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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 バスの二重奏でエンディングを迎えるアニメ、渋すぎる、第4話。まぁ、相変わらずその後のエンドカードでぶち壊しなわけですが……今回は本編もそこまで重い話じゃなかったので軽めのギャグでも許してあげよう。

 というわけでコントラバスコンビのお話。今回はコンテが山村卓也氏ということでいつも以上に安心して観ていられる内容で、コントラバスという題材を意識してのものか、どこかゆったりと重めのテンポで運んでいくシナリオラインは明快。個人的にはクライマックスで久美子と求が対峙するシーン、車のヘッドライトによって久美子から「伝染った」明るい何かを見せる演出なんかはシンプルだが効果的で感心するなど。

 メインの2人に触れる前に周りの諸々から処理してしまおう。まずは気付けば早いもので3回目となるサンフェス。今回は尺の都合上、実際の演奏シーンがカットされてしまったのは非常に残念で、我らがドラムメジャー・高坂麗奈のエロいコスなどを堪能できるシーンはもっともっと欲しかったところ。過去2年分はそれなりにちゃんと見せてくれていたし、せっかくだから「田中あすかを超えた」と久美子に言わしめた勇姿をとくと拝見したかった。でもまぁ、その分演奏後に麗奈がきちんと新人ちゃんのところに行って声がけしている様子が見られたので、ひとまずはそれだけで満足しておくか。一瞬「久美子に言えって言われたのでは?」って勘繰ってしまったが、その後の会話でちゃんと麗奈が独自の判断で行ったことが確認できたので一安心。高坂麗奈は堅物だけど馬鹿ではないし、この3年できちんとコミュニケーションのなんたるかも学んでいるので、最低限のフォローはできるのです。隣の黄前相談所がハイスペックすぎるせいで霞むだけなのだ。あそこでちゃんと1年生とコミュニケーションがとれるというだけで、確かに「田中あすか以上」なのかもしれません(あいつは絶対やらん)。

 サンフェスといえばなんといってもマーチングバンドの強豪・立華の梓ちゃん。相変わらず「中の人もあずさだからなー。あと1人でハロハピ全員集合になるのになー」と思いながら見てたりするわけだが、こうして躍動する梓ちゃんを見ていると「マーチングバンドもアニメ化せんかなぁ」とは思ってしまう。改めて1から描こうとすると時系列が行ったり来たりするのが悩ましいが。京アニさん、いつまでもお待ちしております。

 そして晴れ舞台の裏でも暗躍し続ける銀色の悪魔・黒江真由。久石奏は久美子の必死の部長業務を「暗躍」と称していたが、我々(先の展開をある程度知ってる)視聴者目線からすると、真由の行動の方がよっぽど「暗躍」。まー、彼女に悪意が1ミリもないので「暗」でもないし「躍」でもないのだが……入部からほんの数ヶ月でここまで浸透して部員の心を掌握する黒江流ママみ術には舌を巻く。確かに黄前部長に決定的に足りないのはママみと包容力だから……いや、でも一年生からしたらどっちも頼りになる上級生だよな。大丈夫だ久美子。おっぱい以外は負けてないぞ。

 などと脇の動きも気になるところですが、とりあえず今回はコントラバスの2人。ここまでスポットが当たりそうで当たらなかった吹部のお姫様・月永求。彼は当時この学年に焦点が当たった「誓フィ」でもそこまでフィーチャーされなかった不遇の身だったが、ここでようやくお当番回をもらえたし、これまでの鬱憤を晴らすようにめいっぱい緑輝先輩とイチャイチャできたので満足してもらえたのではなかろうか。彼の抱える問題って、(人の死が関連してるという部分だけは重たいが)これまで吹部が抱えてきたような重篤で厄介な人間関係の問題の中では割とさっぱりしてる方。あくまで家族の問題なので吹部内でゴタゴタする理由にはならないし、求も別に祖父のことが嫌いなわけでもなく、単に話せば分かってもらえる程度の問題なので、1話でさっくり解決しても特に違和感はない。それでもこの短いエピソードの中で黄前相談所がしっかり機能していたことが分かるのが流石。放っておいても自然に解決しそうな問題ではあったが、久美子が最後に選んで「刺さった」一言は「気持ちは演奏に出るよ」。緑輝のいう通り、求は面倒な性格ではあるが音楽に対しては非常に素直。そんな求に一番効果的な言葉は、「お前がウジウジしてると演奏にも影響出るやろ。そんなん、上級生は聴いたら一発で分かるんやで。お前の憧れの輝先輩だってそうや」ということ。いちいち最大効率の言葉を選べるのが黄前久美子の強さである。

 そして、そんな求との関係性の中で久しぶりに掘り下げられた感があるのが川島輝という女。考えてみりゃ、怪物が多い北宇治吹奏楽部においても一際異彩を放つ存在がこの輝なのだよな。どれだけドロドロぐちゃぐちゃな状況下でも一切衰えることのない生まれながらの光属性。入部からこれまで一度たりとも演奏に文句をつけられたことがない完璧なスキルと、求のような難物をあっさり取り込めてしまうカリスマ(求がお姉ちゃん子だったという理由は明かされたが)。実は高坂麗奈や田中あすか以上の化け物がこいつなのだが、輝の一番恐ろしいところは、そうした化け物じみたスペックを周りに感じさせず、威圧感を与えない人心掌握術である。そう、あすか、みぞれ、そして麗奈といった最強集団が唯一抱えていた傷を、こいつは持っていないのだ。作中最大のジョーカー的存在。こいつのおかげで仲良し4人組がうまく回っているという側面もあり、今の吹部首脳陣を裏で操っているのは輝だったとすら言えるのである。……そりゃ求も犬になるわなぁ。

 今日の結論:奏と求の間の関係性をいじろうとすると、緑輝よりも先に梨々花の影がちらつきます。

 

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