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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「バキ」 5

 こっちのナレーションの方が圧倒的に福本漫画っぽい……でも実際に始まるのは麻雀ではないです。

 こちらもある意味で話題の作品と言えるだろう。様々な作品がリバイバルを遂げる中、こちらは一応エピソードとしては「新作」になるのか。前作のアニメの放送はなんと2001年。17年ぶりの新作ってのはなかなかの熟成期間である(間にOVAがあったらしいが)。なんで今更新作が作られたのかはわからないが、「弱虫ペダル」がさすがに原作に迫りすぎたので、何か他の作品でチャンピオン作品を広げる算段をした時に、これが持ち上がったのかも。今は原作やってないタイミングなので、その間を埋める意味もあるのかもしれないけど。とにかく、いろんな都合が重なり合って出来上がった奇跡である。

 導入の魅力では他の部の追随を許さない(と勝手に思っている)死刑囚編。終盤のグダりっぷりも刃牙らしさではあるが、これをシリーズアニメにしたらどんな仕上がりになるのだろう。今から展開が楽しみである。2クールらしいけど……ちゃんと入るよね。まぁ、1期アニメなんてマジで1話30分でコミック1冊ずつ消化してたからな。

 1話目を観る限り、特に気負った感じもなくて無難なアニメ化のように見える。もともとクセがすごい絵なので「動かす」となるとかなり難しい作品なのだが、そのあたりの整合性は一部犠牲にしつつ、潔く1枚絵のインパクトで見せる方向に展開しているのは正しい判断だと思う。1期アニメでは無理なCGが浮ついたものになったりしたが、現在の技術力なら不自然さを排して「手書きのインパクト」とスムーズなアクション展開も両立できるかもしれない。穏当な出来でもそれなりに盛り上がるだけの作品なので、「ペダル」同様に手堅い作品作りができればそれでいいかな。

 そして今作のもう1つの話題は、新たに揃えられたキャスト陣。特に注目なのはやはり死刑囚5人のコッテコテのベテラン勢だろう。もう、1話目からフル回転で楽しみが増すばかりである。想像以上に良かったのは子安ドイルかな。こいつ、こんだけイキっといてあんな戦い方やからな。いやぁ、似合う。

 しかし、なんでエンディングがころあずなんだろう……いや、新曲聴けるのは嬉しいけど……。

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○「中間管理録トネガワ」 5

 実は関西方面ではテレビ放送やってないから(録画しながら)観られないのだが、最近はキー局が無料見逃し方法をネットに流してくれているのでそちらで観ることができた。ただ、何回か言ってるようにネットでアニメ観るのが好きじゃないので、今後も追いかけるかどうかは微妙。1話目はとりあえず話題になっていたので観にいってみたのですよ。

 話題になっているのは内容そのものよりも川平慈英によるナレーション、っていうのがなかなか不可解な作品である。残念ながらネガティブな意見が多く出ているようだが、まぁ、気になるっていう意見は確かに分かる。ずっと立木ボイスで想像しながら原作を読んでいた人間がいきなりアレを聞いたら「なんやこれ!」ってなもんだろう。そこは確かに、無理して曲げる必要のない部分だったのかなぁ、とは思う。

 でも、そこまで悪いもんでもないと思うのだがなぁ……だってギャグだしなぁ……。真面目に読み上げる立木スタイルはすでに「ゴールデンカムイ」あたりでお腹いっぱいなのだし、新しい切り出し方にチャレンジしてみるのは別に構わないと思う。「下手だ」って意見もあるんだけど、そもそも何を見本にして「下手」なのかわからん。こんなもん、そもそも正解があるのか? だったら、とりあえずやれる全力であさっての方向に突っ走って、話題になった方がネタ作品としては正しいんじゃなかろうか。多分、あと2、3週間も聞いてれば慣れると思うよ。もともとこういう「実況」業がメインの人なんだしさ。「気になる」のは事実だけど、「気になる」ということはネガポジ両面があるわけで、僕はこのナレーションで構わないと思ってます(2、3週間後に意見が変わってる可能性もあるが)。

 ナレーションのことを置いとけば、あとはまぁ、原作のネタをそのまま取り上げてやってくれればいいんじゃないかと。そんなにお金かかってない風の映像ではあるが、武富士みたいな小ネタ挟みつつ、ゆるい感じとクドい感じの合わせ技をうまいこと笑いに昇華させてもらえれば。中の人の森川社長、ものすげぇ頑張ってるんだけど、聞いてたらだんだん玄田さんみたいに思えてきたな。今後、この方向性で新しい境地を開拓することになるのかどうか……。あと、「芹ざわ…優」ってなんだ。ちくしょう、笑っちまったじゃねぇかよ。これ、録音したやつが毎週流れるってことなんでしょうか。このためだけにアフレコ現場行ったのかよ。もしくは、なんかスタッフロールにナンバリングされていたので、下手したら毎週違う「ざわ」が集められるって可能性もあるんだよな。あと誰がいるだろう……相ざわ…舞とか井ざわ…詩織に出番があるといいな。

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○「ヤマノススメ サードシーズン」 5

 もこたんの歌は元気が出るね! わぁい、サードシーズン。また15分。これくらいでちょうどいい!

 ショートアニメの記事は立てないんだけど、これはまぁ、いいんじゃないでしょうか。ちょうど少し前にAT-XではOVAの「おもいでプレゼント」の放送もやってくれており、自然な流れでの3期に復帰することができた。放送形態が5分枠と15分枠、そして30分枠(0VA)というなんとも不思議な構成で進化してきた本作だが、やっぱり15分くらいが程よいのでしょうね。

 特に大きく変わった部分はない。むしろそこそこ間は空いたのにスタッフがほぼ続投してくれているのはとてもありがたい。作画演出も手馴れたもので、ちょっと油断すると「こいつら女子高生なんだよな」ってことを忘れてしまいがちな可愛らしいあおひなコンビも、しっかりと活動的な可愛らしさを維持している。いや、もしかしたら2期までよりも可愛くなったかもしれませんね。1話目はいきなりのナイトハイクということで画面の雰囲気もこれまでとちょっと違っており、ヘッドライトの光の使い方なんかが印象的。直近では「ゆるキャン」という近いジャンルでのヒット作があったが、こちらも負けず劣らず、よい「萌えホビー」アニメである。でも、山をなめたらいかんよ。その辺りが「ゆる」くない今作の特徴でもあるからね。

 強いて残念な点を挙げるなら、2期で最大の(?)見どころとなっていたオープニング演出が今期は何だか普通になってしまったことくらいだが、まぁ、曲は変わらず良いものだし、エンディングの方が演出も凝っていて面白い。これまで通りに、様々な点からちょっとした楽しさを見出せる作品になることだろう。

 もこたんの歌は元気が出るね!

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○「ISLAND」 5

 なんか潔すぎるタイトルだな。青マナめっちゃ出そう。ちょうど同じタイミングで「ヤマノススメ」があるので赤マナの確保にも成功。1期前には「ピアノの森」で緑マナも出せる。あとは沼と平地を待つだけだが……「平地」っていうアニメが世の中に存在するだろうか(なんちゃらプレインズだったらもしかしたら)。

 さておき、なんとも判断しにくい1話目。原作はゲームらしいが、とにかく「それっぽい断片」が大量に出てきて何も分からないというスタートなので「様子を見る」という選択しかないのである。主人公が記憶喪失、なおかつ本人の言を信じるなら(そして展開からしてほぼ間違いなく)未来からのタイムトラベラーであるという。もう、何が起こってもおかしくない世界設定なので、あとはこの脚本をいかにアニメとして料理するかである。

 正直いうと、スタッフの名前の並びだけを見れば割と期待できる陣容である。一番の肝になるシリーズ構成は荒川稔久が担当。監督は「萌え」を描かせたら失敗なしの川口敬一郎、なんと助監督として池端隆史までクレジットされている。制作のfeel.もここ最近は萌え系のアニメを中心に安定した作画体制を維持しており、1話目を見る限りでもキャラの見せ方、描き方は一定の品質を維持してくれそうである。外側を包むリソース部分に不安はないので、あとは本当に脚本部分での勝負ということになるんじゃなかろうか。個人的にこの手のノベルゲーの映像化はあまり相性が良くないのだが……なんとかうまい落としどころを期待したい。

 キャストは、なんだか最近本当に大忙し、出演すれば必ず歌うよ、田村ゆかり大先生がトップにクレジットされている。前クールはプリキュアになったりジジイになったりデブになったり世界を滅ぼしたりと大活躍だったが、今期もまだまだその勢いは止まりそうもない。そして二番目にクレジットされているのが阿澄佳奈である。こちらもいつも通りに力のある仕事ぶり。この2人の共演ってあんまりパッと浮かばないんだけど、個性の強い2つの声をぶつけ合って、一体どんな結末を迎えるものか。とりあえず、島2つでカウンターマナ立ててエンドです。

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○「はねバド!」 6

 まだ最終回の処理も終わっていないというのに、新番組はどんどんやってくる……マジで業界は一週間くらい休憩する週を作ればいいと思うの。

 そんなわけで今期一発目の新番組はこちらのスポ根である。奇しくも「ウマ娘」の後番組で登場した今作が同様のスポ根な空気を纏っているのは何かの縁だろうか。しかし、不思議な華やかさを持っていた「明るい熱血」ウマ娘に対し、こちらのスポ根はしょっぱなからドロドロとしたマグマのような熱気を滾らせる不穏なスポ根。少なくとも萌え萌えウィニングライブには縁がなさそう。

 1話目の幕開け、アバンパートから一気に引き込まれる素晴らしい動画。バドミントンの動きってスポーツの中でも独特で、特に手首の返しなんてテニスとも野球ともどれとも違うもの。手癖だけでこれを描いたら、下手したら「それっぽい別物」になってしまう恐れもあるのだが、今作は「バドミントンの動き」を何とかアニメに落とし込もうというところを徹底的に描き込んでいる。目の覚めるようなシャトルの動き、躍動感あふれる筋肉のしなり(そして存分にエロい乳)。1話目とはいえ、これだけの動画が出てくるなら大したもんだ……と思ったら制作はライデンフィルム? マジか。これが前シーズンに「LOST SONG」作ってたところと同じスタジオとは思えないが……まぁ、「キリングバイツ」と同じとこです、って言われればちょっと納得するかな。これだけの動画演出が今後の試合シーンでずっと維持されるなら、それだけでもかなりハイクオリティな作品といえそうだ。奇しくも、シリーズ構成を担当している岸本氏はあの「ハイキュー!」シリーズも務めていた人。動画とシリーズ構成になんの因果関係もないが、なんだか不思議な縁を感じる部分である。

 1話目は導入なので人間関係をなぞるところから始まるが、特に言葉を費やさずとも嫌という程伝わってくる重たい青春のドロドロぐちゃぐちゃ。「たかがスポーツ」という身もふたもない台詞も聞こえてくるわけだが、いっぺん落としておいてからが青春の幕開けでもある。「才能はあるけどプレイしたくない天才」と、「天才に打ち負かされて競技にしがみついた努力家」という、1つのパターンといえばそうかもしれないが、無条件でハラハラさせられるマッチアップだ。メインの巨乳ちゃんのイノシシっぷりも悪くないが、それを脇で支えるメガネの献身も個人的には大好物の要素。女同士の友情パワーを高め合いながら、存分にスポ根していただきたい。

 中の人はほとんどが若手で構成され、初めて見る名前も結構いる。そんな中で気になるのは、メインの巨乳(なぎさっていう名前だ、ちゃんと覚えよう)を担当している島袋美由利という名前。初めて見る名前だがそれを感じさせない落ち着いた仕事ぶり。経歴を確認したら、どうやらほぼ実績なしの状態から、今期一気にメインキャストとして第一線に躍り出た様子。そして注目すべきは、この子の所属が大沢事務所だという部分だ。とんでもない新人を、いきなり第一線にぶち込んでスターダムへと引っ張り上げる展開は、能登・花澤・茅野・種田などなどの爆弾声優を生み出した大沢の定番ムーブである。この子、もしかして天下を狙う人材なのでは……(夢想)。

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○「実験品家族」 4

 さぁ、ようやく今期最後の新番組にたどり着いたぞ! って思ってたのに、予想に反してショート枠だったわ……。まぁ、一応放送枠としては30分とってるからセーフってことで。半分は中の人バラエティで埋めてますけどね。今期執筆した新番チェックは過去最多となる48本。これに長短含めて継続視聴の作品17本を加えるとなんとトータルで65本……え? 何その数字? おかしくない? ちょっと待って、何が起こったの。これ、普通の人間が耐えられる数なわけないじゃん。絶対何本かは切っていく必要があるやつじゃん。誰か、私に決断力をください……。

 というわけで最後の一本だが、まぁ、ぶっちゃけ切る決断力を求められる側の作品である。なんとも不思議な独特の雰囲気は、今作が完全に中国で製作されたものだから。過去にも中国が制作に関わる作品はいくつかあったが、「霊剣山」なんかはスタジオは日本だし、スタッフも多くは日本人。しかし今回はスタジオもスタッフも何もかも向こうの人間が作っており、それを日本向けにアレンジした状態での放送が始まっている。こうした作品を見るとアニメ制作の国際的な広がりが見られるし、かつては「三文字作画」などと揶揄されたような海外の製造技術も、日進月歩で今や日本に追いつけ追い越せの状態になっていることもうかがい知れるのである。

 しかしまぁ、個人的にはまだまだ「追いつけ追い越せ」はリップサービスの域を出ないとも思っている。全体的な雰囲気作りはクオリティが上がっているものの、未だディティールの部分では日本のスタジオと同質のものを作るには至っていない。それは純粋に絵のテイストが違うことが原因でもあるので「好みの問題」と切り捨てることもできるかもしれないが、おそらくそれだけでは済まされないものだろうと思う。アニメーションを見せる際の動画の引っ張り方、そしてその画を最大効率で見せるためのコンテワーク。そうした根源的な部分では、やはり日本のアニメは一日の長がある。本作は決して悪いものではないのかもしれないが、やはりどこか画面が単調になってしまうし、せっかく動かしているのに動きの魅力に乏しいというか、なんとか出来事を伝えようとしている段階で苦労しているように見える。15分程度の尺だがそれでも退屈してしまう程度のものであり、お話の方もなんだかあまり引き込まれないのだ。結局、この兄弟たちはどういう過程から、この1話目のような状態に落ち着いたのだろう。周りを取り囲む設定がよくわからないので、なんだか全ての場面で地に足がついていないのである。フォークの存在すら知らない奴が何で一軒家で5人暮らしを平然としているのかとか、散々テーブルの上のものを食い漁った犬のにいちゃんがその後にみんなと一緒のタイミングで食べ物を口にして「おいしい」というのはおかしくないかとか。何だか、全体的に制作理念は雑である。まぁ、これこそが大陸由来のおおらかな心で作られたデザインなのかもしれないが。

 ただ、質は決して高くないとは思うが、別にこれが面白くならないとも言わない。設定は「狂乱家族日記」みたいなもんで割とハチャメチャであるし、もしキャラの見せ方が勢いに乗れば、「城下町のダンデライオン」みたいな萌え作品になっていく可能性もあるのだ。今後の動向には注目していきたい(だから、切れない)。

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○「レイトン ミステリー探偵社〜カトリーのナゾトキファイル〜」 5

 何で早朝6時から謎解かなあかんねん。いや、解いてなかったけども。今期は「妖怪ウォッチ」「イナズマイレブン」に加えてこれの放送まで始まり、何だかやたらとレベルファイブなシーズンになっている。やっぱり強いなぁ。

 レイトンシリーズってのは触れたことが無いので、「キャラものだったら追いかける意味もないやろなぁ」と思っていたら、一切教授が登場しないというのでまず驚いた。確かによく見たらタイトルにも「レイトン教授」って一言も書かれてないな。娘さんが主人公のシリーズということだが、知らん間にそんな展開になっていたのかよ。クレジット見たら連載誌が「ちゃお」って書かれてたし、一体どんな層に向けて作られたどんな作品になるのだろう。

 新規シリーズということで知らない人間からしてもハードルは低め。さらに「レイトン」シリーズでは(個人的に勝手に)ハードルの1つに設定していた芸能人のキャスト起用もアニメ版ではほぼなくなっており(そりゃ予算の関係で無理に決まってるだろうが)、せいぜいゲストキャラに使われる程度にとどまっている。特に障害もなく、サクッと「何となくミステリっぽいような子供向けのお話」が展開されているので、「人が死なない名探偵コナン」くらいの気持ちで見られれば良いのではなかろうか。1話目の謎は……まぁ、これくらいの導入の方が「真面目にミステリやる気はないですよ」っていうのが分かっていっそ安心するよね。

 こうしてみるとやっぱりレベルファイブが作り出す分かりやすいキャラクタ造形というのは大きな武器なんだな、ということがわかる。コロコロしたデザインはどんだけ殺伐とした話をしていてもあまり圧迫感が無く、これくらいなら多少ギスギスした話が展開しても見にくくなることはないだろう。まぁ、日曜日の早朝に観たいかと言われたら微妙なところだが、なんと無くでも小利口なお話を観ていれば目がさえるのかもしれないしね。今期は図らずもニチアサがとんでもない量になってしまっているのだが……これ、本当のターゲット層であるお子さんたちは絶対消化しきれないよね。もしこれを見た子が「CCさくら」→「プリキュア」→「鬼太郎」→「プリチャン」なんて連続して見ようものなら絶対お母さんからストップ入るだろ。

 

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○「されど罪人は竜と踊る」 4

 これぞラノベ! っていう感じで久しぶりにグッとくる作品。そうそう、こういう感じが僕の思うラノベ感だなぁ。良くも悪くも。

 BS-TBSでの視聴なので、日程の関係で一気に2話視聴からのスタート。ある程度まとめて見せてもらって助かってはいるのだが……それでもよく分からんところは分からんまんまだ。「竜と踊る」ところはなんとなく分かったけど「罪人」はわからん。「されど」もわからん。専門用語は特に説明なしに放置なんだよな。小説なら字面で何度も確認できるから何となく理解が及ぶ要素も、アニメ音声の場合は耳で聞き流すだけなのでなかなか語彙として定着しにくい。その辺りの差を諦めて原作のままで脚本を組むか、多少いじって改変してでも分かりやすさを優先するかは制作側の意向で変わってくる部分であり、どちらが良いとも悪いとも言えない問題ではあるが、今作は……まぁ、これでいいのかな。多少わけのわからない状態になったとしても、「なんか小難しいことになってる」と思わせた方がハッタリが効くし、世界観にはマッチしてるのだろうと思う。

 ただ、「分かりにくい世界を作る」というならそれを徹底しろよ、とは思うんだよな。中途半端に専門用語と一般語が混ざりあっているせいで、「そこは日本語かよ」みたいなツッコミが入ってしまうとせっかくのこけ脅しも効果が薄れる。例えばこれだけファンタジー世界なのに通貨が「円」だったり、魔法が歴然と存在しているはずなのに科学の進歩が現実とほとんど一緒だったり、「今までこの世界はどうやって進化してきたんだ?」っていう部分に疑問は多い。アルコールの分解とかの科学知識は完全に現実と同じなのに、そこに単に追加要素として魔法が乗るのって、実はすげぇ無茶苦茶しないとダメなはずなんだけどね。

 やはりこの手のラノベで非の打ち所の無い設定を作るのは難しい。あとはある程度映像面で説得力を増してしまえば何とかなるところだが……今作は1話目の戦闘シーンこそそれなりに頑張っていたが、2話目時点ですでにキャラデザが緩み始めており、「大丈夫かセブンアークス」といういつも通りの心配が先に立つ。本当に「よくあるタイプの」映像にならざるを得ないので、これで崩れちゃうとどうしても他作品と比べられることが多くなるだろうし、こけ脅しも効かなくなるので全体的な吸引力にも難が出る。残念ながらこの1、2話を見て「お、続きが気になるアツいアニメだね」と思うことは出来なかった。

 あとは……ぴかしゃのエロいエルフっ子にエロいことさせるくらいしか見どころが……。ちょっとネジが外れて常識がない細谷ボイスのサブ主人公の方も割とキャラは立っているので、あいつが無茶苦茶やり始めたらもしかしたら面白い要素も出てくるかも。

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○「メガロボクス」 6

 ヒロPとヨシPがガチで殴り合うという実写版「天才軍師」。まぁ、ガチでやったら安元のガタイに細谷がぶっ飛ばされそうだけども。

 リメイクリメイク&リメイクの流れにさらにもう一品追加。なんとこちらは「あしたのジョー連載開始50周年記念」だそうな。鬼太郎も50周年、永井豪も50周年。一体どんな年だったんだよ1968年。まぁ、こういうのって強引に数え方をいじって都合のいい解釈にすることが多いけどな。

 しかし、完全にリメイクしている「キャプテン翼」なんかと違い、こちらの作品は「あしたのジョーを原案としている」というすげぇふわっとしたニュアンスの作品。舞台は謎のサイバー世界になり、ボクシングするときに背中に電動アームを背負ってパンチ力をあげるという謎の世界観である。腕力だけあげてそのほかの部分が全部生身だったら確実に人が死にまくると思うのだが、一体どういう経緯でこんな世界になったんだろう。殺し合いが見たいっていう殺伐としすぎるニーズなのかな。でも、その割にアングラ以外でも普通に試合組まれてるんだよな。なんかもう、「適当に昔っぽくないボクシングアニメにしてみよう」みたいなよくわからないデザイン性から作られた世界な気がするぞ。

 ただ、そんな無茶苦茶な世界観ではあるものの、やろうとしているコンセプトは首尾一貫している気がする。「あしたのジョー」という題材を現代によみがえらせるにあたり、原作の持っている埃っぽいような、どうにも泥臭い昭和のテイスト残しつつ、それでも今のアニメで見せるための追加要素を盛り込める、そんな二律背反の願望が不思議と形になっている。どうせ今のご時世に全力で原作再現したところでそこまでニーズがあるとは思えないのだし、こうして思い切ってリビルドし、「現代アニメ」の一本として見せていく方向性は正解な気がする。残すべきは「ジョー」の魂。そのためには多少の無茶だってやったもん勝ちだ。

 ストーリーラインは本当にわかりやすいものだし、今更そこに新しいものを求める必要もない。現代の「ジョー」が一体何を見せてくれるのか、あとは映像面の作り込みの勝負。どうやら監督は映像部門から頭角を表した人物らしいので、1話2話で見せてくれたこの世界のイメージはしっかり守ってくれそうである。昭和も遠くなりにけり。多分、今となっちゃぁ完全なファンタジー世界と大して変わらんくらいの非現実に成り果てたのかもしれませんな。

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