最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ISUCA」 4 ゴールなのです。これで今期新番組もようやく最後です。今期終了分で感想書いたアニメが27本、そして新番チェックが27本。なんという綺麗な新陳代謝の流れであろうか。……代謝してないよ! 視聴時間変わってないよ!! 今期アニメ視聴本数は大小引っくるめて48本。……大丈夫、うち4本はショートアニメだから……(京都オリジナルアニメ、「ドアマイガーD」までカウントしてる)。録画ミスで結局「山賊の娘ローニャ」の追跡は諦めたんだけど、その分「妖怪ウォッチ」見るようになってしまったマン。 閑話休題、そんな今期最後の新番組であるが、全くもって「新」という文字がふさわしくない作品となった。だって……なぁ。何を見ても新鮮味は無いな……いや、取り立ててどこが悪いってこともないのだが……どこを見るべきポイントとして定めればいいのか……。意外なのは、これも1期前の「トリニティセブン」のようにラノベではなく漫画原作であるということ。メジャー誌しか押さえていないのでこの辺の作品はとんと疎いのであるが、ヤングエース連載とのことで、まぁ分からない。どこからアニメ化の声がかかったのかと思えば、1話を見れば中身はいわゆるエロ漫画である。制作アームスというアニメ化形態を見ればその流れは非常に分かりやすい。監督は「テガミバチ」のときの人ということであんまり印象はないのだが、現時点ではプラスもマイナスも特になし。今期は特にこの「どこを見たらいいんだろう」系作品が多く、いい加減食傷気味なのでその分マイナス点、といったところだろうか。流石にこんだけ作品数が増えてきたら、肌色成分が多いだけでは売れなくなっているだろうに、それでもめげずにアニメ化を続ける業界人の情熱は大変なもんである。いや、とにかくソフトを回し続けないとお金が行き渡らないんだ、ってのは「SHIROBAKO」見てて実感したけども。一度回りはじめてしまった業界の歯車は、もう止まることは無いのだなぁ。 とまぁ、この世の無常を嘆いてはみたものの、この作品に何か悪い部分があるってんじゃないんだ。キャラデザは特に引かれないもので、なんだか古めかしい印象すらあるのだが、挿絵が売りのラノベ原作でないってことは、原作漫画のタッチを大事にした結果のものなのだろう。お話の方だって「どっかで見た」のオンパレードながら、大きな「知らんがな」があるというのでもないし、今作だけを忌避すべき理由も無い。まぁ、流石に1話目は説明台詞が過ぎた気もするのだが……「最高の快楽と引き替えに!」のところなんかは、いっそ潔くてちょっと笑ったわ。もう、ここまで来たら今期こうしてズラリと揃ってしまったことは神の試練なのだと割り切って、その全てを受け入れようではないか。あ、でも「新妹魔王」は3話まで進んでノリが分かってきたので苦痛は減ってきたよ。一番辛いのはぶっちぎりで「精霊使いの禁呪詠唱」ね。 中の人は、「なんで毎回こんな役やねん」でお馴染みの木戸衣吹。木戸ちゃんはさぁ、もっと大事に育てるべき段階の若手だと思うんだけど、こうしてイメージ先行で若手中心の作品の仕切りを任されちゃうのは可哀想よね。まー、経験が積めるだけでもありがたい話ではあるんだけどねー。ちなみに主人公役の河本啓佑とのセットは「東京ESP」と全く同じやね。リンカは意外と悪くないキャラだったと思うんだけど、今作は……どうなりますかね……。 PR ○「デス・パレード」 7 毎度お馴染み読売いじめの2週間遅れであるが、待ってて良かった。今期はオリジナルアニメの実入りが多くて良いなぁ。これも割と好みにストライクしちゃったアニメです。 アニメミライからのシリーズ化という異色の作品。アニメミライはこれまで3年間、12作品が制作されてきたわけだが、その中から、まさかこれがシリーズになるとは。どう考えても1話ぽっきりの読み切り作品だと思っていたのでとても意外。まぁ、いざやろうと思えばいくらでもやりようはあるだろうが、ゴーサインが出たということは、元々人気があったのか、はたまた出資者側に強いプッシュがあったのか。 はっきり言えば陳腐な設定である。「地獄の門番」として死者に道行きを示すもののお話など、信心深くはないが迷信深い日本人の心には根深く住み着いた物語であり、古今様々な形で「審判」を題材とした説話が存在している。皮肉めいたゲームの設定についても、「ゲームもの」は既に一大ジャンルとして広がっており、福本作品やらなんやら、命やそれ以上に大切なものを賭けて争う話もお馴染みのもの。不思議空間に連れ来られた人間を相手取るホスト役の物語も、私の世代だったらジャンプの「アウターゾーン」あたりがぴったりくる。どこをとっても、特に新鮮というわけでもない題材である。 しかし、そんな「見たことある」題材が、一際ハードルの高い「閉鎖空間での会話劇」としてアニメ化された。そして、驚くべきことにこれが面白いのである。まず、真っ先に必要なのが、静謐としながらも確実な悪辣さを備えた雰囲気作り。死を与えるものなのだから決して不謹慎になってはいけないはずなのに、絢爛としたバーを舞台に遊興に耽るという時点で実に露悪的。バーテンの静かなキャラクターはテンプレートを出るものではないが、そこで描かれる人間模様に対して徹底的にノータッチである時点で、この作品の主役が「被害者」(?)側であるのは一目瞭然。浮世離れした世界の中で、どこまでも卑近で、矮小な物語が展開されていくギャップがビビッと来る。ステージの理不尽、ゲームの理不尽、結果の理不尽。どれもが複雑に絡み合い、曰く言い難い作品全体の空気を成している。 そして、そんな「物語性」についても、単純にオチをつけて終わらせるのではないあたりが憎らしい。結局、第1話ではどちらが「正義」であるかが判然としないように作られており、最後までもやもやを残して視聴者を放り投げる。明確な答えを得ようとしても、そこにはっきりとした提示はされていないだろう。もちろん、演出部分だけを見れば「女が正しかった」ことは一目瞭然であり、最後の「嘘」についてもしっかりとその動機が描かれているのだから謎は残されていないはずなのだが、「男の行き先が転生、女が虚無」というのがまたまた土壇場でひっくり返す要因になっている。まぁ、考えてみりゃ「裁定者」側からしたら「どっちが合格」「どっちが幸せ」なんてことも言われていないわけで、純粋に「ゲームに勝ち上がったものだけが、俗世の苦しみから逃れる虚無を訪れる」という設定になっているだけなのかもしれないしね。 こうしてシナリオラインだけでも刺激の多い作品であるが、もちろん、アニメミライで抜擢されたことからも分かる通り、アニメーションにもかなり力が入っていて見応えがある。少しでもサボってしまえば動きの少ない画になりがちなシチュエーションであるのに、きっちりゲームで、作劇で動きを見せており、1つ1つのカットに手抜かりはない。素晴らしいキャストの仕事にも助けられ、これだけシンプルな話であるにも関わらず、中だるみせずに一気に見せきってしまうのは見事なものだ。監督は当然新鋭の人物で、なんとシリーズ構成から1話脚本までを手がけているという。立川譲氏という名前だ。是非覚えておきたい。毎回このクオリティでシリーズとしても芯が通るのなら、アニメミライをやって良かったと文化庁が胸を張って自慢できる看板作品にもなれるのではなかろうか。「もったいぶったシナリオなんて気に喰わん」って人は、オープニング映像だけでもいいから見てほしい。それだけでもこの監督の片鱗は見えるはずだ。いやはや、意外なところから意外な楽しみが出てきたものである。(なお、初期配点がやたら高いことにつきましては、私のNTR特性が影響を与えている可能性があることをお断りしておきます) ○「暗殺教室」 5 なんだかちょっと不思議なアニメ枠。制作がフジテレビで、放送曜日も木曜日のノイタミナとの並びなのに、何故かノイタミナにカウントはされていない。まぁ、多分プロジェクトとしては別方向だよ、っていうことなんだろうけど。フジ系列でノイタミナ以外に普通のアニメを深夜放送するのってものすごく久しぶりな気がする。調べてみると2008年の「二十面相の娘」が最後らしい。あったなぁ、そんなアニメ。 わざわざ珍しい枠を作ってまで放送されたアニメは、現在ジャンプで大人気の原作ということで、なるべく熱が高まっているタイミングで放送にこぎ着けたかった作品なのだろう。確かに、どうせ1シリーズで完結しないと分かっているアニメなら、原作人気も低下せずに盛り上がっているこのくらいの時期にやってしまうのはなかなかの英断かもしれない。下手にオリジナルとかやって尺の調整する必要も無いし、あくまで原作通りにやってくれれば、適当なところで終わってしまっても問題無いわけだし。そして制作担当はいわゆる「岸ラルケ」組。私の持論でいうところの「原作有り作品なら強い」チームである。まぁ、「ダンガンロンパ」はいささか残念な結果ではあったが、今回は尺を気にしなくて良いから多分大丈夫。 個人的には、原作も嫌いじゃない。この作者の漫画は他にあまり見ない独特のギャグセンスをしており、大好きってわけでもないんだけど、なんかサラッと流しながらやってくれるので、変に鼻につかないとでもいうのか。面白くなければ気にせずに放っておいて、自分のツボにはまるところだけ笑えればいいや、みたいなところが好きなのだろうか。この「暗殺教室」も旧作の「ネウロ」と同じように「超人的な能力を持つ怪物に人間が振り回される話」なのだが、殺せんせーの思い切った設定はギャグに活かしやすくて良いし、こんだけ無茶な設定にしちゃってるのに、お話の方は案外無理なく進んでいるのは素直にすごいと思う。開始直後は「1年という短い期限を区切る」とか「強すぎる主人公が初っぱなから最強設定」とか、ジャンプ漫画あるまじきことをやってて成立すんのかと心配だったのだが、なんだかんだできちんとストーリーも面白くなってるしね。「教師もの」「バトルもの」の釣り合いが取れてるのがすげぇな、と思う。こういうのってやっぱり持って生まれたセンスなのかなぁ。 そんな原作なので、おそらくアニメも問題無く進行することだろう。1話目もそれなりに原作通り(だと思う、コミックは持ってないから覚えてないけど)。とりあえず顔見せで殺せんせーのインパクトを植え付けること、渚のちょっと不可解なキャラクター性を見せること、そしてヘンテコながらもちゃんと「学校ものだよ」ということを示すために3−Eの賑やかさを示すことなんかが当面の目的。漫画だとクラスメイトは少しずつ出てきたわけだが、アニメはそのあたりのキャラも固まった後に作っているので、一気に全部出ししてちょいちょいいじれるのは良い。既にクラス全員分のキャストが発表されているなど、「1クラス全部をアニメで作ろう」という体制も取れているみたいだし。このまま、安定して原作の良さは出していけるんじゃないですかね。 そんなわけで、実に賑やかそうなアフレコ現場になっていると思われる今作。殺せんせー役は、元々VOMICやらOVAやらで二転三転していたが、最終的に福山潤で落ち着いた。まぁ、じゅんじゅんは器用な役者なので、この程度の「変な役」もおちゃのこさいさいですわね。小野坂版、関版もそれぞれ面白かったけど、これはこれで悪くない。同様に烏丸役も「鳥海」→「諏訪部」ときて最終的に杉田に落ち着いたようだ。この辺の変遷を見ていると、現代声優業界の役割分業が見えてきて面白いな(ビッチ先生の「荒鷲」→「堀江」→「御前」の流れもなんか笑える)。その他、3−Eの面子はベテランから新人までをずらりと揃え、なんだか「ネギま」のアニメ発表の時を思い出すわね。意外だったのは渚役に渕上舞が抜擢されたこと。そもそもショタ役のイメージすらなかったのだが、まぁ、そりゃ出来るね。この後アニメが続いていけば「可愛い渚ちゃん」の登場チャンスもあるかな? その他、寺坂役にジャイアン、木村昴というストレートな配役もちょっと笑ってしまう。そして、声質のせいかオープニング歌唱でもモブシーンでもなんか目立つ気がするのがあやっぺである。茅野姓なのにCVあやっぺとか、風評被害やで。あやっぺは何をやってもアホっぽくていいなぁ!(風評被害) ○「アルドノア・ゼロ(2期目)」 5 艦長の心無い一言が一番面白かった気がする。あんなん、マジな空気の中で言われたら女の子に一生もんのトラウマだわ。へこむわ。 1クール置いての2期目。当然のように問題無いスタートである。元々画面のクオリティには何一つ文句のない作品だったが、わざわざ充電期間までおいた1話目が揺らぐはずもなく。きっちり「復活の第1話」を綺麗に飾ってくれました。細部にわたり描き込みにこだわっているのは相変わらずだし、見ていて退屈しない画面作りは流石の一言。1期目よりも2期目の方を盛り上げてくれるだろうから、今後とも期待して見ていきたい。 ただまぁ、1期目で熱が冷めてしまった部分も相変わらずで、シナリオ部分は「なんだかなぁ」なことが多いな。全員復活の流れは必要なものだし、そんなこたぁ分かってたから別に構わないのだが(そういう意味でアセイラム姫のひでぇ扱いは逆に意外だったのだが)、それ以外の部分で端的にこの世界の在り方を描こうとするエピソードがいちいちピンとこないんだよなぁ。元々「火星人がめっちゃ強い、地球ヤバい」っていうお話で、確かにそれは現状も続いているようなのだけど、それなら何で宙域戦闘が発生してたんだろう。地球人も宇宙に乗り込むくらいの技術力はあるのかね? いや、まず制圧されたアメリカ大陸をなんとかしろよ。敵の占領地を小脇に抱えて戦争しててもしょうがねぇだろうに。まぁ、宙域戦闘での弾道計算なんかは火星人の方も慣れてないみたいだし(そりゃま、今まで経験してないだろうからな)、いっそ本拠地狙っちゃえ、っていう考えはなくもないが……勝てると思わないよね、普通。 そして、アセイラム姫翻心の真相。まぁ、当然のごとく替え玉なわけで、かつてはミーア・キャンベルが頑張ってやってたことなのだが、ミーアは「ラクスのそっくりさん」だったから意味があるけど、全身ホログラムだったら誰がやっても一緒じゃねぇかよ。無理矢理血縁者立たすなよ。いや、アルドノア絡みの「王族の血」のこともあるから実際にあの替え玉姫が必要なのは分かるけど、わざわざ変装させて「国民に嘘をつく」メリットってあるか? ちゃんと正当な血があるなら、新しい君主として擁立しちゃえばいいと思うんだけど。それだと火星人も一枚岩じゃないから納得出来ないのか? 姫様の偽物をしたててあること無いこと言わせるなんてスレインが一番怒りそうなやり口なのに、一番満足げなのもあいつなんだよな。姫様が生きてりゃそれでいいのかな。更に偽姫様の偽演説の違和感から嘘を見破ったというイナホ。いや、でも地球のことが心底嫌いになったんなら、地球での会話なんてガン無視して当然だと思うんだけど。「俺と会話した姫様じゃない」って、そりゃ2年近くも経ったらそんな些細なこと覚えてないやろ。お前の片眼がサイボーグ化されてる間に姫様だって合理主義になったのかもしれんぞ。まー、信じる分には勝手なので、「イナホ直感がそう告げているし、たまたま当たってた」っていうだけなんだろうけど。どうしても「賢い」要素のアピールが下手な作品である。結局、あの冷凍魔神に勝てた理由はなんなんでしょうね。炸裂弾の熱って、そんなすげぇのか? そもそも分子運動そのものを停止させる能力なら、爆風の温度と機体の温度は一切関係無いと思うのだが……よく分からない世界です。 まぁ、シナリオがこのままかき回されるのは覚悟の上である。その上で、「コードギアス」みたいな楽しみ方が出来ればそれでよい。ポイントになるのは、「ノリと勢い」だから。あとユキ姉ぇが頑張ってくれればそれでいいや。ちなみに、偽姫様のキャスティングが夏川椎菜っていうのはちょっと笑った。Trysailは全部王家の血筋か。 ○「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ エジプト編」 6 変な歌だったな(第一印象)。まぁ、特に語ることもありません、安心の2期目です(3期目?)。 充電期間を置いて、あとはDIOまで駆け抜けるだけ。何が楽しみって、ここから先のキャラの濃さよね。っつうかアレッシーとマライアの2人が楽しみなのだよ。もう、アレッシー役にキャスティングされた声優は一生自慢できるぞ、「俺、アレッシーなんだよ」って。偉いねェ。ちなみに期待の一発目、ンドゥールはイトケンでございました。相変わらずかっちりしたキャスティングだよなぁ。まぁ、イトケンっていうと最近は某デブの声しか聞いてなかったので、シュッとした声聞くの久しぶりな気もするんだけど。そして、新キャラといえばなんといってもイギーである。福圓先生に決まったことはだいぶ前に知らされていたわけだが……うなりすぎだろ! おっかない声出し過ぎだろ! アフレコ現場の様子を想像するとすげぇシュールだ。運昇さんとか腹抱えて笑ってそうだ。馬鹿犬役でも余裕でハマってしまう福圓先生流石です。はやく見せ場のペットショップ戦が来るといいね。 その他、全体的な設定は当然前半戦と同じなので、オープニング・エンディング以外で大きく変わったイメージは無いのだが、相変わらずのファンサービスの多さはありがたい。今回ぶったまげたのは、まさかの写真エピソード補完である。前々からずっと「イギーがいて、花京院が怪我してないタイミングってほんの一瞬しかないのに、あんな穏やかな顔の記念写真が残ってるはずないやん」って設定矛盾の話題で盛り上がれたものだが、なんと、こんな形で回収してしまうとは。確かにすげぇ自然だ。あり得ない話ではない。いや、ポルナレフとイギーのポジショニングが不自然な気もするけども。いちいちこんなところ補完してくれるなんて、これから一体何が起こるやらな(ちゃんと「9人の男女」の映像で1人がアヌビス神をもってるのも芸が細かいのである)。 アニメとは全然関係無いところで、改めてエピソードを見て思った素朴な疑問その1。なんでンドゥールはアスワンツェツェバエのことを知っていたんだろう。多分DIOから聞いたんだろうけど、DIOもそんな詳細まではしらねぇよな。しってんのかな。ジョースターの血のつながりって便利だな。疑問その2、「DIOの館に出入りした人間がいる」ってことは知ってるのに、なんで最後の最後でDIOの館が見つからずに探し回ることになったんだろうな。最初から地図とかもらっておけば良かったのに。そしたらカイロの乞食が死ぬこともなかったのに。疑問その3、なんで14時にヘリ操縦士のアラームが鳴ったんだろうな。おやつでも食べるつもりだったのかな……。 あ、あとCMの徐倫とエルメェスが楽しそうで何よりでした。シャァン。 ○「聖剣使いの禁呪詠唱」 3 ギバ〜〜〜ップ! もう私のアニメ視聴ライフはゼロよ! 流石にこれは……。今期は色んな意味で充実したラインナップになった、伝説となるアニメクールなのかもしれません。 さぁ、ラノベだ。もう既に世間でも話題になっているようだが、今期のラノベ作品ラッシュは相当なもの。現時点で似たような作品を視聴順に並べていくと、「アブソリュート・デュオ」「新妹魔王の契約者」「銃皇無尽のファフニール」、そしてこれが並ぶ。更に、実は角川枠がもう一本最後に控えており、そっち次第では「それっぽいラノベアニメ」が5本集まる群雄割拠の時代になっているのだ。いや、スマン、「群」と「割拠」は合ってるけど「雄」じゃないな! 正確な言葉を知っている人募集中。 「アブソリュート・デュオ」は現時点で唯一2話目まで放送されているのだが、まー、決して面白くはないがそこまでひどいボロは出していない。落としどころは模索中。「新妹魔王」は1話序盤での作画のひどさでげんなりしたが、後半持ち直してたし、オープニング映像は出来が良かったので、ひょっとしたら一発逆転があるかもしれない。「ファフニール」は既にどんなアニメだったかもよく覚えてない。すまん。そしてこれ、話の方は「おっ、アブソリュート・デュオの3話目かな?」って思うような中身。前世が云々の話を置いとくと、「勝手に武器精製出来る能力者だらけの入学式」から始まるお話だし。アバンではバハムート(仮)との対決シーンが描かれていたが、「半年前」のシーンの時点で、こいつらが何故学園に集められたのかは詳しく説明されてないので、世界設定は保留の状態だ。まー、1話目は能力の顔見せだけにしておいて、その外延部分は2話目以降、っていうのは正しい判断なのだろう。なんでもかんでも1話目でやっちゃおうとすると設定をまくし立てるだけになって欠片も面白くなくなるからね。 ただ、「何が起こってるかは分かった」のは良いのだが、これ以上無いくらいの「でっていう」である。タイトルにも現れている通りに、全ての要素が「多分8年くらい前にこういうアニメあったよね」レベルのお話。そして極めつけは最後までどれが正しいのか分からなかった圧倒的なキャラ作画だ。「新妹魔王」の時も驚いたものだが、なんと、軽々とその上を超えてくる猛者が現れたのである。全ての顔が壊滅的、おかげでシーンによって同一キャラとは思えないレベルでの差が発生しており、当然どれも可愛くない。というか、人間を超越しちゃってるので、キモい。怖い。これ、本当に萌えアニメになるんでしょうか??? 確かに話も面白かぁないのだが、流石にこれをやられたのだったら原作者も怒っていいような気がする。製作は「今期放送分は全部で4本あるよ!」でお馴染みディオメディアさん。そして案の定、作監のクレジットには大量のアルファベットが並んでいるわけで……。「つ、次からは大丈夫だよ」→次回予告も死んでたんですが、それは。「ぼ、冒頭の戦闘シーンはエフェクトバリバリで恰好良かったろ!」→直接www日本語www手書きwwwwww手ぇめっちゃ速いwwww。 駄目だと思います。このアニメで良かったところその1、「このキャスティングだと、オープニングかエンディングはプチミレだろうなぁ」→正解。このアニメで良かったところその2、「ワンフレーズ聞いただけでアリプロやないけ」→正解。オープニングだけチェックしておこうと思いますが、ここから視聴が継続出来るかどうかは、来週の体力次第です。 ○「戦国無双」 3 ……これは……あかんのじゃないかなぁ。まったくもって食指が動かないぞ。 原作ゲームはそれなりに接している。直接プレイしたソフトは「2」の一本だけなのだけど、三国無双はずっとやってたから、そこからの接続で「Orochi」は2本プレイしてたし。だから大体どういう配役でどういう設定になっているかは知ってる世界なんだ。その程度の接し方でも思うのだが、ゲームの楽しさは欠片もアニメに繁栄されないよね。普通に考えて「単なる歴史再現アニメ」って面白くないだろうし、無双シリーズからアクション取り除いたら自然にそうなっちゃうよね。歴史再現っつってもシナリオは割と適当だし、「再現もしないけどはっちゃけもしない」アニメって、どうやってみたらいいのさ。こうして振り返ると、やっぱり「BASARA」シリーズって上手い落としどころだったんだろうなぁ。 最大の難点は、なんといってもビジュアル面だ。そりゃまぁ、ゲームのあのグラフィックのディティールを再現出来るわけもないし、アニメ的キャラデザに落とし込む必要はあるだろう。でも、それにしたって前時代的すぎやしませんかね? 原作イメージからかけ離れすぎてませんかね? 元々の絵でも個々のキャラクターの顔のデザインってそこまで大きく変わらないので、ゲームでは華美な装飾品で区別をつける方向になるわけなのだが、アニメデザインだといちいちチャラチャラとアクセサリーを振り回すわけにもいかず、外側ですら簡素なデザインになってしまう。すると、ますます「嘘臭さ」「チープさ」が際だつことになり、通常のシーンはもちろん、戦闘シーンはよりショボさが目立つ。動きが悪いとか、作画が粗いとかじゃないんだ。もう、デザインの時点で駄目なんだ。これ、原作ファンは納得出来るんだろうか……。そして、動画がいいかって言われるとそんなこともない。I.G.制作の「BASARA」は怪獣大決戦のごとき嘘バトルが画面に彩りを添えたが、今作の「なんか知らんけど壁を駆け上れる真田」とかは、昭和のギャグみたいにしか見えないんだ。「ふざけてやってる」じゃなくて、「そうとしか描写出来ないからそうなった」画に見えてしまうんだ。どうしたらいいのさ。 そして、当然シナリオの方だって地味である。「BASARA」を見ていた時には「こんなアホな設定にしやがって、歴史を馬鹿にしてるとしか思えない」と苦笑していたものだが、やっぱりフィクションにしてしまうなら、アホでもなんでも振り切った方がいいな。今作1話目だってきちんとドラマはあるのだろうし、何かが破綻しているわけでもないのだが、「そうなれば、そうなるやろ」の連続で盛り上がりが一切無い。その割に細部は適当で、結局北条が死んだ扱いになるのかどうなのかもうやむやなままで「歴史的大決戦」が幕を閉じてしまった。これを毎週追いかけるのはなかなかの苦痛だと思うぞ……。 何か良いところを探そうと思ってもなかなか見つからないが……おねね様の衣装は引き続きアニメでもエロかった。そういや、ゲームでもわたしゃねねさんが好きでずっと使い込んでたんだっけ。Orochiのねねはアクション繋げるとほぼ無限コンボみたいな無敵技が連発出来て楽しかったのよ。ゲームは、楽しかったのよ……。 ○「夜ノヤッターマン」 6 そのインパクト抜群のタイトルで注目を集めていた一作。一体どんなものが飛び出してくるのかと思っていたら……なるほど、完全にエロミーニングだと思ってた「夜の」っていうのはそういうことなのね。 基本的にわたしゃ「ヤッターマン」について何も知らない。いや、日本国民が持っている一般知識程度には概要は知っているが、実はほとんど見たことがないのでディティールはよく分かってない。まぁ、ドロンボー一味が悪だくみして、ヤッターマン一味がそれを打倒して、ビックリドッキリして、おしおきだべ〜で終わり、っていうくらいは分かる程度。結局平成版もほとんど見てなかったし。そのせいで、新たにスピンオフ作品が作られると言われても「ピンと来ないんじゃないかなぁ」と勝手に思っていた。ただ、事前の特番で「ドロンジョー一味が主人公で、しかも幼女です」と言われた時には「もしや?」という期待も湧き、とりあえず1話目を見てみたわけだが……こりゃすげぇのが出てきたぞ。 話の筋立ては、バックグラウンドを一切考慮しなければ至極ありきたりのものだ。まさに王道展開。貧しさに苦しむ一般市民が実は「選ばれし者」の末裔であり、圧政を敷く悪王、つまりは魔王を退治するために仲間と一緒に旅を始める。どこをどう切り取ってもRPGのスタート1話目である。ただ、この構図の「善悪」がぐるっと入れ替わるだけで、なんだか随分倒錯した状態に見えるのが面白い。誰がどう見ても、幼女は正義だ。彼女の真っ直ぐな生い立ち、愛のある幸せな家庭環境はこれでもかというほどに見せつけられているので、どんだけひねた人間でも「ドロンボー一味が悪い奴だ」なんてこたぁ考えるはずもない。過去の歴史はどうあれ、この作品の幼女は「正義」である。そして、その正義を苦しめる存在であるヤッターマンは、どう見ても悪として描かれている。分かりやすすぎるが故に、なんだかとてもいけないものを見ているような気がしてくる。原典に興味がなかった私のような人間ですらそうなのだ。もし、元々の「ヤッターマン」をよく知っている人間がみたら、ひょっとしたらネガティブな印象を与えてしまうかもしれないくらいのものではないだろうか。こんなんで大丈夫か、と思ったが、ちょっとフライング気味で公式ページ確認したら、どうやらドロンボー一味にはこれから同行者が現れるらしい。そしてその2人の男女の名前は「ガ」リナと「ア」ルエットという。ガちゃんとアちゃんですよね。更に極めつけはCVが吉野裕行と伊藤静……。まぁ、そういう筋立てになるんだろうな。今後の展開がどうなるのか、引き続き王道ながらも楽しみです。 で、そんな分かりやすい筋立てではあるが、1つ1つの要素が非常に丁寧に作られており、嫌でも期待が高まる1話目になっている。まずもって幼女が可愛いというのが一番でかいのだが、それを取り囲む2人の手下連中のコミカルな挙動は、これだけ等身が高い作画であるにも関わらず、不思議と原典のギャグタッチが透けて見える絶妙な配分になっている。もちろん、ギャグだけに偏ってしまってはせっかくの設定が無駄になってしまうわけで、きちんとシリアスな部分はシリアスかつスマートにまとまっている。この「本来ならギャグアニメで使われるような動きをシリアスの中に取り込む」という技法はとても新鮮で、それだけで「新たな時代のヤッターマンを見ているのだ」という説得力がある。最近のタツノコはこっそり良い作品を世に送り出しており、同じくリメイクでは「ガッチャマンクラウズ」も面白い作品になっていた。更なる変化球で投げ込んできたこの新たなヤッターマン、時代に即したヒット作になってくれるんじゃなかろうか。監督の吉原達矢氏ってのはどこかで見た名前だと思ったら、「むろみさん」の監督やってた人なのね。今回の画を見てたら妙に納得出来るわ。 中の人の力も、当然作品を引っ張り上げる大事な役割を果たしている。やはりキタエリは素晴らしい役者である。完璧な幼女である。完璧な可愛い幼女である。そして平田広明のボヤッキー、三宅健太のトンズラーという、渋さの中に絶妙なコメディを混ぜ込める2人の手腕。この3人が中心にいれば、まず心配はないだろう。上述のように、後からヤッターマンの2人も合流するみたいだし、既にブタ役でちあきんぐもいるし。っつうか、御前は既に今回ママン役で他界してるやんけ。そんなとこで兼ね役まわさんでもいいと思うんだけど(まぁ、エロ可愛かったので良しとする)。 ○「純潔のマリア」 6 ぴかしゃの巨乳ビッチが安定しすぎるのは何故なんでしょうね。フクロウ可愛いなぁ。 原作、読もうと思ったこともある気がするけど、1話目観ても全く思い出せないところみると、多分読んでねぇな。未読。おかげで何が起こるのか全く分からない作品なのだが、1話目、良いのではないでしょうか。一切退屈せずにぐいぐい見せられました。「可愛い」と「すごい」が上手い具合に同居してるアニメになっている。 とりあえずの誘致要因はなんといってもマリアのキャラクターそのものだろう。処女云々は昨今の日本のアニメ業界にもそのままぶっ込めるネタなので、舞台が中世ヨーロッパになっているのに不思議と近しい感覚がある。そういや「シンバシノミコ」(光永康則)なんかも処女性をネタにした漫画で、最近は割とこういうネタ回しが流行っているのかもしれない(女性がどう受け取るかは知らんが)。そして、なんといってもマリアのひーちゃんボイスである。金元寿子といえばロリ専門声優だったので、なかなか「大人の」女性を演じる機会が少ないのだが、今作のマリアは大人なんて歳ですらないだろう。こういう役だとどんな声になるかと思っていたのだが、なるほど、良い方向性。映像も割と自然に動けているし、アニメのスタート地点として「マリア可愛い」は申し分無い。そしてそこに「ぴかしゃエロい」が重なり、2人の掛け合いだけでも満足出来るだけの中身が出来ているのがナイス。フクロウ実体化後のあのかっこう、もう服じゃないじゃん。紐じゃん。そりゃぁ狙われた男の方だって色々捗るってもんですよ。ぴかしゃの「巨乳声」(本人談)もブレないよなぁ。潔癖黒髪ロングから淫乱フクロウまで、変幻自在の日笠節である。 そんな中の人フィーバーだけでなく、地味な部分からアニメーションがやたらしっかりしているのがとても好印象。特に見どころとなったのはフランス・イギリスの戦争パートで、当時のもっさりした武器による戦闘シーンをかなりあけすけに、じっとりと描写している。原作でもこういう描き方になっていたんだろうとは思うが、今作を見てると改めて「遠距離射撃武器って強いよな」ってことが確認できる。どこぞの魔弾アニメなんかよりもよっぽど弓矢が強そうな世界だ。更に近接戦闘に入る際の槍での牽制とか、いざとなったら剣で突き刺すんじゃなくてメイスやらシールドやらでガンガン殴り合ってぶちのめしていくところなんか、いかにも「農民上がりや傭兵連中の安上がりな戦争」っぽくて凄く新鮮。こういう戦争ってアニメでは初めて見たかもしれない。こんだけもっさりじっくりやってくれているおかげで、マリアの破天荒な乱入劇も際だつようになっている。ドラゴン召喚の無体なシーンなんかも割と楽しい画になってたし、1話目としてはかなり良い導入なんじゃなかろうか。スタッフロールを見れば、脚本倉田、そして監督・コンテが谷口悟朗だ。そりゃぁ納得。演出にも浜名さんがついており、今後もここでI.G.の精鋭が良い仕事をしてくれそうです。 ひーちゃん、ぴかしゃと来て、あとはロリっ子の加隈ちゃん、そしてもう1人のビッチに能登麻美子という神々しいキャスティング。もう、これだけで満足。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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