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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 もう、いっそイカ刺しサムの方が気になり出した第7話。予定通りの展開、って気もするんだけど……うぅむ、心躍りにくい。

 スガタが目覚めなくなったために意気消沈のワコとタクト。ワコは巫女としての責任を果たすべく禊を行い、何も出来ないタクトはただぼんやりと思い悩む。自分はワコに対して、そしてスガタに対して何が出来るのか。自分は何をしていいのか。島に来てまだ間もない他所者には、手出しが出来ない状態である。

 そんな青年の悩みを片付けたのは、演劇部部長の激励であった。「自分がしたいことはなんだ」と問われ、改めてワコを守り、スガタを助ける決意をするタクト。真っ直ぐにワコの神社へと向かうが、二人が再会したタイミングで再びヤノマミが襲撃。今度はきちんと電気柩を使い、ゼロ時間での戦闘である。ゼロ時間に送られた二人が見たものは、次元に囚われたスガタ。襲い来るサイバディを撃破してスガタを救出すると、彼はゼロ時間内で目をさます。

 慌てて現実世界でもスガタを探し求める2人。巨大な「王の柱」の閃光の下にようやく彼を見付けるが、既にそこには綺羅星十字団の手が回っていた。フィラメントのギルド長、ベニオによってスガタは心を奪われてしまう。決心した友情が、敵の策謀によって揺るぎ始める。

 

 プロットとしては、タクトの立ち直りと、スガタの復活、そして悪落ちというのがメインだと思うのだが、前回の感想でもちょっと悩んだことから分かる通り、まずタクト・スガタ・ワコという三者の関係性が未だはっきりしていない状態であるのが悩みの種。タクトは「三人組じゃなくて二人と一人だったんじゃないか」とこれまで抱き続けてきた悩みを吐露しており、その部分だけはようやく前面化したわけだが、考えてみりゃ、かたや幼馴染みで島から出られないという運命まで共有した許嫁どうし、かたやつい最近島に居着いた流れ者。どう考えても、関係性の密度は違うに決まっている。その上でワコとの親密さは猛スピードであがっていったわけだが、だからといってスガタの全てを知っているはずなど無いのだし、思い悩むのも筋違いというものだ。それとも、ワコとあまりに急接近してしまったせいで、「許嫁を寝取ることになるのでは」という自責の念があるのだろうか。あれだけ軽薄なキャラクターとして描かれているタクトが、そうした部分では律儀に思い悩むのも別に構わないのだが、それならばそういう描写を増やしてもらわないと、これまでの心情と今回の悩みがいまいちフィットしてこない。

 もちろん、そんな状態なので演劇部部長、サリナの励ましについてもどうにも上滑り。いかにもありそうな良いことを言っているような気もするが、「仲良し三人組」だったのかどうかもよく分からない状態では、「察しの良い先輩」というよりは、「思い込みの激しい野次馬」という印象の方が強い。タクトは単細胞なので納得してしまっているが、視聴者の頭の中には「?」が嫌な形で残ってしまう。

 そして、そんなタクトに襲いかかる綺羅星十字団、ヤノマミ。前回のマーメイドール戦法でほぼ完勝ムードだったというのに、今回は律儀にゼロ時間に出撃してタウバーンに戦いを挑み、一閃されてしまっている。ま、総会で議決した「タウバーンとやりあえ」シチュエーションだったのだから仕方ないとは思うが、ちょっとバトルが淡泊過ぎやしないだろうか。折角の見せ場だったのに今回はなんだか作画枚数も足りてないようなぎこちないモーションだったし、この作品の最大の売りが活かし切れていなかった。試合後のフォローが無い敵キャラって、今回が初めてじゃなかろうか。千和が捨てキャラになってしまうなんて、勿体ないなぁ。そう言えば「マーメイドール」っていう名前は、日本語に直すと「人魚人形」で韻を踏んでいるわけだが、アニメだとそのあたりの小ネタも全然伝わってこないね。

 そして最後に起こる事件は、スガタの覚醒と、悪落ち。ま、スガタとやり合うであろうことは既に予想済だったから当然の流れなわけだが、それ以前に「何故復活したのか」がまず分からない。これまでのザメクのドライバーは一人として起き上がらなかったとか言っているのに、特に理由も無くあっさり復活ってのはどうかと思う。あげく起き上がって一発目の行動がもっかい「王の柱」ってのはどういうことだろう。さっぱり分からぬ。このまま綺羅星十字団に移籍してラスボスっていう展開ならもう少し様子見なんだろうけど、次回予告を見る限りではさっさと殴り合っちゃうみたいだしなぁ。先が読めないのは良いことなのだが、現時点で何が起こっているかも分からないのは問題がありますよ。

 ということで、トータルで見るとやや期待はずれだった今回。ちゃんと次回以降にリカバリーしてほしいものです。サカナちゃんが歌いだせば無闇にテンションが上がる身体になってしまっているので、責任とって下さい。

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