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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「BLACK TORCH」 5

 「なんかジャンプっぽい導入だなー」と思ったらジャンプ漫画だった。厳密にはジャンプスクエアに連載してた作品とのことで。まぁ知らんわな。ちなみに原作はすでに完結しているらしい。全5巻のジャンプコミックが数年越しでアニメ化って、なんか珍しい事例だな。あ、でも「キルアオ」も似た感じだったか。ちゃんと完結してからアニメ化するっていう文化が定着するのはいい傾向かもしれない。

 可愛くない猫が活躍するアニメかと思ったのに、最終的に猫フォームは失われて主人公に吸収されてしまったのでやや評価をさげた。いや、半分冗談だが(半分本気だが)基本的なクオリティは低くない。ジャンプ漫画らしいド派手なアクションシーンはしっかり見応えのあるものになっていたし、それ以外のシーンでも大崩れする部分はなく、ちょいとダークな雰囲気とか、ヤンキーじみた対話が飛び交う荒っぽい(なんかマガジンっぽい)世界観なんかは丁寧に作り込まれている。ただまぁ、制作担当の100studioってスタジオは記憶になかったが、「中禅寺先生物怪講義録」をやったところとのことで、あの作品は途中から露骨に作画がヘタってしょんぼりしてしまったため、過度な期待はせずにちょいと見守る必要はある気がしたので加点は控えた。あと猫が(略)

 今更もののけと忍者のアクションバトル漫画になかなか新鮮さを感じることはできないだろうが、その上で「ジャンプ漫画」だけど「青年誌っぽさ」みたいなものを加えた味が出せれば何かしらのオリジナリティは見出せるかもしれない。「ジャンプスクエアってどんな漫画やってたとこなんだっけ……」と思って確認してみたらご丁寧にWikiに「アニメ化リスト」の形でまとめられており、「この音止まれ!」や「怪物事変」、「カワイスギクライシス」に「ダークギャザリング」といい具合のヒット作が多いことが判明。……あれ、いい雑誌なのでは? 頑張ってくださいな。

 
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○「乙女怪獣キャラメリゼ」 6

 祝! 松井恵理子大先生の犬ヒストリーに新たな1ページがッ!!! ……麦穂あんななら理解できるんだけど、なんでカッターってこんなに犬役が回ってくるんだろう……そんなに犬声なのか……。

 いきなり犬から入ってみたが、今作のメインは当然「怪獣」である。しかも乙女怪獣である。なんのこっちゃと思って観はじめたら、ほんとに乙女で怪獣だったので看板に一切偽りなし。原作は漫画作品とのことだったが残念ながら1ミリも知らない状態からの視聴。開始直後から作画状態の良さに興味を惹かれ、その後もずっとヒロインの黒絵ちゃんが可愛いままで突き進んだのでとにかく画面が楽しい。制作はライデンフィルム。ここ最近はだいぶ作品によって作画の質にムラがあるスタジオのイメージになってしまったが、少なくとも1話目時点では最高品質に近い状態で提供してもらえた。悲壮すぎる設定なのにそれをあまり感じさせないヒロインのハッスル具合からギャグの飛ばし方も爽快で、ここから本格的な少女漫画的な恋愛葛藤絵巻になったとしてもそこそこ楽しめそうな雰囲気である。

 「とんでもなく忌まわしい力」と「少女」という取り合わせについては意外と好まれるモチーフでもあり、怪獣の老舗である円谷プロはダイレクトに「怪獣ガールズ」というレーベルを展開しているし、個人的には何故か「背中から異様な突起物が飛び出す」シーンで「最終兵器彼女」を思い出した。あんな耽美な作品には絶対ならないとは思うが、男の子たるもの、「持ってはいけない力を持つ女の子」にはいっつもドギマギするものなのだ(個人の感想です)。

 しいて懸念点があるとするなら、少女漫画的な土台は割とベーシックなもので、おかげで男の方のキャラがどうにも現実感に乏しい「少女漫画の相手役」に徹していることだろうか。イケメンすぎるイケメンムーブは流石に胡散臭く見えてしまうのだが、まぁ、そこも含めて陰キャの黒絵ちゃんが戸惑う姿を楽しむためのギャグ要素の1つとして受け入れてしまえばいいのかもしれない。せいぜい色んな困り顔を引き出してもらおうではないか。

 もう1つのトピックとして、黒絵ちゃんの中の人の話題も出しておこう。キャストは千賀光莉。そう、プリキュアのあんな役で脚光を浴びた子である。プリキュアって、ちょくちょく無名の新人を抜擢することがあるのだが、そういう子ってプリキュア担当1年目はそこに集中して他の仕事が回ってくるのはもう少し後からのイメージがある。具体的には菱川花菜とか引坂理絵のイメージなんだけど、とにかくそういう子ってプリキュアの同年に主演ってあんまり入らない気がしてた。しかし、今回は実際に明智あんなと同じタイミングで印象的なメインヒロインが出てきた。なんかこぅ、ちょっと早くいい流れに乗った感があるので、今後の活動が楽しみなのである。

 あと犬。頑張れ犬。

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○「これ描いて死ね」 6

 ドラえもんやうしおととらなどの小学館漫画で構成される中、妙に異彩を放つワンピースの存在感。

 「島暮らしのド田舎女子高生が夢に向かって走り始める!」という設定で「花修羅」を思い出したが、あの時とはテンションがずいぶん違う、エネルギッシュな第1話。ストレートな感情の発露が描かれた展開はひねらずまっすぐな分心に刺さるもので、印象はなかなか良い。

 刺激的なタイトルなので書店で見かけたような気もするが原作は未読。なんも知らない状態だったが、作者の名前になんか見覚えがある気がして確認したら、同作者がずいぶん前に描いていた(デビュー作らしい)「ラブロマ」という漫画は持っていたこともあった。かなり昔のことなのですっかり忘れていたが、一時期私はなんかこぅ、どこかメジャーじゃない漫画も読んでみようかと思って書店の棚の隅の方に目をやっていた時代があったのである(今はそのための労力を割くだけの体力がなくなり、年に1、2回の漫画喫茶で代替する形に)。その時になんとなく、1、2巻くらい買って読んだ……気がする。正直あんま覚えてない。あと多分「絵があんま上手くない……」ってんで最終的にあまり印象に残らなかったんだと思う。

 あれからウン年、ウン十年。久しぶりに名前を見るのがアニメ作品になったのは驚きだが、少なくともアニメの映像では「絵が合わない」なんてことは微塵も思わなかった。キャラの口角あたりの書き方にちょっと特徴があるくらいで、コロコロ変わる表情は愉快だし、少なくとも1話目で出てきたキャラの造形は可愛らしいものが多くて愉快な印象。そして上述の通りにまっすぐな物語進行で非常に見やすく、今後の展開に期待できる1話目になっていた。制作はシンエイ動画ということで、よっぽどのことがない限り大外れはしないだろう。ちなみに監督の赤城博昭&シンエイ動画という座組みは「ぼくヤバ」と同じとのこと。

 ついでの話題を出しておくと、「漫画家のことを描いた漫画」って割と両極端な印象がある気がするんですよ。片方の極は当然「まんが道」を筆頭に「実体験もあるし、一番真に迫って描くことができる物語だから迫力や切実さが出る」というプラス評価。「燃えよペン」とかもこっちの枠かな? 「笑顔のたえない職場です」も個人的にはココ。「バクマン」は……あれはあまりにジャンプ漫画的すぎるから例外的かな。

 逆の極として具体例は上げられないが、「作者が安易に漫画家を題材にしてしまって陳腐で独りよがりな内容になる」パターン。大した志や目的もなく、「自分は漫画家なんだから漫画家の漫画なら描けるだろう」みたいな適当な妥協から生まれる漫画家漫画って、ほんとに退屈なものになる。まだ日記漫画にしてもらった方が諦めがつくような、そんな腑抜けた作品も世にはたくさんある。おかげで、私は漫画家を題材にした漫画を見るときはどうしても最初に変な色のメガネをかけてしまう気がしている。

 そんなわけで最序盤はやや警戒しながら見ていたのだが、冒頭に主人公・安海がイメージを膨らませるシーンでいきなりそのイマジナリーの奔放さを画で見せてくれたところがまず面白かった。題材はやや違うが、傑作となったアニメ「映像研」に近い「映像でを見せる」ことがきちんと出来ている画面。成長した安海さんがああいったイマジナリーを繰り広げられるチャンスはあまり無いかもしれないが、今後も同じくらいのクオリティで青春絵巻が繰り広げられるなら期待してもよいだろう。

 そしていつも通りに中の人の話。なんといっても今作は主人公のCV・関根明良である。やっぱ彼女の声には代え難いパワーがあるよね。叫び声の素っ頓狂な響きも勢いがあって楽しいし、熱を込めた感情への迫り方が実に良い。そこだけでも楽しみな要素。そして運命の人である先生のCV・早見沙織との互いを高め合う関係性。だってほら、2人して「空を飛べるプリキュア」ですから……(こんなとこでプリキュア談義持ってくるのもどうかと思うの)。

 そのほか、美術部員役には今をときめく仁見紗綾、そして曲者っぽい貸本屋の女主人に種﨑敦美。包囲網は万全だ。是非とも楽しい作品になってくれることを願っている。

 
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○「ヒロイン? 聖女? いいえ、オールワークスメイドです(誇)!」 5

 いや転生者なんかい。その設定いらんやろ。「聖女クラスの魔力を持ってるよ、なんでだ?」→「転生前に超天才だったから」ってなんの説明にもならんわ。

 というお約束すら超えたところへのツッコミを加えながらだが、意外にもそこまで評価は下がっていない。一点突破で分かりやすすぎる設定だが、愛情を注ぐ部分が明確なのは1つの美点ではある。「メイドさんは働くだけ」もしくは「メイド好きの下剋上」。とにかくメイドがやりたいという狂ったマインドから繰り出されるチート劇はいつも通りのなろうでしかないし、今期すでに何本か並びたってしまった「宝(チート)の持ち腐れ」パターンであるが、「好きなものは好きなんだからしょうがない」の一点張りで強引に突き抜けてしまっているので諦めるしかないのである。

 辟易しながらも評価するポイントは、まずは意外な作画の良さ。オープニング映像は大したクオリティじゃなかったし(曲はごっつ変で笑っちゃったが)、制作がEMTスクアードと表示された時点で期待してなかったのだが、1話目ということもあってか存外崩れない。肝腎要のメイド・メロディとその主人である金髪ロリっ子ルシアナちゃんは可愛くかけているし、現代アニメの必須条件である(?)「目の中身の描き込み」に割とこだわりが見えて、引きでも寄りでも画のクオリティは高かった。この手のギャグでお約束のデフォルメ転換もテンポがよく、全体的に観ていて退屈しない仕上がり。監督は石平信司氏で、この人は噛み合う時は結構噛み合う演出家なのである。

 とはいえ、結局転生もチートもメイドも何もかもが陳腐であることは間違いなく、ここから無双が始まることは次回予告で堂々と宣言されてしまっている。いつでも手のひらターンバックの構えを取りつつ、しばらくは「るみるみロリはかわいいなぁ」とでも思っておけば問題はあるまい。

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○「令和のダラさん」 6

 あの子にドロップキックを叩き込みそうな新ヒロイン誕生。ロイヤルコペンハーゲン!

 我、山神ぞ。とは言わずに新たな邪神ちゃん。わざわざ「令和の」と明記してくれていることからも分かる通り、令和に始まった漫画作品とのこと。言われてみれば書店でタイトルは見たことがあるような気がする。

 制作は旭プロダクション。ぶっちゃけ1話目は可もなく不可もない、当たり障りのないクオリティでスタートしているので、今後話数を重ねるとヘタってくる可能性も低くはない。そう考えるとあまり過度な期待を寄せる作品ではないのかもしれないが、個人的になんかネタ回しが好きなので最初は加点気味で様子を見守りたい。元々この手の「怪異譚」は割と好きで、これがもし「光が死んだ夏」みたいにガチホラーに向かうとちょっと正面から見られなくなる場合もあるのだが、今作はサクッと軽いギャグ作品にしてくれているのでより好みに合致している。最近の作品でいえば「出禁のモグラ」の印象がとても近いので、あんな感じで気安く触れられるヘンテコ邪神ストーリーになれば嬉しい。

 積極的に評価したくなった大きな理由の1つが中の人。メインを務める性別逆転ヘンテコ姉弟は見た目にも設定にも面白いのだが、姉が津田美波、弟が寺澤百花という実に好みのキャスティング。津田ちゃんはショタでも余裕でできるのにそこにショタっけ溢れる女子というのが今後の描写の可能性を残しているし、寺ちゃんボイスの有用性は言わずもがな。色々と予想できないところから飛び道具みたいなネタを披露してくれそうではないか。メインとなるダラさん役に田村睦心という配置もいい塩梅で、やはりショタ仕事が充実しているキャストはキャリアを重ねるとこういう「格好いい女性像」が回ってきがち。同時期に放送されている「黄泉のツガイ」の左様(CV本田貴子)と比較して真正面からの「偉大で格好いい女性像」と比較してみるのも面白いかもしれない。

 今後キャラが増えて世界が広がってからどういうネタ回しをしてくるかでも評価は変わってくるが、あんまり肩肘張らずに気楽に見守れるギャグ枠は1つくらいは確保しておきたいもんである。

 
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○「LV999の村人」 3

 安心安全のなろう設計。逆に落ち着く。

 うそ。心がザワザワする。今作はタイトルから全部察することが出来る点がなかなか優秀だが、そんな平凡な皮を被りながらも予想以上のツッコミポイントを持つなかなかの猛者だ。まず冒頭で「世界にステータスの概念が生まれて」から始まるあたりはすごい。そうか、俺らがいちいち「ステータスウィンドってなんだよ」って文句言ってたから、ちゃんとそのオリジンから説明してくれるのか。助かる。でも、「なんでそうなったのか」は特に説明されていない。

 そしてぶっ飛んだのはその次、「かつて日本と呼ばれた島国が、いつしか今の状態へ」という恐ろしい世界設定。すげぇ、こないだまで「日本三國」で「いや、文明がどう衰退したってそうはならんやろ」とかツッコミを入れてたのに、そんなハードルを余裕で飛び越えて「日本がなんか知らんけど時を経てナーロッパになったよ」というとんでもない世界観。逆にこれが完全に描かれるならかなり興味を引くのだが、そんなこと言っといて描かれるのはいつも通りのナーロッパである。どういうことだ。日本どこ行った(「回らない寿司」にだけ残ってる)(てことは回る寿司屋はあるんやな)。

 「日本に突如魔物が現れました」→「ステータスやレベルの概念が突如生まれました」→「魔王を討伐するナーロッパ世界観に生まれ変わりました」という、一切因果関係が見当たらない脅威の三段跳びを果たした世界は、結局いつも通りのゲーム世界に落ち着くわけだが、ジョブの考え方は相変わらず謎である。ステータスウィンドウはおそらく外的に設定されたものでは無いと思われるので、この世界の住人(日本人だな)は皆生まれながらにステータスウィンドウを出せるように進化したのだろう。そしてほとんどの人間はそこに「村人」と書かれているが、ガチャで勝った人は「僧侶」とか「魔法使い」って書かれてる時もある(「宿屋」などは全部村人換算なので実際の職業とは一致しない)。……この時の「僧侶」って宗教的にどういう存在なん? そしてびっくりなのは「王」もそのクラスの1つであるらしい。どゆこと? 偶然生まれた「王」持ちが国を支配するってこと? 「王」の娘が「賢者」ってことは「王女」「姫」っていうステータスは無いの? それもランダムガチャなの? もう、国家体制とか構築できないね。

 レベルアップっていう概念はあるっぽいけど、どうやったら伸びるんだろう。それこそ重戦士は伸びにくかったりするんですかね? 主人公はこの若さで999らしいですが、単なるチートなんですかね? そんでなんでキリ悪く999なんですかね? 人為的に生み出されたものでないなら、999でカンストする道理はないのでそのうちちゃんと4桁に突入するんでしょうかね。あと魔物は「魔物名 Lv」っていう表記だったけど、なんで人間だけ職業で分かれてるんですかね。みんな「人間 Lv40」とかにならないの? 主人公を見てるとレベルって結局単なるフィジカルの数値ってことでいいの? Lv80のおじいちゃんは若者よりも元気っていう認識だとするなら、年齢ってどういう意味があるの?

 まだまだまだまだいくらでも疑問は尽きないが、一応主人公が「この世界の真実」を匂わせて説教してたことから、まだこの世界には秘密があるということらしいので、ここで文句を言うのも的外れかもしれない。上であげたような疑問が全部解決するすっきりストーリーの可能性はあるからね。でも、少なくとも1話目時点でそんな気配は特になかった。結局、単に異世界でワンパンマンをやるだけの話になるんだろうし、ワンパンマンと違ってこいつはふつーに自分の強さを鼻にかける奴なので爽快感もおかしみもゼロだ。何を見ればいいんだい?

 結論:観なければよくない?

 
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○「追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する」 4

 脳がバグりそうな画面……ありそうでなかった初のマッチング、「なろう」×「GoHands」という禁断の組み合わせだ。以前「なろう」×「ミルパンセ」でこれの初級編みたいな画面に悩まされたことがあったが、やはり老舗の謎作画スタジオはわけが違うぜ。

 GoHands作画には毎度文句を言ったり気になったり色々とややこしいのだが、まぁ、とにかく工数が多くて目に痛いほどの描き込みを繰り返すのがこだわり。うまく作品にハマれば大きな武器になることもあるが、たいていは「余計なこと」になってしまって「見づらいし何を伝えたいのかよくわからん」くらいの結論になる。

 それでは、「何を伝えたいのか」なんてことを一切考えなくていいなろうをアニメ化すればいいのでは? というコロンブスが生卵をダンクするような発想で生み出されたのがこの作品。冒頭から本当に「無駄遣い」としか言えない作画で描かれるいつも通りのなろう風景は情報が多いのか虚無なのか分からず大パニックである。なんか、幼稚園児が描いたお絵描きをド派手で装飾過多な額縁に入れて飾っているような感覚。めんどくせぇのは、額縁もビカビカして目に痛いだけで決して「高級品」だとは思えない点で……味わい方がマジで分からぬ。

 シナリオに関しては、もはや語るのもアホらしい。いや、でも「追放系」と「転生」の組み合わせって意外と珍しいか? そうでもないか? まぁ、シナジーは一切無いのでどうでもいいんだけども。凄まじい描き込みの量で豪奢に飾られたナーロッパの巨大なお城で、いかめしい衣装で着飾った中世風貴族たちが「ステータス」だの「スキル」だのと言っているミスマッチはもはや今の世の中ではミスマッチとすら認識されないのだろうか。この世界の人たちはゲーム世界に生きていることに疑問を持っていないということはこの世界はゲームなのか。まぁ、その辺の基礎についてはなろう常識マニュアルとかを探してなんとか許容していくしかないだろう。追放のくだりがあまりに雑だし、「重騎士」がハズレスキルだと思われてる理由も全く分からないし。主人公がレベル1の段階で超便利スキルを使ってるんだから、過去にこのクラスになった人間がそれなりの数いるなら、偶然そういうルート辿った奴くらいいるだろうに。結局は「周りの知性を下げ続けることで主人公をageる」しかないいつも通りの文法である。

 脳がバグり散らかすこの画面の異常は面白いといえば面白いが、よっぽど精神が追い詰められてないとこれをケラケラ笑って見守ることはできない気がする。よりによって今期の若山詩音ヒロインがここなのかよ……しかもエンディングやたらエロいなちくしょう!

 GoHandsさん、早く「デキる猫」の2期作ってくださいよ。

 
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 過エク(あまりにもエクレール過ぎる、の意)、第23話! これでこの子がエクレールじゃなかった場合、今週のお話の全てに説明がつくんだろうか……まぁ、あまりに洞察力と空気読み力が高すぎる単なるパティシエ見習いの可能性はあるのだが……。

 3人目、下馬評では現在大本命と言われている帆羽くれあがいよいよ登場。冷静に考えるとこれまでのエピソードから彼女を積極的に推す理由はあまり無かった気がするのだが、初登場がトップだったこと、露骨な似姿、そしてCV長谷川育美のパワー(個人の感想です)などもあり、トップ候補になるのもなるほど納得のスタンスではある。そんな本命がどう動くか、注目が集まっていたわけだが……。

 あまりにもるるかとの絡みが濃密すぎる……るるかさん、マジで顔に出てませんでした? いくらなんでも特別な関係すぎやしませんか? わざわざパティスリーに足繁く通って記憶を刺激しようとしてる気がするし、いろんな情報をちらつかせているのも未練たらたらな印象。さらにそんなるるかさんを見てくれあ側からも何かしらの反応はあり、「眠っている記憶を刺激されてる」感がぷんぷん漂っている。まぁ、別にそういうそぶりを見せなかったからと言って前の2人の可能性が消えるわけではないのだが、どうしたって「分かってる側」からのアプローチは有効な手がかりに見えてしまうだろう。

 でもどうなんだろう……今回のお話も、そうしてるるかが匂わせをばら撒いているだけで決定打となるような物証なんかは出てない気もするが、ここまでイメージを偏らせたのは本来の顧客である幼女先輩への配慮なのか、それとも大友たちへの盛大なミスリードなのか。

 今回追加で出てきた重要な手がかりの1つに「百合の香り」があった。現時点での客観的な事実は「①エクレールはかつて事務所に寝泊まりしていた際に庭園で百合を育てていたようだ」「②その百合の独特な香りがエクレールがかつて使っていたという部屋に残っていたことから、彼女はその香りを好んでいたらしい」という2つ。そこに今回、くれあ本人が提唱する「香りは記憶を呼び覚ます」論が追加され、「もしかしたら百合の香りで刺激すればエクレールだった頃の記憶が蘇るかも」という導線が作られたわけだ。

 これまでの2人と「百合」について振り返ってみると、まずトップバッターのエリザは百合との接点がない。ただ、確認したところ彼女が事務所の庭園で探偵たちとわちゃわちゃしている際、まだくだんの百合が咲いておらず、蕾の状態であることはきちんと描写されていた。つまり「来栖エリザはまだ百合の香りを嗅いでいない」。次に家入しるくだが、先週のラストシーンで引っかかった楽屋への差し入れには手紙が入った百合の花束があった。事務所の庭園にあるものと同じ品種かがわからないので香りが狙ったものであるかは定かでないが、「しるくは百合の香りを嗅いでいる可能性がある」。ただ、手紙が回収されていないことからまだノータッチだった可能性は否定しきれない。先週の思わせぶりなカット割りのせいで「るるかが手紙と花束を送った張本人では?」と勘繰っていたのだが、るるかもエクレールを見つけられていないとするなら今回のくれあと同じ発想で方々に百合を送りつけている可能性はあるだろう。ただ、もしそれが事実であるなら、先週の花束の描写はむしろ「しるくはエクレールではない」方の手がかりとして機能するかもしれない。

 とりあえず今週のくれあさんの濃密な描写の末に彼女が単なるぱんぴーだった場合に今後の扱いに困るレベルではあるが……まだ油断は出来ない。果たしてプリキュアに大どんでん返しは存在するのだろうか。そして、来週の金田れいはどの面下げて出てくるんだろうか。流石にこっからまくって筆頭候補に躍り出るのむずくない?

 
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「レプリカだって、恋をする。」 5→6

 綺麗なお話だったなぁ、と。ほんとにすっきり、1クールでできることをやってくれて気持ちの良い作品。まぁ、今確認したら原作小説は全6巻とあるので、アニメは色々と端折りまくってはいるのだろうが……それでもアニメのみを受容した人間からするとあまり不満はないです。

 暴論から書き出してみると、今作はマジで「思春期症候群の1つをがっつり掘り下げて1つのタイトルにしてしまった」お話である。双葉理央が悩んでいたドッペルゲンガーの症状。もちろん発症の経緯や状態、解決策に至るまで何もかもが違っているのでそこだけで比較する意味はあまりないのだが、それでも「何か不可思議な現象と思春期における少年少女たちの自我や恋心を絡め、独自設定から心の揺れ動きを描いていく」という手法自体は同じ設計プロセスである。その上で「青ブタ」シリーズは1人1人に異なる「思春期」を与えることで群像劇として見せる方向性をとり、今作は「現象」の方にスポットを当て、より詳細に描くことで機微を描いたということになる。方向性としては「SF(少し不思議)」路線で、それこそ藤子不二雄の短編とか、星新一が紡ぐ掌編にでも出てきそうなお話である。

 間違っても前代未聞の斬新な設定ではないし、似た発想の作品を探せばラノベに限らずいろんなものが見つかるとは思うが、これを現代の青春小説としてきちんと完成形を見せたことに大きな意義がある。また、「あくまでレプリカの方に焦点を当て、一貫してナオの視点から物語が描かれる」というのは明確に今作の特徴だったのではなかろうか。生まれの謎や「本体」との関係調整、偽物が抱える感情の実存性に至るまで、どこか俯瞰的な視点を取りながらも、あやふやな自己への不安に密接に寄り添いながら描かれる様が、かえって「本体」側の不安定さ、思春期の情動を描くことになるというのは面白い技巧だった。特殊設定ものとしての最低限の理知も保たれており、最後に明かされるネタは軽いどんでん返しの要素を孕んでいるというのもいかにも現代小説らしい気遣い。珍しく「核となるアイディアと完成形が調和した」ラノベになったんじゃなかろうか。

 アニメとしての質も終始安定しており、制作会社のVoilは「えがたえ」に引き続き見事な実績を残したことで私の中の評価は鰻登りである(その前の「アクロトリップ」も決して悪くなかったし)。画面に動きの少ない作品だが、ソフトフォーカスの枠を使った演出など、地味な中にも色々と世界を際立たせる工夫が散見される。振り返ってみると高柳滋仁氏や宮地昌幸氏など、結構贅沢なスタッフが参加してくれてたんだよな。新興のスタジオがどういうつながりで独立・運営されてるかが垣間見える面白い現象だ。

 中の人の話はもういい気もするが……やっぱ諸星すみれちゃんだよね。声の高低も、なんなら調子もほとんど変えずに「愛川素直」と「ナオ」をしっかり演じ分けるお仕事、当たり前のようにこなしてるけどやっぱ熟練の技ですよ。お見事でございました。終わってみると諸星すみれ・名塚佳織・日高里菜と、やたら子役上がりが躍動している作品だったな……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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