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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 オープニングが変わりました、第13話。曲については耳に馴染むまでしばらく時間もかかるだろうけど、OPでホリーが泣いてたのがやたら印象的でした。スクラッグらしい映像がほとんど無かったけど、しばらくは政府とのいざこざが続くってコトなのかしら。

 突如ジョーイの家を襲撃するNIA。ヒューズは出来るだけ紳士的に物事を進めるつもりではいたようだが、部下の勇み足によって既に作戦決行はジョーイの知るところ。逃亡は始まっていた。教授の機転で襲撃前に家を脱出していたジョーイは、そのままサイと3人での逃避行へと移る。何故逃げなければならないのか、と悲痛な様子ではあったが、「それが大人のやり方だ」と唯一の大人に言われてしまっては、「子供」にはどうすることも出来ない。家族に別れを告げ、一路向かうはネバダの山奥とか。

 一方、NIAの動きは次第にきな臭いものになっている。ヒューズの指示がどこまでのものかは定かでないが、先週のDr.ミナミによる暴走事件は、いつの間にか「ゴースト」が暴れた事件へとすり替えられていた。スクラッグの残党であるゴーストを追い詰めるため、セントラルシティには検問が敷かれ、ジョーイたちは逃げ場を失う。結局、教授の発案で力業の突破を図った面々は、何とか目的を達するが……

 相変わらず展開が早くてテンションを合わせるのが大変である。前半はジョーイの無茶なお願いにも特に理由を聞くわけでなく、あっさり協力してくれたホリーが格好いい。普通、あのタイミングで「しばらく帰ってこられない」とか言われたら、お姉さんはリナとの逃避行とかを想像しちゃう気もするんだけど、ホリーはどこかからジョーイの真剣さを感じ取ったのだろう。いい笑顔で送り出してくれた。このあたりの男前っぷりは清々しいですね。まぁ、真夜中に家の前で突然温暖化について熱弁を始めたら、注意を引くどころかますます人の目が集まる気がするけど……家の前で見てたNIAの連中、あの騒動を上の方に連絡してなかったんだよな。

 そして、今回最大の焦点であり、どうにも釈然としないのが、デントンの発案による「逃げる」という選択である。作中では、政府とデントンのヒーローマンに対する認識は一致しているようで、「このままジョーイが政府に捕捉された場合、幸せな結果にはならない」と結論づけている。確かに、今のところ政府が打ち出してくる作戦は、全てジョーイ達には敵対意識を持たせるものばかり。ヒューズも武力行使に出ているわけで、穏便な集結はなさそうにみえる。

 ただ、政府はあくまで「自分たちの認識の埒外にある武力」に警戒しているわけで、きちんと話し合えば、ヒーローマン自体に悪いようにはしないと思うのだが。ジョーイが無害な人間であることはヒューズも感じ取っているわけで、おおごとにせずに自然に問いただしておけば、今回のように過剰防衛に移られることもなかった気がする。

 そして、過剰な防衛行動に出てしまうデントンもどうなんだろう、と疑問が残る。彼の中では「ヒーローマンが捕まるとひどいことになる」という判断が確定しているようで、わざわざ非常時に備えて盗聴防止の暗号通信まで作っている用意の良さ(まぁ、流石に「アラン・スミシー」を名乗ったら暗号だってことは丸わかりな気がするが)。ただ、現在のところ、ヒーローマンは慈善事業に参加しただけで、政府にはほとんど害を与えていない。確かに先週の事件と今回のテレビ報道により、表だっては「悪」に認定されてしまったわけだが、そこは政府の意図(未認可の武力が怖い)を読み取れば、さっさと出頭すればむしろ処断よりも囲い込みの方に動く目算が高いと思うのだが。最悪、政府筋はオーバーテクノロジーのヒーローマンについて何も知らないわけで、ミニサイズのヒーローマンをおもちゃの倉庫にでも放り込んで、ほとぼりが冷めるまでしらばっくれるという方法もある。流石にどれだけヒューズの勘が良くとも、あんな子供のおもちゃが「ゴースト」の正体だとは思わないだろう。結局「逃げる」というのは、自分たちが武力を持っていることを認めて、なおかつ後ろ暗さも演出してしまう、最悪の選択肢なのだ。

 加えて、検問の突破手段も強引だ。「顔が割れている」+「車は必要」という条件をクリアするのは楽ではないが、とりあえずヒーローマンさえいればジョーイはどうとでもなる。例えば人が足を踏み入れられないような山の中を突っ切って抜けてしまってもいい。わざわざ幹線道路でどんばちやらかす必要も無かった。いざとなれば人3人くらいはヒーローマンが運んでくれるのではないか。いくら物理的に検問を突破できたとはいえ、結局どこを破ったのかは当局にモロ分かりなわけで、今後の追っ手の厳しさを考えればわざわざ窮地に飛び込んだともいえる。ただでさえ悪い状況を、ますます悪化させてしまう今回の流れは、見ていてちょっとしんどかった。

 まぁ、超展開アニメだから、少しくらいの不合理は仕方ないのかもしれません。次回予告を見る限り、あっという間に「ここは俺に任せて先へ行け」展開になる模様。どんだけだよ。

 ちなみに、オープニングに合わせて今回エンディングも変更されています。実写ベースの背景の中に自然にキャラクターが溶け込んでいるビジュアルはなかなか気が利いている。アメリカンな雰囲気とアニメキャラの馴染み方がなんとも面白い。 

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