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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ハイスコアガール」 5

 厄介カップルのCVが松岡・日笠なのがツボ。声聞いただけでも「あっ、こいつら面倒なやつだ」ってわかるの最高じゃないですか?

 原作は例によってやや既読。多分1巻だけだな。やっぱり手にとってみたものの「別にいらんかな」というので続きに手をつけなかったパターンだ。実は私の周りの人間には割と評判がいい作品なので何が面白いのかピンとこなかったのは残念なのだが、まぁ、こればかりは感性の問題なのでしょうがないだろう。基本的に私は絵柄による選り好みはわりとはげしいので、押切蓮介のジトッとした作風はあまり好きではないのである。

 デザイン性以外で本作を定義する要素は大きく2つ。そのうちでアニメになって劇的に目立つようになったのは、徹底したゲーセン要素への言及だろう。かつては「実は許諾取ってませんでした」というので大問題になった要素な訳だが、こうしてアニメになったらいっそカプコンが作ったプロモなんじゃねぇかと思えるレベルの際立ちになっていたあたり、「やっぱり権利関係でけじめつけるのって大事やな」ということを痛感させてくれる。ゲーム画面を完全にそのままでアニメに落とし込むという珍しい演出に加え、場面の半分はゲームだったんじゃねぇかと思えるくらいに執拗ないじり方。ここまでされれば、格ゲーファンや当時ゲーセン通いしていた直撃世代にはたまらなくノスタルジックな光景に映るのだろう。ただ、いかんせん私はゲーセン文化というものへの郷愁が欠片もない。我が家は幼少期の割と早い時期に親に家庭用ゲーム機すら禁止されてしまい、小中学校の一番盛り上がりたい時期をゲーム無しで過ごしていたという暗い過去があるため、残念ながらこの手の文化に特に感じ入ることがないのである。高校生、大学生になっても結局ゲーセンで遊んだことってほとんど無いんだよなぁ。大学に入ってから一時「鉄拳」が周りで流行った時にちょっと練習しようかと思ったことはあったんだけど、それまでPSでしかやってなかったせいでレバー操作に少しも慣れることがなかったのが痛い。我が青春にゲームはあれでもゲーセンは無いのである。

 そしてこの作品を定義するもう1つの要素は、おそらく小学生男女のまだ青さを残した微妙なラブのような、違うような不可思議な感情を描いたドラマ部分がある。私の周りの人間はそうした部分を割と好きだったようなのだが、少なくとも原作1巻くらいの時点でそのあたりが響くことはなかった。だって、所詮小学生だしなぁ……まだ友達が女の子だろうが男だろうが気にしない歳だしなぁ……。なんだろ、こうして書き出していくと、私は幼少期に何か決定的に欠けている要素があるんじゃないかと不安になってきたぞ。みんな、小学生の時に何をしていたというのだ。

 まぁ、そんなわけであんまり琴線に触れる要素がない作品なのでアニメでもそれくらいの距離感で見守ることになると思うが、アニメーションとしての演出は面白いと思う。ゲーム画面のはめ込みはワンアイディアなので最初は驚いてそれきりのことだが、そんなゲーム画面にミスマッチになるよう、他の作劇部分が必要以上にぬるりとしたキャラ造形になって「現代CG」っぽさを強めに出しているのは新鮮だ。ドット絵が全盛のゲームグラフィックとの対比で、本来とは違った観点から「現実とゲーム」の境目を切り取る働きがあるようだ。今後、このデザインで甘酸っぱい話とかになったらちょっと困るが……まぁ、所詮小学生なので(便利な言葉)。

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