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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「南鎌倉高校女子自転車部」 5→5

 頑張れ自転車業界アニメ。わざわざ実写で自転車応援番組までセット販売したアニメだったが、このアニメを通じて自転車愛好者が増えたっていう事実があったりするんでしょうかね。今時アニメ観る連中なんて、もし趣味を始めようと思ったらネットで一瞬にして知識の上澄みくらい掬い取りそうな気がするので存在意義があったのかどうかは定かでないが。

 スタート時には「女の子が自転車に乗り始めるアニメ」っていうだけで謂われのない恐怖感を与えてくれた作品だが、終わってみればなにがしらいだぁすに比べればだいぶ安心感のある作品でした。まぁ、ユルいことはユルいのだけど、ちゃんと自転車に乗るモチベーションを最低限維持しつつ、「自転車青春ストーリー」として成立していたと思う。単に長距離を走るというだけではなかなか(観る方も)モチベーションが上がらないという某作の抱えていた欠点はレースやオリエンテーリングといった別な方向に目線を向けることで上手く対処していたし、何より単発勝負の「競争」が入ることによって、ストーリーラインにメリハリがつくのである。まぁ、ぶっちゃけ大した「競争」では無いのだが、それでも女子高生からしたら大ごとかもしれないしね。

 そして、今作がもっとも上手く機能していたと思われるのは、背景美術を含めた「屋外」の作り方。やっぱりさ、素人が自転車に興味を持って乗り始める理由ってのは、とにかく「走りたい」が最初にあるんだよ。で、なんで走りたいかっていえば、そりゃぁ走る世界が楽しいから。綺麗だから。今作はタイトルに「鎌倉」という文字列が入っており、鎌倉・湘南の風光明媚な景観にかなり力を入れて描写している。この「ご当地アニメ」としての見せ方は実は存外に意義深いもので、「これだけお外が綺麗だったら、そりゃ自転車に乗って走り回りたくなるよね」ということが納得のいくレベルで見えてくるし、視聴者自身も、彼女達が走り回る様々な景色を観ながら一緒に観光を楽しむことが出来る。単に自転車にのってダラダラとサイクルロードを走っているだけでは、そりゃ面白味なんてなくなってしまうわけで、単にご当地要素を盛り込むというのではなく、それが最大の「目的」になっているところは、これまでの鎌倉アニメとも違った独自の魅力であった。

 こうして「自転車に乗る理由」がちゃんと与えられれば、あとはまぁ、適宜女の子のきゃっきゃうふふがついてくればアニメとしてはそれなりに満足行くわけで。時にスポ根、時に日常系、ふわふわと「鎌倉アニメ」の中で自転車との共存姿勢が見えれば良かったのである。きっちり自転車走行時の作画なんかも気を遣ってくれていたし、とりあえず「目で観て楽しんでもらおう」という作品作りの姿勢は評価出来る部分ではなかろうか。まぁ、やっぱりどうしても別作品と比べてしまっている気はするが……こればかりは時期がナニなのでしょうがないよな。

 中の人については、当初不安だったA応P組はそれなりに。個人的には藤原夏海の沖縄弁が、多分ネイティブが聞いたらなんか違和感あるんだろうけど妙にクセになる部分でした。あとはシンディ役の竹内恵美子の英語とかね。割と新しい名前に気を向けられるキャスティングだったな。

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