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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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11月12日 ドラフト模様(SOM×3)

ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Sangriter】→【Newcomer】→【Alessi】

 久し振りに2週続けてドラフトが出来ました、ミラディン環境5回目。もうぼちぼち新鮮さは薄れてきた感じですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回のドラフトは、一言で言うと「みんな強い」。その一端を担ったのは「フォイル絡みのせいで1パックにレアが2枚」パックが2つもあったことだろうが、それ以外でも色々と尖ったデッキが多く存在し、この環境のアーキタイプ選択の幅が伺えるというものである。アーティファクトという「中庸」が多いおかげで、デッキ内で固まる要素が他の環境よりも薄く、その分ピック中の判断力と、全体像を見据えてバランスをとる感覚が要求されるのである。個人的には割と好みの環境なのだが、さて、他のコミュニティではどういった評価になっているのだろうか。

 ただ、今回の優勝者は「レアゲーじゃねぇか!」と散々負け犬どもの罵声を浴びせられたことからも分かるように、無色で破壊力があるレアが多いと、ピックの運が勝敗を左右すると思われがちである。が、だがしかし、はたしてこの環境はそこまでレアの運が左右する要素が強いのだろうか。私はそうは思っていない。今回のデッキにおいて、ほぼ全員がデッキの根幹をなすレベルのレアを2枚以上保有しており、3枚のレアを擁する優勝者のデッキとそこまで大差無い。そもそも、本当に得られる運頼みのレアなんてものは開けたパックに入っているかどうかなのだから機会は3回しかないのである。そうそううまくかき集められるようなものではない。レアにボコられたからって、腐ったら底の浅さが知れるってもんだ。




     AL SE TH SA NC

AL  ー  ×  ×  ◎  ◎  2ー2 3

SE  ◎  ー  ×  ○  ◎  3ー1 2

TH  ○  ○  ー  ○  ○  4ー0 1

SA  ×  ×  ×  ー  ◎  1ー3 4

NC  ×  ×  ×  ×  ー  0ー4 5


1位 【Thraxi】 青赤 <オキシダの屑鉄溶かし 法務官の手 銀白のスフィンクス>

 何故冒頭の文章で「レアゲーなんかじゃないよ!」と書いたかって? そりゃ勿論、僕が優勝したからさ! ハハハ、ざまぁみろ。……で、実際のところだが、改めて見るとやっぱり「銀白のスフィンクス」の強さはチートレベル。今回は序盤から完全に金属術に固め打っていたので、そこにスポリとおさまる形でやってきた1引きレアはラッキー以外の何物でもないだろう。しかし、他の2枚のレアについてはそうでもない。「試作品の扉」は3引きのカードなんだから文句を言われる筋合いもないし、「光明の大砲」だって、そこまで歯がみするほど強いカードではない。アーティファクトなんだから対処法だってあるのだし。むしろ今回の勝因は、本当に最初から決め気味で進めた金属術デッキの骨子が盤石だったことにある。普通のデッキの場合、長期にわたって置物となる「光明の大砲」はそこまでの信頼感はないし、一時的にアドバンテージを失い、幾らか手札の巡りに左右される「試作品の扉」は使いどころの難しいカード。ただ、今回は土地以外の23枚のカードのうち実に16枚がアーティファクトのデッキ。金属術絡みや、アーティファクトをトリガーとしたカードもてんこ盛りなので、上記の2枚のレアを何の躊躇いもなくデッキイン出来たのである。これはカード単体のパワーというよりも、ピック全体の巡り合わせの運だろう。改めて見ても、「金属の駿馬」が8引きはかなり危険なレベルだぞ。


2位 【Serra】 赤青 <ミミックの大桶 粉砕 大建築家>

 今回のテーマは「レアゲー」ということで、このデッキもレアから確認しておくと、「ミミックの大桶」と「大建築家」の2枚が収録された赤ビートメインのデッキ。「ミミックの大桶」の強さは説明不要のレベルで、このデッキなら「ヴァルショクの模造品」からの3点連打や、「ニューロックの透術士」からの意味不明なアンブロッカブルビートなんて荒技が実現していた。これに「炎生まれのヘリオン」や「刃族の狂戦士」などといった前のめりな赤クリーチャーを絡めて、ビートビートの打撃力で3勝をもぎ取った。また、アクセントとしてはお馴染みの「大石弓」「ソリトン」の通称「ソリトンキャノン」コンボも搭載されており、ある試合ではライフ12点でターンを返そうとしたら、次のアップキープに死んでいた、なんて事件も発生している。一点突破のこうしたコンボは駄目元でもとりあえず入れておくと良いアクセントになるな(そもそも「大石弓」は単体で強いしな)。ただ、もう1枚のレアである「大建築家」についてはちょっとクエスチョンマーク。いや、もちろん強いのは知っているし、それまでのピックで「ルーメングリッドのドレイク」「闇滑りのドレイク」「ニューロックの透術士」と3枚の回避能力持ち青クリーチャーを引いているので、欲しくなる気持ちも分かるのだが、このパックは神の悪戯でレアが2枚。そしてもう片方はあの悪名高き「ワームとぐろエンジン」である。個人的な感想では流石に「エンジン」に軍配があがると思う。まぁ、結果的に戦果は上げているから問題無いんですけどね。他人が喜びやすいカードを流さない、というのも1つのテクニックだと思うのですよ。


3位 【Alessi】 白黒 <ダークスティールの斧 王の摂政、ケンバ 鉛のマイア>

 「3勝の壁が破れねぇ」とお悩み中。確かにここ4戦は全て2勝2敗で終わっており、なかなか上位入賞が遠い日々である。このデッキのレアは「王の摂政、ケンバ」と「研磨時計」。まぁ、終了後にぶつくさ言っていたように、確かに他のデッキに比べるとやや地味か。とはいえ、既にお家芸となりつつある白ビートは健在であり、今回は珍しく黒をサブカラーとし、「屍気を飛ばすもの」「皮裂き」×2などの優秀なボードコントロール力を有している。看板となった「剃刀のヒポグリフ」×2とのアンコモン対子対子は、数々の試合で相手をキれさせた。装備品とのバランスもそれなりのもので、「闊歩するものの装具」「ダークスティールの斧」「浸透のレンズ」などが猫トークンをもりもり量産すれば、そりゃ負けはしないだろう。おまけに攻めあぐねた時の勝ち手段として「研磨時計」もあるのだ。ただ、結局序盤から押し切ってのビートダウンデッキと「研磨時計」の相性は決して良いものではなく、終わってみればどっちつかずであった感も否めない。そういう意味ではやっぱり「レアに恵まれなかった」デッキかな。もしくは何度もライフを得忘れたヒポグリフの呪い。


4位 【Sangriter】 黒赤 <堕落の三角護符 ミミックの大桶 闇の掌握>

 今回の感染屋さん。そして所持するレアは「ミミックの大桶」と「伝染病エンジン」の2枚だ。どちらも感染デッキならかなりの強さを発揮するカードである。このデッキの面白いところは、定番の黒緑ではなく、珍しい黒赤構成になっているところ。こうなった理由は割と序盤から「電弧の痕跡」「感電破」などの火力が手に入ったためで、「血まなこの練習生」という恒常除去装置の存在も大きいだろう。感染デッキに赤というのは相性が微妙であるように見えるが、感染持ちのカードは毎度お馴染み「疫病のとげ刺し」に「死体の野犬」「屍百足」などそれなり。そこに、「剣爪のゴーレム」などが「汚れた一撃」を見舞うオプションが加わった形だ。特に2枚ある「汚れた一撃」のトリックは鼻血もので、誰とは言わないが、ちょっともたついている間に「剣爪のゴーレム」に2回殴られ、どちらも「汚れた一撃」がプレイされたせいでわずか2回のパンチで死んだ人間もいたほど。パワー偏重の赤に「汚れた一撃」の珍しい感染デッキというのも、なかなか面白いコンセプトである。とはいえ、やっぱり全体的な感染クリーチャーの数はお世辞にも満足とはいえず、こういう流れになった日に限って「嚢胞抱え」が大量発生するのもひどい話。なかなか3色デッキに行きにくいこの世界のジレンマである。もう、「疫病のとげ刺し」に「ダークスティールの斧」と「調和者隊の盾」を握らせて突っ込む「ティンベー&ローチン戦術」(命名はデッキ使用者)に頑張ってもらうしかないね! 実際強かったしな!


5位 【Newcomer】 緑白 <マイアの繁殖者 パラジウムのマイア ヴィリジアンのお祭り騒ぎ>

 まだドラフト参戦3回目のビギナーということでなかなか辛い戦いを強いられているのがこちら。初戦で優勝してしまったので逆に辛い部分もあるのだが、やっぱり改めて確認すると、ピックがかなりキツいことになっている。全体的に見て取れるのは、除去を軽視する傾向と、レアをありがたがる傾向。これが組み合わさると、今回のように「守れるけど絶対勝てない」デッキが完成してしまうのかもしれない。実際、守りだけを見るとこのデッキはマジパねぇ。2枚の「絡み線の壁」が「調和者隊の盾」を背負ったあげくに「こだまの飾り輪」までつけちゃうので、およそアタックが通らない。さらに「突撃の鈍化」でアタックすらもライフに変換し、地上はジワジワと数を増やす「マイアの繁殖者」。なるほど、アタックに対する備えは万全だ。そしてもちろん、これだけのカードを費やして守りに徹しているのだから、当然攻め手は無い。座して死を待つのみである。だが、そんな「失敗ピック」で終わらないあたりが運命の悪戯、今回3パック目というギリギリの局面で手にした2枚のレアは、なんと「溶鉄の尾のマスティコア」と「ワームとぐろエンジン」。この2枚がデッキに入っているというその1点において、デッキは勝つ権利を得た。実際今回1セットだけとれた試合も、ただひたすら守り、守り、守り抜いた結果、マスティコアがビームを決めたのだ。ある意味、これこそが究極のレアゲーといえるかもしれない。さて、そろそろピック表を見てお勉強するフェイズに入ろうかな。


今回のピック表


 【Thraxi】(青赤)→【Serra】(赤青)→【Sangriter】(黒赤)

  ↑                     ↓

 【Alessi】(白黒)       ←     【Newcomer】(緑白)


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