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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
芸道かくも険しき、第8話。難しい話になってきた。 今回のサブタイのつけ方がなかなかに心憎くて、序盤を見ているとここで言われる「橋」は現世と黄泉をつなぐものを意味していると思われる。鬼夜叉が演じた「卒塔婆小町」という演目はこの時代の人らにもある程度認知されているようだが、晩年の小野小町を使って人の世の無情や時間の無情を描くもの。観客が「死者」への思いを馳せたことからもわかる通り、舞台が「橋」に見えてあの世とこの世、生と死をつなぐ役割を果たす。その死生観をまざまざと見せつけたことが、鬼夜叉の舞台の最大の評価ポイントとなった。 しかし、最後まで見ているとこの「橋」にはもう1つの意味があり、それは芸事をつなぐ「彼岸」への渡しの役割である。自らの「舞」の限界を感じた鬼夜叉と増次郎は、同時に全く同じブレイクスルーへと思い至り、志を同じくして駆け出す。2人は互いにジャンルを超えたコラボを希望し、その「架け橋」の役割を果たす。ラストシーンで2人が出会ったのが橋の上というのは、くどいくらいにこのモチーフを描写したものである。前半と後半で全く異なる「橋」を示すこのサブタイ、絶妙な配置ではないか。 もちろん、今回の話はこの2点だけで終わるものではない。舞比べの第2戦はなんと鬼夜叉の完勝。あまりに強烈な卒塔婆小町を見せつけられた増次郎が選んだ手はまさかの「ギブアップ」で、舞う前から自分たちが敵わないことを悟ってしまった。義満からしたらせっかくのイベントを潰されてちょいご不満ではあるが(もしかしたら自分がテーマのもう1つの演目を楽しみにしてたのかも)、鬼夜叉からの返答は満点のものだったし、ここで新座に詰めたところで大した旨みもない。次なる第3ステージを設けることによって、一旦は丸く収めることにした。まぁ、その胸中ではすでに「俺は猿楽を推したいなぁ」という気持ちは固まっていたのだろうが。 「勝者」となった鬼夜叉だったが、いくら義満に伝わったとしてもそれだけではダメ。舞台を見てくれていたコガネにはその真意が伝わりきらず、散々悩んだ社会構造の変革にはなんら寄与できていない。「橋渡し」はもちろんトクさんが逝ってしまったことへの手向けの意味もあったわけだが、それ以外にも、身分の差に苦しむことの虚しさも伝えていたはずで、これが義満を動かせれば、少しはトクさんたちへの慰みになったかもしれなかった。しかしコガネのレスは塩。やはり人の命はそう簡単に贖えるものではない。目的の1つが達成されず、鬼夜叉は勝者であるにもかかわらず、自分の無力を嘆くのである。 「死者と生者」のつながりに悩むのは、実は増次郎も同じことだった。彼はかつて悲しい事故で母親を失った過去を持っており、その時の後悔から、今でも舞に対してとにかくストイックになっている様子。しかし、これまで磨き続けていた芸事が鬼夜叉によって打ちのめされ、今一度「自分の舞とは何か」を考えさせられることとなった。本当に今の田楽の姿は正しいものなのか。このままでは将軍の後援が切れてしまう恐れもあり、自分1人の問題ではない。田楽全体の問題として今回の一件を考える時、わがままを言っても始まらないし、かと言ってなあなあで処理してしまっても未来はなさそう。そんな逼迫した状態から、若き才能たちが同じ結論に至るのは必然だったのかもしれない。 流石に今回の内容については何も知らない状態だと理解が及ばないと思い、いよいよ「猿楽と田楽の違い」についてググってみたのだが、結論としては「なんかよく分かんない」であった。こんだけ鬼夜叉と増次郎の2人が悩んでコラボという結論に辿り着いたのだから、2派の間には確固たる違いは存在するはずなのだが……現代において、そこを明確化するのは難しいらしい。まぁ、本作においてはいくらか自由度が高いのが猿楽、くらいに思っといたら無難なのかな。保守派の増次郎は革新を求めて鬼夜叉に手を伸ばし、基礎すら不充分だと己の体力の無さを嘆く鬼夜叉は純粋な地力の強さを求めて増次郎に助けを求めた。 2人の若者の意思は、日本の「舞」の未来を作るのだろうか。 PR
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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