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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「その着せ替え人形は恋をする」 6→6

 ふつーによき〜〜。毎週ハラハラしたりドキドキしたりムラムラしたりしましたね。そういうアニメです。

 毎週感想書いてたので今更なにを書くでもないが、本当にラブコメとしてストレスなく観られたというのは大きいですね。メインテーマが永遠の議題である「オタクに優しいギャル」であるというのも趣深いが、本作の場合、オタクはオタクでも単なるクソニートキモヲタクではなく、ちょっと変わった「人形オタク」を主人公に据えており、冷静に考えたら五条は充分にハイスペックな部類なのでギャルから好かれることに全く違和感がなく、よくあるハーレムアニメの「本当に、辛い」という感情が起こらない。まぁ、これでもやっぱり非実在性ギャルには違いないが……どっちかってぇと五条よりも海夢の方が非実在度が高い生き物かもしれないな。いいんです、我々人類は、引き続きオタクに優しいギャルの生態を追い求めてアマゾンのジャングルに分け入るしかないんですから。

 シンプルに「良い青春(と性春)をしてくれよ」とおじいちゃん目線で見守れる恋愛を描いていることに加えて「コスプレイヤー」という人種の生態も掘り下げているのが面白い部分で、こちらは「どっかで観たことある」要素が薄くなり、純粋に勉強になるし、なるほど奥深くて研究のしがいはありそうだな、と思わせるものになっている。まぁ、わたしゃ死ぬまでコスプレが趣味にはならないし、小学校の頃の図工と家庭科の成績が散々だったので服を作ったりもしないだろうが、そういう世界が日本のどこかに広がっているということが分かるだけでも楽しい。さらにそれが伝統工芸である雛人形作りとつながったとなれば、より学術的な意味でも、文化史的な意味でもコスプレが切り出せるかもしれない。このアニメを観て「私も雛人形作りに興味を持ちました!」という若者が現れる可能性だってあるのだ。少なくとも戦車に家を壊されるために大洗に移住するよりは現実的だろう。

 そうして夢も現実もないまぜにして不思議な引力のある作品に仕上がったのは、やはりその圧倒的な描写力のおかげである。「明日ちゃん」に引き続きこちらもCloverWorksのお仕事。今期は2作品ともほぼ完璧な状態で走り抜けましたねぇ。圧倒的なマンパワーにあぐらをかかず、コンテ構成などでも完成度を高めようと工夫を怠らなかったこともありがたい。良いものが作れるスタジオは、是非ともこの調子で快進撃を続けて欲しいものである。

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