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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 もう勘弁してくれよ、第22話。なんで今期はこんな曇らせ話ばっかり続くんだよ! もう、今期のテーマが終始そういうことなんですかね……。

 ここ2話くらいは当たり障りのない話が挟まってちょっと安心してたんだけど(おかげで感想書く要素もなかったんだけど)、今回は再び「ぷにるとコタローの関係とは」に戻ってきちゃって、双方からクリティカルな言説が飛び出して軋轢が臨界点に。これまでは「まぁ、どこまで行ってもぷにるはホビーでしかないから気にしてないよ」で終わっていたのだが、いよいよぷにる側にも大きなストレスがかかるようになってしまった。ちっちゃな揉め事が重なるというのはこれまで通りの展開なのだが、そこに変化をもたらす(ヤな)差分が2つ追加。1つ目は、ぷにるが売り言葉に買い言葉で「友達がいないコタローに気ぃ遣ってボクが友達やってあげてるんです」という発言。……どうなんだろ。コタローがそこまで気にしなければいいのだけど、少なくとも真に受けたらただじゃ済まない話だ。実際、コタローはこれまで以上に怒っていたし、ぷにるも出してしまった言葉を引っ込めることはできない。お互いに「結局あいつはなんなんだ」を真剣に考える必要が出てきてしまった。

 そしてもう1つの要因は相変わらずのジュレである。「結局大したスペックじゃないジュレに対し、コタローは本気で愛着を抱かない」ってんでこないだの問題は解決したはずだったのだが、それでもなおおさまらぬジュレの執着はいよいよコタローの本心をとらえ始めている。ぷにるには出来ない本気で「コタローのことを考えての行動」は、さすがに心動かすに充分なものだっただろう。より親身になってくれて、より便利で、そしてより「かわいい」存在が出てきた時に、コタローはどのような決断を下すのか。なんともまぁ、面倒くさい話である。

 ということで、今期ずっとぐるぐる回っている問題をちゃんと考えろよ、という話の展開なのだが……今回はそれに加えてなんか重要そうな新キャラがバタバタと一気に登場してそっちに目を奪われてしまった。インパクト抜群だったのはコタローの回想シーン、幼稚園時代に彼にトラウマを植え付けたジェンダー論の権化のような恐ろしい園児、名前をどおるちゃんという。まぁ、やってることはこれまでの回想でコタローがやられていたことをまとめただけなんだけども……ほら、CVがやたらインパクトあったもんでさ……汚ねぇ声の汚ねぇ園児だったなぁ……。

 さらに、ぷにるが家出した先が雲母先輩の家だったもんで、雲母家の家族が一気に登場。先輩から何となくイメージできるが、そりゃもうクセ強な御一家である。「コタロー以上に童顔で年齢不詳の父」のインパクトがまずでかく、CV下野紘の説得力がやばい。そして「いかにして母性の塊である雲母先輩が生まれたのか」という説得力を出すために現れたのが、更なる上位母性を持つ絶対存在である母親。当然CVはママのイデアたる井上喜久子おねーちゃんその人である。さらに、意外なことに「しっかり者の妹さん」もいるのだが、こちらは中の人繋がり(?)なのか娘さん役を娘さんが担当しているというネタ。要素が渋滞しすぎてて忙しい御一家である。個人的には、「この夫婦の夜の事情が気になってしょうがない……」っていうのが一番の感想なので、どなたか薄い本で頑張ってください。

 まぁ、結局は雲母一家の役割は「ぷにるにこれまで知らなかった現実を叩きつける」なので、そこまでパーソナリティの掘り下げはないと思うけども……よりによって象徴的に取り上げられたタームが「偽物」っていう。……ぷにる、ここから始めて真面目に反省するのかなぁ。でも、ぷにるが反省しちゃうと作品崩壊する気がするんだよなぁ。

 
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 もうナイスさんは……第23話。23話目にしてようやくグルリと1話目につながったな。これにて一旦全ての連環が成ったと見ていいんだろうか。

 さぁ、満を持して登場したのはわんこヒーローのトラ。これまで公式ページの一覧を見てず〜〜〜〜っと影も形もなかったから気になってたんだよな。しかもロリ・黙殺編あたりから「物語は佳境に入ってます」みたいな空気を出してどんどんみんながつながっていくもんだから、「こんだけ世界が閉じてるのに1度たりとも登場しないなんて、もしかしてこの犬実在しないのでは?」とすら思い始めていた。もちろんそんなこたぁなくて、無事に最後の一席を埋めるヒーローが出揃った(まぁ、時を同じくしてナイスは退場しそうだが)。

 改めて、最後の1人(1匹)の名前は犬だけどトラ。謎の地球外存在だったビッグジョニーなどと異なり、まごうことなく単なる犬である。まぁ、CVが山寺宏一の犬をただの犬と言えればの話だが(「名犬」ですかね)。素性は「サーカスのピエロ出身」ということで、やたらと芸達者で人語を解することができる時点でやっぱりイカレてはいるが、今期は別作品に「人語を解し文字を操る狸」もいるので、もしかしたら世界中探せばそういう動物ってのは一定数いるのかもしれない(わけない)。とにかく、「ちょっとお利口だけどしょせんは犬」というのがトラの初期ステータス。しかし、そこに純真無垢な子供の憧れが混ざり込むことでイレギュラーを引き起こしちゃうのがこの世界のおかしくも厄介なところ。

 夢みがちな少女シンヤーはサーカスのトラを見て「地上最強の生物だ!」と確信。わざわざ保健所から引き取り、徹底的に「お前は最強」という英才教育を施しながら生活をともにする。地上げ屋に狙われるスラムみたいな街の少女なのだが、そのくせ秘密基地には立派なパソコンがあり、それで動画編集やら配信やらができちゃうあたり、中国の現代のお国柄が見えるようでちょっと面白い。まぁ、流石に「浮浪児」までいくとPCは使えないだろうから、シンヤーはもう少しましな環境ではあるのだが。とにかく、シンヤーの信頼は一切揺らぐことなく、トラと一緒なら地上げ屋を撃退できると疑ってもいない。

 そして面倒なことに、今回対立する地上げ屋ってのが、がっつりナイスとつながっていたということ。正確には、ナイスは社長に命じられて地上げを成功させようとしている「雇われ」だが、こないだのスマイルの件などもあってだいぶ進退極まった状態。今回の地上げの斡旋にミスったら後はないってんで、割となりふり構わずに汚れ仕事に手を出していたようだ。しかもナイスの雇い元って、スマイルたちに恐怖粒子をぶち込んだりして散々使い倒してるところで、今回はなんと地上げのために「恐怖粒子で作ったデコイ」みたいな大量生産兵士を駆使してトラを攻め立てる。こうなってしまうと、誰がどう見てもナイスは悪の手先である。

 他勢に無勢だし、元々裏企業vs単なる犬っころでは勝負になってなるはずもないのだが、そこにちょろっと介入しちゃうお騒がせキャラは、毎度お馴染みXさん。彼の使う魔法じみた能力によって恐怖粒子兵は無効化され、二次元にとらわれたりなんだり。理屈はさっぱり分からないがそんな「魔法」を目の当たりにして少しは奇跡を信じてみる気になったトラ。シンヤーのピンチに持てる力を振り絞り、お互いの「信頼」を確かめあうことで、動物としてはあり得ないはずの信頼値「1」を獲得。これにより、厳然たるヒーローの資格を得た。

 まぁ、その後のお話は出来過ぎの感もあるのだが……とりあえず地上げ屋連中は撃退に成功(ナイスは恐怖粒子を直で浴びるという最悪の展開)。そこからあれよあれよと噂も広まり、自動的に信頼値が爆上げされて一気にベスト10ヒーローまで上り詰めちゃうトラさん。流石に11位以下のヒーローが雑魚すぎるだろ、とは思うのだが……え、もしかしてこの世界って案外ヒーローの数少ない? ……まぁ、ナイスがダメなことだけは間違いないけど。とにかく、これにて全てのヒーローは出揃った。ここからいったい、どんな物語が紡がれていくのだろう。

 今回はわんこが主人公ということもあってか、これまでにないテイストで画面が構築されていて新鮮な映像。なんとなく日本風に言えば「ちょっと古めかしいアニメ」っぽいし、アメリカンテイストでいえばよりカートゥーンっぽさが強い表現だが、これは「トラ編」だけの映像ということで、もしかしたら「動物から見た世界」の現れなのかもしれない。今回映像が切り替わったのは最後のナイスさんのところだけで、2つのフィルターを通過して、またもあの1話目の映像に戻ってきた。この3〜4種類くらいある映像表現の差分、ちゃんと意味を理解しながらこれまでの話数を振り返りたいなぁ。

 

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 「レトロ」ってワードで傷つくおっさんだっているんですよ……第22話。まぁ、自分が憧れた世界はもう、レトロだよな……。

 というわけでAパートは「レトロとは」というなかなか難しい切り口からスタートし、実際には天空橋による家電メーカー各社の成り立ち物語へ。最初に桜子が目をつけたのはなんと初代iMac。あの特徴的なフォルムとパソコンという機械の常識をひっくり返したコンセプト。すごいよね。これこそがAppleの本気……かどうかは知らんけど、私も当時はすごく憧れたものです。残念ながらまだ自分でPC買えるような歳ではなかったので知り合いのおっちゃんの家にあるのを羨ましく眺めてましたね。その後、なんやかんやあって自分自身で初めて購入したPCがiBookだったはず。知り合いに洗脳されて育った結果、私はパソコンといえばMacの人生なのさ。……そのくせスマホはiPhoneじゃないんだけどな……。

 などというおっさんの懐古は天空橋だけに任せるとして、確かにちょくちょく耳にする「レトロフューチャー」なる言葉。ファッションやらなんやらでも「平成」がフィーチャーされたりすることもあるらしく、この状況が日本の苦境を表しているものなのか、単に定期的に起こる揺り戻しの1部なのかはのちの歴史学者が分析することだろうが、古きを温ねて新しきを知るのは決して悪いことではない。実際、今回天空橋が語ってくれた「国民ソケット」の話なんかは私にとっては「へぇ」なトリビアだった。ファックスの仕組みとか、当時の記録媒体が「カセット」だったこととか、言われてみれば確かに納得。今の若い人にはもはやモデムのガガピーもピンとこないだろうから説得力ないかもしれないけども。我が家がまだアナログ回線だった頃のあの音階、今でもソラで真似できそうなくらいにずっと聴いてたなぁ(電話料金がかかるからネットに繋ぐ時にいちいち起動するのよ)。今期はアニメをみるだけで家電の歴史とか鉱石とかに詳しくなれて良いですよね。

 作中ではそんな「レトロ」をめぐって何故か桜子VS天空橋の戦いになったが、実質的に指揮をとっているのはキレぎみの鮫洲さんだったし、最終的に決着をつけに行ったのは明確にキレてる華月さんだった。華月さん、こないだの一件があってから開き直って天空橋との距離は詰めても気にしなくなってきたな。思い切り尻に敷いた状態でコントロールしてくれると助かります。……でも古い大学の研究室とか、確かにそういう目線だとお宝眠ってそうだなぁ……。

 Bパート、突如ネズミのブッコロ方法をレクチャーする桜子からスタート。ありえないくらい物騒なことを言ってたけど、田舎だとそれも日常茶飯事なのだろうか。ただ、個人的に気になったのは「桜子、なんで地域のお年寄りからこんなに相談を受けるんだろう」っていう部分ですね。前からそういう傾向はあったんだけど、普通に考えると田舎から上京してきた大学生なんて、大学周りの地元民と触れ合う機会はあんまりない気が……サークル活動を続けていくうちに勝手に草の根運動でコネクションができたのかな。以前のゲーム騒動とかの時点で、すでに桜子は割とお年寄りからの愛されキャラになってた気も。

 今回は駄菓子屋のおばあちゃんからの相談で、調べていくうちに「問題はネズミではないかもね」という話に。モスキート音を駆使した猫よけ装置、なるほど確かにお子さんたちにダメージを与える可能性は高そうだ。意外な理由で子供さんたちが遠のいていたことを見破った名探偵桜子のおかげで問題は即解決。実に頼りになる。ついでに「現代のハーメルン」まで施すアフターケアまで含めて、ほんとに天空橋のおかげで桜子も抜け目なくなったもんである。今時のガキども、確かにWifiあったら集まりそうだもんなぁ……。今回は子供たちを追い出したり呼び戻したりする様子をハーメルンに例えていたわけだが、元々ハーメルンの街も「ネズミの被害に悩まされる」ところからスタートしているお話なので、そこまで意識してのたとえ話だとしたら、桜子もいよいよ念が入っていることよ。

 そんなこんなで着実に桜子が成長している中、お隣のムームーも成長しているはず……だが、さて、目標だった地球文化習得は進んでいるのか。お目付け役のシベリアちゃんもだいぶ気にしていたみたいだが、そんなお仕事を全部ひっくり返す突然の通告。どうもムームー星人(仮称)たちは予定の立て方が行き当たりばったりでいかんよな……。こっからクライマックスですかね? 次回予告だと全然緊迫感なかったが?

 
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 くまちゃんである。実際はブログ内で言及する時は「加隈亜衣」とフルネームで触れることのほうが多いのだが、これは表記上ひらがなの「くまちゃん」だと誰のことか分かりにくいため。内心では割と前から「くまちゃん」呼び固定。奇しくも今期は全然関係ないアニメに「クマちゃん」というキャラクターが登場しているので若干ややこしいが、今回ばかりはくまちゃん表記でいかせてもらおう。

 あなたが加隈亜衣に求めるものはなんでしょう。多分、全人類でそれは共通していると思いますね。

 


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 パワープレイがすぎる、第10話。よってたかって大学生カップルがJKをフルボッコにする図、なかなかえぐい。ちなみにこの3人の座組み、現状で盾の勇者御一行と(中の人的に)全く同じなのがちょっと面白い。

 というわけで「マイスチューデント」編は一気に決着へ。そりゃま、いうても姫路ごとき小娘が咲太をどうこう出来るとも思っていなかったが、とっととジョーカーを切って殺しにくるとは思わなんだ。前回までが「俺の彼女は桜島麻衣なんだが?」という圧倒的マウントから余裕の攻撃を繰り出していた咲太だったが、今回まさかの「私がその桜島麻衣なんだが?」ではるけき高みからのマウント展開に移るとは。ズルいといえばズルいのだが、いかんせん桜島麻衣という女は(咲太のためなら)平気でこういうことをする女でもある。そもそもスタート地点からバニースーツで街をうろついてた奴だし、いざという時に何しでかすか分からないポテンシャルこそが、咲太の心を惹きつけて離さない麻衣さんの最大の魅力であろう。

 咲太は「クリスマスのご予定、叶えられないかもしれません」という負い目があったせいでおそらく全ての事情を麻衣に話してしまっていた。具体的には「霧島透子の謎を解かないと危ないかもしれません」→「その霧島透子からクリスマスのお誘いを受けたので行くしかないです」→「その霧島への対抗策として、姫路の能力が有効な可能性が出てきました」→「だからクリスマスには姫路を連れて行くしかなく、これって“夢見る”の予言通りになっちゃいますね」までの一連の流れ。ここまで全部説明されたら、なるほどクリスマスにデートを差し置いて教え子とデートする理由も成立してしまう。だからこそ麻衣さんはOKを出してはいる。

 しかし、桜島麻衣はそこで終わらない。咲太が「これはもう、温泉デートは諦めるしかない」としょんぼりしている時に、麻衣さんは「上述のフローチャート、別に私が隣にいても問題なく成立するな?」という斜め上の判断を下し、デートの冒頭からがっつり同道するという荒技を披露。そりゃぁ姫路さんだって面食らう。そして咲太すら与り知らぬところでグイグイ牽引する麻衣さん。その目的はただ1つ、生意気な小娘に現実を叩き込むことである。終始穏やかに、ただ思っていることを素直に口にしているだけの人気女優は、おそらくそれが一番「効く」ことを知っている。圧倒的な惚気を自分が叩き込むことが、一番小娘の心を折れることを知っている。だから後になって「ちょっと言い過ぎちゃった」と表現しているわけだ。「レベル上げに行こうと思ったらラスボスがいた」状態の姫路さんに勝ち目などないのである。

 さらにさらに、姫路さんが「自分の能力は千里眼です」という重要情報のCOをしてしまったせいで(このCOはクリスマスデートの動機作りのために必須だった)、咲太が「量子もつれか……」という超次元の解釈を経て姫路の目論見を飛び越えて千里眼が双方向通信になってしまうというトラブル。思春期症候群「慣れ」している咲太は当たり前のようにこれをフル活用し、現状の姫路の内面を確認、さらに離れた場所での麻衣さんとの一騎打ちをリアタイ配信で視聴。そして「姫路が能力を失った」瞬間までも認識した。おそらく姫路の症候群は「他人によく見られたい」「あの人の心を知りたい」という自己顕示欲から発生したココロコネクトだったのだろう。ファムファタール気取りで自分ならこの能力をうまく使いこなせると信じていたからこそここまで好き勝手に動いてきたわけだが、「能力などあっても何の意味もない」化け物を前にし、さらに相手が「共有しようぜェ」と迫ってきたことが恐怖につながった。今更桜島麻衣の内面を見たところでそこには攻略情報など何もなく、いかに自分が矮小で相手になっていないかが羅列されているだけだろう。そんな「真実」を見せつけられたらたまったものではない。初めて「他人の内面を見たくない」と強く思ったタイミングで、症候群は「完治」してしまったのだろう。ご愁傷様である。麻衣さんも流石にそこまでは狙ってやってないだろうが、結果的には「力でねじ伏せる」ワンサイドゲームとなってしまったわけだ。

 これにて姫路は陥落。咲太に余計なことをするのは諦めたし、能力を失ったので霧島透子攻略のメンバーからは外れることになった。まぁ、元々相手になる器でもなかったのだろう。しかし、そんな霧島透子にも少しずつにじり寄って行く咲太。岩見沢某というその女の「素性」を見た咲太。とりあえずストレートをぶっ込んでみたところ、鉄面皮に多少のヒビくらいは入ったっぽい。周りに残った症候群がらみっぽい現象は、これで霧島の「認識阻害」と「夢見る」の2つ。麻衣さんとの運命はどう変わっていくんだろうか。まぁ、温泉デートは実現しちゃったから少しは自重してもいいとは思うが……マネージャーもさ、所属タレントの彼氏とのデートにヘロヘロついてきて風呂まで入ってくる関係ってすげぇよな。

 追伸:今回も一瞬だけ(電話口で)出番があった双葉さん。「1分だけ貸して」とお願いしてジャスト1分で通話を切るあたりがあまりにも双葉さんすぎてサイコー(ちなみに計測したら放送時間的には30秒ジャストだった)。


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 和氣ちゃんである。彼女もあんまり呼び方が定まってないが、一発で個人を特定できるという意味ではやっぱ「和氣ちゃん」の記号が一番便利でいいよな。どっちかというとブログ内での言及は少ない方の彼女だが、例によって、その少なさにも理由がありそうだ、という部分で相変わらずの妄言を書き散らしていこう。

 


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 やっぱしっぽだよなぁ……第10話。結局キミの一番魅力的に見えるアングルはしっぽなのですよ。

 毎度そこまで大きく印象が変わるお話ではないのでいちいち感想を書こうと思わないし、今回だって取り立てて何かが違ったわけじゃないんだけど、定期的にしみじみ「いいよね」と言いたくなっちゃう作品だ。今回は諸事情によりその「いいよね」ポイントが満額になったので払い戻す感想を書いている。ゆるゆると流れる時間のどこを取り上げて良さとするかは、案外受け手によって色々変わってくるかも。

 Aパート、新しいお仕事を受けてお悩みの藤さん。企画会議に参加してた「小学校の同級生女性」がさ、なんかいいビジュアルだなぁ、って思ったんよね。名前は北條さんというらしい。ちょいぽっちゃりなんだけど目の描き方に特徴があって、「多分現実で見かけたら結構いい女なんだろうな」って思わせる不思議な魅力がある。今作に出てくる女性キャラはいちいち魅力的で困ってしまうんだけど、ちゃんとみんな違ってみんな素敵なので、いいキャラの作り方してんなぁ、と思うわけですよ。

 そうして刺激を受けた藤さんは、自分の仕事について相変わらず色々と思い悩んでいる。作家業なんかを生業にしてしまったもんで、創作に向き合って悩むことなんて日常茶飯事だろう。今回も「渡れぬ川」を前にしてあーでもないこーでもないと悩みは尽きないが、愛犬(?)の応援も背にうけて、なんとか進んでいく。途中で心無い(?)知り合いの台詞がフラッシュバックしちゃったりするところはやはりなかなか世人にはイメージしづらい仕事だからこその苦労ってやつだろう。まぁ、それにしてもどうかと思う言葉をかけられてたけどな。「好きなことを仕事にできていいよね」はまだ分かるんだけど、「不労所得羨ましい」は流石になぁ。文筆業なんてどんだけ我が身を削って仕事してると思ってるんだか。

 でもまぁ、幸いにして藤さんは現在周りの環境に恵まれており、熱心な仕事関係の付き合いに加え、可愛い愛犬、そして親身になってくれる親友たちもたくさんいる。というわけで、今回わざわざ感想を書きたい衝動に駆られたのはBパート、藤さんの親友Bみたいな立ち位置のいい女、レンさんの登場シーンが多かったため。この人、確か弁護士かなんかやってんだよね。まぁ、そんな肩書きより何より、圧倒的に声がいいという部分だけに注目しちゃうけども。最近は貴重になってしまったピュアリィしゅがボイスが響き渡り、圧倒的にデキる女感を出しつつもぽやぽや感も維持できる最高の音域。観ていて幸せしかないため、今回はゆったりのんびり堪能させていただいた。こういう作品はさ、やっぱりあくせくしながら消化するより、心にゆとりがある時にのんびり眺めてる方が幸せ近くていいのよ。

 

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 これがアカペラ……第8話。なるほどね……確かに青春をぶっ壊すくらいの可能性は秘めているかもしれんわ。

 まだまだ予断を許さない状況。ほら、みんなさ、女子高生が内心をえぐりあって散々な顔するの好きじゃん。僕だって最高に好きなんだけど……このジリジリ感とどこに地雷が埋まってるか分からない感覚はクセになりそうですね。いいぞ、もっとあさっての方向へ突き抜けろウタ。

 とはいえ、一度は空中分解してしまったアカペラ部を一番強い引力で引き戻そうとしているのはどう考えてもウタ。今回部長の口から「ネガティブってなんだろね」という発言が出てきたが、そう、もはやここまで来るとネガティブの皮を被った単なる熱血に成り果てている感がある。それでもウタがウタであり続けられるのは、自分が全く熱血でも青春でもない、ただのネガティブ陰キャだと信じて疑っていないため。負の方向へのプライドだけは崩れないからこそ、ウタの行動には迷いがなくて(迷いがあっても止まらなくて)強い。

 そんなウタの様子を知ってか知らずか、部活のそこかしこから動きが見える。一番わかりやすく前を向いたのはウルル。前回のクマちゃんのファインプレイのおかげでなんとか部活に復帰できたウルルは、それでも相変わらずのムスブを見て辟易。再び一触即発の空気になるも……そこはグッと我慢。自分の弱さを思い知らされたウルルからすれば、「今はまだその時ではない……」ってんで唇噛み締め埋伏の時。ムスブがいなくなってから「なんとしても吠え面かかせちゃる」ってんでエンジンかけてきた。立役者であるクマちゃんとの友情タッグも美しく、リズム隊の2人はもはや「部活に全力で挑むこと」については問題なさそうだ。

 天秤がどちらに傾くものかと去就が注目されたムスブだったが、気まぐれママンの一言もあってか、まだ部活から離れることにはならなかった。次のステージへのモチベがあるかどうかは微妙なところだが、プロが「いい部活だ」って言ってるんだからもう少し様子をみてもいいだろう。まだウルルと同じ空間にいたいとは思わないようだが、彼女なりにこの部活に「価値」を見出してもらうしかないだろう。

 そして今回一番の焦点となったのが、いよいよ引きずり下ろされてきた、部長ことアイリである。超然とした態度で掴みどころがなかったアイリ。しかしその内実を一皮剥けばなんてこたぁない単なる女子高生。いや、もしかしたら6人の中でもトップクラスに芯の弱い、ヘロヘロの女の子がそこにいた。彼女は「今が一番」だと言い放つ。サブタイトルの「放物線」が意味するのはこの彼女の人生観を表したもので、高校2年生になるまでグググと上がってきた彼女のステージが今が頂点(Peak)。あとは落ちるしかないんだったら、ずっとこのままでいたいと宣う。さて、この彼女の言説、どこかで聞いたことがないだろうか。

 「ずっとこのままでいい、無限に高校2年生のステージを続けていたい」……列車が次の駅へ着くことを否定し続けた悲劇の最強キャラ、大場ななの思想である。皮肉なことに、バナナにはそうして「止め続ける」手段と実力があったもんでそれはそれで地獄と化したわけだが、残念ながらアイリにはそんな能力もなければ、願いを叶えるレヴューも存在しない。上を目指したい人間(ムスブ)は放っておいたらどんどん自分のテリトリーから外れていくし、目の前でバタバタしているウタだって、なかなか思い通りには動いてくれない。考えてみれば、「今から後の人生はただ落ちるばかりだ」という彼女の思想はある意味でウタなぞ寄せ付けないほどのネガティブである。ウタはまだ、未来に可能性を見出せるからこそ動いているのだ。ウタのようなヘンテコキャラでも、少なくともアイリよりは前を見ているのだ。おそらくアイリはそんなことは承知の上で、それでも「このままでいたい」と思っている。それが最善だと思っている。「悪を悪とも思わない最悪」という考え方があるが、こいつの場合は「ネガをネガとも思わないネガティブ」なのだ。その思想を打破するためには、もはやレヴューを続けるしかない。次のステージを見せるしかない。「そんなことは起こさせないよ」と思っているアイリの隣、いつも通りに振る舞うレイレイこそが、そんな「変化」を一番身近に感じている人で……ぼちぼち2年生組のキャットファイトが幕を開けそう。

 そうして不安の種が続々と芽吹く中、「とりあえず自分みたいなゴミムシでも少しでもムスブの気持ちを理解しよう」ってんでネガティブキングが動いた先が「姉のコネ」である。なんとまぁ、有名アカペラバンド「パラボラ」のメンバー、キッカ(仙石喜歌)はウタの実の姉。普段カタカナ表記しかしてなかったから気づいてなかったけど、ウタって漢字で書くと「嬉歌」って書くのね。苗字が違うが、「両親が離婚して別々な親に引き取られたから」という斜め上の設定だった。この姉妹、名が体を表しておらず、姉は妹ラブラブチュッチュなポジティブ陽キャ、妹も姉を尊敬して大好きな部分は共通しているが、後に生まれた宿命なのか、姉のような絶大な自信とコミュ力は身に付けられていない。それでもなんとか「姉の未来」を自分と重ねたウタ。なけなしのコミュ力を振り絞ってセミプロのアカペラバンドに決死のインタビュー。

 待ち受けるメンバーはこれまたゴリゴリにキャラが濃い。他のメンバーにはまた触れる機会もあろうから今回は1人だけピックアップしておくと、やはり「最強厨二病リーダー」のミズキのインパクトが強い。「アカペラで世界を変える」(Change the world)を標榜し(?)業界を揺さぶる大言壮語のプロデューサー。しかし彼女の信頼は揺るがない。ウタに何かを感じたミズキは割と赤裸々に自分たちの現状や心情をぶっちゃけてくれた。いわゆる「ガチ勢」のヤバさが必要以上に伝わってくるインタビューだったわけだが、普段から他人に気圧されまくっているウタは今更こんなバケモノに出会ったとてそこまで態度も変わらず。「分かんねぇ世界だな、やっぱ」ってんで満足しちゃった模様。やっぱこいつネガティブのくせして肝っ玉がキングサイズなんだよな……。うっかりウタをスカウトしちゃうミズキを一蹴し、ウタはムスブとのつながりのとっかかりを見出すことができたようだ。

 そして最後はパラボラのライブシーン。……もう何もいうことはないっすわ。そっかー、アカペラってここまでいろんな音の表現が可能なんだ……。ウタさんはまぁ「はえー、やっぱおねーちゃんはすっごいね。ごちそうさま」くらいで終わりそうだが、同じ会場に呼び出されていたレイレイは……。

 そして、次の曲が始まるのでしょう。

 
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 夜を巡る戦い、第10話。なんか、すごく腑に落ちたよ。探偵さん、自分の無力さが悔しいよね……。

 強行策にうって出た餡子。街中で吸血鬼を次々に狙撃し、因縁の校舎でナズナを待ち受ける。そして散々にナズナを煽り散らかして……自分の墓標を刻む腹だったらしい。まぁ、やっぱりそれくらいしかやりようがなかったんだろうな。直接物理で殺すには凄まじい手間がかかってしまう吸血鬼という存在。これまでなんとか「人間だった頃の品物」なんかの力も借りて細々と討滅を続けてきたが、ここにきて吸血鬼たちが「過去は傷になりうる」という事実に気づいてしまった。また、そもそも餡子が最初に出会った吸血鬼であるナズナちゃんは「弱点となる過去」すら持ち合わせていない。当然そのことは餡子も調べがついているはずで、もがけばもがくほどに自分の限界が見えてきてしまう。そこで辿り着いたのが、今回の荒唐無稽な「絶滅」作戦だったのではなかろうか。

 正直、ここまでされても餡子がどこまで本気で成し遂げようとしていたのかは分からない。というか、本気で討滅を図るのであれば、「映像」はなんとかなるだろうから、そこにプラスする「自らの死」は何かで代替できたのではなかろうか。確かにマスコミなんかを使ったところで虚構を疑われたらキリがないが、むしろ高度情報社会に今だからこそ、ぼーっとした吸血鬼たちを出し抜いて世間にその存在を暴く方法くらい、餡子なら思いついた気がするのだ。

 しかし、餡子は最終的に「ナズナに殺されること」に固執した。これが彼女なりのケジメというか、両親の思い出との帳尻を合わせる手段だったのだろう。そして、そんな計略の中には、「ナズナに気づかれてしまうこと」ももしかしたらおり込み済みだったのかもしれない。実際、最終的に餡子を看破したのはコウくんではあったが、それ以前のバトルシーンでナズナちゃんは餡子の違和感に気づいてはいた。事実上コウくんを「人質に」取られてしまったから強行策に出ざるを得なかったが、その状態でなお、「コウくんを救いきれない」くらいに餡子に対する思いは複雑だった。餡子がそれを見たかったのかどうか。その辺りは、来週以降にもう一度探偵さんとしっかり対話して心中を聞き出すしかないだろう。

 あまりに突飛だし、実現不可能だと思われる「夜を殺す」プラン。餡子1人の思いつきとしては荒唐無稽なのは間違いないが、この「よふかしのうた」という作品においては全くもって正当な工程である。そう、どこまでいっても今作の主人公は「夜」であったはずなのだ。吸血鬼でも、背伸びした中学生でもなく、「夜」を描くための物語であったはず。であるならば、憎き夜の「眷属」を殺すのが敵キャラたる餡子の役割ではない。「夜」そのものを殺すプランを練ってもらうべきなのである。コウくんが憧れたあの夜を、そして、餡子の人生を台無しにしたあの夜を。

 餡子の野望は絶たれた。これで残された分かれ道はコウくんに託される。夜か、明るい世界か。まぁ、もはや選択の余地もなさそうだけど。

 
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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