最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
クソ野郎VSクソ野郎、第15話。やっぱり今作は下衆野郎を描いている時が一番活き活きしている。そしてキャラの大半が下衆野郎なので、つまりはだいたい活き活きしている。 満身創痍だったラグナが気合いを入れてなんとか復活。全然噛み合ってる感はないが、全部自分で片付けようとしていたラグナがなんとかここまで持ち直し、「未来の自分」への歩み寄りを見せたきっかけとなったのは必死についてきたシン・カトラスのおかげといえばおかげ。「新たな仲間の力で主人公がちょっとだけ友情を覚える」……みたいな綺麗な形ではないかもしれないが、とりあえず少しだけ成長できた。ラグナの場合はおっちゃんが言ってたように「成長する」というよりも「元々持ち合わせた潜在力に寄せていく」っていう方向性なんだろうけども。そして、その無茶苦茶なスペックには流石のオルト・ゾラも舌を巻く。これまでどんだけ対策されても余裕を見せていたゾラちゃんだったが、今回ばかりは流石に焦りをあらわにした。そんな彼の状態に盟友・タラちゃんも心配そう。それでも直接口に出して文句を言わないあたりはタラちゃんの優しさなのかもしれないが、その隔たりが壊滅的なダメージにならないといいのだが。 今回、あらためて気づいたことが2点あって、そのうち1点はもしかしたら単なる勘違いかもしれない思いつきなのだが、もしかしてラグナの「過去回帰」の能力ってアルテマティア様由来なんじゃないか? 彼が静止した時間の中でわずかでも動くことができたのは、未来でアルテマティアの血を受けて血族にさせられたことに由来している。であるならば、彼が「時間を戻して過去へ遡ってきた」理由ももしかしたらティアちゃんの能力が原因なんじゃなかろうか。……だとしたらほんとにティア様がかわいそ過ぎるな……全部自分で巻いたタネなんだけど、「未来の自分」じゃどうしようもねぇし。まぁ、ほんとかどうかは知らんけど。とりあえず「なんてタイムリープできるんだよ」っていうなろう系にありがちなツッコミについて、一応今作では答えらしきものが見出せた気がする。 もう1点気づいたことがあるのだが、それはもう1局の戦線に関係する。もちろん、クリムゾンのことだ。銀器姫が倒れて絶体絶命の騎士団。ここで一発逆転の手を打ち出してアルテマティア成龍を返り討ちにしてみせたのが前回のクリムゾンの活躍だったわけだが、そこから「よぉし! 反撃の狼煙だ!」とならずに常に斜め下の戦略をとってくれるのがクリムゾンらしさ。フーさんはいきなりの裏切りにてんてこ舞いだし、村瀬ボイスで性別不詳の相手に蹂躙されっぱなし。クリムゾンはオルト・ゾラのすべての行動原理を読み切った上で最善(最悪)の下衆戦略をとっており、その狙いは彼の完璧な頭脳の中ではすべてうまくいくはずだった。しかしそこで更なるどんでん返し。フーさんと技術班のおっぱいは兄妹(?)だったとかよくわからん設定が飛び出し、さらにフーさん同様に想定外の魔力量を秘めた爆弾だった。意図せずそれに触れてしまったクリムゾンは文字通りぶっ飛ばされてしまって全ての計算が狂う(多分、これによってさらにゾラさんの計算も狂わされるだろうが)。戦局はますます読めなくなった。 気づいたことってのは作品内部の話じゃなくて、「そうか、この作品ってクリムゾンが酷い目にあうのが楽しいのか」ということ。普通の作品って、「正義チームをピンチに陥れる悪役」を打ち砕いた時にスカッとするのがカタルシスになるわけだが、「正義チームをピンチに陥れる悪役」って、1つの物語にそうそう頻繁に出てくるもんじゃない。悪の規模がデカければそれだけにカタルシスも大きくなるわけだが、ラスボス戦ばかりを繰り返すわけにもいかないし、山場ってのはそんなにたくさん出てこないものだ。しかし今作の場合、常に隣に「最低最悪、ほぼ作中最強の能力を持つ極悪畜生野郎」がおり、こいつが期待を裏切らずにクソムーブを常にかましてくれるおかげで、敵だろうが味方だろうが、こいつの思惑をぶっ壊すことでいちいちスカッと体験ができるのである。今回の一件だって、騎士団の戦況を考えれば別になんの解決にもなっていない(むしろクリムゾンが退場したら不利ですらある)のだが、それでもどこかでスカッと感が味わえる。これが、今作の気持ちよさの1つの原動力なのだな、ということになんか納得がいった。もちろん、そのためには何回酷い目にあってもクリムゾンが株を下げないという厳しい条件が必要になるわけだが……ごめん、ちょっと下がってるかも。まぁでも、今のところは気持ちよさの方が勝ってるよな。 でも今回一番面白かったのは、よりによってデブの成竜の特殊能力が「機動力を活かした不意打ち」だったことです。お前はデブであれよ。 PR 相変わらずのコテコテ、第14話。新番チェックがしんどくて1週休んでしまったが、後半クールも頑張っていきましょ。 2クールアニメは中盤13話目に盛り上がりを1回用意するのが常なのでそこからラストに向けて1回中だるみすることもよくあるのだが、今作に限っては心配ご無用。毎度残念なくらいにクライマックスで胸焼けがしそうだ。特に今回は作中では初の大規模戦闘ということで展開にしろ映像にしろ色々と大変だ。そもそもが「圧倒的戦力を誇る竜を前に絶望的な戦いを強いられる人類」を描いた進撃系作品なのだから、その竜が大挙して押し寄せてきているだけでも大変だというのに、その竜たちがなんと、過去に倒したものも含めて上位竜の能力をコピーしたとんでもチームだってんだから……それって普通ならラスボス前とかにやる展開ちゃうんかい。まぁ、流石に成竜の実力は上位竜ほどではなかったようだが……それでも雑魚を含めた集団戦闘の中に時止め系能力者が混ざってるの意味わからなくないか? 前回時点でラグナが(一応は)タラテクトラに敗北。銀器姫も策がちゃっちゃと看破されてあっという間に絶体絶命だったはずなのだが、銀装兵団は意外に層も厚いしタフネスも高い。いや、メガネはもう絶望してたけどね。メガネじゃなくなってたしね。そこだけは完敗モードだったんだけど、もう1枚のジョーカー、クリムゾンが残っていた。アルテマティア様の能力を授かった成竜がなぜかクリムゾンに血種の気配を感じ取ったのって、単にクリムゾンが上位に位置する竜だったからなのか、彼の成り立ちについての伏線なのか。まぁ、後者でしょうけど、その辺は今考えてもしゃーないな。クリムゾン、王都決戦の時はビデオ検証とかでアルテマティアの能力の詳細を分析してたはずなのに、すでに対策兵器を準備してたのはあまりにも周到すぎるよな。まぁ、どういう理屈で対策出来てたかはよく分からないんだけどさ。「太陽光を浴び続ける」って言ってたけど、現実世界と同じ物理法則で成り立っているとしたら、時を止めたら光子も動きを止められてるはずなので「焼かれ続ける」ことはないはずなのだけどね。ただ、それを言い出すとそもそも止まった時の中では何も見えないとか、息もできないとか、空気圧がなくて即死するとか色んな矛盾が生じてしまうのであんまり難しくは考えず「さすがクリムゾン様だァ!」と群衆Aと同じ気持ちで盛り上がっておくのが吉。時止め対策なんで真剣に考えてもどーせ承太郎がワンパン入れれば終わりである。 そうしてクリムゾンが周到さを見せると同時に下衆さもたっぷりと披露。何故か知らんが兵団の中でクリムゾンの被害に遭うのは主にメガネの役目なんだよな……やっぱ一番の常識人を狙うのが手っ取り早いってわかってやってるんだろうな。もう1人のクリムゾン被害者である関西弁学者の兄ちゃん(フーさん)はここにきて一応位持ちだったらしい竜をワンパンで退けるという活躍を見せている。彼もまた底が見えない不思議な人物ではあるが……今後どさくさで味方に殺されないことを祈るばかり。 そうして局所的な戦闘では押しつ押されつのギリギリの展開。しかし物量で勝る竜軍がいよいよ銀器姫に一太刀を浴びせ、司令官を欠いた兵団は万事休したかに見えたが……まだ動けますよラグナさん。どうやらこの大ピンチに未来の記憶がいい具合に刺激されたようである。そういや「ラグナの周りの人間はみんな死ぬ」とかいう初期設定(というか1話目での愚痴)もあったっけなぁ。レオがいなくなった現状、割とどうでもいい設定ではあったのだが、そりゃラグナの精神には影響を与え続けてはいたんだね。「死なないやつ」から離れて戦っているからには、そこで何かしらの安寧を見出す必要はあるなぁ。さて、あとはオルト・ゾラとの読み合いの結末。まだタラちゃんも元気ではあるんだが、ここから人間サイドが巻き返すきっかけはやっぱりラグナなんですかねぇ。
今週はトラウマティア様の登場シーンが少なかったので、カワイイ王No. 1は「ぬけがら状態のスライム先輩」に決定しました。僅差で、僅差でね。ちなみに本編でどれだけシリアスやろうと、途中のCMでいきなりアルテマティア様が血族に勧誘してくるので全部吹き飛んでオールOKになります。 さぁ開戦だ。相変わらずどちらの陣営もめっちゃ感情移入したくなっちゃうのが今作の困ったところで、人間チームはようやくスターリアがギャグモードを抜けて完全にスイッチを入れた様子。まぁ、これまではなんだかんだでラグナと2人で膝詰めて話すタイミングもなかったからねぇ。この度ようやく逢引き(?)が叶い、色々と腹芸はありつつも本音を話すこともできた。ただ、いかんせん相手がラグナなもんで、ちょっと狙った方向とは違った形での結果オーライ。姫のプライドはズタズタに引き裂かれてしまったが、ここで折れず、涙でぐしゃぐしゃになりながらも克己に繋げてくれるからこその銀器姫である。この戦争の命運は、やはり彼女にかかっているのだろう。 そんなスターリアに全てを任せるとまで言われたラグナだったが、いつだってクソ真面目すぎるが故に、この状況でもあまりにブレず、逆に空回りしてる感覚。まー、頭使う部分は全部クリムゾンに任せちゃってるからなぁ。一応、「全力で戦ったらウォルテカムイがきちゃう」「そんで現状でカムイには勝てない」という2点については理解できたようなので、以前の王都での騒ぎみたいな無茶をする心配はないかな。でも、こいつがクリムゾンの思惑を飛び出してとんでもねぇことをやっちゃうのが楽しみみたいな部分もあるけどな……。今回衝撃だったのは、ラグナが正式に「姫は偉大な人だ」と認めることになるのだが、その時に経た理解の経路が「この人、レオに似てるな」からの敬愛。そこで昔の女と重ねるのはどうなのよ……スターリアも不憫だけど、やっぱレオが浮かばれないよぅ……まー、今この兵団にレオが混ざっても大して目立たない一兵卒にしかならないだろうなぁ、とか考えると、思い出してもらえるだけでもありがたいのかもしれないが……。 一方、ラグナがそうして姫様とよろしくやってる間も、やれることは全部やるの精神で胡散臭いことをやりまくっているのがクリムゾン。「あの女」と呼ばれてるってことはがっつり女性ロールを演じてるってことだが、それに加えて「なろうロール」まで演じて周りの人間や視聴者サイドまで煽ってくるろくでなし。多分この世界になろう文化はないだろうが……まぁ、竜の生まれならそりゃチートだもんな……リンスやマヨネーズでマウント取らずに転移魔法陣でドヤれるのはまだマシでしょう。そのせいで研究者1人の尊いモチベーションが犠牲になったようだが……「このクリムゾンの助言により、人間界の魔法研究が一気に100年分動いた」みたいな展開だったらどうしよう。 ともあれ、人間サイドは覚悟を決めてとりあえずのゾラ&タラちゃん軍を迎え撃つ。竜サイドはというと、なんか突然大虐殺を始めたと思ったら、それはあの爺さん竜・ボルギウスの燃料になるという。爺さんは見た目とスタンスだけじゃなくて本当に爺さんだったのだね。竜族も「先代の血主」という存在がいて、種の存続のために過去にはすったもんだがあったらしい。その結果としてアルテマティア様が新たな血主として立ち、爺さんはその結果にたいそう満足し、彼女を守るためなら命も賭すという。この忠義も、家族愛に近そうな感情も色々と尊いね。ほらー、やっぱり竜族の方が応援したくなる要素が多いー。 そんなわけでどちらにしても負けられない戦い。フェイズ1はいきなりタラちゃんが空中から突貫してゲームをキメに行く予定だったが、そこはクリムゾンが読んでいてしっかりディフェンス。武人タイプのタラテクトラはVSラグナにしばらくはかかり切りになりそうだが、せっかく声かけてるのにラグナに無視されてるのは可哀想。残ったゾラさんの包囲陣はラグナ以外の人間チームで対処しなきゃいけないのだろうが……結局、姫様チームの中で使えるコマってどれくらいいるんだろう。あんだけ死ぬ死ぬ言ってた姫様なので、逆にこの戦いは生き残ることを期待したいが……。
今週のシリガルマティア様も可愛かった、第11話。もう、マジでただの可愛い女の子になったなぁ……時操魔法を失ったことで血主としての尊厳も奪われてしまったのではないかと不安視していたのだが、ネビュリムやカムイさん以外の面々もみんな、彼女を全力で支えようとしてくれている。ダイナミック武人スタイルのタラテクトラさんもおっしゃっていたが、一度尊厳を奪われて最後に縋るべきたった1つの生きる意味、みんな手放す気はないのだろう。それだけに理屈抜きでつながっている素敵なチーム。ほんと、早くこの世界は人間が滅びれば良いのに。 っていう視点で見てると色々と倒錯してしまうので、きちんと人間サイドの良さも追っていこう。なお、今回テロップが表示されたことによって今まで「銀気姫」だと思っていたスターリアが正確には「銀器姫」だということが判明した。これまでの表記が誤っていたことを正式に謝罪いたします(訂正はしない)。主人公が「銀気」の戦士で、ヒロインが「銀器」の姫。まぁ、良いカップリングなのかもしれません。いや、この2人がカップルになるとはとても思えないけど……前回時点で「ラグナが兵団の連中を見て『レオより強いかも』って言っちゃうのが寂しい」みたいな話をしたが、ラグナは何を見ても全部「レオと同じくらい強い」「レオくらいの年齢かな」とか全部基準がレオだったので、これはもうそういう愛情だと思ってむしろ喜ぶことにしました。そのうち「レオくらいの柔らかさかな」とか「レオみたいな匂いだ」とか言い出すかもしれません。 銀器姫のキャラを強烈さ、素敵さについてはこれまで散々触れてきたが、その部下どもも全部いいタマ。戦士チームの脳筋ぶりや理屈抜きの姫への信頼も素敵だし、魔術師チームが単なるクソオタクでしかないあたりもかえって愉快。この世界の魔法も「竜が生み出した方法論の後追い」ということで、どこぞの世界のゾルトラークに近いものがあります。ただ、あっちの世界は人間も次々にオリジナルの魔法を生み出して雑多な魔法書を集めて回るマニアのエルフなんかが爆誕してるわけだが、こっちの世界はトレースに手一杯でまだまだ魔法についての技術革新は進んでいない様子。研究者たちに頑張ってもらう他ないのだが、連勤とキツすぎる納期に全員がヘタっているブラック企業。姫というカリスマ社長の力だけで、この状況を乗り越えることができるだろうか。なんか、よりにもよってそのカリスマにヒビが入るような事態になっている気もするが……。 そして今回ピックアップされたのはヘンテコな血筋を持った双子ガンナー。単なる軽い連中かと思ったら存外へヴィーな生い立ちと設定が明かされ、スライム先輩じゃなくても冷や汗モノ。スライム先輩がけつあな確定してしまったわけだが、こんなことを幼い女の子たちに言わせてる時点でこの作品って(略)。スライム先輩の中の人、けつあな広げるキャラ多くないっすか(某脱獄主人公を思い出しながら)。 そうして人類側が和気藹々と(??)戦争&逃走の準備を整える中、竜サイドも確実に結束を確認して作戦をまとめている。いつの間にやら半分に減ってしまったらしい上位竜の皆さん。ぶっちゃけ俺目線だと「そんなにいなくなったの!?」と驚きだが、最初に瞬殺された子安やデブも上位竜なのか。まぁ、下の方から順当に狩られた結果、実力もキャラも強めの連中が残り、そのアットホームな雰囲気にアルテマティア様も一安心。スパダリポジションのカムイを筆頭に、みんなのおかーさん、ファッションオネエのオルトゾラさん、「オデ、ツヨイ」くらいしか言わないような外見してるのにめちゃめちゃクレバーなタラテクトラさん、姫様の全般を支えてくれる爺や役の固定砲台ボルギウスさん、そして僕らの主人公ネビュリムさん。もう、これで麦わらの一味に引けを取らない最強チームである。負けるな血主様! 頑張れトラウマティア! キョドってる様子も全部可愛いぞ!
わたしの幸せな血統、第10話。「わたしの幸せな血統」は小説投稿サイト「征服者になろう」にて連載された小説で、ほんのちょっと時間を操る魔法だけしか持たない貧しい超越者アルテマティア様が周りの人々に愛され、素敵な首切り王子様に巡り合うことによって幸せになる様子を描くシンデレラ(の魔法使い)ストーリー。 今回も全編クライマックスでお送りしております。Bパートが素敵すぎたせいで記憶を塗り替えられてしまったが、Aパートの姫コントも先週に引き続き相変わらず面白い。銀気姫のキャラが一切ブレずにクリムゾンとの関係性が泥沼化しており、そこにド天然のラグナが絡んじゃうせいで「世界一好感度が高いうんこ」という謎の概念が爆誕したり、「史上最強の雑ツンデレ」という新しい属性が開発されたりした。チーム銀気姫の面々もおかしな奴らしかおらず(しれっとラグナが「レオより強い奴がいっぱいいる」って言ってたのがなんか悲しかった)、今回新たに登場したのはテンション高めの姫オタク女。どこの世界にも推し活に熱心な女子というのはいるもので、メンバーの多くが姫推しらしきこの国においても抜きん出た姫愛を貫く剛の者である様子。となると今後はラグナとの関係性が色々と難しくなりそうだが……ラグナがいつになったら姫様のことを気づいてあげられるんでしょうね。 そうして人間サイドに新たな協定が結ばれている間、竜たちはこちらの姫、アルテマティア様改めトラウマティア様を救うべく王都へ駆けつけている。次のラグナたちの対戦相手っぽい置鮎竜(オルト・ゾラ)の他にも、事実上の最強戦力と思しき第二位階の諏訪部竜(ウォルテカムイ)も馳せ参じており、「こいつ、野心があるように見えたからアルテマティア様が弱った様子を見せたら、もしかして下剋上を狙って殺したりしちゃうんじゃ……」と思っていたら、なんとまぁ、まさかのスパダリだったという。よかったー、そうだよねー、アルテマティア様の尊さは人竜共通だもんねー。力を失おうが可愛いは正義だから守ってあげたくなっちゃうもんねー。ウォルテカムイさんは言いました。「力があろうが失おうが、お前はちょっと頭のイカれたただの上田麗奈だ」ってね。「頭のイカれたただの上田麗奈」を守れずに何が男か。 そしてそんなスパダリに素直に気持ちを打ち明けられ、アルテマティア様も血主という仮面を捨ててか弱い女の子の涙を見せる。守りたい、その引き吊り顔。現時点では実力不足を痛感しているネビュリム君だって同じ気持ちを噛み締めているが……多分どこかでウォルテカムイが激闘の末にラグナに退治されても、「恐怖を乗り越えたネビュリム君」が我らがアルテマティア様を守る新たな騎士として立ち上がってくれるに違いない。 早く人類が滅亡して、平和な竜たちの世界が訪れますように。
ヤッター! アルテマティア様に出番あった! 第9話! ……いや、流石に今回のお話でそこを掘り下げるのは筋違いなのは分かってますが……ほら、週に1回くらい情けなく挫けるうえ虐ボイスが聞きたいっていうニーズに応えてくれたのだから喜んでもいいじゃないですか。 てなわけで、今回は王都のお話はほぼゼロでチームクリムゾンVS銀気姫・スターリア様の対決である。そして、今作では初めて、全編ギャグテイストで突っ走った異色のエピソードでもあり、正直、最初から最後までほぼ笑いっぱなしでした。これまでもクリムゾンのエグすぎる様子とか、主にゴーレムさんとの掛け合い、他にもラグナ・スライムコンビとかちょこちょこギャグっぽいくすぐりはあったものの、ここまで徹底してふざけた空気を貫いたのは今作の構造を考えれば異常事態。そして、これがちゃんと面白いのだからやはり良い作品世界が構築できているということ。まぁ、冷静に振り返れば序盤のクリムゾンの仕掛けは命懸け(?)の騙し合いのシーンなのだからギャグでもなんでもないのだが……クリムゾンがどこまでもゲスな立ち振る舞いをしており、それを姫さんがひっくり返す痛快さ、いつものクリ虐に加えて姫様のトンチキなキャラがいい具合に絡まり、「ほんとこの世界の強者にまともなやついねぇな」という絶望感が伝わってくる。強さレベルでそこそこのレオですらおかしな奴だったもんなぁ……。 銀気姫のキャラクター、想像以上にキワモノだしほんとの意味でイカれてんだけど、その上できちんと「強い」「気高い」「可愛い」が維持されている絶妙なライン。個人的に日高里菜ボイスの刺さり具合を評価しすぎてるきらいはあるが、直近の別アニメでちゃんりなボイスのどこぞの鳥が酷い目にあってたし、今週は色々と見たことないキャラが炸裂しててとても良い。ラグナ復活時の姫のきたねぇ声、これまで散々日高ボイスを聞いてきたけど初めて聞いたやつやぞ。ノーブル具合が1ミリも感じられないギャップがたまりませんね。 現状、あくまでも姫様の強さは「人間の枠をはみ出た最強クラス」と認定していいのだと思うが、残念ながら相手にしているのが竜くずれのバケモンと人間くずれの超バケモンの2人。流石の姫様もこれまでに培ってきた人生観を色々とひっくり返されてしまったようだ。有能な教育係のおかげで最終的な軌道修正はできたみたいだが、あのままぶっ壊れ状態の姫で突っ走ってラグナ相手に支離滅裂なことを言い続けるのも見てみたかった気もするな。いや、次にラグナに会った時にどう反応するかは知らんけど。部下の連中も個性は揃いで、可哀想な爺さんやメガネなメガネなど、苦労人も多そうなので是非とも姫様には立ち直っていただきたい。 そのほか、スライムの復帰(私も先週時点でいないことを忘れてました)やネビュリムさんのイケメンな様子など、次につながる情報も追加されつつ、やっぱり最後はアルテマティア様の精神崩壊で締め。……時操魔法を失ってしまったのだろうか。ここから恐怖を乗り越えて精神修行から能力を取り戻し、ラグナを凌駕するとかいう主人公ムーブ見せてくれないかな。現状、やっぱりクリムゾンがアレすぎるのでどうしてもアルテマティア様側を応援したくなってしまう。いや、竜側のやった凶行を忘れちゃダメなんだけどさ。
ヤダー! アルテマティアタイム終わっちゃったー! 第8話。まぁ、最後にまた1つ極上のうえ虐を提供してくれたので満足するかぁ。続けてクリムゾン虐待、略してむら虐を楽しみたいところ。 VSアルテマティアから次のフェイズに移行したわけだが、そのくだりもまたいちいち予想を超えてくるのが今作の凄まじいところ。アルテマティア様が最後に必死に自我を取り戻そうと奮戦しているところに、クリムゾンが外道すぎる方法でとどめを刺しに行く。これができるからこそのクリムゾン、その堂々たる策士っぷりと畜生っぷりは大したものだが、おかげでどう見てもアルテマティア・ネビュリムコンビの方が主人公&ヒロインに見えてしまうという。ネビュリム君、性根は真っ直ぐだし、事前に「秘めた力を持つ大器晩成型じゃ」みたいなフラグまで立ててもらっており、マジでジャンプ漫画の主人公みたいな設定。愛する人を傷つけられた怒りからの覚醒というイベントをクリアし、下馬評ではあの第二位階のチートモンスターすら超えられる器だとか、実際、アクシデント込みとはいえクリムゾンの念入りな想定を易々と上回っているし、今後対峙する敵キャラとしては最も面倒な存在になるだろう。まぁ、この作品がハッピーエンドを迎えるためにはこの少年もぶっ殺さなきゃいけないはずなのだが……そんな展開になるもんでしょうか? 容赦無く一番ムゴい殺し方してほしいですけどね。 クリムゾンの想定が各所で狂ったのは、何もラグナやネビュリムだけのせいではない。ここにきてゴーレムが変なキャラを発揮。やはり配下のモンスターも一筋縄ではいかない厄介者揃いだ。一応ゴーレムのおかげで生きながらえた市民の命もあることを考えれば善行のはずなんだけど……流石にいいやつには見えねぇけどな。頭が悪そうで悪くないゴーレム、頭が良さそうで良くないキメラ。いいコンビである。そしてそれらを率いるクリムゾン様は悠々と転移ゲートを通って逃げるはずだったが、敵味方双方、全部思い通りにはさせてもらえない。なんか、今期アニメは外宇宙に拠点置いてるチームが多いですね。「はめつのおうこく」の月面基地はすでに崩壊してるが、「SHY」でもコロニーが基地として使われ、クリムゾンも月面基地を用意していたという。……多分もう行く方法ないんだろうなぁ。 すったもんだの末に辛くも大ピンチから逃げ出すことには成功したクリムゾンだったが、転移先ではさらなるモンスターとの遭遇。今後は「VS厄介な女」の対戦相手が変わるっぽい。何がすげぇって、今回いろんな新キャラが出てきたんだけどプリキュアとプリキュアとプリキュアが出てきたんですよ。具体的にはイロモン王女(キュアラメール)、その従者(キュアフローラ)、そしてクリムゾンの回想に出てきた謎の女性(キュアレモネード)の3名。これにクリムゾン本人(キュアウィング)とスライム(キュアサマー)、それにレオ(キュアパルフェ)も加えると結構な大所帯(キメラ(キュアエコー)を加えるかどうかは要検討)。 まぁ、そんな楽しみ方はおいおいやっていくとして(?)、面倒くさそうな新キャラの登場により、ますますクリムゾンさんの空回り劇場が楽しめそうである。いじめがいのあるキャラが1人引っ込んだので、新たなおもちゃをぜひ見つけていただきたい。それにしてもクセの強い新キャラやなー。 ヤッター! 史上最強で死の淵から甦ったけど相手にさらに上をいかれて絶望に顔を歪めるタイプの上田麗奈だ!!!!! 第7話! うえ虐! うえ虐! うえ虐! ……流石に今週でアルテマティア戦は一段落でしょうなぁ。本当に素敵な時間をありがとう……。 というわけで常にクライマックスを引っ張り続けるという頭のイカれた構成をひたすら垂れ流す凄まじい作品。最強に最強をぶつける展開ってそんなに選択肢無いし引っ張るもんじゃないやろ、ってのは同時期に放送してる「終末のワルキューレ」なんかを見てても思うことではあるのだが、本作は良くも悪くも最強描写が極まりすぎているため、いちいち変な説得力があるし、最強バトルに見合うだけの作画でひたすらエグい描写を続けてくれるので毎回飽きずに手に汗握る。 だってさ、普通に考えて「カーズ並みの再生能力とザ・ワールドとパイツァダスト持ちのラスボス」って絶対勝てるわけないじゃん。そこをただひたすら「身体能力が高いうえにひたすら竜退治特化のピーキー能力なんで」っていうフィジカル一点張りで突破する剛腕主人公。頭の悪い主人公相手に、いくらなんでも脳細胞が減少してたラスボス・アルテマティア様も防戦一方。何が最高かって、1回切り札を炸裂させて絶望を相手にダイレクトパスしておきながら、そこが底じゃなくて二番底が用意されていたという心配り。そこまで徹底してアルテマティア様の顔を歪め、絶望に慄かせたかったのか。いいぞ、それが正解だ。可愛い子には絶望させよ。慈悲深いクソ君主には涙目フォーユー。それでこそ被虐と嗜虐のアンサンブルである。今週の死ぬことをひたすら嫌がるアルテマティア様ボイスだけで1週間はごはんが食べられる。 とまぁ、今回のメインは間違いなくうえ虐、否、アル虐だったのでそこは大満足だったわけですが、それ以外にも未来ラグナの過去話(なんじゃそりゃ)の続きが明かされ、あんだけとんでもない目に遭ったラグナが過去転移に至るまでかろうじて生きながらえた理由も判明。さらにその「未来の財産」を背負った現在のラグナがアルテマティア目線では一番恐れる伏兵になっていたという理由も分かり、対竜戦闘でのラグナの重要性が再確認できた。ここまで分かった上で駒として使い倒していたというのだから、流石のクリムゾンである。クリムゾンも相手サイドが見える表舞台に出てきてしまったが……顔を見せてないからセーフなのかな? あとは一応性別も曖昧にしてるし……(そこってあんまり重要じゃない気もするが)。ゴーレム・キメラ・スライムの3体も満遍なく活躍してくれたし、今回の騒乱はギリギリラグナ側の惜敗ということで終わったが、竜側に残した爪痕は大きいようだ。 しいて残念な点を挙げるとするなら、未来話での竜たちの掛け合いがなんか楽しかったので、「もう風獄竜さんとのトークは楽しめないんだよね……」ってことが無念なことくらい。仲良さそうだよな、あいつら。
ヤッター! 殺しても殺しても生き返るけどその度に殺され続けるタイプの上田麗奈だ!!!! 第6話! お前情緒どうなってんねん。もう、癖が。ヘキが! というわけで、うえしゃまに殺されるのも素敵ですが、殺し続けるのも乙なもんです。だんだん脳細胞が足りなくなって状況判断できなくなるうえしゃまが観られるのはラグナクリムゾンだけ!(当社調べ) ラグナさん、頑張って殺し尽くして欲しいところですが、この展開だと多分無理だよなぁ……いや、でも流石にわずか6話でラスボス(?)に肉薄してここまで追い詰める展開になるとは思ってなかったけども。 「どうせこの後仕留めきれないだろうし、なんならラグナ超ピンチじゃね?」とは思うので実際にはほとんど爽快感を伴わない展開のはずなのだが、どこかスカッとするのは「アルテマティアを一方的に攻め立てているぞ!」が理由でもないし、「ラグナがきちんとクリムゾンの立てた作戦通りに強敵を追い詰めているぞ!」が理由でもない。多分「いいぞラグナ! クリムゾンなんてド畜生の言いなりにならずにちゃんと主人公できてるぞ!」が一番の要因。結果だけ見れば決して賢くない選択をしてしまったわけで、どちらかといえば「なにやってんだお前!」と戦犯かましてるだけなのだが、それでもなお、クリムゾンサイドが今回やたらと悪辣に描かれていたおかげで、その思惑を味方側から裏切っちゃったラグナの独断専行がちょっとだけ爽快なものに見えてしまうのは致し方ないのである。クリムゾンから見たラグナの扱い、マジでひどいんだもんよ……。 そしてチームクリムゾンがラグナ1人で背負っているものを考えるとやたら軽くて「こいつらなら叩かれてもええやろ」と思えちゃうというのも関係しているだろうか。能登麻美子・東地宏樹というとんでもない陣容のクリムゾン配下。こんだけヘヴィーな声を使っておきながら、2人ともバカだし軽いというギャップがまた強烈である。「二桁の足し算ができなく悔しがる能登麻美子の図」はなかなか無いでしょ。東地さんもこんだけ軽くてカッコ悪い役は久しぶりだろうし。こういう配役で活躍してくれてるのをみるのは楽しい。そして、これだけの面子が寄ってたかって潰そうとしても、おそらく今一歩、上田麗奈には届かないのだ。 もう、気持ち悪いくらいに中の人の話しかしてないけど、ちゃんとドラマとの重ね合わせで楽しんでるから無罪です。スライムも可愛いです。次週は出来れば「ヤッター」から始まらない文章を書きたいと思っていますが、こればかりはどうなるか分からない。前に回ってうえしゃまに聞いてくれ。
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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