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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 教頭がロボット兵器なら紗羽ちゃんは超人、第11話。なんだあのスペックは。あんな狭い空間で突如バク転出来る運動神経があるのかよ。即興で振り付け担当なんて無茶ぶり以外のなにものでもないのに、何で出来そうなんだよ。歌って踊れて馬に乗れて弓まで扱える完璧超人めが。しかもビキニアーマーがきわどすぎるぞサワーニャ。乳もヤバいが下もすげぇヤバい。

 物語は急転直下、とはいえ、このあたりの展開までは予想された未来の1つだったので、そこまで驚きの展開とは言い難いか。まぁ、改装改築だけだったら教頭たちがあんだけ落ち込む必要は無かったわけで、やはり突然舞い降りた結末は「取り壊し」しかない。……どうなんだろうねぇ。確かに少子化に歯止めがきかない現代日本において、私立の専門学校はなかなか厳しいのは間違いないだろうけども……少子化で悩む地域にマンション作るのはええんかい、っていうね。なんかね、あんまりあの学校が経営難と結びつかないのよね。あまりに校舎が綺麗すぎて。しかもどう見ても新築っぽいのさ。今週紗羽ちゃんと和奏が話してたトイレなんかも、めちゃめちゃ綺麗だったでしょ。あれで築20年以上とか言われても信じられないよ(まひるさん達がOGなんだからそれくらいは経ってるはずなんだけど)。それがついにつぶれてしまうというのだから、そりゃぁ衝撃である。白祭中止を言い渡された学生たちもそうだが、仕事場と母校を同時に喪失してしまう教頭のショックは特別なものがある。そりゃぁ電池も切れるってもんだろう。

 学園祭が無くなる、だけならば青春ドラマならどうにかなる。過去には似たような設定のアニメもちょいちょいあったし、「歌」というキーワードからイメージするのは何故か「まなびストレート」だったりもする。学校側が何か無茶なことを言い出すが、主人公を中心とした生徒たちが一丸となることでそれを阻止してハッピーエンドに持ち込む、それが学園ドラマのテンプレートだろう。しかし、残念ながらこのアニメの場合、取り壊しについては待った無し。校長も教頭もしょげかえっているので大人を巻き込めば何か大きなムーブメントになるかも、とは思うのだが、いかんせん上からの強権が大きすぎる。既に重機のたぐいが校内に入っており、多分今から取り壊しを阻止しちゃったら、それこそ億単位の損失もあり得る話。「この学校はもう終わる」、それは決定事項のようだ。

 あまりにも無体な状況になすすべもない合唱部の面々。まぁ、元々白祭に向けての準備自体がかなりのムリゲーっぽかったのだが、それでも無くなってしまうと言われればしょげてしまう。各人がそれぞれのシナリオで目標を見いだしかけていた状態だったのだが、そんな中でどうしようもない上からの圧力がかかって1つの目標が挫けてしまうというのは、ちょっと奇妙な構図ではあるが、これも1つの「若者の夢がくじかれる図式」と言えるのかもしれない。たとえば前回個別シナリオを終えたウィーンは、小道具作りというミッションに並々ならぬ情熱を燃やしていたが、それが必要無くなった。進路を模索することで新しい未来を探る紗羽は、やったこともない振り付け製作に困惑していたが、実際に作業を始めた彼女は間違いなく輝いていた。それなのに、彼女の新しい目標はあっという間に閉ざされてしまったのだ。美術部との交渉がうまくいった大智、声楽部との折り合いまで付けて歌を歌おうとした来夏も、同じようにして「とにかく目の前に作った目標」を挫かれてしまったのである。

 ここで「何が何でもやりたいんだ!」という流れで暑苦しい青春にはならない。何せ、来夏以外の面子は結局「巻き込まれて」流れでやっていた作業なわけで(大智に至っては結局役職を全うできなかったし)、駄目だと言われたら悔しいには違いないが、そこは大人しく諦める程度のことだ。皆を煽動していた来夏だって、中止と言われて暴れるようなことも出来ない。自分だけでなく、あの憎らしい声楽部も、教頭も、同じように白祭の中止にはダメージを受けているのだ。自分だけがどうこう言っても仕方ない状況なのである。

 そんな中でも、ただ1人だけが全く迷いを持っていなかった。ここにきていよいよ出てきた、主人公坂井和奏。白祭の中止でみんなの顔色がどんよりと曇り、抗えない流れの中に「仕方ない」を抱え込んでいた中で、和奏だけは一切笑顔を崩さず、回りを気にせずに目標に走り続けた。夕暮れの廊下に集まる5人の構図で、明らかに和奏だけは「変わらない」姿勢を維持し続けていたことが対比的に描かれている。彼女にとって、白祭はあくまで「自分の目標」の部分の1つでしかない。彼女は「白祭が出来なくなること」をさして問題とは考えなかった。彼女にとって必要なのは、あくまで「歌を作ること」であって、「白祭を成功させること」ではなかったのだから。

 彼女を見れば、他の面子だってそうだったことに気づける。白祭が出来ないからって、彼らの持った夢には何ら変わりはない。だったら、自分たちの力で、自分たちの「白祭」を作ってしまえばいいのである。ようやくゴールが見えた。彼女たちがやるべきは「学校生活の最後の歌」をやりきることだ。それはもちろん、この学校の最後ということにもなるだろう。それならば、教頭だって目標は違わないはず。もちろん、教頭の積み重ねた年月と、和奏たちの年月は意味が違う。教頭から見れば、和奏たちのやろうとしている「歌うこと」はひょっとしたら子供のお遊びに見えるかもしれない。それでも、その背後にまひるさんがいるのだから、彼女は理解を示すことは出来るはずだ。

 さぁ、どうなるんだ、ロボット兵器。

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