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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「私はのろけを聞かされてるんですか?」→Yes or No、第8話。いや、そんなもんYESに決まってるやろが。何で散々のろけた後の赤面佐藤さんってあんなに可愛いんでしょうね。

 相変わらずペースが落ちずにファニーでクールでハートウォーミングな作品。今回はなんと1話の間に3人もの新キャラが登場し、そのどれもがガツンと濃いキャラと素敵な印象を残していってくれる。結局、全ては輪の中心にいる双見(あと佐藤さんもかな)の人徳なんやろなぁ。

 打ち合わせ先の編集部で出会った新キャラその1は編集長の立浪さん(CV17歳)。もう、その声のトーンからしてただものではないことが伝わってくるとても助かるキャスティングで、あの佐藤さんの上司ということもあってかなりのやり手で人格者。まぁ、双見に緊急の仕事を押し付ける時の手練手管なんかは熟練の「仕事人」のやり口には見えるが、おそらく彼女が漫画を愛しているのは本当だろうし、何よりも作家のことを考えて動いてくれているのは事実だろう。そうした人柄が端々で滲み出てくるストーリーテリングが巧妙。そしてその中できちんと「双見は認められてるよ」「認められるだけの結果を残してるんだよ」っていう事実を伝えて主人公のモチベと立場を押し上げてくれているのも良い。この世界、双見が頑張らないと回りませんからね。ただ、1つだけ残念な注意点があって、しばらくは「メディア化の企画が大きく動いたけど実写キャストがやらかしたせいで問題百出」というネタは……できれば勘弁してほしかったな……余計な騒動で心が擦り切れてるスーパー戦隊ファンは多いのでね……まぁ、作品の規模がデカくなると常にリスクは付きまとうってことよなぁ……。双見はそういう事故に遭わないことを祈ってるよ。

 佐藤さんの熱烈ノロケ話を胸に刻んで、次は双見が単行本2巻のカバーデザインの相談をする話。登場する新キャラはデザイナーの月縄さん(CVあけこ)。こちらもぱっと見でそれとわかるような強烈な個性を持つキャラだが、デザイナーという仕事についてはバリバリのプロだし、仕事に真摯な人物には違いない(この業界、真摯であることと締切を守れないことは両立するのである)。双見の創作姿勢にも理解を示してくれていたし、その才を端々から滲み出させることによって双見に新たな刺激も与えてくれた。こうして多少分野を跨ぐ形でも波長の「合う」クリエイターと交流するってのはいいイマジネーションの種になるんだろうね。あとはこの2人が繋がったことで締切関係の余計な知識がつかないことを(佐藤さん目線では)祈るばかりである。まー、月縄さんも双見が「こういうやつ」だってことは今回の打ち合わせで100%理解しただろうし、その双見を佐藤さんが大事にしていることも嫌というほど伝わったはず。余計な絡み方はせずにビジネス上の付き合いだけでもまっとうしてくれるだろう。

 そして塔子さんを呼んで自宅で打ち合わせをしている時に訪れたのが、今回ラスト、3人目の新キャラである早池峰(ハヤチネ)さん(CVすみぺ)。こちらは双見のかつてのアシ仲間で、現在は連載を抱える「同業者」(であり、一応ライバルでもあるのか)。ただ、ほぼ同じポジションのはずの梨田とは応対が180°違っており、お互いに純粋なリスペクトを持って接している非常に良き関係。見た目にははーさんが第一印象で叫んだ「淑女」というのが一番しっくりくる表現で、穏やかな見た目と中の人を反映したおっぱいが地味な中にも何かしらの主張を感じさせる。

 この早池峰さんパートではツッコミ役のはーさんがフルスロットルでいい仕事をしてくれました。はーさんはほんと真面目でね。双見周りの「なんかおかしいこと」にはいちいち反応してくれる。塔子さんがその辺めんどくさくてサボっちゃうから、今回みたいな面子だと全部はーさんに降りかかってくるのよ。ほんと大変そうでしたわ。まぁ、別に早池峰もはーさんに迷惑かけてるわけじゃないのだが。

 彼女が抱える意外性は「お淑やかに見えるけど実はエロ漫画家」というひねりだが、まぁ、声を聞いた時点で「別にこいつがエロ漫画先生でも構わんな」という印象になってしまうのは声オタの悪いところである。しょっちゅう汁を吹き出してる人だしなぁ。でもまぁ、「エロ漫画家」という設定は何も彼女をギャグキャラにするためのものではなく、そこに分け隔てなく接して純粋な創造力から評価してくれる双見という人物の素直さ、真面目さを反映するためのものである。多分早池峰さんがアシをやってた滝沢先生もそういうとこを気にしない人っぽかったし、この界隈ではあんまり問題にもならんのだろうけどね。はーさんがちょっとピュアピュアすぎただけで。

 実際に「泣けるエロ漫画」ってあるのよね。個人的には趣旨がブレるのであまり得意ではないのだが……はーさんが号泣するほどの作品だったら、何かパワーがあるのかもしれない。今後ははーさんが乳首のトーンを真剣に貼る姿が見られることを楽しみに待っていよう。(最終的に未成年のねこのてさんに仕事させてたらどうしよう)

 ほんと、双見の周りはドキドキ愉快な人たちばっかり集まって、恵まれてるよなぁ……梨田がいないと特にそう感じるわ(あれ?)。

 
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 過疎月間だった10月に続き、実は11月もそこまでエントリーは多くなかったのだが、そんな中でも誕生日被りってのは出てくるものでして。11月最後のメンバーが今日という日付に2人登場する。その先陣を切るのはかな恵ちゃんだが、当然この後にかな恵ちゃん以上のボスキャラが控えていることを意味する。

 ちなみにかな恵ちゃんはだいぶ早い段階からかな恵ちゃんであり、業界的にもあんまりあだ名呼びは聞かない気がする。「伊藤」が普通すぎて苗字呼びができないこと、そして「かなえ」という名前のライバルがあんまり思いつかないこと(ぱっと思いついたのは沖佳苗くらい)、そして何より表記に特徴があって見やすいことなどから、ブログ内でも率先して「かな恵ちゃん」という表記を用いている。そして、ブログ内での言及傾向が、実は今回の記事の1つの焦点になっておりまして……。

 


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 「しまっても出ちゃうじゃん」はけだし名言、第7話。そうか、しょうがないよな、出ちゃうものはな……佐久間さん、今後の人生であまり多く敵を作らないようにな……。

 放送時期的に季節感ガン無視で夏休み前の浮かれたひととき。期末試験のために学生たちには重苦しい空気が漂うが、そんな時でもクラスに月菜ちゃんがいれば無問題さ。どうやら彼女の燃費は「学校のお勉強で頭を使う」ことについてはすこぶる悪いようで、ちょっとテスト勉強するだけで無尽蔵にお腹が空く。それこそここまで献身的に血液を提供してきた大鳥が干からびてしまうくらいには。月菜だって別に大鳥を殺したいわけじゃないのでその辺は流石に遠慮しますよね……考えてみりゃ「吸血鬼に血を吸われて失血死」って有り得ないくらい悲惨な死に方だな。大鳥のピンチを見て月菜の脳内に出てきた天使も悪魔も結局「吸っちゃいなよ」しか言ってなかったの草。

 何とかテストを乗り越え、以前大鳥とデート(?)したショッピングモールが今度は文字通り「姦しい」女の子たちのショッピングの舞台に。デートコースをなぞってうどんまで食べかけたが、今回はツッコミ役の楠木さんがいるから大丈夫。いや、あんま大丈夫じゃなかったけど。自分のわがままボディの凶悪さに気付いているのだろうか、その辺にだいぶ無頓着で暴れ回る佐久間さんと、必死に可愛い「娘」を保護しようと無限に世話を焼き続ける楠木ママの夫婦漫才みたいな展開。水着を着せてみれば、そりゃ佐久間さんほどじゃないだろうけど月菜だって充分なナイスバディでマスコットとは縁遠い存在なんですけどね……それでも守護(まも)らずにはいられない、それが石川さんパワー。まぁ、どれだけ普段気取ってても、「ショッピングで浮かれて迷子になった」は紛れもない事実だしな……突発的にIQが5歳児並みになる現象はなんなんだろうな。

 大鳥のサポートもあって一旦はショッピングが終了。この後、月菜が大鳥に送った鬼LINEの中にちゃんとクルーザー買った報告も入ってたのだが、大鳥は適当にその辺スルーしやがったな。まぁ、あんだけ大量に送られたらしょうがないのだろうけど。大鳥ママンも興味津々な「海デート」。月菜がこれまでの人生でできなかったイベントだってんでテンション上がりまくりなので、周りからどのように見られるかまで考えが回っていなかった大鳥。改めて、最大級に刺激的なアバンチュールイベントにドギマギし始めるが……まぁ、こと月菜相手にはその辺は全部徒労である。単なる子守りになってしまうかと思われたが……なんとあれよあれよとクラスのほぼ全員が月菜ツアーに同行する流れに。これはもう、単なる水着イベとか海イベではなく修学旅行クラスの一大イベントだぜ。これ、来週はクラス女子全員の水着が拝めるって理解でいいんですよね?

 
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 「一握砂子」は流石に笑った、第8話。

 盛岡出張のエピソードで現地の岩手県女性のCVでちゃんと桑島法子を採用しており、彼女の口から岩手のPRをしていたことがたいそう評価できると思いました。

 あ、私からは以上です。私が伝えなきゃいけない全てです。

 「何でこのアニメは切ってねぇんだよ」と問われたら、「観ても別にストレスにならないから」ですね。「ちゃんと観なくてもいい」って分かってるアニメって、逆に気楽に接することもできるんですよ。面白いかどうかは別にしてね。そして観てたらこういう出会いもあるわけでね。

 めでたしめでたし。

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 つくづくヘンテコな構造の作品だ、第8話。いや、大枠だけ見ればテンプレではあるのだが……結論としては「現行のキン肉マンと同じことやってる」でおk?(それは違うだろ)

 聖地巡礼を続けるスカーレットさん御一行。こないだ「サーニャは何故か能力が使えなくなっている」という話が出てたので「いざ聖地の結界に辿り着いたとして、どうやって聖女業務を果たすんだろう?」とは思っていたのだが、なんとそこにトリックが1つ用意されていたという。いつからか聖女は2人1組で活動するデュオシステムになっており、サーニャが動けなくなった今でも、隠されしもう1人の聖女(というかこっちが本体)のスカーレットがつつがなく任務を果たすことができた。まぁ、使ってるのはいつもの時間逆行魔法なので、納得と言えば納得なのだが(結局、刻の神の魔法が便利すぎるというだけの話)。

 ただ、このトリックが明かされて一番不憫だったのはお兄様である。レオさん、流石にそのポジションだったら妹の真実くらい教えてもらってもよかったのに……どーせ今回明かしちゃったんだし、何故この歳になるまで秘密だったんだろう。今年になってからジュリアスとスカーレットが急接近しちゃったもんで「てってれ〜」くらいの気分でカミングアウトしたのかもしれない。いやまぁ、サーニャの窮状が直近からだから明かさざるを得なかったってことなんだろうけど。こんな事態でもなければ引き続き蚊帳の外だったかと思うと、やっぱレオさん不憫。

 そして、秘密の話と言うてる割には浄化の儀は結構大々的に行われている。それこそ、スパイが見ている目の前で「こっちも聖女だよ」ということを明かしてしまっていたわけだが、まぁ、どーせ敵軍も「聖女」がボスだし、細かい情報は全部神ネットワークで知らされてるから隠し立てする意味もないのだろう。敵側も同じようなことを思ったか思わないでか、次の目的地に到着するや否や、お久しぶりのテレネッツァさんが直々に出陣してきた。どう考えても後方支援の謀略型の彼女のこと、もうちょい姿をくらませているかと思ったが、割とあっさりその正体を表した。

 一応それなりにスカーレット対策は施してたので自信はあったのだろうが……「魔法封じ→魔法封じ封じ」、「集団でボコる→一騎当千」「スパイを送り込んで人質をとる→なんとか人質交換まで持ち込んだ」ということで今回は痛み分け。いや、せっかくサーニャの身柄は押さえたんだし、あそこでもうちょい粘ればもう少しテレネッツァ有利な盤面は作れたと思うんだけど、スパイの細目が無茶しなかったせいだわな。ただ、あの細目はほんとに単なるスパイなんですかね。先週出てきたあたりで「こいつがスパイ……いや、流石にそんなシンプルではないか? なんかそこまで悪くないよ的な描写もあるが……」とちょっと迷ってたんだけど、今週だけ見る限りではふつーにスパイだな。どうなんでしょうね。

 テレネッツァがカードを1枚切った形でスカーレットは一時的に無力化されたが、見返りに「サーニャの能力が相手側に渡っている」ことが判明。戦況としてはイーブンか、情報戦でスカーレット側がやや不利くらいの盤面だったようだが、そこにあっさりと福山潤ボイスの神様・クロノアが介入。「あっちも神が好き勝手してるからさぁ、こっちも特に理由なくパワーアップイベントやっておくね」というなろうらしい雑な展開。このくらいでも許されそうな雰囲気を持っているスカーレットの理不尽さはなかなかズルい。でもまぁ、設定だけ聞いてるとほんとに「異世界転生者」の主人公的ポジションがテレネッツァで、まさに「悪役令嬢」スカーレットを打倒しようとしている反転構図はそれなりに面白くはある。多分テレネッツァさんの前世の人も、典型的な異世界転生で女神に力を与えられて、「我こそは主人公!」ってんでテンション上がってるだろうしね。やっぱくまちゃんボイスの性悪女っていう設定が新鮮でいいわぁ。

 ……ところで、ちょっとだけ出てきた日笠なんやってん。加隈VS瀬戸の間に日笠が挟まって瞬殺される図、意味わからん。

 
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11月23日 ドラフト模様(TLA×3)

ピック順 【Thraxi】→【Metallica】→【Sangriter】→【Mei】→【Koba】→【Alessi】→

 

 信じられるかい? ドラフト通信だぜ!? なんてこった!

 「アニメと声優とMagicと」を謳うこのブログからMagicに関する記事が消えて久しい。ドラフト環境は潰えてしまったし、真木孝一郎ですらハンドブックの執筆を断念するほどの新セット連打環境では私などがレビューを書けるはずもなく。残念ながらこのブログの「Magic関連の記事」は終わりを告げた。ちなみに我々は現在も個々人でそれなりにMagicは続けており、私は最低1日1回くらいのペースでアリーナにログインしては日々ドラフトに興じているし、そこまでのペースでなくてもアリーナに触れてる連中はちょこちょこ。熱心に構築環境に挑んでる者も1名いるらしい。ただ、それでもやはりある程度は距離を置かざるを得ず、かつては「死ぬまでプレイし続けるだろう」と思っていたMagicもずいぶん遠くに行ってしまった。

 しかし! この度ちょっとした機会に恵まれ、久しぶりに対面ドラフトが実現することとなったのだ! 振り返れば前回の対面ドラフトは(記録として残せなかったが)私が企画したドラフト合宿の時、2024年の2月なので約2年ぶり。ドラフト通信に至っては、最後に執筆されたのは2021年末だったので実に4年ぶり!! 当時は「真紅の契り」というイニストラード環境だったようですね。……もう何一つ覚えてないが……。

 そんな久しぶりのリアルドラフト。アリーナに毒されてしまったせいで紙のドラフトにはずいぶんと戸惑ったものだが、やはり無機質な電子の世界では味わえない多幸感がある。2年経とうが4年経とうが、やはりMagicは楽しかった。願わくは、このような機会がこれからも訪れてほしいものである。

 残念ながら機会を作って集まったとはいってもなかなか予定をすり合わせるのが大変だった状況。「中川の親父さんのように」とまではいかないが、時間に制限があり、さらに慣れない新環境だったこともあってフルで遊ぶことは叶わなかった。ピック後にできた試合は3試合まで。そのため順位をつけることもできず、「ドラフト通信」とはいうが特に順位は表示せずに各々の記録のみをちょいとつけるにとどまるものである。申し訳ないが私が対戦しなかったデッキに至っては、そんな記録すら残せないことはご容赦願いたい。

 ちなみに全体的な印象としては、ピックはみんなして悶絶しながらやってたので面白かったかどうかは分からんが、試合に関してはそれぞれのギミックがいい具合に効いていて、分からないなりに楽しいゲームが多かった印象。現在のWizard社の運営姿勢については賛否あるとは思うが、リミテッドのゲームデザインについては確実にこなれてきて大外ししない製品がほとんどである。個人的には(アリーナのBO1しかプレイしないけど)ここ最近のセットのリミテで大きな不満を持ったものはない。おそらくセットとして一番微妙なのは霊気走破だったと思うのだが、構築環境へのインパクトはさておき、リミテは普通に機能してたしね。

 

 なお、通常ピック表に関しては優勝者を先頭に持ってくるようにしていたが、今回は順位が無いため、便宜上私が先頭になっている。以下の詳細についても、私からピックの席順に記載していくのでご容赦願いたい。

 


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 まさかのギャグ(?)回!? 第7話! いや、でも今作の目的を考えるなら今回みたいなフォーマットの方が正しい姿な気もするな……。

 ついに人狼ゲームらしいことが(正面からは)行われない初の回となったが、ユーリたちの目的である「人類の智を集める」ためにはとても正しい姿のエピソード。こうして卓を囲まずにナチュラルなコミュニケーションからグノーシアを見つけられるならそれに越したことはない。というか、普段からこうしておけばわざわざ物々しい会議なんかせんでもいい気がする。

 今回は一気に3人もの新キャラが加入し、これでようやく公式ページで紹介されているキャラクターが出揃った。ユーリも含めて15人。ここからランダムに参加者を選出することによって卓にバリエーションを与えるデザインということだろうか。ざっくり確認していくと、前回ラストに登場したインパクト抜群のイルカ少女がオトメ。「CV花澤香菜ってなんか魚っぽいイメージでもあるんか?」とどこぞの子ザメのことを思い出しながら考えたりもするが(イルカは哺乳類だ、などというツッコミは受け付けません)、まぁ、あらゆる企みを度外視した「徹底したピュアキャラ」というスタンスは人狼ゲームにおいてはなかなか特殊な武器。これ、回を重ねたら当然オトメがグノーシアのパターンも発生するわけで、そういう時に彼女がどんな顔を見せてくれるのかは気になるところだ。

 続いて、今回登場した3キャラの中では一番印象が薄いレムナン。前回登場したククルシカに続いて「言語によるコミュニケーションが苦手」なおよそ人狼向きじゃないキャラクターだが、謎のテーブルゲームを見た時のオタクの早口なんかを見てると、状況がハマれば何かしらの才能を発揮するタイプなのかもしれない。そして最後の1人は今回の台風の目、斜に構えた態度がいけすかない沙明(シャーミン)。人狼ゲームにおいて「卓につかない」という最強戦術を取ってしまったために一瞬この世界を破壊しかけたが、最終的には帳尻を合わせてなかなかインパクトのある登場回となった。今後の卓で弁の立つ面々(ラキオや夕里子)とぶつかった時にどういう顔を見せるのかは気になるところである。

 あんまり意味は無いが一応いつも通りに今回の卓のデータはまとめておく。

 

・第9卓(7話)9人2狼 ユーリ:素村 (役職無しレギュ)

ジョナス釣→ジナ噛→沙明釣

人狼:ジョナス、沙明  勝敗○

 

 …………見れば見るほどどないやねんなレギュだったな……まぁ、冗談回というか「人狼以外の目的の回」だと思えば一応形式上はちゃんと2釣り入れてるだけでも立派か。そう考えると噛まれたジナさんだけちょっと不憫だな……。

 今回はそれぞれのキャラの掘り下げの方に完全に視点が向いており、特にしげみちが積極的に動いたおかげでステラの立ち位置が確認できたのが最大の収穫。曰く「宇宙船の管理AIが対話のために用意した人間体」とのことで、この世界では「擬知体」と呼ばれる存在らしい。一応レムナンが「周りが擬知体ばかりの環境で育った」と言っているのでこの世界ではごくありふれた技術らしい。今後レムナンのその辺の設定がどっかで回収されたりするのかしら。船のAIとの関係性が全部わかったわけじゃないので「ステラがグノーシア汚染されてる状態ってAI的にはどうなの?」とかいう疑問も無いでは無いが、そのために「ステラという独立した人格は担保されている」ということを今回わざわざ確認してくれたと思っておこう。ご丁寧に「イルカだって汚染されるかもよ」と事前に設定しておいて、ユーリとセツから「グノーシア汚染されるんだからあんただって人間だよ」というよく分からない激励が飛んだのはちょっと面白い筋立て。普通に考えたらネガティブな要素にしかならない「汚染」をこうして多少なりともポジティブな手がかりとして使うってのはいいアイディアだ(タイムリーパーがいないと成立しない理論だけど)。

 そうそう、セツと言えば彼女が「私は『ハン』だ」って言ってたのが最初は意味が分からんかったのだけど、その後のユーリとの対話から察するに「性別による機能性を排除した存在」みたいなこの世界の新たな性の形だと思われる。彼女の口ぶりからして生まれながらにそうあるわけではなく、自ら志願して性を捨てる形になってるのかしら。どう見ても元は女性だとは思うのだが、せっかくの美人さんがちょっと勿体無い。まぁ、この船の中で性別のあるなしなんて瑣末な問題ですけどね。ほんと、変なところで設定の作り込みが入念な作品である。まぁ、そこを楽しむのが一番大事なのだからやるべきことをやってるとも言えるのだけど。

 今回は脇の要素が色々と面白かったのである意味では一番「面白い」回ではありました。人狼ゲームにおいて1日目の沙明の「投票放棄」が許されるんかい、という話とかは気になるところだが、グノーシア側も単なる冷徹な殺戮マシンではなく、今回のジョナスみたいに妙に人間味あふれるやらかしもある、なんてのは今後が楽しみな要素じゃなかろうか(沙明の事実上のCOはどういうモチベだったのかよく分からんかったけど)。

 そのほかにも「しげみちのプリケツが性的すぎる」とか、「ジョナスがボドゲやってるとどうにもデュエルスタンバってるようにしか聞こえない」とかも楽しい要素でしたね。ただ、今回個人的に最大の収穫だったのは「卓にラキオがいないとなんか寂しい」ということに気づけたことでした。初日にラキオ釣れない卓なんて……。

 
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 さてこれまた難しい声優がエントリーしてきたぞ。何がむずいって、まずなんて呼べばいいのかわからないのがむずい。千本木彩花については、まだ若いこともあってブログ内での言及量が今回の100人の中ではトップレベルに少ない人物である。一応トップはおそらく田中美海だったとは思うのだが、実はそのみにゃみとは同い年だったりする千本木。この辺りのキャリアの人たちが一番「ここ最近注目できてググッと上がってきた」という認識に当てはまりやすい年代ってことかもしれない。おかげでどんな呼称がいいかが定かじゃないのだが、世間一般での呼び方もよくわからないのでとりあえず「千本木」で統一するしかなさそうだ。なんとも無骨なことだが字面もわかりやすくていいよね。

 


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 厄介事が厄介すぎる、第8話。フシの周りには何一ついい方向に回ってる事案がない。まぁ、フシ自体の対応にも色々問題があるせいなのだが……。

 くろいの曰く「平和な」この世界。しかしフシの目から見たら何一つ平和なことなどなくて。色々と生きにくい世の中、むしろなんでボンあたりはこの世界にがっつり対応できてるのかと感心しちゃうけど、元々そういう意味での世渡りは上手な人なんだろうな。当時はかなり大変な立場だったけど、苦労を乗り越えて才を開花させた結果だ。ちなみに現世で一番生きにくそうなのはグーグーだと思われるが(見た目的にね)、彼は彼でけろっとしてるあたりがなんかすごい。

 というわけでフシを悩ませる最大の厄介事はやはりみもりの存在。「好戦的なノッカー」と表現されたみもり。確かに、言われてみれば例えばイズミなんかはノッカー化しているはずなのに別に荒事を起こす雰囲気はなく、完全にミズハたち家族に溶け込んでいるが、みもりはもしフシたちに見つからなかったとしてもそのうちひろとしに対して本性を見せていただろう。さらにフシの視点から見るとみもりは「痛みを感じていた」という。かつてのノッカーとは確実に変質している「現代ノッカー」は、どうやら寄生先によっても何かしらの変化があるし、そもそも「個体」と認識されるような差異までもが発生している様子。1つの群体としてフシと生き残り競争を繰り広げた過去のノッカーとはもはや全く違う存在になったのかもしれない。

 そんなノッカーへの違和感をなんとか探りたくてフシが頼るのは「サトル」になってしまった観測者だが、こちらの存在もだいぶ厄介。何を尋ねても、問い詰めても暖簾に腕押し。孤児院らしきところで育てられているサトルには保護者役のスミカというとんでもないおっぱいがそばについており、彼女との対話を続けるうちにどんどんフシが悪いやつみたいになっていく。そりゃ観測者の正体を知っていればフシが不満に思っていることも分からないわけではないが、それを現代の「サトル」にぶつけたところで空回りにしかならない。「必要な要素は全部お前に渡しちゃったから」と引退宣言するサトルに対して、「お前が始めた物語だろうが」とフシは不満たらたら。でも「終わった」と判断されちゃったらもう何を訴えたところで改善は見られない。人に溶け込んでしまい、1つの命を固定した観測者。彼の生きる目的とは、何だったのだろうか。

 自身の能力は卓越しているのに頼れるものがなくなってくるというフシの苦しみ。かろうじてボン経由でイズミさんから得られた「あのノッカーも殺そうと思えば殺せる」という情報は有益といえば有益だが、逆に考えると、やはりそうして「殺せる」ノッカーというのもなんとも異質な話で。「殺せるんだ……」と喜びを噛み締めるフシははたから見たらどこか異様にも映る。まるで、どちらが善でどちらが悪なのか、反転しているみたいに。「全にして個」を維持し続けてしまっているフシとは、世界にとってどんな存在になっているのだろう。

 フシを求めてくれている人だってもちろんいる。その筆頭がユーキなのがだいぶヤなところだが、次点に控えているミズハさんが3番目の厄介事。まぁ、今回のデートはそこそこうまく行ったと思うし、ミズハのおかげでフシは新たな楽しみと目的(死んでしまった人たちの遺志を継ぐこと)を見出すことができたが、せっかく「いいことできた!」と思っていた高揚感も、トナリによって一蹴されてしまう。フシがコピーした紛い物の命で自己満足を得るな、と。まぁ、難しい問題だよね。トナリ自身の命ですら、この世界では完全に「正しいもの」ではないわけで……結局「命」ってものがどこに宿っているのかという話。

 何一つ問題は解決せず、厄介は積み重なる。そしてフシの下を訪ねてきたのは、亀甲縛り変質者のひろとし。お兄ちゃん……だいぶ切羽詰まってるよな……なんとか鬼畜ロリだけでも排除しないと……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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