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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 劇場版でやれや、第6話。なんかもう……すごかったね。

 サブタイトルの時点で「ん?」と首を傾げる展開。だって危ないじゃん。2期目になってさ、当然何かしらのテコ入れはあって然るべきなんだけど、それがよりにもよって男性の新キャラ追加だったら不安要素が多い。今作は別にエロくはないが(そう、エロくはないんだ)、それでもやっぱり女の子with女の子な世界観にがっつり紐づけられているわけで、こんなところで男性キャラを当て馬にされたところで、せいぜい同人誌の竿役くらいしかにニーズはなく、今作においてはその竿役すら全く必要ないときている。「こいつぁ典型的なダメテコ入れになってしまうのでは?」と思うのは致し方ない。

 実際、開始からしばらくはそんな「ダメテコ入れ」の匂いが漂う。ぽっと出の「天使兄弟」はキャラこそ濃く設定されているものの、当然好感度など高くないわけだし(この世界で好感度高いやつなんておらんやろ、という問題はおいといて)、そんな連中が圧倒的な強さで天使姉妹・デイモン姉妹を踏みつけにする展開なんて気持ちのいいもんではない。そりゃまぁ、登場時から「手痛いしっぺ返しは喰らうだろうな」とは思えるわけだが、「でも、その後もこいつらがダテンシティに居座ってライバルポジションとかに収まっちゃったらそれこそ興醒めだよなぁ」とか思ってた。

 思ってたけど、そんなふつーの展開にするわけがなかった。今回のテーマは「ライバル登場!」ではあるのだが、そのライバルというのが「今後も戦い続ける設定がしっかりしたライバル」ではなく、どっちかというと「戦隊映画でなんとなく出てくる期間限定の強キャラ」の方。まさにシナリオの文法は劇場アニメのものなんだよな。前半でぼっこぼこにされて絶望してるけど、すぐに打開策を見つけて大立ち回りの末の勧善懲悪(この世界の悪がどっちかもおいとくとして)。後に残るのは「作画すげぇな」という感心とスカッと爽やかな爽快感のみ。そしてこれだけの大立ち回りを映画じゃなくて30分の通常枠に収めるということで、いつも以上に今石印の大活劇が冴え渡る。そうだ、これは戦隊オタクが大好きな「パワーアップ回」でもあるんだ。わざわざ天使兄弟の方にもリアルフェイスでの変身バンクを用意して煽っておき、そこからさらに畳み掛けるのがなんと天使・悪魔合同でのパワーアップバンク。ニューコスチュームでの新たな決めポーズなんて、そりゃもう記念すべき話数として記録されるべきところでしょうよ。ただのニューフォームというだけじゃなくて「4人でのバンク」っていうのが非常に重要で、いわば「わんだふるぷりきゅあ」と「にゃんだふるぷりきゅあ」の初の合体名乗りと同じわけですよ。たまりませんよ。個人的にはやっぱスキャンティ姉様のバンクが好き。天使は「はいはい、ビッチビッチ」っていう感じで処理できるんだけどデイモン姉妹は「うおー!エロいぞー!」ってなるのなんででしょうね。

 そうしてお約束にお約束を重ねてるはずなのに刺激満載で「全くもって正しいテコ入れ」になりましたとさ。多分この感じだと天使兄弟はもうメインとしては出てこねぇだろうしな。ちなみに、代わりと言ってはなんだがもしかしたら来週以降も出てくるかもしれないのは、こちらこそ正しいテコ入れである新キャラのガンスミスビッチ。なんとCVは青山吉能。今期は青山吉能はフル回転ですっかり一枚看板の風格。だいたいイロモノシチュエーションで起用されるあたりが流石でございます。一応「なんで私たちの行き先知ってるんだ?」という自然極まりない(?)伏線も張られているし、誰も突っ込まなかったけど「下着武器職人ってなんだよ」という部分もどう考えても天界や魔界との繋がりを示唆している。今後は彼女の動向も気にしながら見守っていきたい。まぁ、こんなこと書いてるけど今後一切登場しなくなっても別に驚かんけどな。

 
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 私の一存で今回からこの作品のタイトルを「ぬきたし」にします、第6話。ギャグいしメロいしエロいし、大変なことですよ。

 だいぶ様子がおかしく面倒な奴だった琴紗月。度がすぎる真唯への対抗心かられな子を巻き込んだ暴走は加速しており、コミュ障を発揮するれな子との見事なまでの対人不全が事態をどんどんとんでもない方向へと転がしていく。どうにもこの作品に登場するJKは自意識が無駄に強いというか、自分の長所も短所もあまりに強烈に認識しすぎてるきらいがあって……れな子の自己肯定感の低さもなかなかのものだし、逆に真唯の自信の過剰っぷりも目を見張るものだが、それらに負けない、紗月の自意識が今回のトラブルの根底にある。まぁ、こんだけ自虐的な思考を持つ人間だったら、天衣無縫の真唯をやっかんで暴走してしまうのも分かるような気がするが。

 2000円の晩飯代を親から預けられて夕食代わりに(しかもわざわざ電車移動して)ドーナツを買いに行くデンジャラスな甘織姉妹。経済観念もややデンジャラスだし、何より晩御飯にドーナツはカロリー的にも色々デンジャー。誰にも止められない女子力の暴走といったところだろうか。そしてそんな妹の暴虐によって慣れないドーナツ屋なんかに入っちゃうもんだからトラブルは拡大する。意外すぎる可愛い制服でバイトしてた紗月。普通のラブコメや青春アニメだったら「バイトが禁止の学校なのにバイトしてたの。内緒にしてね」みたなところから「ふたりだけのヒミツ」につながるものだが、今作ではどうやらバイトは禁止でもなんでもない。だったら紗月も堂々とバイトに励めばいいようなものだが、それを「こんな姿を見られてしまった」と必要以上にネガティブに、脅迫的に受け取ってしまうのが紗月である。彼女にとっては、どうやら「可愛い制服を着てたこと」とかよりも「自分が勤労学生であり、生活のためにバイトしてたこと」を知られたことの方がダメージがデカかった様子。

 さらに自己肯定感の低さは他者の捉え方にも影響するのか、一度バレてしまったヒミツ(?)は絶対に拡散してしまうってんでれな子のことなど1ミリも信用していない。別に過去に酷い目にあったとかでもなさそうなのだが……れな子はそんな紗月の余計なまでのネガ思考を埋め合わせるため、やらんでいいフォローに奔走しなきゃいけないのでめちゃ大変。もう、ほんとに放っておけばよかったようなものだが、「恋人契約」の最中の出来事なもんであれもこれも関係あるといえば関係あるように見えちゃうのがどうにも都合が悪かった。なんとか自分なりの哲学に照らし合わせて紗月を肯定しようとするも、住んでる世界があまりに違いすぎて空回りしているうちに、あれよあれよとご自宅訪問、親御さんとの面通し、そしてお風呂イベントから同衾(同じ布団ではないが)、そしてキスまでの流れるようなクズプレイへ。何がすごいって、どのフェイズにおいても別にどっちも望んでないのにどんどんシチュエーションがエロくなって極まってしまった部分。ラッキースケベという言葉はあるが、れな子さんの場合はアンラッキードスケベである。ドスケベ条例も積極的に守っていくがごときこの姿勢、世の草食系主人公たちには見習ってもらいたい。いや、れな子さんだってそんなことしたくないんだろうけども。

 別に気にしなくても良さそうな家庭の事情にいちいち負い目をぶちまける紗月。こいつの面倒なところは、確かに「あの子の家って貧乏なんだって〜」みたいなことを笑う輩が現れるかもしれないという懸念は理解できなくもないのだが、「誰も信用できない」とか言ってるくせに、冷静に考えればその「誰も」の中に王塚真唯は含まれていないというところだ。そう、「幼い頃に真唯は泊まりに来ていた」のだから、今回れな子が見てしまったような「紗月の日常」はだいたい真唯も知っているはず。その真唯がそうした諸々を1つたりとも漏らしていないのだから、少なくとも紗月の中で真唯だけは「信用に足る人物」である。それなのに紗月はそんな真唯を出し抜くためにれな子を散々出汁に使うという。もう、彼女の中でも真唯という女がどんな存在なのかよく分からなくなってるのかもしれない。

 あとはまぁ、ナチュラルなお風呂場プレイの様子とかを見ていると、頭はいいのにどっかバカなんだろうとは思うのだが……このグループの人間、多分だいたいは「どっかバカ」なんだろうな。今回やたらと思わせぶりに話題に出てきたくせに何一つ新しいことがわからなかった香穂が今後どのようなトラブルを生み出してくれるかが今から楽しみである。

 金持ちの真唯はでかい屋上プールでのキスシーン、そして貧乏な紗月は集合住宅の狭いバスタブの中でのプレイからの流れるようなキス。やっぱどこまで行ってもギャグのはずなのに、いちいち余計なまでに煽情的なんだよなぁ。もう、開き直ってれな子さんも「孕めオラァ」をキーワードに暴れ回った方がいいんじゃないですかね。妹さんもそれで納得してくれるよ(????)。

 
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 猫がいるだけでは飽き足らず、自動ふみふみ機能までフル活用する気か、第6話。いっそダンスの練習の時にも猫のまんまでやればよかったんじゃなかろうか。

 この世界の、この学園の存在意義がよく分からなくなってきたな。いや、「そういう」学校なのだろうけど……ふつうこの手のなろう作品の学園っていうと「魔術の研究をするよ!」がメインの場合が多いと思うのだが、今作の場合はそもそも生徒会長が「魔術は苦手」って明言してるし、あくまで選択授業の一科目でしかなく、どうやらメインは貴族の教養を学ぶ場所であるらしい。魔術・美術あたりが選択科目のくせして「ダンスとお茶会」が必修っていう。そりゃ山小屋育ちの引きこもりにとっては男塾よりハードかもしれん。

 ダンスについては、もはや徹底的に身体に覚え込ませるしかないというので筋肉痛を覚悟に練習を繰り返す。まぁ、最終的に「頭空っぽにして男性側のリードに任せとくのが一番いい」という結論になってしまったのはナニだが、社交ダンスって実際はどうなんでしょうね。やったことねぇから勘どころが全然分からんわ。モニカはちっちゃいけど、身長差はある程度あった方が絵になるってのは聞いたことがあるので、その辺りはいいバランスなのかしら。あと足踏まれても軽かったらそんなに痛くない(多分)。

 そしてもう1つの必修科目である「お茶会」。……どういう実習なのかよく分からんが、友達どうしでお茶を出し合って品評せよ、みたいなタスクなのかしら。今回モニカが入っちゃった卓はたまたま変なのが混じっちゃったから災難だったが、普通に友達どうしで和気藹々とお茶するだけの授業だったら簡単そうだよな。どっかで先生がきちんと採点してるのかしら。

 採点してるとしたら、その基準には「他人と同じお茶を出しちゃダメ」とかいうめんどくさい項目が書かれているそうな。普通、お茶会って言ったら「誰かが主催してホスト側に回る」イメージがなんだけど、みんなで持ち寄って品評する利き茶みたいなイベントもあるんだろうか。だとしたら、余計に今回「フェルマーの料理」にでも出てきそうな茅野愛衣ボイスのコワモテにぶつかっちゃったのはアンラッキー。でも「黒髪で切れ長の目の美人さん」「食べ物に詳しいお嬢様」「かやのんボイス」の掛け合わせのせいでどうして食卓の最後を飾ってくれる生徒会長にしか見えなかったのがおかしくてしょうがなかったわ。この人も最初は敵サイドだけど後から味方になってくれたりするんだろうか。ブンドルブンドルー。

 でもまぁ、どんな嫌がらせにぶつかったとしても、モニカからしたら「単位が取れなくて留年」みたいなことはあんまり心配する必要もないのだし(そもそも卒業が目的じゃないしな)、今回のお話はトータルすると「日常回」になるのかしら。気づけばコミュ障仕草はそのままのくせに、いつの間にやらモニカも普通にお話できるお友達が増えてきたわね。現時点で一番話がしやすい異性が副会長なのはどうかと思うけど。

 あと、マグカップの在庫が心配。

 

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 俺は死ぬまで種さんの掌の上で転がされ続ける人生なのだろうと悟った、第6話。なんかもう、すごいや(後述)。

 Aパート、ミヤマヤ姉妹編の決着。まぁ、至極真っ当にモグラが説得して、おねーちゃんがそれに応えてくれたというだけの結末だったのだが……まぁ、いい話だったんじゃないでしょうか。なんかね、私が今作のことがやけに好きなのって、この作者さんが描くお話の匙加減がとても性に合うからなんですね。今回の話だってさ、「恨みがあるからって悪霊になってまで復讐しちゃったらあんたも地獄に行くよ。恨みの対象は存分に痛めつけたんだし、もういいじゃん」という、いわゆる「復讐は何も生み出さない」的な説教であり、世間的にはその是非がしばしば議論されるような内容なのだが、今作の顛末はあんまり説教くさくないんだ。そもそもの説教の主であるモグラがそこまで徳の高くない人間だからってのが一番の理由だけど、どこか生臭いというか、生々しいというか。「あんまり難しく考えなくていいけど、そんな生き方(死に方)してたら息苦しくない?」みたいなところから話が始まっているため、「まぁ、そう言われればそうかも」くらいの飲み込み方ができる。徳は高くないけど一応モグラも歳を重ねた「先達」には違いなく、そこそこ老害、そこそこ先輩。ここまで語られてきた「人ならざるものとの付き合い方」についてもそうだし、いちいち「ベストじゃないけどベターに生きよう」みたいな姿勢がちょうど良い。ミヤマヤ姉妹は己の人生をまっとうせんと必死ではあったが、こんなユルい説教でも届く時は届くもんだ。

 また、そうした「メイン説教」が「姉妹」の話だとするなら、その裏で語られた「兄弟」の話の配分も心憎い。「陰キャとチャラ男」という凸凹な真木兄弟ではあるが、ちょっと踏み込んでのぞいてみれば、弟くんからの兄へのちょっとした憧憬みたいなものも見え隠れするし、2人の思い出の中にはなんとかつてのモグラの姿まで。「兄弟」「姉妹」という血のつながりが同じ2つの関係性を見て、家族の在り方を振り返ってみるちょうどいい機会だったのではなかろうか。なお、マギー君が単なるマスコットじゃなくてちょっと役にたつ存在であることが判明したのが最大の収穫。

 そしてミヤマヤ編はAパートで終わって、Bパートからは次のお話に入ったのですが、お話が今度は猫附の家へと移ってくる。ここで冒頭の話題ですよ。父・息子とすでに登場済みだった猫附家の最後の刺客はママンで、この人もまぁキャラが濃い。異様なテンションと極まったビジュアルが踏み出す珍妙な愛嬌は今作ならではのクセになる魅力に溢れており、その声もなかなかにコケティッシュ。「かわいい声で素敵だけど……これ誰だろ」と思ってスタッフロールを待っていたら、そこに刻まれていた名前がなんと種﨑敦美であるという。……マジで? 全然気づかなかったんだが? つい最近「nine」で種さんを種さんだと気づけなかったのが悔しくてさ、「俺の耳もまだまだ種さんクラスになると追いつけてない。もっと精進せねば」と思ってたところに追い打ちをかけられて結構ショック。種﨑ワールドに限界はないのか。ほんで仕事減らしてるんちゃうんかい。……まぁ、収録時期がもっと前なんだろうから、休業の影響はもうちょっと後に出るのだとは思うが……今期はほんとにあらゆる場所で種﨑タイフーンに巻き込まれてエラいことになっとる。

 閑話休題、そんな魅惑的なママンが登場してより一層個性爆発の猫附家。そこに詩魚ちゃんというさらなる核弾頭が加わってテンションは天井知らず。詩魚ちゃんのアホキャラは回を増すごとに突き抜けていくな。かわいいからいいけど(今回はヤエちゃんの登場シーンが少なかったのに全然不満がない)。多分梗史郎もなんだかんだで詩魚ちゃんのことを悪くは思ってないだろうし、あんだけラブラブなご両親を見て育ってきていることを考えると……なんかいい関係になりそうよね。

 そんなハートウォーミングなご一家だが、抱えている問題は相変わらず奇天烈で。父と息子は物怪付きの血を継ぐ者たち(短命)だが、ママンはそれと全然関係ないところで妙な才能を発揮しているとか。一応旦那はそれを人知の及ぶ範囲で説明を試みていたが、それこそモグラのいうように「解釈次第」ではあるだろう。とりあえず「化け猫」とは違う次元でのヘンテコなお話。いわゆるコールドリーディングのスキルの超延長線上という話で、これを悪意を持たずに天然で使えるとどうなっちゃうのかというサンプルである。「占い」といえばオカルトに片足を突っ込むが、「人間観察」ならそれは趣味の範疇。その辺りの「超常との境界線上」の話を、今度はどのように料理してくれるんでしょう。

 

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「フードコートで、また明日。」 4→5

 「こんなん、延々続ける内容でもないやろ」と思ってたら実際その通りだったらしく、なんとシリーズアニメのくせして6話で終わりを迎えた。来週からは「アンコール放送」ということで、また1話から放送が再開するんだろうか。なんやその番組構成。色々と自由な作品が増えたなぁ。

 というわけで夏の幻の如く去っていってしまった作品。1話目視聴時点で「流石にアニメにする内容じゃないやろ」というので期待はしてなかったし、まぁ、実際に何か良いものが得られたかと言われたら疑問符は飛びまくるのだが……これはこれで、ひたすら一貫して作品のコンセプトを貫いたその姿勢が立派だとは思った。「こんなもん、どう足掻いても装飾に限界があるわ!」というので制作スタッフがやけっぱちになった可能性は否定しきれないが、もはや動きなど放棄する形で、さらにはネタ回しすらダルダルのままで展開される30分。最後まで特別面白いとは思わなかったが、本当に「フードコートでのだベり」だったらこのレベルの内容になるだろうし、そこに文句を言っても始まらないのだ。

 「特別面白いとは思わない」とはいいつつも、少なくとも6話分は視聴を切らずにいたということで、多分つまらなくもなかったのだ。一応フックになったかもなぁ、と思ったのはセンターの2人よりもむしろ周りに配置したサブキャラとかサブ設定の方で、インパクト抜群のゴリラギャル斉藤さんを筆頭に、オフビートとは思えないようなキワマったキャラが味変程度にちょいちょい出てくるのは意外といいバランスだったのかもしれない。

 そしてセンター2人についても、割とダイレクトに百合的要素というか、「そっち系のオタクが欲している女子高生どうしの関係性」は焦らしつつも提供してくれており、素直じゃないけど割とまっすぐに山本の必要性を訴える和田と、理知的で関係性の良いところもちゃんと説明してくれる山本のバランス配分がちょうど良い。個人的にはどっちかというとあと2〜3年くらいしてこの2人フードコート外でどんな生活を送っており、お互いのことをどう思っているかの方が気になった。いつか言っていたようにフードコートが無くなったら関係は切れてしまうのか、それとも、結局はお互いがかけがえのない存在として重要度を増していくのか……。妄想の土台としては充分機能してましたね。

 改めて「オタクに優しいギャルなど実在しない」という重要事項を確認しつつ、それでもなお、僕らは禁断の果実を追い求めていくのである。

 
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 深夜アニメでやれ、第18話。よりにもよってこんな話が夕方枠に移行してから出てくるとは……もしも幼気なキッズたちが観てたらトラウマになってる可能性もあるぞ。

 先々週爆誕したジュレという存在。今後爆心地になるんやろなぁ、と思ってたら先週はじぇんじぇん関係ない話になって「せっかくテコ入れしたと思ったのに日常展開すぎるやろ」と思ってたところに、一気に揺り戻して今回のお話。1回ブランクを置いたのはあんまりジュレの話に寄り過ぎると作品がワンパターンに見えてしまうことを懸念してのものか、それとも、ジュレが学園を支配するまでに至る時間経過をちょっとでも演出したかったのか。あとはまぁ、なんとなくか(多分なんとなく)。

 気づけばジュレは順調に学園内で版図を拡大しており、それまでぷにるの「カワイイ」を推していた生徒たちからも「転げ」たものたちが発生している。さすがなのはその陣頭指揮をとっていたのが畜生のホネちゃんであり、ゲスい性根でゲスい商売までしているところは全くブレていない。そしてそんなホネちゃんにくってかかるぷにるに対し、衝撃の応対は「なんでもするって言ったなら脱げ」である。キッズもホビーもどっかいった。そんな年齢制限を超えてしまいそうなピンチに駆けつけたのがぐう聖として名高い(?)剛やんであり、彼のおかげで(?)なんとかアニメが夕方枠のままで守られた。

 しかし、そんなジュレとの「かわいい」戦争について、やっぱりどこかズレて理解してしまっているのがぷにる。かわいいマイスターのはずの彼女だが、あくまでもその「かわいい」はぷにるの判断で繰り広げられているもの。そりゃまぁ、素敵なミュールも「かわいい」かもしれないが、「そうじゃないんだよなー」という女生徒たちのツッコミもぷにるには理解できない。まさにこれが「ホビーの限界」なのかと、残酷な現実が突き刺さる。

 続けて、コタローサイドの状況も描かれ、相変わらず2人の関係性はどこかちぐはぐで揉め事のオンパレード。基本的にはコタロー側がぷにるをウザがって敬遠していることが原因ではあるのだが、直前に提示されたぷにるの「ズレ」にも責任はある、というのが今回の描写ではっきりしたことである。ぷにるはそのマインドがなかなか成長せず、常に人間の思考とは異なる部分が残ってしまっているのだ。

 そんな「ズレ」を勝機と捉えていたのがジュレ。自分の方がAIの処理能力のおかげで人間に対する理解が深いと自負するジュレは、さらに自らの「かわいい」を活用して仲間を増やしている。そして最終目的であるコタローを落としにかかるわけだが……これがまぁ乗ってこない。コタローがおこちゃまだってのももちろん理由としてはありそうだが、常にコタローには「ぷにるへの罪悪感」みたいなものも付き纏っている。雲母先輩が相手ならそんなことは気にしないが、同系統のスライム生物と天秤にかけた時、流石にぷにるを蔑ろにはできないのだ。「自分にとってのぷにるとは何なのか」、コタローは1期からずっとこの結論の出ない問題を考え続けているのである。

 そうして「ズレ」を抱え、その事実を突きつけられたぷにるのところにジュレが訪れ、致命的な欠点であると指摘、自分が上位存在であることを認めろと迫るが、ぷにるはどこ吹く風。出自に類似点があるとはいえ、結局は異なる目的で生まれてきた2人。生きる意味が違うことを理解しなければその対話はずっと平行線。そして、ぷにるの煽り耐性の高さ(KYっぷりともいう)のせいでジュレの挑発も怒号も全て空振りに。理屈の通じないスライム相手に、ついにジュレがキレるのであった。

 ……Bパートはずっと演出がサスペンスすぎて怖いのよ。「シリアス」→「ぷにるがハズす」→「でもシリアス」→「ぷにるがかわす」→「もういっそホラー」という二転三転するたたみかけは「これ、なんのアニメだ?」と頭を抱える程度には鮮烈であった。うーむ、2期に入ってからは色々と哲学的な悩みも増えてきたな……このアニメ、どこに行こうとしてるんだ?

 
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 ユニバースが接続していく、第19話。さぁ、ここにきてようやく、全ての話の接点が見えてきた。まさかの大集合に、いやでもクライマックス感が伝わってくるぞ。

 一応公式のくくりでは今回は「ジョニー編」の3話目。ただ、ここまでクイーン・ロリ・黙殺と全て2話ずつで繋いできたところなので、今回ももはやジョニー編というよりは「ユニバース編」とでも言ってしまった方が早いかもしれない。その証拠に、今回はさほどシャオチャンたちにスポットが当たっているというわけではない。

 前回ばら撒かれた恐怖粒子による襲撃はなんとか鎮静化。事前に黙殺が動いてくれていたことが功を奏したらしいが、シャオチャンはトラウマを刺激されてだいぶ錯乱してたところから致命傷にならずになんとか復帰。黙殺さんは何事もなかったかのように娘さんとのワクワククッキングに興じていた。しかしどこかに緊張感は残っており、最大のミッションである宇宙船探索を前にその緊張はピークに。軽々しく触れられない対象、そしてさまざまな関係者の思惑渦巻く未知の領域には、さまざまなバケモンが跳梁跋扈している。ロリのおとんであるルォ教授はそのあたりを警戒して娘さんを危険に晒さないように気を遣ってくれているのだが、跳ねっ返り娘はそれも気に入らないようで。この父娘はうまくいきそうでなかなかまとまらないのが厄介よね。まぁ、ろくに話すらできないどこぞの父娘よりマシなのかもしれないが。

 そして、前回までのアンジャッシュコントでそんなことは1ミリも警戒していなかったのだが、なんとなんと、黙殺さんは単なる娘のストーカー目的でここにきていたのではなく、事務所の社長から「実はあのジョニーというヒーローは宇宙船がらみの過去の遺恨の残り滓なんだよなー、どさくさに紛れて処分できたらなー」というドス黒い命令を受けた状態だったという。黙殺さんからしたら受けない理由もなかろうが、流石の大人キャラ、どうやら社長の思惑はどこかで勘づいていたらしい。本当はシャオチャンたちは単なる被害者でしかないことを我々視聴者は知っているわけだが、そのことに黙殺さんはある程度気づいてくれていた。「この少年は決して悪人ではない。変なペットは危なっかしいが、だからとて上の命令に従ってそのまま処分するのはどうだろう」みたいな感じて、もしかしたら迷っていた可能性はあるな。あのドライブでの一幕で殺意が上がったのか下がったのか。

 暗闇でシャオチャンに手をかけるかと思われた黙殺。しかし、ジリジリと任務に挑まずに待機していたら、社長からは二の矢が放たれていた。なんとここで登場したのはあの魂電! 10話ぶりの登場となるわけだが、CVからするとどうやらそういうことがそういうことになったらしい。まぁ、その辺の顛末は今更もうどうでもいいだろう。

 すっかり社長の犬に成り下がってしまった暗黒騎士魂電。彼は黙殺が任務に従わない時のためのカバーとして現場に潜入、シャオチャンたちをぶっ飛ばそうとしたところを黙殺に見つかってストップをかけられる。形としては同じ事務所どうしの対決になってしまうが、魂電さん側からは「ここでトップヒーローが不慮の事故で退場するのはしょうがないよなぁ。望むところだなぁ」と元気に暗躍。ヤンチョンはこんな人間に成り下がってしまったか……まぁ、初代魂電をぶっ倒した時点で、もう止められなかったのだろうな。

 そうして黙殺VS魂電の二字熟語対決が繰り広げられる傍らで、もう1人のヒーローも暗躍している。教授とノノに襲いかかって今回の調査もろとも消し飛ばそうとしてきたのはなんとナイス。彼に関してはもはやどこをどういじられてこんな状態になったのかはよく分からない。ただまぁ、みんなして事務所には所属してるわけで、何かしら上からのお達しがあったら従っちゃうのかなぁ。魂電と違ってナイスはまだモチベーションがわからないので扱いは保留。ただ、我々がかつて見たあの必死の下働き青年だったリンリンの面影は残っていない気はするが……。

 ナイス・魂電という2人のヒーローは、現在の「アニメ調デザイン」での登場は初。おかげでだいぶイメージが変わっており、これが第1章・第2章とどのように関わってくるかは気になるところだ。これ、多分大戦争が終わるか終わらないかでダーチャンが暴走したところにクイーンとシアンも来るってことだね。

 

 

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 桜子のスキルアップがエグい、第18話。もはや「渋々天空橋の奇行に付き合ってる一般人」ではないよな。きちんとスキルを身につけて、家電絡みのあれこれを全て自前のアイディアでブレイクスルーできるいっぱしの技師になっている。というかあの手の工具とかパーツは全部自宅に買い込んでたのか? ムームーの宇宙船修理とか目論んでいたのだろうか……。

 今回のお話、タイトルは「EMS」ではあるが、全体を括ると「ずぼら」がテーマと言えるだろう。家電の歴史を紐解けば、それすなわち人類の欲望の歴史でもあり。人はより便利を求める。いろんなことができるようになることも「便利」ではあるが、より楽してことを成すのも当然「便利」。未来人は手足が細くて顎が小さい、みたいな「未来人予想」が昔の学習漫画なんかにも載ってましたからね……まだまだ我々はそんな未来に辿り着くまでにしばらくかかりそうだし、仮に一歩も動かずに生活できるとしても、人はどうしたって筋トレしてしまうものなのだ。いや、俺はしないけど。

 といいつつも、実際はあのEMSと呼ばれる機械はちょっと気になってるのは事実。通販番組とかは胡散臭すぎるので結局生まれてこの方手を出したことはないのだが、あれでほんとに腹筋が割れるんだったら、そりゃ使ってみたいという気はしている。今回天空橋に話題が振られ、「役に立たないもんだ」と断じてくれりゃ楽だったのだが、彼の言いっぷりだと一応はそれなりの成果を見込めるものではあるらしい。まぁ、そりゃそうか。あれで完全な詐欺商品だったらここまで歴史を長らえることもないだろうしな。ただ、結局は「自分が変わるしかねーんだよ」という結論に至っており、おうちでゴロゴロしてるだけでマッチョになるのは流石に無理なようである。

 そして、そんなEMSに興味を示したのは六郷だけではなかった。なんと桜子さんも異様な食いつきを見せ、彼女のような体型でもダイエットは女子の永遠の戦いであることが察せられる。どうなんでしょうね。別にエロが主眼のアニメではないので桜子の体型がリアルにどんなものかはよく分かってないのだけど……まー、身長は高くないから、それでなんとなくコンプレックス感じてるところはあるのかしら。お腹周りとか、多分誰も気にしてない部分だと思うのだが……(おっぱいがでかいかどうかは気になるが、周りに鮫洲さんとか花月さんとかがいるもんでそういう対象としての桜子の優先順位はかなり下がる)。まぁ、向上心があるのはいいことだとポジティブに受け取っておこう。それでも自宅のEMSなんかより週6バイトの方がよっぽどいい運動だとは思いますけどね。頑張って働いて返せよ勤労少女。若い身空の女子大生のところに督促状が来るシチュエーション、状況次第ではなんかアダルティな展開に持ち込めそう。

 そしてそんな桜子の督促状の原因でもあるムームーたちネコ星人たち。前回そこそこハードなお話だったのに今回は「あれ、だめでしたねー」というだけでほとんど触れられていなかったのだが、結局ムームーもデシマルもあの顛末をほとんど気にしていないようだ。穴守の言動からもすぐさまヤベェことになるような話でもなさそうだし、結局人類は連中を気にした方がいいのか、放っておいていいのか……。ムームーが語った「電気信号で最強生物作ってたムー」みたいな話題はだいぶヤバさが匂ってくる話だったんですけどね。もはやその手の技術は地球まで持ち込めてないのかな?

 あと、毎度のことで申し訳ないのだが、やはりムームーたちと地球の猫の類似点の多さは「なんでやねん」とは思うよな。今回だったらフレーメン反応、あとは流水に対してのこだわりとかがまんま猫。私が幼い頃実家にいた猫も水はどうしても水道から直接飲みたいというこだわりがあったらしく、親は諦めて洗面所の水を常にほそーく出しっぱなしにしていた(大きくなってから倹約家の妹に怒られてやめた)。どこのご家庭でも猫(もしくは猫的な何か)への甘やかしっぷりは変わらないようだ。

 
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 イエス! アスミス! なんか、やっぱり8月はアクの強いのが続きます。この人もワンパンチのダメージがでかいタイプの役者ではあるんですが……アスミスの場合はどうしても役者としてのお仕事よりも中の人本人を突っつきたくなってしまうので、それをどんだけ自重できるかが今回の記事の勝負の分かれ目だ。ちなみにアスミスの呼び方は「アスミス」固定でお願いします。まつらいさんに最大級の敬意を込めて。

 

 


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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