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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 季節感完全無視の第6話。一ヶ月前に「次の放送までの一ヶ月は長く感じるか、短く感じるかのどっちかな」とか書いたけど、正直あっという間でした。多分、この作品の出来不出来は一切関係無しに、私的に忙しかったせいだとは思うけども。

 前回の校倉の嫌がらせで、蝦夷の地にやってきた七花ととがめ。そのまま刀集めに挑むわけだが、今回は試合前から七花が倒れるというアクシデントが。強い強いと言ってはいるが、流石に天候には勝てない模様。まぁ、普通の少年漫画の設定だと、「強いから痛みに対して鈍感である」っていうのは負けフラグなんだけどね。悪魔将軍なら足が止まってるレベル。ヨガポーズ!

 さておき、そんな状態でも大丈夫、七花はフラグなどあろうがなかろうが、この作中では案外弱かったりする。凍空一族の生き残り、こなゆきは年端もいかない幼女ではあるが、一族の特性(便利な言葉だ)を受け継いでいるので生物学上あり得ないくらいの筋力の持ち主。多分、ヒュペリオン体質の一族なんでしょうね。真っ向から勝負を挑んであっさりと主人公が負けるという展開は流石であるが、これまでの戦歴を見ると、確実に七花よりも強い人物というのは、病床の姉である鑢七実と、今回登場した10歳の少女こなゆきの2名。屈強な男たちや癖のある忍者は噛ませ犬になるのに、か弱そうな女性ばかりが強いというのは、いかにも捻くれたセッティングである。このあたりの意外性の出し方は、やっぱりフリーザ様の第3形態で衝撃を受けた世代の共通言語みたいなところがありますね。

 そして、更に意地が悪いのは、生まれながらにして強いこなゆきに「武芸の経験」を足すと、今度はあっさりと七花に負けてしまうという展開。正直言ってバトルシーンを見る限りでは「何でやねん」としか思わないのだが、まぁ、勝っちゃったものは仕方がない。「定石を覚えて二目弱くなり」なんて言葉もあるくらいだし、「素人+変態刀」という完全イレギュラーの持つ力こそが脅威であったというセッティングは、分からないではない。多分原作だともう少し説得力のある描写が……されてんのかなぁ。とりあえず、アニメではそのあたりの展開はちょっと唐突だったので釈然としませんでした。このアニメのバトルは大体そんなもんだけどさ。

 と言っても、具体的なバトルシーンの展開は、少なくとも前回よりは見応えがあったのも事実。狂犬戦は一瞬で終わったので置いておくとして、こなゆきとの試合については、それなりのスピード感があり、少ないバトルシーンで何とか盛り上げようという意識は見て取れる。後半も刀の持つ「重み」が出ればもう少し面白かったとは思うんだけどね。

 そして今回はさらに2つのファクターが物語に大きく絡む。1つは、半年経って少しずつ変わっている七花という人間の内面。全部が全部とがめがしゃべっちゃうので読み込む隙間が無くてちょっと辟易するのだが、飄々としながらも少しずつ変わっている(正確には、とがめに変えられている)七花の様子は、いくら捻くれているとは言っても、古式ゆかしい少年漫画の成長物語の1パターン。気付けばとがめとの距離も自然に縮まっており、一組の男女としてもなかなか魅せてくれる絵面である。あとは残り半分の物語の中で、七花の「優しさ」と「強さ」のバランスをどう取っていくかという勝負。とがめはこと七花の人間形成に関しては、奇策士というよりも1人の女の子にしかなれない部分があるため、計算尽くで行く部分ではなかろう。

 そして今回個人的に盛り上がった2つ目のファクターは、少しずつとがめ達との関わり方を変化させている、真庭忍軍の立ち位置である。狂犬のシンプルなキャラクターは、これまでのどうにかしてほしいマニワニのキャラクター(特に白鷺と喰鮫)に比べれば非常に分かりやすく、説明書きにも「ギニュー隊長」って書いておくといいから楽。そして、そんな狂犬を弔うために訪れた鳳凰と川獺の、衝撃的な「交渉術」。鳳凰たちが走っている時の会話の時点で川獺の持つ危うさは発揮されていたわけだが、「今月は右腕もやっちまうのか」と思って見ていただけに、流石にアレは衝撃だった。冷静に考えれば、「仲間の仇」と息巻く人間がわざわざ身内の命を交渉材料に持ち出すという思考はおかしいのであるが、鳳凰のキャラクターはただでさえ読めないものなので、一連の流れでその「謎めき方」がいや増すことになる。やっぱり4話の虫組の話があったおかげか、マニワニ絡みのエピソードはちょっと心が騒いでしまいます。

 で、次回のアナウンスでナレーションの池田さんがとんでもないことを言ってたような気もするけど、とりあえずスルーしますよ。だから……だからヤンデレ中原さんは凶器なんだってば!

 というわけで、お待たせしました(?)、キャストのお話。今回も相変わらずいい仕事をし続けております、我らが田村ゆかり。七花が突っ込まないのでちょいちょい流しそうになるが、時たま地が出て口調が可愛らしくなってしまうとがめは反則である。「幼女に心変わりしたか?!」とか息巻いてましたが、あなたも充分ロリです。ちぇりおちぇりお! また、ちょい役ではあるが、否定姫役の戸松は先月分に続いてストレートなインパクト。「否定するわ」って最近どこかで聞いたなーと思ったら、チャコリーの魔法権利だった(分からない人はググらなくてもいいよ)。

 そしてまとめて登場した真庭忍軍の濃いことと言ったら。鳳凰の置鮎だけでも充分なのに、今回ちょろっと関さんも出てましたな。大好きな役者さんなだけに、今後どんな活躍をするのか楽しみでしかたない。川獺役には汎用性の異常さに定評のある川田紳司。なんだかこっちが主人公チームみたいな男性キャストです。

 女性陣も充分なラインナップで、お色気もばっちりの狂犬役には根谷美智子さん。母親にしたい声優ランカーです。同じく不思議な色気の漂う鴛鴦の中の人は寡聞にしてあまり存じないのであるが(外画メインの人だね)、ペンギン(人鳥)の中の人は、また出てきやがった広橋涼! 最近調子に乗ってるんじゃありません?! 何であんなに愛らしいのでしょうか。広橋ずるいなぁ。

 そして、今回これらの重鎮たちを押さえてのMVPといえば、なんと言ってもリアルロリっ子声優、日高里菜である。登場時は一瞬「あれ? きみきみ?」 とか思ったが、なんか違うので脳内検索。しばらくして「あぁ、ラストオーダー……日高里菜!」と分かったが、それでも受け入れるのに時間がかかった。特に今回は狂犬にのっとられた後のモードも彼女が熱演しているわけだが、言葉の端々がきちんと「根谷さん風」になっているのが凄い。作りもののロリっ子ボイスを取っ払った演技を初めて聞けたのだが、地声の幅も量もなかなかのもので、今後も声優をやってくれるならば色々な方向への期待が持てる。まだ高校に入ったばかりなので進路は未定だろうけど(そして本人が希望したらもっとメジャーな路線に行っちゃいそうだけど)、是非とも「育成枠」として囲っておきたい、有望株である。「期待の持てる声優を青田買いしたいなぁ」とか夢想してる時間が、一番幸せです。いいじゃない、声ヲタだもの。

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