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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ラブライブ!サンシャイン!!(第2期)」 6→5

 毎週感想は書かせてもらっていたのだから楽しかったのは間違いない作品。ただ、正直なところ、期待していたような盛り上がりには届かなかったかな、という口惜しさみたいなものもあるのだ。

 過去の履歴を引っ張り出すと、初代ラブライブは1期の配点が5→6、2期は6→6で、サンシャイン1期も多少下駄を履かせたとはいえ6→6。安定して評価してきたはずだが、何故この2期で評価を下げたのか。それはやはり、2期を通じての集大成としての結末に物足りなさを感じてしまったからだ。とにかく上がり調子で「育っていくことの気持ちよさ」みたいなものを見せてくれたのが初代の2期シリーズ。あちらはとにかく突き抜ける明るさでコメディタッチのエピソードも、軸となるサクセスストーリーも気持ちのいいものばかりだったのだが(謎ブリザードは置いとくとして)、今作の場合、2期に入っても1期同様の煮え切らない悩みが多く残されており、みかんトロッコや最終話のライブのように「これ、前後がどう繋がってるの?」という部分がよくわからない話が散見された。おそらく「何話目のこの部分でライブを入れる」ということが決まっており、そこに合わせるための脚本構成だったのだろうが、前後関係がちぐはぐで、全てのストーリーがライブの添え物のように感じられてしまう。まぁ、初代からその気が無かったといえば嘘になるが、少なくとも「ゴール」の形がシンプルなサクセスストーリーだった初代の場合、ホップステップジャンプで駆け上る「足がかり」としてのライブは構成から大きくはみ出すものでは無かった。

 転じて今作の場合、もちろん「サクセス」ではあるのだが、物語の終焉は「廃校」という悲しいイベントが待ち構えている。そのため、底抜けに明るい「アイドルのライブステージ」という最大の武器をどこでどう配置するかはデリケートな問題になってしまい、消化しきれなかったということなのではなかろうか。最終話でのライブがどうにも蛇足に思えてしまったのも、そうした接続の不備が一番の原因だったと考えれられる。また、各キャラクターの掘り下げという部分においても、例えば割と序盤で「1年生と3年生が実はそんなに仲良しでもない?」という問題を提示した割に、ダイヤさんが最後までダイヤさんのままだったり、抜本的に解決されないままで「なんとなく9人が集まっている」という印象がぬぐいきれなかった。3年生だけのエピソード、1年生だけのエピソードとしてはそれぞれにちゃんと完結しているのだが、果たしてそれは「Aqoursのエピソード」になりきれていただろうか。細かい部分で色々な絡みは見られたはずなのに、どうしても「全体を通して」のまとまりが悪かった気がしてしまうのだ。

 まぁ、やっぱりこれも「劇場版を残しているから」と言われてしまえばそれまでなので、あくまでも「現時点での評価」というに留めておくが、なんとか、初代同様に「9人で1つ」という完成形を見せてAqoursも伝説となって欲しいところである。

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