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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 そうかぁ、京阪電車は天狗も利用するか……今度から乗るときは注意して見てみよう。ひょっとしたら清川元夢の声が聞こえてくるかもしれないしね。

 ちょいと気が早いが五山の送り火の準備をするお話。ちょうど先日再放送が終了した「四畳半神話大系」も最終回で五山が印象的に描かれており、森見作品というとやはりこの五山のイメージが強い(まぁ、ほとんど知らないんだけども)。狸の一家はどのように五山で「阿呆」を楽しむかといえば、なんと空を飛ぶ船を使って人混みの気にならない空高くからこれを見るという。何ともうらやましいお話ですね。「四畳半」の小津は、「一度に全ての送り火を見ることは出来ない」とされている五山の全てを彼女に見せるためにわざわざ飛行船をチャーターしようとしていたが、狸たちはそんな苦労をせずに、持ち前の妖力で特等席を確保してしまえるらしい。大体人気スポットは人混みにまみれているわけで、そんなことを聞いたら狸になりたくなってしまうではないか。いや、あんまり真面目に送り火見たことないんだけども。

 下鴨の一家は、そんな船を出す手はずに失敗してしまった長男矢一郎の土下座からお話スタート。最初の土下座のくだり、矢三郎が兄に対してどの程度の感情を抱いているのかがちょっと掴みにくいのだが、いざ土下座に入ろうとした時に止めなかったのは割と本気なのか、それとも持ち前の享楽主義のせいで「面白いもの」を見てみたかっただけなのか。幸か不幸かおかあちゃんの手によって阻止されたわけだが、相変わらずこの兄弟のBROTHERS CONFLICTは謎が多い(知り合いに「有頂天家族」と「BROTHERS CONFLICT」はタイトルを入れ替えても意味が通じる、と言われて、このくだりが頭を離れなくなってしまったのである)。ちなみに次男・矢二郎については特に険悪な関係ではないのだが、この次男はどこまで行ってもマイペースなので、あんまり争ってもしょうがなさそう。今回回想シーンでまだ人型だった頃の矢二郎のビジュアルも出てましたね。兄弟の中では一番イケメン風味だったのが面白い。

 そして、天狗のお宝「奥座敷」を巡って、矢三郎はまず師匠の下へ。ここでくだんの「大阪でカメラ屋をやっている天狗」が登場するわけだ。天狗の方がやはり妖力は高いのだろう、人の生活に紛れ込むスキルも高そうだ。狸はちょっと油断すると鍋にされる恐れがあるからね。いや、それでも山一つに化けちまうなんて大技が出来るならなんでも出来そうだけども。そうか、京都は山だと思ったら狸だったりするかもしれないのだな。気をつけないと。ちなみにちょっと面白かったのは、あの天狗さん、ちゃんと帰りも京阪電車で帰ってたこと。まぁ、出町商店街にくるなら京阪がベストですよね。その後弁天様を捜していた兄弟2人は六角くんだりまで移動していたのだが、五山の時期(つまり真夏の一番暑い盛り)に川端を延々、出町→六角間歩くのは相当しんどそうである。せめて末っ子に帽子くらい被せてあげた方がいい気が。余談だが、出町近辺→三条界隈というルートは、「けいおん」で唯たちが歩いたことでも有名。ムギはクソ重いキーボードを抱えて平気でこの距離を歩いたのである。

 そして、扇屋に入ってからが今回のクライマックス。それまで徹底的に京都の町並みを描いていた世界が、急にだまし絵のような非常にシュールな異世界へと飛ぶ。矢三郎がボートを漕いで訪れた「時計台」の風景は、どう見ても現実感など無いはずなのに、それまでの京都の風景と、連絡通路となった扇屋、食堂の風景に繋がっており、奇妙な存在感を持っている。弁天様はそこで風神雷神の扇を使って雷雨を起こしたり、鯨の尻尾を捕まえてご満悦だったりとやりたい放題だが、この突拍子も無い幻想こそが、いかにも考え無しの「阿呆」らしくて面白い。こういう型にはまらないファンタジー設定ってのは、本当によく出てくるものだと感心するし、そんな突拍子も無い景色をこの質感で映像化出来るアニメスタッフも見事である。

 結局、終始主導権を握り続ける人間の弁天様を中心に、何となく命のやりとりをしながらミッションコンプリート。ポートワインを燃料にして空を飛ぶというふざけた奥座敷で、無事に川端まで舞い戻ることが出来た。どうやら次回が五山の本番ということらしい。ふむ、京都の空は色々と騒がしいようであるな。是非機会があったら、真っ暗な空を見上げて狸が泳いでいるところを見つけてみたいものである。

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 しっぽりする、第2話。なんか色んな要素がじわっと来るアニメ。見慣れた景色しか出てこないというロケーションの問題に加えて、今回はお母さんが絡む家族のお話だから、特にね。タイトルに「家族」って入ってるんだからファミリードラマになるのは当たり前なんだけども。

 1話で中心となった弁天様はほとんど出てこなかったが、冒頭の能登ボイスだけで充分過ぎる仕事を果たしていた。なんでこんなにも能登は能登なのだろう。久米田絵のこまっしゃくれた女なんて色気はほとんどないはずなのに、この弁天様は実に妖艶な人なのだろうな、というのが嫌でも脳髄に染みこんでくる。彼女に食われたんじゃ、親父様もしかたあるめぇ。「狸なのだから鍋にされるのはよくあること」っておかあちゃんが言ってたのはすごく切なかったけども。他の女に旦那を寝取られるっていうのなら分かるが、他の女に旦那を食われるってのはやるせなかろうなぁ。

 今回は、母上様に加えて初登場の次男が登場。「面白く」をモットーに奔放に人へと化け変わる三男とは対照的に、人に化けるどころかいちいち変化することすら捨て去った完全な世捨て人(狸)であり、何故か選んだのは寺社の古井戸の蛙。「まさに井の中の蛙」と自虐的に笑っていたが、なるほど、自由に姿形と生き方を変えられるということは、こういう選択肢もありなのだな。……俺もこうなりそうな気がするなぁ……面倒臭いものなぁ。次男を演じるのは吉野裕行。こうして家族が出そろうとあまりにも個性が強すぎる一家であるが、それぞれの立ち位置は絶妙で、互いに反目し合いながらも理解し合う部分が根底にあり、互いに気にしながらも不干渉を守るその姿勢は、確かに「家族」のあり方なのかもしれない。自由人のお母様が平時にはそれなりに楽しそうに生きているみたいなので、今はこの状態で良いのだろうね。お母さんに心配かけるのだけは駄目だと思うけどさ。そう考えると一番心配なのは末っ子なのかなぁ。

 夷川発電所なる謎の施設で働いていた末っ子は、仲の悪い別な一家からいじめられながらも健気に働く良いショタっ子である。健気なのは大変結構なことだが、そこで頑張って何か得るものがあるのかどうかはちょっと不安。っつうか、あそこの疎水沿いであんな妖怪大戦争が勃発するのはどうかと思う。そこまで人通りの少ないとこでもないし、そもそも回り住宅地やで。日も落ちないような時間帯からライオンやら虎やらが暴れ回ってたら怖くて仕方ないわ。怪しげな人力とかも駆けつけるしさぁ。あの人力の演出は面白かったけども。流石にいくら京都でも、あのあたりまでは人力車は出てきませんね。

 結局、兄弟が力を合わせて最後に挑んだミッションは母親探しであった。あのビリヤード場がどこだったのかよく分からないが、鴨川沿いにそんなお店があったのかしら。逃げた方向も分からずに、長兄がテンパリ過ぎである。1話を見た時点だといけ好かないヤツかと思ったけど、今週のテンパリぶりを見たら割と良い奴な気もしてきた。「同志社方面に探しに!」って言ってたけど、そっち商店街とか人通り多いから、多分狸がいたら一発でばれるぞ。結局橋の下で救出された愛らしい姿のお母様。助けてくれたのはこれまた夷川の一家だったらしく。こちらは女の子で、声があやねるなんだな。今回のあやねるの声を聞いて、「あれ、この子ってひょっとして意外といい声してるのかも」と思えた。普段はまだまだ要精進な演技の部分ばっかり気になってたのだけど、今回は姿が見えずにどこか神秘的な声だけが聞こえてくるという演出になっていて、なんだかすごく気持ちの良い声だった。使い方を工夫すれば、案外この業界でも真っ当な売り方で伸びる子かもしれませんよ。

 なんの話だっけ。まぁ、今週も綺麗なアニメだったし、良いお散歩コースであった。これさえ見てればクソ暑い夏に外出せんでもそれなりに外に出た気分になれそうな気がする。

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 飯のうまそうなアニメである。第4話。フィクションであり、しかも割といいとこの設定の高校だと分かっていても、あの学食はどうなんだろうと思えるくらいに設備が充実してる。あんだけのメニューをまとめて処理出来る学食って、一体どんなおばちゃん達が頑張っているのだろう。いや、ひょっとして今の高校生ってものすごく恵まれた食生活を営んでいるのが普通なのだろうか……ちなみに私が高校生だったときの学食は、ぼやがあって取りつぶしになりました(実話)。

 さておき、いよいよ突入、高校編。いや、「いよいよ」って言った割には未だにこの作品の全容はさっぱり見えていないわけだが、本当にこの「見えてこない感」の保たれた方が尋常じゃない。今回はあからさまに敵側となる変なおかっぱが登場。台詞がほとんど無いままに瞬殺された可哀想な式神、リカルド君を操って泉水子に迫ってきたことを考えればそりゃ「悪い奴」だし、わざわざPCサイトに地雷を仕掛けて女の子の顔に傷を負わせる外道だってことは分かるのだが、「じゃ、あいつがいたら何が悪いんだろう」というのはさっぱり分からないのである。

 修学旅行でひたすら逃げ回っている時にも同じことがあったが、この作品における、泉水子の「敵」は一体何なのかは未だ分からない。様々な局面でどことなく雰囲気は描かれているのだが、「どういうもの」という明示は無い。この「見えてこない感」がいかにもジャパネスクだ。私が大好きな「もっけ」でも感じ入った、「日本の怪異」の不可解さがじわっと出ているようである。今回は一応明確な「敵」があるためにそこまで悩ましいものではないが、その敵の目的意識にしたって、世界征服だの暗殺だのといったご大層なものでもなさそうだし、あくまで「高校レベルのがきんちょの小競り合い」と言ってしまえばそれまで。そんなどうでもいいもののために、よく分からないものがせめぎ合っているという何とも捉えどころ無いお話が、1話目からずっと続いているのである。その割に、何故か視点がぶれることはなくて視聴するのに不自由は無いのだが、どこをどう機能させてシナリオが回っているのか、そこが分からないのでどうも据わりの悪い視聴体制である。逆に言うと「それでも見ちゃう」という不思議な引き込まれ方になっている部分はあるのだが。

 そして、1話の時点でも気になったことだが、相変わらず台詞回しに変な癖が多い。癖というよりも「現実感の無さ」と言った方がいいのかもしれないが、泉水子やその周りの面々の台詞回しが、いちいち古めかしい。今時の女子高生が友達との会話で「とんでもない!」とか言わんと思う。他にも、普通なら「〜〜てる」っていうだろう部分を「〜〜ている」ときちんと発音するなど、別に日本語としては間違っていない(むしろ正しい)はずなのにリズムがすっきりしないパートがちらほら。そうした部分も泉水子たちのどこか世間から隔絶した雰囲気を出すための一要素なのだろうか。だとしたらなかなか面白い切り口なのだが、そういう効果がきちんと出ているかどうかは微妙。

 でも泉水子が嫌いな訳じゃないんですよ。だって可愛いものね。はやみんボイスのおろおろ感とか、真響ちゃんに茶化された時のちょっと膨れた感じとか、とても可愛らしいです。この絵柄のはやみんキャラの前に突如乗馬部の人間が現れたりすると、「そのままサブレに乗って湘南の海を駆けよう」と誘いたくなるのは必至。

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 東京はおっかないところだ。第2話。東京ってほとんど立ち寄ったことが無いので、首都圏を題材にしたアニメって見たことのある景色が一切出てこないのだが、なんと、都庁だけはちょっと前に何故か登っていたので、今回めでたく「知ってる東京」が出てきました。おめでとう俺。……いいんだよ、知らなくたって日本で生きていくのに不自由しないんだから。レッドデータおっさん。

 さておき、1話目はなんだかどんよりと始まり、しかも台詞回しにところどころ怪しい箇所があり、「なんか不安だなぁ」と思いながら視聴を開始した本作。2話目はそのどんより模様が更に増し、不安な東京、雨の中で仲の悪い男の子と2人切りの修学旅行という、救いようの無い展開になっていた。相変わらず何が起こっているのかが分からない状態で展開していたし、「いよいよ具体的な何かと対決か?」と思って出てきた影が知り合いだったり、もう色々と大変である。「分からんからもう気にしないで観よう!」と投げ捨てるにも勢いが強いアニメじゃないし、ちゃんと中身を理解しないで観ていてはどんどんトーンダウンする一方じゃないかと不安になる。

 しかし、そんな手探りの状態でも、何か気になる部分があるアニメなのも事実である。今回、泉水子はずっと調子が悪そうだった上に、周りにいる誰にも分からない(そして視聴者にも分からない)何かに怯えてうじうじと困っていたわけだが、そんな泉水子の怯える「なにか」の空気がどこか不気味で、首筋がぴりぴりするような不安定な感覚になる。「何かがいる」とずっと言い続けていたのに、その姿は分からず、最終的に雪政の登場で本当にいたのかどうかすら判然としない状態。泉水子に特別な力があるのは事実で、前回のパソコンクラッシュの事件で「機械とは絶対仲良くなれないんだ」ということは説明されており、今回の一見無茶苦茶なメールの件とかも「仕方ないか」と思うしかない。一度も姿を見せない母親の存在も曖昧なままで、彼女が何をしているのか、何を恐れているのか、いっそ本当に存在しているのかすら怪しくなってくる。

 そんな何もかも分からない状況。普通ならば「はっきりしろやぁ!」と投げ捨てたくなるものだが、どうも、その「気になり方」がまとわりついて離れない。最終的に1つのゴールである「姫神」にたどり着いたわけだが、その姫神の吸い込まれるような瞳の存在感など、とにかく「分からないもの」「どうしようもないもの」の存在感が見え隠れしているような気がするのである。結局のところはP.A.の作画によるものなのかもしれないが、この不可解な感覚は、もう少し鮮明になるまで観ていたいと思わせるだけのものである。前回気になっていた本当に駄目そうな泉水子のキャラにしても、今回同級生の男の子に尋ねられて深行のことをはっきり「嫌い」と答えるなど、不思議と芯の強いところも見えるような気がする。

 どうも分からないことが多くて、ぼやつきちらつかされるだけで気になっているだけなのかもしれないが、ちょっとやる気は出てきました。それにしても、女の子を連れて歩く時に「とりあえずおさげが目立ちすぎるから帽子買うぞ!」っておかしくないか? そんなに目立つのか、あれ。

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 さらば江ノ島、最終話。2本のアニメでぶっ続けに半年間お世話になった江ノ島の景色も、本日ついに見納めでございました。

 やぁ、予定通りの最終話だったね。驚いたことといえば、いきなり紗羽ちゃんが留学決めちゃったことくらいか。ただでさえ騎手になるなんてハードルの高い夢だったのに、更に海外渡航なんて難問に平気でぶつかっていくあたり、あの家系は相当女性が強い一家なんだろう。残されたサブレの世話はやっぱり志保さんがやってるのかしらね。紗羽がいなくなった後は寂しかろうなぁ。

 さておき、無事に行われることになった白祭。「時間が勿体ない」とか言ってる割には休日に律儀に校門前で張っているというよく分からないこだわりを持つ理事長の猛攻撃にあったが、最終的に致命傷を負ったのは校長だけ。教頭の反乱などもあり、停学処分もおとがめもなしで、晴天下の白祭が無事に行われたのである。そして、この白祭、予定通りっちゃぁ予定通りなのだが、なかなかショボい。何せ素人軍団が突如考え出した歌唱劇一本しかないのである。これで教頭が気を利かせて吹奏楽部を連れてきていなかったら、多分上野さん協力によるピアノ伴奏が精一杯だったわけで、イベントの成功はほぼ全て教頭の手腕に依るものと言っても過言ではない。改心モードの教頭は普通に良いおねーさんになってらっしゃったなぁ。

 まぁ、ステージイベントがしょぼいのはある意味当然のことであろう。これで必要以上に大仰なものが出てきたりしたら、それこそ胡散臭い。外から見たら理事長の意見の方がもっともなものであり、「たかだか歌うだけ」のことにあそこまで必死になる方がおかしいのである。そして、そんなおかしなことが出来るのが、青春っちゅうやつなのである。歌うことになんの躊躇いもなかった5人の熱気に気付けば回りの観客もあてられており、いつの間にか、ショボいだけのお遊戯会は、この学校の最後を締めくくるにふさわしい一大イベントへと成り上がった。どうでも良いことに全霊を傾けられるその姿勢こそが、一番の見せ場だったのかもしれない。

 実際、今回は最終回ってことなのでどういうところで泣かせに来るだろう、と身構えたのだが、主に泣きそうになったのは2カ所あった。1つ目は、個人的には今回のベストシーンだった「校長の反乱」。今まで何も出来なかった校長、あんな衝撃的な場面にはせ参じる時にもおっかなくって音叉を手放せなかった校長。そんな彼が、台詞を噛みまくり、しどろもどろになって、何をしているかもよく分からない状態で理事長に組み付く。「何が教育だ!」と叫ぶ彼の必死の思いが、今回一番の見どころ。やっぱりおっさんが頑張るシーンは目頭が熱くなるのです。宝亀さんのこんな演技は初めて聞いたけど、鳥肌もんでした。

 そして2カ所目は、実際の白祭中のワンカット、高らかにメインテーマを歌い上げる合唱部の面々は楽しそうではあったが、一番輝いていたのは、そんな彼らを優しげな目で見つめながら、高々と指揮棒を振る教頭である。彼女が画面手前におり、遠景に見える合唱部の5人に対して指揮をする構図は、おそらくこのアニメで一番見たかった形の「ハッピーエンド」だ。彼女が指揮をしていたのはあくまで吹奏楽部に対してだが、彼女が最後に「教育」を施したのは、間違いなく、来夏達5人に対してであった。彼女たちが歌っていた噴水の土台は、毎度毎度のエンディングで5人が歌っていたあの場所である。最終話で「教頭と歌う」という願いこそ叶わなかったものの、彼女の指揮で歌えたということで、1つの物語が綺麗に閉じていくことを感じることが出来た。

 結局、彼女たちの頑張りが何を残したかは分からない。みんな離ればなれになっていくし、紗羽と大智の関係がどうなったかは、はっきりとは分かっていない。和奏に至っては進路だって未だ決まらないまま。とばっちりを食らった校長はどうなったか定かじゃないが、多分あの理事長のことだからあの後きっちり解雇はしたんだろう(卒業式に姿が見えないのである)。ハッピーエンドなのかと言われたらまだ分からないお話。それでも、「時々歌ったり」した彼女たちの青春は1つの形を残せたのだから、これはこれで良い終わり方だったのではないでしょうか。

 ちなみに、結局最終回でまひるさんの出番が無かったのがちょっと残念だったが……まひるさんみたいな声の男の子がいたし、まひるさんそっくりの声のニュースキャスターなんかもいた。多分、もう色んなところに転生してるんじゃないかな。

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 馬でふんだ後に本人も踏んでくれるなら無問題な第12話。うわー、気持ち悪ーい、アニメキャラに踏まれること考えてるなんて気持ち悪ーい。中の人に踏まれたいに決まってるじゃないですか。

 さておき、順調に予定通りに進んでいるな、という流れで、最終話までの最後の橋渡しとなった1話。今回のお話の中だけだと特に大きな事件はないが、順調に合唱部の面々が自分たちのやりたいことの下拵えを整えている様子が描かれていく。「あの子達が頑張っているんだから」といって回りの生徒や大人達も巻き込んで次第に大きなムーブメントに……というのが分かりやすい筋だと思うのだが、いかんせん尺の短さもあって、たかだか5人ではあまり大きな影響力は出せていないように見えるのは残念なところ。今のところ、紗羽ちゃんが土下座したことにより、志保さんを巻き込んで町内会くらいは引き込めたかな、というのが最大規模の変化である。次回予告を見るとどうやら白祭当日は雨になるみたいなので、果たしてお客さんは来てくれるのかどうか。

 もっと残念なのは、他の生徒達への影響力。結局部長会議では否決されてしまったので白祭の開催自体はどうしようもないし、校長を奮い立たせる程度の影響はあったが、それも理事長相手では簡単にはねつけられてしまった。来夏が部長会議で言ってたのと全く同じ台詞を繰り返すという、校長の精一杯の反抗だったにも関わらず、理事長にはワイン一本でおしまいである。

 普通の青春ドラマなら、次回予告であったように理事長に「帰れ!」と突っ返され、停学を突きつけられたところで後押しをするたくさんの仲間が駆けつけてくれて盛大な白祭が巻き起こる、という展開が待っているはずなのだが、そこまでいくにはちょっと規模が小さすぎる気がする。せいぜい、商店街のおっちゃん達が野次馬代わりに覗きに来て、あとヘルプしてくれるのは声楽部のツンデレ部長あたりに期待が持てる程度だろうか。服飾部や美術部も見に来てはくれるだろうけど、あいつらそこまでテンション高くないから、理事長に怒られたらさっさと帰りそうだし。

 となると、最後の期待は教頭に託されることになる。来夏の働きかけにより、今回ついに声楽部の広畑部長を揺さぶることに成功。奇しくも同時にまひるさんの墓前で教頭と和奏の感動の和解劇も展開したおかげで、声楽部についてはかなりの深度で侵略に成功している。校長が役立たずであることを考えると、やはり理事長クラスを押しとどめられるのは教頭しかいないだろう。出来たら教頭には一緒に歌うところまでいってもらいたいのだが(当然エンディング映像にも入ってもらう)、どの程度食い込むことが出来るだろうか。声楽部も部活一同で頑張って欲しい気もするが、いざ歌うシーンで合唱部5人が喰われちゃうと困るから、まぁ、とりあえず伴奏の上野さんだけでいいや。

 以上が、白祭に関わることが出来そうな全要素である。さぁ、この陣容でどれほどの感動を生み出せるというのか。はなはだ不安ではあるが、頑張ってくれたウィーンに報いるためにも、何とか涙が止まらない大団円を迎えて欲しいものだ。あと、エピローグ部分に紗羽ちゃんと大智のちょっといい感じの後日談とかいれてもらえるとちょっとニヤッとするかもね。紗羽ちゃんにそんな気は無いだろうけど、大智はまんざらじゃないぜ……いや、あんな子が近くにいたら、そら黙っちゃいられないと思いますけど。

 今回のお話を見ていて上手いなと思ったのは、ちゃんと合唱部5人が5人分のがんばりをしているというところ。来夏は一番直接的に活動しており、声の大きさが一番なので回りへの影響力は大きい。白祭への思いも人一倍であり、冒頭でオープニングに繋がる演出なんかは、分かりやすいがグッと来るものがある。紗羽は大道具の仕事が捗る一要因になり、町内会を動かす大きな役割を果たした。大智は言わずもがな。積極的には何一つ必死になっていないように見える和奏も、教頭とのパイプを繋ぐのに手を尽くしていた。ウィーンだけは「小道具作り直し」という一番地味でしんどい仕事が回ってきていたが、実は彼の一番の仕事は「合唱部内での不和の解消」だったりする。こういう役割が1人いてくれると、集団ってのはスムースに回るもんなんですよね。

 さぁ、次回が泣いても笑っても最終回。一体どうなることやら。次週の活躍予想は、本命は当然和奏・教頭。時点で紗羽のお父ちゃん。大穴でヤン。

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 教頭がロボット兵器なら紗羽ちゃんは超人、第11話。なんだあのスペックは。あんな狭い空間で突如バク転出来る運動神経があるのかよ。即興で振り付け担当なんて無茶ぶり以外のなにものでもないのに、何で出来そうなんだよ。歌って踊れて馬に乗れて弓まで扱える完璧超人めが。しかもビキニアーマーがきわどすぎるぞサワーニャ。乳もヤバいが下もすげぇヤバい。

 物語は急転直下、とはいえ、このあたりの展開までは予想された未来の1つだったので、そこまで驚きの展開とは言い難いか。まぁ、改装改築だけだったら教頭たちがあんだけ落ち込む必要は無かったわけで、やはり突然舞い降りた結末は「取り壊し」しかない。……どうなんだろうねぇ。確かに少子化に歯止めがきかない現代日本において、私立の専門学校はなかなか厳しいのは間違いないだろうけども……少子化で悩む地域にマンション作るのはええんかい、っていうね。なんかね、あんまりあの学校が経営難と結びつかないのよね。あまりに校舎が綺麗すぎて。しかもどう見ても新築っぽいのさ。今週紗羽ちゃんと和奏が話してたトイレなんかも、めちゃめちゃ綺麗だったでしょ。あれで築20年以上とか言われても信じられないよ(まひるさん達がOGなんだからそれくらいは経ってるはずなんだけど)。それがついにつぶれてしまうというのだから、そりゃぁ衝撃である。白祭中止を言い渡された学生たちもそうだが、仕事場と母校を同時に喪失してしまう教頭のショックは特別なものがある。そりゃぁ電池も切れるってもんだろう。

 学園祭が無くなる、だけならば青春ドラマならどうにかなる。過去には似たような設定のアニメもちょいちょいあったし、「歌」というキーワードからイメージするのは何故か「まなびストレート」だったりもする。学校側が何か無茶なことを言い出すが、主人公を中心とした生徒たちが一丸となることでそれを阻止してハッピーエンドに持ち込む、それが学園ドラマのテンプレートだろう。しかし、残念ながらこのアニメの場合、取り壊しについては待った無し。校長も教頭もしょげかえっているので大人を巻き込めば何か大きなムーブメントになるかも、とは思うのだが、いかんせん上からの強権が大きすぎる。既に重機のたぐいが校内に入っており、多分今から取り壊しを阻止しちゃったら、それこそ億単位の損失もあり得る話。「この学校はもう終わる」、それは決定事項のようだ。

 あまりにも無体な状況になすすべもない合唱部の面々。まぁ、元々白祭に向けての準備自体がかなりのムリゲーっぽかったのだが、それでも無くなってしまうと言われればしょげてしまう。各人がそれぞれのシナリオで目標を見いだしかけていた状態だったのだが、そんな中でどうしようもない上からの圧力がかかって1つの目標が挫けてしまうというのは、ちょっと奇妙な構図ではあるが、これも1つの「若者の夢がくじかれる図式」と言えるのかもしれない。たとえば前回個別シナリオを終えたウィーンは、小道具作りというミッションに並々ならぬ情熱を燃やしていたが、それが必要無くなった。進路を模索することで新しい未来を探る紗羽は、やったこともない振り付け製作に困惑していたが、実際に作業を始めた彼女は間違いなく輝いていた。それなのに、彼女の新しい目標はあっという間に閉ざされてしまったのだ。美術部との交渉がうまくいった大智、声楽部との折り合いまで付けて歌を歌おうとした来夏も、同じようにして「とにかく目の前に作った目標」を挫かれてしまったのである。

 ここで「何が何でもやりたいんだ!」という流れで暑苦しい青春にはならない。何せ、来夏以外の面子は結局「巻き込まれて」流れでやっていた作業なわけで(大智に至っては結局役職を全うできなかったし)、駄目だと言われたら悔しいには違いないが、そこは大人しく諦める程度のことだ。皆を煽動していた来夏だって、中止と言われて暴れるようなことも出来ない。自分だけでなく、あの憎らしい声楽部も、教頭も、同じように白祭の中止にはダメージを受けているのだ。自分だけがどうこう言っても仕方ない状況なのである。

 そんな中でも、ただ1人だけが全く迷いを持っていなかった。ここにきていよいよ出てきた、主人公坂井和奏。白祭の中止でみんなの顔色がどんよりと曇り、抗えない流れの中に「仕方ない」を抱え込んでいた中で、和奏だけは一切笑顔を崩さず、回りを気にせずに目標に走り続けた。夕暮れの廊下に集まる5人の構図で、明らかに和奏だけは「変わらない」姿勢を維持し続けていたことが対比的に描かれている。彼女にとって、白祭はあくまで「自分の目標」の部分の1つでしかない。彼女は「白祭が出来なくなること」をさして問題とは考えなかった。彼女にとって必要なのは、あくまで「歌を作ること」であって、「白祭を成功させること」ではなかったのだから。

 彼女を見れば、他の面子だってそうだったことに気づける。白祭が出来ないからって、彼らの持った夢には何ら変わりはない。だったら、自分たちの力で、自分たちの「白祭」を作ってしまえばいいのである。ようやくゴールが見えた。彼女たちがやるべきは「学校生活の最後の歌」をやりきることだ。それはもちろん、この学校の最後ということにもなるだろう。それならば、教頭だって目標は違わないはず。もちろん、教頭の積み重ねた年月と、和奏たちの年月は意味が違う。教頭から見れば、和奏たちのやろうとしている「歌うこと」はひょっとしたら子供のお遊びに見えるかもしれない。それでも、その背後にまひるさんがいるのだから、彼女は理解を示すことは出来るはずだ。

 さぁ、どうなるんだ、ロボット兵器。

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 「ショ〜ウテンジャー!」のかけ声は「カ〜レンジャー!」と同じ、第10話。カレーがバイキンと戦う時点で戦隊ヒーローじゃない気もするけど、ガンバライジャーを参考にしたんならしょうがないよね。……ちょっと待てよ、大智はいいけど、何で残りの三人がガンバライジャーのテーマ歌えるんだよ。どこで練習したんだよ。あんだけ息あがってる状態で伴奏まで歌おうとすんなよ。和奏が歌ってたソプラノパートとか普通に考えたらオリジナルだよ。こんなところで彩陽の本気だよ。

 というわけで、前回からの引き、そしてサブタイなどから見るに、今回はショウテンジャー回ということになる……のだろうか。実際Aパートはショウテンジャーのクオリティの高さを見せつけられることになった。序盤はウィーンだけが乗り気で残り4人が及び腰、いざやってみると息も合わなくて素人芸っぽい、というところまでは予想通りだったのだが……いや、でも上手いなこいつら。初回から結構クオリティ高かったぞ。最初はバラバラだった名乗りも、終わる頃にはほぼ合うようになってたし、恥ずかしいとか言ってた割には台詞も良く通る発声で怖じ気づかずに言えてたし。まるで声優みたいじゃないか! あのクオリティなら想像以上に話題性は出るかも。そもそも「顔出し少年少女ご当地ヒーロー」の時点でかなりレアだし。ウィーンなんて割とイケメンだから固定ファンもつきそう。このままアクション俳優デビューとかして、2年後くらいの戦隊で大抜擢され、それを見たヤンと連絡がとれるようになる、というハッピーエンドはどうだろうか。マジでありそうだからウィーンは怖いんだ。

 さて、サブタイトルの「燃えたり」の方はウィーンのエピソードが片付いたショウテンジャー要素のことだったわけだが、さて、もう片方の「萌えたり」とは何のことなのか。まぁ、こっちの萌えもウィーンのことだと言われりゃそうかもしれないが(来夏たちの話が嘘だと言われた時に漏らした声は実に可哀想だったが)、少なくともぴっちりスーツでエロい肢体を見せびらかす沖田親子のことではないだろう。となると、「萌え」の対象は今回のもう1人の主人公だった教頭ということになってしまう。少しずつデレ化が進行している教頭だが、前回のバイト申請の時があからさまに上の空だったことも判明し、どんどん弱い部分が見えてきている。メインヒロインと言われる(?)由縁である。そんな萌えキャラが今回はいよいよ和奏とのタイマン勝負に挑むことに。

 2人を繋ぐ役割を果たす故・まひるさんの存在感も少しずつ増してきており、2人の見ている「まひる像」は共通の目標として表れている。ただ、同じ人物を見るにしても、娘と親友ではその意味が大きく違っているのは確かだ。和奏の探しているまひるさんは、あくまでも「歌作りの目標」として。いきなり作曲しろなんて言われてもそうそう簡単に素人が満足行く結果を出すコトなんて出来るはずがない。志保さんのアドバイスに従い、微妙なタイミングではあるが、和奏は在りし日の母親像を、今現在の目標として追い求める。

 それに対し、教頭が思い起こすまひる像は、過去の面影だ。学園で一体何の計画が進行しているのかは未だはっきりしていないが、Cパートの測量の様子なんかを見ると、どうやら学園の存亡にも関わる事態になりそうだ。教頭が守りたいと思っているのは、はるか過去の思い出、自分が一番楽しかったあの時代のこと。それが上からの圧力で壊されようとしている今、必死に目を伏せているところに上がり込んできて思い出を掘り起こそうとしている和奏の姿は、彼女にはどのように見えているのだろうか。必要以上に思い出されるあの頃の記憶と、全く違った性格の中にも、どこか芯の強さが通じているように見える不思議な母子の存在。教頭の心が解凍される日もまもなくだろうか。

 結局、この作品って、「教頭が昔の気持ちを取り戻すお話」なんだよなぁ。既にその目標地点には到達しつつあり、声が聞こえた瞬間に慌ててカセットテープを止める教頭なんかは実に可愛らしい。そして、どんどん彼女の本心が見えてくるにつれて、まひるさんから直接お別れの言葉を言われた彼女の心情も分かるようになって辛いのである。まひるさんは気丈な人なので、自分の死期が近いことを、決して娘には告げなかった。だからこそ和奏は母親の気持ちに触れるまでにあんな遠回りをしてしまったわけだが、教頭の方は、そんなまひるさんが本音を漏らしてしまった数少ない人物なのである。彼女が「良い人」であることのこれ以上無い証明だろう。

 もうまもなくこのアニメも終わってしまうことになるわけだが、是非とも最後には和奏と教頭が笑って一緒に歌っている姿が見たいものだ。

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 グリーンが女性戦士とか! 第9話。ウィーンはその辺ちゃんとプロデュースしてくれよ! まぁ、彼の場合は戦隊マニアじゃなくて「ガンバライジャーファン」なだけみたいなので、その辺が適当なのは仕方ないけども。偶然にも女性3人に対応可能なカラーリングだったのになぁ……あのスーツ、どんだけフリーなサイズなんだろうなぁ……

 というわけで、圧倒的戦隊回になったということは、妙なところからウィーン回だったということである。前回までに和奏・紗羽は大きな問題を解決させ、多分大智もクリアしていた。残りがウィーンと来夏だな、と思っていたら、ウィーンの問題解決がこんな適当なことに。いや、本人の悩みもそこまで大きくなかったみたいだから別にいいんだけどさ。あんだけ思わせぶりに手紙の描写を繰り返しといて、「多分ヤンも元気にやってるから大丈夫だよ!」って、それだけでいいんだろうか。それだけ戦隊レッドが偉大だということなのかな。CV檜山だもんな。……あれ? でも変身後の声が檜山ってことは、変身前も檜山じゃね? もしくは電王みたいなイマジンシステムなのか。だとしたら新しいな、ガンバライジャー。

 とんとん拍子で話が進んだのは、白祭の準備と、そのために必要な資金繰りのバイトのお話。紗羽のお母さん、志保さんの計らいで、今が旬とも言えるご当地ヒーローへの道が拓けてしまった合唱部の面々。いくらご当地ヒーローといっても流石にフェイスマスクぐらいはしてもらわないと困るのだが、この企画、本当にやっつけなんだろうな。もし万一、ショウテンジャーが一山当てたとしても、デビュー時に顔出しだったら役者の替えが効かないからずっと和奏達にやってもらわなきゃいけないわけで、アルバイトの仕事としてはあまりにもヘヴィー。商店街の人たちにもう少しやる気があればマスクくらいは発注出来ると思うのだが、それすらやってくれないだろうしなぁ。そもそも「衣装に心当たりがある」寺の嫁の時点で異次元の存在なので、回りの人たちがついて行けなくても仕方ないけど。過去にこの商店街で一体どんな催し物があったというのだ。

 とにかく、大人の意向と若者の要望が合致し、どさくさに紛れて教頭の審査も突破した5人はめでたく戦隊デビューすることに。女の子には分からない男の子のロマン。大智もちょっとついて行くのが大変そうだが、日頃の行いが良いウィーンが暴れているだけなので、女子3人もなんとかついてきてくれるみたいだ。来夏は元からバイトと賑やかなコトは好きだろうからいいとして、他の二人はあのぴっちりスーツで人前に出ること(しかも顔出し)に対して抵抗がないのは恐ろしい。まぁ、馬に乗って町中を闊歩した時点でどんな羞恥プレイも平気な気もするけど……「あの戦隊の緑の子、こないだ馬で登校してましたよ」って、そっちの方がよっぽどご当地ヒーローっぽいじゃねぇか。

 戦隊を絡めたウィーンの昔話と現在の悩みは、本当にサラッと流す程度の扱いだったのは可哀想だが、一応彼のバックボーンが確認出来たし、取り立てておかしな点があるわけじゃないから良しとするか。「ウィーンの町並みにリス多すぎ」とか突っ込みどころはある気もするが、金髪碧眼、病弱な美少年がちょろっと登場しただけでもニーズはあるし。これまで熱心にウィーンが続けてきたメモの意味がきちんと活きてきて、「メモはもういいんだ」という短い台詞から手短にお悩み相談→解決までのプロセスが繋がったのは脚本の上手いところ。あの流れから「なんかあったのか?」と悩みを察知出来る大智はすげぇと思うけど。普通に考えたら「流石にこの戦隊オタクちょっと気持ち悪い」ってひくのが普通の反応だと思うしなぁ。大智はマジで良い奴だ。デリカシーないけど。ばっちゃが言ってた格言も立派だよ、田中家。

 その他の面子はというと、紗羽は新しい進路を模索しているところ。とにかく馬絡みの仕事を探すことになるわけだが、やっぱり自分で乗りたいというのが最初にくる要望らしい。騎手以外で自分が馬に乗れる仕事って……あんまり無いなぁ。いや、そもそも騎手って「自分が育てた馬」には乗らない気もするんだけども。紗羽ちゃんたらあのタイミングまで体重制限すら調べてなかったうっかりさんなので、多分まだ見えてない世界がたくさんあるんだろう。時間はないけど、将来の夢を探している間は楽しいもんだ。一方、はっきりとした目標がある和奏も、ちょいとスランプ気味。猫でも出来るとはいえ(実際、ノラはピアノに飛び降りた時に立派な曲を奏でていたけど)、作曲なんてそんなに簡単にできるもんじゃない。親父さんのいう通り、のんびりやるしかなさそうである。

 そして、和奏の作曲に大きく関わり、クライマックスでは中心人物となるであろう、教頭こと高倉先生。志保さんからすれば「真面目な先輩」、来夏からすれば「話の分からない天敵」。しかし、その実態はあくまで一人の女性。校長が怯えている学長からの命令は、教頭にとっても望まざる何かであるらしいのだが、彼女の頭を悩ませる計画とは一体何なのだろう。そして、彼女が心を開き、まひるさんの思い出を共有しながら和奏と一緒に曲を作ることが出来るかどうか。こうして物語がクライマックスに近づいているのが分かると、気分も盛り上がるのだが「もう終わっちゃうんだよなぁ」という寂しさが早くもよぎるのです。次回あたり、いっそヒーローショーで1話使うくらいののんびりペースで話をダラダラ続けてくれないもんだろうかねぇ。

 今回のお気に入りポイントは、大活躍だった志保さんかな。P.A.作品の能登キャラは毎回良い味が出ておる。こういう大人が回りにいてくれる子供たちは幸せだ。あとは、ポジティブモードになってからの和奏のキャラも良い。悩みが晴れると、案外天然で可愛らしい娘なのである。寝起きで親父さんに返事したときの「んぅ」っていう声がやたらナチュラルで好き。和奏さんが目玉焼きの着地に失敗してしまうほどに料理が微妙なのは中の人オマージュ、ではない。

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