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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 夏の風物詩、戦隊ライダー映画のお時間がやってまいりました。この夏は劇場で戦隊を観るのが3回目。なんか、戦隊活動、略して戦活が充実してて良いシーズンですね。ルパパトもビルドも掛け値無しで面白いから、劇場版で何が出てきても大崩れしないだろ、みたいな安心感もあるし。毎回言ってるけど、派手なアクションが勝負の東映特撮はやっぱりスクリーンで観るのが一番である。まぁ、この夏映画は戦隊がおまけ程度なのでそこはあんまりコメントないんだけどね。お子さん方は楽しんでくれているでしょうか。

 

 

 

<以下、一応ネタバレ的要素に注意。ほら、探偵ものだし(そんなわけない)>

 

 






○快盗戦隊ルパンレンジャーVSパトレンジャー en film

 例によって、夏の戦隊は枠にして30分程度なので「本放送でやるエピソード一本分」と大して変わらない。あとはそこにどの程度のお祭り感を混ぜ込めるかという部分だが、今回は「怪盗といえば探偵だろ」みたいな表向きの看板と、魁利と圭一郎が2人だけで手を組むという本質的なボーナス要素の2枚看板でみせてくれている。

 ぶっちゃけ、探偵要素の方はかなりの「どないやねん」感が漂うものになっているのだが、まぁ、戦隊脚本はこんなもんだろう。どう考えてもショルメが正体を表すタイミングがおかしいんだよな。あのまま引っ張っておけばもうちょっといいタイミングが来るはずなのに、なんとなく流れでバラしちゃうっていう。まぁ、「ノエルにバレてしまっているっていう制限があったのであんまり引っ張るのもまずいと判断した」っていう説明は一応できるんだけど。とりあえず時間短縮のためのわかりやすいシナリオである。ノエルとの対決シーンで敵怪人の正体がわかると、「あぁ、それであいつの名前がウィルソン(ワトソン)なのね」ということが分かってちょっとニヤッとする。他にも「最後の事件」云々とかちょいちょいホームズ要素はサービスで入れてくれてるのだが、昨今はホームズ系作品も多いので、そこはあんまり売りにはなってないかな。最後にウィルソンと2人で見せた合体技、ほとんど相手にもされずに対応されてしまってるんだけど、ああいう合体ギミックって今作の怪人はあまり見せていないので、もうちょっとピックアップしたらセールスポイントになったと思うんだけどなぁ。ココリコ田中の演技は悪くなかったね。いや、表の顔での出番はあんまりなかったんだけどさ。戦隊映画は毎度こういう芸人枠があるけど、個人的にオススメは「ニンニン」の時の山里。あと「ジュウオウジャー」のノブコブ吉村も好き。悪役イメージがすんなり入って来るかどうかって重要ですね。

 まぁ、表のモチーフはそれくらいとして、ファンが注目すべきはやはり魁利と圭一郎の本格タッグ(?)という部分だろう。二人っきりでイチャイチャするためにわざわざギャングラー空間に飛ばされるというサービス付きで、2人きりでキャンプファイヤーを囲むドキドキタイム(??)なんてたまらないシーンである。「その距離、その仮面で気づかないあたり、本当に圭一郎だな!」というこの手の作品のお約束も嬉しいし、「おまわりさんはそんなズルいことしないだろ」の一言でねじ伏せてしまう信頼関係も行き届いている。あの短い時間で圭一郎は本当に圭一郎である。

 そして、さりげなく今回は「ドグラニオの屋敷に乗り込む」というとんでもない展開になっているのも注目ポイントである。戦隊シリーズって最終回では「敵のボスが地球に攻め込んで来る」パターンと「こっちから敵本拠地に乗り込む」パターンの2種類があって、敵の居城って最終ステージのイメージがあるのだが、今回はサラリとその中枢(いつものダイニング)に突撃してしまった。これってとんでもない失態だし、デストラさんはあとで相当怒られる気がするんだけど、ドグラニオ様はその辺も寛大なんだろうか。(主にゴーシュがだけど)家の中も散々にぶっ壊しちゃったし……今回のギャングラー側の損失、相当なものだったと思うんですよね……。そうそう、新たに登場したジャックポットストライカーの活躍により、竹達ゴーシュさんが身体の自由を奪われて喘ぎ声をあげるっていうさりげないサービスもありました。未だに敵幹部の強さがよく分からないギャングラーさんたち。まぁ、ゴーシュはあのくらいのフランクな立ち位置でいいのかもしれません。

 さらに、クライマックスではルパレンサイドの三体合体というお祭り要素も追加。パトレンの「赤・緑・ピンク」と違って「赤・青・黄」の配色がかなりどぎつい……。あのくらい派手な方が怪盗らしいといえばらしいのか。2チーム同時の合体コントとか、中の人の手腕が問われる面白いシーンでしたね。そしてルパンカイザーとパトカイザーの共闘シーンもファン待望の一幕。これ、劇場版以外でも今後は見られるようになるのかなぁ。ジャックポットストライカーは本編に絡んでくれるのかどうか。今後の帳尻合わせに注目。

 

 

 

○「仮面ライダービルドBe the One

 Be the Oneってそういうことかー! そして思いっきりルパレンと被っとるー!! まさかこの短い時間で「初合体びっくり」ネタがかぶるとは……「Are you ready?」「ダメです!」じゃねぇよ!! いや、ダメだけども!!

 戦隊に対して、ライダーは約60分の枠が与えられるのでそれなりにドラマの掘り下げができるのだが、今回は(今回も?)ドラマ部分は割と雑多なお話。突如成立した新政府が全国民をマインドコントロールしてビルド(と全てのライダー)を叩くよ、という展開で、時間軸としてはエボルト戦の真っ只中のはずなので、「そんなとんでもないことが繰り広げられてたのかよ」とびっくりするばかりである。

 こちらはタイトル通りに戦兎と万丈の友情がメインテーマ。なんかメインテーマの作り方も若干戦隊と被ってる気がするけど、まだまだ醸成途中の魁利&圭一郎と違って、さすがに戦兎×万丈の友情物語はシンプルにアツくて濃い。というか、いい加減敵に乗っ取られて殴り合う展開にも慣れてきたので2人して「またこうして戦うのかよ!」みたいな慣れが出てきてる気もする。元々クローズがエボルトの作品っていう時点でぶつかるのは必然なのだが……今回面白いのはそうして戦っている戦兎自身もれっきとした「作品」で、全てはブラッド族やらなんやらの掌の上ですよ、っていう絶望感が先に立っているところですかね。

 「全国民が敵」っていうわかりやすい絶望感は、特に美空と紗羽さんの裏切りで強調されており、手っ取り早く「すげぇやばい敵」の存在感がアピールできる。っていうか、今回はぶっちゃけブラッドとの直接対決要素がそこまで強くなかったので、戦えない相手を前に抗う戦兎っていうモチーフの方がメインだったのかも。どれだけ叩かれようともLOVE & PEACEのために戦うのが仮面ライダービルドであり、葛城忍の意思を継ぐ者なのである。それにしても紗羽さんの飛びつき腕ひしぎ、最高でしたね。僕も綺麗な女の人に関節極められたい。

 今回の作品で個人的に注目したいのは、以前ちょっと話題になった北九州でのエキストラを集めてのモブシーンの撮影状態である。「全国民が敵」というとんでもない状況を描くため、今作はとにかくモブシーンに力がはいっている。冒頭、新都知事の就任演説のシーンでは「せーんめつ!」のコールが起こるシーンから一転して洗脳された市民が散り散りになっていく映像が無音で流されるところが印象的だし、ビルドが見つかって、四方から市民が押し寄せてもみくちゃになるシーン、ラストバトルを前に、登場したビルドのために人山が割れて道を作るシーンなど、様々な場面でモブの動きが効果的に使われている。空撮技術が上がっているおかげでそうした「大きすぎる」動きのシーンが効果的に見せられるようになっているというのも大きいだろうが、そうした映像を撮影するときの苦労ってのは並々ならぬものがあっただろう。正直、途中からモブの動きを見るのが楽しくなってきて、メインの戦闘そっちのけで画面の後ろばっかり見てしまっていた。北九州の皆さん、お疲れ様です。ちなみに、これまたいつものことではあるのだが、エキストラ出演募集をするとどうしても「好きな人」たちばっかりが集まるので、モブの雰囲気がなんとなくオタ臭くなるのは笑ってしまう。

 他には……グリス&ヒゲコンビはあんまり出番がなかったけど、少ない出番で求められる仕事をきっちりこなすのは流石ですね。幻徳さん、本当にあのポジションが似合うキャラになってしまった……そういえばなんで内海はあんなとこにいたんだろう。

 さて、これで後顧の憂いをなくして本編の最終回まで駆け抜けることになりますね。リアルタイムではグリスの最後の見せ場になってますが、残りの3人がどんな風に最後をキメてくれるのか。あと、個人的にはどこまでいってもマスターのファン(エボルトのファンではない)なので、できればエボルト人間態で最後にビシッと魅せるシーンがあると嬉しい。潔い最期でもいいし、散々みっともなく足掻くラストでもいいので。今回の劇場版、あの立ち位置はずるいわ。わかっちゃいたけど。

 そしてラストを飾ったのは……ジオウね……。個人的に、ライダーを本格的に見始めたのが「ゴースト」からなので、懐古作品はどうやって視聴するか悩ましいところである。19作品のうち5作品しか見てねぇからな……まぁ、とりあえずはそのヘンテコ変身ギミックを楽しむことにしよう。ちなみに「ジオウ」のイントネーションは「マオウ」と同じ。

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