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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「M3〜ソノ黒キ鋼」 5

 まだあった新番組。実は明日まだもう1本ある予定ですが、これでようやく今期も終わりです。今期はトータルで36本。まぁ、こんなもんかしら。

 突如半端な時期に放送を開始したオリジナルアニメで、その全容は全くの不明。分かっているのは、なんとも面妖な製作スタッフであるということ。製作がサテライトで、脚本が岡田麿里。ここまでならこれまであった組み合わせで、メカデザインに河森さんが入っている事も加えて、「あぁ、アクエリオンとかAKBの延長線上か」と思えるわけだが、実際には製作母体はそこにない。なんとこないだ「全力愚少女」の特番で「スケジュールヤバい」と何度も漏らしていた佐藤順一監督がメインの企画なのである。サトジュン+サテライト濃度濃いめってのは今までになかった組み合わせである。

 一応この変則的な組成には理由があるようで、サトジュンは最近「たまゆら」「わんおふ」あたりの「ARIA」から繋がる系譜の作品を多く担当しており、割と作風が一方向に固まっていた。「ファイブレイン」はちょっと違うけど、いうてもあれも子供向けっぽいことは否めず、これまでの履歴から外れるものではない。そこで、そろそろ今までやっていなかったことをやりたくなったのだろう。思いっきりダークな雰囲気を前面に押し出して新しいアニメを作りたくなったと、そういうことらしい。そのためにホームグラウンドであるTYOではなくサテライトと提携し、ダークっつったらそら岡田麿里であろう。ついでに河森さんまで手を貸してくれたってんだから、なかなか贅沢な布陣ではないか。

 そんな謎アニメの1話目だが、なるほど確かにダークでハードな雰囲気はそれなりに出ている。謎の生物赤ウンコ、違う、イマシメと呼ばれる異界の住人が真っ暗な世界の中をうごめき、人類はそれに対抗するためになんかよく分からない学生集団を結成して1発2千万円の杭を使って戦っている。うん、大体の世界構造は何となく見えるし、まだぼんやりしてる部分については今後の課題ってことになるだろう。オリジナルだし、全部が全部クリアになっているわけではないが、何となく追いかけるべき部分は分かるようになっているし、「分からない」部分も決してストレスにはならない。悪くない導入だったのではなかろうか。まぁ、その分有象無象のラノベとの差別化もなかなか難しい部分があり、今期だと「ブラッドブレッド」なんかとイメージが被ってしまうのだが。一応オリジナルの面白い部分として、キャラの個性が割と良い方向に出ている、というのはあげられるかもしれない。中でも1話目からいきなり発情全開で主人公に食いついてくるビッチ風の子は、なかなか最近のアニメでは見ないキャラ付けなので面白い。まー、キャラデザは目力強めでちょっと苦手ではあるのだが……そのうち慣れるでしょう。

 後は当然中の人。発情ビッチさんは安定の日笠であり、「ノゲ」に引き続き松岡・日笠コンビがテンション芸をお送りすることになりそう。その他のレギュラー面子も充分な布陣が揃っており、久しぶりにこういうところでメインを張る矢作パイセン、そして安定のダウナーキャラがずるずる沈み込みそうな福圓先生。パイセンは1話目からウンコウンコ言ってって安定の中の人だった。日笠と同じ現場なので色々ハッスル出来そうなのが何よりである。更に、ほとんど登場シーンが無かったのに、何故か各キャラの幼少期のボイスに無闇に力が入っており、麻里奈、サトリナ、津田、種ちゃんという高カロリー。1話での伏線もあったし、今後は幼少期の回想にも注目だ。うん、先が読めないことが良い方向に働きそうで楽しみだよ。

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○「デート・ア・ライブⅡ」 5

 1年空いての分割2クール目。1期はそれなりに楽しんで観ていたので、2期目もそれなりです。

 1期は製作がAICだったのだが、2期目で「いなこん」を作っていた「プロダクションアイムズ」に変更されており、「え? スタジオ変わったの?」と思ったが、どうやら元々AIC派生のスタジオらしく、スタッフもそこまで大きな変更はない。相変わらず元永さんの作品は好きなので、きっと今期だって良い仕事をしてくれると期待している。まぁ、何故か1話目は監督じゃなくて岩畑さんコンテだったけども。

 1期との変更点は今のところほとんど無いような気がする。若干キャラの造形が丸みを帯びたかな、という気もするけど、そもそも1期の絵を覚えてないので気のせいかも。1話目から随分良い最終回みたいな話で、とりあえずこれまでの設定がどういうものだったかをざっと復習するお話。1期も中盤以降だと十香が割と空気になってたからね、ここできちんと彼女の正ヒロインとしての立ち位置(最強お馬鹿)を確認しておかないとね。彼女は単体で充分可愛らしいと思うのだけども、いかんせん回りの精霊たちがライバルとして強力なのでなかなか大変である。そして、十香とならんで1話目から強めに攻めてきているのが折紙さん。あれぇ、こんな頓狂な人だったっけ……なんか、アカン度合いがパワーアップしてる気がする。設定だけを見ればかなり悲劇のヒロインのはずなんだけど、緊張感ねぇな。まー、あくまで十香たち精霊をベースにすると「泥棒猫」のスタンスだからなぁ。

 ヨシノはすっかり単なる幼女枠で落ち着いてしまったし、多分琴里もこれ以上大きく士道に関わってくる展開もないだろう。次回予告では早速新キャラも出てきたみたいだし、元々ハーレムアニメだったのが純粋にパワーアップしそうな予感。置鮎ボイスの変な敵、そして今作でも「人類最強」になってしまった伊藤静(参考:神裂さん)と、敵側もなかなか強力である。そしてもちろん、1期を盛り上げた立役者である狂三さんもまだまだ元気。彼女が今期もキチピーな活躍をしてくれるといいね。

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○「メカクシティアクターズ」 4

 ささみさんが頑張る話かな? なんか噂にはなってた作品だけど、普通のシャフト、っていうだけだった。

 1話目を見ても何がやりたいのかはさっぱり分からない。いつもなら「これだからラノベは」で終わりなのだが、元々これってラノベじゃないんだよね。流石に分からなすぎるからちょっと調べてみたけど、「楽曲を元にした小説」って何さ。そこから分からんわ。その楽曲は何を元にして作られてるんだろう。楽曲にシナリオがあるんだったらもとからそれが小説みたいなもんだろうけども。イメージが湧きにくくて「んん?」って思うたびに、これまた知人に言われた「ソワカちゃんの出来損ないみたいなもんやろ」という言葉が頭をよぎって鬱陶しい。ソワカちゃんは「楽曲を元にしたアニメ」……というか、楽曲がアニメ。ソワカちゃんアニメ化だったら良かったのに……。

 まぁ、そんなこんなでさっぱり分からない作品であり、1話目の内容もよく分からない。とにかく、毎度お馴染み引きこもり主人公が、可愛い女の子のアプリを入れたら、なんかすごいアプリだった、っていう話なのね。それ、ジャンプで今連載してるやん。エロ漫画よりエロいあれや。ただ、今作の場合は何が凄いのかもよく分からなかった。ズヴィズダーのロボ子だったらもうちょっとダイレクトに活躍してくれたけど、今回のアプリアスミスはうだうだ言ってるだけのいつも通りのウザいアスミスだった。まぁ、これはこれで可愛いけども。結論「阿澄元気で飯が美味い」。やっぱりささみさんじゃないか! 監督が八瀬さんなので割とシャフト度合いは強めになってるんだけど、元々何がやりたいかが見えてこない物語にシャフト演出で補正かけられるとますます分からなくなるから厄介なんだよね。流石に1つ1つの演出意味を考えはじめたらきりが無くなってしまうし、そこまで観念的な意味が込められているとも思えないし。これだったらまだ分かりやすいシャフト演出でニセコイの方が楽な気が……あっちもアスミスを楽しめますやん。

 まぁ、「さっぱり分からん」が先立つばかりなので、今後何かこの作品が狙いたいコンセプトが見えてくれば、ひょっとしたら面白味が出てくるのかもしれないけどね。ただ、そう思いながら見てたささみさんはそこまで盛り上がらなかったからね……。

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○「棺姫のチャイカ」 4

 なんだっけなぁ、この主人公の髪型、どっかで見たことあるんだけど……一向に思い出せない……なんだっけ……。

 ずっと主人公の髪型ばっかり気になってた作品ですが、ラノベはラノベでも今期では案外珍しい「わからん系」のラノベ。色々と専門用語が出てくることもあるが、まず、誰が何したいのかがよく分からないとこから面倒。たまたま道に迷ってヒロインチャイカにあった主人公。山の中でたまたま源獣:キリンにあったら死を覚悟する主人公。「あいつに狙われたら逃げられるわけがない」って言ってたけど、そんな危ない山に入るなよ。イレギュラーならもうちょっと驚けよ。そして突然スーパーサイヤ人になる主人公。そんだけ強くて逃げるの諦めるなよ。チャイカの棺から出てきたのはパブリチェンコちゃんばりのでかい銃。その入れ物として棺を背負ってるのはギリギリ理解するとして、流石にお城への突入作戦の時はおいてけよ。何か理由があるのかもしれないから持っていこうとするのは許すとしても、邪魔過ぎるんだから主人公兄妹はもうちょっと文句言えよ。酒場の中壊して回るような重犯罪人に対して村人が寛容すぎるよ。で、結局この兄妹は何者なのよ。

 分からないことだらけの第1話。やっぱりラノベはこうでなくちゃね! ……まぁ、別にこれから先解決すればいいことばっかりだからあんまり気になるわけじゃないんだけど、1つ1つの設定が割と放置気味で淡々と進行してるように見えるのが気になるんだよね。一事が万事にならないといいけどなぁ。 とりあえず製作は安定のボンズ。……って、今期ボンズ多くね? 冬にも「ノラガミ」と「ダンディ」で2本やってて、今期は「アース」「ソウルイーター」でこれ……多くね? まぁ、去年ほとんど放送が無かったから、多分その間に製作されてたもんだとは思うけども。監督は「キルミン」の増井壮一。なんの縁なのか、メインヒロインチャイカ役はポチ姉役だった安済知佳である。今期じわじわ仕事が増えてきてるのはいい流れなのかしら。そして、1話で気になったのは妹ちゃんの方。キャラが尖ってるので結構印象に残るのよ。なかなか珍しい「ハンマー振り回し系ヒロイン」としてニーズがあるかも。中の人が知らない名前だけど新人みたいね。このあたりの活躍次第かなぁ。

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○「風雲維新ダイ☆ショーグン」 5

 あ、あほな奴だ。なんで短期間でこんなにコンセプトの被ったアニメが連打されなあかんねん。

 事前に知人から聞いた評価は「ノブナガザフールなんかよりよっぽどおもろいけど、あれより全然うごかんで」というもの。アニメの感想を求めて「動かん」っていう返事が返ってくるのもどうなのよ、と思ったものだが、実際に見てみると…………なるほどうごかねぇな。いや、「動かさねぇな」の方が正しいのだろうか。基本的には1枚絵で繋げるだけ繋いでいくスタイル。多くの画面を単発絵のズームで処理したり、リップシンクだけで回したり、何度も同じ絵を繰り返してみたり、見た目は「アニメって元々こういうもんだよなぁ」ということを思い出させてくれるようなもの。ひょっとしたら「動かさないシーン」の作り方でいったら、「キルラキル」みたいな懐古コンセプトが含まれているのかもしれない。いや、あっちは完全に狙ってやってたけど、こちらは単純に経費削減、人員削減の目的が強い気がするけど。

 ただ、「動かさない」が必ずしも悪いことではない、というのはいつもの話。まぁ、このアニメは正直「狙って演出意図から止め絵を多用している」とはとても思えないので手抜きである感はぬぐえないのだが、それでも「動きがなくても何となく筋立てを進めてしまえばいいや」という開き直りはそれなりに機能している。1枚絵レベルでいう「作画」は非常に良く、割と濃いめのキャラクターデザインは(かなり好き嫌いが分かれそうではあるが)きっちりと艶っぽく見せている。このままエロ方向でも見せていくのだとしたら、最終的には「ノブナガザフール」+「ダイミダラー」÷2みたいな完成形になるような気はする。まぁ、いくらで割るかはこの後変わってくる気もするけど。製作がJ.C.で監督が渡部高志っていう時点で、そこまでどでかいサプライズはないだろうなぁ。良くも悪くも安定感を求める人なので、多分1話で出てきたものがこのアニメの全てじゃないかな……うん、これはこれで良い気もする。そこそこのアホさ加減、そこそこの活劇、そしてそこそこのエロ。……一番盛り上がる要素はエロじゃねぇかな……アクションで期待は出来ないし、ロボ戦闘もどうでも良さそうだし。

 あとはまぁ、中の人かな。今期は微妙に川澄綾子の発信源が多くて、一時代前に戻ったみたいなノスタルジーが味わえる。そして、「謎の美女」枠が多すぎる気がするみゆきちのエロ声がたっぷり堪能出来るのも実に良い。っつうか、あのキャラは単に不二子ちゃんなんじゃなかろうか。来週は田村ゆかりも参戦するみたいだし、本当に、色んな部分が10年タイムスリップした作品だな。

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○「神々の悪戯」 4

 神アニメキタコレ、もう、キャラクターが全員神。……嘘は言ってない。

 正々堂々たる乙女ゲーアニメ。キャラデザがカズキヨネの時点でもう準備万端だ。これまで乙女ゲーの題材として様々なモチーフが犠牲になってきたわけだが、事ここに至って、ついに乙女ゲーは神をも恐れぬ所業に出た。各国各文明の有名な神様と恋愛出来るようになったのだ。いや、考えてみりゃ神様が萌えキャラになるのなんてずっと昔からある文化だったんだから、それが女子向けになるのも何ら不思議じゃないな。それにしたって神様のキャラづけがいつも通り過ぎるだろ、とは思うけども。何せ最初に登場した5人の神の中にホモが2組も混ざってるからな。確かに「問題児の神々」には違いないな、と思ったけど、神々の恋愛感情が歪みまくって人間の倫理観では確実にイカれてるのって、ギリシャ神話の昔からの伝統だからなぁ。いまさらゼウスさんが是正のために学校を立ち上げてもしょうがない……っていうか、歴史的に見たら恋愛事情が一番ふしだらでぶっ壊れてるのって、ゼウスさんじゃないんですかね……。

 この手のアニメにはお約束で突っ込みどころは本当に満載。あとは全てテンプレートの上を軽やかに滑っていくだけである。デザイン面は既に結果を出したもの、アニメとしての映像も綺麗だし、キャストも万全。ある意味安定のコンテンツだよ。そして、これを切れるかどうかでボクの今期の視聴本数も変わってくるわけなんですよね。…………ヒロインが、はやみんだからさぁ……もう、こっち目線だと「いかに酷いシチュエーションで早見キャラに変な声上げさせるか」っていうドッキリ番組なんだよな。あと、「BROTHER CONFLICT」ばりの素敵エンディングも見逃せないよね。ヘルプミー。

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○「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」 5

 「ちょっとした冒険だな」ってチーフが言ってくれそうなオープニングだったにも関わらず、アバンが終わったら一切そういう要素が無くなったのでちょっとしょんぼり。ボウケンジャーは名作。異論は聞かない。

 「ピンポン」はいかにもなノイタミナ作品だったが、こちらはそうでもない割と普通のラノベ。こないだどっかで「日本は太平洋上の人工島に学生住まわせすぎ」っていう突っ込みを見たことがあるが、まぁ、確かにそうだわな。学生をわざわざ特殊機関に隔離して育成する意味ってどれくらいあるんだろうな。学園都市、おめぇのことだ。まぁ、この島は一応「専門研修などの施設も充実して」っていうささやかなフォローは入ってたけどね。島全体が結界で覆われてたり、何かの封印があったりしなければいいんだけど。

 当然この手の人工島でのお話なのでバリバリファンタジー要素が詰め込まれるだろうとは思われるのだが、1話目はそこまで焦ることなく設定が説明される。メインヒロインがどういう存在なのか、そしてそれに対して主人公はどのように考えるのか。いきなりの幽霊に面食らいそうになるが、作中のキャラ達があまりに普通に接してるもんだから、「まぁ、それでいいんかな」という気になる。幽霊モチーフのくせにあんなに存在がはっきりしてるのって、本間さんちの芽衣子ちゃん以来だよ(ノイタミナ繋がり)。悲痛な過去を背負ってるんだからもっと沈んだキャラであるべきなのだが一切そんな様子がないのも同じ。この設定だと、はたして彼女を殺害した犯人を捕まえる流れになるんだろうか? ならない気がするね。よく分からない超人たちがよってたかって捜査しても解けなかったって言っちゃったしね。じゃぁここから何するんだって、そりゃ埋蔵金探しなんでしょうね。ちょっとした冒険だな。

 製作はA-1、監督は久しぶりにノイタミナに帰ってきた亀井幹太ということで、アニメとしての安定感は高い。キャラが動くのを見て何故か「エウレカセブンみてぇな絵だな」って思ったけど、言い換えれば安定して見やすいってことだ。安易な設定が多いのはしょうがないが、キャラも現時点ではあまり鼻につく行動は無くて見やすい。主人公が割と真っ直ぐで潔いのが見やすい理由かも。「おっぱいの代償として腕一本くらいっ」っていうのは潔さなのかどうか分からんけど。男女2人で一つ屋根のしたなんだから、もう少し直接的な描写があってもええんやで(まぁ、幽霊だけど)。現時点ではどういう筋立てになるのか分からないので「展開次第」としかいいようがないけど、良い方向に転がっていけばいいなぁ。

 中の人は、なんと田辺留依が早くも2本目の主演。流石に初見で聞いてもまだ認識は出来なかったのだが、違和感が一切無く溶け込んでいたので、やっぱりこの子は割と上手いんだろうと思う。主人公は安定の小野Uであるが、まぁ、彼も器用だよね。「ハマトラ」の時みたいにヌルッとした変態っぽいのも面白いけど、やっぱりこういう分かりやすいキャラの方がしっくり来るかな。その他、回りを固めるのが阿澄・花澤・内山・伊藤かな恵と、相変わらずのラインナップ。なにも心配はいらない。

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○「エスカ&ロジーのアトリエ」 5

 このタイトルは本当に大丈夫か、と思ってしまう病気の人。日本語だと「&」って「と」って読む場合もあると思うんですがねぇ……なんでこんな名前にしたし。

 なんて酷い茶々入れはさておき、あのアトリエシリーズがついにアニメ化されたという。まぁ「あの」って言ってる割にはあんまり知らないんだけども。アトリエシリーズをやったことがないわけじゃないんだけど、まだゲームをやっていた時期との関係で、マリー→エリーで終了したんだよね。PS1やで。「あれからコンスタントにアトリエシリーズって発売されてるよなぁ。一体どれくらい出てるんかいのう」と思っていたら、アニメオープニングで堂々と「A15」と表記され、それが通し番号だと知って度肝を抜かれた。15本ってすげぇな。ドラクエなんかよりよっぽど出してるやないか(テイルズには負けるか?)。

 そんなわけで、何となく雰囲気は知ってるけど多分10年以上ぶりに見るアトリエ感。そうね、こんな感じだったかもしれないわ。シリーズによって雰囲気は変わるのだろうけど、RPGといっても特に殺伐とするわけでなく、おつかいにコレクションを交えながら、少しずつ作れるもののバリエーションを増やしていく楽しさっていうのは何となく思い出せる。私の愛するボードゲームの概念とほぼ同じよね、拡大再生産のワーカープレイスメントだから。1話目は、エスカが錬金釜をつかって最初に作ったのがりんごのタルトだったのでほっこりしたが、その次に作ったのはまさかの「風車のシャフト」である。……やっぱ錬金術すげぇ。そりゃロジーさんも驚くわ。どこの家の錬金術マニュアルに「風車のシャフトの作り方」とか書いてあるんでしょうね。

 世界観はフリーダムではあるものの、牧歌的でゆるゆる流れる「適度な新鮮さ」は割といい感じ。製作はここのところのりにのってるStudio五組で、監督はなんと岩崎良明。岩崎さんは割と好きな監督なのだが、最近あんまり仕事見てなかったよな……と思って確認したら「ミス・モノクローム」って書いてあった。知らんがな。まぁでも、この牧歌的でゆるゆると女の子の生活を描くタイプは割と岩崎さんの得意とするジャンルじゃないでしょうか。1話目からエスカが割と真っ直ぐに愛嬌がある。特に目を見張るほどの萌えキャラってわけでもないんだろうけど、「人に好かれるキャラ」という立ち位置の真っ直ぐ少女でよろしい。出来ればこのまま彼女が何くれとなく村の雑用を任されて色々と試行錯誤しながら錬成している様をのんびり見ていたい。元々のゲームもそういう目的やろ。私の知っているアトリエシリーズと違うのはダブル主人公で野郎がいるというところだが……まぁ、別に嫌味はないよね。最初に「都会ではこんなの見たことねぇよ!」って言い放った時には「お? やな奴か? 田舎馬鹿にすんなよ?」と思ったが、別にそんなヤな奴じゃなかった。まぁ、主人公だから当たり前か。あんまりくっついたの離れたのっていう目線でこの2人を見守りたくはないんだけどねー、出来れば男女の友情でお願いします。

 そんなこんなで割と可愛らしいエスカであるが、まぁ、中の人頑張ってる。泣く子も黙るそんせんなしころもさんであるが、やっぱりお仕事してると美少女になるんだ。不思議だよなぁ……この人どこから出てきてるんだろうなぁ……ついに初主演まで掴んでしまったか……ついでにOPまで歌っており、こちらも随分達者で舌を巻く。りえしょん旋風は留まることをしらないけど、誰か止めてくれても良い、適度なとこで。

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○「シドニアの騎士」 4

 SF。ぼちぼちロボものも増えてきたな。これは一目で「あ、ロボに力入れたいんだな」って分かる作品なので、何が出てくるか想像出来ない「キャプテンアース」なんかよりは見るのは楽そうである。

 漫画原作のようだが原作未読。フルCGで描かれる世界は非常に自己主張が強く、かなり好みが分かれそうなアニメになっている。個人的には、あまり得手ではない。フルCGアニメというとつい最近は「アルペジオ」があったわけだが、サンジゲンの手によるアルペジオがかなり挑戦的で、まだまだ荒削りながらも「今後のアニメはこういう方向にも進んでいくのかもしれない」と思わせるものになっていたのだが、こちらのCGは、最新鋭は最新鋭なのかもしれないが、どこか懐かしさすら感じさせるいわゆる「CG」のイメージが強い。ディティールまで凝って作られているので「手抜き感」は一切無いし、ロボット戦闘パートなどは確かに電光石火で動くので頑張っているのは分かるのだが、逆に生気が無くなってしまった能面のようなキャラクターデザイン、そして重みが感じられない浮遊感を伴う人間のモーションなどは、なんだか初期の「堅い」CGそのままの印象。良く見れば本当に細かい動きまで意識的に作っているのだからアルペジオ以上の部分もあるのだろうが、このCGはあまり「みたいアニメ」の理想像になっていない気がする。

 まぁ、アルペジオだって最初は「浮いてるなぁ」と思っていたから、そのうち慣れていくものなのかもしれないし、この無機質な感じこそが本作の狙った効果であるという気もするのだが……ニーズあるかなぁ。同じ無機質なモーションってんなら、俺は別に「てさ部」くらいでもいい気がするしなぁ。多分、求めてる方向性が違うんだろうね。いや、今後ガンガン戦うようになったら、このデザインの良さも見えてくるのかもしれません。漫画の中身自体はスタンダードながらもそれなりに見やすいものだったので、しばらくは絵に慣れたり慣れなかったりしながらお付き合いしていくしかないだろう。

 そういや、なんで「てさ部」なんかが比較対象として出てきたかっていうと、当然モブ子がいたからだよね。すげぇナチュラルにモブ子とモブ江とモブ美がしゃべってるよね。もちろんあれも手抜きとかじゃなくてそういう世界設定なんだろうけど。クローンなのか、一般兵卒みたいな量産型亜人なのか。まー、メインキャラがアンドロギュヌれる世界なんだから何があっても不思議じゃないわな。こういう「普通じゃない設定」がしれっと出てくるあたりは面白そうだと思えるポイントよね。ふたなり本が捗る……か? この絵で?

 中の人は逢坂君、ぺ、それにふたなりに豊崎という刺激的なキャスティング。さらにこれにモブ子役を必死のキタエリが担当する。上田麗奈も大変そうだったけど、まぁ、キタエリならやれるやろ(適当)。そして、長官っぽいおねーさまが素敵よね。また巨乳だったわね。おめん被ってるからとんでもない素顔なのかと思ったら、普通のおねーさまでしたよ。まぁ、この世界のデザインだと美人かどうかはよく分からんが。あ、あと相変わらずangelaが荒ぶっている。もう、やりたい放題やな。

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