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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 シピは歓楽街に行ったら大人気な気がするんだけどな……第19話。いや、でも一緒にお酒飲む程度ならいいけど、そっから先に進んでお持ち帰りとかになったら色々面倒なのか? まぁ、本人が猫にしか興味ないから考えるだけ無駄なんだろうけど。

 エピローグとは名ばかりで普通に物語は続いている……みたいな感覚。いや、実際にゲーム的な部分は終わってるんだろうけど、最終的にこの世界が、すなわちユーリの世界がどこに着地するかはまだまだ予断を許さない状況だ。これで鍵のシステムとか「こっちの宇宙:あっちの宇宙」みたいな概念がもう少しはっきりしてると見やすくて助かるのだが、多分あんまり深く考えても哲学的な話になるだけなのでその辺は真剣に悩むのはやめておこう。あくまでユーリの認識(と、その道に詳しすぎるラキオニキの解説)が全てなのである。

 ユーリは悶々としているが、お話的にはついに本格的に「外の世界」が描かれたので結構な新展開。クルー以外の人間がちゃんと描かれたのは今回が初だろうし、たまたま立ち寄った軍港の風景を見ると、ちゃんと今作らしいエグい多様性が感じられる背景が確認できるのがちょっと面白い。そりゃま、グレイやイルカと一緒に旅してきたんだから今更ちょっとやそっと異星人じみた連中が出てきてもびっくりはしないが、どうしても気になるのは「こんだけ多様な世界になってしまうと、歓楽街はそのニーズの全てに応えるのは至難の業だろうな……異種族レビュアーズじゃん」ということである。実際、今回沙明の行ってた店もいろんなタイプのおねーちゃんがいたしな。沙明は選り好みしないで全部おねーちゃんと仲良くなりたいのだろうか。なんにせよ、店の真ん中で踊ってるホログラフポールダンスは謎すぎて笑っちゃうぞ。

 とにもかくにも、世界が安定したからって納得できないユーリ君はがむしゃらにセツの影を追う。もういないものだということを納得させることでしか解決できなかったのだろうが、最初に相談したジナがポロッと漏らした一言で揺さぶられ、全てを知るかのようなラキオニキには「そうだよ、セツ大変だよ」と言われる始末。自分1人だけがループを抜け出して日常に戻ってしまうことに良心の呵責を感じるユーリはなんとかセツを助けられないかと悩むが、もちろん、「次元超え」なんて易々とできるわけもないし、出来たとしてもやっぱりラキオニキのいう通り、それ自体がセツの頑張りを無駄にしてしまう可能性がある。諦めた方が楽、というのが結論のはずなのだが……。

 沙明の煽りで自分の気持ちに火がついて止まらないユーリ、オトメとの対話でセツのわずかな痕跡を見出し、それを「可能性」と捉えてしまったユーリ。鍵が起こした問題であるなら、再び鍵を握ればあるいは……という頼りない希望。愚かなことだと分かっていても、今この瞬間の気持ちを優先するなら、ユーリは再び鍵を握ることになってしまうのか。

 ……ほんとにエピローグかこれ?

 

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 腹筋割れてるのか……第19話。世にロリアニメは数あれど、割れた腹筋を見せつけるロリは史上初なのではなかろうか。

 というわけでやたら筋肉にフィーチャーされているが、スポ根なのだからある意味必然。そして純正スポ根作品に必要なものといえばやはり努力&勝利。そのための課題設定が提示されるのが今回のAパートである。先ごろの大会の上位選手ばかりが集まった練習だったため、いのりは改めて自分の置かれた厳しい状況を認識してやや暗いテンション。大会では司の采配の妙もあって金メダルを獲得できたが、それでも基礎スキルではまだまだ周りの子たちに一日の長がある。残りわずかな練習期間で、そのギャップを埋めることは果たして可能なのか。

 厳しい条件で苦闘するいのりを見て、何を思ったか一番気になるのはやはり狼嵜光だろう。この子のキャラクター、神秘性が高すぎるもんでまだまだ見えてこない部分はあるんだよな。物語の序盤で出会った時にはいのりの持ち前の人間性にも好意的な態度を示していたし、おそらく「強者だけに伝わるオーラ」みたいなものもあるのだろう。いのりの中に何かしらの可能性を感じて、光から見たいのりはとても良き「お友達」だった。しかし、今回はなかなかジャンプに成功できずに苦闘するいのりを見て、どこか冷たい雰囲気をまとった光が何も言わずに立ち去ってしまうシーンがある。あれは「特にかける言葉もないからまぁいいか」なのか「私が何か言っても解決するのは自分自身だからね」なのか、「この程度のジャンプも飛べないのか、なぁんだ」なのか。どうにも画面の雰囲気的に3つ目のニュアンスに見えてしまったのだが、もしそうだとしたらあまりに突き放した状況だし、光に夜鷹のDNAが引き継がれているようでちょっとショックである。今回の大会でいのりが光を見返してやるチャンスが来るのだろうか。

 そしてもう1人、いのりに熱視線を送っていたのが一緒に練習をしていた謎の複眼少女、古部多(こぶた)まいんちゃんであった(すげぇ名前だなヲイ)。彼女はなんといのりの姉・ミカのファンだったらしく、同じきっかけでスケートを始めた同士となり、急激に距離を縮めた。……画面に映る時間が長くなったのに、やっぱこの子の目がどういう形状をしているのかがいまいち理解できなかったのだが……「めっちゃまつ毛が長い、かわいい子ですよ」という表現なのだろうか……謎だ。

 盛り上がる2人だったが、そこにちょっかいを出してきたのは腹筋バキバキおねーさんこと岡崎いるかちゃん。粗野な振る舞いに周りはドン引きだが、どこぞのバンドのドラムみたいにいかつい態度で「お前かわいいな」と正面から言ってくるヤンキー崩れは小学生目線ではふつーに怖い。それでもいのりは姉を侮辱されたことが許せず、無謀な腹筋バトルを挑み、そのトンチキな振る舞いで状況をわやにすることに成功。下手したら「おもしれーおもちゃ」くらいに認識された可能性もあるが、まぁ、多分印象はマイナスではないだろう。いのりさんは司先生やらお姉ちゃんやら、抱えているものが多くて大変だが、基本的には「他人のために怒れる子」ということで主人公属性が上がるばかりである。その上で、別に他人に押し付けるばかりじゃなくてきちんとエゴも持っているのがいのりさんの魅力ですね。

 Bパートは提示された課題に対する「解決策」の検討。よその先生から「中部大会で金を取るためのプランは先のことを見据えたら悪手だったのでは」と分析されていたが、司はきちんとその辺りも視野に入れていたとのことで、金メダルの御威光によって優秀な指導者を引っ張り出し、いのりの武器である成長性Aにさらにバフをかけようというプランらしい。まぁ、それだってわずか数週間で新しいジャンプの完全習得なんて無茶でしかないのだろうが……オファーがかかった花江先生(魚淵)は確かに優秀な指導者らしく、いのりさんのモチベも上がるし、司で遊ぶことでテンションも同時にあげてくれる。……結局、いのりちゃんは司が何やってても喜んじゃうただの強火ファンなのだよな。そんで司が強火のいのりファンなので「すれ違う2人……」のくせしてほっといても互いに高め合える永久機関みたいになっている。

 この2人だったら、どんな窮状でもなんとかしてくれる、そんな期待をもっちゃいますね。

 

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 お久しぶりですミズハさん、第17話。オリンピック期間を挟んで約一ヶ月ぶりの再開でございます。ちなみに私ごとですが、週末の関東遠征の余波でアニメの累積状況がとんでもないことになっており、今からどう処理したもんかと頭を抱えています。

 さておき、1ヶ月前に謎のノッカー神殿へ突撃したフシたちの顛末が描かれた今回、前回時点で「フシ周りの問題が解決したらしいんだが、結局気の持ちようってことでいいんか?」とよくわからなくなっていた状況。加えて今回、いろんな精神的刺激を与えられたミズハさんはダメな方向に吹っ切れてしまい、ここにきてダイレクトなラスボスムーブを開始する。ノッカーはそこいらにずっと潜伏していたわけで、やろうと思えばこれまでもいつだってこうした侵攻は起こせたはずなのだが、今回このタイミングで吹っ切れたのは、本当にノッカーという存在がミズハのありようにリンクしていたということなのだろうか。あれこれやられて吹っ切れて「もうラスボスムーブでいいや」ってなっちゃった思春期少女の考え方は分かるような、分からないような。多分、ミズハ自身ももはや自分がどうしたいのかがよく分からなくなっているのかもしれない。

 公式サイトのストーリー紹介を確認すると、今回のお話は「無限に再生し続ける敵。まるであの頃のような理不尽な戦いが、再び始まる」とある。そう、特に学校でトナリさんが対峙したモンスターフシ側のバトルは、どう考えても人類に勝ち目がなさそうなかつてのノッカー戦争の様相を呈している。結局、この現代編になってからあれこれ理由をつけて共存の道を探しているようなそぶりを見せていたが、それは叶わないという判断が下されたということなのだろうか。もはやノッカー側の「意志」もどこに集約されているのかがだいぶ曖昧になってしまっているため、ミズハさんの勢いだけで趨勢が決まっている気がする。

 長年の戦いの中でフシの御し方なんて熟知しているミズハさんは一時的に主導権を握るが、フシだって色々と変化はしている。ノッカー神殿の謎機構の中でできることを最大限に振り回し、なんとかイーブンの状況まで持ち直す。そしてそこで突然ミズハパパが自責の念に耐えられずに自死。それを契機にイズミ(仮)さんが暴走してしまいママが突っ走ったせいでミズハ本人も動揺するという家族連鎖。哀れミズハさんは謎神殿の地下へ真っ逆さまである。まぁ、これまでのノッカーの性質から考えて、高所から落下した程度で何かが停止するとも思えないのだが……イズミノッカーは「愛する人」を断ち切られたことで生存意欲を喪失、退場を申し出る。ミズハさんの方も、なんか知らんけどハヤセ一族の幻影に見送られ、そのまま幸せに消えてしまいそうな様子だったが……いや、そんないきなりおとなしくなられても……ここまでの暴走はそんな簡単におさまるメンタリティじゃなくね?

 そんな疑問を代弁してくれた(?)のは、ミズハパパに入っていたというノッカーさん。こちらは言動からすると今まで通りのハヤセの意思がまだ色濃く残っている状態なのだろうか? 急激にミキシンボイスが似合うようになってしまい、退場しかけているミズハさんに変わって今まで以上の露骨なラスボスムーブを発動。どうやら、世界全体が団結してお話の白黒をわかりやすい形にまとめようとしてくれているようである。でもまぁ、それって結局「あの頃のような理不尽な戦い」に戻ってくるってだけなのだが……。現代編とはなんだったのか。その答えが、残りのお話でわかればいいのだが……。

 

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 一生だよ! 僕です。さぁ、2日目となりました。いや、別に昨日のライブとのつながりは一切無いんですが、あんな一世一代の特大プロジェクトの後に控えていても全く見劣りさせないあたりが現在のマイムジの勢いを表しているかのようですね。昨日も埋め尽くされていたKアリーナ横浜が、今度は2つのバンドのファンで埋め尽くされている。

 そう、この景色は1年前にも見たものだ。あの時のライブは、「テレビシリーズの総決算」としての役割が非常に強い、なんとも抒情的な2日間だった。しかし、今回はアニメストーリーの後ろ盾がなく、ただ純粋に2つのロックバンドとして、ステージに立つことになる。果たしてそれは何を意味するのか。ファンは固唾を飲んで見守っていた。しかしそれは、決して不安ではなく。さぁ、次世代の幕開けを改めて告げよう。

 

(当方、2日間のハードスケジュールのために満身創痍でこの文章を書き始めているので、だいぶ端折って書かざるを得ない状態です。ご承知おきください)

 

<以下、折り返し>

 


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 ファイ! ティン! 僕です! 10年だってさ! 集大成だってさ!!!!!

 4年前に2022のライブに参加した時にも感無量で「報われた……」と思った私でしたが、今回はさらにレベチである。何しろ史上初の50人勢揃いライブ(日笠この野郎)、総勢10のバンドが1つのライブを作り上げるというのだ。

 正直言って、開始前には多少侮ってたところがありました。だってさ、10バンド出るつっても、うち3組は実際のバンドではない「架空バンド」だし、そもそもせいぜい数時間の尺の中で10組がひしめき合ってたら、わちゃわちゃになるし、1つのチームあたりに配分される時間も高が知れている。4年前はまだオープニングアクトをMyGOがやってた時期だし余裕もあったが、今回は……ねぇ。

 とか思ってた! ごめんなさい! 俺はいつだってブシロードに謝っている! バンドリライブプロジェクトは、いつも期待を裏切らず、予想を裏切ってくる。このライブは間違いなく集大成。バンドリを応援してきた人々に与える最大級の福音。これを見ずしてバンドリは語れない。行ってよかった、観てよかった。我が生涯に一片の悔いなし。

 ただ、あまりにも長大で壮大で偉大すぎたものだから、その全てを感想として記録するのは不可能になってしまった。加えて、何を考えてるのだブシロード、明日もライブやるんだってさ。たまったもんじゃないね。その他諸々の日程も含め、私は今日はさっさと寝なきゃいけないという時間との戦いもあるため、感想はもはやいつも以上の単なる妄言になってしまうだろう。でもしょうがない! この感情は言葉にできやしない! ほんと、たくさんの言葉にできないものをもらい続けているなぁ……。

 ちなみに折り返し前に個人的な事情をメモしておくと、今回は一般チケットだったけど席はかなりの好条件で、中盤より後ろのスタンド席だから正直距離は割と遠いのだが、ブロックの1番前の列だったおかげで前を気にする必要が全くなく、加えて列の間じゃないからスペースも広いという恵まれたポジション。スタンドの一番前なので高所恐怖症気味の私は最初ちょっと怖かったのだが、ライブが始まったらそんな恐怖心はどこ吹く風でグイグイ身を乗り出していた。1年前、大谷翔平のホームランでもとどかねぇ距離から豆粒大のアクターを見守っていたのとは雲泥の差。これも日頃の行いって奴ですな!(去年は行いが悪かったんだろうか)

 

<てなわけで折り返し。ただ、セトリはいちいち載せないのはいつも通り>

 


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 団長のチョロさが回をますごとに愛おしくなっていく、第8話。ほんと、あんな堅物のくせして(だからこそ?)耐性0ですーぐ赤くなっちゃうのなんなの。このむっつりめ。

 というわけで引き続き団長とザイロのイチャイチャを楽しむのに邪魔だというので、なんと8話目にして初のテオリッタ様の出番ゼロ回である。今作を視聴している人の6割はテオリッタちゃん目当てなわけで(内務省調べ)、なかなかの英断と言える。代わりに敵サイドにほかのロリを配置したほか、団長と許嫁をぶつけてハラハラドキドキ三角関係を強めに演出することでそっち方面の刺激も絶やすことなく回している(そういうプランニングだよなぁ?!)。実に気の利いた作品である。

 ミッション自体は前回のド派手な大立ち回りからすると地味ではあるが、元々街中での謀略戦がメインなので致し方無し。どうにも前回の襲撃に違和感が残ったザイロたちは、一旦魔王現象云々は置いといて、街に潜む敵勢力が内通者を送っているんじゃないかと疑ってかかった。その結果、少ない情報から繋がる冒険者ギルドへ調査(?)に乗り出すことが決まり、団長が素敵すぎる女装を披露したというわけだ。……団長はまだしも、ザイロってこの道の有名人っぽいんだけど、囮捜査なんか意味あるんでしょうかね。実際、割とあっさり身元割れてたし……。

 ちなみに、ザイロたちの潜入はあくまで陽動であり、本命はドッタさんによる「人間の窃盗」、とどのつまりは誘拐である。テオリッタさんを盗んだ実績もあるので「人間の窃盗ゥ?」と耳を疑いそうなところも「ドッタならなんとかするんやろな……」という妙な納得もある。まぁ、ザイロさんが信頼して任せているのだから、実行可能だとは思われているのだろう。少なくともこないだのベネティムみたいに「ハナから信じてねぇ」とかいうことはないはずだ。そして、そんなせっかくの機会だってんでここでドッタさんの宣告シーンも描かれた。どうやら王国内部に入り込んでいる闇は想像よりもずっと根深いようで、詐欺師のベネティムがああいう扱いになったのは罪状からなんとなく納得できなくもなかったが、ドッタさんは「王太子のために頑張ってあげたのに」って思ってたところへの勇者刑。もう、だいぶ手遅れ模様。果たして王国内の人間はどの程度現状のヤバさを認識しているのだろうか。

 そして、ヤバさの元凶も未だはっきりしていないのは視聴者目線でも同じ。前回は丁寧なフリがあったもんだからミキシンが「人間に化ける魔王現象」だろうと思っていたが(まぁ、実際そうだとは思ってるが)そのミキシンを使っていたのはどうやら人間のようである。いわゆる「共生派」と呼ばれる反乱分子なのだろうか。律儀に金銭取引によって女神暗殺計画を進めているらしい。もしかしたら今回のお話は全て人VS人だけで収束するお話なのかもしれないが……いやぁ、でも最後には絶対魔王絡んでくるよなぁ。

 今回の収穫は、許嫁のフレンシィさんも普通に腕っぷしで戦えるという事実が判明したこと。よかったねザイロ、これで両手に花でいつでも戦場に出られるよ!

 

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 骨身を断たせて薄皮を庇うが如く、第31話。皆が皆、過ちと分かっている道行き。それでも尚、止められはしない。

 人生を左右する大失態。その禊ぎはなんとか果たさんと克己したかなであったが、もちろん一介の高校生が贖えるわけもなく、話は進むし記事だって出る。しかし、かなは人生を台無しにしてしまったと思っていたスキャンダルでも、周りの人間は意外と冷静だ。ことに社長は「この業界ではままあること」と飲み込んでいる様子で、「自分に謝る必要はない」と言っていたことからも、別にかなが不品行な行いをしたとも思っていない(おそらく周りの誰もが思っていない)。ちょっとした気の緩みと経験不足からきたつまずき。そこに業界の悪意が重なってしまい、事態が拗れただけだ。痛みは小さくはないが、ここから丁寧にリカバリーの方法を模索して、またB小町は進んでいくしかない。かなという少女の人生を請け負った社長には、そういう現実的なプランもあっただろう。

 メンバーのMEMちょも、かなのこれまでの苦悩を知っていただけに、救いになれなかった自分を恥入り、共感からひたすらにかなをかばって涙を流す。大天使MEMちょとはそういう人なのである。彼女に抱きしめられたことで、かなはいくらかでも救われただろうし、久しぶりに自分が大切に思われていたことが実感できただろう。こんなことで台無しになるような、生半可な絆ではないのだ。

 ……といえたかどうか、それはルビーの表情からは推し量れない。「なーんかやっちゃったね」程度の反応のルビー。もちろんかなのことを可哀想だと思う気持ちもあるだろうが、彼女の人生の大望を考えれば、今はかなのケアよりもB小町の行く末を考えるべき。それとて流石に自分の力では特効薬じみた魔法の解決など思い浮かばないわけで、ここまでがむしゃらに培ってきたコネの躍進ルートに一旦休憩を入れる頃合い。それくらいには思っていたかもしれない。もちろん救えるものならかなを救うこともやぶさかではないだろう。

 そして、そんなかなに手を差し伸べた最後の1人が、あろうことかアクアその人だったというわけだ。あまりにも大きな代償を払ってかなの事件をもみ消すことに決めたアクア。それは、ここまでMEMちょたちからかけられたプレッシャーによって「かなを救ってやる義務がある」と考えたからでもあるだろうし、妹に尋ねたら(絶対にルビーはそんな意図で返事をしていないが)そうするべきだと背中を押されたからでもある。あの時、ルビーの目に一瞬だけでも白い星が宿ったのは、彼女の中に残った善性の表れなのか、それとも「嘘つき(前世)」の表れなのか。少なくともルビーはそんなに大きな決断をしたつもりはなかっただろう。しかし、結局アクアの背中を最後に押したのは、自分の人生を捧げた大望が、未だ果たされていないという現実に向き合えという内なる声だったのではなかろうか。その道中で、ついでにかなを救えるなら安いもの。致命傷の1つや2つ、軽く負ってやろうではないか。

 もちろん、ルビーはそんなこと願っちゃいなかっただろう。まさかのアクアの行動により、ルビーが積み重ねてきたものが大きく意味を失った。業界で上り詰めて「目標」に辿り着くに際し、「星野アイの娘」という公然の事実は大きな壁になってしまう。そして何よりも、かなを散々に痛めつけたマスコミの刃が、再び星野アイという偶像に新しい傷をつけて回っている状況。ルビーからしたら寝耳に水。とても許せる状況ではない。しかし、そんなとんでもない状況を生み出したのが、実は同じ目標を持ち続けていた兄だったのだ。ここから兄妹が終生の目標に向かって手を取り合うことはあるのだろうか。まぁ、仮に繋がったとしても、その手はすでに血にまみれているのだろうが。

 「手を汚す」。そんな決意を腹に据えた連中ばかりが登場する今作であるが、アクアは余計な犠牲を望まない。いや、自分の「夢」を他人に簡単に明け渡したくなかったのかもしれない。ここにきて真っ先に「切った」のはあかねだった。結局、これまでの蜜月関係は仮面でしかなかった。喧嘩別れの形になった2人の対話は「嘘つきはお互い様だろう」という論調で進んだが、やはりどう考えてもアクアの「嘘」の方が悪質だし、本質的なものである。あかねは「人として見られていなかった」と訴えた。いかにも役者らしい大仰な言い回しだが、存外本質を捉えたものだ。結局、アクアの人生には「アイ」しかいなかった。周りの人間など道具以上の役割がなかった。そんな事実を突きつけられて、あかねの夢が終わった。

 長かった恋愛リアリティショーが終幕し、次の番組はサスペンスか、これまで以上のヒューマンドラマか。道は定まった。あとはただ、絵図を描く何者かが人の心を持つことを願うばかりである。

 
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 例によって、1日1回上映になったあたりで慌てて観に行きました。この作品については劇場でCMを何度か目にしていた時点で「余裕あったら観に行こうかな」とは思っていた作品。理由は単純に製作陣にそこそこ信用がおけそうだと思っていたから。制作がA-1で監督が伊藤智彦。脚本を岸本卓が受け持ってて大崩れはしないだろうと。

 ちなみに原作はさっぱり知らないが、それでも東野圭吾くらいは流石に知っている。といっても、実はしっかりと人気作家になってからの東野圭吾作品ってほとんど触れてないんだけど……マジで「容疑者X」くらいかもしれん。人間、どうしても第一印象ってのは拭えないもんで、私の中の東野圭吾って「11文字の殺人」とか「仮面山荘殺人事件」の作家だから……。流石に不当すぎるのは理解してるんですが、なんならこの映画をきっかけにもう1回見直す機会にしてもいいわけだしね。一応「アニメ化は初」ということで、観ておいて損はなかろうという判断である。

 折り返し前の一言感想は「まぁ、損はしてない」かな。残念ながらそこまで心打たれるような印象深い作品にはならなかったが、技巧的に「巧いな」と思わせる部分がいくつかあり、やはり原作者の作家としてのテクニックが感じられる作品ではあるし、アニメーション作品としての取りこぼしもないのだからスタッフを信頼して観に行った判断は間違いではなかった。ただまぁ、「関心」と「感心」はあったが、「感動」にまでは至らず、くらいの印象かねぇ。

 

<というわけでここらで折り返し。以下ネタバレ注意>

 


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 ようやく辿り着いた哀しみ、第8話。感情は他人と分かち合うものでもないし、教わるものでもない。そんな無慈悲な真実の果てに、見つけた自分の気持ち。

 ほんとに毎回毎回このアニメは……また泣かされます。なんでこんなに芯を食った感情に言及できるものだろうか。大きな山場を超えて朝が1つの決着をつけた、そんなお話。

 上から目線みたいになって申し訳ないが、今回のお話はいわば朝が「分かってない」ことから起こったお話である。これは別に馬鹿にしているわけではなくて、若者はまだまだ人生の経験が足りていないのだから、無駄に歳くった大人たちよりも「分かっていない」「分かりたくない」のは必然である。さらに朝は1人で受け止めるには重すぎる状況にぶつかっており、「分からなさ」は人一倍。飲み込み、考えるのに時間がかかるというのは槙生の考えていた通りだろう。

 前回からの引きで、朝が実里の書いた日記に直面するシーンから始まる。朝はその日記を読んで母の感情を受け止めるでもなく、先に逝ってしまったへの文句が口をつく。その感情は怒りでも哀しみでもなく、純粋な戸惑いだった。だからこそ漏れる言葉は「分かんないじゃん」なのだ。朝には実里の考えが分からない。そして、日記を自分に見せずに「隠して」いた槙生の考えも分からない。若者は得てして、「大人とは、年寄りとは若者に教え諭すもの」だと思っている。もちろん大人の全部が全部そうだとは思っていないかもしれないが、これまでの人生で従ってきた実里という母親は自分に正解の選択肢を示し、時には押し付けてきた「正しさを伝える人物」であった。世の大人は、正しいことであるなら伝えてくれるべきだと思っている。正解を教えてくれる存在であるべきだと思っている。

 しかし大人になれば、この仮定には誤りが2つあることに嫌でも気付かされる。1つ、大人は必ず教えてくれるとは限らない。そして1つ、大人が常に真実を理解しているとは限らない。槙生のいう通り、本当に実里が何を考えてこの日記を書いていたかなんて「分からない」。その上で、槙生はいつ日記を託せばよいのかも「分からない」から考えていた。そんな当たり前の事実であっても、大人が「分からない」朝から見ると、槙生は「やるべきことをやっていない大人」であり、「嘘つき」と呼ぶしかない存在になってしまった。

 朝ちゃんがアニメの主人公にしてもやたらと異質な部分は、本当にただ、悩んで暴れるふつーの女の子である点だ。決して悪い子ではないのだろうが、決していい子でもない。わがままな部分は多分にあるし、大人に言えないような身勝手なことだってやっちゃうこともある。そして、大人たちはそんな朝の行動を見て、さらに考えることを求められているわけだ。今回は未曾有の事態に直面した槙生がだいぶテンパり気味だったが、そこで笠町、塔野という助力をすぐに求められるあたりは大人の判断力。笠町も朝との接し方で打ち合わせもせずに的確な小言が出てくるのは自分の過去の経験が活きているからだし、塔野の「たくさんの大人が心配していることを示すべき」なんて考え方は、職業的な意識も含めて実に優等生的な答えである。

 そして、これだけ「考えられる」大人でも、朝に正解は教えてくれないのである。実里という1人の人間がどのような存在だったのかを、伝えてくれないのである。朝の未だ「子供」な精神は、そこに安易な答えを求める。自分は愛されていたのか、一番だったのか。目の前の笠町はどう見ても槙生が一番に見える。そんな関係性が、自分には与えられていないのか。自分と同じ悲しみを経験したことがある大人はいないのか。いるとしたら、なぜその人物は自分にアドバイスの1つもくれないのか。ないないだらけで一歩も歩けない。違国の砂漠の果て、途方に暮れてしまっては、もうタピオカでも飲むしかない。

 そんな朝の八方塞がりな様子について、槙生は重々承知している。しかし、その上で朝に安易な言葉はかけてやらない。衝撃的だったのは、朝から「大切な人に死なれたことはないのか」と問われた槙生がはっきりと「無い」と答えたこと。この時点で、2人の間における「高代実里の死」が持つ意味は違うことを示している。もちろん槙生だって人の血が通っているのだから実里の死が悲しくないなんてことはないのだろうが、その「哀しみ」は絶対に朝がかかえているものとは異なる。だからこそはっきりと「無い」と答えた。お前の感情に寄り添うのは私ではないと、ある意味で突き放した。

 こうしてみると、全然違う人生を歩んできた実里と槙生という姉妹は、やはりどこかで似ている。自分に対して、他人に対して平等に厳しい厳格な姉妹。ただ、そのための軸が若干ずれているために、朝は2人に課せられた人生の課題の答えを見つけるのが難しかったのだ。

 「感情は人と共有できない」「だからとて槙生は悲しみを知らないわけではない」。この2つの事実から、朝はようやくぶつかるべき壁を見つける。「自分の気持ちは自分で見つめるしかない」。

 大切な人を失った哀しみが、今「分かった」。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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