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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 深夜アニメでとんかつ揚げまくるのやめろ、第4話。揚げ物ラッシュは地獄に直結する……。

 何事もなかったかのように静香の存在が受け入れられる世界。いや、多少のすったもんだはあったが、それでも「具現化した能力の成れの果て」がすんなり受け入れられるのは驚きである。大演劇時代、どうやら想像以上にファニーな世界が構築されているようだ。前回私はふざけて半ば悪ノリでスタンドや念能力に喩えてここなと静香の関係を考察したわけだが、まさかそれとほぼ同じテンションの話が展開されることになるとは思ってもみなかった。雰囲気で書いた「センス」の定義とか、まんま合ってたじゃん。俺すげぇな。というかジャンプ漫画マインドがすげぇや。

 しかし、「そうした超常を受け入れられる世界ですよ」という事実を飲み込んだところで、結局静香の謎は完全に解決されたわけではない。当の本人(ここな&静香)も分からずにやっちゃってる部分があるため、今後の展開を考えるに、「ほんとのところ何が起こった結果の静香なのか」は一応考察する意味がありそうだ。

 まず、カトリナが説明してくれたセンスの定義・実情を確認すると、「役者として舞台の上で他者を上回るための進化」がそもそもの起点にあり、そのため、役者に必要なスキルが先鋭化したものがセンスであると考えられる。カトリナの「集中力」は分かりやすい例だが、今回のセリフからいわゆる「憑依型」のように、人格を入れ替えたり、模倣したり、はては生み出したりといった先例もおそらく存在しているのだろう。ただ、「人格を生み出す」と言ってもあくまで精神的な話であり、それが具現化して「もう1人」が生み出されるなんて現象は過去に確認されていないとのこと。スタンド能力はあくまでも「超すごいメンタリティ」の延長線上にあるべきものだ。

 その上で、静香は「突然舞台に現れる」「思い描くだけで衣装が変えられる」など、超常であることに疑いようはない(この期に及んで「実はふつーに存在している人間だった」という可能性は排除しても良い)。となれば「ここなのセンス」と「静香の存在」は不可分であるのは間違いなく事実であり、先週も拾った「目の光」の件から、静香がここなの存在を前提としているのは間違いないだろう。静香も今週しれっと「自分がここなのセンスである」と自認しちゃったし、そうとでも考えないとこれまでの関係性は説明できないため、「ここなが在って、初めて静香が在る」は前提として受け入れてもいいはずだ。

 問題は、この接続がどの程度強固なものであり、自由度・制限はどうなっているのかという話である。今回ぱんだがふざけ半分で「ここなから離したら消えてしまうのではないか」などと言っていたが、それだってマジで考慮しなければいけない可能性の1つ。イマジナリーフレンドの超すごい版だったとしたら、ここなの無い空間に静香が維持できる保証すらないのだ。しかし実際は、もうかなり強固な存在感を持ち合わせており、すでに「舞台の上で発動されるセンス」の枠を超えているのは間違いない。ついでに触れておくと最後のシーンで「ここなが寝ている時に隣にいる静香」も(カトリナ目線から)確認できているわけで、ここなの精神活動が休眠していたとて、静香が消えることなどない。もう、そこに厳然と「在る」のだ。

 となると、あとは何をきっかけに生み出された概念なのかと言う問題。今回はかぐや姫の公演も終わってるはずなのに「いまはむかし」の思い出が語られ、「ここながオーディションに落ちまくって落胆している時期に、理想の存在として何処からともなく静香が現れた」ことが語られている。一番シンプルに考えるなら、悩みに悩んだここなの苦悩が「理想」という形を持って現れ、固定された存在となりそうだが、「自分よりも優れた演技ができるフレンド」を脳内限定とはいえ構築してしまえるというのはだいぶ破天荒。その上で最終的に「具現化」にまで至ったとなると、さすがにそれはここなのセンスとしてはやりすぎである。

 というわけで、私が現在最もありうる可能性として推す構図は、「なんらかの霊的存在(精霊とか、妖怪とか言ってもいいかもしれない)」として静香は以前から存在していたが、それは人に認識されるまで具体的な形を持たない、なんらかの「演劇を極めんとする者の思念の集合体」のようなものだったという案。これだとここなのセンスは「人には見えない演劇への執念を感じ取り、形を見ることができる能力」だと考えることができる。過去には星の数ほどの役者の卵がおり、それらの人々は無数の思いを抱き、叶えたり、諦めたりして消えていった。そんな「役者」の概念そのものが静香という形となって、ここなのマインドに現れ、「友人」としての形を成した。いわば、ここなはこれまで無限の可能性を秘めた「役者のイデア」にアクセスする権利を有していたということ。フィリップが地球の本棚にアクセスしていたようなものだろうか。

 そして、そんな「静香と触れ合える権利」がさらにセンスとして磨かれ、この度いよいよ「具体的な人格としての静香を顕現せしめる」ところまで至った。ただこれは「ここなの能力がそこまで進化した」というより、「ここなの想う最上の静香は、己を具現化させるセンスを持つ存在となった」と考える方が自然だろうか。つまりまとめるとここなのセンスは「他者が触れられない概念とのアクセス」であり、そうしてアクセスした「静香」という別存在が、「可視化できる実体を手にいれる」センスを持った。この形なら、2人が別個にセンスを発動した事実も説明できそうだ。

 ……今週も俺は何を書いてるんだろう……えぇと、カトリナさんがファーストライバルポジションを終えてポンコツまじりの親友になってくれた展開が良かったですね。ここなと静香の間に割ってはいることで、そのうち静香とのリンクが切れて消滅してしまう展開とかがあるんだろうか。仮面ライダーWではフィリップとの喧嘩もちょいちょいあったが……。

 

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