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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<赤>

 

Blisterstick Shaman 火膨れ杖のシャーマン (2)(R)

クリーチャー・ゴブリン、シャーマン

2/1

〜が戦場に出たとき、〜は対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に1点のダメージを与える。

 パワーが1点あがった「火花魔道士の弟子(M10)」。「弟子」は1点火力で一応アドバンテージ要員ではあるが、環境に左右される上にそこまでインパクトが無いので使いにくいカードであったが、パワーを1あげただけでも、一応戦力としてカウントしやすくなったので性能は上がったと見ていいのではなかろうか。主なお仕事はマナマイア、および出たばかりの感染トリオ(「疫病のとげ刺し」「胆液爪のマイア」「荒廃のマンバ」)の除去。あれ、結構いい仕事やん。そういや「水膨れ虫(ALA)」もリミテッドでは大活躍してたしな。ライバル「煙霧吐き」との対決が熾烈。

 

Burn the Impure 不純の焼き払い (1)(R) C

インスタント

〜は対象のクリーチャー1体に3点のダメージを与える。そのクリーチャーが感染を持つ場合、そのコントローラーに3点のダメージを与える。

 このセットの基本火力。前作が「感電破」とかなり優秀だったので色々と責任の重い部門だが、2マナ3点インスタントならまぁ合格だろうか。クリーチャー限定火力になってしまっているので昨今の火力状況からすると踏んだり蹴ったりな気もするが、一応この世界にフィットしたサポートでフォローしてくれてもいる。「嚢胞抱え」を除去しながら本体3点。なるほど、結構なものだ。基本的に相手次第では「焼尽の猛火」の下位互換みたいな動きしかしないわけだが、一応シングルシンボルなのでそのへんは我慢することにしよう。構築で使う夢とかはあまり見ない方が良い。

 

Concussive Bolt 震盪の稲妻 (3)(R)(R) C

ソーサリー

〜は対象のプレイヤー1人に4点のダメージを与える。

金属術そのプレイヤーのコントロールするクリーチャーは、このターンブロックに参加出来ない。

 「脳震盪」っていうフレーズ以外で「震盪」っていう単語が出てくるのを初めて見たかもしれん。うちのアホ辞書では「しんとう」って打っても変換してくれず、「脳震盪」って打ってから「脳」だけ削ったら「しんとうで震盪に変換できる様にしますか?」とか聞いてきやがった。まぁ、普通は使わん言葉だなぁ。で、そんな難解漢字が絶対に覚えられなさそうなカードの効果はというと、なんとあの伝説のいらない子「溶岩の斧」よりもさらに効率を落とした本体火力だ。5マナソーサリーといえば世界的には3体に4点ばらまいたり(「降り注ぐ塊炭(ODY)」)、せめてクリーチャー2体に3点与えたり(「ギザギザ稲妻(USG)」)、4点を好きなように割り振ったり(「発火(8ED)」)、山の数に等しい火力を撃てたり(「尖塔の連射(ZEN)」)するはずのコスト域なのだが、このスペルが出来るのは、きっかり4点。それも本体のみ。どんなゴミクズかと思えば、この火力は何故かそのプレイヤーがコントロールするクリーチャーにも伝染し、一気に全軍を「気絶(10ED)」させることが出来る。なるほど、やっぱり脳震盪なんじゃないか。これにより、うまくいけば相手の計算を覆してあり得ない量のダメージを一気にたたき込むことが可能になり、なんだかショボく見えた4点ダメージも活きてくるというわけだ。まぁ、リミテッドならある意味エンドカード。ただ、やっぱり5マナってのは不自由である。1回使って決まればゲームが終わるくらいのデッキで使うべきカードなのだから、2枚以上はあまり必要無いんじゃなかろうか。

 

Crush 圧壊 (R) C

インスタント

対象の、クリーチャーでないアーティファクト1つを破壊する。

 「ん? クラッシュ? クラッシュってピッチつきのシャッターじゃなかったっけ?」と思わずにいられないが、実はこれって新カード。「クラッシュ(MMQ)」のつづりは「Crash」で、こっちは「Crush」。うわー、わかんねー。イメージ的に意味もそんなに変わらない気がするよ。ちなみに、シャッター分野ではさらに「スマッシュ(10ED)」もあるよ。クラッシュスマッシュクラッシュやるっしゅ。キュアマリンかよ。さておき、コストをおさえたおかげで制限がついた「粉砕」だが、この環境ならニーズはそこそこってレベルだろうか。やっぱりクリーチャーが殺せないのはやきもきするシーンが多いとは思うが、それでも普通の世界における「粉砕」以上の対象は転がっているわけで、とりあえず放り込んでおけば無駄になることはないだろう。この軽さはやっぱり便利だしね。今後のリミテッドでありそうな光景、「クリーチャーじゃないよな? じゃぁその鷹の彫像を壊すぜ!」→「白マナ払います」。

 

Galvanoth ガルヴァノス (3)(R)(R) R

クリーチャー・ビースト

3/3

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリの一番上のカードを見ても良い。それがソーサリーかインスタント・カードであった場合、あなたはそれをマナコストを支払うことなく唱えても良い。

 このカード名を見て、アニメ「NOIR」の挿入歌、「Salva nos」を思い出した人は、私と友情タッグを組む権利をあげます。初めて梶浦音源に触れた衝撃の一曲、未だにこれを聞くと自分の背後が不安になります。初めてアニメのサントラ買ったのがこれだったなぁ。などというどうでもいい導入で入ってみたが、たまに赤や緑に登場する「名前の意味がよく分からないビースト」シリーズ。「メグロノス(CON)」「クラニオセロス(CON)」、ラネット、ソクター、ナーリッド。全部覚えてたらあなたもビーストテイマー。で、そんな謎ビーストだが、名前が「Galvanic」から来ていること&フレーバーから分かる通り、どうやらミラディンの地中に眠るマナを食糧として自家発電している模様。「それならマナ出す能力にしろや」と思うのだが、何故かただで呪文を1枚プレイ出来る(かもしれない)能力だ。捲ったカードがカウンターや「起源の波」だとにょろ〜んしてしまうのは残念だが、別に嫌ならプレイしなくてもいいわけで、純粋にあるだけ得なのは流石レアだ。ただ、リミテッドだとソーサリーとインスタントなんて入って6〜7枚くらいだし、過度な期待は負担になるからやめてあげた方がいい。構築なら……はい、「紅蓮術士の昇天」。

 

Gnathosaur オオアゴザウルス (4)(R)(R)

クリーチャー・トカゲ

5/4

アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:〜はターン終了時までトランプルを得る。

 ビジュアルスポイラーのイメージを見ると、近年希に見るダイナミックな誤植が確認出来る可哀想なカード。エラッタ出るだろうけどね。なんでこういうミスが続くんだろう。ちなみに、今回は「ヴィダルケンの注入者」の日本語名も間違ってたりするのだが、こちらは何かネイティブっぽくて笑えるので良しとしよう。さておき、そんな不遇の印刷状況の彼は、いかにもコモンらしい、普通で普通のクリーチャー。6マナ5/4はまぁ普通だし、ところによりトランプルが発生するかもしれない可能性も純粋にプラスだ。現在は「炎生まれのヘリオン」が同じコスト域にいるのでやや不利な気もするが、ブロッカーとしての任を果たせるのはこちらだけなので、デッキスタイルに応じて選択するが良かろう。あまりに書くことがないので「クリーチャータイプがトカゲって、どんな奴がいたかなー」と思って調べてたら、「朽ちゆく猛禽(SCG)」やら「熱狂の猛禽(LGN)」なんてオンスロートで登場したビースト連中が、見た目だけでオラクル出されてトカゲになっていることを初めて知った。トカゲ・ロードクリーチャーが登場するのははたして何年後になるだろうな。

 

Goblin Wardriver ゴブリンの戦煽り (R)(R)

クリーチャー・ゴブリン、戦士

2/2 喊声

2マナ2/2のデメリット無しボディに、喊声を搭載した優秀ゴブリン。最近はアンコモンでダブルシンボルならデメリットなんていらないだろうという、不届きなゴブリンが増えている。困ったものだ。そしてこの能力。シンプルだけどゴブリンだからこそ輝く部分もある。まず、ゴブリンは数が増える。現在も「ゴブナイト」デッキは様々なシーンで見かけるスライデッキの代表格になっているが、1ターン目2ターン目に繰り出される大量のゴブリントークンが全軍パワーアップするのはなかなか馬鹿に出来ない効果だ。現在は同じ仕事を「ゴブリンの奇襲隊」が担当しているが、このクリーチャーは継続的にダメージの底上げが可能な部分が優れている。速攻が無いのでコストあたりのダメージ数は劣るかもしれないが、さらに「ゴブリンの酋長」あたりでサポートするという案も考えられるだろう。とにかく軽量マナ域に可能性のある人材が加わったというだけで、ゴブリンたちはお祭り騒ぎなのである。リミテッドでも、赤の熊というだけでそれなりのニーズ。赤白構成ならマイアトークンなどでビートをかけることも可能だし、装備品で耐久力を上げれば恒常的な運用も見込める。うむ、悪くない。

 

Hellkite Igniter ヘルカイトの点火者 (5)(R)(R) R

クリーチャー・ドラゴン

5/5 飛行 速攻

(1)(R):〜はターン終了時まで+X/+0の修正を受ける。Xは、あなたのコントロールするアーティファクトの数である。

 はい普通。皆さん普通ですよー! このドラゴン割と普通でしたよー! ……まぁ、5/5速攻の時点で本当はかなり強いはずなのだが、現在のドラゴンスペックだとあまり驚かれるようなものではない。単純にこれだけなら「ヘルカイトの突撃者」が6マナで実現していたし、「捕食者のドラゴン(ALA)」も貪食1でこれを越えた。そう考えると、7マナでこれくらいなら、リミテッドで出して怒られる程度のものである。おまけで付いた能力も強力っちゃぁ強力で、仮に相手のライフが20点あっても2ターンでゲームを終わらせることが出来るくらいのダメージ効率だが、どう見たって7マナのクリーチャーではオーバーキル。「汚れた一撃」からのワンチャンスとか狙ってもいいけど、それなら最初から「スキジリクス」を使えよってな話だ。1つ前の先輩である「蔵錬成のドラゴン」がずるい方向からこの世界での存在感をアピールしやがったせいで、まっすぐな能力だけだとちょっとパンチが弱いですね。



Hero of Oxid Ridge オキシド峠の英雄 (2)(R)(R) M

クリーチャー・人間、騎士

4/2 速攻 喊声

〜が攻撃に参加するたび、このターン、パワー1以下のクリーチャーではブロックできない。

 赤神話枠。白神話がプロモカードになり、緑の神話はレジェンドクリーチャー。黒ワームが全体除去で青の神話が爆発ドローのスフィンクスと来て、この騎士はちょいとばかり地味な印象がある。取り立てておかしな文言が書かれていないためだ。実際、4マナ4/2速攻はそれなりに優れているが、別にアンコモンでも良いくらいのステータス。喊声がついているといっても、レアになったら「地味レア」と言われるくらいのものだろう。そうなると、最後の一文が重要になってくるわけだ。タフネス1以下のクリーチャーを無効化する攻撃特化の能力。実際、この環境にはチャンプブロックも辞さない壁役というのがかなり多い。「草茂る胸壁」「前兆の壁」コンビを筆頭に落とし子トークンや「カルニの庭」の植物トークン。場に出て一仕事を終えた「海門の神官」あたりもこのカテゴリーに入るだろう。そうした「ビート対策カード」を、ビートの化身たる速攻クリーチャーで打破できるというのは案外馬鹿に出来ないものだろう。性質上ある程度デッキは選ぶが、速攻な上にブロッカーを無視できるので、数で押すデッキならば単純な底上げと同時に、相手の計算を狂わせる効果が高い。今後「ゴブリンバトルクライ」みたいなデッキが登場すれば面白い駒かもしれない。

 

Into the Core 核への投入 (2)(R)(R) U

インスタント

対象のアーティファクト2つを追放する。

 リミテッドだと超ヤバいカード。使われたらブチ切れて「何でアンコモンなんだよぉぉぉぉ!」って叫んでデッキをぶちまけるレベル。インスタントで、アドバンテージで、追放って。一応カード換算だと「真っ二つ」と同じなのでつじつまが合ってる気もするのだが、やっぱり突然場から2枚のアーティファクトが消え失せてしまうと相当衝撃はでかいだろう。「オキシダの屑鉄溶かし」と一緒に出してやったりすると俺の怒りも有頂天だ。構築? いや、知らないんで。「液鋼の塗膜」デッキでどうぞ。

 

Koth’s Courier コスの急使 (1)(R)(R)

クリーチャー・人間、ならず者

2/3 森渡り

 これまでのマジックの歴史の中で、ほとんどの森渡りクリーチャーは緑である。過去に緑でないカードで森渡りを得たクリーチャーは全て黒であり、「ボガートの丸太運び(LRW)」、「しなやかな海蛇(INV)」「Veldrane of Sengir(HML)」の3体だけだ。多色でも赤のクリーチャーが森渡りを得たのはたった1度だけ。しかもそのクリーチャーも混成マナで一時的に森が渡れる「ぼろ布喰いの二人組(SHM)」なので、純正赤クリーチャーに森渡りという組み合わせは、歴史的快挙である。また、コスト効率を考えれば本家緑の「エメラルドのオリックス(M10)」に完勝。クリーチャー色である緑に勝利するとなると、これまた赤は歴史的快挙といえるのではなかろうか。そう考えれば、一見地味なこのコモンも、すごく強そうに見えてくるだろう。ま、実際リミテッドなら相手次第ではこれを入れるだけで赤ビートの速度が増すので、充分フィニッシャーといえる。流石コスさん、部下の11人まで精鋭揃いだぜ。ただ、フレーバーテキストを見ると実戦部隊じゃなくて避難誘導員みたいですけどね。こんな露出度の高いぱつんぱつんのおねーさんに誘導されたら、そりゃ従うしかない。

 

Kuldotha Flamefiend カルドーサの炎魔 (4)(R)(R) U

クリーチャー・エレメンタル

4/4

〜が戦場に出たとき、アーティファクトを1つ生け贄に捧げても良い。そうしたなら、好きな数の対象のクリーチャーとプレイヤーの組み合わせに、4点のダメージを任意に割り振って与える。

 体内に疑似「爆片破(MRD)」を内蔵したきな臭い生物。6マナ4/4というと「オーガの装具奪い」と同じステータスで、「能力が強いのは分かるがちょっと入れづらいんだよなぁ」っていうくらいのレベル。ってことはこれもそこそこの能力……ってわけではないかな。流石に4点分割火力は汎用性が高すぎる。追加コストが地味に重い場合も少なくないだろうが、都合が悪いなら別にサクらなくてもいい柔軟性も嬉しいところ。プレイヤーにも行くので、後半の一押しなどで色々と活躍出来るのではなかろうか。一昔前だったらこれでレアになってもおかしくないくらいの調整だが、アンコモンなのでリミテッドではちょいちょい暴れてくれそうである。

 

Kuldotha Ringleader カルドーサの首謀者 (4)(R) C

クリーチャー・巨人、狂戦士

4/4 喊声

〜は可能ならば毎ターン攻撃に参加する。

 ミラディン世界に巨人って珍しーなー、と思って確認してみたら、過去にも「マグマの巨人(5DN)」1体だけだったようだ。今までどこで何をしていたのか分からないが、イラストを見る限りではゴブリンの陣頭指揮を執っている模様。よく分からない関係性ですな。で、そんな孤独な巨人はというと、純粋に喊声が付いた分だけ「血の峠の狂戦士(M11)」の上位互換クリーチャー。毎ターンアタックを義務づけられてはいるが、この能力だったら仕方ないというか、願ったり叶ったりではなかろうか。白には同様に喊声が付いて3/4の「ロクソドンの非正規兵」がいたが、コモン戦力としての期待値は似たようなもの。4マナまでで頭数を揃えて、きれいにこいつに繋ぎたいものである。

 

Metallic Mastery 金属の熟達 (2)(R) U

ソーサリー

ターン終了時まで、対象のアーティファクト1つのコントロールを得る。それはアンタップし、ターン終了時まで速攻を得る。

 アーティファクト版の「反逆の行動(M11)」。アーティファクトクリーチャー相手ならばきっちり「反逆の行動」として使えるし、クリーチャーでないアーティファクトも装備出来るので、何か今までに無かった悪だくみが可能になるかもしれない。無理矢理「光明の大砲」を奪って自分を破壊してみるとか、「生体融合外骨格」をむしり取って相手クリーチャーを殺すとか(その場合、ターンエンドに貼り付けた自分のクリーチャーも死ぬが)。とにかくリミテッドなら「反逆の行動」と同じくらいには使えるので、使いやすいフィニッシュカードとして重宝しそうだ。構築ではなかなかアーティファクトがメインストリームにならないので使いにくい部分はあるが、タイミング良く「エルドラージの碑」とかをパクれればものすごい衝撃を与えられるかもしれない。

 

Ogre Resister オーガの抵抗者 (2)(R)(R)

クリーチャー・オーガ

4/3

 低地の巨人(TMP)」および「髑髏砕きの巨人(ZEN)」の同型再版。クリーチャータイプが巨人からオーガになった。だからどうした。一応「髑髏砕きの巨人」はゼンディカー環境ではそこそこの登場回数をマークしていたので、こいつもそこそこの安定感。実はコモンの割にマナレシオが優秀なので、出されると意外と困るという。ま、環境に0/6壁とかがいるとちょっと残念だけどな。

 

Rally the Forces 軍団の結集 (2)(R)

インスタント

攻撃クリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修正を受けるとともに先制攻撃を得る。

 攻撃時のみ全軍に及ぶ「火をつける怒り(M10)」。わずか2マナの上昇で効果が一気に拡大したが、代わりにブロック時には何の役にも立たなくなった。赤らしい変更だが、攻めに回った時はこのスペルはそりゃ強い。大体の戦闘なんて「火をつける怒り」一発でひっくり返ったりするもんだし、対象も取らなくなったのでダメージ効率も上がっている。3マナインスタントなのだから3点もダメージが増せば御の字だろう。その上で戦闘の1つでもひっくり返れば願ったり叶ったり。特に喊声絡みのデッキでの効果が大きく、ゴブリントークン、マイアトークンあたりの数を頼みにねじ込んで、しかも喊声でパワーがあがっていればさらに上乗せして戦闘で一方的に勝つ可能性も増えてくるってなもんだ。その性質上、アタッカーが少ないとコストパフォーマンスはがた落ちするので、これを入れるかどうかはデッキの最終段階で決定すること。すんなり入るようならデッキメイク成功だ。結局入らない場合は……多分別なデッキを組むのに成功したんだろう。

 

Red Sun’s Zenith 赤の太陽の頂点 (X)(R) R

ソーサリー

〜は対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人にX点のダメージを与える。このターン、この方法でダメージを与えられたクリーチャーが墓地に行く場合、代わりにそれを追放する。〜をそのオーナーのライブラリに加えて切り直す。

 赤頂点は、毎度お馴染みX火力。最近は火力のスペックもあがっており、1マナ3点インスタントが平均になっちゃったおかげで、1マナあたりの効率が悪いX火力はあまり日の目を見ない。このカードの場合、そんなX火力の不遇に負けまいと、2つのボーナスでアピールをかける。1つ目は「分解(TSB)」や「炭化(SCG)」に見られた追放能力。地味な効果ではあるが、「恐血鬼」「復讐蔦」(あと一応「コジレック」?)というお帰りクリーチャーがいる昨今では、案外馬鹿に出来ないものである。ただ、「恐血鬼」は「臓物の予見者」と並んでいることも多いので、逃げられた上にフィズらされ、下の効果まで逃してしまう可能性があるのが難点。「復讐蔦」に対しては1つの解答になりえるカードだが、「蔦」の恐ろしさは「獣相のシャーマン」などでのシナジーの多さ。効率の悪いX火力で1対1交換して割に合うかは微妙なところだ。そこでもう1つの効果であるZenith能力だ。これなら、後になればなるほどドローする確率は高まっていくので、序盤に2〜3点くらいで適当に打ち込んでもそんなに心が痛まないという利点はあるし、「ジェイス」と組み合わせると手軽なシャッフル手段としても利用出来る。でもまぁ、直接的なアドバンテージに繋がるわけでもなし、X火力を4枚積むというデッキもあまり聞いたことがなし。リミテッドで鬼カードなのは相変わらずだが、構築ではまだまだベンチから出してもらいにくいくらいである。一応「鎚のコス」との相性はいいので、そのあたりを駆使する赤単なんかは面白いのかもしれない。

 

Slugstorm 金屑の嵐 (1)(R)(R)

ソーサリー

以下の2つから1つを選ぶ「〜は各クリーチャーに3点のダメージを与える」「〜は各プレイヤーに3点のダメージを与える」

 コスさんが超必殺技をかましているイラストが勇ましいレア火力。3点の全体火力といえば、やはり「火炎崩れ(DKS)」だろうか。これと同じようにミラディンブロックの第2エキスパンションに収録されたカードであり、レアリティも一緒。やっぱり再訪した世界であるためか、「荒廃鋼の巨像」や「墨蛾の生息地」など、過去のセットのオマージュみたいなカードが多い気がする。さておき、「火炎崩れ」に比べて色拘束が緩くなったために、多少の弱体化は起こっている。これを使うような赤デッキではダメージを喰らうことなんか気にしないんだから別々にされたのは単純にデメリットであると思うし、再生を禁止する機能も削除されてしまっている。しかし、やはりトリプルシンボルだったカードよりは格段に入れられるデッキは増えているだろうし、なんだかんだで全体3点は強力無比。これまで「紅蓮地獄」の射程圏を越えて余裕を見せていた「海門の神官」あたりもこれで油断出来なくなった。また、「稲妻」と併用してそれなりにタイタンシリーズに手が届くようになったし、分裂した「ワームとぐろエンジン」に対処出来るのも嬉しい。今後のメタ次第ではあるが、バーン系のデッキはやはりおさえておく必要があるカード。環境次第での「紅蓮地獄」との棲み分けがアツい。

 

Spiraling Duelist らせんの決闘者 (2)(R)(R) U

クリーチャー・人間、狂戦士

3/1

金属術 - 〜は二段攻撃を持つ。

 4マナ3/1という、赤の古式ゆかしいステータスを持つ前のめりバーサーカー。何故か4マナ3/1というと真っ先に「矛槍兵(ODY)」を思い出してしまうのはこのあたりの時期に一番ドラフトをやっていたせいだと思うのだが、実際、このクリーチャーは「矛槍兵」に似ている。あちらは3/1先制攻撃で安定だが、こちらは両極端にブレており、良ければ二段、悪けりゃバニラ。バニラ状態だと白の2マナと同レベルになってしまい、どう見てもコスト分の働きはしてくれないと思うので、何とか金属術が達成出来るデッキで使おう。そして、そういうデッキならきっと手頃な枚数の装備品も手に入れているはず。二段攻撃持ちは装備品との相性が抜群なので、なんとか「刃の翼」や「浸透のレンズ」あたりで特攻をかけさせたいものである。ハマったときのビート量は半端じゃないですからな。間違っても「逆棘の戦具」とか付けるなよ。

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