「ディスガイア」「パワプロ」「三國無双」など、無限にプレイし続けて時間を溶かすタイトルばかりで、こうして「終わりがある」ソフトはその合間のちょっとした息抜きとしてプレイしていた可能性が高い。これが覚えていない理由の1つ目。そして2つ目の理由は……「茫漠たる精神状態」っていうのが全てでさ、私の人生の中でも最も密度が薄く記憶など残らない、無のモラトリアム期の出来事だと思うんですよね。下手したら数年単位で飯食ってクソして寝るだけの生活だった時期の記憶、もう、マジで無い。まぁ、今も生活態度でいったらそんなに変わらないんだけど…………。という、なんかもう、私の人生にボコボコと多数開けられた陥穽の1つみたいなタイトルに違いない。 というわけで、例えばサボテン君の顔を見て「あれ……この記憶……」みたいな一瞬のフラッシュバックがあるにはあるが、基本的には初見の作品として処理した方が良さそう。まぁ、そうなると「なんもわからん」という1話目になってしまうのだが……記憶のかけらを拾い集めると、なんかこの「いろんな断片が散り散りになってる感」もこのゲームの特徴だった気もする。作中で出てきた「ダンジョンが地図上のどっかに生まれるシーン」は間違いなくゲームのそのまんまだしね。そういうディティールで既存のプレイヤーの記憶を刺激し、楽しんでもらおうっていう作品なんじゃなかろうか。監督は神保さんだし、制作の横浜アニメーションラボはそれなりに信頼していいところだと思っているので、私の記憶を取り戻す一助のアニメとなっていただけると助かります。 俺の心の中に、もう1人の別な俺とかがいたらどうしよう。
○「メガトン級ムサシ シーズン2」 ― 悠木碧が奏でるバンドサウンドを背景に格闘するスタイリッシュアクションアニメと、ゴリッゴリのCG作画で生み出されたダルマのような鈍重ロボットが思い切りロケットパンチを放つアニメが同時に楽しめるぞ! このカオスな感覚は、それはそれで貴重なのかもしれん。 というわけで2期目がスタートしました。最近まで1期の特別編集版を放送していたらしいのだが流石にそっちは視聴していないので、例によって「1期ってどんなアニメだったっけ……」というよく覚えてない状態からスタート。そんでスタートから容赦なく本筋に入ってストーリーが進んでいくってのは「マヴラヴ」と同じといえば同じである。でもまぁ、こっちはある程度1期も好意的に見られた作品なので、思い出せる要素の数は段違いなんですけどね。久しぶりに見て「CG作画、こんなにゴリゴリだったっけ……」って呆気に取られたので、やっぱりインパクトはあるんだろうな。 「面白そうな要素・ウケそうな要素」を貪欲に盛り付けにいくこのレベルファイブ精神は、正直嫌いではない。受け付けない人にはこのごった煮感というか、節操のなさは下品に見える気もするが、何が何でも興味を引いて金を落としてもらおうという作品作りは、商売としては至極真っ当なものだからだ。どこかブシロードの木谷スピリットに通じるものがあるかもしれないが、木谷のおっさんが純然たる「興業者」であるのに対し、こちらの日野はクリエイターとしての側面も強く、今作でも容赦なくその貪欲さが滲み出ている。とにかく盛り上がれればいいので、果たしてこのとんでもSFワールドが綺麗に収まるかも分からないし、どっかで見た要素ばっかりな気もするけど、それを臆面もなく焼き直してクドいまでに積み上げていくなら、いっそ新しいものになる可能性だってあるだろう。何事もやってみなきゃぁ結果はわからぬ。その「やる」ための一歩目二歩目を踏み出せるクリエイターってのは、やっぱり強いのだ。 というわけで、主に中の人のクドさを中心に見守っていこうと思います(結局それ)。 ○「虫かぶり姫」 5 「むしかぶり」!「むしかぶり」じゃないか! ……我々のたほいや出題が2016年ですが、確認したらこちらの作品の連載開始は2015年だそうです。負けたー。ちなみに、案の定「むしかぶり」での検索結果はすっかりこちらの作品タイトルに汚染されたので、本当の意味での「むしかぶり」にたどり着くのは以前よりもかなり困難になっています。正しい意味は「夏の鰤を無視すること」ですよ(汚染したいマン)。 さておき、こちらもなろう作品とのことだが、正直あまりなろう味を感じないスタートとなった。冷静に見れば「ざっくりした中世風世界」や陰キャ陽キャのはっきりしたキャラクター理念などになろうスピリットは根付いている気もするのだが、その道具立てをもって何を描こうとしているのか、という部分が有象無象の塵芥なろうとはちょっと様子が違う。まぁ、これで来週婚約破棄をくらって「破滅フラグ」とかいう言葉を使い始めたら一発アウトだが、今作ヒロインがそういう方向に転がるとは全く思えないので邪推ですらないだろう。この世界はざっくり中世ではあるが、今の所ステータスウインドウも開かないし、転生前の記憶もなければ神の恩恵もなく、魔法の力すら確認できない。これはもう、ふつーに「花とゆめ」とかに連載してる少女漫画と同じ設定だ。 そこで描かれるのは本の虫と呼ばれる超絶陰キャヒロインの完全受け身恋愛ストーリー。世の少女漫画ではあの手この手で「おもしれー女」が創造されているわけだが、1話目時点でのヒロインは真逆の「おもしろくねー女」である。男に興味がないそぶりで、日がな一日本さえ読んでいれば幸せ、性根は優しいが、自分の興味がないことに対しての反応は薄く、毒にも薬にもならない存在だ。なるほど、ある意味でなろう的な「陰キャ主人公」の転写と言えるかもしれない。 そんな彼女も、生まれ持っての美貌が功を奏し、結婚を含む政治や謀略が面倒臭い王子様の目に留まって「契約婚約者」の立場をゲット。代価として図書館へのフリーパスを手に入れてご満悦だが、いつしかこの契約は切られても文句は言えない。もちろん、当人も棚ぼただっただけなので文句を言う気もない。そんな状態で数年を過ごし、ついに現れるライバルキャラ。コミュ力おばけのビッチ候補が現れ、少しずつ牙城を侵略していく。そこで初めて淡い恋心に気づいた主人公は、そこからどのように立ち上がっていくのか……。 何とも悩ましいのは、ある意味で緩い「追放系」の流れに乗ったこのシナリオラインにおいて、主人公は「当然の結果」に進んでいるだけということ。そりゃね、ただ座って本読んでるだけだったら、アグレッシブに婚活してる女子に出し抜かれるのは当然といえば当然。本人が「おもしれー女」になるためには、そんな苦境に立たされても「恋愛など知らぬ、本が恋人」というスタンスを貫き通すしかない。でも、それではお話が進まない。どこまでを自分のアイデンティティとして意志を固めていくのか。まだ何も語られていないに等しいヒロインの人物造形次第で、今後の物語が刺激的なものになるか、単なる愚痴になるかが変わってくるんじゃなかろうか。なんか、応援したい気持ちと、「舐めるなこの野郎」と思う気持ちが綺麗に半々ですね。先の展開が気になるという意味では、悪くない導入だったんじゃなかろうか。 監督の岩崎太郎は「一週間フレンズ」で結果を残した人で、映像制作もマッドハウスなので平均値は高め。ヒロインの金髪碧眼・深窓の令嬢的デザインは実に可愛らしく、そこにCV上田麗奈というコンボが決まっていることで儚さパワー400%アップ。ちなみにライバルキャラのCVは七瀬彩夏が担当しており、5年ぶりにまかんこうさくほうコンビがぶつかることになった。あやサマーも着実に成長して、あの頃の新人声優とはわけが違うぜ。
○「マヴラヴ オルタネイティヴ(第二期)」 ― 前クールは「異世界薬局」の主人公が「ファルマくん!」と呼ばれること、「咲うアルスノトリア」で「ピカちゃん!」と呼ばれるキャラがいたことが気になったが、今期は異世界おじさんのヒロインが引き続き「藤宮」であること、そして、今作においてはヒロインの「冥夜」がいることが何となく気になる人です。何言ってるか分からない人は以上の文章は無視してください。 そんで、ついでに以下の文章も無視してもらって構わないくらいの中身しかないんですが、もう、1期時点でほぼ見切りをつけているので2期も何が何やら分からない状態からスタートし、今後の試聴を続けるかどうかすら迷っているのが現状です。2期目なんだからもうちょい振り返りとかやってくれるかと思ったんだけど、思いっきり本筋っぽい重要な設定がガンガン進んでいる(雰囲気がする)。その上で1期同様に画に大したパワーが無く、あんまり画面を見続けたいというモチベーションが湧かない。唯一興味をひける部分があるとすれば若手が顔をそろえたキャスト陣なのだろうが、そちらもキャラの区別がついてない上にまとめて大量の女の子が居並ぶもんだからいくら何でも声で認識して興味を持つことにも限界がある。 この状況が今後好転するとは思えず、今後の処理をどうしたもんかと頭を抱えている。……別に切ることは悪ではないのですよ(脳内悪魔の声(もしかしたら天使かもしれない))。
○「ヒューマンバグ大学」 5 こんなところでもモブ役に手塚ヒロミチがいるという……本当にすげぇ声優だなぁ。 雑食アニメビュアーなので、適当に録画していくとこういう作品にもぶち当たる。調べてみたら「YouTube漫画」という謎の媒体が原作になっているとのことなのだが、つまり最初からボイスコミックみたいな状態なのかしら……。それがDLEによるアニメになったとのことで、……ローコストからローコストへの遷移なんでしょうかね。ちなみにDLEと言われてもピンとこない人もいるかもしれないが、「鷹の爪団」とかを作ってるところですね。つまり、アニメとは言ってるけど、基本的には紙芝居+α。あんまり「動画が云々」とかいう議論をする意味のない作品である。 お話の内容は、正直これから先どうなるか分からないので難しいところだが……でも、いい具合に先が気になるのは事実。なんか「週刊ストーリーランド」みたいな展開なのかなぁ、とは思ったけど、縦軸のストーリーもそれなりに存在してるみたいだし、1話目で登場した主人公(?)がここから魅力的なお話を繰り広げてくれればいいかなぁ。 こういう作品を見てるといつも悩んでしまうのが、最低基準をどうしたらいいものかという問題だ。たとえばこれよりも低い点をつけているアニメに「作画がめちゃめちゃやんけ!」といちゃもんをつけることも多いのだが、そうした作画アニメだっておそらく今作よりは作画コストが掛かっているし、一定の尺度で見れば確実に今作よりも「アニメ」になっている。でも、ハナから作画云々に期待もなければ評価をしようとも思わない今作のようなデザインは、「作画が失点にならない」ということでシナリオラインへの評価がメインになるため、点数が下がりにくい。この差って、もしかしたらクソ作画アニメにとっては理不尽なんじゃないかと思うわけだ。……まぁ、誰に気ぃ遣おうとしてんねん、という話なのだけども。身の丈にあった作品作りをしてくれればそれでいいよね。
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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