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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 能ある猫は爪を隠す、第14話。シピ、それは事実だし「能がなくても隠すけどな」も事実。ただ、実際に能が無い奴はうっかり爪出しっぱなしになったりするからな。もっと能が無いとベロまで出しっぱなしだしな。いや、あれはもしかしたら有能な可能性もあるが……。

 残念ながら本作は猫ではなく狼を探すお話。そして2クール目に突入していよいよ鉄火場。サブタイにあげられた通りにフルメンバー15人が揃った初の会議、そしてユーリ目線では謎の存在である夕里子に肉薄できるかもしれないチャンス……だったのだが、まだまだ状況は混沌としている。ついにアニメとしては初の話数またぎとなった卓は人数に見合った骨のある盤面になりつつある。一応現状だけまとめておこう。

 

・第18卓(14話)15人3狼1狂 ユーリ:占

夕里子釣(共有柱)→オトメ噛→しげみち釣→ジナ噛→コメット釣→GJ→

初日 共有の夕里子が柱提案

2日目 ユーリ・ジョナスが占CO ユーリ→ククルシカ○ ジョナス→セツ○

    ククルシカがユーリにのみ騎士CO

3日目 レムナン・ラキオが霊CO どちらもしげみち○

    ユーリ→コメット● ジョナス→コメット●

4日目 ククルシカがユーリでGJ

    霊結果はコメット確● ユーリ→ラキオ●

 

 さて、初の15人村ということでレギュレーションとしてはここでついに狂人(AC主義者)が追加された。これ、夕里子はユーリに対して「狂人入りやで」ってこっそり教えてたけど、他の連中は狂人入りのレギュだってこと認識してるんでしょうかね? アナウンスはなかったのだが……これ、狂人がいるって認識してるかしてないかで盤面全然違うからややこしいぞ。(とりあえず以下は全員共通認識として話を進める)

 15人だとこれまでのレギュの通り3狼だけだと余縄が多くてどう考えても人狼不利なのでここで狂人が加わるのは自然な流れ。それでも共有あり、連ガOKは変わらないため、普通にプレイしていれば村有利のレギュではあるだろう。しかし残念ながら経験したことがない盤面は苦手なユーリくん。さらに今回は夕里子から無茶振りまでされているため、せっかくループして培った経験値があんまり活かせてない進行になってしまっているのは残念。まぁ、「最終日まで生き残りなさい」というミッションを課せられたのによりによって役職持ちって時点で無理ゲーだしな。今回はたまたまククルシカに白当てたら無条件で騎士から信用されたからよかったものの。

 セオリー通りに考えると色々とやらかしている今回の卓。初手のククルシカ占い理由がパッと出せなかったなんてのは軽い部類で、問題は翌日のコメット占い。まぁ、一応霊結果が割れる可能性もあったので意味がないとは言わないが……普通に考えたらしげみちの霊結果から引っ張れる色なので、わざわざこの日にコメットの色を見る意味は薄かっただろう。ただ、ここで狼側の動きも色々と不気味である。ジョナスがコメットに黒を重ね、ユーリ目線で狼が確定しているラキオが霊COでしげみち白も真結果を出している。普通に考えたらゴリゴリにライン線に持ち込める盤面であり、コメットもしげみちもパンダにするという戦い方はありだった気がするのだが(まぁ、どっちにしろローラーで終わりか)……これでユーリ目線でコメット●は確定したので2狼が炙り出された。

 ただ、そうなると問題になるのは狂人位置。潜伏狂人はもちろん考えられるが、狼であるラキオがコメットをわざわざ確黒にしたことから考えると、役職に狼が2騙り出しているとも考えにくい。となるとジョナスは狂人の可能性が高く、グレーにもう1狼。狼の動きからして初日の占い結果からは真偽がついていなかったと考えるのが自然なので、一旦セツは白でみていいだろうか。さて、残り1狼を探さなきゃいけないのだが……なんでラキオなんか占ってるんだ。今回たまたまラキオが黒結果重ねてくれたからユーリ目線で霊に真偽をつけられるという意味はあったが、そのうち霊結果で見える部分はあるだろうから慌てて占う必要もなかったのに。そもそも1黒確定で釣れてるんだから霊ロラ鉄板だろうに。

 いや、そんなことを考える必要もないのか。現状、真騎士のククルシカが潜伏しつつ連ガ入れてる状態なんだし、ゆっくり占いで位置を絞るだけの盤面。狼側は真騎士見つけるか、騎士対抗を用意した上で信用勝負に勝つかしかないので……やっぱ連ガありは強いね。今後のククルシカの動き次第で勝ち確盤面も作れそうだが……。

 とまぁ、色々考える余地のある状況だが、ユーリ目線ではそんなことより「なんであんな約束したくせに真っ先に柱宣言したんや!?」という夕里子への疑問の方がでかいだろう。あの盤面で共有柱は意味ないんだよなぁ……柱の指定釣りでよかったのに、夕里子がわざわざあんなプレイングに出たことには何か意味があるんだろうか。少なくともループの概念は全部理解している様子の夕里子。さらにククルシカまでもがループを飛び越えてるような発言も出てきて船内大混乱。もはや何も知らんSQちゃんくらいしか癒し枠がいないというとんでもない状況である。人類の早急な目標は、もっとSQちゃんのエロい絵を量産することだ。

 

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 ちょっと空いちゃったけど、第14話。年末年始のスケジュールにちょいハプニングがありましたのでね。地震速報でラスト2分だけ潰れちゃった番組でも再放送してくれるNHKの采配は助かったのだが、これって今後のスケジュールにはどう影響するんだろう。どっかでイレギュラーな放送が入ると見逃しそうで怖いな……。

 てなわけで、年末年始は少しブランクができたが引き続き不穏な空気のままでお話は続いていく。前回の引きで「久しぶりにフシが家に帰ったらみんなが大変なことに!!!」という衝撃の終わり方だったが、実際は「まぁ、みんな現世での生活に四苦八苦してるだけで、別にノッカーの襲撃とかそういうんじゃないんですけどね」というスカしオチ。ただ、フシからしたらまだノッカーの襲撃の方が分かりやすくて対処法も思いついたかもしれません。今回はノッカーやらミズハやらは一切登場せず、これまでフシが「連れて」きたものについて、今一度考え直す機会となっている。まぁ、これまでなぁなぁで済ませてきた方がおかしいくらいにイレギュラーなことしてるわけで、必要に迫られてとはいえ、ようやくフシもこの問題に眼を向けざるを得なくなったということである。

 正直、今回の問題についてはフシの気持ちはよーーーーーーく分かる。私は折に触れて「過度に変化を恐れるタチだ」という話をしており、私のようにダラダラと変わり映えのない人生を送り続けていると、あらゆる物事が「変わっていく」こと自体が恐ろしくなってくる。何も変わってほしくない、ずっとこのままでいてほしいという気持ちが強くなり、変化となればたとえ良い方向へのものであっても恐れるようになってしまう。10年そこらの私の時間感覚ですらそうなってしまうのだから、無限の時を生き続けるフシにとっての「変化」の恐ろしさといったら。

 でも、この事態を招いてしまったのもフシなのだよな。今回は代表選手としてとても物分かりが良く心優しいグーグーが矢面に立ち、問題を掘り下げる役割を担った。別にグーグーはフシを恨んでるわけでもないし、「生きながらえさせて」くれたことに一定の感謝もあるだろう。性根がまっすぐな青年なので、生まれ「直した」この世界で、なんとか精一杯生きていくべく最善も尽くしているはずだ。そうして「ヒトとしての人生」を新しく生きていこうとする姿勢自体が、フシにとっては畏怖の対象になってしまっているというのだから難しいもので。

 確かにフシは全体幸福を考えて行動している。自分が「連れてきた」みんなには何とか幸せになってほしいと、責任も感じている。しかし、どうしたってその時間感覚は刹那的な人間のものとは異なる。連れてこられたグーグーたちも実質的には「不死」になったかもしれないが、それでも元来の人間としての性質は変わらないし、変えたくもないだろう。そこがフシの理解の埒外なのである。今が幸せな状態であるなら、それを動かさずにずっと続けていけばいいと、フシは考えている。なまじそれを可能にするだけの能力を持っているがために、それ以上のことは考えられない。しかしグーグーたちは違う。トナリだって、メサールだって、マーチですら違う。連れてこられたからには精一杯の「生」を謳歌したいという皆の願いが、フシの目指す楽園とはズレてしまっているのだ。

 フシも、今回のグーグーとの対話でその辺りの齟齬が理解できたようだ。いや、分かりたくもないのに、分からされてしまったようだ。妄想の中のマーチは人生を一回りし、何かの「終わり」すら想起させてくる。トナリは冗談半分で「出ていくかも」といってみたが、彼女の性格を考えれば自ずとそうなってしまうことは想像に難くない。全ては変わっていく。フシは「不死」こそ保証できるものの、「不変」までは確実なものにできない。そして、今の世の中を生きていくためには、それは受け入れなければいけないことなのだ。

 ノッカーとの戦い、そして「自分」との対峙。フシには処理できない問題が両面から締め付けてくる。この状況からフシを救い出すことができる人間、果たして存在するんでしょうか。

 

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○「葬送のフリーレン(第2期)」 ー

 何故か今期妙に重なってしまった「話題の大作の続編」シリーズ。ちなみに個人的には「ゴールデンカムイ」「炎炎ノ消防隊」もこのカテゴリに入れてしまってもいいんじゃないかと思っているが、多分世間的に限定すれば「呪術」「【推しの子】」に続けて今作が3本目くらいの認識じゃなかろうか。そして来週最後の1本が来るので、なんの因果かだいぶにぎやかなシーズンになっているのである。

 てなわけで今作。期待度でいえば【推しの子】にも負けず劣らずといったところだが、個人的な入れ込み度合いで言えば優先度はやや下がる。まぁ、作品の性質の関係もあって毎週感想を書くことがなかったから、ってのはあるかもしれませんがね。最終的に1期は見事な結果を出しているわけで、「大作」と認定することに異論はない。

 その上で【推しの子】と違って若干の不安要素を残すのは、何故かあれだけの話題作だったにも関わらず、2期に移って監督のクレジットが変わってしまったこと。1期の話題性も成果も斎藤圭一郎監督の手による部分が大きかったとは思っているので正直そこは残念ではあるのだが、まぁ、色々と理由はあるのだろうから致し方無し。斎藤氏は一応「監督協力」という謎のクレジットで残っており、新たに監督に抜擢された北川朋哉氏という名前に関しても、斎藤さんが信頼して任せた「後任」なのだろう。1期から関わっている人物なのも事実なので、視聴者はそんなスタッフの采配を信じて、任せるしかないのである。

 ありがたいことに、1話目を見る限りではきちんと作品内の統制は取れているように見える。いろんなスタッフが入れ替わってはいるがスタジオはマッドハウスが続投しているわけで、おそらく社内での連携は取れているのだろう。本当に「雰囲気勝負」な作品なので空気感の掴み方が勝負の鍵。是非とも1期の良い流れをそのまま継続していただきたいところである。

 1期の試験編で1つ大きな山を越え、2期はどんな雰囲気で始まるかと思ったら、いつも通りののんびりまったりな空気から遠慮なしにスタート。フリーレン様、放送時間の半分くらいは寝てたんじゃないでしょうかね。その分フェルン・シュタルクのお弟子さんチームが頑張ることになるわけだが、いきなり「魔法を封じる石」なんて海楼石みたいな物質が登場して世界観が大きく揺らぎ、「……この石があればフリーレンもフェルンもやりたい放題やんけ」という薄い本専用設定みたいな概念が迸る。相変わらず女2:男1のパーティーのバランスが遠慮なくエロい方向に突っ走りそうで刺激的な世界である(脳が腐っているだけという話もある)。さぁ、今期はどれだけ薄い本が量産されることになるのかッ!(結論)

 
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○「【推しの子】(第3期)」 ー

 さぁ、「待望の」第3期。今回もノンストップでぶっ放してくれ。

 明確に「恵まれた」アニメ化作品。1期1話でハートを鷲掴みにされ、なんなら握りつぶされたのが早3年前。そこから第2期が1年半前で、やや間が空く形になってしまったがコンテンツが完全に切れてしまうギリギリくらいのタイミングでなんとか3期目に繋がった。原作はすでに完結しているとのことなので、なんとかアニメファンの私みたいな人間のためにも「アニメで」恵まれたゴールまで走りきって欲しいと切に願っている。

 間が空いたとはいえ、恵まれた作品なので制作側の対応も良く、スタジオはもちろん、メインスタッフはガッツリ引き継ぎ。ノウハウが蓄積した状態で作品をコントロールできるというだけでも昨今のアニメ業界ではかなり恵まれている。正直、原作は後半になると云々みたいな話はいやでも漏れ聞こえてくるので不安がゼロというわけではないのだが、私としては「微妙かも」と言われていた2期の2.5次元舞台編も文句なしで傑作レベルのアニメに仕上がっていたことから、もはやスタッフには全幅の信頼を置いている。トータルで傑作になることを望んではいるが、いっそのこと毎回毎回の刹那的な快楽のために多少無茶して突っ走ってもらっても構わない。強烈なインパクトこそ、この作品の持ち味なのだから。

 そういう意味では、3期目のスタートとなるお話も充分に期待に応えてくれるものになっている。2期目でアクアが1つの結論を出してしまったためにバトンは一旦ルビーに渡された。これまでずっとアクアの影に隠れていたお飾り人形のルビーが「先生」の死を知ったことからじわじわとその闇を拡大し、その目に「星」を宿したことから嫌でも「怪物」星野アイを想起させる大きな(望まざる)成長を遂げている。どう考えても悲劇に向かおうとしているこの局面を、双子の兄妹が、そして周りの「天才」たちがどのように対処していくのか、常に緊迫感MAXの物語展開だ。

 そして、そんな汚泥のような世界の中で唯一無二の輝きを放つのが、聖母・MEMちょ。もう、ほんとにいい女過ぎて、彼女の頑張りを見るだけで泣けてくる。俺ぁ以前から言ってるけどさ、この世界がどんな結末を迎えようと構いやしないが、MEMちょが不幸になる未来だけは許せんからね。

 負けないでMEMちょ。若さなんて幻想でしかないのよ!

 
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○「魔都精兵のスレイブ2」 ー

 一気に「十番組」とやらまでキャラが登場した上に敵キャラまで含めて主人公以外全部女性キャラということで、1話目からすでにキャストロールが現代声優物産市みたいになっとる。ある意味で超豪華アニメと言えなくもない。

 いつも通り、第2期ではあるが1期のことを全く覚えてない作品。確認したら1期はちょうど2年前とのことでそこまで昔じゃないのだが……えぇ……2年前ぇ……? せめてコロナより前じゃなかったでしたっけ……もはや時代感覚と記憶が何も当てにならぬ。2年くらい前だったら覚えててもおかしくないんだけどな……。しかも記録を確認したら私の中でも結構好評な作品だったみたいだし。良い子の諸君はこんなに当てにならない大人になっちゃダメだぞ。

 というわけでちょっとずつ思い出しながらではあるが、幸か不幸か、この2年で制作スタッフはガラリと変わってしまった。まずもって制作スタジオがセブンアークスからパッショーネ主体へと変化。2次請けには「片田舎のおっさん」を作っていたハヤブサフィルムもクレジットされ、元々そんなに不安もなかった映像制作面は比較的安定の択。監督も変更になっているが、元々監督がどうこういうタイプの作品でもなかったのであまり気にはしていない。多分キャラデザが変わったことが一番のニュースで、なんとなくおっきな変化があったような気もするのだが、そもそも1期のデザインを覚えてないのであんまり気にはならない。映像面での評価はバトルシーンが本格化してからの話になりそうだ。

 その上で、特に1期の振り返りもなしに始まった2期1話目は「味方チーム全員集合」というスペシャルな展開からスタートしており、オープニングの演出を見る限りでは七番組・六番組中心だった1期から範囲が広がり、どうやら10個のチーム全てが関わってきそうな雰囲気。それだけにさまざまな能力バトルやエロシチュエーションが期待できるということで、シンプルにジャンプ漫画的な世界観の拡大には期待しておこう。キャストの安定感からキャラが増えることは純粋に楽しみだしね(個人的には、こんだけゴリゴリのキャスティングの中にしれっとゆーきちが混ざってたのがちょっと愉快)。

 唯一気になったことといえば……エンディングの花澤歌唱、なんか変な歌だったわ……。

 
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 突発的ファイティン!!!! 僕です! 

 というわけで追加公演ですよ。知らない人のために補足しておくと、アジアツアーの日程、ほんとは上海公演の予定だったんですが、くだんの日中問題が絡んで残念ながら中止の発表。2DAY分の日程が余ってしまって、メンバーの練習も含めてもったいないなー、と思っていたら、なんと昨年末に「じゃぁその分急遽大阪でライブやるわ」の報。よくもまぁ、箱を確保できたもんだな。当然、近場に降ってわいた僥倖、私としても行かない理由はないわけで。日程的に2日連続はちょっときつかったので、2日目となる今日だけ、参戦させていただくことにしたわけさ。

 でもまぁ、今回のツアーはだいたいセトリは共通のものとなっており、曲変え部分も韓国・台湾などのライブで明らかになっているので改めて全てを追いかけるような感想記事を書くようなもんではない。それでもやはり現地参加の熱は冷めやらず、いつも以上に個人的な記録として、ここに記していくこととする。

 

<一応折り返し。セトリは大阪から1曲変更>


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○「勇者のクズ」 5

 あっさりしたタイトルからネイキッドななろう的作品なのだろうと予想したのだが、厳密には「カクヨム」出身ということでちょっと雰囲気が違い、内容についても想定していたものとはだいぶ違った。さらにWikiによれば出自から色々と複雑らしく、現在は「カクヨムの小説が出自だがなんやかんやあってコミック版となってWeb漫画として生存」と言う不思議な状態で生き残っているらしい。なろう的な小説界隈にも色々とあるもんだ。

 まぁ、だからとて既存の作品と何かが明確に違うってこともないのだろうが……いわゆる異世界転生とかではなく、「魔王やら勇者やらが普通にいる現代日本」が舞台のパラレルファンタジー。雰囲気としては「魔王2099」あたりが近いが、あんなにサイバーで刹那的な設定ではなく、ほんとに現代における「マフィア」とか「ギャング」とかそういう類のものが「魔王」に置き換わり、「勇者」はそれらを討伐する荒くれ者くらいの認識だろうか。一応「養成する学校」があるらしいので名誉職ではあるが、現代の警察ともちょっと違って私立探偵みたいなニュアンスもある。ふむ、不思議な味わいである。

 制作はOLM、監督がウシロシンジということでテイストはそこそこギャグ寄り。以前はOLMというても「ふーん」くらいの印象で子供向けアニメの専門スタジオみたいなイメージだったが、ここ最近は平均的にクオリティを上げており、今作もややデフォルメ強めのキャラクターデザインが安定しており、ちょっとコロコロして可愛らしい画面が悪くない印象。ただ、せっかくテイストは悪くないのに1話目時点であんまり動く要素がなく、なんだかダラダラと話が広がってしまったような感覚もあり、1話目は「可もあり、不可もあり」みたいな印象。主人公のくたびれた「クズ」っぽい造形は悪くないので、今後はうざったい女子高生ヒロインの実直キャラがどこまで突き詰められるかの勝負になる気はする。この子がきちんと強めのキャラで立てられれば凸凹バディものとして何かしらの化学反応が期待できる気はするんだけど。

 個人的なもう1つの注目ポイントは、メインヒロインの脇にいた真面目系の女子高生。この子のCVが「宇宙人ムームー」の桜子役で活躍した晴海百乃ですね。うまい具合にレギュラーキャラをつないだぞ。結果を残してほしいところ。

 
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○「シャンピニオンの魔女」 5

 言葉のイメージって不思議なものよね。なんか小洒落たタイトルに見えたのに、「シャンピニオンってフランス語でキノコやぞ」って言われたら「なんやそれ」ってなるもんね。漢字で書いたら茸魔女ですからね。クリーチャータイプは確実にファンガスですからね(実際そういう話じゃなかった?)。

 「魔女」というモチーフも吸血鬼ほどじゃないが息の長いもので、「魔女アニメ」もミャクミャクとアニメ化され続けている。最近の魔女は「ある魔女が死ぬまで」や「サイレントウィッチ」なんかを見ると人々との融和もうまくいってるし(後者は果たしてどうだったろう)、畏敬の対象にもなっているが、今作の魔女は明確な迫害対象であり、異物である。いくらか近いのは「魔法使いの嫁」の魔女の感覚。人との距離の遠さでいえば「魔女の旅々」も近いと言えば近いか(どこぞの長寿エルフくらいの達観があると楽ですけどね)。とにかく、そんなちょっぴり寂しい魔女のおとぎ話が、なんとも素朴なアニメ化。原作は漫画作品らしく、web系なので分類が難しいが一応レーベルは「花とゆめ」の系列になるらしい。最近は少女漫画原作アニメっていうと露骨な恋愛ゴリゴリの作品ばかりが目立っていたので、こういう素朴な味わいはどこかホッとしますね。

 本当に「おとぎ話」なイメージなのでここから目を見張るような超絶アニメなんて絶対出てこない。なんなら進行は地味だし、映像についてもちょっと古臭いくらいのもんで、夕方5時台にEテレで流れてそうな雰囲気すらある。ただ、だからって退屈だとか、画面がダサいとかいうことではなくて、「この雰囲気なら、この絵なのかもな」と思わせてくれる納得感はある。主人公・ルーナの顔はほんとに「少女漫画らしい」造形だし、男の子の造形も「イケメンはイケメン」とはっきり描いてるところは少女漫画的なのだろうが、それって「童話的」でもあるので別に嫌味には感じない。ほんとに見ていてホッとするテイストなのだ。

 まー、ルーナの身の上がたいそう不幸なものだからなかなか「心温まるハートフルストーリー」になりきらない部分はあるかもしれないが、ちょいと「毒気」のある刺激も含みつつ、普段見かけないようなテイストを提供してもらえると嬉しいですね。ただ、牛の造形は若干キモい(声がえみりんで無駄に可愛いのがそこに拍車をかけている気もする)。

 そうそう、今作で個人的に一番おすすめなのはオープニングだ。映像も悪くはないが楽曲そのものの雰囲気がなんなら今期では一番のお気に入りかもしれない。どっかで聞いたことがあるテイストだと思ったら「げのげ」歌ってた人なのか。非常に遊び心あふれる楽曲でクセになりそう。

 
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○「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」 3

 今作で最大の見どころ(聞きどころ)は、オープンエンドの歌唱だろう。オープニングに耳を傾けてたら「これ……どう聞いても彩陽なんだが……あれ? でも最近ソロの仕事とかやってないのでは……」と混乱し、さらにそこから「城田優とのデュエット」という謎のプロジェクト展開。意味わからなすぎて笑ってしまった。彩陽の持ち味である高音をフル活用した楽曲ですので、その部分については本当に素敵だったと思いますよ。

 ただ、それ以降は何も無い。いや、正直言えば映像部分については実はマイナスは無いんだ。制作は今期3本目となるDEEN。監督の浜名さんだって実績ある人だし、何かおっきなプラスがあるとは思っちゃいないが、アニメとして致命的な瑕疵を作ったりはしないだろう。映像だけでいえば、有象無象のなろうアニメの中ではむしろ上位に食い込んでもおかしくないくらいの評価である。

 しかし、それを埋め合わせて余りあるくらいにシナリオがただただ無風。「悪役令嬢もの」の負のイデアのパッケージになっており、展開されるドラマをどれだけ追いかけても、心にさざなみ1つ立ちやしない。まぁ、元々悪役令嬢ものがあんまり好きじゃないってのは間引いて考えなきゃいけないけどさ。

 ただなぁ、気持ち悪いし意味が分からんのよなぁ。先に「意味が分からん」方から処理していくと、悪役令嬢ものには「はめふら」という偉大な先人が打ち立ててしまった「破滅フラグのジレンマ」がある。この手の話が出るたびに何度も持ち出しているから詳細は端折るが、ざっくりいうと「ゲーム世界として定義されてしまったら、もはやそれはドラマとしての意外性を持ち得ない作品世界になってしまう」というジレンマである。はめふらでもその辺は誤魔化しきれてなかったし、「ティアムーン」やらなんやら、正面からぶつかったら大きな矛盾と向き合わなきゃいけない作品群は必死にギャグとして茶化すことでそのあたりから逃げるのである。今作も臆面もなく「ゲーム世界なんですが」という設定を振り翳し、自ら矛盾へとダイブした……かに思えた。

 しかしここで逆転の一手。主人公曰く、「ゲームとしてのシナリオは婚約破棄のあたりで終わる」とのこと。ゲームの廃プレイヤーである彼女が「国外追放」を宣告されてショックを受けていたということは、そんなシナリオはゲーム本編になかったことを表しており、破滅フラグも死刑台も飛び越えて、この物語は「ゲームの外」へと突入した。これにて破滅フラグのジレンマをクリアし、好きな物語が描けるようになった……と思って一瞬光明を見出したが、立て続けに開陳された設定は、「隣国の王太子は、続編のメインキャラなんですよ」という斜め上の導入。ん? どゆこと? つまり我々は、1人の夢女子が好きなゲームの「2作目」に転生して、ただただ攻略キャラからちやほやされるところを見てろってこと? それはもはやアニメでもドラマでもなくて、単なるプレイ実況なのでは?

 こうして「単なる乙女ゲーの追体験物語」になってしまった旨が告げられ、なおかつその乙女ゲーが相当に低クオリティなシナリオしか内蔵してない雰囲気が漂ってきたもんで、「気持ち悪い」のである。そもそもの設定で「悪役令嬢」っつってんのに何一つ悪いことをせずに高潔であろうとする単なる主人公でしかないヒロイン。この時点でタイトル詐欺だし、「主人公と悪役令嬢」という設定の妙味がゼロになり、ご丁寧に「本来の主人公」の方が過度なまでのバカ女であることが明かされてしまってヨイショが下手。「1作目」のメインヒロインと攻略対象が揃ってただのバカだと明かしてしまった時点で、このゲームをプレイする意味はあるんだろうか。もちろん、主人公がちやほやされる理由など特に無いので、なろう特有の「息するだけで褒められる」みたいな環境にめまいがしてくる。あたしゃこの続きに全く食指が動きませんわよ。

 まぁ、強いて言うなら「バカ女のCVがゆみりだった」っていうのがいいフックになっててちょっと笑っちゃったけど……ゆみり、どんなキャラでも華を持たせちゃう罪な役者よ……。

 
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