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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 \カッ/ 第21話。猫どもも嫌気がさしちゃうくらいのイチャイチャエピソード盛りだくさん。爆発すればいいのに。

 Aパート、サブタイ通りに花月さんと接続端子のお話。やはりヒロイン力で圧倒している花月さんメインだと画面が映えますね。今作でもトップクラスに衝撃的なオープニングで幕をあけ、いよいよ天空橋も年貢の納め時かと思いきや、やっぱり花月さんは優しくて美人だったというお話。まぁ、その過程で「女の浅ましい争い」みたいな物の片鱗を見せられてしまったが……ナチュラルなサークルクラッシュってこういうものなんでしょうね。ボランティアサークルに所属してるくせにみんなして煩悩垂れ流しすぎだろ。結局こういう学生たちなんて、就職に有利だとかなんだか考えてボランティアやってるに決まってんだから(偏見)。赤城郁実さんを見習いたまえ。

 しかし花月さんだけはそんな俗世のお話とは無縁で、何ならサークルで余計な火種を生まないようにという配慮から天空橋に三行半(?)を叩きつけた形。それですぐに友達が「じゃぁ男紹介するし」みたいになっちゃうあたりが日本の大学教育の限界か(大学のせいではない)。ただ……改めて天空橋の所業をまとめられると、どう考えても「純愛みたいなかっこしてるけど、その男とは縁を切った方がいいぞ」とは思っちゃうよね。「雨の日も風の日も……」ってルーティンのことを振り返ってたけど、それ、単なるストーキングだからな。訴えたら刑事罰適用されるやつだからな。花月さんは天空橋の人となりを認められる人だったからよかったものの、そうじゃなければ別方向の事件になって大騒ぎである。

 そして天空橋の純愛(仮)は一応花月さんの命を救った形。そしてダイナミック吊り橋効果により、花月さんの本音が漏れ出てしがらみシャットアウト。もう、今後はずっと「充電器」扱いしといた方が処理は楽かもしれませんね。

 ちなみにこのパートで扱ったのが「USBをはじめとする接続端子規格」だったわけだが、機械に疎い私みたいなおっさんからすると「へー」ってなるような知識ばかりでした。言われてみれば、USBのType-Cっていろんな企画の寄せ集めなんやね。普段使っててたまに「あれ?」って思うこともあったが……今度ちゃんとまとめて確認しとこ。「人はみなUSBのポートのごとく」って、うまいことまとめた風にしてたけど全然上手くないゾ。

 Bパートも引き続き色恋がらみのお話。「充電端子」の話から一応紐づいてはいて、「防災グッズ」にかこつけてもろもろのエネルギー有効利用の方法についても議論。本当にその界隈に詳しくなってしまった桜子が相変わらず何の興味もなさそうなアキヒロにティーチングしてあげる形。アキヒロがブルジョア仕草するたびにイラついてるデシマルなんなんだよ。ほんでちょっとでもラブ臭がすると\カッ/しちゃうねこ2匹。さらに\カッ/どころじゃないのは鮫洲さん。Aパートはトイレの個室で薄暗さを叫ぶばかりだったが、天下の往来で白昼堂々いちゃいちゃしてる桜子たちに激昂。相変わらず被害者ヅラが上手い。勝手に誤解してるだけなんだが……同じような誤解してるのに鮫洲さんと花月さんで反応が全然違うのおもろいな。

 それにしても、「防災訓練用の展示車輌」とマジックミラー号が似ているというネタだけでよくこんな漫画かけたもんだよな。凄まじく下世話だし、桜子からしたら名誉毀損もののとんでもねぇ誤解。さらにそれを焚き付けた六郷はこれまた下手したら刑事事件になりかねないくらいの振る舞いである。そりゃ花月さんじゃなくても止めたくなるわ。最終的に天空橋も被害者みたいなポジションになってたけど、お前がちゃんと管理しとかないから部員たちが暴走するんだからな。もう、今後は花月さんに首輪でもつけてもらってじっとしとけ。

 
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 クリスマスに女性との予定だけでトリプルブッキングさせる男、梓川咲太、第9話。……普通に考えたらそれだけで万死なんですが、咲太の場合はそれが一切幸せ要素になってないっていうね……。

 今回の展開だけ見てると姫路さんの存在の方がよっぽど「プチデビル」だったんじゃないかと思うのだが、あくまでもマイスチューデント。大学生になって少しは「思春期」とおさらば出来るんじゃないかと思っていた咲太さんだが、残念ながら彼の人生は常に思春期と共にあり、思春期が追いかけてくるような展開である。さぁ、厄介な後輩の思春期症候群はいったいどんな技なのか。

 現状ではまだその謎は解明されていないが、前回時点では悠然としてつかみどころがなかった姫路も、今回相変わらずの梓川流に翻弄されてちょっとずつボロが出てきた。この辺りは咲太の人生経験が上回っている部分だろうか。まぁ、姫路さんも単に能力がたまたま何かにハマっちゃっただけで、そこまで試合巧者にも見えないのだが。そもそも何の試合なのかもよく分かってないのだが。

 一応、今回明かされた事実で一番のポイントは、「姫路は幼馴染の加西くんからフラれた(もしくはそう感じた)時点で症候群を発症した」という部分だろう。なんだかうまい具合の能力バトルみたいなツラしてはいるが、結局今作で出てくる現象は全て「症候群」であり、彼女も別に望んで今の状態になったわけではない。何かしらのネガティブな環境があり、そこから脱却するために望むと望まざるとに関わらず、今の「状況」になったのである。その発端が幼馴染との何かしらの感情だったということが分かっただけでも、名探偵咲太の手にかかれば反撃のとっかかりになりうるのだろう。いや、視聴者目線ではさっぱり分からんが。そもそも「なんか知らんけど惚れさせにくる」というある意味で超厄介な能力に対して、「麻衣さんという絶対にして不動の彼女がいるから」という問答無用の耐性を持つ咲太だからこそ余裕を持ってJKの攻撃を分析できるわけでね。やっぱずるいよね。

 姫路はおそらく「咲太で遊ぶ」ことを狙ってはいたのだろう。周りの男子をコロコロするのがきもちよくてあんなムーブになっているのは間違いなく、その際に周りの女性キャラは全員障害にしかならない。どうしようもない感情を2人の高校生から向けられている双葉先生はほんとに被害者でしかない。そんで一番被害者の窮状を理解してる咲太先生が全然助けてくれないのがひどい。咲太とのツーカーの会話劇のスマートさは常に双葉の見せ場だが、今回も「余計なこと言うな」の一幕は「必要最低限の言葉だけでお互いの意図が全部伝わっている」という救いのない状況が嫌でも伝わってくるシーンである。なんでこいつ、双葉と付き合ってないんだろうな(まぁ、双葉が好意を持ってるわけじゃないからだけど)。

 とはいえ、姫路というJK単体なら咲太のテクニックでどうとでも処理できそうなのに問題はさらに散逸していく。双葉と加西くんの方は当人どうしで解決してもらうとしても、当座の咲太の最大目標は「クリスマスイブしっぽり温泉デート」である。そのために倒さなきゃいけないのは姫路のようにも見えるが、実際は姫路は「夢見る」とは関係なさそう。彼女の症候群を打破したとて、「夢見る」の呪縛を乗り越えることができるかどうかはまだ分からない。そして暗躍している……かどうかもよく分からない霧島透子。いや、霧島透子と名乗る女。やはりこいつが一番の厄介。「お前が症候群を生み出してるなら姫路の事例も知ってるやろがい」と振ってみるも「そんなんいちいち覚えてない」というにべもない返事。挙句クリスマスイブを潰そうとする悪辣ムーブ。姫路さんは別に意図してそう動いてるわけじゃないのに、こいつの場合は「そりゃ咲太はイブの予定埋まってるやろ」と分かって言ってるだろうからタチが悪い。まぁ、姫路さんさえ対策できちゃえば別にサンタの言うことを聞く義務はないのだが……。何がどう影響するかが読みきれてないので咲太としても不安。結局、「思春期症候群が麻衣に危険を及ぼす」というふわっとした予言だけでは、どうにも動きにくい。

 そして事態は更なる混迷へ。偶然見つけた「あの女」の情報。そこに書かれていた名前は、やはりと言うか何と言うか、「霧島透子」ではなかった。……いや、だとしたら誰ぇ? もう、咲太さんの周りの女子の数が多すぎてどうしようもないよ! 麻衣さん、やっぱそいつどうにかしようよ!

 

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 いい話だなぁ……第7話。最近アニメで泣いてなかったんだけど、久しぶりにグッときちゃったよ。大天使クマちゃんがほんとに健気で、献身的で、彼女のおかげで全てが成り立っている。

 前回の種明かしは割とあっさりと。ムスブが抱えていた問題はアカペラという歌唱法そのものの問題と表裏一体。前回は「真剣VS楽しい」の対立軸で見ていたが、より実態に即した表現をするなら「正確VSライブ感」のぶつかり合い。アカペラで本当の意味での音程を保つのは凄まじく難しいという。わたしゃ専門知識が無いのでその辺の実感はよく分からないが、カラオケでガイドメロディがあってもなかなか音が取れないなんてことはザラにあるわけで、そばに自分と同じ音を発している人間が1人もいない状態で正しい音程を保つのは確かに至難の業だろう。それを実現させるために、部活で目一杯練習して、少しでも正確さを求めていくのだ。

 それを問答無用で実現してしまえるのがムスブという才能。いわゆる絶対音感持ちはわずかなズレすら聞き分けることができ、自分の調音も正確なためにアカペラでは最大の武器になりそうなものだが、「聞き分けることができる」ということは、裏を返せば「聞き分けてしまう」ということでもある。周りの人間が自然にズレていくのに合わせることができないし、何故ズレて気にならないのかと疎外感を感じる要因にもなってくる。登校日ライブでブチ切れた際には「なんでこのタイミングでキレるんだよ」と思ったが、おそらく本番ということでテンションが上がったウルルの「走り」が極端なものだったために我慢できなくなったのだろう。音をブラす可能性がゼロのムスブからしたら、練習だろうが本番だろうが出力に何の影響もないわけで、いざステージに立ったら普段以下のスペックしか発揮できないやつは「ふざけてやってる」と思ってもしょうがないのだ。

 とはいえ、これは部長が言う通りに「どっちが正しい」という問題でもない。強いて言うなら6人の問題。何を目指し、何をよしとするのかは話し合うしかないのだ。しかし、基本的に空気を読むことができないムスブは最悪の選択を取り、結果としてウルルと喧嘩別れ。これにてアカペラ部終了のお知らせ……。

 のはずだったが、ここで残っていたのがウタとクマちゃんだったわけだ。いつでも逃げ出してしまいそうなウタだったが、改めて部活と向き合ったことで「楽しかったんだ」という実感を得て、それはクマちゃんとも共有されている。ネガティブどうしのつながりは他者のネガティブにも敏感で、ムスブが、ウルルがどんな問題を抱えて部活に来ていないかは全て把握している。その上で、自分たちが彼女らの人生に踏み込んでいいものかを躊躇っている。これまでの2人であれば「触らぬ神に」という思考が真っ先に来ていたかもしれないが、喜ばしいことに、ウタはウタなりに、そしてクマちゃんはクマちゃんなりに成長しているのである。

 お祭りのシーン、開口一番で「おまたせー」とかじゃなくて「よかった……合流できた……」だったのが常に最悪を想定しているウタらしくてよかったし、2人して浴衣じゃなくて普段着の理由も、ちょっとずつズレてて説得力があるのが良い。もうこの時点でクマちゃんの気配りが厳戒突破している。そして「お祭りとは何か」すらよく分からないぼっちツイン。しかし、2人きりでお祭りに行くことを決めた時点でもはやぼっちではない。「とりあえず歩く」で2人の時間を共有できるまでの仲になっているのだから、もはや親友レベルである。ウタクマ、てぇてぇ。

 そうして2人で今後の部活への意気込みを確認。再生計画のために積極的に動き出す。ここでクマちゃんが素晴らしいのは、なんとあのウルルに「当日の動画を送りつける」という選択をしたこと。普通なら、あの逃げ方をしたウルルにもう1回動画を突きつけるなんて判断はできない。もっと穏当に機嫌を取って、とりあえず部活に出てきてもらうのが関の山。しかしクマちゃんはネガティブであるが故に、周りの人間の様子を常に観察もしている。ウルルは「気まずくて、話続かなくて」とこれまでの関係性はチグハグだった部分だけを取り上げていたが、クマちゃんからしたら、きっちりウルルと交流を深める時間はあったのだ。この短い付き合いの中で、クマちゃんは「ウルルはダイレクトに問題をぶつけてやった方がいい」と判断し、勇気を持って勝負をかけた。そして、ウルルもそれを受け止められるだけの気概はあった。当日の音源を聴き、自分が原因であることを認めざるを得ないウルル。あそこで1人きりで動画を見続けるのは非常に酷な行為だっただろう。自分が目指している1つの姿「動画映え」とは程遠い現実を突きつけられ、ウルルは凹む。しかし、それを送りつけてきたクマちゃんの真意を汲めないような女でもない。必死にクマちゃんとの対話に臨み、望まぬ傷をさらに抉られる。それでも、ウルルは立ち直らなければいけないのだ。ここまでしてくれた「友達」のためにも。

 その他、ムスブと部長の間で交わされた会話は残念ながら花火でかき消えて視聴者には届かなかった。どこか諦めムードの部長、もしかしたらムスブに正式な部との離縁状でも叩きつけられたのだろうか。そして大学生チームから熱心なオファーがかかるレイレイ。彼女の部長との関係性に、視聴者側としても「共依存だよな……」とは思っていたので今回の指摘はあまりにクリティカル。「ウタクマ」がナイスコンビとしての完成度を増す中、既存のカップリングである「アイレイ」が最終的にどんな絵図となるのかはまだまだ注目。……このカップリングが前提となると残るのが「ムスウル」なんだよな……あそこが一番怖いわ。

 
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 祝、アキラちゃん久しぶりに登場、第9話。ヒロイン大渋滞だけど相変わらずアキラちゃんは可愛いなぁ。ちなみに全然関係ない話だが、偶然にも今週は「きせこい」にもアキラさんという女性が登場している。

 全てを語り終えたナズナちゃん。そして見計らったようにコウくんの下を訪れる餡子。彼女からしたら親切心のつもりかもしれない、吸血鬼ナズナとの共生の道を歩み続けるコウに対し、最後の宣告。吸血鬼の全てを憎む餡子からすれば、今のコウならまだ救えるが、自分が踏みとどまった最後の一歩を踏み出してしまえば、もはやコウも「敵」になる。そうなれば躊躇は無い。そして図らずも、餡子は労せずにコウくんの「人間だった時」を手に入れることが出来る。吸血鬼の道を選べば、もはや分かりあうことはないと。

 そんな餡子の忠告を受け止めながらも、コウくんの意思は変わらない。それは長年の憧れもあっただろうし、このタイミングで全てを打ち明けてくれたナズナちゃんへの答えでもあったのだろう。コウのそんな様子を受けてか、ナズナちゃんはさらに吸血鬼コミュニティにも餡子の真実を伝えていく。「そうであってほしくなかった」という苦い過去の記憶を共有し、吸血鬼ガールズもナズナの苦悩に一定の理解を示した(それ以上に彼女の変化と成長を喜んだ)。夜に限られるとはいえ、人間など軽々と凌駕する吸血鬼の力を持ってすれば、今更餡子1人が襲ってきたからとてそこまで大きな問題にはなるまいと、今はまだ鷹揚に構えていられそう……だった。

 餡子の両親の命日でもある「Xデー」、それがハロウィン。名探偵コウくんはこの日に何か起きるかもしれないと読んだ。それはもしかしたら、まだ人間である者だけが感じ取れる何かしらの憐憫。餡子は大々的に動き出す。彼女の手にはどこで調達したのか、無骨な実銃が光り、衆人環視の中で堂々とニコを狙撃。さらに追っ手をかわしながらセリにも銃弾をぶち込んだ。「銃なんかで吸血鬼は死なない」という事実はそれこそ吸血鬼ハンターの餡子は一番よくわかっているところで、わざわざそれをやって回ることの「裏」が気になるコウくん。長年こじらせた怨念が無意味な八つ当たりに終わるとも思えず、この先の餡子の計画は気になるところだが……そこに割ってはいるのは後輩であり、助手であり、親友であり、怨敵でもあるナズナちゃん。この介入は探偵の計算を狂わせるのか、はたまたここまで全てが計算ずくか。因縁の決着はどこに転がるのだろう。

 ……というシリアスで緊迫感あふれるお話だが、やっぱヒロイン勢がわちゃわちゃしてる部分は理屈抜きで楽しいよね。久しぶりにコウと話ができたアキラちゃんはコウの乱れきった(?)交友関係に呆然。いろんなタイプの年上おねーさんをよりどりみどり。アキラちゃんからしたら別世界の存在にも見えちゃうよ。なんで行き合う人たちみんなしてエロいんだ、と思っただろうが、その実一番エロいのがアキラちゃんなのも困ったもんだ。名前的に無理筋だろうが、アキラちゃんも夜の眷属になりませんか?

 あと、途中で餡子が助けてた謎の女性、わざわざ名前付きでCV羊宮妃那という訳のわからんキャスティングだったんだけど、あれだれだよ。


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 大事なところではしっかりとワーニング出すぜ、第8話。ウマ娘ですら牧場とトラブったりするわけで、このアニメが遠因で事故とか起きたら、そりゃ最悪だもんな。

 今回のお話では学術的なプラス要素はそこまで多くなかったが、前回知り合った瀬戸さんとの関係性を深める部分に主眼が置かれているのは分かりやすい。瀬戸さんは伊万里さんに、瑠璃は凪さんに全幅の信頼を置いているため、4人で活動しても自然と2・2の師弟コンビみたいになってるの分かりやすくていいですね。

 鉱物採集のキャリアなら瑠璃よりも長いはずの瀬戸さんだったが、実際の調査採集となると案外腰は重い。瑠璃がむちゃくちゃやってくれてたせいで忘れかけていたが、確かに「なんとなく採集にいこうぜ!」なんて気軽に出かけられる趣味ではないんだよな。浜辺でシーグラスを漁るくらいなら素人でも手が出せるが、がっつり山に入っての調査なんておいそれと出来るものではないだろう(まぁ、瑠璃は1話目時点でノープランで突っ込んでたが)。現時点での瀬戸さんのステータスは伊万里さんに近く、基礎知識や地頭は瑠璃より上かもしれないが、いざ動いてみようと思っても、これまでなかなか活動できていなかった分だけ経験は足りない。

 自由研究の水質調査にかこつけて、隙あらばパンニングへと赴く瑠璃。そして偶然発見したオレンジ色の鉱石から今回のお話は始まる。もちろんここで瑠璃はその鉱石がなんなのか言い当てるなんてことは出来るわけもないのだが、彼女はただ、「初めて自分の手で見つけたなんか綺麗なもの」に特別な価値があることは知っている。せっかく知り合うことができた瀬戸さん、せっかく瀬戸さんが初めて見つけた宝物。それを無駄にはしたくなかった。瑠璃と瀬戸さんの最大の違いは実際の行動へのモチベーション。「分かんないね」で終わっちゃっても別に良かった瀬戸さんと違って、瑠璃は「なんだか知りたい」が圧勝するマインド。かつては「なんか綺麗なものが欲しい」という物欲が最優先だったが、今回の一件ではすでに「自分が宝石を手に入れる」というモチベーションはほぼゼロになっており、「瀬戸さんにいい思い出を残したい」、そして「あのオレンジ色の鉱物の正体が知りたい」という純粋な知的好奇心に突き動かされてのもの。ほんと、この子の精神的な成長も著しい。

 今回のテーマは「水」。元々川砂の調査を繰り返していた瑠璃からしたら水質調査なんてお手軽すぎるしむしろありがたい方法なのだが、視聴者目線だと「ほなこれまでも水質調査だけで良かったのでは? なんでわざわざ砂つぶ見てたんだろ?」という疑問が出てくる。もちろんこの疑問にはすぐに凪さんが答えを提供してくれており、曰く「鉱石は歴史を語り、水は今を語る」とのこと。あまり長期的な傾向を見るのには水質調査だけでは不充分。また、工場や生活排水など、周りの環境の影響が色濃く出るためにおそらく様々な誤差も多くなるのだろう。かっちりした基盤研究を最初に教え込みたかった凪さんからすれば、瑠璃が砂つぶを相手にめげないかどうかを見定める目的もあったのかもしれない。

 一度方針を決めれば話はとんとん拍子で進み、今回も無事に狙い通りの目的地に到着。そこにあったものは多少イレギュラーなものではあったが、見事ジンカイト鉱石を手に入れ、瀬戸さんの記念すべき初採集は大成功。瑠璃のおかげで素敵な思い出になったのでした。

 最後の名前呼びのくだり、「瑠璃側からも瀬戸さんって苗字で呼ばなくなると中の人とごっちゃにならないから助かるんだけどな」とかいう訳のわからない感想が出てきてしまったので反省します。瀬戸ちゃんが瀬戸さんって呼んでるとほんとバグるのよ。

 

 
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 アレクシス様、フッ軽すぎるだろ、第8話。いや、正義の人っぽいからオーバージャスティス本部長の方か? もうTRIGGERユニバースは訳わからなすぎて追いつけないよ。

 Aパート「インターネットをやっつけろ/インターネットたちの沈黙」。ひたすらに「我々は何を見せられているんだ……」と虚無顔を続けるしかない謎パート。少し調べてみたら、なんでもTRIGGERがはるか昔に作った「インフェルノコップ」というヘンテコアニメ(?)が元ネタになっているとかなんとか。残念ながらわたしゃその作品のことを全然知らなかったもんで、ただひたすらポカーンだったんですが……作風としては「ニンジャスレイヤー」のそれだよね。時代順で言えばむしろその「インフェルノコップ」とやらで生み出したデザインが忍殺にスライドしたってことになるのか。独自路線を突き進むTRIGGERの歴史の一端を感じられるお話といえば一応意味はあるのか。省エネ作画が省エネになってるのかどうかもよく分からん事例である。そういえばダテンシティって世界のどこかも分からない場所にある町だとばっかり思ってたけど、今回はサンタバーバラとかニューオリンズとかアメリカの地名がはっきり出てたけど、このトンチキパートだけの限定設定かしら。

 Bパート「ファ・ファ・フ*ック」。こちらの元ネタは当然「ラ・ラ・ランド」ということになるが、残念ながらこっちも元ネタを知らないので「ふーん」と思って見ている程度だったが……最低最悪のミュージカルシーンは見ていて気持ちよくなっちゃうものなので、そこは純粋に楽しい。これもどこまで原作オマージュなのかが分からないのでなんとも言えないんだけど、ノリノリのパンティが街中を闊歩するシーケンスの音楽性と映像表現が上手い具合に今作のキャラデザに噛み合ってたし、アメリカン・カートゥーンデザインになってる意味がはっきり出てる部分。もし可能であるなら、今回のミュージカル楽曲が全部伏字じゃないバージョンで公開されたら、ぜひカラオケにも入れてほしいもんである。みんなで「ファック!ビッチ!」ってコールするの盛り上がりそう。

 それにしてもエンジェルタンのとこだけやたら具体的にキモかったのなんだったんだ……。この世界における天使ってどういう存在なんだろうな。あと天界にちゃんとコンプラ委員会があったのも驚きだよ。もっとはよ仕事しとけ。

 
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 決着ゥゥ! 第8話! 「勝てばよかろうなのだァ!」を体現するようなそれぞれの戦いぶり、お見事でした。なんで我々はJKだらけの百合百合ラブコメ作品で延々FPSゲームの画面を見せられてるんでしょうね。

 れな子・真唯・紗月の三つ巴決戦には一旦決着。そりゃまぁ、ここで結婚エンドになるわけがないので勝者はれな子に決まっているのだが、その実れな子の「勝ち」など一切意味はなく、長きにわたる真唯・紗月の痴話喧嘩に決着がついたというだけのお話である。分かっちゃいたことだが、みんなしてお友達に対して巨大感情持ちすぎなのよ。

 今回の顛末はなんだかんだでれな子にとっては八方丸くおさまった形。もちろん真唯との関係性も大事ではあろうが、案外一番大事なのは妹ちゃんの誤解が解消したことかもしれない。いや、なまじ誤解とも言い切れなかったあたりが面倒臭いのであるが……家に押しかけた紗月が最低限の申し訳なさを抱えていたのだろうか、一部フィクションも交えながらうまいこと言い訳してくれた。これで妹さん目線では「れな子の本命は真唯」で安定なわけだね(それもどうなんだろう)。

 そして迎える決戦当日、これまで真唯は特にゲームに興味などなかったはずで、今回対戦で使用したれな子垂涎のゲームルームは決戦が決まった後に新調した部屋ということになる(でなきゃあんなeスポーツ会場みたいなセティングの部屋があるわけない)。そして、真唯がそれだけの用意をしたということは、試合そのものへの仕込みも充分ということで……。れなこは「顔がいいだけの俺様ヤロウ」などと揶揄してみせるが、腹の立つことに王塚真唯の才能は本物なのである。普通に考えたら紗月以上に多忙な毎日を送っているだろうに、がっつりゲームの対策を立ててジャイアントキリングを狙いにきた。そこそこゲームをやりこんでいたはずのれな子が思わず宇宙猫になってしまうような奇襲戦法に出たのも計算づくのもので、やはり実力差が出やすいFPSゲーム、いくら真唯といえども完全に実力差が埋まることは期待できない。そこで狙うのは一発逆転の奇襲ってことになる。長期的に見たらハイリスクローリターンなプランも、ここで勝てば結婚確約ともなれば、賭ける価値は充分にある。この選択が取れるあたりが王塚真唯なのである。

 1本先取で後が無くなった真唯だったが、ここで紗月からの揺さぶりが入る。ゲーム内では太刀打ちできないと判断した紗月は盤外戦術で真唯を揺らしにかかる。もちろん真唯はそんな攻撃にいちいち動揺したりしないが、それでも多少視野が狭くなったのは、長年の幼馴染の関係性ゆえか。ここはごっつぁんゴールでれな子が取り返す。

 後が無くなった紗月は一旦トイレに避難(やたらと風呂やらトイレやらが出てくるアニメだな……)。落ち込んだのは間違いなく本心だっただろうが、そこから「親友」れな子の鼓舞が飛び、見事に「性格の悪い腐れ縁」の琴紗月が復活。れな子チャージで元気ももらい、一世一代の大勝負で見事大金星を手にいれる。結局はこれまで抱え続けていた感情を洗いざらい喋ってしまったが……ここで真唯に対して弱みを晒すような真似をしても、トータルで勝機に繋がるなら問題なし。この捨て身の姿勢こそ、紗月がれな子から学んだものだったのだろう。仲良く喧嘩し続けたバカップルには相応しい末路であった。ちなみに紗月さんの勝利宣言中は一切コントローラーに触らずに待っててあげたれな子が一番いいやつなのは確定な。

 こうして、最強VS最強の対決は一旦水入り。これから先もこの2人は戦い続けるのだろうが、少しだけ素直になれた「悪友」のことを、真唯は今後は多少受け入れやすくなったんじゃなかろうか。れな子からしたら一応は紗月という重荷が降りて一安心といったところ。

 ちなみに、今回初めて気づいたんだが王塚家に仕えているメイドがCV千和というよく分からない起用になっていた。……こいつも何かやらかすんか? れな子のママンが中原麻衣なのも併せて、なんかこう、煮えたぎるマグマのようなエネルギーを感じる作品だぜ……。

 
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 アバンの1枚絵のヤエちゃんが可愛い、第8話。今作のヒロインは全員ちょっとぬけてて可愛いけど、やっぱり僕のイチオシはヤエちゃん。

 「島編」に突入だ。いや、別に今作は「島編」とかいうカテゴリはなかろうが、ミステリ好きの人間ってのは「島に行くやで」って言われるとそれだけでちょっとワクワクしてしまうものである。その先にあるのが人魚様だろうがデスゲーム会場だろうがオペラ座館だろうが何でもいい。そんでその島が「謎の因習を数多く残したクソ田舎」とか言われるとそれだけでもテンションあがっちゃうわけで。

 さらに喜ばしいことに、今回はヤエちゃんメイン回ということで今までで一番ヤエちゃんの台詞が多い。それ即ちゆきよ節がたっぷり堪能できるということで、ヘンテコ方言やらシリアストーンやら可愛い孫娘やら、いろんなヤエちゃんが出てきて眼福(耳福)である。かてて加えて、お話が変わったら登場しなくなっちゃうだろうなぁと思っていた杏子さんがなんと家族旅行という名目で帯同。この人も大変可愛らしいし、家族総出だと藤史郎さんの家族思いな側面とかも垣間見えるので実に微笑ましい。ついでに詩魚ちゃんまで出てきて、これまで以上に画面も賑やかだ。

 一応の目的は、(真木のレポート作成が第一だが)モグラをかつての知り合いに合わせること。モグラが戦時中にヤエちゃんの曾祖父さんと面識があったとのことで、モグラ側からしたら「旧友に会う」ことが目的。そしておそらくヤエちゃんからしたら、だいぶ痴呆が進行しているであろう曾祖父さんに全盛期の記憶に残るモグラを会わせることで、多少なりとも刺激になって元気を取り戻させるというのも狙いなのかもしれない。まぁ、そんなことせんでも割と元気そうではあったが。大学生のヤエちゃんの曾祖父さんって、御歳おいくつぐらいなんでしょうね?

 ジジイの妙な性格も気にならんではないが、真木たち部外者からすると一番気になるのは島の独特な雰囲気。まぁ、日本に現存する限界集落みたいなところは大なり小なりこういう雰囲気はあるのだろうが……「島」となるとことさら閉塞感も強まるし、ガラパゴス的に変な風習も醸成されやすいのだろう。ヤエちゃんがしきりに気にしている「島の地主と豆の関係」とかもかなり気になるところだが、まぁ、今後この島で起こるであろう事件と関係あるか無いかは全くわからない。いや、厳密に言えば別に事件が起こるかどうかも分からない。単に真木がレポートの資料だけ集めてちゃっちゃと帰る展開があっても別におかしくはないのだが(いや、流石におかしいやろ)、どうやら何かしらの事件は起こりそう。一番の不穏分子である「人魚様」については、毎年島で鎮魂祭みたいなことをやって長いこと大過なく過ごせているのだから、今更大暴れとかいう展開はなさそうなんだけどね。あのサイズだと、ナベシマ・イケブクロ両氏が力を合わせても結構大変そう。何事もなければいいのだが。

 海の問題も気にはなるが、最終的に杏子さんの目に留まった「現実的な問題」は、偶然出会ったヤエちゃんの元クラスメイトの男の子のことだった。しばらく見ないうちにイメージがガラッと変わってしまった知り合いを見てヤエちゃんも訝しく思ったようだが、そこにさらに杏子さんアイのお告げまで降ってしまっては、そりゃまぁ、何か起こるだろうよ。事件がモグラを呼ぶのか、モグラがいるせいで事件が起こるのか……謎が解明される時はくるんでしょうかね。

 そういえば、ヤエちゃんとこの爺さんは戦時中の記憶からすると「見える」方の人っぽいのよね。ってことはモグラたちが引き連れてきたナベシマさんたち(あとマギーくん)も見えている可能性が高いのだが……なんも反応してなかったよな。気づいてるのか、それともボケて見えなくなっちゃったのか……マギーくんがあんなに可愛いのに反応しないことないと思うけどな。

 ちなみに幼少期のヤエちゃんの思い出の中にはすでに「小熊猫」と書かれたTシャツが写っている。ほんとにちっちゃい頃からレッサー推しだったんだな……。

 
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 天さんだよ。天さんはいつの間にか天さん。最初は「天ちゃん」って呼んでた気もするのだが……なぜだろう、奇怪なレベルで「天さん」の方が座りがいいですね。……気功砲くらいは撃てそうだもんね。当然読みは「そらさん」じゃなくて「てんさん」である。油断すると「あめみやてんさん」って1つも合ってない呼び方してしまいそうなので注意が必要だ。今回も「声優の人生も色々ありますね」って話です。

 


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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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