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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○北海道(犬) 
CV:水橋かおり モチーフ:じゃがいも
登場話数:#11 '12(01/20)
メイン回:「北海道の嫉妬(#11)」
語尾:「〜だべ」
公式設定「自分大好き。少々気分屋だけどスグにゴキゲン」

 
 試される大地、北海道の恵みであるじゃがいもの化身。一人称は「俺」なので性別は男の子であると思われるが、希に女性が一人称「オレ」を使う地域もあるために確定的ではない。北海道の方言はそれなりに特徴的なものであるはずだが、現時点では「だべ」「だべさ」など、いわゆるズーズー弁程度の発言を行っているのみである。

 登場後第一声で「オレ、北海道代表!」と名乗るほどに「地元名産品」の誇りがあるらしく、初対面の愛知と山梨に「北海道名物と言ったらなんだべさ?」と尋ねてみるという、ちょっとウザイ奴。旭川ラーメン、ジンギスカン,スープカレーなどの「料理」に負けたせいでなかなか名前が挙がらず、嫉妬のパワーで急速に発芽、成長し、じゃがいも特有の毒素を身体に蓄え続けるという危険な技を披露したが、根は単純な奴のようで、名前が挙がったとたんに手のひらを返して満開の花を咲かせるサービスも見せる。そしてその割りには、アイキャッチ画面ではじゃがバターとして食されるのを頑なに拒否するかのような振る舞いも見えるので、いまいち主義主張の分かりにくい奴だ。

 ちなみに、その後に公開された漫画「カレー」の中では、カレーにジャガイモを入れない派らしい静岡に対して激怒しており、やはり食材として消費されることを望んでいるようなそぶりが確認出来る。毒の芽は怒りのパワーで操作が可能らしく、握力も高い。普段が木訥に見えるが、怒らせたくないタイプ。

 
 中の人である水橋かおりは札幌市の出身で、声優を目指して高卒の後上京、割と順調なルートでアーツビジョンの花形声優の地位にまで上り詰めている。個人的にイメージしているキャッチコピーは、「エロゲーからNHKヒロインまで」。ハイレベルなお絵かき能力や投げ槍なトークスキルに定評があるが、個人的にはチョーさんと共演した時の少女のような憧れの姿勢が印象的である。
 
 
○青森犬 
CV:勝生真沙子 モチーフ:りんご
登場話数:#33 '12(01/12)(02/14)
メイン回:「青森犬式ダイエット法(#33)」
語尾:特になし(津軽弁)
公式設定「世話焼き好きでユーモラスな親戚のおばさん気質おばさん」


 青森といえばりんごだ。実は長野と言ってもりんごだったりする場合もあるのだが、そんな2位を鼻息で吹き飛ばせるくらいの生産高を誇る圧倒的存在、それが青森のりんごである。ちょっと調べてみたら、国内生産量の50%以上が青森県。2位長野の倍以上である。そりゃ「青森=りんご」になるわけだ。

 しかし、そんな定番イメージであるおかげで、この青森犬のキャラづけはなかなか難しいものになっている。先に登場した「果物犬」はぶどうの山梨、みかんの愛媛、桃の岡山、すいかの熊本と4体も存在しており、そのほとんどが「果物であること」を使ったネタを披露している。単に青森がりんごだったとしても、そこに独自のギミックがなければキャラとして成立しないのだ。フォルムだって、あまりにありきたりだ! ……で、結局登場エピソードは「りんごダイエット」をあつかったものになった。当の本人も「りんご食べれば痩せるはんで」と誘っているところを見ると、他の果物キャラ同様、食べられることにそこまで抵抗はないようなのだが、最終的に食べられたら文句を言っていた。お前は食べられたいのか、いやだったのか、どっちなのかと。

 
 中の人である勝生真沙子さんは、女性キャストの中でも屈指の大ベテラン。メインフィールドが吹き替えものなのでアニメでそこまでがっつりと絡むことは多くないが、声優の歴史を見る上では無視できない人物である。「わ(我)」や「こ(来い)」など、単音節に省略された青森独特の方言の使い回しはネイティブの貫禄が感じられて、実に聞きやすいご当地キャラになっている。ま、青森県民が本気を出すと、他所の地方の人間には何を言っているか分からなくなるらしいけどね。
 
 
○岩手犬 
CV:桑島法子 モチーフ:わんこそば
登場話数:#14
メイン回タイトル:「岩手犬のバランス(#14)」
語尾:「〜だべ」
公式設定「無邪気で好奇心旺盛な男の子。かわいい。」


 岩手名物の1つであるわんこそば。名前の由来は「椀」なので犬の「わんこ」とは一切関係無いが、よくネタになるモチーフなので、ある意味当然の具現化キャラといえるかもしれない。その特徴はなんと言ってもうずたかく積み上げられたお椀の塔であるが、アイキャッチ画面では投げ込まれる椀を次々と頭でキャッチする様子が描かれており、当然のことながら上部の椀は着脱可能であることが分かる。どこまでをもって本体とするかは難しいところか(お椀1つだけだとあんまり「わんこそば」って感じがしないよね)。この世界の住人の例に漏れず、食べてもらえることを誇りに思っている節があり、回りの連中に「最高何杯食っただ?」と興味津々で尋ね歩いている。その際に、積み上げられたお椀に頓着しないためにいつも回りからは崩れるんじゃないかと心配されている。

 
 中の人である桑島法子は、おそらく全キャストの中でも最も地域との密着度が高い声優。役者を志して転校したり、単身上京したりとアクティブなイメージの桑島だが、それもこれも全ては郷土愛、宮沢賢治への愛情などを裏打ちするものである。そのおかげで台詞の中に混じる方言の見事さも群を抜いており、「岩手犬」は完全に岩手出身のキャラクターとしてのイメージを確立させた。推測だが、「何杯くったべ?」などの方言なら脚本にもあったかもしれないが、「あっ、くしゃみっこが!」のような独特の言い回しは、おそらく桑島のアドリブであろう。ゆっくりと聞きたい岩手弁である。
 
 
○秋田犬
CV:あおきさやか モチーフ:なまはげ
登場話数:#24 '12(02/09)
メイン回タイトル:「裁きの鉄槌秋田犬(#24)」
語尾:「〜でねが」
公式設定「見た目とは裏腹に正義を尊ぶ女の子。怖い顔が赤い」


 秋田といえば伝統妖怪なまはげだ。なまはげとは生皮剥ぎのことで、地域によって「あまめはぎ」「もくりこくり」など様々な類似妖怪が存在しているぞ(ソースは「もっけ」)。そして、そんな赤鬼の面に手足をつければ、あっという間に秋田のマスコット秋田犬の誕生である。構造的には奈良犬あたりと同じなのだが、元々コミカルな要素もあるのがなまはげなので、何となく可愛いようにも見えるのが不思議。

 元々悪い子供を見付けて懲らしめる目的で動き回るのがなまはげ、そのセンサーはきっちり問題児を捕らえるらしく、本作のメインヒロイン愛知の前に突然立ちはだかり、「悪い子はいねが〜」とお約束の台詞。もちろん本当の脅し目的で言っているわけではないので、その後の反応次第では許してくれたり、本気で懲らしめてくれたりするのがなまはげのルールである。おかげで心底性根の腐った子(愛知)と清らかな心を持った素晴らしい子(山梨)の区別がちゃんとついており、山梨の友人を思う優しさに心を打たれ、「良い子過ぎるだろ」と涙を流す優しさも持ち合わせている。もちろん、愛知には手に持った包丁で「お仕置き」を行うのも忘れません。まぁ、この世界のキャラは大半が包丁で切られても問題なさそうなのは気になるところだが。また、漫画「大きく振りかぶって」では突如山形姉妹の前に現れて決め台詞を吐いたが、勝手に喧嘩を始めてしまったのを見るに見かねてお菓子を差し出す優しさを見せた。本当に、子供のために生まれた存在なんだなぁ。
 

 中の人であるあおきさやかは、一気に有名になった役名が「キョンの妹」という、何とも奇妙な運命を持つ。高めのロリボイスは天性の妹声ということになるが、吹っ切れた馬鹿っぽさがが売りの萌えキャラ全般にも対応出来る、いかにも「アニメらしい」声優である。
 
 
○宮城犬 
CV:佐藤聡美 モチーフ:こけし
登場話数:#13
メイン回タイトル:「都市伝説宮城犬(#13)」
語尾:「〜だっちゃ」
公式設定「2つの人格をもつセルフコンビ芸人。モチネタ有り。」


 宮城県は鳴子・白石・遠刈田など多数の産地を持つ、こけし。名産品としての品格を携えつつも、どこかはっちゃけた印象が憎めない印象の宮城犬。こけしの頭部に当たる顔と、ボディ最下部にある「犬」としての顔、2つの頭を持つ恐怖の双頭怪獣である。上の顔は外見にふさわしい穏やかで控えめな話し方をする東北美人(推測)だが、突然通りすがりの愛知と静岡に「ワタシ綺麗っちゃ?」と問いかけてくるホラーな行動に出る側面もある。そして、口割け女よろしく「綺麗」と答えられたところで、ボディ側の顔が突然現れて驚かせるのだ。どうも、都市伝説というよりは単なる悪戯者のようである。ちなみに、下の顔は隠れた状態でも移動することが可能であり、その場合には「犬」の要素がほとんど無くなり、単なるガタガタ揺れるこけしに見える。

 両方の顔に人格があるのかどうかは今のところ不明。ふたつの意志の集合体とも取れるし、「下の顔」の悪ふざけによる単なる腹話術にも見える。一応「犬」としての体裁を保つためには後者の可能性を推したいところではある。特技は「一人しりとり」で、上と下の顔が交互に発話してしりとりを展開する。13話で披露した時には「りんご」→「ゴリラ」→「ラッパ」までは普通のしりとりっぽかったのに、何故か最後に「パラディン」で落とすというよく分からない言語センスも披露してくれている。
 

 中の人である佐藤聡美は、高校時代に地元のアナウンスコンクールで賞を取ったこともある俊才。地元愛も豊かで、この度の震災には本当に心を痛めていた(JR職員の父君を含め、家族は全員無事とのこと)。以下余談。ワタシの好きな声優ベスト5に入るしゅが美であるが、彼女が尊敬する声優には、私の中の不動の1位である桑島法子・中尾隆聖の両名の名前が挙がっている。どこまでも私のストライクゾーンを狙ってくる奴だ。このしゅがめ、このしゅがめ。
 


○福島犬
CV:保志総一朗 モチーフ:起き上がり小法師
登場話数:#32
メイン回:「七転び八起き福島犬(#32)」
語尾:「〜なし」
公式設定「自由気侭にゆらゆらしてる男の子。すげえキュート。」


 秋田のなまはげもある意味ではそうだし、宮城のこけしもそう。東北地方は、民芸、伝承の類からの具現化が多い土地柄のようだ。福島県と言えば様々な農作物でも全国屈指の生産量を誇る農業県のはずなのだが、現在の複雑な事情を鑑みて、そのあたりは採用せずに復興の象徴たる起き上がり小法師が福島犬のモチーフとして採用された。気合いを入れるかけ声もかの有名な「うつくしま、福島!」というキャッチコピーであり、福島の復興に全力で挑もうという姿勢が伺える。福島といえば「赤べこ」も有名なのだが、牛は牛でちょっと問題がある、っていうのが今の福島の悩ましいところである。なかなか解決の糸口は見えてきません。

 で、そんなまるまるとした福島犬であるが、最大の疑問は「お前、どうやって普段移動するんだよ」という部分であったが、公式ページの移動マスコットアイコンのおかげで、「単に尻で移動する」ことが判明した。もう、犬とかいうこだわりは無いようだ。また、「起き上がる」ことが最大のアイデンティティなわけだが、その復元力はかなりのもので、なみなみとお茶を注がれた静岡を振り回してもちゃんと反発力が得られるくらいの動力を有している。なるほど、確かに復興のシンボルとしては心強い。ただ、お前が茶碗を割って瓦礫を増やしてどうするんだ、という気もする。
 

 中の人である保志総一朗は、御年間もなく40を迎えようとしているのに一切声に年齢を感じさせない、永遠の若武者。どれだけ若手が台頭したとしても、なかなか食い合うライバルがいないという独自の地位を築き上げた唯一無二の存在である。声を聞くだけでなんか楽しいのは反則だが、個人的には井上喜久子おねーちゃんとの絡みが好き。おかげで俺も「ぱっぴー」って呼ぶようになったんだよな。
 
 
○山形犬 
CV:遠藤綾 モチーフ:さくらんぼ
登場話数:#40 '12(01/12)(02/09,14)
メイン回:「2人は山形犬(#40)」
語尾:「〜だにゃー」
公式設定「ケンカする程仲の良い双子の女の子。阿吽の呼吸。」


 「山形と言えば?」と聞いて「さくらんぼ」という答えが返ってくるのはまず確実。それこそコーラを飲んだらゲップが出る以上の確実性だ。調べてみると、山形のさくらんぼ生産高は全国シェアの70%を超えているのである。そりゃ圧倒的だ。スタッフだってここまであからさまなシンボルをわざわざはずしたりはしませんな。

 ただし、サクランボと言われても結局は果物キャラなので、他の果物と差別化を図るためには、サクランボ独自の特性を利用する必要があった。そこでフィーチャーされたのは、粒の小ささから生まれた「双子」設定。確かに、サクランボというと大抵のイラストでは2粒がセットで描かれることが多く、「双子」設定はしっくりくるものである。「1粒で1人格っていうなら山梨は……」とか、考えたら負けだ。あくまで2粒で「1房」なのだから、そこはそれで納得すること。ただし常に2人で行動しなければいけないわけではなく、漫画「フルーツパフェ」では別々に切り離されても普通に活動している様子が描かれている。仲が悪いならさっさと切り離しちゃえばいいのにね。

 他の県では、何故か兄妹設定で2キャラ登場した大分や、未だどこが本当の顔なのか判然としない双頭の悪魔、宮城犬などが存在しているが、完全に同じ顔を持ち、同時にしゃべることが出来るのは山形だけの特性。そして、息のあったプレイを見せるのが「キャプテン翼」以来の双子のセオリーだと思うのだが、残念ながらこの作品では生半可な予定調和はぶち壊されるのが常である。珍しい「2キャラ同時登場」も、単に喧嘩のネタにしかならなかった。どうにも相性の悪い双子のサクランボは、平気でお互いに手を出す空気の悪さを維持したまま、今後の人生も微妙な空気で送っていくことになるのだろう。まぁ、正直言って、ほぼ同時に実を付けているであろうサクランボに「どっちがお姉ちゃん?」とか聞いたところで誰も幸せにはなれない気がするからね。あ、でも発生学的に考えると、こいつらの親もサクランボ(の実)ということになってしまい、永遠に双子問題は解決しないことになるのだが……やめよう、深く考えても誰も得しないのだから。

 ちなみに、好物は左側の実が「玉こんにゃく」で、右側の実が「だだちゃ豆」。「だだちゃ豆」は最近少しずつ名前を聞くようになった枝豆の一種で、最近やたら山形が名産として売りに出している期待の商品。玉こんにゃくも、丸いこんにゃくを醤油で煮て串に刺して食べるのが山形流。カロリーゼロなので子供のおやつにしても安心だし、味が濃いのでカロリーを考えずとも案外食べた気になるという、優秀なおやつである。良かったな、山形犬が不気味な半透明のこんにゃく犬にならなくて。

 
 中の人である遠藤綾さんは、割と遅咲きで30間近で一気にスターダムにのし上がった謎の経歴の持ち主。山形出身のステータスを使っているところは今のところ見たことが無いのである。山形弁を駆使してしゃべっているとこがもっと見てみたいので、山形犬は是非とも再登場してほしいところである。

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