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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 どうしても気になったので、遅ればせながら配信チケットを購入して後から視聴。さてさて、どうしたものやら。

 なんのことやらさっぱり分からない人のために軽く説明しておくと、Ave Mujicaはお馴染みバンドリプロジェクトから発信された新バンドである。この度めでたくアニメも制作されキャラクターのバックグラウンドも完全に紐付けされた「MyGO!!!!!」に続いて繰り出された、リアルバンドプロジェクトでカウントするなら6つ目のバンドということになるだろうか。私はあんまりリアタイでこのバンドのお披露目イベントの数々を追いかけられたわけではないのだが、気になって後から情報を確認すると、さまざまな謎かけやら、意味深なメッセージを断片的に送り出して少しずつ期待感を煽り、謎めいた部分を残しながらいよいよこの度初ライブに挑むといった流れだったようだ。

 正直、Roseliaに続いてRASを追いかけるのすらややしんどくて「俺の本命はRoseliaだけ、RASは……頑張ってそこまで追いかけないように自制する。ポピパとモニカについても以下同文」と言っている私にとって、これ以上追いかけるバンドを増やすのは自殺行為なので当初は「まぁ、実情がはっきりするまで触らんとこか」と思っていたのだが、ライブが終わり、流れてくる情報にセトリが見えてしまったので流石に気になってこの機会にライブ映像は見てみることにした。まぁ、1時間半程度の(しかも暗くてよく見えないような)ライブ映像を視聴するために6000円近く払わにゃならんのはかなり割高ではあるのだが……これでもお客を呼べたというのは、ファンからの期待感の表れということでもあるのだろう(そして私はまたまんまとブシロードに金を巻き上げられたわけだ)。でもまぁ、推し活ってそういうもんやから。あ、すでに9月のライブのお金は入金済みです。

 




 さて、このバンドを追いかけてみるかどうか悩んでいる理由はいくつかある。今回の映像視聴に踏み切った直接の要因はセトリの内容で、オリジナルソングについては当然さっぱり知らんわけだが、バンドリ作品お馴染みの手法として、曲数が少ない新生バンドはとりあえずカバー曲で埋めていくという形式が採用されている。今にして思えばブラシャとLOUDERしかない状態でルフラン・エタブレを振り回して頑張っていたRoselia最初期は今回のライブよりももっとキツい状態だっただろうし、モニカなんてしばらくは1曲でアピールしてたようなもんだし、オリジナルを4曲5曲と繰り出せるようにしてからライブに挑んだこちらのバンドは親切とすら言えるのかもしれない。そしてカバー曲の選択が……これがねぇ……私の好みにあまりにドンピシャだったのよねぇ……うぅん。

 

 私を個人的に知ってる人はなんとなくお察しかもしれないが、わたしゃ根本的に厨二臭いモチーフが大好きな人間らしい。そもそもRoseliaの存在もそっち寄りなのは間違いないだろうし、より明確な指標として、SB69の最推しバンドがBUD VIRGIN LOGICなのである。「BVLのファンです」はつまり「じゃぁ今回のAve Mujicaも推しですね」とほぼイコールになりそうなもんで、傾向としてはいよいよ「完全にフィーリングに合う」バンドが現れた可能性があるのだ(今となってはRoseliaが完全にそれではあると思うが)。気の早い話だが、もし万が一わがままが叶うのであれば、このバンドの面々には是非BVLの楽曲もカバーしてほしいもんである。「断罪のソリテュード」あたりが最高じゃないでしょうかね?

 

 てなわけで「なんか肌に合いそうなコンセプトのバンドだなぁ」とは薄々思っていたわけなんですが、そこにさらに今回のカバーのラインナップ。なんと1曲目がangelaの「KINGS」、2曲目がALI PROJECTの「暗黒天国」である。このチョイスは……エグい。何がエグいって、この2組のアーティストは、どちらも数少ない「私が直接ライブを観に行ったことがある」シンガーなのである。私の人生の中で、わざわざ生ライブを見に行った経験なんてそんなに多いわけもなく、その中から偶然にも私が熱心に応援したことがあるところからのカバー。なんかもう、俺の半生がどこかでスニーキングされてるんじゃないかと陰謀論に傾きそうなラインナップだったのだ。そこにさらにRoseliaカバーなんて刺激的なこともやっているわけで、まぁ、観てみたくなったのもしょうがないじゃないですか。

 

 というわけで以下は感想ですが……。

 まぁ、とりあえず映像がとにかく分かりにくいというのが最大の難点よな。まだまだ「始まってすらいない」バンドということで、イベントは終始薄暗がりの中で進み、バンドメンバーもラスト以外はずっとミステリアスパートナーみたいなフードを被り、仮面をつけたまま。別に顔など見えずともライブイベントは楽しむことができるだろうが、やっぱパフォーマンスがみたくてライブをやってもらってるわけで……そこはもう、世界観重視ということで受け入れるしかないですね。一応、MyGO!!!!!も直近までは暗がりでずっとやってた履歴があるし、こればかりは仕方なし。今後、どこかできちんと顔を出しての展開になるとは思うのだが、それまではライブがあるとて覚悟は必要だろう。

 音の方は、かなり期待に応えてくれるだけのものになっている。バンドリプロジェクトといえば大胆な若手の青田買いの印象が強く、デビュー直後から重積を背負わされて散々だった進藤あまねすという苦い事例がある。ぶっちゃけ、MyGO!!!!!もボーカル一本立ちという視点でみればまだまだ要精進といったところで、「ほぼ無名からいきなり名をあげて突き抜けた」ボーカルってぇと天下の相羽あいなを置いて他にはなかった(まぁ、彼女の場合妙なところでキャリアは積んでたわけだが……)。しかし、こちらのバンドのボーカルは初代3バンドに比肩するレベルでの実力を持ち合わせており、歌唱イベントとしての仕上がりには文句のつけようがない。私はまだちょっと分からないのだが、ネット情報によればメインボーカルを担当しているのは佐々木李子じゃないかと言われており、これが事実なら、そりゃまぁ歌唱力がどうこう言う必要すらないわけでね。

 ライブ音源なので序盤の発声は多少なりともブレはあったが、スロースターターのあいなあいばさんよろしく、ライブ後半になるにつれどんどん完成度が高まっていったのは未だ成長中の新進バンドらしさもあって面白かった。歌唱法については、ことにファルセットの取り扱いが抜群にうまく、カバーで対比がはっきり見えたPASSIONATE ANTHEMでのあいあいとの違いが面白い。相羽あいなは、あまりに声が強すぎるもんで裏を使わずに強引に突き抜ける(ややもすると危険な)歌唱法が魅力だが、きっちり裏でも魅せられる別バージョンのアンセムは非常に興味深いものだった。なんだろね、Roseliaのアンセムは元々afterglowとの対バンのために作られた楽曲なので徹底して「挑発」であり「挑戦」なんだけど、こちらのバンドがやると「布告」とか「宣告」に聞こえるアンセムになる。こういう色の出し方は徹底して演出で形を固定するバンドリプロジェクトならではの楽しみと言えるだろう。

 

 もう一曲楽しかったのはカバー曲の「堕天」かな。こちらは元がバンド楽曲じゃないものを思い切りアレンジして披露してくれたもので、テーマ設定がバンドのテイストに合っていることはもちろん、歌詞の意味を再解釈し、単なるバンドサウンドという言葉では語りきれないような不可思議な歪みを与えている。この辺りの選曲はやっぱり上手い。だいたい、正規のバンドとしてプロジェクトに登録されるとしばらくはライブで同じカバー曲を使い続けることになるが、こちらのバンドは是非この「堕天」でしばらくは盛り上げてほしいもんである。正直「KINGS」は元バージョンの強さに勝てなかった気がするので。しかし、こうしてみると「KINGS」ってそれこそ湊友希那に歌わせてもよかったカバーだな。どうしてもアニソン界隈から曲を選ぶとアーティストは偏るが、これ以上angelaの取り合いが起こりませんように。あー、でもsolitudeあたりは聞いてみたいかも。

 

 ふむふむ、とりあえず興味深いバンドだということは確認できたので、今後は多少なりとも動向に気をつけていこうとは思いますよ。何より、9月の有明アリーナでオープニングアクトをやるらしいのでね……一番いい席から仮面の下を拝ませてもらうぜぇ!!!

 

 追伸:正体が佐々木李子だという情報が本当なら、またしても演者の名前被りが起きている。なんや、首脳陣に「同じ名前フェチ」とかおるんか。

 

 

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