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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「陰の実力者になりたくて!」 4→5

 とんでもなく中途半端な時期に終わったぞ? なんと2クール20話という変則構成……かつて1クール10話区切りの角川枠ってのがあったけど、もしかしてそれの豪華バージョンだったんだろうか。変な時期に終わられると、区分の上で冬終了にしたらいいのか春終了にしたらいいのか困ってしまうが……まぁ、どっちでもいいか。

 というわけで、よく分からんけどいきなり終わったなろう作品。原作もまだ完結していないようなのでどこかで区切りをつけるしかなかったとはいえ、20話で終わるにしちゃぁ微妙な幕引きであった。まぁ、どこで終わったところでこの印象は拭えなかっただろうし、武闘会終了のタイミングが一番無難だったってことなのだろうか。2期を考えての構成なのかもしれんね。

 さて、1話目が変則構成だったせいで「なんじゃこりゃ」と思って観始めた作品だったが、正直、途中で興味は一旦切れた。主人公のデザインはなるほど際立っていて、「厨二病異世界ギャグ」というあまり見たことのない展開が出てきたことには感心もしたが、そこからのシャドーガーデンを中心としたハーレムドタバタ劇は特に面白いもんでもなく、「雑多にキャラが多いなー」くらいの印象。お話がスタートした時点ですでにハーレムが完成しており、さらにそこからストーリーの進行によって女の子キャラが追加されていくという貪欲すぎるハーレム造形はいっそ潔くすらあるが、おかげで見るべき部分が絞られず、興味が薄れたのも致し方なしといったところだろう。

 ただ、そこから2クール目に突入し、話の中心が武闘会に絞られてきたおかげで逆に見やすくなっていった感がある。なろう作品で武闘会はお約束展開の1つであり、そこで対戦相手をボコボコにしながら「また俺何かやっちゃいました?」というところまでがテンプレだが、本作の主人公は「やっちゃいたい」という欲求に満ち溢れており、いわゆるなろう主人公とは一線を画す存在。結局やってることは超絶チートの瞬殺展開が続くだけなのだが、その際にいかにして弱く見せるかとか、その後の展開をどう運ぶかなんてところにばかり神経を使っており、バトルの実力やらなんやらが本当にどうでもいいのでむしろ気楽である。

 そうして主人公が裏の事情ばかりを考えているおかげでメインはむしろ脇のキャラの方になっていき、主人公の与り知らぬところで巻き起こっている陰謀について、みんなして必死に戦っている様子が見えるのはふつーのファンタジー小説と言える。まぁ、今作はファンタジーというにはいささか文明レベルが進みすぎてる感はあるが……でも、こういう近代以降の文明レベルで剣と魔法も交えたファンタジーを繰り広げるっていう目線も新鮮よね。なんだかんだ言って、きちんと他作品と差別化を図って「ならでは」のドラマを見せようとする気概は感じられる。基本がギャグなのであんまり真面目に受け取ってもしょうがないという諦めが先にあるし、主人公の「目立ちたい気もするけど、陰にもいたい」という一見すると矛盾しかない精神性も、それ自体が不条理ギャグみたいなもんだと思ってしまえば飲み込める。多少の理不尽もまかり通してしまえるので強みと言えば強みだったのかも。

 あとはまぁ、佃煮に出来るくらいわんさかいた女の子たちをちょこちょこつまみ食いする感覚で愛でていればそれでよかったんじゃなかろうか。キャストが現代アニメ声優業界を煮詰めて作ったみたいな壮絶な布陣になってるのもよかったですよ。まぁ、おかげで仕事が分散してあんまり活躍できなかった人もいたけども。エンディングが毎回誰になるのかが楽しみでしたよ。

 

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