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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「かぐや様は告らせたい(第2期)」 6→7

 やっぱりいい作品なんだよなぁ……今期は数が少ないおかげで1本1本のアニメに不思議と愛着が湧きやすかったのだが(普段どんだけ適当に観てるんだって話よね)、今作はその中でも安定して見守ることができる作品でしたね。圧倒的な信頼感を加味してちょいご祝儀点。世間もそろそろ畠山守という才能と真剣に向き合ってもいいと思うんですがね。

 2期目における純正強化、というのが素直な感想。1期の時点で「恋愛頭脳戦」という一見すると出オチ臭いネタもあらかた使い尽くした感があり、そこからの2期はマンネリに堕ちてしまうんじゃないかという懸念はあったのだが、今作の場合にはそんな心配は無用で、むしろこれまで蓄積してきたあれこれを活用してどんどんエピソードの芯が太くなっていくのを感じる。なるほど、今まであまり真面目に考えたり感じたりしたことがなかったが、確かに「ラブ」と「コメ」という組み合わせはこういう育て方が正しいのであるか。いやでも人と人が絡み合う「ラブ」の世界。人間の関係は好き合うばかりではなく、そこにボケがあってツッコミもある。人間関係が濃くなれば濃くなるほどに、そこにまとわりつくネタ回しだって濃くなるのである。これがいわゆる「日常モノギャグ」みたいなデザインだと、なかなか蓄積の要素が出しにくい。今作はきちんと時間を重ね、青春と恋愛要素がそのままネタ回しの燃料になっていたのが「2期目からの加速」につながったのだろう。

 もちろん、追加要素だってバンバン増えており、2期で最大の見どころは間違いなくミコちゃんの存在だっただろう。かぐやが順調にポンコツとしての練度を挙げる中、いやでも会長との距離を詰め、どんどん近視眼的なキャラになっていくと、どうしたって外からのツッコミの手が欲しくなるが、そのニーズを見事に埋めてみせたのがミコちゃん。彼女自身もキャラをアピールしつつ、メインとなる生徒会の面々を気兼ねなく全力疾走させられるように新たに取り付けられた安全装置みたいなものだ。こういうキャラをちゃんと選挙戦のあらましを描くことで追加していくあたりに学園モノとしてのこだわりが感じられるし、体育祭編での石上の取り回しなど、単なるギャグやバカだけで終わらせずに「学園ドラマ」としても要素を拾っていこうという貪欲さはありがたい。これだけ硬軟織り交ぜた内容なのに、雰囲気もほとんどブレずに1シリーズが見やすくしあがっているのもポイントが高い。個々のエピソードが短めだったり、かなり自由度の高い作品なのだが、方向性が多岐にわたるだけに、ちょっとでも手綱を緩めたら空中分解してしまいそうな危うさがある。これをしっかりと逃さずにまとめきったのは、間違いなくアニメ製作の手柄であろう。

 ほんと、今期でかぐや様の愛らしさが確実に充填されメインヒロインとしての貫禄が出たことに加えて、ミコちゃん、早坂、そして藤原書記と、全ヒロインがまったく衰えを見せないんですよ。まー、そりゃ個人的にはやっぱり藤原書記のフルスロットルっぷりが見られるのが一番嬉しいが……会長特訓回みたいに、彼女が理不尽に苦労かけられるタイプの話の方が好きだったりもする。ああいうキャラはいじめてなんぼやねぇ。

 

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