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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「攻略うぉんてっど! 異世界救います!?」 5

 タイトルから「さてはむしろなろうではないな?」と思ったらまさかの中国原産アニメだった。もう、中国も韓国も、みんなして異世界大好きか(なろうアニメは海外配信の方が人気なんて話はよく聞きますね)。

 というわけでどうやら今期分の中国アニメ枠はこちらになりそうだ。ここ最近放送された「万聖街」や「フェ〜レンザイ」と異なりこちらは一見すると中国産かどうかは分からないのだが、その理由は「すぐに異世界転生したから」である。背景とか世界設定にあまり中国要素がなく、「異世界設計はもしかして万国共通なのか?」と思ったが、どっちかってぇと「異世界もの」というより「ゲーム内転送もの」と考えた方が自然かもしれない。作中でも「ゲームなので」って明言されてたし。そうしてみると、私はプレイしたことがないので完全にイメージのみでの話だが、「原神」とかの最近日本国内でもめっちゃプレイされてるタイプのゲームの雰囲気作りに共通するものはあるような気がする。CG技術が高いのは言わずもがなだが、そこからややぼかし気味ながらも手が混んでいる背景で入念に画面を埋めておき、ちょい丸っこくてすっかり日本の「萌え」のお株を奪ったようなキャラでコミカルに繋いでいく。こと「かわいい」に関しては、ほんとに中国アニメは日本の萌えのコピーを超えて自国のオリジナルを築き上げており、どのアニメもデザインが云々よりも「動きで可愛らしさを出す」ノウハウがあってちょっと羨ましい。今作のいかにもゲームっぽい画風を見て思い出すのは数年前に作られた「凹凸世界」だが、あの時から信じられない速度で描画の精度を上げており、多分今後「CGキャラによる萌えの追求」で先をいくのはもはや日本ではなく中国アニメーションなのではないかという予感すらある。まぁ、対立するようなものでもなかろうし、それぞれの文化の中で、切磋琢磨していただきたい。

 そうして描かれる「ゲームらしいキャラ」が作るのは……まぁ、普通の異世界転生ギャグだった。日本語キャストがあまりにハイカロリーすぎるのでそれだけで満足してしまいそうだが(意外と日笠が異世界転生主人公って珍しいか?)、ネタ回しに特に鮮烈な部分はなく、「まぁ、そこいらのなろうよりかは見てて飽きないかな」くらい。いや、キャラは立ってると思うけどね。なんかね、「日笠→井口→くまちゃん」っていうあまりにも慣れ親しみすぎたパスを繋げられちゃって、実家のような安心感で何も考えられなくなっちゃったのよね。さらにそこに瀬戸ちゃんが襲来。ありがちな「コワモテ人狼娘」だと思ったらラストに突然極度のシスコン設定が明かされ、姉キャストが豊崎という。……やっぱ中国アニメの吹き替えをキャスティングする闇の結社みたいなのがあって、全て分かってる人が担当してる気がする(そりゃそうだろ)。

 というわけで、今期も「フェ〜レンザイ」の続きみたいな感覚で異文化アニメをお勉強させてもらおう。これで「異世界転生だったらどの国でもおんなじやな……」っていう結論になれば、それはそれで「世界中でなろうが求められてるってことなのか……」という残念な納得があるな。

 

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