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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「キラキラ☆プリキュアアラモード」 5→4

 無事に今年もここに到着、今期執筆した番組感想は35本。減ったような、そうでもないような。とりあえず、1年という長丁場を走り終えたことにお疲れ様である。昨今のアニメ事情を考えると、こうして一年間走り続けられるという保証がある作品枠っていうのはそれだけでもありがたいもんです。

 とはいえ、今年のプリキュアの総括はやや辛め。新機軸を打ち出した作品だったので単体で評価するよりも今後のプリキュア史に与える影響を見て最終的な存在価値を見定めるべきなのかもしれないが、一年間のシリーズという形で見ると、見どころよりも難点が目立つ出来になってしまっていたのは残念である。

 何をもって「難点」としたのか、大きく2つの要素を取り上げたい。1つは、5人プリキュアという人数と各キャラの立ち位置の設け方である。ぶっちゃけ、放送開始数話の時点では「かなり面白そうだぞッ」と思っていた。その理由はどうやらゴリゴリに設定された各キャラの個性の部分にあったようだ。わかりやすい例では高校生コンビがやばいくらいにカップリングとしてハマっていることは放送前から話題になっていたわけで、ゆかり×あきらの強烈な個性は、「この舞台から何が飛び出してくるものか」と期待感を煽る出来だったのは間違いない。しかし、結局「設定に見られそうな要素」以外のサプライズが最後まで出てくることはなく、いわば「出オチ」みたいな印象が強かった。5人プリキュアの先輩である「スマプリ」でもそうだったのだが、やはり5人それぞれの個性を見せようとして単発エピソードを続けるスタイルは全体の取りまとめという視点ではあまり有効な手立てではないのだ。どうしても散逸的な印象になり、グループとしてのプリキュア、シリーズとしてのプリキュアの完成度に貢献していない気がする。

 具体的なキャラで見ていくと、一番もったいないのはあおいだ。登場時(変身バンク)の衝撃のせいで期待が大きくなりすぎた部分もあるが、彼女が一番の設定過多で、どの要素も消化仕切れなかった気がする。そもそもスイーツを作るプリキュアの設定のくせに副業扱いなのがな……。他にも、上述の通りにゆかりさんはあまりに設定が固まりすぎていたために他のキャラとの絡みをシナリオで作りづらくて持て余していた印象があったし、対比的に素直なキャラだったあきらさんは何だか薄味にまとまってしまった。脇のキャラに要素が多かったせいで主人公のいちかは本当に真ん中で取りまとめる軸棒役に奔走する必要があり、個性を出しづらくなった。こうして見ると、5人で一番ブレなかったのはひまりだった気がするな。あ、5人に限らなければ一番見ごたえがあったのはビブリーですね。皮肉なことに、視点が散った味方サイドと違って敵側は毎週登場できたのでビブリーの背景が一番掘り下げられていたからね。同様の理由で、エリシオとノワールの関係性をめぐるボスキャラ争奪戦の流れなんかは悪くなかったとは思う。

 こうした「キャラの焦点がぼやけた」問題と不可分だが、個人的にどうしても納得がいかなかったもう1つの問題点は、「明らかにバトル要素が軽んじられた」ことである。上で「スマプリ」が後半失速したと書いたが、それでも23話のあの強烈な印象は忘れてはいない。バトルに関していえば、スマプリの5人は十分に個性的だったし、魅力的だった。しかし、このキラプリに関して、「バトルで格好良かった」プリキュアが一人もいないのは致命的である。肉弾戦の割合を減らし、なんかよくわからないクリーム状の物質で搦めとるだけの戦闘になったためにどの技も似たり寄ったりになって画面に変化がつけづらく、さらに対戦相手もなんだかふわっとした攻撃方法ばかりだったので本当に戦闘が添え物程度に終わってしまっている。まぁ、本来の顧客である幼女先輩にはこれでもいいのかもしれないが……東映ファンとしてはこれではさすがにご不満だ。綺麗事をうだうだ並べずに拳で語るプリキュアであってほしい。どれだけ優雅に振舞っていても「お覚悟はよろしくて?」と上から圧をかける圧倒的武力を誇ってほしい。そういう意味で、本作の打ち出した新機軸は(少なくとも私の中では)不要な改変である。プリキュアがスタートした根本理念である「女の子だって闘うんだ」というテーゼは、やはりもっとストレートに画面で見せてほしいものだ。

 トータルで見ると、やはり全体的に「コレ!」というでかいパンチが来なかったのが残念だったということになるだろうか。ビブリーにせよひまりにせよ、狙いが割と上手く行っているキャラもいることはいるのだが……やっぱり1年のスケジュールを考えながら魅力を維持するのって難しいですね。まぁ、我々おっさん勢は制作側からターゲットとして見られていない可能性もあるので、その場合にはしょうがないのだけれども。

 さて、切り替えていきましょう。来週からは早くも次世代、なんとまぁ、プリキュアもいよいよ15周年だそうで。記念碑を打ち立てられると良いのだが。

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コメント
無題
プリキュアおじさんです。決してこのプリキュアを擁護するわけではありませんし今回携わったおっさんディレクター2人を許す気はさらさらありませんが、しかし戦闘が格好良かったプリキュアがいないとおっしゃっていますけれども、23話のパルフェvsビブリーのときの戦闘はかっこよかったと思います。キュアパルフェ万歳。文章にシエルの3文字がどこにも書かれていないことに不服を覚えるプリキュアおじさんでした。
【2018/01/31 20:17】 NAME[ろはん] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
ガチのプリキュアおじさんにどうこういう気も無いのだけども……
補足しておくと、戦闘回云々については、個々の戦闘パートに優劣があることはあまり意味を持たない。ことプリキュアに関しては話数によって出来不出来に大きな差があることは覚悟の上だし。問題にしたいのは、「戦闘によってどれだけキャラを引き立たせることができたか」であり、総合的に見て、パルフェにせよ他の誰にせよ、戦闘スタイルからキャラを掘り下げることが出来なかったのではないか、というのが問題点です。
シエルについては多分一番意見が分かれるところだろうけども、個人的には他の5人以上に「勿体無い」キャラだと思っている(劇場版を観てないせいもあるかもだけど)。登場が遅い追加戦士はただでさえ描写の枠が限られていて、シエルは登場時点ですでに「妖精だてらに一流パティシエになっている」という最大の出オチキャラであり、掘り下げる要素が乏しい。結局彼女の成長要素が物語を構築するというより、ピカリオ・ビブリーのための触媒役を務めていたようにしかみえなかった。キャラ単体として可愛いとか可愛くないとか、そういう次元の問題でなしに。
あとは、信教の問題。
【2018/01/31 21:21】
無題
各人初登場時の戦闘は個性が出てたとは思いますけどね。特にゆかり。パルフェの戦闘も。そのあとはどうしても製作陣からやる気が感じられなかったので、特筆はできませんが。最終必殺技はスイートセッションアンサンブルクレッシェンド以上にひどかったですし。でも今回のプリアラの戦闘で唯一全体を通して誉められる点があって、戦闘BGMの使い方が過去作に比べてかなり上手かった……っていっても明らかにキャラソンに力を入れているのでそうでなければ困るんですが。
いえね、シエルが一番キャラが弱いのはもう再三議論し尽くしてるので十二分に承知ですが、一言も触れられずひたすら5人キュア5人キュア連呼はあまりにも彼女がかわいそうですよ…… シュビドゥビ☆スイーツタイムで準センターなのに……
【2018/01/31 21:53】 NAME[ろはん] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
エンディングはとても認める。
【2018/01/31 23:02】


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