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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アルテ」 5→5

 今期はカタリ(ー)ナっていうヒロインが同時に2作品で活躍するという微妙な被りが発生していたのだな。まぁ、向こうではメジャーな女性名なだけかもしれないけど(向こうつっても、旧世紀のイタリアとなろう的乙女ゲー世界の常識が同じかどうかは知らんが)。

 実に真っ当に、望まれたものを提供してくれた作品だったと思う。こちらもコロナなど何処吹く風で安定感のある作品で、映像部分に大きな不満はない。中世ヨーロッパの街並みがどこまで華やかなものに見えるかと期待していた部分はそこまで華々しいものではなかったが、冷静に考えて、この時代の平均的な街並みがそんなにびっくりするような綺麗なものな訳ないよね。「美術品」というメインテーマがあるため、そちらの方に作画リソースがそれなりに割かれているし、見栄えはバランスの良い画面展開になっている。キャラ絵もちゃんと可愛いところは可愛くかけており、アルテ、カタリーナ、そしてヴェロニカさん(個人的な趣味です)あたりが個々にタイプの違う色気を見せてくれているのはありがたい部分。まぁ、アルテのおっぱいはもう少し平均サイズでも良かった気もするが……そういう設定ならしょうがないよな。あんまり作中でその辺は触れられてないんだけど、別に巨乳キャラが巨乳であることに触れなきゃいけないルールはないからな(そらそうよ)。

 そうして画面はかっちりと安定していて、お話の方もそれに見合うようにかっちり。意外性のある展開は何一つなく、こちらも世界名作劇場みたいなシナリオラインだな。一応チェックすべきなのは、純正の「頑張る女の子」な流れではあるものの、アルテ自身は「女性であること」をビハインドと捉えて極力性差を消そうと努力している部分だろうか。割と早い段階でレオに対して特別な感情を持っていることを認識してしまうのもむしろ興味深い部分で、性差を乗り越えようとしつつも、どこかで決定的な違いを認めなければいけないという意識もある。ジェンダー論なんてのは今のご時世では非常にセンシティブな内容ではあるが、今作の場合は「まぁ、中世の価値観なので」という免罪符があることに加え、アルテが「性差別なんぼのもんじゃい」と非常に前向きな性格になっていることで重たくなりすぎずにその辺りの問題を取り扱っているのでとっつきやすい。特別大きな達成感のある作品でもなかろうが、アニメ化されただけの意味はあったと思うし、観て損するアニメではなかろう。

 個人的には、ベネツィアにいったあとのユーリの邸宅でのキャストの謎の充実っぷりが好き。カタリーナは文句なしで可愛いし、母親・田中理恵、お付きのもの・戸松とかいうよく分からない固め方。これ観てて気づいたけど、最近の戸松、妖怪ウォッチの専属声優みたいになってんな。

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