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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ピアノの森」 5

 抽象的なタイトルなのかと思ったらマジでピアノの森に森のピアノがあった。もしかして、森の中に突然雀卓が出現する「ツモっ子の森」ってこれのオマージュだったんでしょうか(多分違う)。

 軽く調べたら2007年にアニメ映画になっていたらしいのだが、全然知らんかった。まぁ、もしかしたら「主演:神木隆之介」とかみて興味が無くなって記憶を消し去った可能性もあるが……当時は映画館に行くのも心理的なハードルが高かったからな。とにかく、そんな昔からあるらしい作品を、この度NHKでアニメ化。「3月のライオン」の後枠と考えるとそれだけでも割と期待がかかる(関係ないけど)。

 1話目を見た限り、まだなんとも言えない要素が多い。一番悩ましいのは「何故主人公だけが森のピアノを弾けるのか」という部分の謎が、果たして論理的な解決を見るのかという部分である。まぁ、普通に考えたら説明はつかないのでそういうファンタジーという結論になるわけだが、他の部分がやたら現実的で下世話な部分がある割に、そこだけが超常的な要素を混ぜこんでしまっていると、ちょっと消化しにくいので悩んでしまう。「ピアノに愛された神童」ということで処理すればいいのだろうが、彼がそうなったのは偶然なのか、森のピアノがあったからこその奇跡なのか、その辺の「事の起こり」が分からないとちょっと視点が定まらない。気にしたら負けなんでしょうかね。

 「ピアノアニメ」と言えば過去の作品で思い出せるのは大きく2本、「のだめカンタービレ」と「四月は君の嘘」である。「のだめ」はこれらのジャンルの嚆矢として、手堅い演出と新しい時代のピアノ演出でしっかりと重責を果たした良作だし、「君嘘」に至っては演奏描写とその他の心理描写の噛み合わせが絶妙で、1つの伝説を打ち立てたと言っても良い傑作。今作も、そうした2本の先輩たちに負けないよう、しっかりと演奏シーンのディティールにこだわり、おそらく実際の演奏を取り込んでCGで再現する形で指運を描いている。その辺りに手抜かりがないのはわかるが……ちょっと淡白かなぁ。音響の方はしっかりしているので聞いている分に不足はないが、なんだか事務的に演奏の正しさを再現に注力している部分が多く、まだ「真に迫る演奏」というほどではない。まぁ、作中で主人公も遊び半分で弾いてる段階なので、その辺はまだしょうがないか。今後、「ピアノを弾くこと」になんらかの感情が乗ってくれば、また描写の熱量も変わってくるのかもしれない。

 あと、エンディングがおいちゃんの歌唱だってことにクレジット見るまで気づかなかったのが結構衝撃だった。今後作中でも出てくるんだろうか。今まで良くも悪くもテイストが固まっていたアーティスト活動だが、ちょっと違う路線が出てきて面白くなってきたかも。

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